JPH10229237A - 光増幅装置並びに光増幅器利得制御方法及び装置 - Google Patents

光増幅装置並びに光増幅器利得制御方法及び装置

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JPH10229237A
JPH10229237A JP9324699A JP32469997A JPH10229237A JP H10229237 A JPH10229237 A JP H10229237A JP 9324699 A JP9324699 A JP 9324699A JP 32469997 A JP32469997 A JP 32469997A JP H10229237 A JPH10229237 A JP H10229237A
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signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然放出光の影響を受けずに信号光の出力制
御を行えるようにし、また信号光と自然放出光を高精度
に測定して雑音指数を正確に算出する。 【解決手段】 信号光を増幅して増幅光信号を出力する
光増幅器において、増幅信号光の一部を分岐し分岐光の
うちの特定波長の成分を波長可変フィルタによって抽出
した後に透過中心波長を掃引する。掃引された光を受光
器で電気信号に変換しこれを微分してピーク検出し、一
方電気信号から増幅光信号の背景光のレベルを検出し自
然放出光レベルを検出し、演算処理部においてピークレ
ベルと自然放出光レベルのレベル差により信号光レベル
を検出する。このレベル差に基づいて上記光増幅器を制
御する。また、ピーク検出により信号光が検出されない
ときは、光増幅器を停止させる。自然放出光レベルから
雑音指数を算出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や光情報処
理に用いられる光増幅器に関し、特に増幅された信号光
のレベルを高精度に一定に保つことのできる光増幅器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光信号を直接増幅する光増幅装置
として、コア内部に希土類元素をドープした光ファイバ
を増幅媒体として使用する光ファイバ増幅器や半導体内
部での誘導放出現象を利用した半導体増幅器が知られて
いる。
【0003】これらの光増幅装置を光伝送の装置などに
使用する場合、システムの伝送レベルを一定に維持し伝
送特性を安定化させる為には、光増幅装置の信号光出力
を一定に維持する必要がある。この為、現在一般に使用
されている光ファイバ増幅器では、図6に示すように、
光増幅部10の出力部に光分岐器20を挿入し、光出力
の一部を分岐して受光器50で受光し、受光器50の受
光レベルが一定となるように励起光源13の励起光出力
を制御して、光増幅部10の光出力が一定となるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、光増幅装置で
は、増幅された信号光を出力すると共に、光増幅媒体内
で発生する自然放出光も出力する。この自然放出光が出
力光全体に占める割合は入力光レベルによって変化す
る。
【0005】このため、従来の光ファイバ増幅器のよう
に、単に増幅された出力光をそのまま受光器により受光
して制御するという方法では、自然放出光の影響によ
り、出力信号光のレベルを高精度に測定することができ
ない。したがって、受光器の受光レベルが一定となるよ
うに光増幅部を正確に帰還制御したとしても、信号光出
力レベルを一定に維持することは困難である。この自然
放出光の影響を回避する手段として、光分岐器と受光器
との間に光フィルタを挿入する手段が考えられるが、信
号光と同一波長の自然放出光成分を除去できない為、光
フィルタを用いたとしても自然放出光を完全に除去する
ことはできない。
【0006】また、光増幅部に入力される信号光が存在
しない場合でも、光増幅部から自然放出光が出力される
ため、受光器の受光レベルから信号光の存在有無を検出
することができない。このため、光増幅部の入力部に更
に光分岐器を挿入し、信号光入力状態を監視する必要が
あり、光増幅装置を構成する光部品の点数が多くなると
いう問題点も有している。
【0007】本発明の光増幅装置の目的は、自然放出光
に依らず信号光の出力一定制御を精度良く行えるように
することにある。また、信号光と自然放出光を精度よく
測定することにより雑音指数を正確に算出することがで
きる光増幅装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光増幅装置は、
上記課題を解決するために、信号光を増幅して増幅光信
号を出力する光増幅器において、増幅信号光の一部を分
岐して分岐増幅光信号を出力する光分岐器と、光分岐器
によって分岐された光の特定波長の成分を透過する波長
可変フィルタと、波長可変フィルタの透過中心波長を特
定波長の範囲で掃引して透過光を出力する掃引器と、透
過光を受光して電気信号に変換する受光器とを備えてい
る。さらに、電気信号を微分して微分信号を出力する微
分処理部と、電気信号のピークレベルを検出するピーク
検出手段と、その電気信号から増幅光信号の背景光のレ
ベルを検出して自然放出光レベルを出力する第1の背景
光検出器とをそれぞれ備えている。そして、第1の演算
処理部において、第1のピークレベルと第1の自然放出
光レベルのレベル差により信号光レベルを検出し、第1
の制御回路が第1の微分信号と第1のレベル差に基づい
て上記光増幅器を制御することを特徴とする。
【0009】また、本発明の光増幅装置は、さらに微分
処理部によって出力される微分信号の時間微分最大値か
ら信号光の存在の有無を判定する信号光判定部と、レベ
ル差により前記増幅光信号のレベルを監視する監視部を
備えている。
【0010】さらに、本発明の光増幅装置は、信号光判
定部による信号光有無の判定結果に基づいて、信号光が
ない場合には、上記光増幅器の動作を停止させる機能を
備えていることを特徴とする。また、本発明の光増幅装
置は上記特徴に加え、さらに、信号光レベルが一定とな
るように、光増幅器の出力を制御する光増幅制御機能を
備えている。
【0011】また、本発明の光増幅装置は、光増幅器の
入力側にも電気信号を微分して微分信号を出力する微分
処理部と、この電気信号の第2のピークレベルを検出す
るピーク検出器と、電気信号から信号光の背景光レベル
を検出して第2の自然放出光レベルを検出する背景光検
出部とを備え、第2のピークレベルと第2の自然放出光
レベルのレベル差を出力する第2の演算処理部を備えて
いる。そして、制御回路は、光増幅器へ入力される信号
光の信号光レベルと増幅信号光のレベルとの比から光増
幅器の利得を算出し、この利得が一定となるように光増
幅器を制御することを特徴とする。さらに、本発明の光
増幅装置は、上記利得と、第1の自然放出光レベルから
雑音指数を算出する雑音指数算出手段を備えている。
【0012】また、微分処理部における入力信号光の有
無の判定結果に基づいて、入力信号光がない場合には光
増幅器を停止させる光増幅停止機能、あるいは、入力信
号光または増幅信号光がない場合に光増幅器を停止させ
る光増幅停止機能、さらには入力信号光があって増幅信
号光がない場合に光増幅器を停止させる光増幅停止機能
を備えていることを特徴とする。
【0013】また、上記波長可変フィルタは、誘電体多
層膜を用いた干渉膜フィルタ又は、ファブリペロー干渉
計を用いた光フィルタ又は導波路又はファイバグレーテ
ィングで構成されていることを特徴とする。
【0014】ここで、光増幅装置の光増幅器が、希土類
元素を添加した光ファイバを増幅媒体とする光ファイバ
増幅器、又は半導体の誘導放出現象を利用する半導体光
増幅器であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の光増幅装置の基本構成に
ついて、図1を参照して説明する。
【0016】光増幅部10で増幅された出力信号光は、
光分岐器20を介して光伝送路に出力される。光分岐器
20で分岐された出力信号光は波長可変フィルタ30を
介して受光器50へ導かれ、受光器50の出力は並列に
接続されたピーク検出部60、背景光検出部70、微分
処理部80に入力される。演算処理部90はピーク処理
部60出力と背景光検出部70出力との差から出力信号
光レベルを算出し、微分処理部80は受光器50出力の
時間微分の最大値から信号光有無を判定する。制御回路
100は、演算処理部90出力に基づいて、光増幅部1
0の出力信号光が一定となるように励起光源13の出力
を制御する。また、制御回路100は、信号光の有無を
反映した微分処理部80の出力に基づいて、励起光源1
3の出力を停止して光増幅部10の動作を停止する。
【0017】本発明の光増幅装置の動作を図2を参照し
て、詳細に説明する。
【0018】図2(a)は、本発明の光増幅装置の光増
幅部10に入力される信号光のスペクトラムである。こ
のとき、光増幅部10からは、増幅された信号光Psと
光増幅部内で発生する自然放出光Paseとが加算され
た、信号光パワーPt(=Ps+Pase)が出力され
る(図2(b))。
【0019】光増幅部10の出力光を光分岐器20で分
岐して波長可変フィルタ30に導き、掃引器40により
波長可変フィルタ30の透過中心波長を掃引すると、受
光器50からは、図2(b)のような波長に対する光パ
ワーの変化が、図2(c)に示されるような出力電流の
時間変化となって現れる。
【0020】つまり、波長可変フィルタ30の透過中心
波長が信号光波長と一致した時には、急峻なピークが現
れる。また、波長可変フィルタ30の透過中心波長が信
号光波長と一致しない時には、自然放出光のみが受光器
50に入射され受光器50出力波形の背景レベルとなっ
て現れる。
【0021】微分処理部80は受光器50出力波形を微
分する。受光器50出力の微分波形出力は、図2(d)
に示されるように、信号光ピーク付近で極大値となる。
したがって、微分波形が特定値を越えたかどうかを判定
することにより、信号光の有無を判定することができ
る。判定結果は、微分処理部80から制御回路100に
送出される。
【0022】ピーク検出部60では、受光器50出力パ
ワーのピークレベルPtが測定される(図2(e))。
【0023】背景光処理部70では、図2(e)に示さ
れるように、微分処理部80での極大値検出から特定時
間経過後の受光器50出力レベルを測定する。このレベ
ルは、信号光を含まない、信号光波長近傍の背景光すな
わち自然放出光のレベルPaseに相当する。このピー
クレベルと背景光レベルが演算処理部90に導かれ、P
tとPaseから信号光Psが算出され制御回路100
に入力される。
【0024】次に、本発明の光増幅装置の信号光モニタ
部分の構成についてさらに詳細に説明する。図3は、本
発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【0025】光増幅部10からの信号光が光分岐器20
で分岐され波長可変フィルタに導かれる。波長可変フィ
ルタ30の透過波長は、掃引器40により、一定速度V
(nm/s)で特定波長範囲内を掃引される。波長可変
フィルタ30を透過した光は受光器50で検出され、受
光器50の出力に接続された微分回路130に入力され
る。微分回路130は、受光器50の出力を時間微分す
る。微分回路130出力は、ピーク検出回路131によ
ってそのピーク値が保持され、コンパレータ132に入
力される。
【0026】コンパレータ132は、基準値Vrefと
ピーク検出回路131の出力Vpeakとを比較し、V
ref≦Vpeakとなった場合に論理値1に相当する
任意の電圧Voを出力し、それ以外の時は0に相当する
電圧を出力する。これにより、信号光の有無が判定され
る。サンプル・ホールド回路133は、掃引器40から
の掃引終了信号をサンプル信号として、コンパレータ1
32の出力を保持する。
【0027】ピーク検出回路131は、掃引器40から
の掃引終了信号によりリセットされる。また、サンプル
・ホールド回路133への掃引終了信号の入力後に、ピ
ーク検出回路131への掃引終了信号が入力されるよう
に、掃引器40とピーク検出回路131の間には、遅延
回路134を挿入している。これにより、信号光の有無
の判定結果は、次の掃引期間終了までサンプル・ホール
ド回路133から出力され、つぎの掃引期間終了時点で
更新されることになる。
【0028】背景光検出部70では、コンパレータ13
2出力をサンプル信号として、サンプル・ホールド回路
121により受光器50からの出力を保持する。このと
き、コンパレータ132とサンプル・ホールド回路12
1との間に挿入された遅延回路120での遅延時間を、
波長可変フィルタの透過中心波長が信号光波長を通過す
る時間tに設定することにより、受光器50出力の背景
光レベルをサンプル・ホールド回路121で保持するこ
とができる。
【0029】ピーク検出回路110は、受光器50出力
のピーク値を検出して保持する。またピーク検出回路1
10は、掃引器40から掃引終了信号が出力された後、
遅延回路111の設定時間だけ遅れてリセットされる。
【0030】差動増幅器140は、ピーク検出回路11
0の出力Ptからサンプル・ホールド回路121出力P
aseとを減算し、光分岐器20を通過する純粋な信号
光Psに対応するレベルを出力する。サンプル・ホール
ド回路141は掃引器40からの掃引終了信号をサンプ
ル信号として差動増幅器140の出力を保持する。この
出力が制御回路100に入力され、そのレベルが一定と
なるように制御回路100が増幅部10の出力レベルを
制御する。
【0031】制御回路100では、差動増幅器142
が、サンプル・ホールド回路141の出力を基準電圧
(+V)と比較する。差動増幅器142では、基準電圧
との誤差を励起光源13に印加する注入電流に変換して
出力する。差動増幅器142の出力は、ゲート回路15
0に入力される。ゲート回路150は、サンプル・ホー
ルド回路133の出力がその制御入力に印加されてい
る。制御入力が論理レベル“1”であれば、ゲート回路
150への入力をそのまま出力する。一方、制御入力が
論理レベル“0”であれば、電流出力を0とする。
【0032】尚、電源電圧の変動等により、サンプル・
ホールド回路121の出力が掃引期間内で変動した場合
に制御回路100による光増幅部10の制御動作が異常
となることを防ぐためには、制御回路100の制御の時
定数を掃引期間よりも充分長く設定する必要がある。そ
の場合は、本実施例では比例制御のみで構成している制
御回路100に積分制御を実現する回路を導入すればよ
い。
【0033】光増幅部10は、増幅媒体であるEr添加
光ファイバ11、WDMカプラ12、および励起光源1
3とを含んで構成されている。光分岐器20は光ファイ
バ融着型分岐、波長可変フィルタ30は誘電体フィルタ
をパルスステッピングモータで回転させるもの、掃引器
40はステッピングモータを一定速度で回転させるモー
タ駆動回路、受光器50は3元PINホトダイオードを
使用している。
【0034】光増幅部10には中心波長1550nm、
20dB抑圧幅が1nmの信号光が入力されている。波
長可変フィルタ6の透過中心波長の掃引範囲は1550
nmを中心に±5nmの範囲、透過中心波長に対する2
0dB抑圧帯域幅は1nmである。掃引器40による波
長可変フィルタ30の透過中心波長の掃引速度は10n
m/sである。
【0035】したがって、この場合の1回の掃引に要す
る時間Tは、 T=(掃引幅10nm)÷(掃引速度10nm/s)=
1s である。また、波長可変フィルタ30の透過中心波長が
信号光波長を通過する時間ΔTは、 ΔT={(信号光の20dB抑圧幅1nm)+(波長可
変フィルタの20dB抑圧帯域幅1nm)}÷(掃引速
度10nm/s)=0.2s である。上記の値から、制御回路100の時定数を2
s、遅延回路131の遅延時間を0.3sとする。
【0036】本実施例では、光増幅部として光ファイバ
増幅器を例に説明したが、光半導体増幅器を光増幅部と
して使用することもできる。
【0037】上述の波長可変フィルタ30としては、誘
電体多層膜による干渉膜フィルタを利用したもの以外
に、ファブリペロー干渉計を用いた光フィルタを利用し
たもの、導波路を利用したもの、ファイバグレーティン
グを利用したもの等を用いることができる。
【0038】掃引器40は、波長可変フィルタ30の透
過中心波長を掃引する機能を有するものであり、使用す
る波長可変フィルタの駆動機構に応じて種々の形態を採
り得ることは言うまでもない。例えば、空隙をキャビテ
ィとするファブリペローエタロンの空隙長さを圧電素子
で変化させるものにあっては印加電圧調整装置、導波路
やファイバグレーティングの温度を電子冷却器により変
化させて為る波長可変フィルタでは電子冷却器への通電
電流調整装置の形態を採り得る。
【0039】次に、本発明の光増幅装置の第2の実施例
を図4を参照して説明する。
【0040】本実施例は、図3に示した光増幅装置に、
さらに、光増幅部10の入力部に挿入された光分岐器2
1と、光分岐器21で分岐された光に含まれる特定波長
成分を透過する波長可変フィルタ31と、波長可変フィ
ルタ31の透過波長を特定波長領域で掃引する掃引器4
1と、波長可変フィルタ31の透過光を受光する受光器
51と、受光器51の出力を受けるピーク検出部61、
背景光検出部71、微分処理部81と、ピーク検出部6
1で測定されたピーク光と、背景光検出部71で測定さ
れた自然放出光とから入力信号光を算出する演算処理部
91とが付加されている。
【0041】光分岐器21は、光増幅部10の入力部に
挿入され、光増幅器への入力光を2分岐する。波長可変
フィルタ31は、光分岐器21で分岐された光に含まれ
る特定波長成分を透過する。掃引器41は、波長可変フ
ィルタ31の透過波長を特定波長領域で掃引する。受光
器51は、波長可変フィルタ31の透過光を受光し、電
気信号に変換する。ピーク検出部61は、受光器51の
出力を受け、受光器51への光入力のピークレベルを測
定する。背景光検出部71は光増幅器への光入力に含ま
れる自然放出光パワーを測定する。微分処理部81は、
入力光に信号光が含まれているか否かを判別する。演算
処理部91は、ピーク検出部61で測定されたピーク光
パワーと、背景光検出部71で測定された自然放出光パ
ワーとから入力信号光パワーPinを算出する。
【0042】制御回路101では、演算処理部90およ
び91からそれぞれ出力される出力信号光レベルPou
tおよび入力信号光レベルPinに対応した電気信号か
ら光増幅部10の利得Gを算出する。制御回路101
は、利得Gを予め定められた一定値とするような励起光
源の注入電流を出力する。制御回路101は、微分処理
部80,81の出力から、入力光と出力光の両方につい
て、それぞれ信号光が含まれているか否かを検出する。
入力光に信号光が含まれ、出力光に信号光が含まれてい
ない場合には、光増幅部10の動作が異常であると判断
し、注入電流の出力を遮断する。さらに、制御回路10
1は、背景光検出部70の出力Paseと利得Gから雑
音指数を算出して出力する。制御回路101の構成を図
5に示す。入力端子98,94からそれぞれ入力される
Pin、Poutは、割算器102に入力される。割算
器102はG=Pout/Pinを計算して出力する。
割算器102の出力は、差動増幅器142に入力され
る。差動増幅器142では、基準電圧+Vと入力電圧と
の誤差を、励起光源13に印加する注入電流に変換して
出力する。差動増幅器142の出力はゲート回路150
に入力される。ゲート回路150は、AND回路104
の出力がその制御入力に印加されている。制御入力が論
理レベル“1”であれば、ゲート回路150への入力を
そのまま出力する。一方、制御入力が論理レベル“0”
であれば、電流出力を0とする。AND回路104に
は、入力端子93に印加される信号の反転と、入力端子
92に印加される信号が入力されている。
【0043】制御回路101の入力端子95から入力さ
れる信号(Pase)は、割算器102の出力(G)と
共に割算器103に入力される。割算器103では、P
ase/Gを計算して出力する。光増幅器の雑音指数
(NF)は次の式で表されるため、割算器103の出力
を、利得1/(h・ν・Δf)の増幅器105に入力す
ることで、NFの値が得られる。NFの値は、出力端子
97から出力される。
【0044】NF=Pase/(h・ν・Δf・G) ここで、hはプランク定数、ν(=c/λ、cは光速)
は信号光周波数、Δf(=c・Δλ/λ2 、Δλは波長
可変フィルタ30の半値幅)は波長可変フィルタ30の
透過帯域幅の周波数換算値、G(=Pout/Pin)
は光増幅部10の利得である。
【0045】
【発明の効果】本発明の光増幅装置によれば以下の効果
を得ることができる。すなわち、信号光波長における光
増幅部出力レベル、および信号光波長近傍の自然放出光
レベルを測定できるため、これら両者の差分をとって信
号光成分のみを検出することができる。これを元に光増
幅部の出力を制御することにより、高精度の出力一定制
御を行うことができる。
【0046】また、波長可変フィルタを通過して受光器
に入力された光の一部を微分処理することで微分出力の
大きさから、信号光断検出ができる。さらに、光ファイ
バ伝送路に挿入されるのは光分岐器のみであるため、光
ファイバ伝送路内を伝搬する伝送信号光に対する損失が
少ない。光増幅部の出力光をモニタすることで、出力信
号光が存在しないときに、光増幅部動作を停止する機能
を有する光増幅装置を容易に実現することもできる。
【0047】また、光増幅部の入力側および出力側にそ
れぞれ光分岐器を挿入して、それぞれの入力光および出
力光をモニタすることにより、次の機能を有する光増幅
装置を簡易に実現できる。すなわち、入力信号光が存在
しない場合に光増幅部動作を停止する機能、入力光に信
号光が含まれ、出力信号に信号光が含まれないことか
ら、光増幅部の動作異常を判定する機能、入力信号光と
出力信号光からの利得と信号光近傍の自然放出光レベル
から雑音指数を算出する機能を備えることも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光増幅装置の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の光増幅装置の動作を表す動作説明図で
あり、(a)は本発明の光増幅装置に入力される信号光
のスペクトラムの一例、(b)は本発明の光増幅装置か
らの出力光スペクトラムの一例、(c)は本発明の光増
幅装置を構成するピーク検出部での出力波形の一例、
(d)は本発明の光増幅装置を構成する微分処理部での
動作の一例、(e)は本発明の光増幅装置を構成する背
景光検出処理部での出力波形の一例をそれぞれ示してい
る。
【図3】本発明の光増幅装置の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の光増幅装置の第2の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図5】本発明の光増幅装置の第2の実施例で用いる制
御回路101の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の光増幅装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 光増幅部 11 Er添加ファイバ 12 WDMカプラ 13 励起光源 20,21 光分岐器 30,31 波長可変フィルタ 40,41 掃引器 50,51 光受光器 60,61 ピーク検出部 70,71 背景光検出部 80,81 微分処理部 90,91 演算処理部 92,93,94,95,98 入力端子 96,97 出力端子 100 制御回路 102,103 割算器 104 AND回路 105 増幅器 130 微分回路 110,131 ピーク検出回路 111,120,134 遅延回路 132 コンパレータ 140 差動増幅器 121,133,141 サンプル・ホールド回路 142 差動増幅器

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力光信号を増幅して増幅光信号を出力
    する光増幅回路と、 前記増幅光信号が入力され、前記増幅光信号のうち前記
    入力光信号に対する増幅出力成分である信号光レベルを
    検出する光フィルタと、 該信号光レベルに基づいて前記光増幅回路の利得を制御
    する第1の制御回路とを備えていることを特徴とする光
    増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記光フィルタが、 前記増幅光信号が入力され、透過光波長が掃引され、第
    1のフィルタ出力信号を出力する第1の波長可変フィル
    タと、 該第1のフィルタ出力信号を用いて、前記増幅光信号の
    うち前記入力光信号に対する増幅出力成分である前記信
    号光レベルを検出する第1の信号光検出回路とを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載の光増幅装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号光検出回路は、 前記第1のフィルタ出力信号の第1のピーク光レベルを
    検出する第1のピーク検出回路と、 前記第1のフィルタ出力信号の第1の背景光レベルを検
    出する第1の背景光検出回路とを備えていることを特徴
    とする請求項2記載の光増幅装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光増幅装置であって、前
    記光増幅装置は、さらに、 前記第1のフィルタ出力信号を微分して第1の微分信号
    を出力する第1の微分処理回路と、 前記第1の微分信号から前記入力光信号に対する増幅出
    力成分の有無を判定する信号光判定回路と、 前記第1のピーク光レベルと第1の背景光レベルの差に
    より前記信号光レベルを検出する第1の演算処理回路と
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の光増幅装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光増幅装置であって、前
    記光増幅装置は、さらに、 前記信号光判定回路による信号光有無の判定結果に基づ
    いて、前記入力光信号に対する増幅出力成分がない場合
    には、光増幅回路の動作を停止させる光増幅停止回路を
    備えていることを特徴とする請求項4記載の光増幅装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかの請求
    項に記載された光増幅装置であって、前記光増幅装置
    は、さらに、 前記入力光信号に対する増幅出力成分のレベルが一定と
    なるように、光増幅回路の出力を制御する光増幅制御回
    路を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかの請求項に記載された光増幅装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至請求項6のいずれかの請求
    項に記載された光増幅装置であって、前記光増幅装置
    は、さらに、 前記入力光信号が入力され、透過光波長が掃引され、第
    2のフィルタ出力信号を出力する第2の波長可変フィル
    タと、 該第2のフィルタ出力信号を用いて、前記入力光信号レ
    ベルを検出する第2の信号光検出回路と、 前記第2のフィルタ出力信号を微分して第2の微分信号
    を出力する第2の微分処理回路と、 前記第2の微分信号から前記入力信号光の有無を判定す
    る入力信号光判定回路とを備えていることを特徴とする
    請求項3乃至請求項6のいずれかの請求項に記載された
    光増幅装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光増幅装置であって、 前記第2の信号光検出回路は、 前記第2のフィルタ出力信号のピーク光レベルを検出す
    る第2のピーク検出回路と、 前記第2のフィルタ出力信号から第2の背景光レベルを
    検出する第2の背景光検出回路とを備えていることを特
    徴とする請求項7記載の光増幅装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光増幅装置であって、前
    記光増幅装置は、さらに、 前記入力光信号レベルと前記第2の背景光レベルの差を
    出力する第2の演算処理回路とを備えていることを特徴
    とする請求項8記載の光増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記制御回路は、さらに、前記第2の
    信号光検出回路の出力が入力され、前記光増幅回路へ入
    力される信号光の信号光レベルと前記増幅信号光のレベ
    ルとの比から前記光増幅回路の利得を算出し、該利得が
    一定となるように前記光増幅回路を制御する光増幅制御
    回路を含んでいる請求項7乃至請求項9のいずれかの請
    求項に記載された光増幅装置。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至請求項10のいずれかに
    記載された光増幅装置であって、前記光増幅装置は、さ
    らに、 前記利得と、前記第1の背景光レベルから雑音指数を算
    出する雑音指数算出回路を備えていることを特徴とする
    請求項7乃至請求項10のいずれかの請求項に記載され
    た光増幅装置。
  12. 【請求項12】 請求項7乃至請求項11のいずれかの
    請求項に記載された光増幅装置であって、前記光増幅装
    置は、さらに、 第2の微分処理回路における入力信号光の有無の判定結
    果に基づいて、入力信号光がない場合には、前記光増幅
    回路を停止させる光増幅停止回路を備えていることを特
    徴とする請求項7乃至請求項11のいずれかの請求項に
    記載された光増幅装置。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至請求項12のいずれかの
    請求項に記載された光増幅装置であって、前記光増幅装
    置は、さらに、 前記第1の微分処理回路および前記第2の微分処理回路
    における入力信号光の有無および増幅信号光の有無のそ
    れぞれの判定結果に基づき、入力信号光または増幅信号
    光がない場合には、前記光増幅回路を停止させる光増幅
    停止回路を備えていることを特徴とする請求項7乃至請
    求項12のいずれかの請求項に記載された光増幅装置。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至請求項13のいずれかの
    請求項に記載された光増幅装置であって、前記光増幅装
    置は、さらに、 前記第1の微分処理回路および前記第2の微分処理回路
    における入力信号光の有無および増幅信号光の有無のそ
    れぞれの判定結果に基づき、入力信号光があって増幅信
    号光がない場合には、前記光増幅回路を停止させる光増
    幅停止回路を備えていることを特徴とする請求項7乃至
    請求項13のいずれかの請求項に記載された光増幅装
    置。
  15. 【請求項15】 前記第1の波長可変フィルタが、誘電
    体多層膜を用いた干渉膜フィルタを含んでいることを特
    徴とする請求項2乃至請求項14のいずれかの請求項に
    記載された光増幅装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の波長可変フィルタが、ファ
    ブリペロー干渉計を含んでいることを特徴とする請求項
    2乃至請求項14のいずれかの請求項に記載された光増
    幅装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の波長可変フィルタが、導波
    路を含んでいることを特徴とする請求項2乃至請求項1
    4のいずれかの請求項に記載された光増幅装置。
  18. 【請求項18】 前記第1の波長可変フィルタが、ファ
    イバグレーティングを含んでいることを特徴とする請求
    項2乃至請求項14のいずれかの請求項に記載された光
    増幅装置。
  19. 【請求項19】 前記光増幅回路が、希土類元素を添加
    した光ファイバを増幅媒体とする光ファイバ増幅器を含
    んでいることを特徴とする請求項2乃至請求項18のい
    ずれかの請求項に記載された光増幅装置。
  20. 【請求項20】 前記光増幅回路が、半導体の誘導放出
    現象を利用する半導体光増幅器を含んでいることを特徴
    とする請求項2乃至請求項18のいずれかの請求項に記
    載された光増幅装置。
  21. 【請求項21】 制御対象である光増幅器の出力である
    増幅光信号から、入力光信号に対する増幅出力成分であ
    る信号光レベルを検出する、信号光レベル検出工程と、 該信号光レベルに基づいて前記光増幅手段の利得を制御
    する、利得制御工程とを備えていることを特徴とする光
    増幅器利得制御方法。
  22. 【請求項22】 前記信号光レベル検出工程は、 前記増幅光信号を光波長に関しスペクトル分析する第1
    の分析工程と、 該第1の分析工程の結果得られる増幅信号光スペクトル
    から信号光レベルを検出する工程とを備えていることを
    特徴とする請求項21記載の光増幅器利得制御方法。
  23. 【請求項23】 前記光増幅器利得制御方法は、さら
    に、 前記第1の分析工程の結果得られる信号から前記増幅出
    力成分の有無を判定し、前記増幅出力成分が無い場合は
    前記光増幅器をシャットダウンする工程を備えているこ
    とを特徴とする請求項22記載の光増幅器利得制御方
    法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の光増幅器利得制御方
    法であって、前記光増幅器利得制御方法は、さらに、 前記入力光信号のパワーを検出し、前記増幅出力成分の
    パワーを用いて前記光増幅器の利得を算出し、該利得が
    予め定められた一定値となるよう前記光増幅手段の利得
    を制御する工程を備えていることを特徴とする請求項2
    3記載の光増幅器利得制御方法。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の光増幅器利得制御方
    法であって、前記光増幅器利得制御方法は、さらに、 前記入力光信号の有無を検出し、前記入力光信号が有
    り、前記増幅出力成分が無い場合には前記光増幅器をシ
    ャットダウンする工程を備えていることを特徴とする請
    求項24記載の光増幅器利得制御方法。
  26. 【請求項26】 制御対象である光増幅器から出力され
    る増幅光信号が入力され、前記増幅光信号のうち前記入
    力光信号に対する増幅出力成分である信号光レベルを検
    出する光フィルタと、 該信号光レベルに基づいて前記光増幅手段の利得を制御
    する第1の制御回路とを備えていることを特徴とする光
    増幅器利得制御装置。
  27. 【請求項27】 前記光フィルタは、 前記増幅光信号が入力され、透過光波長が掃引され、第
    1のフィルタ出力信号を出力する第1の波長可変フィル
    タと、 該第1のフィルタ出力信号を用いて、前記増幅光信号の
    うち前記入力光信号に対する増幅出力成分である前記信
    号光レベルを検出する第1の信号光検出回路とを備えて
    いることを特徴とする請求項26記載の光増幅器利得制
    御装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の信号光検出回路は、 前記第1のフィルタ出力信号の第1のピーク光レベルを
    検出する第1のピーク検出回路と、 前記第1のフィルタ出力信号の第1の背景光レベルを検
    出する第1の背景光検出回路とを備えていることを特徴
    とする請求項27記載の光増幅器利得制御装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の光増幅器利得制御装
    置であって、前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記第1のフィルタ出力信号を微分して第1の微分信号
    を出力する第1の微分処理回路と、 前記第1の微分信号から前記入力光信号に対する増幅出
    力成分の有無を判定する信号光判定回路と、 前記第1のピーク光レベルと第1の背景光レベルの差に
    より前記信号光レベルを検出する第1の演算処理回路と
    を備えていることを特徴とする請求項28記載の光増幅
    器利得制御装置。
  30. 【請求項30】 請求項29記載の光増幅器利得制御装
    置であって、前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記信号光判定回路による信号光有無の判定結果に基づ
    いて、前記入力光信号に対する増幅出力成分がない場合
    には、光増幅回路の動作を停止させる光増幅停止回路を
    備えていることを特徴とする請求項29記載の光増幅器
    利得制御装置。
  31. 【請求項31】 請求項27乃至請求項30のいずれか
    の請求項に記載された光増幅器利得制御装置であって、
    前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記入力光信号に対する増幅出力成分のレベルが一定と
    なるように、光増幅回路の出力を制御する光増幅制御回
    路を備えていることを特徴とする請求項27乃至請求項
    30のいずれかの請求項に記載された光増幅器利得制御
    装置。
  32. 【請求項32】 請求項28乃至31のいずれかの請求
    項に記載された光増幅器利得制御装置であって、前記光
    増幅器利得制御装置は、さらに、 前記入力光信号が入力され、透過光波長が掃引され、第
    2のフィルタ出力信号を出力する第2の波長可変フィル
    タと、 該第2のフィルタ出力信号を用いて、前記入力光信号レ
    ベルを検出する第2の信号光検出回路と、 前記第2のフィルタ出力信号を微分して第2の微分信号
    を出力する第2の微分処理回路と、 前記第2の微分信号から前記入力信号光の有無を判定す
    る入力信号光判定回路とを備えていることを特徴とする
    請求項28乃至請求項31のいずれかの請求項に記載さ
    れた光増幅器利得制御装置。
  33. 【請求項33】 請求項32記載の光増幅器利得制御装
    置であって、 前記第2の信号光検出回路は、 前記第2のフィルタ出力信号のピーク光レベルを検出す
    る第2のピーク検出回路と、 前記第2のフィルタ出力信号から第2の背景光レベルを
    検出する第2の背景光検出回路とを備えていることを特
    徴とする請求項32記載の光増幅器利得制御装置。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の光増幅器利得制御装
    置であって、前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記入力光信号レベルと前記第2の背景光レベルの差を
    出力する第2の演算処理回路とを備えていることを特徴
    とする請求項33記載の光増幅器利得制御装置。
  35. 【請求項35】 前記制御回路は、さらに、前記信号光
    検出回路の出力が入力され、前記光増幅回路へ入力され
    る信号光の信号光レベルと前記増幅信号光のレベルとの
    比から前記光増幅回路の利得を算出し、該利得が一定と
    なるように前記光増幅回路を制御する光増幅制御回路を
    含んでいることを特徴とする請求項32乃至請求項34
    のいずれかに記載された光増幅器利得制御装置。
  36. 【請求項36】 請求項32乃至請求項35のいずれか
    の請求項に記載された光増幅器利得制御装置であって、
    前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 第2の微分処理回路における入力信号光の有無の判定結
    果に基づいて、入力信号光がない場合には、前記光増幅
    回路を停止させる光増幅停止回路を備えていることを特
    徴とする請求項32乃至請求項35のいずれかの請求項
    に記載された光増幅器利得制御装置。
  37. 【請求項37】 請求項32乃至請求項36のいずれか
    の請求項に記載された光増幅器利得制御装置であって、
    前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記第1の微分処理回路および前記第2の微分処理回路
    における入力信号光の有無および増幅信号光の有無のそ
    れぞれの判定結果に基づき、入力信号光または増幅信号
    光がない場合には、前記光増幅回路を停止させる光増幅
    停止回路を備えていることを特徴とする請求項32乃至
    請求項36のいずれかの請求項に記載された光増幅器利
    得制御装置。
  38. 【請求項38】 請求項32乃至請求項37のいずれか
    の請求項に記載された光増幅器利得制御装置であって、
    前記光増幅器利得制御装置は、さらに、 前記第1の微分処理回路および前記第2の微分処理回路
    における入力信号光の有無および増幅信号光の有無のそ
    れぞれの判定結果に基づき、入力信号光があって増幅信
    号光がない場合には、前記光増幅回路を停止させる光増
    幅停止回路を備えていることを特徴とする請求項32乃
    至請求項37のいずれかの請求項に記載された光増幅器
    利得制御装置。
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