JPH10228817A - 導電性樹脂組成物 - Google Patents

導電性樹脂組成物

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JPH10228817A
JPH10228817A JP9044891A JP4489197A JPH10228817A JP H10228817 A JPH10228817 A JP H10228817A JP 9044891 A JP9044891 A JP 9044891A JP 4489197 A JP4489197 A JP 4489197A JP H10228817 A JPH10228817 A JP H10228817A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性ポリカーボネート樹脂の耐熱性、強度
特性を損なうことなく、吸湿性を著しく改善した導電性
樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 芳香族ポリカーボネート樹脂、グリコー
ル成分として、主として1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール由来の骨格を含有するポリエステル樹脂、導電性
物質および2−オキサゾリン環を含有する下記一般式
(I)で表される化合物、もしくは1個以上の2−オキ
サゾリン環含有化合物を(グラフト)共重合させた高分
子化合物を配合してなる導電性樹脂組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性樹脂組成物
に関し、さらに詳細には芳香族ポリカーボネート樹脂
に、グリコール成分として、主として1,4−シクロヘ
キサンジメタノール由来の骨格を含有するポリエステル
樹脂、すなわち、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフ
タレート(PCT)成分とポリエチレンテレフタレート
(PET)成分の共重合ポリエステル樹脂、または、P
CTとPETをブレンドして得られるポリエステル樹脂
組成物、もしくは単独ポリエステル(PCT)樹脂と、
導電性物質、および2−オキサゾリン環含有化合物を配
合することにより、機械的強度を損なうことなく、吸湿
性が著しく改善された導電性樹脂組成物に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、導電性樹脂組成物は、電気・
電子分野の部品や包装材料として広く利用されている。
この導電性樹脂組成物としては、例えば各樹脂に対して
カーボンブラック、カーボンファイバー、黒鉛、金属フ
ィラー、金属繊維などの導電性物質を添加した導電性樹
脂組成物が一般的に知られている。特に、カーボンブラ
ックを複合化した導電性樹脂組成物は、経済性に優れる
こともあって、産業界を中心として広く利用されてい
る。
【0003】ところで、樹脂に対してカーボンブラック
を用いることにより比較的容易に導電性を付与すること
ができるが、以下のような問題点が内在している。すな
わち、カーボンブラックは、非常に微粉末であるために
表面活性が高く、多くの樹脂に対して本来的に相溶性が
悪い。従って、複合化に際しては、多くの機械的エネル
ギーを必要とするため、樹脂が過酷な熱的環境に曝され
ることが多い。また、導電性を得るためには、比較的多
量のカーボンブラックの添加が必要となるため、樹脂が
持っている本来の機械的性能が損なわれやすい状況にあ
る。また、一般的にカーボンラックは吸湿性が高いた
め、本来吸湿性がない樹脂でも複合化することにより系
が吸湿しやすくなり、成形時に際しては、長時間の予備
乾燥を行わなければ発泡して成形作業に支障をきたす場
合が多い。カーボンブラックのこの吸着特性は、カーボ
ンブラックの比表面積と揮発分の両パラメータからある
程度予測することができるが、一般的には比表面積が高
いほど、揮発分が多いほど、吸着性が高い性質を有す
る。
【0004】比表面積の小さいカーボンブラックとして
は、ファーネス法によるカーボンブラックをその一例と
して挙げることができるが、揮発分が一般的に高いもの
が多く、吸湿量としては満足できるものではない。一
方、揮発便の少ないカーボンブラックの例としては、ケ
ッチェンブラックを挙げることができる。しかし、比表
面積が際立って大きい特徴を有するため、吸湿量として
は、他のカーボンブラックに比較して非常に高い。比表
面積が小さく、かつ揮発分の少ないカーボンブラックの
例としては、アセチレンガスを原料として製造されるア
セチレンブラックが特異的に存在し、電気化学(株)製
の商品名「デンカブラック」が挙げられる。しかし、樹
脂とアセチレンブラックのみの組成は、相対的に吸湿量
が少ない傾向になるが、基本的に樹脂とカーボンブラッ
クとの相溶性が悪いことに変わりなく、比較的に多量に
添加しなければならない。このため、機械特性が低下す
るのみならず、成形加工時のカーボンブラックの分散特
性に影響を与え、局部的な吸湿特性のバラツキが発生
し、かならずしも満足できる品質が得られないのが現状
である。
【0005】一方、樹脂については、吸湿性を有する樹
脂は、一般的に親水性官能基を有する有極性樹脂が多
い。吸湿性を抑制する方法としては、例えば、吸湿性の
少ない樹脂とのポリマーアロイにより系の吸湿性を抑制
する方法が挙げられる。しかし、相対吸湿性は減少させ
ることができるものの、分散状態により局部的な吸湿部
位の変動が発生しやすい。また、重合法によるベンゼン
環などの、水分子のアッタクを立体構造的に防御できる
官能基を極性基に隣接導入する方法が挙げられる。しか
し、この方法では樹脂の本来の性能が大幅に変わる可能
性があるので、通常の樹脂ブレンド技術では難しい。さ
らに、樹脂との相溶性との観点から、比較的低分子物質
を分子レベルで分散化させる方法も考えられるが、低分
子物質の影響により、樹脂の耐熱特性や強度特性を低下
させたりする。
【0006】ポリカーボネート樹脂の場合、比較的吸湿
性が小さい樹脂ではあるが、エステル構造を主鎖に有す
るため、高温多湿の環境下ではかなり吸湿する。カーボ
ンブラックを複合した導電性ポリカーボネート樹脂は、
汎用エンジニアリングプラスチックとして、近年、電機
電子分野の部品および包装材料として用いられてきてお
り、耐熱性や強度のバランスのみならず、経済性にも優
れることから今後大いに需要が増加するものと考えられ
る。以上のような状況から、カーボンブラック複合ポリ
カーボネート樹脂の特性を損なわずに、吸湿性を改良す
る方法が難しいのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術的課題を背景になされたものであり、ポリ
カーボネート樹脂にカーボンブラックなどの導電性物質
を配合して導電性ポリカーボネート樹脂を得るに際し、
特定の化合物を配合することによって、本来の導電性ポ
リカーボネートの強度特性を損なうことなく、吸湿性が
改良された樹脂組成物を得ることを目的とする。本発明
の組成物は、高温多湿の環境下における吸湿性が少な
い。このことは、例えば、熱加工などの二次加工を必要
とする形態の製品が、一次加工後に包装袋の破袋等によ
り万一高温多湿の環境下に曝された場合においても、発
泡などの不具合を大幅に抑制するこどができ、加工上の
経済効果も高い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香族ポリカ
ーボネート樹脂(a)60〜99重量部、およびグリコ
ール成分として、主としてシクロヘキサンジメタノール
由来の骨格を含有するポリエステル樹脂(b)40〜1
重量部の合計量100重量部に対し、導電性物質(c)
5〜150重量部、下記一般式(I)により表される2
−オキサゾリン環含有化合物(d)0.01〜10重量
部を配合してなることを特徴とする導電性樹脂組成物で
ある。
【0009】
【化2】
【0010】〔ただし、一般式(I)中、Rは炭素数1
〜10のアルキル基または炭素数1〜10のアルキル基
置換もしくは非置換フェニル基、炭素数2〜10のアル
キレン基または1,3−もしくは1,4−フェニレン
基、R1 〜R8 は同一または異なり、水素原子もしくは
炭素数1〜10のアルキル基を示す。〕
【0011】上記(b)成分としては、(i)酸成分と
して、主としてテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香
族系および/または脂環式ジカルボン酸よりなる群から
選ばれる一種の二塩基酸、グリコール成分として、主と
してシクロヘキサンジメタノールからなる単位、およ
び、(ii)酸成分として、主としてテレフタル酸、テレ
フタル酸以外の芳香族系および/または脂環式ジカルボ
ン酸よりなる群から選ばれる一種の二塩基酸、グリコー
ル成分として、主としてエチレングリコールからなる単
位よりなる(i)および(ii)の各単位の繰り返しによ
り構成される共重合ポリエステル樹脂であることが好ま
しい。
【0012】また、上記(b)成分としては、(i)酸
成分として、主としてテレフタル酸、テレフタル酸以外
の芳香族系および/または脂環式ジカルボン酸よりなる
群から選ばれる一種の二塩基酸、グリコール成分とし
て、主としてシクロヘキサンジメタノールからなる単位
の繰り返しにより構成される重合体と、(ii)酸成分と
して、主としてテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香
族系および/または脂環式ジカルボン酸よりなる群から
選ばれる一種の二塩基酸、グリコール成分として、主と
してエチレングリコールからなる単位の繰り返しにより
構成される重合体をブレンドして得られるポリエステル
樹脂組成物であることも好ましい。
【0013】さらに、上記(b)成分としては、(i)
酸成分として、主としてテレフタル酸、テレフタル酸以
外の芳香族系および/または脂環式ジカルボン酸からな
る群から選ばれる一種の二塩基酸、グリコール成分とし
て、主としてシクロヘキサンジメタノールからなる単位
の繰り返しにより構成される重合体であってもよい。
【0014】また、(d)成分に関しては、2−オキサ
ゾリン環含有化合物および/または2−オキサゾリン環
含有化合物を(グラフト)共重合させた高分子化合物で
あってよい。すなわち、2−オキサゾリン環含有化合物
のほかに、2−オキサゾリン環含有化合物を、スチレ
ン、アクリルニトリルなどのビニルモノマーと共重合さ
せた共重合体、あるいは、ポリスチレン、スチレン−ア
クリルニトリルコポリマーなどのポリマーに、1分子当
たり1個以上の活性点において、グラフト共重合させた
高分子化合物をも包含するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において、芳香族ポリカー
ボネート樹脂(a)は、市販の一般的製品を使用するこ
とができる。例えば、三菱瓦斯化学(株)製、商品名
「ユーピロン」、帝人化成(株)製、商品名「パンライ
ト」、三菱化学(株)製、商品名「ノバレックス」、あ
るいは、住友ダウ(株)製、商品名「カリバー」などを
挙げることができる。
【0016】次に、共重合ポリエステル樹脂(b)であ
るが、(i)成分は、酸成分の主成分として、テレフタ
ル酸、テレフタル酸以外の芳香族系および/または脂環
式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる一種の二塩基酸
を使用し、かつ、グリコール成分の主成分としては、
1,4−シクロヘキサンジメタノールを使用して合成さ
れた、ポリエステルを意味する。例えば、酸成分の主成
分としてのテレフタル酸の誘導体であるジメチルテレフ
タレートとの縮重合によって得られるポリエステル樹脂
は、一般的にはポリシクロヘキサンジメチレンテレフタ
レート(PCT)と称せられ、それ自体公知のものであ
る。
【0017】上記のように、(i)成分の酸成分は、テ
レフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系および/また
は脂環式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる一種の二
塩基酸を主成分とするものであり、通常、テレフタル酸
が汎用されるが、テレフタル酸以外の芳香族系ジカルボ
ン酸として、イソフタル酸、メチルテレフタル酸、フタ
ル酸、4,4′−ジフェニルメタンジカルボン酸、1,
5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸などを挙げることができ、脂環式ジカルボン酸
としては、シクロヘキセンジカルボン酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸、テトラヒドロナフタル酸などを挙げるこ
とができる。また、グリコール成分は1,4−シクロヘ
キサンジメタノールを主成分とするものであるが、ポリ
シクロヘキサンジメチレンテレフタレートの本来の性質
を損なわない範囲において、他の成分を含むことは差し
支えない。また、グリコール成分としては、例えば、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−シクロヘ
キサンジメタノール、p−キシリレンジオール、トラン
ス(シス)−2,2,4,4−テトラメチル−1,3−
シクロブタンジオールなどの、脂肪族、または脂環式グ
リコール類が挙げられる。
【0018】例えば、二塩基酸成分の例示としては、イ
ソフタル酸、メチルテレフタル酸、フタル酸、シクロヘ
キセンジカルボン酸、ドデカンジオン酸、オクタデカン
ジカルボン酸、2,2−ビフェニルドデカンジオン酸、
4,4−ビフェニルドデカンジオン酸、1,5−ナフタ
レンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
スチルベンジカルボン酸などの、芳香族、脂肪族、脂環
式ジカルボン酸などが挙げられる。本発明には、短鎖脂
肪族系、芳香族系、または脂環式ジカルボン酸を用いる
のが望ましい。
【0019】本発明の(b)成分であるポリエステル共
重合樹脂においては、(i)成分の酸成分としては酸成
分全体に対し、70モル%が以上が短鎖脂肪族系、芳香
族系、または脂環式ジカルボン酸であることが好まし
い。また、グリコール成分としては、グリコール成分全
体に対し、30〜70モル%が、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールであることが好ましい。
【0020】次に、(ii)成分の酸成分として、主とし
てテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系および/
または脂環式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる一種
の二塩基酸であって、通常、(i)成分と同様テレフタ
ル酸を用い、またグリコール成分として、主としてエチ
レングリコールを使用して合成したポリエステル樹脂で
あり、通常、アモルファスPET(A−PET)と称さ
れているものであり、公知のものである。A−PET
は、本来の性質を損なわない範囲において、他の成分を
含むことは差し支えない。他の二塩基酸成分としては、
上記したごとく、イソフタル酸、メチルテレフタル酸、
フタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ドデカンジオ
ン酸、オクタデカンジカルボン酸、2,2−ビフェニル
ドデカンジオン酸、4,4−ビフェニルドデカンジオン
酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、スチルベンジカルボン酸等の芳香
族、脂肪族、脂環式ジカルボン酸などが挙げられる。
【0021】また、グリコール成分としては、例えば、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,
2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、p−キシリ
レンジオール、トランス(シス)−2,2,4,4−テ
トラメチル−1,3−シクロブタンジオールなどの、脂
肪族、または脂環式グリコール類が挙げられる。
【0022】(i)および(ii)成分の共重合ポリエス
テル樹脂、もしくはブレンドポリエステル樹脂組成物
は、(i)および(ii)両成分の組成比(モル比)を任
意に設定することができるが、通常、(i)/(ii)と
して、1以上/9以下、好ましくは、5以上/5以下で
あり、さらに好ましくは、3以上/3以下である。
【0023】次に、本発明において使用される導電性物
質(c)としては、例えばカーボンブラック、カーボン
ファイバーなどが挙げられるが、これに限定されるもの
ではない。このうち、カーボンブラックとしては、例え
ば、オイルファーネス法によって製造されるカーボンブ
ラックとして、新日鉄化学(株)製、商品名「ニテロ
ン」、東海カーボン(株)製、商品名「シースト」、コ
ロンビアカーボン社製、商品名「CONDUCTEX」
などがあり、特殊なオイルファーネス法によって製造さ
れるケケッチェンブラックとして、ライオン(株)製、
商品名「ケッチエンEC」、アセチレンガスから製造さ
れるアセチレンブラックとして、電気化学(株)製、商
品名「デカンブラック」などを挙げることができる。比
表面積と揮発分の両パラメータから考慮すると、アセチ
レンブラックを用いることが望ましい。また、カーボン
ファイバーの具体例としては、ピッチ系カーボンファイ
バーとして、三菱化学(株)製「ダイアリード」、日東
紡績(株)製「ザイラス」など、また、PAN系カーボ
ンファイバーとして、東邦レーヨン製「ベスファイト」
などが挙げられる。
【0024】次に、本発明において用いられる2−オキ
サゾリン環含有化合物(d)とは、2−オキサゾリン環
を有する化合物の総称である。この2−オキサゾリン環
含有化合物(d)の具体例としては、1個の2−オキサ
ゾリン環を有する化合物として、例えば、N−アセチル
エチレンイミンから合成することができる2−メチル−
2−オキサゾリン、N−メタクリロイルエチレンイミン
から合成することができる2−イソプロペニル−2−オ
キサゾリン、N−ベンゾイルエチレンイミンから合成す
ることができる2−フェニル−2−オキサゾリンなどが
挙げられる。また、2個の2−オキサゾリン環を有する
化合物として、以下の化合物を挙げることができる。 2,2′−(1,2−エチレン)−ビス(2−オキサ
ゾリン) 2,2′−(1,4−ブチレン)−ビス(2−オキサ
ゾリン) 2,2′−(1,3−フェニレン)−ビス(2−オキ
サゾリン) 2,2′−(1,4−フェニレン)−ビス(2−オキ
サゾリン) 2,2′−(1,4−フェニレン)−ビス(5−メチ
ル−2─オキサゾリン) 上記化合物中、もしくはのフェニレンビスオキサゾ
リンが、実用上好適に使用することができる。
【0025】このほか、2−オキサゾリン環含有化合物
配合の例示として、2−オキサゾリン環含有化合物を共
重合させた高分子化合物を挙げることでき、例えば、ス
チレン系モノマーなどと2−エチル−2−オキサゾリン
を1〜5モル%共重合させた日本触媒化学(株)製、商
品名「エポクロス」(数平均分子量70,000〜8
0,000)などが知られている。
【0026】本発明の導電性樹脂組成物における各成分
の配合割合は、(a)芳香族ポリカーボネート樹脂は、
(a)〜(b)成分中に、60〜99重量部、好ましく
は70〜95重量部、さらに好ましくは80〜90重量
部である。(a)成分が60重量部未満であると、ポリ
カーボネートの本来の機械特性、耐熱特性が損なわれ
る。一方、99重量部を超えると、吸湿性、導電性が充
分に得られない。また、ポリエステル樹脂(b)は、
(a)〜(b)成分中に、40〜1重量部、好ましくは
30〜5重量部、さらに好ましくは20〜10重量部で
ある。40重量部を超えると、ポリカーボネートの特性
を大きく低下させるため好ましくないく、一方1重量部
未満では、吸湿性の改善が充分ではない。
【0027】さらに、導電性物質(c)の配合割合は、
上記(a)〜(b)成分の合計100重量部に対して、
5〜150重量部、好ましくは15〜80重量部、さら
に好ましは20〜50重量部である。(c)成分が5重
量部未満であると、必要な導電性を得ることができず、
一方、150重量部を超えると、加工性を著しく損なう
ため好ましくない。
【0028】さらに、本発明に使用される2−オキサゾ
リン環含有化合物(d)の配合割合は、上記(a)〜
(b)成分の合計100重量部に対して、0.01〜1
0重量部、好ましくは0.1〜5重量部、さらに好まし
くは0.4〜2重量部である。0.01重量部未満で
は、充分な吸湿性改善、強度改質効果を得ることができ
ず、一方、10重量部を超えると、極度の粘度低下や成
形表面へのブリードアウトなどによる外観悪化などを招
くので好ましくない。
【0029】本発明の組成物には、上記の成分以外に、
公知の各種添加剤を配合することができる。その例とし
ては、ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、チ
タン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、酸化亜鉛などの
粒子状物質、およびそれらのウィスカー、また炭酸カル
シウム、タルク、マイカなどの強化剤、増量剤が挙げら
れる。このほかにも、例えば着色剤、離型剤、滑剤、酸
化防止剤、核形成剤などを必要に応じて、適宜配合する
ことできる。
【0030】本発明の組成物を製造する方法としては、
特に制限はなく通常の方法を用いることができる。すな
わち、一般的な方法として、例えば(a)、(b)、
(c)および(d)成分をスーパーミキサー、タンブラ
ーなどの混合装置を用いて、一括ブレンド溶融混練する
方法のほか、(c)成分のみを別フィードしながら溶融
混練する方法などがある。
【0031】溶融混練装置としては、単軸押出機、2軸
押出機、バンバリーミキサー、ローラー、ニーダーなど
を挙げることができるが、本発明の組成物の製造には、
押出機を好適に使用することができる。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例により説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、実施例中における部および%は、特
に断らない限り、重量基準である。また、実施例および
比較例に用いた各種成分は、以下のとおりである。(a)成分 ポリカーボネート樹脂として、住友ダウ(株)製、商品
名「ガリバー 200−13」を用いた。(b)成分 共重合ポリエステル樹脂として、東レ(株)/イースト
マンコダック社製、商品名「イースターDN003」を
用いた。(c)成分 導電性物質は、アセチレンブラックとして、電気化学
(株)製、商品名「デカンブラック」(比表面積61m
2 /g)、ファーネスブラックとして、コロンビアカー
ボン社製、商品名「コンダクテックス975」(比表面
積268m2 /g)、ケッチェンブラックとして、ライ
オン(株)製、商品名「ケッチェンブラックEC」(比
表面積950m2 /g)、同「ケッチェンブラックJD
600」)比表面積1270m2 /g)を用いた。
【0033】(d)成分 2−オキサゾリン環含有化合物は、2,2′−(1,3
−フェニレン)−ビス(2−オキサゾリン)を配合し
た、三国製薬工業(株)製、商品名「CPレジン1,3
BPO」を用いた。
【0034】実施例1〜8サンプルペレットの調製 実施例に供するサンプルペレットを以下のごとく調製し
た。(a)成分のポリカーボネート樹脂をあらかじめ1
20℃で、(b)成分の共重合ポリエステル樹脂を70
℃でそれぞれ12時間真空乾燥し、乾燥後、(a)、
(b)および(d)成分をタンブラーミキサーにより予
備ドライブレンドし、(c)成分とともに2フィード方
式で、2軸押出機により260℃の加工温度で溶融混練
し、ペレットを作製した。
【0035】物性測定 上記サンプルペレットを型締め圧力80tonの射出成
形機により、シリンダー温度270℃、金型温度100
℃で成形を行い、試験片を作製した。試験片を室温23
±2℃、50%RH中で24時間調整後、引張伸び、ア
イゾット衝撃強度、熱変形温度の測定を行った。ここ
で、引張特性はASTM D638、アイゾット衝撃強
度はASTM D256(1/4in厚の試験片ノッチ
付き)、熱変形温度はASTM D648(荷重18.
6kg)に準じて測定を行った。
【0036】一方、各種組成物について、フィルムの成
形を行い、その物性を測定した。すなわち、押出機とし
ては、スクリュー径45mmサイズのものを使用し、シ
リンダー温度260〜270℃、キャストロール温度2
0℃、ゴムロールを圧着しながら成形した。フィルムの
厚みは、0.2〜0.3mmとした。
【0037】次に、得られたフィルムについて、40
℃、85%相対湿度の環境下において、0〜600時間
の間で経時的に吸湿させ、各時間ごとにサンプリングを
行った。得られたサンプルについて、カールフィシャー
法により水分を測定した。また、フィルムサンプルをガ
スライターにより急速加熱し、発泡性を確認した。
【0038】比較例1〜10サンプルペレットの調製 比較例1〜比較例10に供するサンプルペレットは、
(b)成分を配合することなく、(a)成分に(d)成
分を配合するか、配合することなく、実施例と同様に、
2フィード方式で2軸押出機により260℃の加工温度
で溶融混練し、ペレットを作製した。物性測定 実施例と同様に試験片およびフィルムを作製、物性測定
を行った。これらの測定結果を実施例1〜実施例8およ
び比較例1〜比較例10として、表1〜表4に示す。比
較例は、いずれもPCT−PET共重合体を配合しない
例示である。すなわち、比較例1、2は実施例1、2
に、比較例3〜5は実施例3、4に、比較例6、7は実
施例5、6に、比較例8〜10は実施例7、8に対応し
たものであり、アイゾット衝撃強度の低下と時間経過に
伴う耐吸湿性、耐発泡性の劣化が認められ、本発明の効
果が得られないことが分かる。また、ポリカーボネート
樹脂にPET−PCT共重合樹脂を配合した、本発明の
導電性樹脂組成物(実施例1〜8)は、アイゾット衝撃
強度が向上しており、時間経過に伴う耐吸湿性、耐発泡
性の劣化が認められず、吸湿特性に優れていることが分
かる。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】
【0043】
【発明の効果】本発明の導電性樹脂組成物によれば、特
定の化合物を配合することによって、本来の導電性ポリ
カーボネートがもつ耐熱性、強度特性を損なうことな
く、吸湿性を改良することができる。従って、本発明の
組成物は、高温多湿の環境下における吸湿性が少ないの
で、例えば、熱加工などの二次加工を必要とする形態の
製品が、一次加工後に包装袋の破袋などにより、万一高
温多湿の環境下に曝された場合においても、発泡などの
不具合を大幅に抑制するこどができ、加工上の経済効果
も高い。従って、本発明の導電性樹脂組成物は、複写
機、OA機器関係、電子部品のコンテナ関係、ICトレ
ー、ICキャリアテープ、ハウジング収納ース、磁気メ
ディア関係などに有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(i)および(ii)成分の共重合ポリエ
ステル樹脂、もしくはブレンドポリエステル樹脂組成物
は、(i)および(ii)両成分の組成比(モル比)を
任意に設定することができるが、通常、(i)/(i
i)として、1以上/9以下、好ましくは、5以上/5
以下であり、さらに好ましくは、以上/3以下であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、本発明において使用される導電性物
質(c)としては、例えばカーボンブラック、カーボン
ファイバーなどが挙げられるが、これに限定されるもの
ではない。このうち、カーボンブラックとしては、例え
ば、オイルファーネス法によって製造されるカーボンブ
ラックとして、新日鉄化学(株)製、商品名「ニテロ
ン」、東海カーボン(株)製、商品名「シースト」、コ
ロンビアカーボン社製、商品名「CONDUCTEX」
などがあり、特殊なオイルファーネス法によって製造さ
るケッチェンブラックとして、ライオン(株)製、商
品名「ケッチエンEC」、アセチレンガスから製造され
るアセチレンブラックとして、電気化学(株)製、商品
名「デカンブラック」などを挙げることができる。比表
面積と揮発分の両パラメータから考慮すると、アセチレ
ンブラックを用いることが望ましい。また、カーボンフ
ァイバーの具体例としては、ピッチ系カーボンファイバ
ーとして、三菱化学(株)製「ダイアリード」、日東紡
績(株)製「ザイラス」など、また、PAN系カーボン
ファイバーとして、東邦レーヨン製「ベスファイト」な
どが挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09C 1/48 C09C 1/48

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ポリカーボネート樹脂(a)60
    〜99重量部、およびグリコール成分として、主として
    シクロヘキサンジメタノール由来の骨格を含有するポリ
    エステル樹脂(b)40〜1重量部の合計量100重量
    部に対し、導電性物質(c)5〜150重量部、下記一
    般式(I)により表される2−オキサゾリン環含有化合
    物(d)0.01〜10重量部を配合してなることを特
    徴とする導電性樹脂組成物。 【化1】 〔ただし、一般式(I)中、Rは炭素数1〜10のアル
    キル基または炭素数1〜10のアルキル基置換もしくは
    非置換フェニル基、炭素数2〜10のアルキレン基また
    は1,3−もしくは1,4−フェニレン基、R1 〜R8
    は同一または異なり、水素原子もしくは炭素数1〜10
    のアルキル基を示す。〕
  2. 【請求項2】 (b)成分が、(i)酸成分として、主
    としてテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系およ
    び/または脂環式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる
    一種の二塩基酸、グリコール成分として、主としてシク
    ロヘキサンジメタノールからなる単位、および、(ii)
    酸成分として、主としてテレフタル酸、テレフタル酸以
    外の芳香族系および/または脂環式ジカルボン酸よりな
    る群から選ばれる一種の二塩基酸、グリコール成分とし
    て、主としてエチレングリコールからなる単位よりなる
    (i)および(ii)の各単位の繰り返しにより構成され
    る共重合ポリエステル樹脂である請求項1記載の導電性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分が、(i)酸成分として、主
    としてテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系およ
    び/または脂環式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる
    一種の二塩基酸、グリコール成分として、主としてシク
    ロヘキサンジメタノールからなる単位の繰り返しにより
    構成される重合体と、(ii)酸成分として、主としてテ
    レフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系および/また
    は脂環式ジカルボン酸よりなる群から選ばれる一種の二
    塩基酸、グリコール成分として、主としてエチレングリ
    コールからなる単位の繰り返しにより構成される重合体
    をブレンドして得られるポリエステル樹脂組成物である
    請求項1記載の導電性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (b)成分が、(i)酸成分として、主
    としてテレフタル酸、テレフタル酸以外の芳香族系およ
    び/または脂環式ジカルボン酸からなる群から選ばれる
    一種の二塩基酸、グリコール成分として、主としてシク
    ロヘキサンジメタノールからなる単位の繰り返しにより
    構成される重合体であることを特徴とする請求項1記載
    の導電性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (d)成分が、2−オキサゾリン環含有
    化合物および/または2−オキサゾリン環含有化合物を
    (グラフト)共重合させた高分子化合物である請求項1
    〜4、いずれか1項記載の導電性樹脂組成物。
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