JPH10228585A - 釣り銭自動払出装置 - Google Patents
釣り銭自動払出装置Info
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- JPH10228585A JPH10228585A JP9030952A JP3095297A JPH10228585A JP H10228585 A JPH10228585 A JP H10228585A JP 9030952 A JP9030952 A JP 9030952A JP 3095297 A JP3095297 A JP 3095297A JP H10228585 A JPH10228585 A JP H10228585A
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- case
- coins
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Abstract
に回収し得るようにする。 【解決手段】 硬貨収納部16から硬貨払出部25によ
り払い出される硬貨Cを受ける硬貨払出口26の下部近
傍に選択的に装着される硬貨回収ケース33を設け、硬
貨払出部25の下流側の端部と硬貨払出口26との間
に、変位することにより硬貨払出部25から払い出され
る硬貨Cを硬貨払出口26と硬貨回収ケース33とに選
択的に導く切替ゲート34を設けた。これにより、切替
ゲート34の変位動作によって、釣り銭を払い出す場合
には硬貨Cを硬貨払出口26に払い出すことができ、硬
貨回収時には硬貨収納部16内の全硬貨Cを硬貨回収ケ
ース33に一度に回収し得るようにした。
Description
置に関する。
貨を1枚ずつ送り出して搬送し、この搬送過程で外径チ
ェック部により硬貨の外径チェックを行い、搬送中の硬
貨が正貨でない場合には、その硬貨をリジェクト・オー
バーフロー部に排出し、リジェクト・オーバーフロー部
を通過した正貨を次の硬貨選別部により1円・5円・1
0円・50円・100円・500円のそれぞれの金種に
選別して金種毎に硬貨収納部に収納し、POS端末(Poi
nt Of Sales)やECR(Electronic Cash Register)から
の指令により釣り銭がある場合には、ベルト構成の硬貨
払出部により硬貨払出口に硬貨を払い出すようにした釣
り銭自動払出装置がある。
接続されて使用される釣り銭自動払出装置においては、
閉店時の硬貨回収に際して、装置内の全硬貨を硬貨払出
口に払い出して回収している。しかしながら、釣り銭払
出用のこの硬貨払出口は硬貨の収容容量が極めて少ない
ので、オペレータが何回も硬貨払出口に硬貨を払い出
し、その度に硬貨払出口内の硬貨を袋や他の回収用の容
器に移し変える操作をしなければならず、不便である。
で、釣り銭を払い出す場合には硬貨払出口に払い出し、
硬貨回収に際しては硬貨収納部内の全硬貨を一度に回収
することができる釣り銭自動払出装置を提供することを
目的とする。
硬貨収納部から硬貨払出部により払い出される硬貨を受
ける硬貨払出口の下部近傍に選択的に装着される硬貨回
収ケースを設け、前記硬貨払出部の下流側の端部と前記
硬貨払出口との間に、変位することにより前記硬貨払出
部から払い出される硬貨を前記硬貨払出口と前記硬貨回
収ケースとに選択的に導く切替ゲートを設けた。従っ
て、切替ゲートの位置を選択することにより、釣り銭払
い出しの場合には硬貨を硬貨払出口に払い出し、硬貨回
収時には硬貨収納部内の全硬貨を硬貨回収ケースに一度
に回収することが可能となる。
明において、切替ゲートにより導かれる硬貨を受ける位
置に硬貨回収ケースを配置して収納するドロワを硬貨払
出部と硬貨払出口との下方に引出自在に設けた。従っ
て、硬貨回収時にはドロワ内に収納した硬貨回収ケース
に硬貨を回収することが可能となる。
明において、ドロワには、切替ゲートにより導かれる硬
貨を受ける位置とその奥側の位置とに硬貨回収ケースと
紙幣収納ケースとが位置変更自在に収納されている。従
って、硬貨回収時には硬貨回収ケースを切替ゲートから
導かれる硬貨を受ける手前側の位置に配置してドロワに
収納し、また、故障等により釣り銭自動払出装置の機能
が使用できない場合には紙幣収納ケースをドロワの奥側
に隠し硬貨回収ケースを単に硬貨入出金用のケースとし
て紙幣収納ケースの手前側に配置してドロワに収納し、
さらに、釣り銭を硬貨払出口に払い出す場合には硬貨回
収ケースを釣り銭を補充する容器としてドロワの奥側に
収納する使用形態が得られる。
載の発明において、前記ドロワに収納される硬貨回収ケ
ースは、ドロワの閉止動作時に前記硬貨回収ケースに硬
貨を導く方向に切替ゲートを変位させる作動部を備え
る。従って、硬貨回収に際しては、ドロワに硬貨回収ケ
ースを収納し、このドロワを閉止することで、切替ゲー
トを硬貨を硬貨回収ケースに導く方向に自動的に変位さ
せることが可能である。
ないし図8に基づいて説明する。図1は釣り銭払出状態
を示す縦断側面図、図2は硬貨回収状態を示す縦断側面
図、図3は全体の外観を示す斜視図、図4は全体の平面
図、図5は硬貨収納部と硬貨払出部とを示す斜視図、図
6はゲートと硬貨払出口との関係を示す斜視図、図7は
ドロワを示す斜視図、図8は硬貨回収ケースの斜視図で
ある。
の右側手前に硬貨Cを一括して投入する上方に開口した
硬貨投入口2が設けられている。この硬貨投入口2に
は、光電的に硬貨Cの有無を検出する複数組の投入セン
サ3が設けられている。そして、硬貨投入口2の一端に
は、不規則に投入された硬貨Cを1枚ずつ送り出す投入
ローラ4が設けられ、この投入ローラ4と硬貨投入口2
とにより投入部5が形成されている。
る投入ベルト6の真上に1枚分の硬貨Cが通る隙間をあ
けて対向配置されており、この投入ベルト6には、硬貨
Cの送り速度を速めて所定の隙間をあけてそれぞれの硬
貨Cを送ることができるように搬送速度を速めた搬送ベ
ルト7が連設され、さらに、別の搬送ベルト8が連設さ
れている。搬送ベルト7部分には、硬貨Cの外径をチェ
ックする外径チェック部9が設けられている。この外径
チェック部9の先には、搬送される硬貨Cが正貨でない
場合、あるいは、後述する硬貨収納部が満杯である場合
に、硬貨搬送を中断して収納するリジェクト・オーバー
フロー部10が設けられている。さらに、搬送ベルト8
の終端部分には、搬送方向を直角に変換して硬貨Cを硬
貨選別位置に搬送する搬送ベルト11が設けられてい
る。したがって、投入ローラ4、投入ベルト6及び搬送
ベルト7,8,11によって、硬貨投入口2に投入され
た硬貨Cを硬貨選別位置まで搬送する硬貨搬送部が構成
されている。
幅寸法が拡大する金種毎の選別穴12が設けられ、ここ
に硬貨選別位置に位置する硬貨選別部13が形成されて
いる。選別穴12は、1円・5円・10円・50円・1
00円・500円のそれぞれの金種に対応するように6
個設けられている。そして、各選別穴12毎に硬貨セン
サ(計数センサ)14が設けられている。そして、選別
穴12のそれぞれに連通させて仕切板15で硬貨C毎に
仕切られた上方開口の硬貨収納部16が設けられてい
る。
底面部分には、図示しない収納部モータに連結されて駆
動される払出ベルト17が駆動ローラ18と従動ローラ
19とに懸け渡されて設けられている(図1,2参
照)。この払出ベルト17は、長短二本のエンドレスベ
ルトの一組によって構成されており、硬貨搬送方向下流
側に向かうに従い高さが高くなるように傾斜配置されて
いる。そして、硬貨収納部16の出口部には、硬貨Cを
一枚毎に分離する分離ローラ20がすべての出口部を横
断するように配設されており、かつ、所定枚数の硬貨C
を一列に整列させて待機させる硬貨待機部21が金種毎
に設けられている。払出ベルト17のうちの長い方は、
硬貨待機部21にも延出し、硬貨待機部21を通り越し
て硬貨払出位置まで到っている。また、硬貨待機部21
には、払出ベルト17の上部に2枚以上の硬貨Cが重な
らないように寸法を定めた押え板22が設けられ、か
つ、硬貨Cを一時的に停止させるとともに必要枚数の硬
貨Cを送り出すように動作制御がなされる硬貨ストッパ
23が設けられている(図1,2参照)。この硬貨スト
ッパ23は、図示しない電磁石に駆動制御され、動作制
御されることにより指定された硬貨Cとその枚数とを払
い出す。さらに、硬貨ストッパ23の直後には、払出セ
ンサ24が設けられている(図1,2参照)。ここに、
硬貨収納部16に収納された硬貨Cを金種別に搬送して
硬貨払出位置に落下させる搬送ベルト構造の硬貨払出部
25が構成されている。
よって硬貨Cが金種別に落下させられる硬貨払出位置に
は、上面が開口した筐体状の硬貨払出口26が配置され
ている。そして、本体ケース1の内部において硬貨払出
部25の一構成要素となる払出ベルト17及び硬貨払出
口26の下方に生じた空間には、ドロワ構造を構成する
引出し27が図示しないPOS端末/ECRからの制御
によって引き出し自在に設けられている。この引出し2
7には、紙幣収納ケース28とコインケース29とが前
後入替え自在に収納されている(図7参照)。これによ
り、引出し27の内部においては、紙幣収納ケース28
とコインケース29とを、選択的に前側にも後側にも配
置自在である。さらに、本体ケース1の左側手前には、
表示器30及び各種の操作キー31が設けられている
(図3参照)。
には払出ベルト17の後部付近から手前側の先端部に延
出して硬貨払出部25の下部空間32aを仕切る仕切板
32が設けられ、前述した引出し27はこの下部空間3
2aに設けられている。図1及び図2に示す状態では、
引出し27には硬貨回収時に用いられる硬貨回収ケース
33が選択的に収納されている。そして、硬貨払出部2
5の下流側の端部(払出ベルト17の先端部)と硬貨払
出口26との間には、上下方向に変位することにより硬
貨払出部25から払い出される硬貨Cを硬貨払出口26
と硬貨回収ケース33とに選択的に導く切替ゲート34
がを設けられている。
先端から硬貨払出口26に向けて下方に傾斜する案内面
35を有し、両側には本体ケース1の両側に設けた上下
方向に長いガイド(図示せず)に上下動自在に保持され
る小判型のガイド36と、このガイド36から側方に突
出するピン37とが形成されている(図6参照)。
には切替ゲート34のピン37に嵌合された水平方向に
長い長孔38を有するレバー39が軸40を中心に回動
自在に設けられ、このレバー39はこれを時計方向に強
制的に回動させたときに元の位置に戻るようにスプリン
グ41により付勢されている。そして、硬貨回収ケース
33の側面には、引出し27の閉止動作時にレバー39
を時計方向に押圧して切替ゲート34を上方に変位させ
る突起状の作動部44が形成されている。図8に示すよ
うに、硬貨回収ケース33は、この例では硬貨Cを金種
別に収納し得るように仕切板45により仕切られてい
る。これらの仕切板45の間隔は、金種別に硬貨Cを払
い出す複数の払出ベルト17の境目と一致されている。
7には図7に示すように紙幣収納ケース28とコインケ
ース29とを収納する。この場合、コインケース29に
は釣り銭の不足を補う硬貨Cを収納しておく。硬貨Cが
硬貨投入口2に投入されると、投入センサ3がその硬貨
Cを検出し、投入ベルト6・搬送ベルト7,8・搬送ベ
ルト11が駆動される。そして、投入された硬貨Cは、
投入部5の投入ローラ4と投入ベルト6との間で1枚ず
つ分離されて搬送され、搬送ベルト7でそれぞれの硬貨
Cの間隔を広げられて搬送される。その過程で、外径チ
ェック部9や図示しない材質チェック部等で正貨である
か偽貨であるかの判別がなされ、正貨でない場合には、
リジェクト・オーバーフロー部10に収納される。この
時、硬貨収納部16が満杯で新たな硬貨Cを収納するこ
とができない場合にも、搬送されてきた硬貨Cはリジェ
クト・オーバーフロー部10に収納される。正貨の場合
には、搬送ベルト8から搬送ベルト11に方向転換され
て搬送され、硬貨選別部13で金種毎の選別がなされ
る。すなわち、金種に応じて選別穴12に落され、硬貨
収納部16に収納される。選別穴12から落下した硬貨
Cは、硬貨センサ14によりその数がカウントされる。
また、硬貨待機部21に硬貨Cがない場合には、払出ベ
ルト17が駆動されて硬貨待機部21に所定枚数の硬貨
Cが常に存在するように動作制御がなされる。
処理がなされ、POS端末/ECRより硬貨Cの払出命
令があった場合には、払出ベルト17が駆動されるとと
もに、金種毎に硬貨ストッパ23が動作して必要枚数の
硬貨Cが送り出される。このように送り出された硬貨C
は、硬貨払出口26に一括して払い出される。この場
合、切替ゲート34は下位位置に位置し、払出ベルト1
7により搬送された硬貨Cは切替ゲート34の案内面3
5の上を滑落して硬貨払出口26に落下する。そこで、
キャッシャは、硬貨払出口26に払い出された硬貨Cを
つかみ取り、顧客に渡すことができる。一方、釣り銭の
額によっては引出し27から紙幣を取り出すことが必要
になることがある。そこで、POS端末/ECRは、釣
り銭の金額に基づいて引出し27の開放必要性を判定
し、必要であると判定した場合には引出し27を自動開
放する。
27に硬貨回収ケース33を収納する。この例では、図
1,2に示すように、硬貨収納ケース33は紙幣収納ケ
ース28とコインケース29とを含む大きさであるの
で、その前に紙幣収納ケース28とコインケース29と
を取り出して内部の紙幣及び硬貨を他の容器に回収して
から硬貨回収ケース33を収納する。そして、図1に示
す状態から図2に示すように引出し27を閉じると、レ
バー39が硬貨回収ケース33の作動部44に押圧され
て時計方向に回動してピン37を押し上げる。これによ
り切替ゲート34が上昇するため、硬貨回収操作をする
と硬貨収納部16の全硬貨Cが払出ベルト17により払
い出され、切替ゲート34の案内面35の下を通り引出
し27内の硬貨回収ケース33に金種別に落下する。
貨回収ケース33は、引出し27の閉止動作時に硬貨回
収ケース33に硬貨Cを導く方向に切替ゲート34を変
位させる作動部44を備えているので、硬貨回収に際し
ては、引出し27に硬貨回収ケース33を収納し、この
引出し27を閉止することにより、切替ゲート34を自
動的に硬貨回収位置に変位させることができ、操作性が
よくなる。
した硬貨回収ケース33は、別に設けた保管場所に移し
変える。この場合、図9に示すように、硬貨収納ケース
33の各室に開閉自在のシャッタ46を設け、これらの
シャッタ46を開放するようにすれば、硬貨回収ケース
33を少し傾けるだけで内部の硬貨Cを容易に移し変え
ることができ、また、金種が混じることもない。さら
に、硬貨回収ケース33を図10に示すように金種別に
分離した硬貨回収ケース47に置き換えてもよい。な
お、硬貨回収ケースは硬貨を金種別に分けることなく回
収するようにしたものでもよい。
3に代えて、図11に示すようにやや小さめの硬貨回収
ケース48を用いる場合には、この硬貨回収ケース48
を紙幣収納ケース28と共に常時引出し27に収納して
おくこともできる。この場合には硬貨回収ケース48を
種々の用途に使用することができる。
硬貨回収ケース48を切替ゲート34から導かれる硬貨
Cを受ける手前側の位置に配置して引出し27に収納
し、引出し27を閉じたときに作動部44によりレバー
39を回動させて切替ゲート34を上方に変位させる使
用形態、故障等により釣り銭自動払出装置の機能を使用
できない場合には、紙幣収納ケース28を奥側に隠し硬
貨回収ケース48を単に硬貨入出金用のケースとし手前
側に配置して引出し27に収納して使用する使用形態、
釣り銭を硬貨払出口26に払い出す場合には、硬貨回収
ケース48を釣り銭を補充する容器として引出し27の
奥側に収納して使用する使用形態、等を得ることができ
る。
ないし図15に基づいて説明する。本実施の形態及びこ
れに続く実施の形態において、第一の実施の形態で説明
した部分と同一構造の部分は同一符号を用い説明も省略
する。図12は釣り銭払出状態を示す縦断側面図、図1
3は硬貨回収状態を示す縦断側面図、図14は硬貨払出
口及び切替ゲートと硬貨回収ケースとの関係を示す分解
斜視図、図15は硬貨回収ケースを実装した状態を示す
側面図である。
の手前側に、硬貨払出口26と、その下側に硬貨一枚分
の間隔(通路50)を開けて配置された切替ゲート49
とが一体に形成されて軸51を中心に回動自在に支持さ
れている。この硬貨払出口26と切替ゲート49とは、
スプリング52により反時計方向に付勢されてストッパ
(図示せず)により静止位置が定められている。その静
止位置は、払出ベルト17と硬貨払出口26とが接続さ
れる位置である。
における硬貨回収ケース53は、前実施の形態で説明し
たように引出し27に収納するタイプのものではなく、
外付けタイプであり、硬貨払出口26と切替ゲート49
との結合体の両側から突出するピン54に掛けられるフ
ック55を両側に有している。
常の場合は、図12に示すように硬貨回収ケース53は
用いない。この状態では、硬貨払出口26が払出ベルト
17から払い出される硬貨Cを受ける静止位置で静止す
るため、払い出された硬貨Cは硬貨払出口26に払い出
される。
替ゲート49との結合体の両側から突出するピン54に
硬貨回収ケース53のフック55を掛ける。これによ
り、硬貨払出口26と切替ゲート49とは、硬貨回収ケ
ース53の荷重を受けてスプリング52の付勢力に抗し
て時計方向に回動しストッパ(図示せず)に当接して静
止する。これにより、図13に示すように、払出ベルト
17の先端の高さと通路50の高さとが一致するので、
払い出された硬貨Cが通路50を通り硬貨回収ケース5
3に落下する。
示す側面図である。同図(a)に示すように、高さ寸法
が小さい硬貨回収ケース53を用いる場合は本体ケース
1を机Dの中央を含む任意の位置に置くことができる。
同図(b)に示すように、高さ寸法が大きい硬貨回収ケ
ース53を用いる場合は、本体ケース1を机Dの端に置
き、硬貨回収ケース53を机Dの外に位置させる。この
場合、設置場所に多少の制限が伴うが、大型の硬貨回収
ケース53を用いて大量の硬貨Cを一度に回収すること
ができる。
6及び図17に基づいて説明する。図16は釣り銭払出
状態を示す縦断側面図、図17は硬貨回収状態を示す縦
断側面図である。
の手前側に、切替ゲート56が軸57を中心に回動自在
に設けられている。この切替ゲート56は、自重又はス
プリング(図示せず)により上端が払出ベルト17側に
付勢され、その払出ベルト17に近接した位置でストッ
パ(図示せず)に当接して静止する。また、仕切板32
にはシャッタ58が引出し27の引出し方向に沿って移
動自在に支持されている。このシャッタ58は仕切板3
2との間に張設されたスプリング59により切替ゲート
56の下部空間を遮蔽する方向に付勢されている。この
シャッタ58と切替ゲート56とは連結部材として機能
するスプリング60により連結されている。すなわち、
シャッタ58を図16に示す状態から図17に示すよう
に、スプリング59の付勢力に抗して奥側に移動させた
ときに、切替ゲート56がスプリング60によって引っ
張られて軸57を中心に時計方向に回動し、シャッタ5
8が手前側に復帰したときは、切替ゲート56が付勢力
により払出ベルト17側に復帰するように構成されてい
る。
てリンクやワイヤでシャッタ58と切替ゲート56とを
連結しても得られるが、シャッタ58の動きに連動して
切替ゲート56を所望の位置まで回動させるには、寸法
のバラツキ等を考慮した場合にスプリング60の方が好
ましい。そして、引出し27に収納される硬貨回収ケー
ス61に奥には、シャッタ58の奥側の端縁に折曲した
屈曲片62を押圧することで切替ゲート56を回動させ
る作動部63が設けられている。
56が払出ベルト17に近接する状態では、釣り銭とし
ての硬貨Cが硬貨払出口26に落下する。硬貨回収時に
は、引出し27内のケースを作動部63を有する硬貨回
収ケース61と入れ換えて、図17に示すように引出し
27を閉じると、シャッタ58が硬貨回収ケース61の
作動部63に押圧されて奥側にスライドし切替ゲート5
6の下方空間を開放する。このときシャッタ58の動作
に連動して切替ゲート56が時計方向に回動して払出ベ
ルト17から離れるため、硬貨収納部16から搬送され
た硬貨Cが硬貨回収ケース61に落下する。
硬貨払出部により払い出される硬貨を受ける硬貨払出口
の下部近傍に選択的に装着される硬貨回収ケースを設
け、前記硬貨払出部の下流側の端部と前記硬貨払出口と
の間に、変位することにより前記硬貨払出部から払い出
される硬貨を前記硬貨払出口と前記硬貨回収ケースとに
選択的に導く切替ゲートを設けたので、切替ゲートの変
位動作により、釣り銭払い出しの場合には硬貨を硬貨払
出口に払い出すことができ、硬貨回収時には硬貨収納部
内の全硬貨を硬貨回収ケースに一度に回収することがで
きる。
明において、切替ゲートにより導かれる硬貨を受ける位
置に硬貨回収ケースを配置して収納するドロワを硬貨払
出部と硬貨払出口との下方に引出自在に設けたので、硬
貨回収時にはドロワ内に収納した硬貨回収ケースに硬貨
を回収することができる。
明において、ドロワには、切替ゲートにより導かれる硬
貨を受ける位置とその奥側の位置とに硬貨回収ケースと
紙幣収納ケースとが位置変更自在に収納されているの
で、硬貨回収時には硬貨回収ケースを切替ゲートから導
かれる硬貨を受ける手前側の位置に配置してドロワに収
納し、また、故障等により釣り銭自動払出装置の機能が
使用できないような場合には、紙幣収納ケースをドロワ
の奥側に隠し硬貨回収ケースを単に硬貨入出金用のケー
スとして紙幣収納ケースの手前側に配置してドロワに収
納し、さらに、釣り銭を硬貨払出口に払い出す場合には
硬貨回収ケースを釣り銭を補充する容器としてドロワの
奥側に収納する等、複数の使用形態を得ることができ
る。
載の発明において、ドロワに収納される硬貨回収ケース
は、ドロワの閉止動作時に前記硬貨回収ケースに硬貨を
導く方向に切替ゲートを変位させる作動部を備えるの
で、硬貨回収に際しては、ドロワに硬貨回収ケースを収
納し、このドロワを閉止するだけの操作で、切替ゲート
を硬貨を硬貨回収ケースに導く方向に自動的に変位させ
ることができる。
状態を示す縦断側面図である。
る。
る。
る。
側面から示す説明図である。
出状態を示す縦断側面図である。
との関係を示す分解斜視図である。
である。
出状態を示す縦断側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 硬貨投入口に投入された硬貨を硬貨選別
部に搬送し金種毎に選別して硬貨収納部に落下させ、こ
の硬貨収納部に金種別に収納された硬貨を硬貨払出部に
より搬送して硬貨払出口に落下させるようにした釣り銭
自動払出装置において、 前記硬貨払出口の下部近傍に選択的に装着される硬貨回
収ケースを設け、前記硬貨払出部の下流側の端部と前記
硬貨払出口との間に、変位することにより前記硬貨払出
部から払い出される硬貨を前記硬貨払出口と前記硬貨回
収ケースとに選択的に導く切替ゲートを設けたことを特
徴とする釣り銭自動払出装置。 - 【請求項2】 切替ゲートにより導かれる硬貨を受ける
位置に硬貨回収ケースを配置して収納するドロワを硬貨
払出部と硬貨払出口との下方に引出自在に設けたことを
特徴とする請求項1記載の釣り銭自動払出装置。 - 【請求項3】 ドロワには、切替ゲートにより導かれる
硬貨を受ける位置とその奥側の位置とに硬貨回収ケース
と紙幣収納ケースとが位置変更自在に収納されているこ
とを特徴とする請求項2記載の釣り銭自動払出装置。 - 【請求項4】 ドロワに収納される硬貨回収ケースは、
前記ドロワの閉止動作時に前記硬貨回収ケースに硬貨を
導く方向に切替ゲートを変位させる作動部を備えること
を特徴とする請求項2又は3記載の釣り銭自動払出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03095297A JP3338760B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 釣り銭自動払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03095297A JP3338760B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 釣り銭自動払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228585A true JPH10228585A (ja) | 1998-08-25 |
JP3338760B2 JP3338760B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=12318027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03095297A Expired - Fee Related JP3338760B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 釣り銭自動払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338760B2 (ja) |
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2008077196A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Oki Electric Ind Co Ltd | 現金処理装置 |
JP2010033410A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | 硬貨処理装置及び金銭処理機 |
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1997
- 1997-02-14 JP JP03095297A patent/JP3338760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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