JPH10228257A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法、駆動装置及びこれを用いたプラズマディスプレイ - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法、駆動装置及びこれを用いたプラズマディスプレイ

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JPH10228257A
JPH10228257A JP9272878A JP27287897A JPH10228257A JP H10228257 A JPH10228257 A JP H10228257A JP 9272878 A JP9272878 A JP 9272878A JP 27287897 A JP27287897 A JP 27287897A JP H10228257 A JPH10228257 A JP H10228257A
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electrode
plasma display
discharge
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孝 佐々木
Masaharu Ishigaki
正治 石垣
Takahisa Mizuta
尊久 水田
Takeo Masuda
健夫 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】全面消去放電を低減してコントラストを向上さ
せる。 【解決手段】 透過性の基板21に配置されている共通
に駆動可能な共通X電極22と、この電極22に平行に
配置され、独立に駆動可能な独立Y電極23と、他の基
板28に配置され、これら電極22、23と垂直に交差
し、かつ、独立に駆動可能なアドレスA電極29を有
し、共通X電極22と独立Y電極23でサステイン放電
を行い、独立Y電極23とアドレスA電極29でアドレ
ス放電を行い、各セルの荷電粒子の状態を略等しくする
ためにサステイン放電が行われたセルに対してのみ細線
消去放電を行ない、さらに放電を伴わない電圧を印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーソナルコンピュ
ータやワークステーションなどのディスプレイ装置、平
面型の壁掛けテレビジョン、広告、情報等の表示装置等
に用いられる表示装置、例えば、プラズマディスプレイ
パネルの駆動方法、駆動装置及びこれを用いたプラズマ
ディスプレイに関するものである。本発明は特にAC型
プラズマディスプレイに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイは1フィールドを
複数のサブフィールドに分け、各画素(セル)ごとに放
電により紫外線を発生させて蛍光体を励起し、発光させ
ている。この発光を行なうセルは前面側ガラス基板およ
び背面側ガラス基板上にお互いに直交するように配置さ
れた2組の独立駆動可能な電極群のアドレス放電により
決定される。
【0003】第1の従来例としては、例えば特開平6−
186927号公報に開示されているようにサブフィー
ルドごとに各セルの荷電粒子状態を略等しくし、発光さ
せないセルは確実に発光しない状態として、かつ、アド
レス放電を低い電圧で行なえるようにするため、全面書
き込み放電および全面消去放電の2回の発光放電を行な
っていた。このため、黒の表示においても全面での発光
があり、コントラストを劣化させていた。
【0004】また、第2の従来例として、特開平7−4
9663号公報に開示されているように、同一発光輝度
のサブフィールドを複数個連続して配置してサブフィー
ルド群とし、1つのサブフィールド群では、予備放電と
各画素に対する書込みと消去動作とを1回とすることに
より、パネルの劣化の低減とコントラストの向上を図っ
ていた。上記第2の従来例はコントラストの向上を図る
一手法を示すものであるが、発行輝度が異なるサブフィ
ールドをブロックに纏めてコントラストを向上させた例
がない。
【0005】プラズマパネルへの書込みは1行に対して
概略2〜4μs必要であり、通常のテレビ画面は480
行からなるため、1画面の書込み期間は、1行の書込み
時間を3μsとしても、1.44msとなり、1フィー
ルド中では、1.44ms×9=略13msを要する。
1フィールド期間は16.7msであるから、ここから
書込み期間と予備放電期間とを除くと、発光期間は充分
な長さがあるとはいえない。さらに、高精細画面で、例
えば、1画面760行ある場合は書込みを略2μsとし
ても256階調8サブフィールドの場合には、時間は十
分ではなく、サブフィールドを増やすことは困難であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、本発明
ではコントラストを向上させることを目的とするもので
ある。
【0007】本発明の他の目的は全面消去放電を無くす
と共に、全面書き込み放電も無くすことでコントラスト
を向上させようとするものである。
【0008】本発明のさらに他の目的は、かかる問題を
解消し、サブフィールドの数は変えずに予備放電回数
(全面書込み放電および細線消去放電)を低減して、コン
トラストを向上させることができるようにしたプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明では、 透過性の基板に配置されている
共通に駆動可能な第1の電極群と、前記第1の電極に平
行に配置され、独立に駆動可能な第2の電極群と、他の
基板に配置され、上記第1及び第2の電極群と垂直に交
差し、かつ、独立に駆動可能な第3の電極群を有し、各
セルの荷電粒子の状態を略等しくするためにその直前に
放電が行われたセルでのみ、少なくとも1回の放電を行
うと共に、放電を伴わない電圧を印加している。
【0010】本発明の一実施例では、全セルに放電用電
圧を印加しても、サステイン放電が行われたセルでしか
放電は行われないし、放電を伴わない電圧は全セルに印
加されたとしても、この放電が行われたセルでのみ荷電
粒子の状態を略等しくすることに役立つ。
【0011】本発明の目的を達成するために、本発明で
は、更に、サステイン期間後に細線パルスにより荷電粒
子の消去と分極を行ない、最後の細線パルスを印加した
電極群に高い電位の均一化パルスを印加した直後に他方
の電極群に規制パルスを印加するだけで全面消去放電を
無くし、かつ、全面書き込み放電も無くして荷電粒子の
制御を行なう。これにより、黒表示の際の不要な放電発
光を無くし、コントラストを向上させている。
【0012】本発明の他の目的を達成するために、本発
明では、複数のサブフィールドでブロックを形成し、全
面書込み放電および細線消去放電は各ブロックの最初に
1回としてこれらの放電回数を低減している。この際、
予備放電は全書込放電及び細線消去放電からなり、この
予備放電を行うとアドレス電極にプラス荷電粒子が集ま
るため、アドレスパルスの電圧を低くすることが出来
る。各発光画素(セル)において、アドレス放電が起き
ないかぎり、この荷電粒子状態は少なくとも1フィール
ド期間(16.7ms)は充分に保持される。このた
め、アドレス放電がないセルでは、予備放電は1フィー
ルド期間に1回で充分である。一方、アドレス放電が行
なわれて発光するセルでは、サステイン放電を利用し、
発光したセルのみ選択して荷電粒子の移動と消去を行な
い、予備放電終了後の荷電粒子状態と同等の荷電粒子状
態にすることにより、次のサブフィールドでは、予備放
電なしでアドレス放電の電圧を低くできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1は本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの構造の一部を示す分解斜視図である。前面ガラス基
板21の下面には透明な共通X電極22と透明な独立Y
電極23が設けられている。また、それぞれの電極には
Xバス電極24とYバス電極25が積層されている。更
に、その下面には誘電体層26と「酸化マグネシウム」
(MgO)等の保護層27が設けられている。一方、背面
ガラス基板28の上面には前面ガラス基板21の共通X
電極22と独立Y電極23とに直角方向にアドレスA電
極29が設けられている。このアドレスA電極29を誘
電体層30が覆っており、その上に隔壁31がアドレス
A電極29と平行に設けられている。さらに、隔壁31
と誘電体層30上には蛍光体32が塗布されている。
【0015】図2は図1中矢印A方向から見たプラズマ
ディスプレイパネルの1つのセルの断面図である。アド
レスA電極29は隔壁31の中間に位置する。また、前
面ガラス基板21と背面ガラス基板28の間の空間33
には、ネオン(Ne)、キセノン(Xe)等の放電ガスが充
填されている。
【0016】図3は図1中矢印B方向から見たプラズマ
ディスプレイパネルの3つのセルの断面図である。1セ
ルの境界は概略点線で示す位置であり、共通X電極22
と独立Y電極23が交互に配置されている。AC型のプ
ラズマディスプレイパネルではこの、共通X電極22と
独立Y電極23近傍の誘電体層26の上に正負の荷電粒
子を分けて集め、この荷電粒子を利用して放電を行なう
ための電界を形成している。
【0017】図4は図1に示すプラズマディスプレイパ
ネルの電極及び電極に接続される回路構成を示す平面図
である。
【0018】図は共通X電極22、独立Y電極23及び
アドレスA電極29の配線と回路構成を示す。X電極駆
動回路35は共通X電極22と1ないし複数個所で接続
されており共通X電極22に印加する駆動パルスを発生
している。Y電極駆動回路36は独立Y電極23の1本
ごとに接続され、独立Y電極23に印加する駆動パルス
を発生している。A電極駆動回路37はアドレスA電極
29の1本ごとに接続され、アドレスA電極29に印加
する駆動パルスを発生している。
【0019】図5は本発明における第1の駆動方式を示
す図である。図5(a)は1フィールド期間のサブフィー
ルドの配置を示すタイムチャートである。図において、
1は1フィールド期間を示し、横軸は時間(1フィール
ド期間)、縦軸はセルの行を表わしている。この場合は
1フィールドが第1〜第8の8個のサブフィールド2〜
9に分けられている。各サブフィールド2〜9の最初に
は荷電粒子均一化期間2a〜9aがあり、その後各アド
レス期間2b〜9b、サステイン期間2c〜9cがあ
る。このサステイン期間2c〜9cではそれぞれに放電
回数が割り振られており、これらの放電回数の組合せに
より中間調の表示を行なう。放電回数の多少とサブフィ
ールドの順番は任意であり、本実施例では放電回数の少
ない順に並ぶ例を示している。
【0020】図5(b)から図5(e)は共通X電極、アド
レスA電極、独立Y電極に供給されるパルス波形を示す
波形図である。
【0021】図において、パルス波形10は第1サブフ
ィールド2において共通X電極22に印加される駆動波
形の一部であり、パルス波形11はアドレスA電極29
の1本に印加される駆動波形の一部であり、パルス波形
12、13は独立Y電極23の例えば1行目、2行目
(Y1、Y2)に印加される駆動波形の一部である。
【0022】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加されるパルス波形10は荷電粒子均一化期間
2aからアドレス期間2bへ続く規制パルス40と、サ
ステイン期間2cのサステインパルス41よりなる。こ
の際、規制パルス40の電圧はサステインパルス41よ
り低い。次にアドレスA電極29の1本に印加される波
形11は発光させるセルに対応する第1サブフィールド
2のアドレス期間2bのアドレスパルス42よりなる。
【0023】なお、発光させるセルが無い場合にはアド
レスパルス42も無い。すなわち、すべてのアドレス電
極の内、発光させるセルがある電極にはアドレスパルス
が印加され、発光されるセルがないアドレス電極にはア
ドレスパルスが印加されない。
【0024】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形12、13はそ
れぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間2b
のスキャンパルス44a、44b、…、サステイン期間
2cのサステインパルス45a、45b、…、細線消去
パルス46a、46b、…よりなる。この際、スキャン
パルス44a、44b、…の電圧はサステインパルス4
5a、45b、…より低い。なお、細線消去パルスと均
一化パルス43a、43b、…は同じ電極群に印加され
るように構成される。なお、細線消去パルス46a、4
6bの幅は0.5μs以上2μs以下が最適である。
【0025】次に、本発明の動作について説明する。図
5において電源投入直後の第1サブフィールド2の荷電
粒子均一化期間2aでは独立Y電極23に印加される均
一化パルス43によりすべてのセルにおいて独立Y電極
23と共通X電極22間で放電が起こり、独立Y電極2
3近傍の誘電体層上にマイナスの荷電粒子が形成され
る。なお、この均一化パルス43による放電は最初の一
回のみであり、その後は放電しない。すなわち、セル内
の空間33の電荷状態が異常な状態にならない限り均一
化パルス43による放電は最初の一回限りである。均一
化パルス43の立上りから略0.3μs以上2μs以下
の時間で共通X電極22に規制パルス40が印加され
る。これにより、共通X電極22近傍の誘電体層上にも
マイナスの荷電粒子が形成され、アドレスA電極29側
にはプラスの荷電粒子が形成される。
【0026】均一化パルス43a、43bの立ち上がり
から規制パルス40の立ち上がりの時間を上記の様に決
めたのは、この間隔をあまり長くすると独立Y電極23
上にマイナスの荷電粒子が集まりすぎ、共通X電極22
にプラスの荷電粒子が集まり始めるからである。この間
隔を狭くすると、独立Y電極23にマイナス荷電粒子が
十分に集まらず、アドレスA電極にプラスの荷電粒子を
十分に集めることが出来ない。
【0027】この規制パルス40の主な役割は共通X電
極22にマイナスの荷電粒子を引き寄せ、アドレスA電
極29にプラスの荷電粒子を形成させることである。他
の役割は、アドレス電極29と独立Y電極23とでアド
レス放電を行う際、共通X電極22と独立Y電極23間
で放電を起こさせ、アドレス放電を助長させることにあ
る。
【0028】次に、アドレス期間2bでは例えば独立Y
電極23の1行目に印加されるスキャンパルス44aと
同時にアドレスA電極29の1本にアドレスパルス42
が印加されると、独立Y電極23の1行目とこの1本の
アドレスA電極29との交点に位置するセルにおいて書
き込み放電が起こって荷電粒子を形成し、このセルの独
立Y電極23側にプラスの荷電粒子が集まる。
【0029】一方、独立Y電極23の2行目のようにス
キャンパルス44bに対応するアドレスパルス42が印
加されない場合には書き込み放電は起こらず、独立Y電
極23側には荷電粒子も形成されない。すなわち、すべ
てのアドレスA電極29と独立Y電極23との交点に位
置するセルのうち点灯させたいセルに対応するアドレス
A電極29にアドレスパルス42が出力され、独立Y電
極23にはスキャンパルス44aまたは44bが出力さ
れるため、アドレスパルス42が出力されたアドレスA
電極29と独立Y電極23で放電が起こる。
【0030】次にサステイン期間2cでは前記アドレス
期間2bで書き込み放電が行なわれ、独立Y電極23側
にプラスの荷電粒子が集まったセルでのみ、サステイン
パルス41、45a、45b、…により共通X電極22
と独立Y電極23間で発光表示のための放電、即ち、サ
ステイン放電が起こる。その後、独立Y電極23に印加
される細線消去パルス46a、46b、…で独立Y電極
23と共通X電極22間で放電が起こり荷電粒子を消去
する。これにより、発光表示のための放電が起ったセル
はすべて荷電粒子の消去が行なわれる。放電の継続時間
に対して細線消去パルス46a、46b、…の幅をやや
長く設定しているため、独立Y電極23近傍の誘電体層
上にマイナスの荷電粒子が集まっている。発光表示のた
めの放電が起らなかったセルは「セルの中に荷電粒子が
不足したため」消去放電も起こらない。このため、荷電
粒子均一化期間2aで独立Y電極23近傍の誘電体層上
に形成されたマイナスの荷電粒子はそのまま維持されて
いる。
【0031】この状態で次のサブフィールドで均一化パ
ルス43を印加してもセル内のマイナスの荷電粒子が均
一化パルス43の電圧を打ち消すため、セル内では放電
に必要な十分な電界が形成されず、放電は起こらない。
以後、すべてのサブフィールドにおいて、均一化パルス
43を印加しても放電は起こらない。
【0032】以上のようにして、電源投入後の最初のサ
ブフィールドを除いて均一化パルス43によって放電は
起こらないので、黒表示の場合の発光はなくなる。ま
た、サステインパルス数で規定される階調表示の直線性
に対しては、2回の放電より1回の放電の方が影響が少
ない。本発明に於いては、サステイン放電が起こったセ
ルでは1回の放電でも荷電粒子の均一化を行うことが出
来るため、サステインパルス数で規定される階調表示の
直線性に対して影響が少ない。
【0033】第2〜第8サブフィールド3〜9でも同様
な動作が繰り返され、1フィールドの画面を構成する。
【0034】図6〜図10は発光表示の放電が発生する
セルにおける電源投入直後の最初のサブフィールドから
次のサブフィールドの均一化パルスおよび規制パルスが
印加されるまでの荷電粒子の状態を示すプラズマディス
プレイパネルの断面図であり、これらの図において60
はプラスの荷電粒子、61はマイナスの荷電粒子を示
す。なお、荷電粒子の動きは図6〜図10に示した3つ
のセルのうち、中央のセルに関してのみ示す。
【0035】図6は電源が投入され、最先の均一化パル
スと規制パルスが印加された後のパネルのセルのなかの
荷電粒子状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面
図である。
【0036】図は電源投入直後の最初のサブフィールド
において、独立Y電極23に均一化パルス43が印加さ
れ、直後に共通X電極22に規制パルス40が印加され
た後の荷電粒子状態を示す。この最初のサブフィールド
では均一化パルス43により全セルにおいて共通X電極
22と独立Y電極23間で放電が起こり、規制パルスに
よって独立Y電極23および共通X電極22側の誘電体
層上にはマイナスの荷電粒子61が集まり、アドレスA
電極29側にはプラスの荷電粒子60が集まる。
【0037】図7はアドレス放電後のパネルのセル内の
荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断
面図である。
【0038】図はアドレスA電極29にアドレスパルス
42が印加され、アドレスA電極29と独立Y電極23
間でアドレス放電が発生した後の荷電粒子状態を示す。
アドレス放電時には独立Y電極23はアドレスA電極2
9および共通X電極22よりも低い電位にあり、独立Y
電極23近傍の誘電体層上にプラスの荷電粒子60が集
まる。よって、図7に示すような荷電粒子状態となる。
【0039】このプラスの荷電粒子60による荷電粒子
と独立Y電極23に印加されるサステインパルス45
a、45b、…の第1パルスの電圧とで共通X電極22
との間で放電が開始し、維持放電が行なわれる。サステ
インパルス45a、45bによる放電によって今度は独
立Y電極23にマイナスの荷電粒子が集まり(図示せ
ず)、共通X電極22にプラスの荷電粒子が集まるた
め、今度はサステインパルス41の第1パルス電圧によ
って、独立Y電極23と共通X電極22との間で維持放
電が行われる。サステイン期間2cではこれが繰り返え
さらえる。
【0040】図8は細線消去パルス印加後のパネルのセ
ル内の荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネ
ルの断面図である。
【0041】図は共通X電極22に印加された最後のサ
ステインパルス41の後に独立Y電極23に細線消去パ
ルス46a、46b、…が印加された後の荷電粒子状態
を示す。最後のサステインパルス41で放電を行った後
の荷電粒子の状態は図7の状態になる。この細線消去パ
ルス46a、46b、…の幅は放電の継続時間より長
く、独立Y電極23近傍の誘電体層上には動きの早いマ
イナスの荷電粒子61が集まる。これにより、荷電粒子
の分極が行なわれる。プラスの荷電粒子60は動きが遅
いため、しばらくの間放電空間を漂う。また、マイナス
の荷電粒子61の一部もしばらくの間放電空間を漂う。
【0042】図9は2番目のサブフィールドにおいて均
一化パルス印加後のパネルのセル内の荷電粒子の状態を
示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
【0043】2番目のサブフィールドの均一化パルス4
3の電圧はマイナスの荷電粒子61に相殺されて放電開
始電圧に達せず、放電しない。この際、独立Y電極23
は他の電極群よりも高い電位にあるため、さらにマイナ
スの荷電粒子61を引き付ける。
【0044】図10は2番目のサブフィールドにおいて
規制パルス印加後のパネルのセル中の荷電粒子の状態を
示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
【0045】図は共通X電極22に規制パルス40が印
加された後の荷電粒子状態を示す。共通X電極22側の
誘電体層上にもマイナスの荷電粒子61が集まると共
に、アドレスA電極29側にはプラスの荷電粒子60が
集まる。これにより、均一化パルス43で放電しなくて
も最初のサブフィールドと同様に駆動が可能となる。ま
た、この場合独立Y電極23側のマイナス荷電粒子によ
って、均一化パルス43a、43b…の電圧は実質的に
下げられるので、独立Y電極23と共通X電極22との
間では放電は起こらない。
【0046】以上の過程により各サブフィールドごとの
全書き込み放電および消去放電無しで駆動が可能となる
ため、黒表示の際の不要な発光がなくなり、コントラス
トが向上する。
【0047】次に、第2の実施例について説明する。図
11は本発明における第2の駆動方式を示す図である。
図11(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図11(b)から図11(e)は
共通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給される
パルス波形を示す波形図である。
【0048】波形70は第1サブフィールド2において
共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、波
形71はアドレスA電極29の1本に印加される駆動波
形の一部であり、波形72、73は独立Y電極23の例
えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加される駆動波
形の一部である。
【0049】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形70は荷電粒子均一化期間2aか
らアドレス期間2bへ続く規制パルス40と、サステイ
ン期間2cのサステインパルス41と、第2細線消去パ
ルス74よりなる。次にアドレスA電極29の1本に印
加される波形71は発光させるセルに対応する第1サブ
フィールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42
よりなる。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレ
ス電極29にアドレスパルス42が印加されない。
【0050】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形72、73はそ
れぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間2b
のスキャンパルス44a、44b、…、サステイン期間
2cのサステインパルス45a、45b、…、第1細線
消去パルス75a、75b、…よりなる。
【0051】この際、第1細線消去パルス75a、75
b、…の幅は第2細線消去パルス74と同等もしくは第
2細線消去パルス74より狭い。なお、本実施例のよう
に細線消去パルスが偶数個の場合、最後の細線消去パル
スとなる第1細線消去パルス75a、75b、…と均一
化パルス43a、43b、…、は同じ電極群に印加され
るように構成され、最初の細線消去パルスとなる第2細
線消去パルス74は最後の細線消去パルスとは異なる電
極、すなわち共通X電極22に印加される。
【0052】この場合、最後のサステインパルスは独立
Y電極23に印加される。これにより、第1細線消去パ
ルス75a、75b、…印加後の荷電粒子状態は第1の
実施例の図8に示す状態と略等しく、同様に動作する。
他のサブフィールド3〜9も同様の構成になっている。
なお、この細線消去パルス群で荷電粒子の消去と分極を
行なうため総称してこれら細線消去パルス群を分極パル
ス群と呼ぶ。この実施例では第1、第2の細線消去パル
スを用いることにより、より効果的に消去を行うことが
できるため、アドレス放電時の放電時間を一定に保つこ
とができる。
【0053】次に、第3の実施例について説明する。図
12は本発明における第3の駆動方式を示す図である。
図12(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図12(b)から図12(e)は共
通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給されるパ
ルス波形を示す波形図である。
【0054】波形80は第1サブフィールド2において
共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、波
形81はアドレスA電極29の1本に印加される駆動波
形の一部であり、波形82、83は独立Y電極23の例
えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加される駆動波
形の一部である。
【0055】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形80は荷電粒子均一化期間2aか
らアドレス期間2bへ続く規制パルス40と、サステイ
ン期間2cのサステインパルス41と、第2細線消去パ
ルス84よりなる。次にアドレスA電極29の1本に印
加される波形81は発光させるセルに対応する第1サブ
フィールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42
よりなる。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレ
スパルス42も無い。
【0056】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形82、83はそ
れぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間2b
のスキャンパルス44a、44b、…、サステイン期間
2cのサステインパルス45a、45b、…、第3細線
消去パルス85a、b、…、第1細線消去パルス86
a、86b、…よりなる。
【0057】この際、第2細線消去パルス84の幅は第
3細線消去パルス85a、85b、…と同等もしくは第
3細線消去パルス85a、85b、…より狭い。また、
第1細線消去パルス86a、86b、…の幅は第2細線
消去パルス84と同等もしくは第2細線消去パルス84
より狭い。
【0058】なお、本実施例のように細線消去パルスが
奇数個の場合、最後の細線消去パルスとなる第1細線消
去パルス86a、86b、…と均一化パルス43a、4
3b、…は同じ電極群に印加されるように構成され、最
初の細線消去パルスとなる第3細線消去パルス85a、
85b、…は最後の細線消去パルスと同じ電極、すなわ
ち独立Y電極23に印加される。したがって、最後のサ
ステインパルスは共通X電極22に印加される。これに
より、第1細線消去パルス86a、86b、…印加後の
荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示す状態と略等し
く、同様に動作する。他のサブフィールド3〜9も同様
の構成になっている。
【0059】なお、この実施例では第1、第2、第3の
細線消去パルス86a、86b、84、85a、85b
を用いることにより、さらに確実に消去を行うことがで
きる。なお、本発明者の実験によると3つの細線消去パ
ルス迄が有効であり、それ以上パルスの数を増やしても
あまり効果がないことが分かった。
【0060】次に、第4の実施例について説明する。図
13は本発明における第4の駆動方式を示す図である。
図13(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図13(b)から図13(e)は共
通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給されるパ
ルス波形を示す波形図である。
【0061】波形90は第1サブフィールド2において
共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、波
形91はアドレスA電極29の1本に印加される駆動波
形の一部であり、波形92、93は独立Y電極23の例
えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加される駆動波
形の一部である。
【0062】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形90は荷電粒子均一化期間2aか
らアドレス期間2bへ続く規制パルス94と、サステイ
ン期間2cのサステインパルス41とよりなる。この
際、規制パルス94とサステインパルス41とは同電位
であり、電源を共通にできるため回路構成が簡略化でき
る。
【0063】次にアドレスA電極29の1本に印加され
る波形91は発光させるセルに対応する第1サブフィー
ルド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42よりな
る。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレスパル
ス42も無い。
【0064】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形92、93はそ
れぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間2b
のスキャンパルス44a、44b、…、サステイン期間
2cのサステインパルス45a、45b、…、細線消去
パルス46a、46b、…よりなる。
【0065】これにより、細線消去パルス46a、46
b、…印加後の荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示
す状態と略等しく、同様に動作する。他のサブフィール
ド3〜9も同様の構成になっている。この駆動方式にお
いては、共通X電極22に印加される規制パルス94と
サステインパルス41は同電圧であるためこの電源回路
の構成を簡単にすることができる。
【0066】次に、第5の実施例について説明する。図
14は本発明における第5の駆動方式を示す図である。
図14(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図14(b)から図14(e)は共
通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給されるパ
ルス波形を示す波形図である。
【0067】波形100は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形101はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形102、103は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0068】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形100は荷電粒子均一化期間2a
からアドレス期間2bへ続く規制パルス94と、サステ
イン期間2cのサステインパルス41とよりなる。この
際、図13に示す第4の実施例と同様に規制パルス94
とサステインパルス41とは同電位であり、電源を共通
にできるため回路構成が簡略化できる。次にアドレスA
電極29の1本に印加される波形101は発光させるセ
ルに対応する第1サブフィールド2のアドレス期間2b
のアドレスパルス42よりなる。なお、発光させるセル
が無い場合にはアドレスパルス42も無い。
【0069】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形102、103
はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間
2aの均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間
2bのスキャンパルス104a、104b、…、サステ
イン期間2cのサステインパルス45a、45b、…、
細線消去パルス46a、46b、…よりなる。この際、
アドレス期間2bの独立Y電極23の電位はサステイン
パルス45a、45b、…とは同電位であり、電源を共
通にできるため回路構成が簡略化できる。
【0070】これにより、細線消去パルス46a、46
b、…印加後の荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示
す状態と略等しく、同様に動作する。他のサブフィール
ド3〜9も同様の構成になっている。
【0071】次に、第6の実施例について説明する。図
15は本発明における第6の駆動方式を示す図である。
図15(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図15(b)から図15(e)は共
通X電極、アドレスA電極、第1、第2の独立Y電極に
供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0072】波形110は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形111はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形112、113は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0073】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形110は荷電粒子均一化期間2a
の第1規制パルス114と、アドレス期間2bの第2規
制パルス115と、サステイン期間2cのサステインパ
ルス41とよりなる。このように、共通X電極22に印
加される規制パルスを荷電粒子均一化期間2aの第1規
制パルス114と、アドレス期間2bの第2規制パルス
115とに分けてもよい。
【0074】次にアドレスA電極29の1本に印加され
る波形111は発光させるセルに対応する第1サブフィ
ールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42より
なる。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレスパ
ルス42も無い。
【0075】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形112、113
はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間
2aの均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間
2bのスキャンパルス116a、116b、…、サステ
イン期間2cのサステインパルス45a、45b、…、
細線消去パルス46a、46b、…よりなる。
【0076】これにより、細線消去パルス46a、46
b、…印加後の荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示
す状態と略等しく、同様に動作する。他のサブフィール
ド3〜9も同様の構成になっている。
【0077】図において、第1規制パルス114の立ち
下がりを均一化パルス43aより僅かに早く立ち下げ
て、共通X電極22と独立Y電極23間で誤放電するの
を防いでいる。また、第2の規制パルス115の立ち上
がりをスキャンパルス116aの立ち上がりとほぼ同じ
にして共通X電極22と独立Y電極23間での誤放電を
防いでいる。
【0078】なお、図15において、共通X電極22に
印加される第1規制パルス114の電圧はサステインパ
ルス41の電圧と同じでもよい。
【0079】次に、第7の実施例について説明する。図
16は本発明における第7の駆動方式を示す図である。
図16(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図16(b)から図16(e)は共
通X電極、アドレスA電極、第1、第2の独立Y電極に
供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0080】波形130は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形131はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形132、133は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0081】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形130は荷電粒子均一化期間2a
の第1規制パルス134と、アドレス期間2bの第2規
制パルス135と、サステイン期間2cのサステインパ
ルス41とよりなる。次にアドレスA電極29の1本に
印加される波形131は発光させるセルに対応する第1
サブフィールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス
42よりなる。なお、発光させるセルが無い場合にはア
ドレスパルス42も無い。
【0082】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形132、133
はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間
2aの均一化パルス136a、36b、…、アドレス期
間2bのスキャンパルス137a、b、…、サステイン
期間2cのサステインパルス45a、45b、…、細線
消去パルス46a、46b、…よりなる。なお、均一化
パルス136a、136b、…の立ち下がりは本実施例
に示すように前記実施例とは異なり、1μs以下で0電
位となるパルスとなっている。
【0083】また、第5の実施例に示すように第2規制
パルス135とスキャンパルス137a、137b、…
もそれぞれ、サステインパルス41、45a、45b、
…と同電位であってもよい。
【0084】これにより、細線消去パルス46a、46
b、…印加後の荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示
す状態と略等しく、同様に動作する。他のサブフィール
ド3〜9も同様の構成になっている。
【0085】均一化パルス136aを急激に立ち下げて
もそれ以前に第1規制パルス139が立ち下がっている
ため、共通X電極22と独立Y電極23間で誤放電は起
きない。
【0086】次に、第8の実施例について説明する。図
17は本発明における第8の駆動方式を示す図である。
図17(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図17(b)から図17(e)は共
通X電極、アドレスA電極、第1、第2の独立Y電極に
供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0087】波形140は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形141はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形142、143は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0088】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形140は荷電粒子均一化期間2a
の第1規制パルス144と、アドレス期間2bの第2規
制パルス135と、サステイン期間2cのサステインパ
ルス41とよりなる。第1規制パルス144は本実施例
ではサステインパルス41より高い電位に設定されてい
る。
【0089】次に、アドレスA電極29の1本に印加さ
れる波形141は発光させるセルに対応する第1サブフ
ィールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42よ
りなる。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレス
パルス42も無い。次に独立Y電極23の例えば隣接す
る1、2行目(Y1、Y2)に印加される波形142、
143はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一
化期間2aの均一化パルス136a、136b、…、ア
ドレス期間2bのスキャンパルス137a、137b、
…、サステイン期間2cのサステインパルス45a、4
5b、…、細線消去パルス46a、46b、…よりな
る。
【0090】また、第2規制パルス135とスキャンパ
ルス137a、137b、…もそれぞれ、サステインパ
ルス41、45a、45b、…と同電位であってもよ
い。これにより、細線消去パルス46a、46b、…印
加後の荷電粒子状態は第1の実施例の図8に示す状態と
略等しく、同様に動作する。他のサブフィールド3〜9
も同様の構成になっている。
【0091】この実施例においては、第1規制パルス1
44の電圧をサステインパルス41の電圧より高くして
いる。第1規制パルス144の電圧を高くすることによ
り共通X電極22にマイナスの荷電粒子を集めることが
出来る為、アドレスA電極29には多くのプラス荷電粒
子が集まり、よりアドレス放電をし易くすることが出来
る。
【0092】次に、第9の実施例について説明する。図
18は本発明における第9の駆動方式を示す図である。
図18(a)は1フィールド期間のサブフィールドの配置
を示すタイムチャートである。図5と同様1フィールド
期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わしている。図18(b)から図18(e)は共
通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給されるパ
ルス波形を示す波形図である。
【0093】波形150は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形151はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形152、153は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0094】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形150は荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス153と、アドレス期間2bの第2規制
パルス154と、サステイン期間2cのサステインパル
ス41と、細線消去パルス155よりなる。なお、本実
施例は細線消去パルスが1個の場合であり、第5の実施
例と同様に細線消去パルスが印加された電極に均一化パ
ルスが印加される。
【0095】また、第2、第3の実施例(図11および
図12参照)と同様に細線消去パルスが2本の場合、3
本の場合もそれぞれ、最後の細線消去パルスが印加され
た電極に均一化パルスが印加される。次にアドレスA電
極29の1本に印加される波形151は発光させるセル
に対応する第1サブフィールド2のアドレス期間2bの
アドレスパルス42よりなる。
【0096】なお、発光させるセルが無い場合にはアド
レスパルス42も無い。次に独立Y電極23の例えば隣
接する1、2行目(Y1、Y2)に印加される波形15
2、153はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子
均一化期間2aの第1規制パルス156a、156b、
…、アドレス期間2bのスキャンパルス137a、13
7b、…、サステイン期間2cのサステインパルス45
a、45b、…よりなる。
【0097】本実施例において、第1規制パルス156
a、156b、…は均一化パルス153の立ち上がりか
ら0.3μs以上2μs以下の時間で印加されている。
また、第5の実施例(図14参照)に示すように第2規制
パルス154とスキャンパルス137a、b、…もそれ
ぞれ、サステインパルス41、45a、45b、…と同
電位であってもよい。他のサブフィールド3〜9も同様
の構成になっている。
【0098】この実施例において、第1規制パルス43
a、43bは図15等に示されている均一化パルス43
a、43bと類似しているが、本発明において、均一化
パルスとは均一化期間において先に立ち上がるパルスが
均一化パルスとしての役割を果たす。また、均一化パル
ス153の立ち上がりと第1規制パルス156a、15
6b間の間隔を0.3μs以上2μs以下とする理由は
すでに説明した通りである。
【0099】図19〜23は第9の実施例(図18参照)
においてサステイン放電が発生するセルにおける電源投
入直後の最初のサブフィールドから次のサブフィールド
の均一化パルスおよび規制パルスが印加されるまでの荷
電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面
図である。なお、荷電粒子の動きは図に示した3つのセ
ルのうち、中央のセルに関してのみ示す。
【0100】図19は電源が投入され、最先の均一化パ
ルスと規制パルスが印加された後のパネルのセル内の荷
電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面
図である。図は電源投入直後の最初のサブフィールドに
おいて共通X電極22に均一化パルス153が印加さ
れ、直後に独立Y電極23に第1規制パルス156a、
156b、…が印加された後の荷電粒子状態を示す。こ
の最初のサブフィールドでは均一化パルス153により
全セルにおいて放電が起こり、第1規制パルス156
a、156bによって共通X電極22および独立Y電極
23側の誘電体層上には、マイナスの荷電粒子61が集
まり、アドレスA電極29側にはプラスの荷電粒子60
が集まる。
【0101】図20は第9の実施例において、アドレス
放電後のパネルのセル内の荷電粒子の状態を示すプラズ
マディスプレイパネルの断面図である。図はアドレスA
電極29にアドレスパルス42が印加され、アドレス放
電が発生した後の荷電粒子状態を示す。アドレス放電時
には独立Y電極23はアドレスA電極29および共通X
電極22よりも低い電位にあり、独立Y電極23近傍の
誘電体層上にプラスの荷電粒子60が集まり、他の電極
にはマイナスの荷電粒子が集まる。図20はこの状態を
示す。このプラスの荷電粒子60による荷電粒子と独立
Y電極23に印加されるサステインパルス45a、45
b、…の第1パルスの電圧とで放電が開始し、サステイ
ン放電が行なわれる。
【0102】図21は第9の実施例における細線消去パ
ルス印加後のパれるのセル内の荷電粒子の状態を示すプ
ラズマディスプレイパネルの断面図である。図は独立Y
電極23に印加された最後のサステインパルス45a、
45b、…の後に共通X電極22に細線消去パルス15
5が印加された後の荷電粒子状態を示す。この細線消去
パルス155の幅は放電の継続時間より長く、共通X電
極22近傍の誘電体層上には動きの早いマイナスの荷電
粒子61が集まる。プラスの荷電粒子60は動きが遅い
ため、しばらくの間、放電空間を漂う。また、マイナス
の荷電粒子61の一部もしばらくの間、放電空間を漂
う。
【0103】図22は第9の実施例において2番目のサ
ブフィールドで均一化パルス印加後のパネルのセル内の
荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断
面図である。図は2番目のサブフィールドの均一化パル
ス153が印加された後の荷電粒子状態を示す。均一化
パルス153の電圧は共通X電極22付近のマイナスの
荷電粒子61に相殺されて放電開始電圧に達せず、放電
しない。
【0104】図23は第9の実施例において2番目のサ
ブフィールドで均一化パルス印加後のパネルのセル内の
荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断
面図である。図は独立Y電極23に第1規制パルス15
6a、156b、…が印加された後の荷電粒子状態を示
す。独立Y電極23、共通X電極22にプラスのパルス
153、156a、156bが印加されているため、こ
れら電極22、23側の誘電体層上にはマイナスの荷電
粒子61が集まると共にアドレスA電極29側にはプラ
スの荷電粒子60が集まる。これにより、均一化パルス
153で放電しなくても最初のサブフィールドと同様に
駆動が可能となる。
【0105】次に、第10の実施例について説明する。
図24は本発明における第10の駆動方式を示す図であ
る。図24(a)は1フィールド期間のサブフィールドの
配置を示すタイムチャートである。図24は図18と同
様1フィールド期間1の分割を示す図であり、横軸は時
間軸、縦軸はセルの行を表わしている。図24(b)〜図
24(e)は共通電極、アドレス電極、第1、第2の独立
Y電極に供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0106】波形160は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形161はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形162、163は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0107】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形160は荷電粒子均一化期間2a
の均一化パルス164と、均一化パルス164につなが
り、荷電粒子均一化期間2aからアドレス期間2bにつ
ながる第2規制パルス165と、サステイン期間2cの
サステインパルス41と、細線消去パルス155よりな
る。なお、本実施例は細線消去パルスが1個の場合であ
り、第1の実施例と同様に細線消去パルスが印加された
電極に均一化パルスが印加される。また、第2、第3の
実施例と同様に細線消去パルスが2本の場合、3本の場
合もそれぞれ、最後の細線消去パルスが印加された電極
に均一化パルスが印加される。
【0108】次にアドレスA電極29の1本に印加され
る波形161は発光させるセルに対応する第1サブフィ
ールド2のアドレス期間2bのアドレスパルス42より
なる。なお、発光させるセルが無い場合にはアドレスパ
ルス42も無い。次に独立Y電極23の例えば隣接する
1、2行目(Y1、Y2)に印加される波形162、1
63はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化
期間2aの第1規制パルス156a、156b、…、ア
ドレス期間2bのスキャンパルス137a、137b、
…、サステイン期間2cのサステインパルス45a、4
5b、…よりなる。
【0109】本実施例において、第1規制パルス156
a、156b、…は均一化パルス153の立ち上がりか
ら0.3μs以上2μs以下の時間で印加されている。
また、第9の実施例(図18参照)に示すように第2規制
パルス165とスキャンパルス137a、137b、…
もそれぞれ、サステインパルス41、45a、45b、
…と同電位であってもよい。他のサブフィールド3〜9
も同様の構成になっている。
【0110】本実施例において均一化パルス164を高
電位にしたのは共通X電極22にマイナスの荷電粒子を
集めて、アドレスA電極側に多くのプラスの荷電粒子を
集めるためである。また、アドレス期間で第2規制パル
ス165の電圧を低くしたのは共通X電極22と独立Y
電極23間でご放電が起こるのを防ぐためである。
【0111】次に、第11の実施例について説明する。
図25は本発明における第11の駆動方式を示す図であ
る。図25(a)は1フィールド期間のサブフィールドの
配置を示すタイムチャートである。図は図5と同様1フ
ィールド期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、
縦軸はセルの行を表わしている。図25(b)から図25
(e)は共通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給
されるパルス波形を示す波形図である。
【0112】波形170は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形171はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形172、173は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0113】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形170は荷電粒子均一化期間2a
からアドレス期間2bへ続く規制パルス40と、維持放
電期間2cのサステインパルス41とよりなる。次にア
ドレスA電極29の1本に印加される波形171はアド
レス期間2bすべてにわたり、スキャンパルス44a、
44bにより独立Y電極23との間で放電しない程度の
電圧の保持パルス174と、発光させるセルに対応する
アドレスパルス175よりなる。
【0114】本実施例の場合、アドレス放電に必要な電
位は保持パルス174の電位とアドレスパルス175の
電位の和になるため、アドレスパルス175の変化分を
小さくすることができる。なお、発光させるセルが無い
場合にはアドレスパルス175も無い。
【0115】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形172、173
はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間
2aの均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間
2bのスキャンパルス44a、44b、…、サステイン
期間2cのサステインパルス45a、45b、…、細線
消去パルス46a、46b、…よりなる。また、第5の
実施例に示すように規制パルス40とスキャンパルス4
4a、44b…もそれぞれ、サステインパルス41、4
5a、45b、…と同電位であってもよい。これによ
り、細線消去パルス46a、46b、…印加後の荷電粒
子状態は第1の実施例の図8に示す状態と略等しく、同
様に動作する。他のサブフィールド3〜9も同様の構成
になっている。
【0116】次に、第12の実施例について説明する。
図26は本発明における第12の駆動方式を示す図であ
る。図26(a)は1フィールド期間のサブフィールドの
配置を示すタイムチャートである。図は図5と同様1フ
ィールド期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、
縦軸はセルの行を表わしている。図26(b)から図26
(e)は共通X電極、アドレスA電極、第1、第2の独立
Y電極に供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0117】波形180は第1サブフィールド2におい
て共通X電極22に印加される駆動波形の一部であり、
波形181はアドレスA電極29の1本に印加される駆
動波形の一部であり、波形182、183は独立Y電極
23の例えば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加され
る駆動波形の一部である。
【0118】第1サブフィールド2において共通X電極
22に印加される波形180は荷電粒子均一化期間2a
の規制パルス184と、サステイン期間2cのサステイ
ンパルス41とよりなる。次にアドレスA電極29の1
本に印加される波形181は発光させるセルに対応する
アドレスパルス42よりなる。なお、発光させるセルが
無い場合にはアドレスパルス42も無い。
【0119】次に独立Y電極23の例えば隣接する1、
2行目(Y1、Y2)に印加される波形182、183
はそれぞれ第1サブフィールド2の荷電粒子均一化期間
2aの均一化パルス43a、43b、…、アドレス期間
2bのマイナスのスキャンパルス185a、185b、
…、サステイン期間2cのサステインパルス45a、4
5b、…、細線消去パルス46a、46b、…よりな
る。また、第5の実施例に示すように規制パルス184
はサステインパルス41と同電位であってもよい。これ
により、第1細線消去パルス46a、b、…印加後の荷
電粒子状態は第1の実施例の図8に示す状態と略等し
く、同様に動作する。他のサブフィールド3〜9も同様
の構成になっている。
【0120】この実施例においては、スキャンパルス1
85a、195bはマイナス電圧となっており、アドレ
スパルス42との電圧差を大きくとることができるの
で、アドレスA電極29と独立Y電極23間のアドレス
放電を確実に行うことができる。
【0121】次に、第13の実施例について説明する。
図27は本発明における第13の駆動方式を示す図であ
る。図27(a)は1フィールド期間のサブフィールドの
配置を示すタイムチャートである。図は図5と同様1フ
ィールド期間1の分割を示す図であり、横軸は時間軸、
縦軸はセルの行を表わしている。図27(b)から図27
(e)は共通X電極、アドレスA電極、独立Y電極に供給
されるパルス波形を示す波形図である。
【0122】波形190は第8サブフィールド9および
その後のフィールドブランク期間9dにおいて共通X電
極22に印加される駆動波形の一部であり、波形191
はアドレスA電極29の1本に印加される駆動波形の一
部であり、波形192、193は独立Y電極23の例え
ば1行目、2行目(Y1、Y2)に印加される駆動波形
の一部である。
【0123】第8サブフィールド9およびその後のフィ
ールドブランク期間9dにおいて共通X電極22に印加
される波形190は荷電粒子均一化期間2aからアドレ
ス期間2bに続く規制パルス40と、サステイン期間2
cのサステインパルス41と、フィールド全書き込みパ
ルス194よりなる。本実施例において、全書き込みパ
ルス194はその直前のサステイン放電の有無にかかわ
らず放電可能な電位を与えている。これにより、放電に
よる全セルの荷電粒子状態の均一化を図る。なお、フィ
ールドブランク期間は各サブフィールドの間に位置して
もよく、また、複数回あってもよい。
【0124】次にアドレスA電極29の1本に印加され
る波形191は発光させるセルに対応するアドレスパル
ス42よりなる。なお、発光させるセルが無い場合には
アドレスパルス42も無い。次に独立Y電極23の例え
ば隣接する1、2行目(Y1、Y2)に印加される波形
192、193はそれぞれ第8サブフィールド9の荷電
粒子均一化期間2aの均一化パルス43a、43b、
…、アドレス期間2bのスキャンパルス44a、44
b、…、サステイン期間2cのサステインパルス45
a、45b、…、フィールドブランク期間9dの細線消
去パルス195a、195b、…よりなる。また、第5
の実施例に示すように規制パルス40、スキャンパルス
44a、44b、…はサステインパルス41、45a、
45b、…と同電位であってもよい。これにより、第1
細線消去パルス195a、b、…印加後の荷電粒子状態
は第1の実施例の図8に示す状態と略等しく、同様に動
作する。他のサブフィールド3〜9も同様の構成になっ
ている。
【0125】本実施例においては、例えば幾つかのサブ
フィールドに渡って黒の部分が続いた場合、セルの中に
荷電粒子がなくなり、続くアドレス放電でうまく放電が
できない場合がある。これを防ぐために、フィールド全
書込みパルス194により強制的に共通X電極22と独
立Y電極間で放電を起こさせることによりこれを防ぐこ
とができる。
【0126】以上のようにして、第1から第12までの
実施例ではサステイン期間とアドレス期間の全てのセル
に渡って荷電粒子状態を均一化する全面放電および消去
放電無しで駆動でき、コントラストを向上できる。ま
た、第13の実施例でも1フィールドにおける全面放電
および消去放電は減少しており、コントラストを向上で
きる。
【0127】以下、本発明のさらに他の実施形態を図面
により説明する。
【0128】図28は本発明によるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の第14の実施形態を示す図であ
る。
【0129】図28(a)は1フィールド期間のサブフィ
ールドの配置を示すタイムチャートである。横軸を時間
軸とし、縦軸をセルの行としている。図28(b)から図
28(g)は共通X電極、アドレスA電極、4本の独立Y
電極に供給されるパルス波形を示す波形図である。
【0130】図において、201は1フィールド期間、
202〜203はサブフィールド、202a〜209a
はアドレス期間、202b〜209bはサステイン期
間、210〜213はフィールドブロック、210a〜
213aは全書込消去期間である。
【0131】図28(b)において、波形220は共通X
電極22に印加される駆動波形を、波形221は同じく
アドレスA電極29に印加される駆動波形を、222〜
225は夫々同じく1行目、2行目、3行目、4行目の
独立Y電極23に印加される駆動波形である。
【0132】まず、図28(a)において、1フィール
ド期間201が8個のサブフィールド202〜209に
分けられ、連続する2つのサブフィールドで1つのフィ
ールドブロックを形成し、従って、1フィールド期間2
01は4つのフィールドブロック210〜213から構
成されている。
【0133】各フィールドブロック210〜2130で
は、最初のサブフィールド202、204、206、2
08において、まず、最初に全書込消去期間210a、
211a、212a、213aが設けられ、これに続い
て、アドレス期間202a、204a、206a、20
8aが、さらに、サステイン期間202b、204b、
206b、208bが設けられている。次のサブフィー
ルド203、205、207、209では、まず、アド
レス期間203a、205a、207a、209aが設
けられ、これに続いて、サステイン期間203b、20
5b、207b、209bが設けられている。
【0134】ここで、これらサステイン期間202b〜
209bでは、夫々毎に発光回数が割り振られており、
これらの発光回数の組合せにより、中間調の表示が行な
われる。発光回数の多少とサブフィールドの順番は任意
であり、この実施形態では、サステイン期間202b、
204b、206b、208b、203b、205b、
207b、209bの順に発光回数が多くなっており、
全書込消去期間が設けられていないサブフィールド20
3、205、207、209の直前のサステイン期間2
02b、204b、206b、208bとしては、発光
回数の少ないものとしている。
【0135】図28(b)はフィールドブロック210
を例として示しているが、他のフィールドブロックにつ
いても同様である。共通X電極22に印加される駆動波
形220は、最初のサブフィールド202では、全書込
消去期間210aで全書込パルス240と分極パルス2
41とからなり、次のアドレス期間202aでハイパル
ス242からなり、さらに次のサステイン期間202b
でサステインパルス243と荷電粒子制御パルス244
と細線消去パルス245とからなり、次のサブフィール
ド203では、アドレス期間203aでハイパルス24
6からなり、次のサステイン期間203bでサステイン
パルス247からなっている。
【0136】なお、荷電粒子制御パルス244と消去パ
ルス245とはサステインパルス243と同等またはそ
れ以下の電圧レベルであり、サステインパルス247に
続いて次のフィールドブロック211に入る。また、図
28(b)において、全面書込みパルス240は2段階に
電圧を上げているが、通常この電圧は約300ボルトで
あり2段階に電圧を上げた方が回路構成が簡単になるか
らであり、特にこの全面書込みパルス240に段差をつ
ける必要はない。
【0137】図28(c)に示すアドレスA電極29に印
加される駆動波形221は、発光させるセルに対応し
て、最初のサブフィールド202のアドレス期間202
aでは、複数のアドレスパルス248a、248b、…
からなり、次のサブフィールド203のアドレス期間2
03aでは、複数のアドレスパルス249a、249
b、…からなっている。なお、発光させるセルがない場
合には、アドレスパルスは供給されない。
【0138】図28(d)〜図28(g)に示すように互い
に隣合う4つの独立Y電極23に印加される駆動波形を
夫々222、223、224、225とすると、これら
は夫々、最初のサブフィールド202のアドレス期間2
02aに印加されるスキャンパルス250a、250
b、250c、250d、…、サステイン期間222b
に印加されるサステインパルス251a、251b、2
51c、251d、…、選択放電パルス252a、25
2b、252c、252d、…、細線消去パルス253
a、253b、253c、253d、…と、次のサブフ
ィールド203のアドレス期間203aに印加されるス
キャンパルス254a、254b、254c、254
d、…、サステイン期間203bに印加されるサステイ
ンパルス255a、255b、255c、255d、…
とからなっている。
【0139】なお、選択放電パルス252a、252
b、252c、252d、…は荷電粒子制御パルス24
4と略等しい電圧であり、この荷電粒子制御パルス24
4は、選択放電パルス252a、252b、252c、
252d、…に対して、やや遅れて立ち上がり、その遅
れ時間t1は0.1〜1.5μsである。また、荷電粒
子制御パルス244は、選択放電パルス252a、25
2b、252c、252d、…に対しては、やや早めに
終了し、その時間t2は0.1〜1.0μsである。本
実施例において、選択放電パルス252a〜252dの
立ち上げから荷電粒子制御パルス244の立ち上げを上
記のように規定したのは、この時間を長くすると独立Y
電極23にマイナス荷電粒子があつまりすぎ、共通X電
極22に少ししかマイナスの荷電粒子が集まらないから
である。
【0140】また、選択放電パルス252a〜252d
を荷電粒子制御パルス244に比べてやや早く立ち上げ
るのは選択放電パルスによって共通X電極22間で放電
を起こさせるためである。また、荷電粒子制御パルス2
44を早く立ち下げるのは選択放電パルス252a〜2
520dを立ち下げたとき共通X電極22との間で放電
が起こるのを防ぐためである。
【0141】また、選択放電パルス252a、252
b、252c、252d、…及び細線消去パルス253
a、253b、253c、253d、…のようなパルス
は、フィールドブロック210(図28(a))の後の
方のサブフィールド203のサステインパルス247の
後には設けられていない。
【0142】さらに、サブフィールド203のサステイ
ンパルスは、独立Y電極23に印加されるサステインパ
ルス255a、255b、255c、255d、…で終
了する。
【0143】図28(a)における他のフィールドブロ
ック211〜213についても、同様な駆動波形が用い
られるが、サステインパルスのパルス数のみが異なる。
従って、選択放電パルスや荷電粒子制御パルス、細線消
去パルスは、フィールドブロック210〜213夫々の
最初のサブフィールド204、206、208のみに設
けられている。
【0144】次に、この実施形態の動作について、図2
9〜図32を参照して、説明する。
【0145】図28(a)、図28(b)において、フ
ィールドブロック210の全書込消去期間210aで
は、共通X電極22に印加される全書込パルス240に
より、全てのセルにて放電が起こり、荷電粒子が形成さ
れる。この際、アドレスA電極29側には、プラスの荷
電粒子が集まる。その後、分極パルス241によって分
極のための放電がなされ、主に共通X電極22、独立Y
電極23側の荷電粒子が分極される。
【0146】次のアドレス期間202aでは、例えば、
1行目の独立Y電極23に印加される駆動波形222の
スキャンパルス250aと同時に、所定のアドレスA電
極29にアドレスパルス248aが印加され、これによ
り、この1行目の独立Y電極23とこのアドレスA電極
29との交点に位置するセルでアドレス放電が生じて荷
電粒子が形成され、このセルの独立Y電極23側にプラ
スの荷電粒子が集まる。
【0147】これと同様に、3行目の独立Y電極23に
駆動波形224のスキャンパルス250cが印加され、
上記の所定のアドレスA電極29にアドレスパルス24
8bが印加されると、この3行目の独立Y電極23とこ
のアドレスA電極29との交点に位置するセルでアドレ
ス放電が生じて荷電粒子が形成され、このセルの独立Y
電極23側にプラスの荷電粒子が集まる。
【0148】一方、2行目及び4行目の図の特定のセル
を発光させない場合には独立Y電極23に印加される駆
動波形223、225のスキャンパルス250b、25
0dに対応するアドレスパルスが印加されないため、こ
れらの独立Y電極23とアドレスA電極29との交点に
位置するセルでは、アドレス放電が起こらず、独立Y電
極23側には荷電粒子も形成されない。
【0149】次に、サステイン期間202bでは、アド
レスA期間202aでアドレス放電が行なわれて独立Y
電極23側にプラスの荷電粒子が集まったセルでのみ、
駆動波形220のサステインパルス243と駆動波形2
22、223、224、225のサステインパルス25
1a、251b、251c、251d、…により、発光
表示のための放電が起こる。
【0150】その後、独立Y電極23に印加される選択
放電パルス252a、252b、252c、252d、
…によって、発光表示のための放電が生じて充分に荷電
粒子が形成されたセルでのみ、選択的に放電が起こる。
この選択放電パルス252a、252b、252c、2
52d、…による放電が停止する前に、共通X電極22
に荷電粒子制御パルス244を印加することにより、ア
ドレスA電極29側にプラスの荷電粒子が集まる。
【0151】その後、共通X電極22に印加される駆動
波形220の細線消去パルス245と、独立Y電極に供
給される駆動波形222、223、224、225の細
線消去パルス253a、253b、253c、253
d、…とにより、消去放電が起こり、主に共通X電極2
2、独立Y電極23側の荷電粒子を消去する。これによ
り、発光表示のための放電が起ったセルは全て全書込消
去期間210aの終了後の荷電粒子状態とほぼ等しい荷
電粒子状態になる。
【0152】一方、発光表示のための放電が起らなかっ
たセルでは、アドレス放電も起こっておらず、全書込消
去期間210aの終了後の荷電粒子状態が概略維持され
ている。
【0153】以上のようにして、最初のサブフィールド
202での消去パルス245、253a、253b、2
53c、253d、…の印加後の最後の時点で、全ての
セルの荷電粒子状態を全書込消去期間210aの終了後
の荷電粒子状態とほぼ等しい荷電粒子状態にすることが
できる。これにより、次のサブフィールド203では、
全てのセルにおいて、全書込消去期間を設けることなし
に、アドレス放電を起こすことが可能となる。
【0154】フィールドブロック211〜213でも同
様の動作が繰り返され、1フィールドの画面が構成され
る。
【0155】図29〜図32は図28に示す実施例にお
いて、サステイン放電が発生したセルでの荷電粒子の動
きを示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
図において、60はプラスの荷電粒子、61はマイナス
の荷電粒子であり、前出図面に対応する部分には同一符
号を付けている。なお、荷電粒子の動きは図示した3つ
のセルのうち、中央のセルに関してのみ示す。
【0156】図29は図28で示す実施例におけるサス
テインパルスの印加後のパネルのセル内の荷電粒子の状
態を示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
図に示すように共通X電極22にサステインパルス24
3の最後のパルスが印加されると誘電体層26の共通X
電極22側には、マイナスの荷電粒子61が集まり、独
立Y電極23側には、プラスの荷電粒子60が集まる。
【0157】図30は図28の実施例において、選択放
電パルスによる放電時のパネルのセル内での荷電粒子の
状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面図であ
る。図において、独立Y電極23に選択放電パルス25
2a、252b、252c、252d、…が印加される
と選択放電パルス252a、252b、252c、25
2d、…の電圧と誘電体層26の独立Y電極23側の集
まっているプラスの荷電粒子60による電圧とで独立Y
電極23と共通X電極間で放電が起こり、放電空間33
に多数のプラスの荷電粒子60及びマイナスの荷電粒子
61が発生する。
【0158】図31は図28に示す実施例において荷電
粒子制御パルス印加時のパネルのセル内での荷電粒子の
状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面図であ
る。図において、共通X電極22に荷電粒子制御パルス
244が印加されると共通X電極22と独立Y電極23
との電位が略等しく、かつアドレスA電極29よりも高
い電位であるため、アドレスA電極29側にプラスの荷
電粒子60が集まる。なお、共通X電極22側、独立Y
電極23側及び放電空間33には中和消滅せずに残った
荷電粒子があるため、消去パルスによる荷電粒子の消去
が必要になる。
【0159】図32は図28の実施例における細線消去
パルス印加後のパネルのセル内での荷電粒子の状態を示
すプラズマディスプレイパネルの断面図である。図にお
いて、細線消去パルス245、253a、253b、2
53c、253dが印加されるとアドレスA電極29側
にプラスの荷電粒子60が集まり、共通X電極22側、
独立Y電極23側にはマイナスの荷電粒子61が残る。
この状態は全書込消去期間210aの終了後の荷電粒子
状態とほぼ等しい。
【0160】サステイン放電が起こっていないセルで
は、アドレス放電が起こっていないので、サステイン期
間でも全書込消去期間210aの終了後の荷電粒子状態
が概略維持される上、選択放電パルス252a、252
b、252c、252d、…でも放電が起こらないの
で、その後の荷電粒子制御パルス244や消去パルスで
も荷電粒子状態に変化はない。従って、全てのセルで全
書込消去期間210aの終了後の荷電粒子状態と概略等
しい状態にすることができ、次のサブフィールド203
では、このままでアドレス放電を起こすことが可能とな
る。これにより、コントラストを2倍にすることができ
る。
【0161】なお、サステイン放電が起こっていないセ
ルでも、アドレスA電極29側に集まっているプラスの
荷電粒子60はわずかずつ中和消去して減少しているた
め、全書込消去期間が設けられていないサブフィールド
203、205、207、209でのアドレスパルス2
49a、249bの電圧を他のサブフィールド202、
204、206、208のアドレスパルス248a、2
48bの電圧よりも高くすることにより、確実なアドレ
ス放電を行なうことができる。
【0162】図33本発明によるプラズマディスプレイ
パネルの第15の実施例を示すサブフィールドのタイム
チャートである。図において、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わし、270は1フィールド期間、271〜
276はサブフィールド、271a〜276aはアドレ
ス期間、271b〜276bはサステイン期間、27
7、278はフィールドブロック、277a、278a
は全書込消去期間である。
【0163】同図において、1フィールド期間270が
6個のサブフィールド271〜276に分けられ、連続
する最初の3つのサブフィールド271〜273でフィ
ールドブロック277を、これに続く3つのサブフィー
ルド274〜276で次のフィールドブロック78を夫
々構成している。
【0164】これらフィールドブロック277、278
の最初の期間は全書込消去期間277a、278aであ
り、各サブフィールド271〜276には、アドレス期
間271a〜276aとサステイン期間271b〜27
6bとが設けられている。即ち、フィールドブロック2
77、278の最初のサブフィールド271、274に
のみ、その最初の期間として、全書込消去期間277
a、278aが設けられている。これらサステイン期間
271b〜276bでは、夫々に発光回数が割り振られ
ており、これらの発光回数の組合せによって中間調の表
示が行なわれる。
【0165】なお、この第15の実施形態では、この発
光回数がサブフィールド271、272、273、…の
順に多くなるようにしている。
【0166】先の第14の実施形態で用いた選択放電パ
ルス、荷電粒子制御パルス、細線消去パルスは夫々、夫
々のフィールドブロック277、278の最初の2つの
サブフィールド271、272、274、275にのみ
設けられており、最後のサブフィールド273、276
には設ける必要はない。また、この選択放電パルス、荷
電粒子制御パルス、細線消去パルスはサステイン期間2
71b、272b、274b、275bの最後に設けら
れており、これにより、サステイン期間271b、27
2b、274b、275bの終了時に全てのセルにおい
て、全書込消去期間277aの終了後の荷電粒子状態と
概略等しい状態にすることができるため、各フィールド
ブロック277、278での最初のサブフィールド27
1、274以外のサブフィールド272、273、27
5、276で全書込消去期間を削除し、かつ、最後のサ
ブフィールドにおいては選択パルス、荷電粒子制御パル
スを印加しなくともアドレス期間272a、273a、
275a、276aでのアドレス放電が可能となる。こ
れにより、コントラストを3倍にすることができる。
【0167】図34は本発明によるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の第16の実施例を示すサブフィー
ルドのタイムチャートである。図は1フィールド期間の
サブフィールドについて横軸は時間軸、縦軸はセルの行
を表わし、280は1フィールド期間、281〜288
はサブフィールド、281a〜288aはアドレス期
間、281b〜288bはサステイン期間、289、2
90はフィールドブロック、289a、290aは全書
込消去期間である。
【0168】同図において、1フィールド期間280が
8個のサブフィールド281〜288に分けられ、連続
する最初の4つのサブフィールド281〜284でフィ
ールドブロック289を、次の4つのサブフィールド2
85〜288でフィールドブロック290を夫々構成し
ている。
【0169】これらフィールドブロック289、290
の最初の期間は全書込消去期間289a、290aがあ
り、各サブフィールド281〜288には、アドレス期
間281a〜288aとサステイン期間281b〜28
8bとが設けられている。即ち、フィールドブロック2
89、290の最初のサブフィールド281、285に
のみ、その最初の期間として、全書込消去期間289
a、290aが設けられている。これらサステイン期間
281b〜288bでは夫々に発光回数が割り振られて
おり、これらの発光回数の組合せによって中間調の表示
が行なわれる。
【0170】なお、この第16の実施形態では、発光回
数はサブフィールド毎に異なるようにしているが、先の
実施形態のようにその回数の大きさの順序は、サブフィ
ールド281〜288の順序に特に関係を持たせていな
い。
【0171】先の第14の実施形態で示した選択放電パ
ルス252a〜252d、荷電粒子制御パルス244、
細線消去パルス245、253a―253bは、各フィ
ールドブロック289、290の最初の3つのサブフィ
ールド281、282、283、285、286287
のサステイン期間281b、282b、283b、28
5b、286b、287bに設けられており、これによ
り、フィールドブロック289のサブフィールド28
1、282、283でのサステイン期間281b、28
2b、283bとフィールドブロック290のサブフィ
ールド285、286、287でのサステイン期間28
5b、286b、287bの終了時に、全てのセルにお
いて、全書込消去期間289aの終了後の荷電粒子状態
と概略等しい状態にできるため、フィールドブロック2
89、290夫々において、最初のサブフィールド28
1、285に続く3つのサブフィールド282、28
3、284、286、287、288で全書込消去期間
を削除することができ、それらのアドレス期間282
a、283a、284a、286a、287a、288
aでのアドレス放電が可能となる。これにより、コント
ラストを4倍にすることができる。
【0172】図35は本発明によるプラズマディスプレ
イパネルの駆動方法の第17の実施例を示すサブフィー
ルドのタイムチャートである。図は1フィールド期間の
サブフィールドを示しており、横軸は時間軸、縦軸はセ
ルの行を表わす。300は1フィールド期間、301〜
308はサブフィールド、301a〜308aはアドレ
ス期間、301b〜308bはサステイン期間、309
はフィールドブロック、309は全書込消去期間であ
る。
【0173】同図において、1フィールド期間300が
8個のサブフィールド301〜308に分けられ、1フ
ィールド中の全てのサブフィールド301―308で1
つのフィールドブロック309を構成している。このフ
ィールドブロック309の最初の期間は全書込消去期間
309aがあり、各サブフィールド301〜308には
夫々、アドレス期間301a〜308aとこれに続くサ
ステイン期間301b〜308bとが設けられている。
即ち、最初のサブフィールド301にのみ、その最初の
期間として、全書込消去期間309aが設けられてい
る。また、サステイン期間301b〜308bには夫
々、発光回数が割り振られており、これらの発光回数の
組合せによって中間調の表示が行なわれる。
【0174】先の第14の実施形態で示した選択放電パ
ルス、荷電粒子制御パルス及び細線消去パルスは最初の
7つのサブフィールド301〜307のサステイン期間
301b〜307bに設けられている。また、全書込み
消去期間309aは最初のサブフィールド301のみに
設けられており、これに続くサブフィールド302〜3
08で全書込消去期間を削除してもこれらのアドレス期
間302a〜308aでアドレス放電が可能となる。こ
れにより、コントラストを8倍にすることができる。
【0175】以上のようにして、上記いずれの実施形態
においても、全書込消去期間を削減することにより、コ
ントラストを向上させることができる。具体的には、C
RT表示装置の実用コントラストが、一般に、150:
1であるのに対して、図33あるいは図34に示す実施
形態では、これとほぼ同等のコントラストを達成するこ
とができる。
【0176】なお、1フィールドを分割するサブフィー
ルドの数とフィールドブロックにまとめるサブフィール
ド数とは、上記記載のものに限定されるものではなく、
任意の組み合わせが可能である。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では全面放
電および消去放電をまったくなくすか、減少させること
ができ、コントラストを向上させることができる。
【0178】また、本発明では、全書込消去期間の設定
を数サブフィールドに1回にすることにより、コントラ
ストを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイパネルの構造を
示す分解斜視図である。
【図2】図1で矢印A方向から見たパネルの断面図であ
る。
【図3】図1で矢印B方向から見たパネルの断面図であ
る。
【図4】図1のプラズマディスプレイパネルの電極及び
電極に接続される回路構成を示す平面図である。
【図5】本発明の1フィールド中のサブフィールドの配
置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプレイパ
ネルの電極に印加される本発明の第1の実施例の駆動波
形図である。
【図6】電源が投入され、最先の均一化パルスと規制パ
ルスが印加された後のパネルのセル中の荷電粒子の状態
を示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
【図7】アドレス放電後のパネルのセル中の荷電粒子の
状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面図であ
る。
【図8】細線消去パルス印加後のパネルのセル中の荷電
粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネルの断面図
である。
【図9】2番目のサブフィールドにおいて均一化パルス
印加後のパネルのセル中の荷電粒子の状態を示すプラズ
マディスプレイパネルの断面図である。
【図10】2番目のサブフィールドにおいて規制パルス
印加後のパネルのセル中の荷電粒子の状態を示すプラズ
マディスプレイパネルの断面図である。
【図11】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第2の実施例の
駆動波形図である。
【図12】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第3の実施例の
駆動波形図である。
【図13】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第4の実施例の
駆動波形図である。
【図14】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第5の実施例の
駆動波形図である。
【図15】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第6の実施例の
駆動波形図である。
【図16】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第7の実施例の
駆動波形図である。
【図17】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第8の実施例の
駆動波形図である。
【図18】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびびプラズマディス
プレイパネルの電極に印加される本発明の第9の実施例
の駆動波形図である。
【図19】図18において、電源が投入され、最先の均
一化パルスと規制パルスが印加された後のパネルのセル
中の荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパネル
の断面図である。
【図20】図18において、アドレス放電後のパネルの
セル中の荷電粒子の状態を示すプラズマディスプレイパ
ネルの断面図である。
【図21】図18において、細線消去パルス印加後のパ
ネルのセル中の荷電粒子の状態を示すプラズマディスプ
レイパネルの断面図である。
【図22】図18において、2番目のサブフィールドで
均一化パルス印加後のパネルのセル中の荷電粒子の状態
を示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
【図23】図18において、2番目のサブフィールドで
規制パルス印加後のパネルのセル中の荷電粒子の状態を
示すプラズマディスプレイパネルの断面図である。
【図24】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第10の実施例
の駆動波形図である。
【図25】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートおよびプラズマディスプ
レイパネルの電極に印加される本発明の第11の実施例
の駆動波形図である。
【図26】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートプラズマディスプレイパ
ネルの電極に印加される本発明の第12の実施例の駆動
波形図である。
【図27】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置を示すタイムチャートプラズマディスプレイパ
ネルの電極に印加される本発明の第13の実施例の駆動
波形図である。
【図28】本発明による1フィールド中のサブフィール
ドの配置の第2の実施例を示すタイムチャートプラズマ
ディスプレイパネルの電極に印加される本発明の第14
の実施例の駆動波形図である。
【図29】図28におけるサステインパルスの印加終了
時のパネルのセル中の荷電粒子の状態を示すプラズマデ
ィスプレイパネルの断面図である。
【図30】図28における選択放電パルスによる放電時
のパネルのセル内での荷電粒子の状態を示すプラズマデ
ィスプレイパネルの断面図である。
【図31】図28における荷電粒子制御パルス印加時の
パネルのセル内での荷電粒子の状態を示すプラズマディ
スプレイパネルの断面図である。
【図32】図28における細線消去パルス印加後のパネ
ルのセル内での荷電粒子の状態を示すプラズマディスプ
レイパネルの断面図である。
【図33】本発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の第3の実施形態を示すサブフィールドのタイ
ムチャートである。
【図34】本発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の第4の実施形態を示すサブフィールドのタイ
ムチャートである。
【図35】本発明によるプラズマディスプレイパネルの
駆動方法の第5の実施形態を示すサブフィールドのタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
1、201、270、280、300…1フィールド期
間、2〜9、202〜209、271〜276、281
〜288、301〜308…サブフィールド、2a〜9
a…電荷均一化期間、2b〜9b、202a〜209
a、271a〜276a、281a〜288a、301
a〜308a…アドレス期間、2c〜9c、202b〜
209b、271b〜276b、281b〜288b、
301b〜308b…サステイン放電期間、21…前面
ガラス基板、22…共通X電極、23…独立Y電極、2
8…背面ガラス基板、29…アドレスA電極、31…隔
壁、35…X駆動回路、36…Y駆動回路、37…A駆
動回路、40…規制パルス、41、45a、45b、2
43、251a〜251d…サステインパルス、42、
248a、248b…アドレスパルス、43a、43b
…均一化パルス、44a、44b、250a〜250d
…スキャンパルス、46a、46b、245、253a
〜253d…細線消去パルス、244…荷電粒子制御パ
ルス、252a〜252d…選択放電パルス、210〜
213、277、278、289、290、309…フ
ィールドブロック、210a〜213a、277a、2
78a、289a、290a、289a、290a、3
09a…全書込消去期間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 尊久 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所家電・情報メディア事業本 部内 (72)発明者 増田 健夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所家電・情報メディア事業本 部内

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透過性の基板に配置されている共通に駆動
    可能な第1の電極群と、前記第1の電極に平行に配置さ
    れ、独立に駆動可能な第2の電極群と、他の基板に配置
    され、前記第1及び第2の電極群と垂直に交差し、か
    つ、独立に駆動可能な第3の電極群とを有し、直前に放
    電が行われたセルのみに対して少なくとも1回の放電を
    伴う電圧を印加し、さらに放電を伴わない電圧を印加す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  2. 【請求項2】透過性の基板に配置されている共通に駆動
    可能な第1の電極群と、前記第1の電極に平行に配置さ
    れ、独立に駆動可能な第2の電極群と、他の基板に配置
    され、前記第1及び第2の電極群と垂直に交差し、か
    つ、独立に駆動可能な第3の電極群と、直前に放電が行
    われたセルのみに対し少なくとも1回の放電を伴う電圧
    を印加し、さらに放電を伴わない電圧を印加するパルス
    発生手段とを有することを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの駆動装置。
  3. 【請求項3】透過性の基板に配置されている共通に駆動
    可能な第1の電極群と、前記第1の電極に平行に配置さ
    れ、独立に駆動可能な第2の電極群と、他の基板に配置
    され、前記第1及び第2の電極群と垂直に交差し、か
    つ、独立に駆動可能な第3の電極群と、直前に放電が行
    われたセルのみに対し少なくとも1回の放電を伴う電圧
    を印加し、さらに放電を伴わない電圧を印加するパルス
    発生手段とを有し階調表示の直線性を改善したプラズマ
    ディスプレイ。
  4. 【請求項4】第1のガラス基板に配置されている共通に
    駆動可能な第1の電極群と,前記第1の電極に平行に配
    置され,独立に駆動可能な第2の電極群と,第2のガラ
    ス基板に配置され、上記第1及び第2の電極群と垂直に
    交差し、かつ、独立に駆動可能な第3の電極群を有し、
    サステイン放電が行なわれたセルの荷電粒子状態をサス
    テイン放電が行われなかったセルの荷電粒子状態と略等
    しくすることを上記第1及び第2の電極群で全面同時に
    行ない、発光する画素を決定するアドレス放電は上記第
    2及び第3の電極群で行ない、表示発光のためのサステ
    イン放電を上記第1及び第2の電極群で全面同時に行な
    うプラズマディスプレイパネルの駆動方法において、サ
    ステイン放電終了後に印加される細線消去パルスはサス
    テイン放電が発生した画素のみ放電して荷電粒子の消去
    分極を行なうと共に、続く均一化パルスにより、前記細
    線消去パルスによる放電で集められた荷電粒子により、
    電圧を打ち消されて放電することなく全画素の荷電粒子
    をプラス、マイナスに分離し、第1および第2電極群の
    一方の電極群に該均一化パルスを印加後、他方の電極群
    に規制パルスを印加して、該均一化パルスが印加された
    電極群側と同じ極性の荷電粒子を集め、かつ、第3の電
    極側に異なる極性の荷電粒子を集めることを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】第1の基板に設けられた共通に駆動される
    第1の電極群と、前記第1の基板に第1の電極と平行に
    設けられ、独立に制御される第2電極群と、前記第1の
    基板に対向して配置れた第2基板に設けられ、前記第1
    の電極群および前記第2電極群に垂直に配置された第3
    電極群と、から成るプラズマディスプレイにおいて、パ
    ネルの駆動方法は、前記第1の電極群と前記第2の電極
    群とにサステインパルスを印加してサステイン放電を行
    う第1のステップと、前記第1の電極群と前記第2の電
    極群の一方の電極群に細線消去パルスを印加してセル内
    の荷電粒子を分極する第2のステップと、前記一方の電
    極群に均一化パルスを印加し、前記第1および前記第2
    の電極群の他方の電極群に前記均一化パルスに遅れて規
    制パルスを印加して均一化パルスによる放電を行うこと
    なく、前記第1および前記第2の電極群の近傍に 一方
    の極性の荷電粒子を集め、第3の電極群の近傍に他方の
    極性の荷電粒子を集める第3のステップから成ることを
    特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載のプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法において、電源投入直後前記一方の
    電極群に印加された前記均一かパルスによって前記第1
    の電極群と前記第2の電極群との間で放電を起こさせ、
    前記他方の電極群に前記均一化パルスに遅れて規制パル
    スを印加して前記第1の電極群および第2の電極群の近
    傍に一方の極性の荷電粒子を集め、前記第3の電極群の
    近傍に他方の極性の荷電粒子を集めるスッテプを有する
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  7. 【請求項7】請求項4又は5のプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動方法において、前記第1および前記第2の電
    極群の近傍に一方の極性の荷電粒子を集め、前記第3の
    電極群の近傍に他方の極性の荷電粒子を集めた後、前記
    第2の電極群と前記第3の電極群間でアドレス放電を行
    ない、その後サステイン放電を行うステップを有するこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  8. 【請求項8】請求項4又は5記載のプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法において、前記一方の電極群に印加
    する前記均一化パルスの立上り後0.3μs以上2μs
    以下の期間で前記他方の電極群に規制パルスを立ち上げ
    るステップを有することを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法。
  9. 【請求項9】請求項4または5記載のプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法において、前記細線消去パルスの
    うち、最初の細線消去パルスの幅を0.5μs以上2μ
    s以下とし、2番目以降の分極パルスの幅を順次、同等
    もしくは短くして荷電粒子の消去と分極を行なうステッ
    プを有することをことを特徴とするプラズマディスプレ
    イパネルの駆動方法。
  10. 【請求項10】請求項4、または5または8記載のプラ
    ズマディスプレイパネルの駆動方法において、前記均一
    化パルスを前記第2の電極群に印加し、第1の電極群に
    印加する規制パルスをすべての発光する画素を決定し終
    えるまで保持して、荷電粒子を所定の電極側に集めるス
    テップを有することを特徴とするプラズマディスプレイ
    パネルの駆動方法。
  11. 【請求項11】請求項4、5、10記載のプラズマディ
    スプレイパネルの駆動方法において、前記規制パルスを
    全画素の荷電粒状態を略等しくする期間の第1の規制パ
    ルスと発光する画素を決定する期間に印加する第2の規
    制パルスとに分けたステップを有することを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  12. 【請求項12】請求項4又は5記載のプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法において、前記規制パルスの電位
    をサステイン放電を行なうパルスの電位と略等しくした
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  13. 【請求項13】請求項11記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動方法において、前記第1の規制パルスの立
    ち下がり後に前記均一化パルスを立ち下げ、該均一化パ
    ルスの後のエッジを1μs以下の時間で0電位となるよ
    うにしたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法。
  14. 【請求項14】請求項4又は5記載のプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法において、1フィ−ルドに1ない
    し数回、あるいは複数のフィールドに1回、サステイン
    放電終了後に前記第1、または第2の電極群に全放電パ
    ルスを印加して全画素同時に放電を起こし、次に細線消
    去パルス群を印加してすべての画素で放電し、荷電粒子
    の消去を行なうと共に、上記第1及び第2の電極近傍に
    プラスマイナスの荷電粒子を振り分けるステップを有す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  15. 【請求項15】請求項4又は5記載のプラズマディスプ
    レイパネルの駆動方法において、複数の細線消去パルス
    を前記第1の電極群および第2の電極群に交互に印加
    し、2番目以降の細線消去パルスの幅を最初の細線消去
    パルスの幅に比べて順次短くし、最後の細線消去パルス
    を前記一方の電極群に印加するステップを有することを
    特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  16. 【請求項16】請求項4、5、6または8記載のプラズ
    マディスプレイパネルの駆動方法において、前記均一化
    パルスを前記一方の電極群に印加し、前記均一化パルス
    の後のエッジを1μs以上の時間で0電位となるように
    したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆
    動方法。
  17. 【請求項17】第1の基板に設けられた共通に駆動され
    る第1の電極群と、前記第1の基板に第1の電極と平行
    に設けられ、独立に制御される第2電極群と、前記第1
    の基板に対向して配置れた第2基板に設けられ、前記第
    1の電極群および前記第2電極群に垂直に配置された独
    立に制御される第3電極群と、前記第1の電極群に接続
    され第1の駆動パルスを印加する第1の駆動回路と、前
    記第2の電極群に接続され第2の駆動パルスを印加する
    第2の駆動回路と、前記第3の電極群に接続されアドレ
    ス用の駆動パルスを印加する第3の駆動回路とを有し、
    サステイン放電終了後に、前記第1及び第2の電極群の
    一方の電極群に、この電極に接続された前記駆動回路か
    ら細線消去パルスを印加し、細線消去パルスが印加され
    た電極群に、この電極群に接続された前記駆動回路から
    均一化パルスを印加し、第1の電極群および第2の電極
    群の他方の電極群に、この電極群に接続された前記駆動
    回路から前記均一化パルスの立ち上がりより遅れて規制
    パルスを印加し、第1の電極群および第2の電極群の近
    傍に同一極性の荷電粒子を集め、第3の電極群の近傍に
    他の極性の荷電粒子を集めることを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネルの駆動装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動装置において、前記一方の電極群に印加さ
    れた均一化パルスの立上り後0.3μs以上2μs以下
    の期間で前記他方の電極群に規制パルスを印加すること
    を特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  19. 【請求項19】請求項17または18記載のプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動装置において、前記第1及び第
    2の駆動回路により、前記細線消去パルスを複数発生さ
    せ、最初の細線消去パルスの幅を0.5μs以上2μs
    以下とし、2番目以降の細線消去パルスの幅を順次、同
    等もしくは短くして印加することを特徴とするプラズマ
    ディスプレイパネルの駆動装置。
  20. 【請求項20】請求項17、または18、または19記
    載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置において、
    前記第2の駆動回路により前記均一化パルスを前記第2
    の電極群に印加し、前記第1の駆動回路により前記第1
    の電極群に印加する前記規制パルスをすべての発光する
    画素を決定し終えるまで保持して印加することを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  21. 【請求項21】請求項17記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動装置において、前記一方の電極群に接続さ
    れた前記駆動回路により第1の規制パルスと第2の規制
    パルスを発生させることを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの駆動装置。
  22. 【請求項22】請求項17記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動装置において、前記規制パルスの電圧をサ
    ステイン放電を行なうサステインパルスの電圧と略等し
    くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの
    駆動装置。
  23. 【請求項23】請求項17、または18、または20記
    載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置において、
    前記一方の駆動回路により、前記均一化パルスの後のエ
    ッジを1μs以上の時間で0電位となるようにしたこと
    を特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  24. 【請求項24】請求項17記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動装置において、前記第1および第2の駆動
    回路の一方の駆動回路で、1フィ−ルドに1ないし数
    回、あるいは複数のフィールドに1回、サステイン放電
    終了後に前記一方の駆動回路に接続された電極群に全書
    込放電パルスを印加することを特徴とするプラズマディ
    スプレイパネルの駆動装置。
  25. 【請求項25】請求項21記載のプラズマディスプレイ
    パネルの駆動装置において、前記他方の電極群に印加さ
    れている前記第1規制パルスの立ち下がり後に、前記一
    方の駆動回路により前記均一化パルスを立ち下げ、前記
    均一化パルスの後のエッジを1μs以下の時間で0電位
    となるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレ
    イパネルの駆動装置。
  26. 【請求項26】第1の基板に設けらた共通に駆動される
    第1の電極群と、前記第1の基板に第1の電極と平行に
    設けられ、独立に制御される第2電極群と、前記第1の
    基板に対向して配置れた第2基板に設けられ、前記第1
    の電極群および前記第2電極群に垂直に配置され独立に
    駆動される第3電極群と、前記第1の電極、前記第2の
    電極および前記第3の電極の交点でセルを形成し、サス
    テイン放電終了後から発光する画素を決定するアドレス
    期間の直前までの期間で直前にサステイン放電が行なわ
    れたセルでのみ荷電粒子の消去及び分極のための放電を
    行ない、該放電以外では放電せずに全画素の荷電粒子状
    態略等しくすることを特徴とするプラズマディスプレ
    イ。
  27. 【請求項27】第1の基板に設けられた共通に駆動され
    る第1の電極群と、前記第1の基板に第1の電極と平行
    に設けられ、独立に制御される第2電極群と、前記第1
    の基板に対向して配置れた第2基板に設けられ、前記第
    1の電極群および前記第2電極群に垂直に配置された第
    3電極群と、前記第1の電極、前記第2の電極および前
    記第3の電極の交点でセルを形成し、サステイン放電後
    第1の電極群および第2の電極群の一方の電極群に印加
    された細線消去パルスの放電によって、サステイン放電
    されたセルの荷電粒子の消去および分極を行い、一方の
    電極群に印加された均一化パルスと第1の電極群と第2
    の電極群の他方の電極群に印加された規制パルスによっ
    て第1の電極群および第2の電極群の近傍に一方の極性
    の荷電粒子を集め、第3の電極群の近傍に他の極性の荷
    電粒子を集めて、第3の電極群による発光を決定するア
    ドレス放電を行うことができるようにしたことを特徴と
    するプラズマディスプレイ。
  28. 【請求項28】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、一方の電極群に印加する前記均一化パルスの
    立上り後0.3μs以上2μs以下の期間で前記他方の
    電極群に規制パルスを立ち上げるようし、前記第1及び
    第2の電極群側に一方の極性の荷電粒子を集め、前記第
    3の電極群側には他方の極性の荷電粒子を集めてること
    を特徴とするプラズマディスプレイ。
  29. 【請求項29】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、前記第1の電極群に接続された第1の駆動回
    路及び前記第2の電極群に接続された第2の駆動回路を
    設け、前記第1および第2の駆動回路により、前記細線
    消去パルスを複数個発生させ、最初の細線消去パルスの
    幅を0.5μs以上2μs以下とし、2番目以降の分極
    パルスの幅を順次、同等もしくは短くして前記一方の電
    極群に最後の細線消去パルスを印加して荷電粒子の消去
    と分極を行なうことを特徴とするプラズマディスプレ
    イ。
  30. 【請求項30】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、前記第2の電極群に接続された第2の駆動回
    路により前記均一化パルスを前記第2の電極群に印加
    し、前記第1の電極群に接続された第1の駆動回路によ
    り前記第1の電極群に印加する前記規制パルスをすべて
    の発光する画素を決定し終えるまで保持することを特徴
    とするプラズマディスプレイ。
  31. 【請求項31】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、前記第1の電極群に接続された第1の駆動回
    路および第2の電極群に接続された第2の駆動回路の一
    方の駆動回路により第1の規制パルスと第2の規制パル
    スを発生させることを特徴とするプラズマディスプレ
    イ。
  32. 【請求項32】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、前記第1の電極群に接続された第1の駆動回
    路と第2の電極群に接続された第2の駆動回路を設け、
    第1および第2の駆動回路の一方の回路により、前記規
    制パルスの電圧をサステイン放電を行なうパルスの電圧
    と略等しくして印加しすることを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ。
  33. 【請求項33】請求項27記載のプラズマディスプレイ
    において、前記一方の電極群に接続された駆動回路を設
    け、前記駆動回路により、前記均一化パルスの後のエッ
    ジを1μs以上の時間で0電位として印加することを特
    徴とするプラズマディスプレイ。
  34. 【請求項34】請求項27記載の駆動装置を有するプラ
    ズマディスプレイにおいて、前記第1の電極群に接続さ
    れた第1の駆動回路と、前記第2の電極群に接続された
    第2の駆動回路を設け、第1および第2の駆動回路の一
    方の回路に1フィ−ルドに1ないし数回、あるいは複数
    のフィールドに1回、サステイン放電終了後に全画素で
    同時に放電させるための全書込みパルスを発生させるこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイ。
  35. 【請求項35】1フィールドを複数のサブフィールドに
    より構成し、各サブフィールドに、発光する画素を規定
    するアドレス放電を行なう期間と、発光表示のためのサ
    ステイン放電を行なう期間とを設けるステップと、複数
    の該サブフィールドによりフィールドブロックを構成
    し、前記フィールドブロックでは、最初のサブフィール
    ドに全面放電と全面消去放電を行なうステップとを有す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動
    方法。
  36. 【請求項36】請求項35において、前記各フィールド
    ブロックの最後のサブフィールド以外のサブフィールド
    では、前記サステイン電により発光した画素のみサステ
    イン放電後に選択放電を行なうことにより、前記画素の
    荷電粒子状態を全面放電及び全面消去放電を行なった場
    合の荷電粒子状態と略等しくし、前記サステイン放電に
    より発光しなかった画素では、荷電粒子状態を変化させ
    る該選択放電を行なわないことを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動方法。
  37. 【請求項37】請求項35または36において、プラズ
    マディスプレイパネルは、第1のガラス基板に、共通に
    駆動可能な第1の電極群と、前記第1の電極群と平行で
    かつ独立に駆動される第2の電極群とが誘電体層によっ
    て覆われて配設され、前記第1のガラス基板に対向した
    第2のガラス基板に、前記第1、第2の電極群とは垂直
    に立体交差して独立に駆動可能な第3の電極群が誘電体
    層に覆われて構成され、前記各フィールドブロックの最
    後のサブフィールド以外のサブフィールドでは、前記サ
    ステイン放電により発光した画素のみ、サステイン放電
    後の選択放電により、前記第3の電極群側の誘電体層上
    にプラスの荷電粒子を集めるとともに、前記第1、第2
    の電極群側の誘電体層上にマイナスの荷電粒子を集める
    ようにし、前記主放電により発光しなかった画素では、
    荷電粒子状態を変化させる前記選択放電を行なわないこ
    とを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  38. 【請求項38】請求項37において、前記第2、第3の
    電極群で発光する画素を規定する前記アドレス放電を行
    ない、前記第1、第2の電極群で発光表示のための前記
    サステイン放電を行ない、各フィールドブロックの最後
    のサブフィールドを除く全てのサブフィールドの前記第
    1、第2の電極群で行なう前記サステイン放電の最後の
    パルスの後に、前記第1および前記第2の電極群のう
    ち、最後のパルスが印加された電極群とは異なる電極群
    に第1のパルスを印加し、前記第1のパルスは前記サス
    テイン放電の印加パルスと略同電位であって前記サステ
    イン放電が起こっている画素では放電を起こさせ、前記
    第1のパルスより略0.3〜1.5μs遅れて立ち上が
    り、該第1のパルスが印加された電極とは異なる電極群
    に印加される第2のパルスと、該第1、第2のパルスの
    後に前記第1、第2の電極群の近傍の荷電粒子を消去す
    る1または複数の細線消去パルスを設けたことを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  39. 【請求項39】請求項38において、サステイン放電の
    最後のパルスの後に印加される第1、第2のパルス及び
    1パルスまたは複数の細線消去パルスの電圧を、アドレ
    ス放電が行なわれた画素のサステイン放電が起こる最低
    電圧以上であって、かつ、アドレス放電が行なわれなか
    った画素のサステイン放電が起こる電圧よりも低い電圧
    に設定したことを特徴とするプラズマディスプレイパネ
    ルの駆動方法。
  40. 【請求項40】請求項38または39において、前記全
    面放電及び全面消去放電を行なわないサブフィールドの
    発光する画素を規定するアドレス放電を行なうために、
    前記第3の電極群に印加するアドレスパルスの電圧を前
    記全面放電及び全面消去放電を行なうサブフィールドの
    アドレスパルスの電圧よりも高くしたことを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  41. 【請求項41】第1のガラス基板に、共通に駆動可能な
    第1の電極群と、該第1の電極群と平行でかつ独立に駆
    動される第2の電極群と、該第1のガラス基板に対向し
    た第2のガラス基板に、該第1、第2の電極群とは垂直
    に立体交差して設けられ独立に駆動可能な第3の電極群
    と、複数のサブフィールドでフィールドブロックを構成
    する手段と、前記フィールドブロックの最初のサブフィ
    ールドにおいて第1の電極群と第2の電極群との間で全
    面書込み放電を行う手段と、前記各フィールドブロック
    の最後のサブフィールド以外のサブフィールドでは、第
    1および第2の電極群の一方の電極群に選択放電パルス
    を印加してサステイン放電により発光した画素のみ選択
    して放電する手段と、前記選択放電パルスと前記第1の
    電極群および前記第2の電極群の他方の電極群に印加さ
    れる荷電粒子制御パルスにより前記第1および第2の電
    極群側に一方の電極の荷電粒子を集め、前記第3の電極
    群側に他方の電極の荷電粒子を集める手段と、前記サス
    テイン放電により発光しなかった画素では、荷電粒子状
    態を変化させる前記選択放電を行なわないことを特徴と
    するプラズマディスプレイ。
  42. 【請求項42】請求項41のプラズマディスプレイにお
    いて、前記第1の電極群と第2の電極群にサステインパ
    ルスを印加する手段と、最後のサステインパルスを前記
    他方の電極群に印加する手段とを有することを特徴とす
    るプラズマディスプレイ。
  43. 【請求項43】請求項41のプラズマディスプレイにお
    いて、前記一方の電極群に印加される選択放電パルスの
    立ち上がりから荷電粒子制御パルスの立ち上がりまでの
    間隔を略0.3〜1.5μsとすることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイ。
  44. 【請求項44】請求項41のプラズマディスプレイにお
    いて、第1および第2の電極群に選択放電パルス印加後
    細線消去パルスを印加することを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ。
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