JPH10227400A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JPH10227400A
JPH10227400A JP3005697A JP3005697A JPH10227400A JP H10227400 A JPH10227400 A JP H10227400A JP 3005697 A JP3005697 A JP 3005697A JP 3005697 A JP3005697 A JP 3005697A JP H10227400 A JPH10227400 A JP H10227400A
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敬二 田中
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孝司 菊池
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博将 平川
Masaki Takahashi
正樹 高橋
Tenyou Abe
天洋 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遠隔通信回線や給電線のための工事が簡単であ
り、容易に多くの監視装置を設置できる遠隔監視システ
ムを得る。 【解決手段】監視対象の情報を受ける一つあるいは複数
のセンサ100及びセンサI/F部99,無線通信装置
25を備えた監視装置を複数台監視点に配備し、各監視
装置毎にその監視装置の駆動源としてバッテリーを備
え、ホスト側の無線通信装置15から命令を監視装置に
出し、その命令に応じて監視装置はセンサで検出した情
報をホスト側に送る無線通信回線が存在し、各監視装置
は隣接する監視装置との間で命令やセンサの検出情報を
無線通信装置25で中継しながらホスト側に、或いはホ
スト側から監視装置側へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔監視システムに
関するもので、特に、パイプライン,各種プラントなど
広域に渡って多くの監視対象が存在する場合で、多くの
監視対象の監視システムを容易に構築する場合に有効な
遠隔監視システムである。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプラインなどの監視装置は特
開平6−129942 号公報に「パイプラインの監視方法及び
その装置」として記載あるようにパイプラインに沿って
監視したい箇所に複数個のリモートステーションを設置
する方法が考えられている。さらには、パイプラインの
漏洩検知を目的とした複数個のリモートステーション利
用が特開昭55−17737 号公報に掲載されている。
【0003】また、親局である監視局と子局である複数
の観測局との間での観測データの伝送に蓄積中継テレメ
ータシステムが採用されていることが特開平5−91106号
公報に掲載されている。
【0004】この蓄積中継テレメータシステムにあって
は、観測局間をデータ通信が中継されて監視局に到達す
るものであり、広域内の観測に適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−129942 号公
報や特開昭55−17737 号公報に掲載されている方法は一
つの事象に対する同時観測を容易に行うことはできる
が、リモートステーションの数が多くなた場合にはマス
ターステーションのリモートステーションに対応するチ
ャンネル数を多くしなければならず、また、マスタース
テーションと各リモートステーション間に多くの遠隔通
信回線が必要となる。
【0006】この通信回線を有線ケーブルで実現しよう
とする場合にはその通信回線の本数のケーブル工事が必
要となり、また、同通信回線を無線で実現しようとした
場合にはチャンネル数の割付け制限や通信可能距離の制
限などの問題が生じ、多くのリモートステーション(監
視装置)を多数設置するシステムには適切なものではな
かった。
【0007】特開平5−91106号公報に掲載されている方
法は、複数の観測局への電力供給ラインについての簡素
化については言及されておらず、ラインの増設は免れな
い。したがって、本発明の目的は、簡単容易に多くの監
視装置を設置できる遠隔監視システムを提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1手段は、監視対象に
沿って複数の監視装置が間隔を開けて配備され、前記各
監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信する通信
手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間での通
信を中継する通信中継手段を備え、前記各監視装置から
離れた位置から前記中継手段を通じて前記各監視装置と
の間で指令と監視情報とを通信情報として送受するホス
ト通信設備と、を備えた遠隔監視システムにおいて、前
記各監視装置の電源部に前記監視装置毎にバッテリーを
用いたことを特徴とする遠隔監視システムであり、監視
装置自身に中継機能を設けることにより、監視装置がマ
スターステーション(ホストCPU)近くから遠方に至
るまでの広域に渡る多くの監視対象に設置された場合、
それ自身が遠隔通信回線の中継機能を有することで、通
信を行う順番をシリーズ化してあらかじめ決めておけば
通信回線は最低限往復1回線あればどんなに多くの監視
装置がつながっていようとまたどんなに遠方までつなが
っていようとも往復1回線分のケーブル工事あるいは往
復1回線分の無線通信回線の割り当てで遠隔監視システ
ムを実現させることができ、監視装置の電源部にバッテ
リーを用いることで、各監視装置の動力源はバッテリー
の寿命が尽きるまで外部からの供給は不要となり、電源
としての電力供給ケーブルなどの工事も不要とすること
ができる。
【0009】第2手段は、第1手段において、電源部に
さらに太陽電池を用いたことを特徴とする遠隔監視シス
テムであり、第1手段による作用に加えて、太陽電池に
よる発電電力でも監視装置を駆動でき、長期の監視が可
能となる。
【0010】第3手段は、第2手段において、バッテリ
ーと太陽電池とを前記太陽電池の電力を前記バッテリー
に蓄電するように接続してあることを特徴とする遠隔監
視システムであり、バッテリーが消費したエネルギーを
太陽電池から逐次充電により補充させることができ、定
期的なバッテリーの交換,充電を軽減することができ
る。
【0011】第4手段は、第1手段又は第2手段又は第
3手段において、電源部にタイマあるいは通信された指
令による電源ON/OFF回路を設けたことを特徴とす
る遠隔監視システムであり、第1手段又は第2手段又は
第3手段の作用に加えて、必要時以外の無駄な電力の消
費を節約できるのでバッテリーの寿命を長くすることが
できる。
【0012】第5手段は、監視対象に沿って複数の監視
装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自己
の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監視
装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通信
中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から前
記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監視
情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、を
備えた遠隔監視システムにおいて、前記各監視装置は監
視対象からの情報を受けるセンサを備え、前記センサに
て得られたセンサデータによる監視手段、あるいは診断
手段、あるいは監視診断に当たっての前処理手段を設け
たことを特徴とする遠隔監視システムであり、監視装置
にセンサデータによる監視機能、あるいは診断機能、あ
るいは監視診断に当たっての前処理機能を設けること
で、時間をかければ膨大な生データの送信もできるが、
通常は膨大な量のセンサの生データを各監視装置側から
ホスト側へ伝送しないでも、監視点検結果あるいは診断
結果あるいは診断する前の生データを前処理したデータ
の特徴量だけをホスト側へ送信すればよくなり、高速化
のために多くの通信回線を必要としないで必要なデータ
のみをホスト側へ送信する作用が得られる。
【0013】第6手段は、第5手段において、監視,診
断あるいは前処理手段に設定する設定パラメータを通信
された指令にて選択あるいは通信手段にて送信設定でき
るパラメータ選択回路あるいはパラメータ設定手段を設
けたことを特徴とする遠隔監視システムであり、第5手
段による作用に加えて、生データをホスト側へ全て送信
しなくとも生データの一つの設定条件での処理結果だけ
でなく、パラメータの変更コマンドを送信するだけで、
送られたパラメータでの処理結果を各監視装置から送り
返してもらえるので、多面から各ケースの処理を行った
処理結果をホスト側は得ることができるようになる。こ
の機能によりいちいち設定パラメータを監視装置のプロ
グラムの中にあらかじめ書いておく必要もなくなる。
【0014】第7手段は、監視対象に沿って複数の監視
装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自己
の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監視
装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通信
中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から前
記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監視
情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、を
備えた遠隔監視システムにおいて、前記各監視装置は監
視対象からの情報を受けるセンサを備え、ホスト通信設
備は受信した監視情報の記録手段としてセンサデータ記
録装置を備え、前記各監視装置間のセンサデータ記録装
置のデータサンプリングのタイミングを制御するタイミ
ング制御手段を備えていることを特徴とする遠隔監視シ
ステムであり、各監視装置間のセンサデータ記録装置の
データサンプリングのタイミングを制御するタイミング
制御機能を設ければ、たとえばデータサンプリング指令
はホスト側から順次伝わっていき各監視装置がその指令
を受け取るタイミングがまちまちであっても、各監視装
置があらかじめ決められたルールに基づいて各監視装置
がデータのサンプリングタイミングを制御すれば、各監
視装置のサンプリングを同時刻に合わせることもできる
し、所定の時間間隔をおいて順次サンプリングさせるこ
とも可能となる。
【0015】第8手段は、第7手段において、タイミン
グ制御手段は、各監視装置に備わるタイマ、あるいは通
信された指令の伝送遅れをあらかじめ考慮してタイミン
グを割り出す手段であることを特徴とする遠隔監視シス
テムであり、第7手段による作用に加えて、タイミング
制御はタイマによる方法あるいは通信指令の伝送遅れを
あらかじめ考慮してタイミングを割り出す通信指令に基
づく方法とすれば、各監視装置が有する時計の時刻を指
令してその時刻で同時、あるいは順次にタイミング制御
させることは容易に行うことが可能となる。また、各監
視装置で指令の伝わっていく速度、すなわち、遅れ時間
はあらかじめ分かっているので、その遅れ時間をあらか
じめ考慮して各監視装置が制御されることによって同
時、あるいは順次のサンプリングのタイミング制御を容
易に行うことが可能となる。
【0016】第9手段は、監視対象に沿って複数の監視
装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自己
の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監視
装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通信
中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から前
記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監視
情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、を
備えた遠隔監視システムにおいて、前記監視装置を前記
監視対象に取り付けて設けたことを特徴とする遠隔監視
システムであり、たとえば監視対象が長いパイプライン
の配管のように気温の変化で熱膨張し曲がりくねってし
まい、配管の監視対象点が移動してしまう場合でも、監
視対象機器に取り付けられている監視装置は監視対象機
器と一緒に移動するので、このような場合にも常に同じ
条件でセンサデータのサンプリング処理が可能となる。
【0017】第10手段は、監視対象に沿って複数の監
視装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自
己の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監
視装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通
信中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から
前記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監
視情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、
を備えた遠隔監視システムにおいて、前記各監視装置は
監視対象からの情報を受ける複数のセンサを備え、前記
監視装置は、データを取り込むセンサを通信されてきた
指令にて選択するセンサ選択回路を備えたことを特徴と
する遠隔監視システムであり、監視装置に、データを取
り込むセンサを通信指令にて選択できるセンサ選択回路
を設ければ、データをサンプリングするセンサをホスト
側から任意選択できるので、複数のセンサを取り付けて
ある監視装置でも常に全てのセンサのデータを高速で取
り込む必要はなくなり、監視装置のメモリ容量の節約と
サンプリング速度の高速化が簡素な通信ライン構成で可
能となる。
【0018】第11手段は、監視対象に沿って複数の監
視装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自
己の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監
視装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通
信中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から
前記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監
視情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、
を備えた遠隔監視システムにおいて、前記監視装置は移
動式監視装置との通信手段を備えていることを特徴とす
る遠隔監視システムであり、中継機能を持った監視装置
が、さらに、移動式監視装置との通信も可能とすれば、
一般には移動式監視装置のルート上には監視対象がある
ので、中継機能を有してルート上の監視対象機器に取り
付けられた監視装置は移動式監視装置とホスト間の通信
回線の中継局となり、移動式監視装置専用の通信回線を
なくすことができ、また、延々と続く監視ルートに対し
ても制限なく移動監視ルートを設定することも可能とな
る。各監視装置に装備するには高価なセンサ(たとえば
赤外線カメラなど)については移動式監視装置に搭載し
ておき、各監視装置のセンサデータと一緒に高価なセン
サの処理データをホスト側に送信することも可能とな
る。
【0019】第12手段は、第11手段において、移動
式監視装置の固定局通信装置は、前記各監視装置間の通
信の中継を行う通信中継手段を備えていることを特徴と
する遠隔監視システムであり、第11手段による作用に
加えて、さらに、移動式監視装置の固定局通信装置にも
同様の中継機能を設ければ、移動式監視装置を途中にあ
る1台の監視装置としてシステムを構築できるので、移
動式監視装置の通信回線とホスト側までの通信ケーブル
工事も不要とすることができる。
【0020】第13手段は、第11手段において、移動
式監視装置の移動局通信装置は、前記各監視装置間の通
信の中継を行う通信中継手段を備えていることを特徴と
する遠隔監視システムであり、第11手段による作用に
加えて、さらに、移動式監視装置の移動局通信装置に同
様の中継機能を設ければ、移動式監視装置が設置されて
いるさらに先に中継機能付き監視装置を設置したい場合
に途中中継機能監視装置の間隔が広くなっていても移動
式監視装置を経由した通信回線にてさらに遠方の監視装
置との通信も可能となり、より広範囲なエリアの遠隔監
視システムを構築することが可能となる。
【0021】第14手段は、第12手段又は第13手段
において、移動式監視装置は、移動式監視装置による監
視情報を前記監視装置との間で通信する通信手段を備え
ていることを特徴とする遠隔監視システムであり、第1
2手段又は第13手段による作用に加えて、さらに、移
動式監視装置の例えばセンサ及びセンサI/F部に他の
監視装置との通信可能な通信部を設ければ、非常に離れ
たところに監視装置を設置する場合にも移動式監視装置
を介して定期的にではあるが移動式監視装置がその監視
装置に近づいた時にはデータの送受信が可能となるの
で、より広範囲なエリアの遠隔監視システムを構築する
ことが可能となる。
【0022】第15手段は、監視対象に沿って複数の監
視装置が間隔を開けて配備され、前記各監視装置は、自
己の監視装置の監視情報を通信する通信手段と前記各監
視装置の内の他の前記監視装置間での通信を中継する通
信中継手段を備え、前記各監視装置から離れた位置から
前記中継手段を通じて前記各監視装置との間で指令と監
視情報とを通信情報として送受するホスト通信設備と、
を備えた遠隔監視システムにおいて、通信手段又は通信
中継手段とコントロールプロセッサユニット部間に着脱
交換可能な共通I/F部を設け、各種の通信方式対応自
在に構成したことを特徴とする遠隔監視システムであ
り、監視装置の通信装置には各種通信の異なる方式の通
信装置を適用可能とし、通信装置とコントロールプロセ
ッサユニット部間にそこで着脱交換可能な共通I/F部
を設けることで、SS無線などの電波の影響が心配され
る箇所では他の電気計装設備に悪影響を与えない光無線
あるいは光ファイバケーブル伝送を必要に応じて容易に
使い分けできるようになるので、原子力発電所等の特殊
プラントにおいても、より広範囲なエリアの遠隔監視シ
ステムを容易に構築することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0024】図1に本発明の遠隔監視システムの基本的
システム構成を示す。
【0025】ホストCPU10は現場に設置してある監
視装置に通信装置15を介して命令(コマンド)を与え
て各監視装置から送られてくるデータをモニタリングし
たり、検討したりしてCRT5にデータまたはその処理
結果を出力表示するもので、通常は事務管理室などに設
置される。
【0026】現場に設置される監視装置は各種センサ1
00とセンサの情報をセンサI/F部99を介して取り
込みセンサデータの処理やホストCPUなどとの通信制
御を行うCPU20と通信装置25などから構成されて
いる。
【0027】図1に示すシステム構成は前述の監視装置
が多数の監視対象に設置され、本構成図ではホストCP
U10に近い監視装置から順番に模式的に並んでいる構
成を示している。
【0028】ここで、本発明の主たる特徴は各監視装置
自信にホストCPU10との通信を行う場合の中継機能
を持たせたことにある。
【0029】多数の監視対象の各々に設置される監視装
置自信に中継機能を有することで複数の監視装置がそれ
自体ネットワークを構成し安い物理的配置になる場合が
多く、場合によっては中継のみの目的で監視装置を余分
に設置してもよい。
【0030】このように中継機能を有した監視装置のネ
ットワークにおいては、ホストCPU10からの命令は
近くの監視装置から順番に遠方の監視装置へ順次伝える
ことが可能となる。
【0031】また、各監視装置からのデータもダイレク
トにホストCPUへ伝えられない遠方にある監視装置も
途中の監視装置にデータ中継をしてもらうことにより、
順次近くの監視装置からホストCPUへデータを伝送す
ることが可能となる。
【0032】また、本発明の構成は図1に示すようにセ
ンサ100を搭載する移動監視装置200へのホストC
PUからの命令あるいは移動監視装置200からホスト
CPUへのデータ伝送も途中の中継機能を有する監視装置
を経由して行うことを可能としている。
【0033】このようなシステム構成で通信装置に無線
通信を適用した場合には各監視装置間のケーブル付設工
事が不要であり、多数の監視対象が広範囲に存在する場
合にも多くの監視装置を大がかりな工事を伴うことなく
設置することが可能となる。図2には本発明の監視装置
をパイプラインに取り付けた一実施例の鳥瞰図(有線伝
送の場合)を示す。
【0034】パイプライン1に監視装置本体209はカ
バーを兼ねた脚21aにて取り付けられている。
【0035】これによって、パイプライン1が気温の変
化などで熱膨張し大きく変形移動した場合にも監視装置
本体209はその他付属部品も一緒にパイプライン1に
付いた状態で移動するので監視装置とパイプライン1の
相対的位置関係は変わることなく監視点検することがで
きる。
【0036】監視装置本体209にはパイプラインの上
流側を監視するTVカメラ101a及び下流側を監視す
るTVカメラ101bが接続されている。
【0037】これらのカメラはパイプラインの変形状況
とかパイプラインが破損して漏洩が発生していないかな
どの監視を行うためのテレビ画像データを得るためのセ
ンサである。
【0038】また、監視装置本体209にはパイプライ
ンに分岐ノズル部を設け内部流体の圧力を検出するため
の圧力センサ102,配管表面の温度を監視するための
温度センサ103a、また気温を測定する温度センサ1
03b,パイプラインの振動を検出する振動センサ10
4,固体音を検出する音響センサ105,配管の漏洩時
や亀裂発生時の弾性波などを検出するAEセンサ10
6,配管の応力を検出する歪みセンサ107,配管の傾
き、ねじれなどを検出する傾斜センサ108などが接続
されており、各種センサのデータをリアルタイムで取り
込めるようになっている。
【0039】監視装置の動力源は電源ケーブル31から
供給され、電源ユニット30にて監視装置に必要な安定
した電源が作られようにしている。
【0040】また、監視装置本体209に取り込んだ各
種センサのデータは通信装置25を介してパイプライン
に沿って設置されている同様な監視装置とシリーズに光
ファイバケーブル26の伝送ケーブルを介して接続され
ている。末端の監視装置はホストCPU10へ接続され
ている。
【0041】光ファイバケーブル26は電源ケーブル3
1と一緒にするため可とう電線管などの保護チューブ4
0に入っている。これは複合ケーブル等で1本化を図っ
てもよい。これらのケーブルはパイプラインが変形して
もいっしょに動くようにパイプライン1にバンドでケー
ブルクランプ41を取り付けケーブルの束40をクラン
プしている。
【0042】図3にはパイプライン監視システムの全体
ブロック図を示す。
【0043】図2の実施例で説明した部分はターミナル
No.1(209a)の部分に相当し、TVカメラ101
a,101b,圧力センサ102,温度センサ103
a,103b,振動センサ104などの各種センサデー
タは監視装置本体209に取り込まれ通信装置25を介
して各監視装置、すなわち、ターミナルNo.1(209a),
ターミナルNo.2(209b),ターミナルNo.3(2
09c),・・・,ターミナルNo.24(209x)及び
ホストCPU10とシリーズに接続されている。ホスト
CPUは各監視装置のセンサデータをCRT5にモニタ
リング表示にトレンド管理などが行えるようになってい
る。
【0044】また、TVカメラの映像はモニタテレビ5
aへ別に出力し、映像を監視できるようになっている。
【0045】また、TVカメラの映像を含む各種センサ
情報を自動認識システム10aへも取り込みセンサデー
タが正常なのか異常なのかの自動判断をさせたり、ある
いは、まだ異常になるには十分余裕があるのかなどの診
断機能ももたせたようなシステムにしてもよい。
【0046】各ターミナルに相当する監視装置はそれぞ
れデータの中継機能を有している。このような構成のパ
イプライン監視システムは伝送ケーブル(電源ケーブル
も含む)はシリーズに1本付設すればよいのでケーブル
付設工事を最小限にして行うことができる。
【0047】図4は本発明の監視装置をパイプラインに
取り付けた一実施例の鳥瞰図(無線伝送の場合)を示
す。特に図2の有線システムと違う部分を説明すると、
通信装置25はスペクトル拡散無線装置などの伝送ユニ
ットとなっており、光ケーブルでなく、アンテナ27が
接続されている。
【0048】また、完全な無線化を図るために動力源と
してバッテリーユニット35を搭載するようにした。
【0049】このバッテリーユニットは定期的に十分充
電されたユニットと交換しながら運用してもよいし、太
陽電池パネル36も搭載することで常時自動充電される
ようにバッテリーユニット35と接続しておけばバッテ
リの交換充電期間を延長することができ、煩わしいバッ
テリーの交換作業をほとんどしないで済むようにするこ
とができる。
【0050】図5は本発明の実施例の監視装置の機能ブ
ロック図の一実施例を示す。
【0051】監視装置のCPU20にはセンサデータを
メモリしたり、センサデータを処理するときのパラメー
タ,アルゴリズムなどをメモリしておくRAM20a,中核プ
ログラムを書き込んでおくROM20bがついている。
【0052】また、傾斜センサ108はアンプ99a1
を介してA/D変換99b1のI/F部からCPUがセ
ンサデータを取り込めるようになっている。
【0053】また、同様に圧力センサ102はアンプ9
9a2,A/D変換器99b2を介して、温度センサ1
03aはアンプ99a3,A/D変換器99b3を介し
て、温度センサ103bはアンプ99a4,A/D変換
器99b4を介して、歪ゲージ107はアンプ99a
5,A/D変換器99b5を介して、マイクロフォン1
05mはアンプ99a6,A/D変換器99b6を介し
て、振動センサ104はアンプ99a7,A/D変換器
99b6を介して、音響センサ105はアンプ99a
8,A/D変換器99b6を介して、AEセンサ106
はアンプ99a9,A/D変換器99b6を介して、T
Vカメラ−1(101a)はアンプ99a10,A/D変換器
99b6を介して、TVカメラ−2(101b)はアンプ
99a11,A/D変換器99b6を介して、エンコー
ダ109aの信号はカウンタ99hを介して、リミット
スイッチなどの接点情報はDI(99i)を介してCPU
20がセンサデータを読み込めるようになっている。
【0054】また、図には記載していないが、その他の
各種センサを所定のアンプあるいはインタフェース回路
を介してCPUがそのデータを読み取れるようにしても
よい。
【0055】たとえば、電流センサなど電磁界検出クラ
ンプを付けて動力ケーブルに流れる電流を非接触で検出
するようにしてもよいし、同じ原理でリミットスイッチ
などの接点を流れる微少電流を検出するようにしてDI
(99i)インタフェースのように監視装置から監視対
象設備の制御回路に電流を流せなかったりする場合に非
接触で接点の開閉情報を取り込めるようにしてもよい。
【0056】AEセンサ106は敏感なセンサなのでフ
ィルタ99fを途中に通すようにしている。
【0057】フィルタ99fのパラメータはDO(99
e3)を介してCPU20から設定できるようになって
いる。
【0058】マイクロフォン105m,振動センサ10
4,音響センサ105,AEセンサ106,TVカメラ
−1(101a),TVカメラ−2(101b)は高速
タイプのA/D変換器99b6が望ましいのでCPU2
0のDO(99e1)を介しての指令でスイッチ99c
1,99c2,99c3,99c4及び99c5スイッ
チング制御を行い同じA/D変換器99b6へ切り替え
て入力できるようになっている。また、A/D変換器9
9b6の出力はデータ量が多いので適切な圧縮処理をC
PU20のソフトで行ってもよいし、圧縮回路99dで
ハード的に圧縮処理して取り込むようにしてもよい。
【0059】このとき、圧縮するしないとか圧縮の方法
など選択は切り替えはホストCPU20からのDO(99e
2)を介しての出力から選択切り替えできるようになっ
ている。
【0060】また、監視装置から監視対象機器近くにあ
る装置を駆動制御する必要のある場合にはD/A変換器
99jの出力をアンプ99a12を介して外の装置へ制
御指令電圧値として出力できるようにしておいてもよ
い。
【0061】たとえば、これをモータの速度制御指令と
して出力しモータの位置変化をエンコーダ109aで取
り込んで外部装置のサーボ制御系を構成した監視装置と
してもよい。
【0062】また、ホストCPU20からのスイッチ制
御,フィルタ99f,圧縮回路99dなどへの指令はホス
トCPU20の動いているプログラムに従って行われて
もよいし、ホストCPU10からの指令によるものでも
かまわない。
【0063】ホストCPU20の外部との通信はSIO
99g1,99g2のインタフェースを介して通信装置
25,アンテナ27を介して無線通信可能なようになっ
ている。
【0064】この通信回線を通してホストCPU10あ
るいは同様の他の監視装置との通信を行う。ホストCP
U20の動作プログラムには中継機能プログラムを含む
ことにより、ホストCPU20あるいは他の監視装置か
らの命令あるいはデータ等を各監視装置を経由して伝送
することが可能となる。
【0065】また、データ伝送速度を高めたり、上り通
信と下り通信を同時に行ったりできるように別周波数割
り付けの別チャンネルの通信装置25Zを設ける構成と
してもかまわない。監視装置の動力源としてはバッテリ
35aが接続されており、完全なケーブルレス化を図っ
ている。
【0066】多くの監視装置を適用する場合にもケーブ
ル工事を伴わないで済むので容易に適用することが可能
となる。
【0067】バッテリの電力は電源回路35bを介して
監視装置の各回路の電力として供給されるが、バッテリ
の寿命を延ばすために電源回路の供給口にスイッチ35
dを設けて電源ON/OFF回路で開閉制御するように
している。
【0068】電源ON/OFFの開閉制御は同回路にた
とえばタイマを設けて所定の時間が来たときに電源のO
N/OFFをするようにしたり、または別回線通信系を
設けてホスト側からの指令でON/OFFさせるように
する。
【0069】これによって、バッテリーの寿命を延ばす
ことが可能となる。
【0070】また、バッテリー35aには太陽電池36
が接続され、自動充電されるようにしているので、バッ
テリの寿命はさらに延ばすことが可能となる。
【0071】図6には監視装置のCPUで動作するプロ
グラムの基本的な一実施例の基本フローチャートを示
す。
【0072】監視装置電源ONでホストCPU20のリ
セットがかかりプログラムはスタート(51)して動作が始
まる。
【0073】まず最初の処理52では通信回線を通して
入ってくるホストCPU10からの命令(コマンド)を
読み込む。
【0074】図6にはコマンドの構成例50も示してい
る。
【0075】これはコマンドの構成の一実施例である
が、たとえば、コマンド50a,送信元ID(50
b),送信先ID(50c),付属データ(50d)な
どから構成させる。監視装置からのセンサデータなども
同じデータ構成で通信してもかまわない。
【0076】処理52で読み取ったコマンドは送信元I
D(50b)及び送信先ID(50c)から自分が処理しな
ければならないコマンドなのか、そうではないのかを次
の判定処理53で行い、自分が処理するコマンドが届く
までコマンド入力処理52へ戻るという繰り返し動作を
させる。
【0077】自分が処理するべきコマンドがきた場合に
はコマンド50a及びそのたの条件から処理をしなけれ
ばならないタスクへ分岐して処理を進める。
【0078】本実施例の図6のフローチャートにはデー
タサンプリング処理54,データ送信処理55,データ
中継処理56,パラメータ設定処理57,データ前処理
あるいは診断処理58の各処理タスクのフローを記載し
ているが、監視装置にもたせる機能はこれだけに制限す
るものでもなく用意しておくタスクも何種類あってもか
まわない。
【0079】各タスク処理を終了したあとには最初のコ
マンド入力処理52へ戻るフローにしている。
【0080】データ送信処理55はホストCPU10よ
り自分が前にサンプリングしてRAMメモリに蓄えている
データあるいは生データを処理してRAMメモリに蓄え
ている結果のデータをホストCPUへ送信するようにと
のコマンドに対して実行されるタスクであり、コマンド
に付属しているデータの種類に対応して蓄えているRA
Mメモリのアドレスを割り出し、該当するデータをRA
Mメモリから読み出し通信装置の出力バッファへ書き込
む処理を対象データ全てについて繰り返して行う処理で
ある。処理が終了したらば最後には終了した旨をホスト
CPU10へ伝える終了応答を送信して最初のコマンド
入力処理52へ戻るフローとしている。
【0081】データ中継処理56は通信入力バッファか
ら読み出し、通信出力バッファへ書き込む処理を中継す
る全てのデータに対して行うものである。
【0082】この処理は通信回線が上りと下りの2チャ
ンネルがない場合には通信タイミングを取り易くするた
め通信入力した内容を一旦RAMメモリ上へ全て書き込
み処理を行い、全てのコマンドデータを受け取ってから
送信出力を行うようにしてもかまわない。
【0083】パラメータ設定処理57はホストCPU1
0から送られてきたパラメータデータをRAMメモリの
所定のアドレスに書き込む処理である。
【0084】あらかじめ何の処理の何のパラメータはど
のアドレスに書き込んでおくかを決めておく。
【0085】初期値はROMのプログラムの中から最初
に書き込んでおいてもよい。
【0086】データ前処理あるいは診断処理58は先に
サンプリングして取り込んだセンサの生データをそのま
まホストCPUへ送信しようとした場合、通信時間がた
くさんかかるのでホストCPU20で所定の演算をして
いまい、その演算結果だけをホストに送れるようにする
ためのものである。
【0087】
【表1】
【0088】表1は受信したコマンドに対して処理内容
を判断するためのロジックの一実施例を示す。
【0089】受信したコマンドが自分が処理しなければ
ならないコマンドなのかそうではないのかを判断するた
めの基本的な一実施例である。
【0090】この例のロジックは送信元ID(50b)
と送信先ID(50c)の組み合わせで判断するロジッ
クである。
【0091】各監視装置はシリーズに通信系がつながっ
ている構成をとっているので処理は必ず自分の前かもし
くは後ろの監視装置が発信元であるときに処理を行うよ
うになる。
【0092】自分の一つ前の監視装置が自分より後ろに
いる監視装置へ送っているコマンドを受信した場合には
そのコマンドをそのまま転送する処理を行う。
【0093】このとき送信元IDは送信する自分に書き
換え(送信元IDは送信する場合には必ず自分のIDに
書き換える)、その他のデータ部分は受信したデータを
そのままにして送信するようにする。
【0094】このような処理でコマンドの中継機能を実
現することができる。
【0095】また、送信先IDが自分であった場合には
送られてきたコマンドの処理を実行し転送処理は行わな
い。
【0096】この場合には処理完了後終了した旨の応答
をホストCPU宛に送信することとなる。
【0097】このとき処理結果と処理応答の送信元ID
(処理を行った監視装置)が分かるような付属データを
付けておく。
【0098】ホストCPU10で動いているプログラム
は送信したコマンドに対して送信先の監視装置からの応
答があるものとして組んでおけばよい。
【0099】ホストCPU10のプログラムは付属デー
タをみればその処理が正常に終わったかどうかを判断す
ることが可能である。
【0100】送信先ID全員であった場合にはコマンド
転送処理したのち自分もそのコマンドに対応する処理を
行う。
【0101】この場合、終了応答は一番後ろの監視装置
からの応答が自分のところへ届いたら付属データに自分
の処理結果を付け足してホストCPU側へ転送するよう
にする。
【0102】送信先IDは最初にそのデータを送信出力
するCPUが最終的に届けたい送信先IDとして途中で
は書き変わらないようにする。
【0103】自分の一つ後ろがホスト宛に送信があった
場合にはそのまま送信元IDのみ自分に書き換えて転送
処理すればよい。
【0104】また、自分の一つ後ろから全員に対するコ
マンドのホストへの応答がきた場合には前述のように自
分の処理結果を付属データをつけ加えて転送する。
【0105】また、自分の一つ後ろから自分宛にコマン
ドが届いた場合には何か特別なタイミングをとるような
処理の場合でその場合には転送する必要はないこととし
ている。上記以外の場合にはノーオペレーションという
ことでノイズと考えて何も処理しないロジックとしてい
る。
【0106】このロジックはあくまでも一つの例であり
別のロジックでも中継機能を有した監視装置は実現でき
るものである。
【0107】図7はホストCPUから監視装置3への指
令/応答タイムチャートの一実施例を示す。ホストCP
Uが監視装置3にたとえばデータを送信させたい場合の
タイムチャートの一実施例である。
【0108】ホストCPUは送信先IDを監視装置3と
して指令(コマンド)を送信する。監視装置1は自分の
一つ前、すなわちホストCPUからの送信で送信先は自
分より後ろの監視装置なのでコマンド転送を行う。
【0109】そのコマンドは監視装置2がさらにコマン
ド転送を行い、監視装置3が監視装置2が転送したコマ
ンドを受け取る。
【0110】監視装置3は受け取ったコマンドに対応す
る処理を行い応答を返送する。
【0111】そのコマンドがデータ転送である場合には
監視装置3がサンプリングして蓄えておいたデータをホ
ストCPUへ転送処理することになる。
【0112】他のコマンドの場合には他の処理を行い処
理終了後応答を返信するものである。
【0113】監視装置3の応答は監視装置2が転送し、
監視装置2の転送データを監視装置1が転送し、最終的
に監視装置3の転送したいデータの付属した応答はホス
トCPUへ届くこととなる。
【0114】同様にホストCPUが監視装置1,2ある
いは4,5,6の他の監視装置にコマンドを送信して応
答を得る場合も同じように順次転送処理で行うことが可
能である。
【0115】これらの処理は表1の判定ロジックに基づ
いて各監視装置が動作することにより、混信することな
く確実に通信処理を行うことができる。
【0116】図8はホストCPUから全ての監視装置へ
の指令/応答タイムチャートの一実施例を示す。
【0117】図7のタイムチャートでも各監視装置に指
令を出してデータを送信させることができるが、監視装
置1台毎にコマンドを送信するのでホストCPUのプロ
グラムを容易に作成できるようにホストCPUから全部
の監視装置に対するコマンドも用意した。
【0118】図8はその場合のタイムチャートの一例で
あるが、ホストCPUから送信された指令は監視装置1
に届き、監視装置1はその指令を転送するとともにコマ
ンドに対する処理も実施する。
【0119】監視装置2も同様である。
【0120】監視装置3は最後なのでコマンドの転送は
しないが、コマンドを受け取りコマンドの処理を実行す
る。
【0121】監視装置3はコマンド処理を実行したらば
応答を返送し監視装置2は監視装置3の応答を受信し転
送するがそのときに自分のコマンド処理結果の応答を監
視装置3の応答データにつけ加えて転送する。
【0122】同様に監視装置1も監視装置2からの応答
(転送)データに自分の処理結果の応答を付け加えて転
送する。
【0123】そのようにしてホストCPUへ届いた応答
データには全ての監視装置の応答結果が付いているので
1回のコマンド転送と応答受信で全ての監視装置へのコ
マンド指令と全ての監視装置の応答状況を確認すること
ができる。
【0124】ここで監視装置3がコマンド処理する時に
同時に監視装置1,監視装置2も同期を取って同時に実
行されるようにしてもよい。
【0125】同期の取り方は図10を用いて別途詳細に
説明する。
【0126】図9は監視装置で行う前処理の一実施例を
説明するための補足説明図を示す。これは監視装置に接
続されている各種センサのうち、パイプラインの圧力セ
ンサと振動センサのデータを前処理の一例を説明するた
めに抜き出して並べて表示したグラフである。
【0127】たとえば、パイプラインのポンプの運転を
開始したときなどはこのようなセンサデータになる。
【0128】すなわち、配管の圧力が高くなる過渡期の
状況が圧力センサのデータに現れ、圧力波が配管を伝搬
するとその影響の振動が配管に生じてその状況が振動セ
ンサのデータに現れている。
【0129】このようなセンサ情報からパイプラインの
状態の変化する傾向(トレンド)を監視したり、健全性
を診断しようとした場合には圧力センサが立ち上がって
から最初の大きな振動の生じるまでの時間T,最初の大
きな振動の大きさ(振幅)B,キャビテーションなどの
監視として圧力が立ち上がってからto秒後からΔt秒
間の間の振動特性として低周波数側のピーク点P1の周
波数f1とそのパワースペクトル値P1,高周波数側の
ピーク点P2の周波数f2とそのパワースペクトル値P
2が必要となるが、これらをホストCPUで演算して求
めようとするとセンサの生データを大量に各監視装置か
らホストCPUへ転送しなければならなくなる。
【0130】時間をかけて転送するようにして思考錯誤
的な監視診断を行ってもよいが、あらかじめ求めたい演
算結果が分かっているならば、各監視装置にてT,B,
f1,f2,P1,P2を計算させてその結果のみをホ
ストCPUへ送信するようにすれば、データの伝送量は
大幅に少なくでき多くの監視装置の監視データも短時間
で集めることが可能となる。
【0131】ここで、たとえば、圧力が立ち上がってか
ら振動解析を始める時間toと振動解析を行う時間Δt
はこの処理のパラメータとなるので、あらかじめ初期値
は各監視装置プログラムで決めておいてもホストCPU
からのコマンドでそのパラメータの値は変えられるよう
にしておくことにより、より監視装置の設置条件に合わ
せてまた時間とともにパラメータを変更したりより繊細
な監視診断をリモートで行うことが可能となる。
【0132】図10は各監視装置でデータサンプリング
のタイミングを合わせるためのデータサンプリング処理
の一実施例のフローチャートを示す。
【0133】データサンプリング処理コマンドがホスト
CPU10から全ての監視装置に送信される場合、図8
のタイムチャートで説明したように監視装置1(209
a)、・・・監視装置23(209w),監視装置24(2
09x)と順次コマンドは届くが同時にサンプリングを
開始することはできない。
【0134】そこで同時にサンプリングを実現する一つ
の方法は、コマンド付属データにサンプリング処理開始
の指令時刻を付けておき、監視装置のサンプリング処理
プログラム54はタイマ時刻を読み込む(54a)を行
い、読み込んだタイマ時刻が指令時刻になったかを確認
処理(54b)して指令時刻になった場合にセンサデー
タを読み込み(54c)、読み込みデータをRAMメモリ
に書き込み(54d)、全て終了するまで(54e)、たと
えば、別途指定されているサンプリング時間が経過する
までサンプリング処理を実行し、終了したらば終了応答
をホストCPUへ返送する処理(54f)に入いるよう
な処理にて同時サンプリングを実現することが可能とな
る。この場合同じ時刻に合わせたタイマ(時計)を各監
視装置は有している必要があるが、各監視装置がコマン
ドを受けた時刻から、あらかじめ各監視装置伝送遅れを
考慮した時刻でサンプリングを開始させてもよい。
【0135】この場合には、各監視装置の時計を合わせ
ておく必要はなくなる。
【0136】この一実施例を図10で説明する。
【0137】各監視装置へのサンプリングコマンドの伝
送処理時間はΔt秒かかるとすれば、最後の監視装置2
09Xはコマンドを受けたその時刻に即サンプリング処
理に入り、一つ前の監視装置209wはコマンドを受け
取ってからΔt秒後にサンプリング処理を開始し、監視
装置209aはコマンドを受け取ってからΔtのn倍秒
後に処理を開始することにより、サンプリング開始時刻
を同時に合わせることが可能となる。
【0138】図11は中継機能付き監視装置と移動監視
装置との組み合わせたシステム構成の一実施例を示す。
【0139】監視装置209a,209b,209c,
209dは前述の中継機能を有する監視装置であり、ホ
ストCPU10のコマンドに従ってデータ送信を行うこ
とができる。
【0140】また、移動監視装置200はあらかじめ付
設したレール201に沿って移動する監視装置である
が、パイプラインのように監視対象が長く延びている場
合にはパイプラインに取り付けられた各監視装置209
a,209b,209c,・・・に沿ってレール201は
付設されるので、移動監視装置200は各監視装置209
a,209b,209c,・・・ の近くを移動することに
なる。
【0141】移動監視装置はレールに沿って移動するば
かりでなくパイプラインの付設されている土手の脇の道
路を車のように走る移動監視装置でもかまわない。
【0142】ここで必要なことは移動監視装置が各監視
装置の近くを移動するということである。
【0143】すなわち、移動監視装置200とホストC
PU10との間の双方向通信も途中の監視装置を中継し
て容易に実現できるということである。
【0144】移動監視装置200が監視装置209bの
近くにいるときには移動監視装置200から監視装置2
09b,209aを介してホストCPU10との通信を
行うようにし、移動監視装置200が監視装置209d
の近くにいる場合には移動監視装置200から監視装置
209d,209c,209b,209aを介してホス
トCPU10との通信を行うようにするわけである。
【0145】これにより、長距離の無線通信装置でなく
ともパイプラインに設置する各監視装置を中継させるこ
とによって長い移動距離を移動する移動監視装置の通信
を実現することができる。
【0146】ここで、各監視装置209a,209b,
209c,・・・ の固定された監視装置の通信系と移動監
視装置の通信系を独立に設けてもよい。
【0147】これは移動監視装置のセンサにTVカメラ
を搭載してリアルタイムでその画像を監視したいという
場合とか移動制御上ホストCPUからのコマンド制御、
たとえば、前進開始,移動停止などの移動制御コマンド
をリアルタイムに送信してリアルタイムで応答させたい
という場合がある。
【0148】そのような場合には無線であれば搬送周波
数を変えて独立した通信系に割り付けることで実現可能
となる。
【0149】この場合には移動監視装置の無線中継器を
監視ルートに沿って設置しておくのと同じであるが、各
監視装置の電源を共用できるなどの利点もある。
【0150】また、移動監視装置200の動力電源をレ
ール201に組み込んだトロリー線を用いている場合に
は各監視装置及び無線中継器の電源をトロリー線から分
岐して得るようにしてもよい。
【0151】トロリー線はレール201の中に組み込ま
れて全ルートに渡って張られているのでそのレールに沿
って設置される各監視装置用電源は途中のトロリー線か
ら分岐して容易に得ることが可能である。この場合の独
立させた移動監視装置用通信系の実施例を図15〜図1
8で詳細に説明する。
【0152】図12は中継機能付き監視装置と移動監視
装置とを組み合わせた別方式のシステム構成の一実施例
を示す。
【0153】この構成は移動監視装置200はレール2
01と組み合わせてみた場合に一つの監視装置の概念と
してとらえてシステムを構築したものである。
【0154】具体的にはレール201の内部にはたとえ
ば無線通信用のフィーダー線が組み込まれていて移動す
る監視装置200のデータは一旦レールの一部分から引
き出した監視装置209cに蓄えられて中継機能を有す
る監視装置209bと209dの途中に位置する監視装置と
して動作し、ホストCPU10からのコマンドも監視装
置209a,209bを経由して209cに届き、20
9Cの監視装置の部分から移動監視装置に最終的にコマ
ンドは伝えられるようになっている。
【0155】レールから引き出している監視装置209
cは後ろの監視装置209dへのコマンドの転送も行う
し、監視装置209dから送られてきたホスト宛へのデ
ータの転送も行う中継機能を有する1台の監視装置であ
る。
【0156】ホストCPU10から監視装置209cへ
のコマンドは移動制御などのコマンド、たとえばレール
上の座標Xへ移動させるというような移動監視装置に対
する特有のコマンドも用意しておく必要はある。
【0157】監視装置209cが移動制御のコマンドを
受信した場合には監視装置209cは移動監視装置20
0へ移動監視装置に対するコマンドを移動監視装置との
専用通信回線を用いて送信し、移動監視装置からその結
果を受信するものである。
【0158】このような構成にすることで、移動制御に
対するコマンドも用意しておくことにより、ホストCP
U10に監視装置209a,209b,209c,20
9d,209e,・・・ が通信回線でつながっているのと
同じようにホストCPU10は各監視装置のデータと移
動監視装置のデータを収集することが可能となる。
【0159】また、移動監視装置200にさらに監視装
置と通信可能な通信装置202を搭載すれば、移動監視
装置200からさらに監視装置209fにコマンドを送
信したり、逆に、監視装置209fからのデータを移動
監視装置200が受信して監視装置209f,209
b,209aを経由してホストCPU10へ送信するこ
とも可能となる。
【0160】監視装置209fの先にさらに監視装置が
つながっていてもかまわないし、移動監視装置209c
のようなものが多数存在してもホスト10からのシリー
ズにつながっているならば何台存在してもかまわない。
【0161】図13は中継機能付き監視装置と移動監視
装置とを組み合わせた別方式のシステム構成の一実施例
を示す。
【0162】この構成はホストCPU10から中継機能
を有した監視装置209a,209b,・・・ の系統とホスト
CPU10から移動監視装置200を介して中継機能を
有した監視装置209x,209y,・・・ の系統からな
っている。
【0163】もちろん、この2系統に限るものでなくホ
ストCPU10からは何チャンネルの系統を出してもか
まわない。
【0164】それが移動監視装置を経由していてもいな
くてもかまわない。
【0165】移動監視装置を経由するメリットは、レー
ル201が付設してある部分は移動監視装置とホストC
PU10間には通信系が存在しているので、監視装置20
9x,209y,・・・ がホストCPU10から非常に離れ
ており、かつ、監視装置209a,209b,・・・ の系統か
らも離れているいるような場合で、移動監視装置のレー
ルは近くまで付設されているというような場合には移動
監視装置200がレール201に沿って移動し、監視装
置209xの近くまで移動すれば監視装置209x以降の監
視装置とホストCPU10との通信を移動監視装置20
0を介してつなぐことができることである。
【0166】図14は中継機能付き監視装置と移動監視
装置とを組み合わせた別方式のシステム構成の一実施例
を示す。
【0167】この構成は移動監視装置200に他の監視
装置同様な中継機能を持たせた一つの監視装置としてホ
ストCPU10から順番に監視装置209a,209
b,209cの次に移動監視装置200を位置づけ次に
監視装置209d,209e,・・・ とコマンドを送信し
て逆にデータを送信してもらう構成である。
【0168】この場合、レール201の中には移動監視
装置用の通信系であるフィーダー線等を組み込む必要は
なくなる。
【0169】この場合、移動監視装置200は監視装置
209cと209dの通信可能範囲で移動しなければな
らないという条件がある。
【0170】ただし、移動監視装置の座標(現在位置)
に応じてホストCPU10からのつながり条件を自動的
に変更できるようなプログラムを用意すればその条件に
制約されることなく長い移動距離に対しても適用可能と
なる。
【0171】すなわち、移動監視装置200が、たとえ
ば監視装置209dから遠くなり監視装置209bに近
くなるような場合、互いにどちらとの通信も可能なうち
に監視装置のつながりを監視装置209a,209b,
209c,移動監視装置200,監視装置209d,209
e・・・ の順番を監視装置209a,209b,移動監視
装置200,監視装置209c,209d,209e,
・・・ というようにつなぎ変えることにより監視装置20
9dとの通信ができなくなっても、その時には監視装置
209bと209cの間に位置してホストCPU10と
の通信を継続させることができる。このようにして順次
つながりを変更すれば全てのルートに渡って移動監視装
置も途中の監視装置としてシステムに組み込むことがで
きる。
【0172】移動監視装置の座標(現在位置)を各監視
装置が知る手段としては、あらかじめ、移動監視装置の
移動スケジュールを各監視装置の中にプログラムしてお
けば用意に切り替えのタイミングを取ることは可能であ
る。
【0173】あるいは、移動監視装置からの無線電波の
強度で移動監視装置が近いか遠いかを判断して移動監視
装置を検知した監視装置が他の監視装置にその位置を伝
達するようにしてもよい。
【0174】各監視装置は監視装置だけで中継できる距
離に配置しておけばその途中に移動監視装置が位置した
場合でも位置しない場合でも通信可能な条件は無条件で
整えることが可能である。
【0175】ここで、移動監視装置200にもう一つの
監視装置との通信回線を設ければ、別の監視装置209
x,・・・ の監視装置の系統をレールの先につなげること
も可能である。
【0176】図15は図11の移動監視装置の通信装置
(移動局)の基本的な一実施例を示す。
【0177】ここでは一実施例として移動監視装置用の
通信装置としてTVカメラの映像信号を送信するチャン
ネルが1チャンネルと、マイクロフォンの音声信号を送
信するチャンネルが1チャンネルと移動監視装置のCP
UとホストCPUとの制御データの双方の制御信号各1
チャンネルを有するもので説明する。
【0178】映像信号はA/D変換器65で時系列のデ
ジタル信号に変換され、同様に音声信号もA/D変換器
66で時系列のデジタル信号に変換され移動監視装置C
PUからホストCPUへの制御信号はCPUのSIOの
出力などで時系列のデジタル信号として入力され、それ
らはエンコーダ64にて1本のシリアルデータに並べ替
えを行う。
【0179】ここで、映像データ,音声データ,制御デ
ータの順に単位時間に伝送するデータ量が多いとすれば
データ量の多いものを高密度でシリアル化するような処
理を行う。
【0180】1本にシリアル化されたデータはS/P変
換63に入力され用意している変調器の数n個のパラレ
ルデータに変換し各変調器61a,・・・ ,61zのn個
の変調器にパラに入力される。
【0181】これは伝送速度を複数の無線チャンネルで
パラにデータを伝送するようにすれば高速に多くのデー
タを伝送できるのでn個の変調器を用意した実施例で示
しているが、もちろん一つの変調器でもかまわない。
【0182】その場合にはS/P変換器63は不要とな
る。変調器61a,・・・ ,61zの変調器の出力は共用
器67を通してアンテナ60aから無線出力する。
【0183】一方、ホストCPUからの制御信号は所定
の周波数fsで変調されてくるものをアンテナ60aで
とらえて共用器67から復調器62を通して制御信号を
移動監視装置のCPU側へ出力できるようになってい
る。
【0184】図16は図11の移動監視装置用の無線中
継機(タイプA)の基本的な一実施例を示す。アンテナ
70aで受信した移動監視装置からホストCPUへの映
像信号,音声信号,制御信号(センサデータを含む)は共
用器71を通り復調器74a,74b,・・・ ,74Zで
復調され、再度、変調器77a,77b,・・・,77zで
変調して共用器79を通してアンテナ70bから送信さ
れる。電波の弱くなった信号は復調器を出たところでは
原信号と同じデジタル信号になり再変調され出力される
ので移動監視装置からの通信を信頼性高く中継すること
ができる。
【0185】このタイプAの中継器70Aは移動監視装
置から受信した搬送波f1,f2,・・・ ,fnは搬送波
f1″,f2″,・・・ ,fn″で変調され出力される。
【0186】また、ホストCPUからいくつかの中継器
を介してアンテナ70bで受信したホストCPUから移
動監視装置への制御信号は共用器79を通して復調器7
8で復調され変調器75と変調器75′とで変調されア
ンテナ70aから発信される。
【0187】変調器75の搬送波fsは移動監視装置の
通信機60の復調器62の搬送波fsの周波数と同じで
ある。
【0188】このタイプAの中継器70Aは移動監視装
置への制御信号の搬送波は周波数fs″で受信し、搬送
波fsとfs′の周波数で送信するものである。搬送波
fs′は図17に示すタイプBの中継器70Bの復調器
78の周波数と同じである。
【0189】ここで、アンテナ70aと70bは同じア
ンテナを共用してもかまわない。
【0190】分配器72は移動監視装置からの送信電波
f1を復調器74aへ入力するとともに電波強度を検出
するレベル検出器73に入力され、あらかじめ設定して
おく所定の電波レベルより受信電波f1が小さくなった
場合にはレベル検出器73の出力信号でスイッチ76
a,76b,・・・ ,76zを搬送波f1′,f2′,・・
・,fn′の側の復調器側へ切り替え図17のタイプB
の中継器70Bから出力された電波f1′,f2′,・・
・ ,fn′の搬送波を復調を行う復調器74a′,74
b′,・・・ ,74n′で復調して中継出力するようにな
っている。
【0191】図17のタイプBの中継器70Bの構成
は、一部既に説明しているが、図16の中継器と同じ構
成で復調器74a″,74b″,・・・ ,74z″の搬送
波周波数が図16のタイプA中継器の変調器77a,7
7b,・・・ ,77zと同じであり、変調器77a,77
b,・・・,77zは逆に図16の復調器74a′,74
b′,・・・ ,74z′と同じ搬送波周波数になってい
る。変調器75″搬送周波数は図16のタイプAの復調
器78の搬送周波数と同じであり、逆に復調器78の搬
送周波数は図16のタイプAの変調器57′の搬送波と
同じ周波数になっている。
【0192】すなわち、図16のタイプAの中継器と図
17のタイプBの中継器を交互に配置することにより、
同じ信号の電波の混信を避けながら交互にどこまでも配
置することにより、微弱電波での中継伝送を延々と継続
させ広域に渡っての双方向伝送路を確保することが可能
となる。
【0193】また、さらに各中継器は移動監視装置との
通信チャンネルの送受信部も有しているので移動監視装
置がどの中継器の近くでもその近くの中継器からホスト
との通信に介入することができる。
【0194】これは各中継器が移動監視装置からの搬送
波f1のレベルをレベル検知器73で検出することによ
り、移動監視装置が中継器から遠く離れて電波強度が小
さくなった場合には中継器は自動的に自分の隣の中継器
からのホストへの送信データを中継するようにスイッチ
76で切り替えることで実現可能となっている。
【0195】監視装置が近い場合にはレベル検知器73
は移動監視装置からの送信データを次の中継器へ送信す
るようになり、中継器の並んで配置されているルート上
にいる移動監視装置はどこからでもホストとの通信が可
能にすることができる。
【0196】図18は図11の移動監視装置の通信装置
(固定局)の基本的な一実施例を示す。
【0197】アンテナ80aから受信した電波は共用器
81を通り復調器84a′,84b′,・・・ ,84z′か
らP/S変換器87で1本のシリアルデータに変換さ
れ、デコーダ88に入力され図15移動監視装置の通信
装置60のエンコーダ64の逆の処理で映像信号,音声
信号,制御信号に分割して、映像及び音声信号について
はD/A変換器89a,89bを等して通常のアナログ
信号に戻して出力するようにしている。
【0198】ホストCPUからの制御信号は変調器85
と変調器85′にて近くに移動監視装置がいる場合の搬
送波fsと次のタイプBの中継器への送信波fs′をパ
ラに両方送信出力するものである。
【0199】また、中継器と同様に移動監視装置からの
電波の強度を検知するレベル検知器83とスイッチ86
a,86b,・・・ ,86zも付いており前述の中継器タ
イプAと同じ機能動作するようになっている。
【0200】これは固定局80の近くに移動監視装置が
いる場合も想定して中継器との通信と移動監視装置との
通信の両方ができるように考慮したものである。
【0201】図19に小型化を図った中継機能を有する
監視装置の一実施例の鳥瞰図を示す。
【0202】これは図5に示すホストCPU20を初め
とする各種デジタル回路及びアナログ回路の多くの部分
をIC化を図り小型軽量化したものである。
【0203】監視装置本体209はケースに収納しIC
化した回路と外付けの若干のセンサアンプなどの調整ボ
リュームが実装された基板が内蔵されており、バッテリ
ー35aと光通信装置25aのジャック25aj,光フ
ァイバケーブル26の通信ユニット25bのジャック2
5bj、あるいはスペクトル拡散無線装置25cのピン
ジャック25cjが接続可能なジャックコネクタ、各種
センサ100のピンジャック100Jを接続するジャッ
クコネクタが付いている。
【0204】バッテリー35aにはACプラグ35fの
電源から充電回路35eを介して充電できるようにして
いる。
【0205】また、ACプラグ35fの代わりに外付け
バッテリー35aaさらに太陽電池36が接続できるよ
うにもなっている。
【0206】監視装置本体209の通信手段は光無線機
25a,光ファイバ送受信器25b,スペクトル拡散無
線機25cのいずれでも使用環境に応じて使い分けでき
るようになっている。
【0207】監視装置本体209にはロープあるいは鎖
209aが付いており監視対象にセンサを取り付けた際
に監視装置本体209を監視対象の一部分に用意に引っ
かけて取り付けられるようにしている。
【0208】光無線装置25aは金具25aaを用いて
容易に監視対象の部分にボルト等で取り付け可能として
いる。
【0209】太陽電池パネル36も金具36aで監視対
象にボルトなどで容易に取り付けられるようにしてい
る。
【0210】前述してきたような機能を有する中継機能
付き監視装置をこのように小型軽量化することにより、
監視対象への取り付けが容易となるほかIC化した部品
の適用で組立部品数が少なくなり安価な監視装置を容易
に得ることができるようになる。
【0211】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、多くの監視装
置を広域に渡って設置する場合にも遠隔通信回線のため
の工事や監視装置への給電線工事が不要あるいは極めて
簡単であり、容易に多くの監視装置を設置できる遠隔監
視システムを容易に得ることができる。
【0212】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、長期の監視が可能となる。
【0213】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による効果に加えて、バッテリーの交換,充電を軽減す
ることができる。
【0214】請求項4の発明によれば、請求項1又は2
又は3の発明による効果に加えて、必要時以外の無駄な
電力の消費を節約できるのでバッテリーの寿命を長くす
ることができる。
【0215】請求項5の発明によれば、ホスト側で必要
とするデータを少ない通信回線でも高速に伝送できる。
【0216】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
による効果に加えて、多面からの処理を行った監視情報
の処理結果をホスト側は得ることができるようになる。
【0217】請求項7の発明によれば、サンプリングタ
イミングを制御して複数の監視装置による同時刻同時サ
ンプリング及び所定の時間間隔をおいての順次サンプリ
ング作業が行える。
【0218】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
による効果を容易に得られる。
【0219】請求項9の発明によれば、監視対象点が移
動してしまう場合でも、常に同じ条件でセンサデータの
サンプリング処理が可能となる。
【0220】請求項10の発明によれば、監視装置のメ
モリ容量の節約と取り込み目的のデータのサンプリング
速度の実質的な高速化が簡素な通信ライン構成で可能と
なる。
【0221】請求項11の発明によれば、移動式監視装
置専用の通信回線をなくすことができ、また、延々と続
く監視ルートに対しても制限なく移動監視ルートを設定
し易くなる。
【0222】請求項12の発明によれば、請求項11の
発明による効果に加えて、移動式監視装置の通信回線と
ホスト側までの通信ケーブル工事も不要とすることがで
きる。
【0223】請求項13の発明によれば、請求項11の
発明による効果に加えて、移動式監視装置を経由した通
信回線にてさらに遠方の監視装置との通信も可能とな
り、より広範囲なエリアの遠隔監視システムを構築する
ことができる。
【0224】請求項14の発明によれば、請求項12又
は請求項13の発明による効果に加えて、一層より広範
囲なエリアの遠隔監視システムを構築することができ
る。
【0225】請求項15の発明によれば、通信方式を使
い分けて監視設備の他の電気計装設備への悪影響を与え
ない状態で広範囲なエリアの遠隔監視システムを容易に
構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔監視システムの基本的システム構
成図。
【図2】本発明の一実施例による監視装置を監視対象の
機器であるパイプラインに取り付けた鳥瞰図(有線伝送
の場合)。
【図3】パイプライン監視システムの全体ブロック図。
【図4】本発明の一実施例による監視装置をパイプライ
ンに取り付けた鳥瞰図(無線伝送の場合)。
【図5】本発明の一実施例による監視装置の機能ブロッ
ク図。
【図6】本発明の位置実施例による監視装置のCPUで
動作するプログラムの基本的なフローチャート図。
【図7】本発明の一実施例によるホストCPUから監視
装置3への指令/応答タイムチャート図。
【図8】本発明の一実施例によるホストCPUから全て
の監視装置への指令/応答タイムチャート図。
【図9】本発明の一実施例による監視装置で行う前処理
の概念説明図。
【図10】本発明の一実施例による監視装置によるデー
タサンプリング処理のフローチャート図。
【図11】本発明の一実施例による中継機能付き監視装
置と移動監視装置とを組み合わせたシステム構成図。
【図12】本発明の一実施例による中継機能付き監視装
置と移動監視装置とを組み合わせた別方式のシステム構
成図。
【図13】本発明の一実施例による中継機能付き監視装
置と移動監視装置とを組み合わせた別方式のシステム構
成図。
【図14】本発明の一実施例による中継機能付き監視装
置と移動監視装置とを組み合わせた別方式のシステム構
成図。
【図15】図11の移動監視装置の通信装置(移動局)
の基本的な構成を示す図。
【図16】図11の移動監視装置用の無線中継器(タイ
プA)の基本的な構成を示す図。
【図17】図11の移動監視装置用の無線中継器(タイ
プB)の基本的な構成を示す図。
【図18】図11の移動監視装置の通信装置(固定局)
の基本的な構成を示す図。
【図19】本発明の一実施例による小型化を図った中継
機能を有する監視装置の鳥瞰図。
【符号の説明】
1…パイプライン、5…CRT、10,20…ホストC
PU、15,25…通信装置、21a…カバー、25a
…光無線装置、25b…光ファイバ送受信器、25c…
スペクトル拡散無線装置、26…光ファイバケーブル、
27…アンテナ、30…電源ユニット、31…電源ケー
ブル、36…太陽電池、50…命令(コマンド)のデー
タ構成、60…移動監視装置専用通信装置(移動局)、
70A,70B…移動監視装置専用中継用通信装置(中
継器)、100…各種センサ、101a,101b…T
Vカメラ、200…移動監視装置、201…レール、2
02…移動監視装置に搭載した通信装置、209…監視
装置本体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 正樹 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 阿部 天洋 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔を
    開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 前記各監視装置の電源部に前記監視装置毎にバッテリー
    を用いたことを特徴とする遠隔監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、電源部にさらに太陽電
    池を用いたことを特徴とする遠隔監視システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、バッテリーと太陽電池
    とを前記太陽電池の電力を前記バッテリーに蓄電するよ
    うに接続してあることを特徴とする遠隔監視システム。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3において、電源部に
    タイマーあるいは通信された指令による電源ON/OF
    F回路を設けたことを特徴とする遠隔監視システム。
  5. 【請求項5】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔を
    開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、 を備えた遠隔監視システムにおいて、 前記各監視装置は監視対象からの情報を受けるセンサを
    備え、前記センサにて得られたセンサデータによる監視
    手段、あるいは診断手段、あるいは監視診断に当たって
    の前処理手段を設けたことを特徴とする遠隔監視システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5において、監視,診断あるいは前
    処理手段に設定する設定パラメータを通信された指令に
    て選択あるいは通信手段にて送信設定できるパラメータ
    選択回路あるいはパラメータ設定手段を設けたことを特
    徴とする遠隔監視システム。
  7. 【請求項7】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔を
    開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 前記各監視装置は監視対象からの情報を受けるセンサと
    センサから受信した監視情報の記録手段としてセンサデ
    ータ記録装置を備え、 前記各監視装置間のセンサデータ記録装置のデータサン
    プリングのタイミングを制御するタイミング制御手段を
    備えていることを特徴とする遠隔監視システム。
  8. 【請求項8】請求項7において、タイミング制御手段
    は、各監視装置に備わるタイマ、あるいは通信された指
    令の伝送遅れをあらかじめ考慮してタイミングを割り出
    す手段であることを特徴とする遠隔監視システム。
  9. 【請求項9】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔を
    開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 前記監視装置を前記監視対象に取り付けて設けたことを
    特徴とする遠隔監視システム。
  10. 【請求項10】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔
    を開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 前記各監視装置は監視対象からの情報を受ける複数のセ
    ンサを備え、 前記監視装置は、データを取り込むセンサを通信されて
    きた指令にて選択するセンサ選択回路を備えたことを特
    徴とする遠隔監視システム。
  11. 【請求項11】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔
    を開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 前記監視装置は移動式監視装置との通信手段を備えてい
    ることを特徴とする遠隔監視システム。
  12. 【請求項12】請求項11において、移動式監視装置の
    固定局通信装置は、前記各監視装置間の通信の中継を行
    う通信中継手段を備えていることを特徴とする遠隔監視
    システム。
  13. 【請求項13】請求項11において、移動式監視装置の
    移動局通信装置は、前記各監視装置間の通信の中継を行
    う通信中継手段を備えていることを特徴とする遠隔監視
    システム。
  14. 【請求項14】請求項12又は13において、移動式監
    視装置は、移動式監視装置による監視情報を前記監視装
    置との間で通信する通信手段を備えていることを特徴と
    する遠隔監視システム。
  15. 【請求項15】監視対象に沿って複数の監視装置が間隔
    を開けて配備され、 前記各監視装置は、自己の監視装置の監視情報を通信す
    る通信手段と前記各監視装置の内の他の前記監視装置間
    での通信を中継する通信中継手段を備え、 前記各監視装置から離れた位置から前記中継手段を通じ
    て前記各監視装置との間で指令と監視情報とを通信情報
    として送受するホスト通信設備と、を備えた遠隔監視シ
    ステムにおいて、 通信手段又は通信中継手段とコントロールプロセッサユ
    ニット部間に着脱交換可能な共通I/F部を設け、各種
    の通信方式対応自在に構成したことを特徴とする遠隔監
    視システム。
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