JPH10227130A - 鋼板固定用治具 - Google Patents

鋼板固定用治具

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Publication number
JPH10227130A
JPH10227130A JP4692697A JP4692697A JPH10227130A JP H10227130 A JPH10227130 A JP H10227130A JP 4692697 A JP4692697 A JP 4692697A JP 4692697 A JP4692697 A JP 4692697A JP H10227130 A JPH10227130 A JP H10227130A
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JP
Japan
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steel
steel plate
plate
jig
magnet
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Withdrawn
Application number
JP4692697A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Tanaka
浩和 田中
Mitsuaki Isogai
光章 磯貝
Reika Satou
玲圭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨または鉄骨に溶接される鋼板への他の鋼板
の溶接に際して、他の鋼板の位置決め作業を容易にする
こと。 【解決手段】治具は、支持部材(44)と、支持部材に支持
され互いに直交する2面上に磁力吸着面(78,80) を有す
る一対の磁石部材(46,48) と、支持部材に支持され直交
2面にそれぞれ直交する複数のピン(50,52) とを含む。
鉄骨(14)に鋼板(18,20) を保持するとき、両磁石部材の
磁力吸着面がそれぞれ鉄骨および鋼板に当接されかつ複
数のピンがそれぞれ鉄骨の穴(30)および鋼板の穴(32)に
通される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄骨に鋼板を溶接
するに際して、前記鉄骨に前記鋼板を保持するための治
具、および、鉄骨に溶接される第1の鋼板に第2の鋼板
を溶接するに際して、前記第1の鋼板に前記第2の鋼板
を保持するための治具に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物の構築においては、H形鋼のよう
な鉄骨からなる互いに直交する梁同士の相互連結のた
め、一方の梁に継手すなわちボルト穴が設けられた鋼板
からなるガセットプレートが溶接され、また、連結箇所
を補強するための鋼板であるスチフナが溶接される。
【0003】従来、前記鉄骨への前記鋼板の溶接に先立
ち、梁用鉄骨であるH形鋼のウエブに予め設けられた複
数の鉄筋挿通用穴や複数のボルト穴を基準として、前記
H形鋼のウエブにけがきを行い、けがき線に沿って前記
鋼板を保持し、この間に仮溶接を行っていた。
【0004】ところで、前記けがきおよび仮溶接の両作
業は前記鋼板の正確な位置決めのために行うものであ
り、これらの作業には細心の注意が不可欠である。この
ため、前記鋼板の位置決めには時間を要し、該位置決め
を含む溶接作業の能率改善には限度があった。この間の
事情は、前記鉄骨に溶接される鋼板と該鋼板に溶接され
る他の鋼板との溶接についても同様である。また、前記
鋼板の溶接にはいわゆる溶接縮みが伴い、しかも、この
溶接縮みの大きさは気温の高低等によって異なることか
ら、溶接後における鋼板の寸法に差異が生じ、このため
に梁同士の連結に支障を生じることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鉄骨
への鋼板の溶接に際しての該鋼板の位置決め作業を容易
にすることにある。また、本発明の他の目的は、鉄骨に
溶接される鋼板に対して、該鋼板に溶接される他の鋼板
の位置決めを容易にすることにある。さらに、本発明の
他の目的は、前記鋼板の溶接縮みを防止することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の穴が設
けられた鉄骨に複数の穴が設けられた鋼板を溶接するた
めに前記鉄骨に対して前記鋼板を直角に保持するための
治具を提供する。この治具は、支持部材と、該支持部材
に支持され互いに直交する2面上に磁力吸着面を有する
一対の磁石部材と、前記支持部材に支持され前記2面に
それぞれ直交する複数のピンとを含む。前記治具は、前
記鉄骨に前記鋼板を保持するとき、両磁石部材の磁力吸
着面がそれぞれ前記鉄骨および前記鋼板に当接されかつ
前記複数のピンがそれぞれ前記鉄骨の穴および前記鋼板
の穴に通される。前記支持部材は、互いに枢着され互い
に直交状態を維持可能である一対のフレームからなるも
のとすることができる。両磁石部材は両フレームでそれ
ぞれ支持することができる。
【0007】また、他の治具は、磁石部材と、該磁石部
材に設けられた少なくとも1つのピンとからなる。前記
磁石部材は互いに直交する2面上に2つの磁力吸着面を
有し、また、前記ピンは両磁力吸着面から突出してい
る。前記鉄骨に前記鋼板を保持するとき、前記2つの磁
力吸着面がそれぞれ前記鉄骨および前記鋼板に当接され
かつ前記ピンが前記鉄骨の穴に通される。
【0008】さらに、他の治具は、穴が設けられた第1
の鋼板に第2の鋼板を溶接するために前記第1の鋼板に
対して前記第2の鋼板を直角に保持するためのものであ
って、互いに直交する2面上に磁力吸着面を有する磁石
部材と、該磁石部材に設けられ該磁石部材のいずれか一
方の磁力吸着面から突出する少なくとも1つのピンとを
含む。前記第1の鋼板に前記第2の鋼板を保持すると
き、前記磁石部材の両磁力吸着面がそれぞれ第1および
第2の鋼板に当接されかつ前記ピンが前記第1の鋼板の
穴に通される。
【0009】
【発明の作用および効果】本発明によれば、支持部材に
支持された両磁石部材の両磁力吸着面が互いに直交する
2面上にありかつ複数のピンが前記直交する2面にそれ
ぞれ直交していることから、前記ピンがそれぞれ前記鉄
骨の複数の穴および前記鋼板の複数の穴に嵌合すること
により前記鋼板が前記鉄骨に対して直角に正確に位置決
められ、かつ、両磁石部材が前記鉄骨および前記鋼板に
それぞれ磁力吸着することにより位置決め状態が強固に
維持される。
【0010】この位置決め作業は、前記穴への前記ピン
の嵌合操作と、両磁石部材の前記鉄骨および前記鋼板へ
の吸着操作とからなり、これらの操作は誰でも簡単に行
うことが可能である。したがって、溶接に先立つ前記鉄
骨への前記鋼板の位置決めを短時間で行うことができ、
これにより、前記鉄骨への前記鋼板の溶接工程における
作業の能率向上を図ることができる。また、前記治具に
より前記鉄骨に保持されかつ固定された鋼板は該治具に
よりその伸縮を拘束されることから、前記鋼板の溶接に
伴ういわゆる溶接縮みの発生を防止することができる。
【0011】また、前記他の治具にあっては、前記鉄骨
(鋼板相互の溶接にあっては第1の鋼板)に前記鋼板
(同、第2の鋼板)を当てかつ前記磁石部材の直交2面
上の磁力吸着面を前記鉄骨(同、第1の鋼板)と前記鋼
板(同、第2の鋼板)とにそれぞれ吸着させ、かつ、前
記鉄骨(同、第1の鋼板)の穴に前記磁石部材から伸び
るピンを差し込むことにより、容易に、前記鋼板(同、
第2の鋼板)の位置決めを行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、構築物におけ
る鉄骨製の梁についての二組の仕口部10が鉄筋コンク
リート製の柱12上に支持されている。本発明は、後述
するように、各仕口部10の形成に際して適用される。
【0013】各仕口部10は、H形鋼からなる大梁14
に該大梁と直交するように接続されるH形鋼からなる他
の大梁(図示せず)のための継手、すなわち大梁14の
ウエブ16に溶接され該ウエブに対して直交しかつ上下
の両フランジ33に接する鋼板からなるガセットプレー
ト18と、該ガセットプレートと平行に配置されかつ大
梁14のウエブ16に溶接され両フランジ33に接する
鋼板からなる一対のスチフナ20とを含む。
【0014】ガセットプレート18には、大梁14と前
記他の大梁との連結のためにボルト(図示せず)が通さ
れる複数のボルト穴22が設けられている。これらのボ
ルト穴22は、予め、所定の位置に正確に穿たれる。
【0015】仕口部10は、打設コンクリート(図示せ
ず)を介して、柱12と一体にされる。この一体化のた
め、柱12の頂部から上方へ突出する複数の主筋26が
設けられ、また、主筋26の周りを矩形状に伸びる複数
のフープ筋28が配置されている。
【0016】これらのフープ筋28は、それぞれ、梁1
4のウエブ16と各ガセットプレート18とにそれぞれ
設けられた複数の穴30(図2)および複数の穴32
(図3)を経て伸びる。これらの穴30,32も、ま
た、予め所定の位置に正確に穿たれる。主筋26の一部
とフープ筋28とは、前記コンクリート中に埋設され
る。
【0017】仕口部10は、さらに、前記コンクリート
の打設空間(図4および図5に鎖線で示す矩形の空間)
を規定する型枠の一部としての他の複数の鋼板を含む。
すなわち、大梁14の両フランジ33にそれぞれ溶接さ
れ大梁14と直交して水平に伸びる上下二対の鋼板34
と、フープ筋26の周囲に配置されかつガセットプレー
ト18に溶接され該ガセットプレート18と直交する一
対の鋼板36とを含む。
【0018】これらの鋼板18,20,36の溶接は、
2種類の治具40,42(図2〜図5参照)を用いて行
うことができる。より詳細には、これらの鋼板のうち、
ガセットプレート18は一方の治具40を用いて、ま
た、他の鋼板20,36は他方の治具42を用いて溶接
作業を行うことができる。
【0019】一方の治具40は、図6および図7にその
詳細を示すように、支持部材44と、支持部材44に支
持された一対の磁石部材46,48および複数(図示の
例では全部で4つ)のピン50,52とを含む。
【0020】支持部材44は、互いに枢着された、それ
ぞれがコの字形を呈する一対のフレーム54,56から
なる。各フレーム54,56は、互いに平行な一対の板
部材と、これらの板部材に直交する1つの板部材とを複
数のボルト・ナット組立体58を用いて締結してなる。
【0021】両フレーム54,56は、他のボルト・ナ
ット組立体60により、互いに枢着されている。ボルト
・ナット組立体60は、一方のフレーム54の一対の板
部材62の一部と、他方のフレーム56の一対の板部材
64に溶接され該板部材の一部をなす板状の連結部66
であって板部材62の前記一部と部分的に重なり合う連
結部66とを貫通している。
【0022】互いに枢着された両フレーム54,56の
それぞれの自由端は、それぞれ、互いに直角に交差する
2つの端縁68,70からなる。両フレーム54,56
は、これらの自由端において互いに接している。より詳
細には、両フレーム54,56の自由端の一方の端縁6
8同士が接している。他方の端縁70同士は一直線上を
伸長している。また、両フレームの両板部材62,64
はそれぞれ他方の端縁70から該端縁と45度の角度を
なして直線的に伸びる側縁72,74を有する。したが
って、これらの側縁72,74は互いに直交する2つの
面(仮想面)内にあり、両フレーム54,56は、これ
らの側縁72,74において、互いに直交している。
【0023】一方のフレーム54の両板部材62の前記
一部と、他方のフレーム56の両板部材64にそれぞれ
固定された両連結部66との重合部を、ボルト・ナット
組立体60のほか、さらに、該組立体と平行にピン部材
76が貫通している。ピン部材76は、ボルト・ナット
組立体60の周りに揺動可能である両フレーム54,5
6を揺動不能にかつ直交状態に維持する。ピン部材76
を抜き去ることにより、両フレーム54,56を互いに
他の一方に向けて揺動させることができる(図6の想像
線を参照)。
【0024】両磁石部材46,48は、それぞれ、全体
に直方体形状を呈するハウジングと、該ハウジングに内
蔵された円柱状の永久磁石(図示せず)とを有し、前記
ハウジングは、該ハウジング内での前記永久磁石の回転
により磁力を帯びた状態(オン状態)およびこれが解除
された状態(オフ状態)におかれる平坦な磁力吸着面7
8,80を有する。
【0025】両磁石部材46,48は、両フレーム5
4,56の両板部材62間および64間にあって両吸着
面78,80が、それぞれ、互いに直交する2つの面
(仮想面)内にあるように配置されている。より詳細に
は、両磁石部材46,48は、それぞれ、両板部材6
2,64の側縁72間および側縁74間から突出してお
り、これらの吸着面78,80は両板部材の側縁72,
74と平行である。各磁石部材46,48は、各板部材
62,64を貫通しかつ各磁石部材にねじ込まれた複数
のボルト81によりこれらの板部材に固定されている。
【0026】したがって、図4に示すように、両磁石部
材46,48がこれらの吸着面78,80においてH形
鋼のウエブ16と、これに溶接されるガセットプレート
18とにそれぞれ吸着するとき、ガセットプレート18
はウエブ16に対して直角をなすように保持される。
【0027】図示の各磁石部材46,48は、そのハウ
ジング内の永久磁石を回転させてオンオフ動作を行うた
めのつまみ82,84を有する。図6に示すように、前
記つまみを回して例えば磁石46をオフ状態とすること
により、溶接後のガセットプレートから磁石46を引き
離すことができる(図6の想像線を参照)。
【0028】次に、複数のピン50,52は、各フレー
ムの両板部材に直交する前記一つの板部材に固定されて
いる。すなわち、一方の複数のピン50は一方のフレー
ム54の板部材86に固定され、また、他方の組の複数
のピン52は他方のフレーム56の板部材88に固定さ
れている。
【0029】各板部材86,88はL形の横断面形状を
有し、2つの小さい板状部分90と1つの大きい板状部
分92とからなる。板状部分90と板状部分92とは互
いに直交いている。各板部材86,88は、小さい両板
状部分90において、ボルト・ナット組立体58により
両板部材62,64に連結されている。
【0030】両板部材86,88の両板状部分92は、
それぞれ、板面94を有する。板面94は、板部材62
の側縁72および板部材64の側縁74が規定する前記
2つの直交面内にある。ピン50,52は、それぞれ、
これらの板面94から前記磁石の吸着面78,80の側
へ伸びており、両磁石の磁力吸着面78,80が規定す
る前記直角な2面にそれぞれ直交している。
【0031】各ピンの板面94からの突出長さは、各磁
石部材の磁力吸着面78,80の前記側縁からの突出長
さより大きい。このようにしたのは、各磁石部材46,
48がこれらの磁力吸着面においてH形鋼のウエブ16
およびガセットプレート18にそれぞれ当接するとき、
ピン50,52の前記ウエブおよびガセットプレートの
穴30,32への挿入を可能とする長さを確保するため
である。
【0032】一方のピン50の配置位置は、該ピンの軸
線と、磁石部材48の磁力吸着面80との間の距離が、
ガセットプレート18の穴32の中心から該ガセットプ
レートとウエブ16との接合端までの距離にほぼ等しい
位置に設定されている。また、他方のピン52の配置位
置は、該ピンの軸線と磁石部材48の磁力吸着面80と
の間の距離が、ウエブ16の穴30の中心と、ガセット
プレート18とウエブ16との接合予定位置までの距離
にほぼ等しい位置に設定されている。但し、図示の例で
は、前記各距離は同じ大きさである。
【0033】したがって、2つのピン50および2つの
ピン52を穴30,32に挿入することにより、ガセッ
トプレート18は溶接位置に正確に位置決められ、磁石
部材46,48の磁力吸着作用により位置決め状態が強
固に維持される。治具40により位置決められた状態下
でガセットプレート18をウエブ16に溶接すると、溶
接が完了するまでの間、ガセットプレート18が治具4
0によりその長さ方向(ウエブ16に直交する方向)に
関して拘束を受ける。このため、ガセットプレート18
の溶接縮みが防止される。したがって、ガセットプレー
ト18のボルト穴22は予め定められた正確な位置を占
める。
【0034】スチフナ20および前記型枠の一部をなす
鋼板36の位置決めおよびその保持に好適な他の治具4
2は、図2、図3および図5に示すように、互いに直交
する2つの面(仮想面)上に磁力吸着面96,98を有
する磁石部材100と、該磁石部材に設けられ該磁石部
材の一方の磁力吸着面96から突出する少なくとも1つ
のピン102とを有する。
【0035】治具42の磁石部材100は全体に直方体
形状を有し、その大きさを除き、治具40における磁石
部材46,48と同一であり、ケーシング内部の永久磁
石を回転させ該磁石をオンオフ操作するためのつまみ1
04を有する。
【0036】各スチフナ20を保持する各治具42は、
前記ガセットプレート18を保持する治具40の上方に
配置されている。この治具42の両磁力吸着面96,9
8がスチフナ20およびH形鋼のウエブ16にそれぞれ
密着するとき、スチフナ20がウエブ16に対して90
度の角度をなすように維持される。また、ウエブ16の
他の穴30へのピン102の嵌合により、スチフナ20
のウエブ16への溶接位置を正確に定めることができ
る。
【0037】なお、図示の例では、対をなすスチフナ2
0および対をなす鋼板36をそれぞれ保持する対の治具
42の両ピン102が、互いに他の一方に向けて、同じ
穴30または32に挿入されている。両ピン102は、
これらが前記同じ穴内に完全に挿入されるように、両ピ
ン102が前記同じ穴内で互いに接しない長さ寸法に設
定されている。
【0038】ガセットプレート(第1の鋼板)18に対
して鋼板(第2の鋼板)36を保持するための各治具4
2も、また、治具40の上方に配置されている。治具4
2の両磁力吸着面96,98はガセットプレート18お
よび鋼板36にそれぞれ密着し、これらが互いに90度
の角度をなすように維持される。また、ガセットプレー
ト18の他の穴32へのピン102の嵌合により、鋼板
36がガセットプレート18との溶接個所に正確に位置
決められている。
【0039】治具42は、図8および図9に示すよう
に、H形鋼からなる大梁部材106に小梁(図示せず)
を連結するため、大梁部材106に設けられるガセット
プレート108とスチフナ110との位置決めに用いる
ことができる。
【0040】ガセットプレート108およびスチフナ1
10は大梁部材106のウエブ112の両面に互いに相
対して配置され、ウエブ112と直交している。図示の
例では、ガセットプレート108およびスチフナ110
がそれぞれ上下2対の治具42により保持されている。
【0041】一対の治具42の両磁力吸着面96,98
はウエブ112およびガセットプレート108にそれぞ
れ密着し、他の一対の治具42の両磁力吸着面96,9
8はウエブ112およびスチフナ110にそれぞれ密着
し、ウエブ112に対してガセットプレート108およ
びスチフナ110のそれぞれが直角をなしている。各治
具のピン102は、ウエブ112に予め設けられた複数
の穴114の一つと嵌合している。これにより、各鋼板
108,110が所定の溶接箇所に正確に位置決められ
ている。
【0042】この例においても、ガセットプレート10
8のための治具42およびスチフナ110のための治具
42に関し、これらの互いに相対するピン102が共通
の一つの穴114内にある。
【0043】なお、治具40に関して、その支持部材は
互いに枢着された2つのフレームからなる図示の例に代
えて、例えば、L形の横断面形状を有する一体の部材か
らなるものとすることができる。また、各フレームの側
縁72,74は、必ずしも互いに直交するものでなくて
よく、また、直線的に伸びるものでなくてもよい。各ピ
ン50,52の数量は、これと2とする図示の例に代え
て、1または3以上に設定することができる。
【0044】治具42に関して、ピン102はその数量
を1つとする図示の例に代えて、2以上とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄骨梁の仕口部を示す斜視図である。
【図2】仕口部のガセットプレートを縦断して見た正面
図である。
【図3】図2の線3−3に沿って得た縦断面図である。
【図4】図2の線4−4に沿って得た横断面図である。
【図5】図2の線5−5に沿って得た横断面図である。
【図6】治具の一例の拡大正面図である。
【図7】治具の一例の拡大平面図である。
【図8】小梁用ガセットプレートおよびスチフナが保持
された大梁用鉄骨部材の正面図である。
【図9】図8の線9−9に沿って得た縦断面図である。
【符号の説明】
10 仕口部 14 大梁 16,30,H形鋼(大梁)のウエブおよびこれに設け
られたフープ筋挿通用穴 18,22,32 ガセットプレート(第1の鋼板)、
これに設けられたボルト穴およびフープ筋挿通用穴 20 スチフナ 36 型枠用鋼板(第2の鋼板) 40,42 治具 44 支持部材 46,48,100 磁石部材 50,52,102 ピン 78,80,96,98 磁力吸着面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の穴が設けられた鉄骨に複数の穴が
    設けられた鋼板を溶接するために前記鉄骨に対して前記
    鋼板を直角に保持するための治具であって、支持部材
    と、該支持部材に支持され互いに直交する2面上に磁力
    吸着面を有する一対の磁石部材と、前記支持部材に支持
    され前記2面にそれぞれ直交する複数のピンとを含み、
    前記鉄骨に前記鋼板を保持するとき、両磁石部材の磁力
    吸着面がそれぞれ前記鉄骨および前記鋼板に当接されか
    つ前記ピンがそれぞれ前記鉄骨の穴および前記鋼板の穴
    に通される、鋼板固定用治具。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、互いに枢着されかつ互
    いに直交するように維持される一対のフレームからな
    り、両磁石部材が両フレームにそれぞれ支持されてい
    る、請求項1に記載の鋼板固定用治具。
  3. 【請求項3】 穴が設けられた鉄骨に鋼板を溶接するた
    めに前記鉄骨に対して前記鋼板を直角に保持するための
    治具であって、互いに直交する2面上に磁力吸着面を有
    する磁石部材と、該磁石部材に設けられ該磁石部材のい
    ずれか一方の磁力吸着面から突出する少なくとも1つの
    ピンとを含み、前記鉄骨に前記鋼板を保持するとき、前
    記磁石部材の磁力吸着面がそれぞれ前記鉄骨および前記
    鋼板に当接されかつ前記ピンが前記鉄骨の穴に通され
    る、鋼板固定用治具。
  4. 【請求項4】 穴が設けられた第1の鋼板に第2の鋼板
    を溶接するために前記第1の鋼板に対して前記第2の鋼
    板を直角に保持するための治具であって、互いに直交す
    る2面上に磁力吸着面を有する磁石部材と、該磁石部材
    に設けられ該磁石部材のいずれか一方の磁力吸着面から
    突出する少なくとも1つのピンとを含み、前記第1の鋼
    板に前記第2の鋼板を保持するとき、前記磁石部材の磁
    力吸着面がそれぞれ第1および第2の両鋼板に当接され
    かつ前記ピンが前記第1の鋼板の穴に通される、鋼板固
    定用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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