JPH10226966A - 倒伏繊維を含んだ植毛加工布とその製造方法 - Google Patents

倒伏繊維を含んだ植毛加工布とその製造方法

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JPH10226966A
JPH10226966A JP22190797A JP22190797A JPH10226966A JP H10226966 A JPH10226966 A JP H10226966A JP 22190797 A JP22190797 A JP 22190797A JP 22190797 A JP22190797 A JP 22190797A JP H10226966 A JPH10226966 A JP H10226966A
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cloth
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fiber
flocked
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William J Squires
ジェー. スクワイヤーズ ウイリアム
William T Squires
ティー. スクワイヤーズ ウイリアム
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内装飾用途と屋外用途との両方に適した特性
を具えた植毛加工布を提供すること。 【解決手段】基布2と接着剤4と接着剤とともに基布に
接着された植毛繊維5とを含んで植毛加工布を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は倒伏繊維を含んだ植毛
加工布とその製造方法に関するものであり、さらに詳し
くは室内装飾材に用いられる織物の特性を具えるととも
に、ナップサックやポーチなどのラガブル(lugga
ble)や使古し衣類などの戸外での使用に適した植毛
加工布製造技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の材料と方法により種々の
タイプの植毛加工布が製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来からある植
毛加工布は室内装飾材に用いられる織物の特性を具える
とともに、屋外での使用に適した特性を具えたものはな
く、いずれかの用途にしか使用できないという欠点があ
った。
【0004】かかる従来技術の現状に鑑みてこの発明の
目的は、室内装飾用途と屋外用途との両方に適した特性
を具えた植毛加工布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の植毛加工布は
基布と接着剤と接着剤とともに基布に接着された植毛繊
維とを含んで構成されるものである。
【0006】さらに防水フィルムを形成して、基布を接
着剤とフィルムとの間に介在させるようにしてもよい。
これには基布にフィルムを直接施すか、基布の近くの裏
地に施してやる。
【0007】基布は安定化された状態にあり、接着剤は
乾燥された状態にある。倒伏されると植毛繊維はその埋
込み部分が接着剤中に埋め込まれ、突出部分は接着剤か
ら突出し、埋込み部分と突出部分との間には屈曲部分が
介在する。
【0008】突出部分は平坦化されてかつ倒伏された状
態にあって、実質的に平坦面を与えかつ接着剤とその近
くの植毛繊維の少なくとも一方の上に倒伏する。屈曲部
分は、植毛繊維が接着剤から現われて屈曲部分における
植毛繊維の配向方向の角度変化が、埋込み部分または突
出部分より大となる状態に配置される。安定化した状態
においては、接着剤を破断する程度に基布が撓んで引っ
張られることが防止される。
【0009】この発明の植毛加工布はスポーツウエアや
ハンチングウエアなどの戸外着の製造やナップサックの
製造に適している。基布または基布とフィルムとの組合
せは安定化されると、引張りに対して充分に抵抗性を具
えて接着剤の破断が防止される。フィルムは積層などに
より基布に適切に施されると、接着剤に必要な安定を与
えるものである。
【0010】
【作用】倒伏状態にある植毛繊維が水分の浸透に充分抵
抗するとともに、適度のドレープ性を布に与える。
【0011】
【実施例】図1に示すのはこの発明の植毛加工布の一例
であって基布として織布を用いており、乾燥された植毛
繊維5はアクリル、ポリウレタンまたはラテックスなど
の接着剤4により基布に接着されている。平坦化された
植毛繊維5は熱処理により倒伏された状態とされ、もし
繊維長が充分ある場合には絡合した状態となる。送りプ
リント処理によりこの平坦化した植毛繊維5上にインク
プリント6が形成される。
【0012】基布2は好ましくはポリコットンブレン
ド、製織ポリエステル、製織ポリプロピレン材料、また
はナイロンから形成される。プレコート接着剤21を施
して乾燥させて基布の隙間を充填するようにしてもよ
い。爾後接着剤4を施して、植毛繊維を接着剤4ととも
に基布に接着させる。またプレコート接着剤を調合して
接着剤を1工程で施してもよい。
【0013】製織ポリエステルや製織ポリプロピレン
は、疎水性で湿気を吸収せず防水性でしかも通気性のフ
ィルムの積層に適しているので、基布2に適した材料で
ある。そのような材料としては、例えばGortex
(商品名)、Dry−Plus(商品名)、およびVa
pex(商品名)などが挙げられる。これらの材料で植
毛加工布を形成すると、布内側に湿気がこもらないので
ある。図2に示す構造にあっては、基布2に防水フィル
ム8が施されている。このフィルム8は通気性であって
も、非通気性であってもよい。
【0014】図3に示すのは植毛繊維を平坦化して乾燥
インクを施す工程である。パターンまたは固形顔料10
が特殊なプリント紙11にプリントされる。公知のスク
リーンプリント機(例えばドイツのKannegies
er社のStork TC101型やTC131型)に
おいてプリント紙11と植毛加工布12とはローラー1
3、14間に一緒に送り込まれる。少なくとも一方のロ
ーラーは華氏約400度に加熱されており、植毛加工布
とプリント紙にはローラーにより約30秒間高圧が印加
されて、多色プリントパターンまたは固形顔料10の乾
燥インクが植毛加工布に移着される。この結果植毛繊維
は、再度起立状態とはならず平坦で倒伏された状態とな
るように、その記憶が変化する。ローラーに代えて加圧
板や真空装置などの他のタイプの加圧要素を用いてもよ
い。
【0015】実質的には平坦であるが、植毛繊維は完全
には平坦ではなく若干傾斜している。これは植毛繊維の
自由端は隣接する植毛繊維や接着剤上に乗り掛かってい
るからである。端部を接着剤中に固定された植毛繊維は
屈曲して倒伏した状態となる。これにより植毛繊維は隣
接した植毛繊維や接着剤上に乗り掛かって平坦な表面を
形成する。
【0016】繊度が1〜3デニールと細く繊維長が0.
025〜0.05インチと短いので、太くて(3デニー
ル以上)長い繊維より平坦となり、移着したプリント平
坦面上で歪みの少ないものとなる。
【0017】平坦化により倒伏状態にされた植毛繊維が
密であるほど、植毛加工布の防水性は高いものとなる。
これは倒伏された植毛繊維が水分の浸透に対して障壁と
して作用するからである。この理由から所望の密度を得
るには植毛繊維は0.08〜3デニールの繊度が望まし
い。
【0018】図4に示すように、植毛加工布にプリント
を施した後、ブラシ20により適宜公知の方法でブラシ
掛けをして、倒伏または平坦化状態の植毛繊維5Bを起
立状の植毛繊維5Aにしてやる。ブラシ掛けにより植毛
繊維の感触と外見とがある程度変わるが、それでも移着
したプリントの質は損なわれず、プリントの鮮やかな色
調は現われている。
【0019】図5に示すように、基布2が接着剤4に対
して充分に安定化されている場合には、図2のフィルム
8は基布2に直接施す必要はない。必要ならフィルム8
は公知の裏地7に施してもよい。この裏地は基布に直接
組み付けてもよく、間に空間9を残してもよい。フィル
ム8は裏地7に施されると、基布上には施す必要がな
い。フィルム8は通気性でも非通気性でもよく、スプレ
ーその他の公知の手段により施されて、基布2または裏
地7に固定される。この種のフィルム材料としてはビニ
ル、ポリウレタン、ゴムおよび空間布などが挙げられ
る。
【0020】図6に示すこの発明の植毛加工布の実施例
ではTeflon(商品名)コート20を防水層として
添加したもので、これには例えば植毛加工布をTefl
onコート浴に浸漬する。もっとも他の適宜な方法によ
りコートを施してもよい。この処理のために、フィル
ム、コートおよび積層などを交換して用いてもよく、こ
れらを総称して防水層と呼び、これにより水分の浸透を
阻止するものである。
【0021】この発明においては織布および安定化され
た編布の使用を意図しているものであって、これらを
「安定加工布」と総称する。このような安定加工を施す
ことにより、接着剤の伸張を抑制してその伸張による破
断や剥離、ひいては植毛加工布の破断を防いでいるので
ある。
【0022】下側の基布が撓められたときに破断せずに
一体性を保ち、しかも市場で入手可能であるべく、接着
剤は融通性を具えて基布と一緒に曲がることができるの
が望ましく、この発明ではそのような基布は安定加工さ
れた基布として扱われる。
【0023】またこの発明においては、円形編布または
毛羽の柔らかい織布を一方側に、植毛を他方側に配して
中間にフィルムを介在させるようにしてもよい。このフ
ィルムは充分な安定性を与えるものである。
【0024】この発明の一実施例においては、植毛加工
布は安定加工された基布を有しており、基布上には乾燥
した接着剤が設けられ、該接着剤からは複数の植毛繊維
が突出している。各植毛繊維は接着剤中にの埋込み部分
を有している。植毛繊維の埋込み部分は隣接する植毛繊
維および接着剤の少なくとも一方の上に倒伏した状態に
あり、埋込み部分と突出部分との間には屈曲部分が介在
している。
【0025】
【発明の効果】この発明の植毛加工布はある程度の耐摩
性を具えていて、布を柔軟にするための市販の自動洗濯
機に対して破断しないように抵抗する。また基布中に水
分が浸透して飽和させるのを防ぐに充分な水分浸透抵抗
性を具えている。この水分浸透抵抗性は、植毛繊維が倒
伏前の起立状態である場合に布が浸透に抵抗する水柱の
高さの2倍の高さの水柱に相当する。さらにドレープ性
も植毛繊維の倒伏状態の故に起立状態のそれよりも遥か
に高いものである。
【0026】この発明の植毛加工布は布のパターンに合
せて裁断折込みしてラガブルなどの縫製することもでき
る。ラガブルとしてはナップサック、ファニーサック、
バックパック、ポーチなどがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の植毛加工布の一実施例の断面側面図
である。
【図2】この発明の植毛加工布の他の実施例の断面側面
図である。
【図3】この発明の植毛加工布製造方法の一例を示す側
面図である。
【図4】植毛加工布のブラシ掛け工程を示す断面側面図
である。
【図5】この発明の植毛加工布の他の実施例の断面側面
図である。
【図6】この発明の植毛加工布の他の実施例の断面側面
図である。
【符号の説明】
1 :植毛加工布 2 :基布 4 :接着剤 5 :植毛繊維 6 :インクプリント 7 :裏地 8 :フィルム 10 :顔料 11 :プリント紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は倒伏繊維を含んだ植毛
加工布とその製造方法に関するものであり、さらに詳し
くは室内装飾材に用いられる織物の特性を具えるととも
に、ナップサックやポーチなどのバンド付き収納袋類や
古着状衣料などの屋外での使用に適した植毛加工布製造
技術の改良に関するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】かかる従来技術の現状に鑑みてこの発明の
目的は、従来室内装飾材として用いられてきた植毛加工
布を改変して、屋外で用いる衣料やバンド付き収納袋類
用材料とすることにある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】このためにこの出願の第
1の発明の植毛加工布は基布と植毛繊維と硬化状の接着
剤とを含んでなり、該植毛繊維は接着剤内に延在する埋
込み部分と接着剤外に延在する突出部分とを有してお
り、この突出部分は指向平坦化された倒伏状態になって
おり、これにより埋込み部分と突出部分との間に屈曲部
分が形成されて、埋込み部分や突出部分によるよりも大
きく植毛繊維の角度配置を変化させていることを要旨と
する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このためこの出願の第2の発明の製造方法
にあっては、基布と植毛繊維と硬化された状態の接着剤
とを含み、かつ該植毛繊維が接着剤内に延在する埋込み
部分と接着剤外に延在する突出部分とを有している安定
化された状態の植毛加工布を準備し、突出部分を倒伏状
態に指向平坦化して埋込み部分と突出部分との間に屈曲
部分を形成して埋込み部分や突出部分によるよりも大き
く植毛繊維の角度配置を変化させるようにすることを要
旨とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】さらに好ましくは防水フィルムを形成し
て、基布を接着剤と防水フィルムとの間に介在させるよ
うにしてもよい。かかる防水フィルムは基布の裏面に直
接施してもよいし、基布の裏面に裏地を添加してその上
に施すようにしてもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】倒伏状態にある植毛繊維はその突出部分が隣接
する植毛繊維や接着剤の上に乗り掛かった状態となっ
て、平坦な表面を植毛加工布上に形成する。また接着剤
を硬化させることにより、植毛繊維の埋込み部分が接着
剤中に堅固に錠止される。この状態下で高温高圧条件で
プリント処理を施して植毛繊維を圧縮すると、その突出
部分は変形するが接着剤中の埋込み部分は変形せず、結
果として埋込み部分と突出部分との間に屈曲部分が形成
されるのである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】この発明の一実施例においては、プリント
施工後にブラシ掛けをして全体の感触を変えるようにし
てもよい。すなわち植毛加工布にプリントを施した後、
図4に示すようにブラシ20により適宜公知の方法でブ
ラシ掛けをして、倒伏または平坦化状態の植毛繊維5B
を起立状の植毛繊維5Aにすることにより、植毛加工布
の感触と外観とをある程度変えてやることができる。こ
のブラシ掛けにより前に移着したプリントの質が損なわ
れることはなく、その鮮やかな色調は維持されている。
織られた基布上の接着剤に植毛繊維を起立させておく技
術は従来公知である。しかしこの実施例のように一旦植
毛繊維を倒伏状態に指向平坦化した後に再びブラシ掛け
により植毛繊維を起立させるようにすると、プリント施
工時の高温高圧条件下において植毛繊維が横に変形す
る。したがってその後ブラシ掛けすると、製品上に移着
したプリントの外観が、起立植毛繊維にプリントしたも
のとは、感触が異なったものとなる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この発明においては織布および安定化され
た編布の使用を意図するものであり、これらを「安定加
工布」と総称する。このような安定化により布は締まっ
た状態すなわち糸が密に交差している状態となり、接着
剤の伸長を抑制してその伸長による破断や剥離、ひいて
は植毛加工布の破断を防いでいる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【発明の効果】この発明の植毛加工布においては、倒伏
状態にある植毛繊維はその突出部分が隣接する植毛繊維
や接着剤上に乗り掛かった状態となって植毛加工布の表
面を覆っているので、ある程度の耐摩耗性を具えること
になる。したがって布を柔軟にするために市販の自動洗
濯機に掛けても充分な抵抗性を発揮して破断するような
ことはない。植毛繊維が屈曲することにより植毛加工布
を摩耗させる相手と接触する植毛繊維の端部が少なくな
ることも、この耐摩耗性の向上に寄与しているものと考
えられる。また倒伏状態の植毛繊維が蜜に配置されてい
る場合には、高い防水性を具えることになり、基布中に
水分が浸透して飽和させるのを防ぐ。この水分浸透に対
する抵抗性は植毛繊維が起立状である場合に布が浸透に
抵抗する水柱の高さの2倍の高さに相当する。さらに植
毛繊維が倒伏状態とされることにより、植毛加工布のド
レープ性も起立状態の場合のそれよりは遙かに高いもの
となる。これには硬化された接着剤がプリント施工中に
温高圧にさらされることによりその剛性が若干低下する
こともあずかっているものと考えられる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この発明の植毛加工布は布のパターンに合
せて裁断折込みしてバンド付き収納袋類などに縫製する
ことができる。バンド付き収納袋類としてはナップサッ
ク、ファニーサック、バックパックおよびポーチなどが
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06Q 1/00 D06Q 1/00 (72)発明者 ウイリアム ジェー. スクワイヤーズ アメリカ合衆国、06902 シィーティ、ス タンフォード、キャナル ストリート 441 (72)発明者 ウイリアム ティー. スクワイヤーズ アメリカ合衆国、06903 シィーティ、ス タンフォード、ハンティング リッジ ロ ード 26 イー.

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基布と植毛繊維と乾燥状の接着剤とを含ん
    でなり、この接着剤は植毛繊維の埋込み部分に接着して
    おり、植毛繊維は接着剤から突出した突出部分を有して
    おり、この突出部分は方向性をもって平坦化されて倒伏
    状態にあり、これにより埋込み部分と突出部分との間の
    屈曲部分が立ち上がって植毛繊維に埋込み部分や突出部
    分よりも大きな角度配置を与えていることを特徴とする
    倒伏繊維を含んだ植毛加工布。
  2. 【請求項2】植毛繊維の突出部分にプリント層が施され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の植毛加工布。
  3. 【請求項3】基布が織布、編布およびそれらの組合せか
    らなる群から選ばれたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の植毛加工布。
  4. 【請求項4】さらに接着剤との間に基布を挟んだ防水層
    を有してなることを特徴とする請求項1に記載の植毛加
    工布。
  5. 【請求項5】防水層が基布または裏地上にあることを特
    徴とする請求項4に記載の植毛加工布。
  6. 【請求項6】基布が折り込まれかつステッチされていて
    消費者の持ち物を収容するラガブルの構造を有している
    ことを特徴とする請求項4に記載の植毛加工布。
  7. 【請求項7】基布および基布と防水層の組合せの少なく
    とも一方が安定化された状態にあることを特徴とする請
    求項4に記載の植毛加工布。
  8. 【請求項8】基布と植毛繊維と乾燥された状態の接着剤
    とを含む安定化された状態の植毛加工布を準備し、接着
    剤はその中に延在する植毛繊維の埋込み部分に接着して
    おり、かつ植毛繊維は接着剤から突出した突出部分を有
    しており、突出部分を倒伏状態に配向平坦化して埋込み
    部分と突出部分との間の屈曲部分を起立させて植毛繊維
    に埋込み部分や突出部分よりも大きな角度配置を与える
    ようにすることを特徴とする植毛加工布の製造方法。
  9. 【請求項9】さらに植毛繊維をブラシしてその配向を変
    えて、熱処理により倒伏された状態よりも直立状に起こ
    してやることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】防水層を形成して、基布をフィルムと接
    着剤との間に位置せしめることを特徴とする請求項8に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】植毛繊維を乾燥して折り込んで消費者の
    持ち物を収容するラガブルの構造にすることを特徴とす
    る請求項8に記載の方法。
JP22190797A 1996-08-05 1997-08-04 倒伏繊維を含んだ植毛加工布とその製造方法 Pending JPH10226966A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/692,163 1996-08-05
US08/692,163 US5863633A (en) 1994-01-12 1996-08-05 Flocked fabric with water resistant film
US08/692,143 US5756180A (en) 1994-01-12 1996-08-05 Flocked fabric suitable as outerwear
US08/692,143 1996-08-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10226966A true JPH10226966A (ja) 1998-08-25

Family

ID=27104916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22190797A Pending JPH10226966A (ja) 1996-08-05 1997-08-04 倒伏繊維を含んだ植毛加工布とその製造方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0823506A3 (ja)
JP (1) JPH10226966A (ja)

Cited By (1)

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