JPH10226250A - 分割シートバックの振動低減構造 - Google Patents
分割シートバックの振動低減構造Info
- Publication number
- JPH10226250A JPH10226250A JP9049861A JP4986197A JPH10226250A JP H10226250 A JPH10226250 A JP H10226250A JP 9049861 A JP9049861 A JP 9049861A JP 4986197 A JP4986197 A JP 4986197A JP H10226250 A JPH10226250 A JP H10226250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat back
- resonance frequency
- cushion
- difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は分割シートバックの左右方向の振動
を、シートの重量を増やすことなく改善することを課題
とする。 【解決手段】シートクッション13と、該シートクッシ
ョン13に夫々リクライニングデバイスを介して独立し
てリクライニング可能に取付けられている左右一対のシ
ートバック14,15とからなるシート11において、
左側シートバック14の左右方向共振周波数と右側シー
トバック15の左右方向共振周波数との差を3Hz以下
とし一方のシートバックを他方のシートバックのダイナ
ミックダンパーとなるようにするか、または8Hz以上
として一方のシートバックと他方のシートバックとが影
響しあわないようにする。
を、シートの重量を増やすことなく改善することを課題
とする。 【解決手段】シートクッション13と、該シートクッシ
ョン13に夫々リクライニングデバイスを介して独立し
てリクライニング可能に取付けられている左右一対のシ
ートバック14,15とからなるシート11において、
左側シートバック14の左右方向共振周波数と右側シー
トバック15の左右方向共振周波数との差を3Hz以下
とし一方のシートバックを他方のシートバックのダイナ
ミックダンパーとなるようにするか、または8Hz以上
として一方のシートバックと他方のシートバックとが影
響しあわないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主としてワンボック
スタイプの自動車に搭載されるシートの分割シートバッ
クに関するものである。
スタイプの自動車に搭載されるシートの分割シートバッ
クに関するものである。
【0002】
【発明の背景】特にワンボックスタイプの自動車のシー
トには左右一対のシートバックを夫々独立してリクライ
ニング可能に取付けた分割シートバックタイプのものが
ある。このタイプのシートのフレーム構造を図2に示
す。図に示すフレーム構造(1) は、レッグ(2) 上に支持
されているクッションフレーム(3) と、該クッションフ
レーム(3) に夫々リクライニングデバイス(6,7) および
ブラケット(8,9) を介して独立してリクライニング可能
に取付けられている左右一対のシートバックフレーム
(4,5) とからなる。上記フレーム構造(1) にあっては、
クッションフレーム(3) とリクライニングデバイス(6,
7) の結合剛性、リクライニングデバイス(6,7) とブラ
ケット(8,9)の結合剛性、ブラケット(8,9) とシートバ
ックフレーム(4,5) の結合剛性をバネとし、シートバッ
クフレーム(4,5) と該シートバックフレーム(4,5) に組
付けられるシートバッククッションやヘッドレスト等の
部品の重量がマスとなり、自動車が不整路面を走行した
時、該不整路面の凹凸が起振力となってサスペンショ
ン、車体を介してシートに伝達され、各シートバックが
夫々左右方向に振動して乗り心地を悪くする。
トには左右一対のシートバックを夫々独立してリクライ
ニング可能に取付けた分割シートバックタイプのものが
ある。このタイプのシートのフレーム構造を図2に示
す。図に示すフレーム構造(1) は、レッグ(2) 上に支持
されているクッションフレーム(3) と、該クッションフ
レーム(3) に夫々リクライニングデバイス(6,7) および
ブラケット(8,9) を介して独立してリクライニング可能
に取付けられている左右一対のシートバックフレーム
(4,5) とからなる。上記フレーム構造(1) にあっては、
クッションフレーム(3) とリクライニングデバイス(6,
7) の結合剛性、リクライニングデバイス(6,7) とブラ
ケット(8,9)の結合剛性、ブラケット(8,9) とシートバ
ックフレーム(4,5) の結合剛性をバネとし、シートバッ
クフレーム(4,5) と該シートバックフレーム(4,5) に組
付けられるシートバッククッションやヘッドレスト等の
部品の重量がマスとなり、自動車が不整路面を走行した
時、該不整路面の凹凸が起振力となってサスペンショ
ン、車体を介してシートに伝達され、各シートバックが
夫々左右方向に振動して乗り心地を悪くする。
【0003】
【従来の技術】上記シートバックの振動を抑制するため
に、従来は上記各結合剛性を向上させる手段が採られて
いた。
に、従来は上記各結合剛性を向上させる手段が採られて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのために上記各結合
剛性はシートに要求される剛性以上のものとなってお
り、シートの重量が増加すると言う問題点があった。
剛性はシートに要求される剛性以上のものとなってお
り、シートの重量が増加すると言う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、シートクッション(13)
と、該シートクッション(13)に夫々リクライニングデバ
イスを介して独立してリクライニング可能に取付けられ
ている左右一対のシートバック(14,15) とからなるシー
ト(11)において、左側シートバック(14)の左右方向共振
周波数と右側シートバック(15)の左右方向共振周波数と
の差を3Hz以下とするかまたは8Hz以上に設定する
分割シートバックの振動低減構造を提供するものであ
る。
を解決するための手段として、シートクッション(13)
と、該シートクッション(13)に夫々リクライニングデバ
イスを介して独立してリクライニング可能に取付けられ
ている左右一対のシートバック(14,15) とからなるシー
ト(11)において、左側シートバック(14)の左右方向共振
周波数と右側シートバック(15)の左右方向共振周波数と
の差を3Hz以下とするかまたは8Hz以上に設定する
分割シートバックの振動低減構造を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一具体例を図1〜図3に
示す。図1に示すシート(11)は図2に示すようなフレー
ム構造(1) を有し、レッグ(2) 上に支持されているシー
トクッション(13)と、該シートクッション(13)に取付け
られる左右一対のシートバック(14,15) とからなり、各
シートバック(14,15) は独立してリクライニング可能に
されている。
示す。図1に示すシート(11)は図2に示すようなフレー
ム構造(1) を有し、レッグ(2) 上に支持されているシー
トクッション(13)と、該シートクッション(13)に取付け
られる左右一対のシートバック(14,15) とからなり、各
シートバック(14,15) は独立してリクライニング可能に
されている。
【0007】上記シート(11)のフレーム構造の力学的特
性を図3に示す。図3において、Bは車体であり、Kは
クッションフレームの左右方向に対する剛性、Mはクッ
ションフレームの重量、kR/Hは右側シートバックの
左右方向に対する剛性、kL/Hは左側シートバックの
左右方向に対する剛性、mR/Hは右側シートバックの
重量、mL/Hは左側シートバックの重量である。そし
て右側シートバックの左右方向の共振周波数fR/Hは
kR/HとmR/Hとによって決まり、左側シートバッ
クの左右方向の共振周波数fL/HはkL/HとmL/
Hとによって決まる。
性を図3に示す。図3において、Bは車体であり、Kは
クッションフレームの左右方向に対する剛性、Mはクッ
ションフレームの重量、kR/Hは右側シートバックの
左右方向に対する剛性、kL/Hは左側シートバックの
左右方向に対する剛性、mR/Hは右側シートバックの
重量、mL/Hは左側シートバックの重量である。そし
て右側シートバックの左右方向の共振周波数fR/Hは
kR/HとmR/Hとによって決まり、左側シートバッ
クの左右方向の共振周波数fL/HはkL/HとmL/
Hとによって決まる。
【0008】本発明ではkR/H,kL/H,mR/
H,mL/Hの一つまたは二つ以上を調節することによ
って、上記fR/HとfL/Hとの差を出来るだけ小さ
く、即ち3Hz以下として一方のシートバックが他方の
シートバックのダイナミックダンパーとなるようにする
か、上記fR/HとfL/Hとの差を出来るだけ大き
く、即ち8Hz以上としてfR/HとfL/Hとが影響
しあわないようにする。
H,mL/Hの一つまたは二つ以上を調節することによ
って、上記fR/HとfL/Hとの差を出来るだけ小さ
く、即ち3Hz以下として一方のシートバックが他方の
シートバックのダイナミックダンパーとなるようにする
か、上記fR/HとfL/Hとの差を出来るだけ大き
く、即ち8Hz以上としてfR/HとfL/Hとが影響
しあわないようにする。
【0009】
【発明の効果】本発明ではfR/HとfL/Hとの差を
出来るだけ小さくして一方のシートバックを他方のシー
トバックのダイナミックダンパーとなるようにするか、
あるいはfR/HとfL/Hとの差を出来るだけ大きく
して、fR/HとfL/Hとが影響しあわないようにす
るから、各シートバックの剛性を向上させることなく、
各シートバックの左右方向の振動を改善することが出来
る。
出来るだけ小さくして一方のシートバックを他方のシー
トバックのダイナミックダンパーとなるようにするか、
あるいはfR/HとfL/Hとの差を出来るだけ大きく
して、fR/HとfL/Hとが影響しあわないようにす
るから、各シートバックの剛性を向上させることなく、
各シートバックの左右方向の振動を改善することが出来
る。
図1〜図3は本発明の一具体例を示すものである。
【図1】シート斜視図
【図2】シートフレーム構造斜視図
【図3】フレーム構造の力学的特性図
11 シート 13 シートクッション 14,15 シートバック
Claims (1)
- 【請求項1】シートクッションと、該シートクッション
に夫々リクライニングデバイスを介して独立してリクラ
イニング可能に取付けられている左右一対のシートバッ
クとからなるシートにおいて、左側シートバックの左右
方向共振周波数と右側シートバックの左右方向共振周波
数との差を3Hz以下とするかまたは8Hz以上に設定
することを特徴とする分割シートバックの振動低減構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9049861A JPH10226250A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 分割シートバックの振動低減構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9049861A JPH10226250A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 分割シートバックの振動低減構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10226250A true JPH10226250A (ja) | 1998-08-25 |
Family
ID=12842845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9049861A Withdrawn JPH10226250A (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 分割シートバックの振動低減構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10226250A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9086448B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-07-21 | Peking University | Method for predicting reliable lifetime of SOI mosfet device |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP9049861A patent/JPH10226250A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9086448B2 (en) | 2011-10-21 | 2015-07-21 | Peking University | Method for predicting reliable lifetime of SOI mosfet device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |