JPH10225829A - 部品実装支援装置の部品収容器 - Google Patents

部品実装支援装置の部品収容器

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JPH10225829A
JPH10225829A JP9029191A JP2919197A JPH10225829A JP H10225829 A JPH10225829 A JP H10225829A JP 9029191 A JP9029191 A JP 9029191A JP 2919197 A JP2919197 A JP 2919197A JP H10225829 A JPH10225829 A JP H10225829A
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博之 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小ピースの部品3の種類特定を確実に行なうこ
と。 【解決手段】小ピースの部品3を種類別に分類して収容
可能な回転ケース13を設ける。収容ケース13の部品
収容室13Eを択一的に開放可能な蓋手段15、20を
設ける。さらに開放された部品収容室13Eを特定する
ために、収容ケース13の回転をロックするロック手段
29を設ける。このロック手段29は、作業者が操作部
31を操作することにより、解除される。 【効果】収容ケース13に形成された複数の収容室13
Eを択一的に開放するとともに、開放された収容室13
Eをロックしておくことができるので、小ピースの部品
3の種類特定を確実に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部品実装支援装置の
部品収容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤハーネスに代表されるよう
な電気配線装置は、電線束に接続されるコネクタ、或い
はヒューズボックスやヒューズボックスに挿着されるブ
レード型ヒューズ等、多種の部品を電線束に実装するこ
とにより製造される。上記部品を実装する際には、所定
の部品ケースに収容されている複数種類(品番)の部品
群から、実装されるべき部品を作業者が選択して取り出
していた。このとき作業者が部品の種類を誤らないよう
に、従来より、複数種類の部品を特定する手段と、特定
された部品が実装されるべき箇所を表示する表示手段と
を含む部品実装支援装置が開発されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような支援装置
においては、部品を特定する手段が確実に作業者が選択
した部品を検出し、これを特定する必要がある。しかし
ながら、外寸が比較的小さい小ピースの部品の場合、選
択された部品を特定することが困難な場合も多かった。
【0004】例えば、ヒューズボックスに挿着されるブ
レード型ヒューズの場合、個々の部品が小さいものであ
るから、これを逐一検出することは困難であった。その
ため部品の種類によっては、依然、作業者が自己の注意
力で種類(品番)の相違をチェックしなければならず、
ヒューマンエラーを避けることができなかった。本発明
は上記不具合に鑑みてなされたものであり、小ピースの
部品の種類特定を確実に行なうことのできる部品実装支
援装置の部品収容器を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数種類の小ピースの部品から作業者が
選択した部品を検出して特定することにより、当該部品
の実装を支援する部品実装支援装置の部品収容器におい
て、支持軸が突設されたベースと、ベースに一端面を対
向させた状態で上記支持軸回りにベースと相対的に回動
可能に配置され、上記部品を種類毎に分類して収容する
ための複数の収容室を上記支持軸回りに区画していると
ともに、ベースと反対側の端面に各収容室が開口してい
る収容ケースと、収容ケースの各収容室を、当該収容ケ
ースの回動により択一的に開放可能な蓋手段と、収容ケ
ースの回動を阻止する方向に付勢する付勢部材を含み、
蓋手段に開放された収容室を特定可能に収容ケースをロ
ックするロック手段と、ロック手段の付勢部材に抗して
収容ケースのロックを解除可能な操作部を含み、作業者
の操作によってロック手段によるロックを解除するロッ
ク解除手段とを備えていることを特徴とする部品実装支
援装置の部品収容器である。
【0006】この特定事項を含む発明では、収容ケース
の各収容室に、小ピースの部品が種類毎に分類して収容
される。各収容室は、蓋手段によって択一的に開放され
るので、作業者は、択一的に開放された収容室のみから
部品を取り出すことになる。そして、ロック手段によ
り、開放された収容室が特定された状態で収容ケースが
ロックされるので、実装作業中に収容室が不本意に切り
換わるのを防止できる。他方、作業者は、ロック解除手
段の操作部を操作することにより、上記ロック手段によ
る収容ケースのロックを解除し、別の種類の部品を選択
することができる。
【0007】本発明の別の態様は、複数種類の小ピース
の部品から作業者が選択した部品を部品特定手段で特定
することにより、当該部品の実装を支援する部品実装支
援装置の部品収容器において、上記小ピースの部品を種
類毎に分類して収容するための複数の収容室を環状に区
画し、その中心線方向一端側に各収容室が開口している
固定側の収容ケースと、上記収容ケースと相対的に回転
可能に設けられ、収容ケースの各収容室を、択一的に開
放可能な蓋手段と、蓋手段の回動を阻止する方向に付勢
する付勢部材を含み、蓋手段に開放された収容室を特定
可能に蓋手段をロックするロック手段と、ロック手段の
付勢部材に抗して蓋手段のロックを解除可能な操作部を
含み、作業者の操作によってロック手段によるロックを
解除するロック解除手段とを備えていることを特徴とす
る部品実装支援装置の部品収容器である。
【0008】この特定事項を含む発明においても、ロッ
ク手段により、開放された収容室が特定された状態で蓋
手段がロックされるので、実装作業中に収容室が不本意
に切り換わるのを防止できる。他方、作業者は、ロック
解除手段の操作部を操作することにより、上記ロック手
段による蓋手段のロックを解除し、別の種類の部品を選
択することができる。さらに、この特定事項では、収容
ケースが固定され、蓋手段が回転するので、収容ケース
の収容量を多く設定したり、比較的部品が重いものであ
っても、何ら支障なく開放される収容室の切換を行なう
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施の形態について詳述する。なお、
以下の例では、小ピースの部品としてヒューズ3を例示
しているが、小ピースの部品としては、その他、チュー
ブやクランプ付バンド等であってもよい。
【0010】図1は本発明の実施の一形態における部品
収容器10を採用した部品実装支援装置Aの概略構成を
示す斜視図である。同図を参照して、部品実装支援装置
Aは、ヒューズボックス1のヒューズ挿着孔2内に、そ
れぞれ予め定められたブレード型ヒューズ3を挿着する
際に、各ヒューズ3の種類を特定して、挿着位置を表示
することにより、実装支援をするものである。
【0011】部品実装支援装置Aは、上記ヒューズボッ
クス1のヒューズ挿着孔2に挿着されるべきブレード型
ヒューズ3を表示して、挿着部位を指示する指示板4を
含んでいる。各指示板4は、ヒューズボックス1にブレ
ード型ヒューズ3を挿着する際のゲージ板となるもので
あり、ヒューズボックス1にあてがって仮止め可能に構
成されているとともに、ヒューズ挿着孔2に対応する挿
通孔5と、各挿通孔5毎に設けられ、それぞれ対応する
ヒューズの種類を表示する表示ランプ6とを含んでい
る。
【0012】部品実装支援装置Aは、表示ランプ6を制
御ライン7を介して制御する制御装置8を備えている。
制御装置8は、制御ライン9を介して本発明の骨子であ
る部品収容器10と接続されており、部品収容器10で
択一的に選択されたブレード型ヒューズ3の種類を識別
して、指示板4の対応する表示ランプ6を点灯するよう
に構成されている。図示の例において、10Aは交流電
源用のコンセント、10Bは電源スイッチ、10Cは電
源ランプ、10Dは表示用ディスプレイ、10Eは品番
設定スイッチ、10Fは入力用キーボード、10Gは報
知ブザー、10Hはリセットボタン、10Jはリモート
リセットスイッチである。
【0013】なお、具体的には図示していないが、指示
板4の各挿通孔5には、ブレード型ヒューズ3の有無を
検出するリミットスイッチが設けられており、このリミ
ットスイッチの信号を制御装置8に送ることによって、
全てのブレード型ヒューズ3が挿着されたか否かを管理
できるようになっている。図2は図1の部品実装支援装
置Aに採用されている部品収容器10の外観構成を示す
斜視図であり、図3は図1の部品実装支援装置Aに採用
されている部品収容器10の断面部分略図である。
【0014】これらの図も参照して、部品収容器10
は、円板形状のベース11を備えている。このベース1
1には、筒軸12が固定されている。筒軸12は、図示
の実施の形態において、支持軸を構成するものであり、
下端部にフランジプレート12Aを同心に備えている。
そして、このフランジプレート12Aをベース11にビ
ス止めすることにより、筒軸12はベース11と一体に
固定されている。
【0015】筒軸12には、ブレード型ヒューズ3を収
容するための収容ケース13が挿着されている。収容ケ
ース13は、筒軸12回りに回転自在に取り付けられる
ボス部13Aを中心として上向きに開く略深皿形状に形
成されており、その周壁13Bの内部空間は、放射方向
に延びる複数の仕切り板13Cによって、円周方向に等
分割されているとともに、上端部が開口している収容室
13Eを区画している。そして、各収容室13E内に
は、ブレード型ヒューズ3が、種類毎に分類され、収容
されている。
【0016】収容ケース13の底部には、部品特定手段
としての位相検出部材14が取り付けられており、各収
容室13Eの位相を検出し、上記制御装置8に出力する
ことができるようになっている。位相検出部材14とし
ては、例えば複数のリミットスイッチを、位相をずらし
て配置し、対応するドグスイッチで回転方向と検出位置
を検出できるようにすればよい。
【0017】図示の具体例において、収容ケース13の
周壁13Bおよび仕切り板13Cは、上記ボス部13A
よりも僅かに低くなっているとともに、周壁13Bの外
周上端部には、フランジ13Fが一体形成されている。
そして、収容ケース13には、ボス部13Aを中心に収
容室13E毎に対応する略扇形の蓋部材15が配置さ
れ、ヒンジ16でボス部13Aに連結されている。これ
により各収容室13Eは、蓋部材15によって個別に開
閉されるようになっている。
【0018】次に上記筒軸12には、これに溶接される
固定軸17が嵌入しており、その上端部が僅かに筒軸1
2から突出している。そして、固定軸17の上端部に
は、概ね環状のストッパ20が同心に固定されている。
図2によく示すように、ストッパ20は、固定軸17
(図3参照)に直接固定されているコアディスク部21
と、コアディスク部21の外周に同心に配置されたC字
部22と、両者を連結する連結部23とを一体に有する
板金打ち抜き製品である。図3に示すように、コアディ
スク部21に対して、C字部22は、閉じた状態にある
蓋部材15と当接する位置まで下側に下がっている。こ
れによって蓋部材15は、C字部22によって通常は閉
じた状態に維持されている。また、C字部22とコアデ
ィスク部21との高低差により、連結部23のヒンジ1
6との干渉が防止されている。
【0019】図2によく示すように、C字部22の開放
端24は、一つの蓋部材15が開くのに必要充分な間隔
Lを隔てている。従って、各蓋部材15は、開放端24
に位置するものだけが開放可能になっている。これによ
り、図示の実施の形態では、蓋手段が構成されている。
図示の実施の形態において、C字部22の開放端24に
は、概ね放射状に延びてコアディスク部21と連続する
当接板部25が切り起こし加工により形成されており、
これによって開放端24に位置する蓋部材15が開いた
場合にこれを当接させて受けるようになっている。
【0020】次に、図4および図5を参照して、上述し
た部品収容器10に採用されているロック手段およびロ
ック解除手段について説明する。図4は図2の要部を拡
大して示す一部破断斜視図であり、図5は図2の要部を
示す断面略図であって(A)はロック状態、(B)はロ
ック解除状態をそれぞれ示している。これらの図並びに
図3を参照して、上述した収容ケース13の周壁13B
に形成されたフランジ13Fには、各収容室13Eに対
応して、連結シャフト26が垂下しており、この連結シ
ャフト26の下端に固定されたピン27とフランジ13
Fとの間には、昇降板28が連結シャフト26に沿って
上下に昇降可能に取り付けられている。昇降板28上に
は、一対の昇降ピン29が立設されている。昇降ピン2
9は、昇降板28上に固定された大径部29Aと、大径
部29Aの上端から同心に延びる小径部29Bとを一体
に有している。
【0021】他方、フランジ13Fには、小径部29B
のみ挿通を許容する挿通孔29Cが形成されている。さ
らに、上記連結シャフト26の外周には、引っ張りコイ
ルばね30が配置されており、その一端部がフランジ1
3Fに固定されているとともに、他方が昇降板28に固
定されている。この結果、昇降ピン29は、常時上側に
付勢され、その小径部29Bは、挿通孔29Cを介して
上方へ突出しようとしている。
【0022】ここで、図示の実施の形態では、蓋部材1
5の自由端側が上記挿通孔29Cを介して昇降ピン29
の小径部29Bと対向している。従って、蓋部材15
は、小径部29Bによって、常時開く方向に付勢されて
いる。さらに、上述したように、各蓋部材15は、スト
ッパ20によって、一つのものしか開くことができなく
なっている。この結果、図5(A)に示すように、スト
ッパ20の開放端24に位置する蓋部材15についての
み、昇降ピン29の小径部29Bが蓋部材15を押し上
げることができる一方、残余の蓋部材15については、
図5(B)に示すように、引っ張りコイルばね30の付
勢力に抗して、昇降ピン29を押し下げている状態にな
っている。
【0023】加えて、一の蓋部材15がストッパ20の
開放端24に対向することによって押し上げられること
により、蓋部材15のエッジが開放端24の当接板部2
5と当接することにより、蓋部材15を完全に開かなく
ても、収容ケース13の回動が阻止される(図3の仮想
線参照)。これにより、収容ケース13のロックが達成
される。
【0024】他方、収容ケース13を回動させたい場合
には、開放端24のところに位置する蓋部材15を押さ
え込んで蓋部材15とストッパ20の当接板部25との
係合を解除し、そのまま収容ケース13を回動させるだ
けでよい。このような操作を容易ならしめるために、図
示の実施の形態では、各蓋部材15に操作部としてのハ
ンドル31を取り付けている。但し、この実施の形態で
は、ハンドル31を省略することが可能であり、その場
合には、蓋部材15の上面が操作部になる。
【0025】さらに、上述した位相検知部材14(図1
参照)は、開放端24に位置する収容室13Eを検出
し、これを制御装置8に出力する。これにより、作業者
が取り出すことのできる部品の特定を行なうことが可能
になる。次に、上述した実施の形態の作用について説明
する。先ず、図1を参照して、以上の構成では、作業者
が指示板4をヒューズボックス1にあてがって仮止めし
た状態でブレード型ヒューズ3を部品収容器10から取
り出す。制御装置8は、部品収容器10から取り出され
たブレード型ヒューズ3を特定し、指示板4の表示ラン
プ6のうち、作業者が取り出したブレード型ヒューズ3
に対応するものを点灯する。作業者は、点灯している表
示ランプ6に対応する挿通孔5に挿通する。これによ
り、ブレード型ヒューズ3がヒューズボックス1の挿着
孔2内に導入されて挿着される一方、挿通孔5に付設さ
れた図示しないリミットスイッチにより、ブレード型ヒ
ューズ3が挿着されたことが制御装置8に出力され、全
ての挿着作業が終了すると、制御装置8は、挿着作業の
終了を表示する。
【0026】ここで、上述した実施の形態における部品
収容器10では、ストッパ20の開放端24や昇降ピン
29、並びに引っ張りコイルばね30等がロック手段と
して作用し、蓋手段としての蓋部材15を択一的に開放
可能にした状態で収容ケース13をロックする。他方、
作業者が次のヒューズ3を選択したい場合には、ハンド
ル31を把持して蓋部材15の自由端を押さえ込み、ス
トッパ20の開放端24と当該開放端24内に位置して
いる蓋部材15との係合を解除した状態で収容ケース1
3を回動させることにより、回動ケース13はスムーズ
に回動し、回転方向において後続する隣の蓋部材15が
再び開放端24のところで浮き上がる。
【0027】これにより、作業者は、この後続する隣の
蓋部材15のみを開放し、次の種類のヒューズ3を取り
出すことができるようになる。次に、図6以下に示す別
の実施の形態について説明する。図6は本発明の別の実
施の形態における部品収容器50の外観構成を示す斜視
図であり、図7は図6の断面部分略図、図8は図6の断
面部分略図であって、(A)はロック状態、(B)はロ
ック解除状態を示している。なお、以下の説明では、図
2の実施の形態と同等の部材には同一の符号を付し、説
明を省略している。
【0028】これらの図を参照して、同図に示す別の実
施の形態においては、蓋部材15およびストッパ20に
代えて、一部に切欠52が形成された円板51が蓋手段
として採用されている。図示の実施の形態において、円
板51は、図7に示すように、ロータリエンコーダによ
って具体化された位相検出部材14および回転軸42を
介してベース11に取り付けられおり、これによって、
ベース11に対し、相対的に回転できるように構成され
ている。これに対し、収容ケース13は、ベース11と
一体的に固定されている。
【0029】円板51の直径は、収容ケース13のフラ
ンジ13Fよりも小さく設定されている。また、円板5
1の切欠52は、収容ケース13の収容室開口部分に対
応する扇形に形成されており、収容ケース13の収容室
13Eを択一的に開放可能な形状および寸法に設定され
ている。次に、図示の実施の形態においては、上述した
昇降プレート28やそれに付随する一対の昇降ピン29
等が1組のみ設けられており、これらがこの実施の形態
において、ロック手段の要部を構成している。一対の昇
降ピン29は、円板51の直下に位置する同一円周上に
沿って配設されている一方、円板51の各昇降ピン29
と対向する円周上には、各収容室13Eに対応して、二
つ一組ずつ設けられた位置決め孔51Aが形成されてい
る。そして図8(B)のロック解除状態から円板51が
回転し、図8(A)に示すように、何れかの位置決め孔
51Aの一組に一対の昇降ピン29が嵌合することによ
り、何れか一つの収容室13Eが円板51の切欠52と
対向するようになっている。なお、図示の例では、切欠
52が昇降ピン29と対向する位置にある場合には、各
昇降ピン29が切欠52のエッジと係合して、位置決め
がなされるようになっている。また、これとは別に、切
欠51Aの外周側に、他の位置決め孔51Aと同一円周
上に沿う連結部を設け、連結部に位置決め孔51Aを設
けるようにしてもよい。
【0030】次に、昇降ピン29のロックを解除するた
めに、昇降ピン29を支持している昇降板28には、押
込みロッド53が立設されている。押込みロッド53
は、収容ケース13のフランジ13Fに形成された貫通
孔54を貫通し、上方に突出しているとともに、その上
端部には、操作部としてのハンドル31が取り付けられ
ている。なお、この実施の形態を具体化するに当たり、
ハンドル31(押込みロッド53)と円板51との干渉
を避けるために、押込みロッド53の取り付け位置が円
板51よりも外方に配置されている。従って、図8
(B)に示すように、ハンドル31を把持して押込みロ
ッド53を押し下げることにより、昇降ピン29は、昇
降板28とともに下方に下がり、円板51を回転可能に
解放している。
【0031】図示の実施の形態に示すように、円板51
を貫通する位置決め孔51Aを採用した場合には、昇降
ピン29が位置決め孔51Aに嵌合しているか否かを目
視することができるので、ロックが正規にかかっている
か否かを確認することができる。しかし、昇降板28に
その昇降位置を検出可能なリミットスイッチSWを設け
ておくことにより、電気的にもロックが正規にかかって
いるか否かを検出し、位相検出部材14の誤検出を確実
に防止することが可能になる。
【0032】以上の構成では、図8(A)に示すロック
状態から、ハンドル31を把持して押込みロッド53を
押し下げることにより、図8(B)に示すように昇降ピ
ン29と円板51の切欠52との係合(ロック)を解除
し、円板51を回転させて、所望の収容室13Eを切欠
52を介して開放させ、再度、図8(A)に示すように
ロックすることができる。
【0033】以上説明したように、上述した実施の各形
態においては、収容ケース13に形成された複数の収容
室13Eを択一的に開放するとともに、開放された収容
室13Eが特定された状態で収容ケース13がロックさ
れるので、実装作業中に小ピースの部品(ヒューズ3)
の種類特定を確実に行なうことができるという顕著な効
果を奏する。
【0034】しかも、特定された小ピースの部品を実装
するに当たり、実装作業中においては、収容ケース13
が不本意に回動することを防止できるとともに、部品の
選択時には、自在に別の種類の部品を選択することがで
きるので、確実な部品の特定と良好な操作性を両立させ
ることができるという利点がある。また、図6以下の構
成では、収容ケース13が固定されているので、収容ケ
ース13の直径を大きく設定して収容量や収容可能な部
品の種類を増加させたりすることができるという利点が
ある。
【0035】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることは云うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収容ケースに形成された複数の収容室を択一的に開放す
ることができるとともに、開放された収容室が特定され
た状態で収容ケースがロックされるので、実装作業中に
小ピースの部品の種類特定を確実に行なうことができる
という顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における部品収容器を採
用した部品実装支援装置の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の部品実装支援装置に採用されている部品
収容器の外観構成を示す斜視図である。
【図3】図1の部品実装支援装置に採用されている部品
収容器の断面部分略図である。
【図4】図4は図2の要部を拡大して示す一部破断斜視
図である。
【図5】図2の要部を示す断面略図であって(A)はロ
ック状態、(B)はロック解除状態をそれぞれ示してい
る。
【図6】本発明の別の実施の形態における部品収容器の
外観構成を示す斜視図である。
【図7】図7は図6の断面部分略図である。
【図8】図6の断面部分略図であって(A)はロック状
態、(B)はロック解除状態を示している。
【符号の説明】
A 部品実装支援装置 10 部品収容器 11 収容器 12 筒軸(支持軸) 13 収容ケース 13E 収容室 15 蓋部材(蓋手段の一例) 20 ストッパ 28 昇降板 29 昇降ピン(ロック手段の要部) 31 ハンドル(操作部) 50 部品収容器 51 円板(蓋手段の一例) 52 切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の小ピースの部品から作業者が選
    択した部品を部品特定手段で特定することにより、当該
    部品の実装を支援する部品実装支援装置の部品収容器に
    おいて、 支持軸が突設されたベースと、 ベースに一端面を対向させた状態で上記支持軸回りにベ
    ースと相対的に回動可能に配置され、上記部品を種類毎
    に分類して収容するための複数の収容室を上記支持軸回
    りに区画しているとともに、ベースと反対側の端面に各
    収容室が開口している収容ケースと、 収容ケースの各収容室を、当該収容ケースの回動により
    択一的に開放可能な蓋手段と、 収容ケースの回動を阻止する方向に付勢する付勢部材を
    含み、蓋手段に開放された収容室を特定可能に収容ケー
    スをロックするロック手段と、 ロック手段の付勢部材に抗して収容ケースのロックを解
    除可能な操作部を含み、作業者の操作によってロック手
    段によるロックを解除するロック解除手段とを備えてい
    ることを特徴とする部品実装支援装置の部品収容器。
  2. 【請求項2】複数種類の小ピースの部品から作業者が選
    択した部品を部品特定手段で特定することにより、当該
    部品の実装を支援する部品実装支援装置の部品収容器に
    おいて、 上記小ピースの部品を種類毎に分類して収容するための
    複数の収容室を環状に区画し、その中心線方向一端側に
    各収容室が開口している固定側の収容ケースと、 上記収容ケースと相対的に回転可能に設けられ、収容ケ
    ースの各収容室を、択一的に開放可能な蓋手段と、 蓋手段の回動を阻止する方向に付勢する付勢部材を含
    み、蓋手段に開放された収容室を特定可能に蓋手段をロ
    ックするロック手段と、 ロック手段の付勢部材に抗して蓋手段のロックを解除可
    能な操作部を含み、作業者の操作によってロック手段に
    よるロックを解除するロック解除手段とを備えているこ
    とを特徴とする部品実装支援装置の部品収容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177409A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Igeta Kinzoku:Kk 圧力容器の密閉構造
JP2009241202A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Shigeru Co Ltd 物品供給装置
CN109292275A (zh) * 2018-09-29 2019-02-01 杨晓艳 一种医疗护理用药品存取装置
CN111200347A (zh) * 2020-03-07 2020-05-26 高峰 一种三相异步电动机生产制造装配机

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