JPH107202A - ゴミ屑箱 - Google Patents

ゴミ屑箱

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JPH107202A
JPH107202A JP8207327A JP20732796A JPH107202A JP H107202 A JPH107202 A JP H107202A JP 8207327 A JP8207327 A JP 8207327A JP 20732796 A JP20732796 A JP 20732796A JP H107202 A JPH107202 A JP H107202A
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    • B65F1/1623Lids or covers with means for assisting the opening or closing thereof, e.g. springs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のゴミ屑箱は、ゴミ屑の貯蔵能力が限ら
れ、また大容量のゴミ屑箱では空にする際に機械式装置
を利用しなければならないという欠点があり、これらの
欠点を解消出来るゴミ屑箱を提供する。 【解決手段】 ゴミ屑箱(1)は箱部(2)を有し、該
箱部は地面に固定されるとともに、側壁(5)並びにゴ
ミ屑を収納するための複数の開口(7)を穿孔された頂
部を設けている。箱部は更に複数の上向きに開口したイ
ンサートを含み、これらインサートの各々は30〜10
0リットルの範囲の内容積を有し、種々のゴミ屑を収納
する該当開口の1つの下方にそれぞれ配置されている。
本ゴミ屑箱によれば全てのインサートは空にする目的
で、1人の作業者により手動で除去することが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空箱部を有する
形式のゴミ屑箱に関し、この箱部は地面に固定され、側
壁と一部にゴミ屑を収納するための開口を備えた頂部と
を有し、ゴミ屑集積手段を含み、ゴミ屑を除去出来るよ
うに開口可能である。
【0002】
【従来の技術】このタイプの既知のゴミ屑箱において
は、前述のゴミ屑集積手段は単一のインサートによって
構成されており、該インサートは一般的には30〜12
0リットルの範囲にある内容積を有し、作業者によって
手動により周期的に空にされる。
【0003】そのような既知のゴミ屑箱はしかしながら
ゴミ屑の貯蔵能力に限りがあるという欠点があるので、
特に人が多い場所においては、ゴミ屑箱の空あけ作業を
時として1日に数回のごとく極めてひんぱんに行なう必
要が生ずる。
【0004】そのような欠点を解消するために、確かに
大容量コンテナを利用することが可能であるが、その場
合であっても、そのようなコンテナを空にするための機
械化された手段を利用する必要がある。
【0005】本発明は特にこれらの欠点を解消すること
に向けられている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明は前述の種類のゴミ屑箱を提供し、該ゴミ屑箱におい
ては、ゴミ屑集積手段は各々が30〜100リットルの
範囲内にある内容積を備えている複数の上向きに開口し
たインサートを有し、箱部の頂部はそれぞれのインサー
ト上に配置された複数のゴミ屑収納開口を有し、ゴミ屑
箱は箱部が開口している時に、インサートを空にする目
的で、1人の作業者が全てのインサートを連続して手動
で引き出し得るように形状を定められることを特徴とす
る。
【0007】これらの構造、配置により、ゴミ屑箱は比
較的大きな屑貯蔵能力を持ちながら、作業者が手動で空
にするのに適している。
【0008】更には、前述の構造、配置はまた適宜ゴミ
屑を選択的に集積するのにも利用可能である。この場合
には、1つないしそれ以上のインサートをある特定の種
類のゴミ屑(ガラス、アルミニウム等)のためにとって
おくことが出来る。
【0009】好ましい実施例において、任意選択的には
次のような構造、配置を1つおよび/またはそれ以上利
用することができる。すなわち、
【0010】(イ)各インサートは地表面の下に位置す
る底部を備え、箱部の側壁は1つの可動パネルを有し、
該パネルは少なくとも1つのインサートがその中を通過
出来るような形状で配置された少なくとも1つの横方向
アクセス開口を画成しており、当該横方向アクセス開口
はインサートの底部上方80cmより低い高さ位置にあ
る底部エッチを有している。
【0011】(ロ)箱部の頂部は側壁の各可動パネルに
対して、該パネルに取付けられた一部分を有しており、
該部分は少なくとも1つのインサートが前記可動パネル
に対応する横方向アクセス開口を介して箱部から横方向
に引き出されるのに先立って持ち上げられるのを可能な
らしめている頂部を画成している。
【0012】(ハ)前記インサートは埋められたベース
の内側に部分的に入れられ、該ベースは防水であり、地
面上方5cm以上の高さに配置された周縁頂部エッジを
有している。
【0013】(ニ)インサートは長靴形状をしており、
各インサートは地表面の下で水平方向外向きに突出する
中空端部によって延長されているベースを有しており、
箱部は1つの埋められたベースを有している。この埋没
ベースはそれ自体が地表面の下にて前述の突出端部を収
納している拡大部分を含み、箱部およびインサートはイ
ンサートの上側部分が横方向アクセス開口を経て箱部か
ら外向きに傾斜することを許容し、以ってインサートの
ベースにおいて突出端部を切離すことを可能とする形状
とされており、切離し後はインサートは持ち上げ、横方
向アクセス開口を介して箱部から引き出すことができ
る。
【0014】(ホ)箱部は1本の垂直対称軸線のまわり
で実質的に円筒形状をなし、インサートの各々は実質的
に角度セクタの形態をなす水平方向セクションを有して
おり、箱部は更に各インサートをゴミ屑収納開口下方に
配置位置決めするための位置決め手段を含んでいる。
【0015】(ヘ)前記位置決め手段はハウジングを含
んでおり、これらハウジングはその各々がそれぞれのイ
ンサートを収納出来るように箱部内側に配置され、箱部
に取付けられている。
【0016】(ト)箱部の側壁は1つの可動パネルを含
み、該パネルは単一の横方向アクセス開口を画成してお
り、垂直対称軸線のまわりを箱部の側壁とインサートの
間において相対回転運動し、インサートの各々が順次横
方向アクセス開口と一致することで該インサートが引き
出され空にされることを許容せしめるための手段が設け
られている。
【0017】(チ)インサートは垂直対称軸線のまわり
を回転するように装着された支持体によって担持されて
おり、箱部の側壁は地面に対して固定されている。
【0018】(リ)箱部の少なくとも側壁は垂直対称軸
線のまわりを回転するように装着されており、他方、イ
ンサートは地面に対して固定されている支持体によって
位置決めされている。
【0019】(ヌ)前記側壁は箱部の頂部に取付けられ
ており、前記位置決め手段はインサートと箱部の側壁の
間に複数の相対的角度位置を画成するための割出し装置
を有しており、各ゴミ屑収納開口は前記角度位置の各々
においてインサートの1つと一致する。
【0020】(ル)側壁は箱部の頂部に取付けられてお
り、位置決め手段は箱部の横方向アクセス開口が閉じら
れた時にインサートと箱部の側壁の間に相対運動が発生
するのを防止するための錠止装置を有している。
【0021】(オ)箱部の側壁は複数のパネルを備えて
おり、各パネルは底部端部と頂部端部の間を延び、各イ
ンサートはパネルの1つに締結されるとともに、各パネ
ルはその底部の付近における水平方向軸線のまわりを、
垂直位置と、ゴミ屑箱の外側に向けて傾いた傾斜位置と
の間で45°以下の角度だけ枢動するように装着される
ことにより、前記パネルに取付けられたインサートは引
き出されることが可能となる。
【0022】(ワ)箱部の少なくとも側壁組立体はコン
トロール手段からの駆動力のもとで、前記側壁がインサ
ートを取囲む使用中位置と前記側壁が前記インサート上
方に位置した空にする位置との間を垂直方向に変位し、
以ってインサートが横方向に引き出されるのを可能なら
しめるようにされている。
【0023】(カ)箱部の頂部は1つのカバーを形成し
ており、該カバーは水平軸線のまわりを閉鎖位置とイン
サートの上向き引き出しを可能とする開口位置との間で
枢動するように装着され、前記カバーは2つのインサー
ト間に横たわる垂直平面内に完全に位置する弾性装置に
より開口位置に向けて押圧されている。
【0024】
【発明の実施の形態】種々の図において、同等または類
似の要素を示すのには同一の参照符号が用いられる。
【0025】以下に説明する種々の実施例において、ゴ
ミ屑入れ1(公共の場所においてゴミ屑を集めるための
大箱)は常に例えばプレハブ式の補強コンクリートから
作られ、地面4に取付けられたベース3を有する箱部2
を有している。箱部には上部構造体が乗っており、該構
造体は金属から作られ、第1には側壁を有し、第2には
頂部6を有しており、該頂部は複数のゴミ屑収納開口7
を穿孔されている。
【0026】完全に例示の意味であるが、箱部は、例え
ば、約80cmまたはそれ以下の外径と、約90cmの
地上高を有することが出来る。
【0027】付図に示した種々の実施例においては、箱
部2は実質的に対称垂直軸線に中心を有する円筒形状を
なしているが、この形状は限定するものではない。すな
わち、箱部2は長円形、四角形、長方形等の水平断面を
有することが出来る。
【0028】図9から図13の実施例においては、しか
しながら箱部の水平断面は円形とするのが好ましい。
【0029】全ての例において、箱部2は中空の内側体
積部分を画成しており、該部分は各々が開口7下方に位
置し、ゴミ屑を受容して集積するようにされた複数個の
上向きに開口したインサート8を収納している。
【0030】各インサートは30リットル〜100リッ
トルの範囲、好ましくは約60リットル〜約80リット
ルの範囲にある内容積を有し、該インサートは例え満杯
になった時でも1人の作業者によって手で取扱いが可能
となっている。
【0031】付図に示した例においては、3〜4個のそ
のようなインサートが設けられている。しかしながら、
そのようなインサートは2個のみ設けても良いし、4つ
を超える個数を設けても良い。
【0032】インサート8が実質的に箱部2の内側体積
の実質的に全てを占めるならばインサートの形状は重要
ではない。しかしながら、箱部2が付図に示した実施例
のように円筒形状の場合には、特にインサート8を全て
同一のものにし、各インサートが実質的に角度セクター
の形態となるような水平断面を有することが特に好適で
ある。
【0033】更には、本発明の実施例の全てにおいて、
箱部2は少なくとも1つの可動パネルを備えており、該
パネルは通常は閉じているが、開口してアクセス開口を
解放してやると作業者は特にインサート8内に設けられ
た取手9を用いることにより、箱部から手動で該インサ
ートを引き出すことが出来る。作業者はかくて種々のイ
ンサート8を連続的に空にし、次にそれらインサートを
箱部2内の定位置に戻すことが出来る。
【0034】図1から図3に示した本発明の第1の実施
例においては、箱部2の可動パネルは枢動カバーを形成
する頂部6によって構成されている。
【0035】カバーはその外側エッジの付近に配置され
たヒンジ10によって具現される水平軸線のまわりを枢
動する。カバーはかくしてそれがインサート8上におい
て実質的に水平面をなして横たわる閉鎖位置(図1)
と、それが実質的に垂直な面内を延び、インサート8上
方の空間の全てを切離し、以ってインサートを垂直方向
に持上げることで手動的に引き出すことを可能ならしめ
る開口位置(図2および図3)の間で移動することが可
能となる。
【0036】カバー6は特別なキーによって作動するこ
とが出来る錠前11によって通常は閉鎖位置に保持可能
であり、カバーはガスシリンダ12のような可撓装置を
介して開口位置に向けて押圧されているのが好ましい。
シリンダ12はカバー6をその開口位置に向けて移動す
ることを容易にするとともに、カバーをして作業者がイ
ンサート8を取扱っている間に開口位置に保持せしめて
いる。
【0037】ガスシリンダ12はカバー6の底面とイン
サート8の2つの間に配置された支持体との間に装着さ
れており、インサートの引き出しを阻害しないように2
つのインサート8間に位置する半径方向の垂直面内に完
全に収納されている。
【0038】ガスシリンダ12が装着されている支持体
は半径方向仕切り部材13であることが好ましく、該仕
切り部材は箱部2に取付けられた3つの垂直な半径方向
仕切り部材群にして、互いに中央の支柱14によって接
続されているものである。
【0039】仕切り部材13はかくして3個のハウジン
グ15を画成しており、該ハウジングは各インサートを
該当するゴミ屑収納開口7下方に保持せしめている。
【0040】図4から図6に示した本発明の第2の実施
例においては、箱部2は固定された支柱14へと連続し
ており、任意選択的には3つの半径方向仕切り部材へも
連続している。しかしながら、箱部の頂部6はこの場合
支柱14に接続され、固定されており、一方、箱部の側
方壁5は3個の可動垂直パネル20によって構成されて
いる。パネル20はその底部端部の付近に位置するそれ
ぞれのヒンジ21によって具現される水平な回転軸線の
まわりを枢動するように装着されている。
【0041】インサート8は好ましくは例えば保持タブ
22によりパネル20の内側に締結されている。
【0042】パネル20は通常は錠前11により垂直な
閉鎖位置に保持されている。作業者がゴミ屑箱のインサ
ート8を空にしようとする場合には、種々のパネル20
の錠前11は解錠する必要があり、その後対応するパネ
ルをして例えば30°〜45°の範囲にある角度の如く
好ましくは45°よりも小さな角度で垂直線に対してパ
ネルが傾く当接位置に到達する迄外向きに傾斜させるこ
とが出来る。
【0043】いったんパネル20がその開口位置にきた
ならば、作業者は傾斜インサートを持上げることによっ
てインサート8を箱部2から引き出すことが出来る。こ
の移動は単純に垂直な移動よりも人間工学的に良好な移
動である。
【0044】加えるに、作業者は任意選択的にはインサ
ート8がパネル20の頂部端部上方にくる迄該インサー
トの持上げを省略し、インサートを数10cmだけ上昇
するにとどめ、その後箱部2から横方向に引き出し、開
口したパネル20と2つの近接するパネル20の一方と
の間に空所として残された間隙中を通過させることが出
来る。
【0045】図7および図8に示した本発明の第3の実
施例においては、箱部20の内側はやはり3つの半径方
向仕切り部材13によって3つのハウジング15へと細
分化されており、該部材13は固定され、互いに中央支
柱14を介して接続されている。
【0046】箱部の側壁5は3つの扉30によって構成
されており、該扉の各々は2つの仕切り部材13の半径
方向外側端部間を延びる角度部を占めている。
【0047】扉30の各々は通常は錠前11により閉じ
られており、仕切り部材13の1つの半径方向外側端部
に接続された垂直方向ヒンジ31のまわりを枢動させる
ことにより開くことができる。
【0048】図7および図8に示した実施例において
は、各インサート8はそれ自身のハウジング15の内側
において単にベース3上に置かれているだけである。し
かしながら、場合によってはインサート8が箱部の頂部
6に締結することも可能であろうし、それらインサート
を本発明の第2の実施例の場合のごとく保持タブにより
扉30の内側に締結してやることが可能であろう。
【0049】図9から図11に示した本発明の第4実施
例においては、箱部2の内側はやはり3つの半径方向仕
切り部材13によって画成される3つのハウジング15
へと細分化されており、部材13は互いに垂直軸線Xを
具現している中央支柱14によって締結されている。
【0050】しかしながら、第3実施例とは異なり、箱
部の側壁5はその周縁の2/3にわたって固定されてお
り、その周縁の1/3のみが扉40によって構成されて
いる。扉40は通常は錠前11によって閉じた状態に保
持されているが、側壁5の固定部分に接続された垂直ヒ
ンジ41のまわりを枢動させることにより開口可能であ
る。
【0051】作業者が単一扉40を介して箱部2からイ
ンサート8の全てを引き出すことを可能ならしめるため
には、インサート8および仕切り部材13は垂直軸線X
のまわりを回転するように装着される必要があり、かく
すれば種々のインサート8は連続して扉40によって解
放された開口と一致することが可能となる。
【0052】この目的のため、図9から図11に示した
実施例においては、中央支柱14および仕切り部材13
はインサート8がその上に直立する旋廻テーブル42に
取付けられており、全組立体が箱部2の内側を回転する
ように装着されている。
【0053】種々のインサート8が扉40を閉じた時に
それぞれのゴミ屑収納開口7下に位置することを保証す
るために、箱部2はまた割出し装置43をも含んでお
り、該装置は回転組立体13,14,42をしてインサ
ート8が開口7下方にくる該当する3つの角度位置の1
つ内に保持せしめる。なお、割出し装置43は回転組立
体が作業者によって十分なる力をもって起動された時に
のみ該組立体を解放する。
【0054】非限定的例示であるが、割出し装置43は
2つの球44のセットによって構成することが可能であ
り、該球44は側壁5の固定部分に取付けられたブロッ
ク45の2つの孔45aの内側に隙間を有して装着され
るとともに、2つのばね46により定位置へと押圧され
ることにより、穿孔された封入プレート45bに当接す
るとともに、該プレート45bを超えて箱部2の内側に
向けて突出する。
【0055】可動組立体13,14,42がその割出し
位置の1つの内にある時には、2つの球44は可動組立
体の仕切り部材13の1つの両側上に位置し、仕切り部
材の半径方向端部と折り重なる。かくして回転組立体1
3,14,42を回転させるためには、作業者は組立体
上に十分なトルクを誘起せしめ、2つの球44の1つが
対応するばね46のスラストに打勝ってブロック45内
へと後退するようにせしめる必要がある。
【0056】加えるに、回転組立体13,14,42
が、ゴミ屑箱使用中に回転しないことを保証するために
は、その回転が偶発的なものであろうと故意のものであ
るとに関係無く、扉40が閉じられた時には回転組立体
を錠止するための手段を設けることが好適である。
【0057】好適には、これらの錠止手段は扉40の自
由垂直エッジから実質的に半径方向内向きに突出するリ
ム47によって構成することが可能である。リム47は
扉40が閉じられた時には仕切り部材13とインサート
8の間に収納される。
【0058】任意選択的には、割出し装置43は省略す
ることも可能であり、その場合にはリム47はそれ自体
が唯一の割出しおよび錠止手段を構成することになる。
但し、リム47は回転組立体13,14,42が配置さ
れてインサート8がゴミ屑収納開口7下方に位置する場
合を除いて、扉40が閉じるのを防止しなければならな
い。
【0059】更に好適には、旋廻テーブル42およびイ
ンサート8の底部8aは地表面4の下に配置されてお
り、かくして十分なる体積のインサート8を用いる一
方、同時に箱部2の外径を拘束してやることが可能とな
る。
【0060】そのような状況下においては、インサート
8の底部部分はベース3内に形成された凹所の内側に位
置するが、ベースは頂部エッジ3a迄隆起する側壁を有
しており、エッジ3aは例えば地表面4よりも5cm以
上高く、好ましくは10cm〜15cmの高さに位置し
ている。こうすることにより、流れ込む水がベース3内
には貫通しないようにすることが出来る。
【0061】インサート8はまたその中に浸透するかも
知れない液体(雨滴またはビーカ、びん、缶等内に含ま
れる液体)がベース3の内側に入り込むのを防止するた
めに水密性にしてあるか耐漏洩性のバッグと一体に内張
りされているのが好ましい。
【0062】インサート8をより引き出し易くするため
に、扉40は約120°の角度セクタを占める箱部頂部
6の部分48に取付けられる。
【0063】扉40が開口すると、同扉は同時にこれと
対面する位置のインサート8上方に位置するスペースの
実質的に全てを解放することになる。
【0064】こうすることにより、インサート8はこれ
を垂直方向に持ち上げて底部8aがベースの頂部エッジ
3a上方にくるようにし、次に箱部の外側に向けて水平
方向に変位させることで容易に引き出すことが出来る。
【0065】インサートが旋廻テーブル42上に係止し
ている時において、インサートの底部8aとベースの頂
部エッジ3aの間の高さは好ましくは80cmより低
く、好適には60cmより低いことにより、持上げ移動
を制限して作業者にとって最も困難な移動作業を楽にし
てやるのが良い。
【0066】任意選択的には、箱部の頂部6は単一片と
して形成してやることも可能である。その場合には扉4
0は前記頂部6の一部分には取付けられない。またこの
場合にはインサート8はそれが最初扉40によって解放
されるスペース中を通って箱部の外側に向けて傾斜し、
次にスロープに沿って移動させることにより箱部40か
ら引き出されることを可能とするのに適した形状でなけ
ればならない。
【0067】当選のことながら、本発明の第4実施例に
おいては、旋廻テーブル42およびインサート8の底部
8aは地表面より上方に位置させることが可能であり、
その場合にはベース3は中空である必要は無く、また箱
部の頂部は単一片として形成し、扉40は前記頂部の一
部分と一体にする必要もなくなる。
【0068】そのような状況下では、インサート8は箱
部の頂部6下方にある支柱14に取付けた支持体に締結
可能である。この場合には旋廻テーブル42は省略可能
である。
【0069】インサート8の底部8aは前述した本発明
の全ての3つの実施例において特に図7および図8の実
施例においてベース3の内側において地表面4の下方配
置可能なることも理解されよう(この場合には本発明の
第3の実施例の扉30は箱部の頂部6の対応する1/3
と一体になるようにして、当該扉30が開口した時にイ
ンサート8上方に位置するスぺースを切離してやるのが
好適である)。
【0070】図12および図13に示した本発明の第5
実施例においては、側壁5にはやはり単一扉50が設け
られており、該扉50は(この実施例が4つのインサー
トを有しているので)前記側壁の周縁の実質的に1/4
を占めている。扉50は通常は錠前11よって閉鎖状態
に保持されており、側壁5の残部に接続された垂直ヒン
ジ51のまわりを枢動することにより開口することが出
来る。
【0071】加えるに、インサート8は地面に対して固
定されており、一方、箱部の側壁5および頂部6は支柱
14によって具現された中央垂直軸線Xのまわりを回転
するように装着されている。かくして、扉50が開口す
ると、該扉によって開口したままにされている開口をし
てインサート8の各々と順次符号するようにし、インサ
ートを箱部2から引き出し、空にすることが可能とな
る。
【0072】本発明の第4実施例におけるのと同様にし
て、インサート8に対する側壁5の相対的角度位置を割
出し、扉50が閉じた時に側壁5の回転を防止するため
の手段が設けられている。
【0073】図12および図13に示した実施例におい
ては、これらの手段はリム52によって構成されてお
り、該リムは扉50の自由垂直エッジから実質的に半径
方向内向きに延びるとともに、扉50が閉じられた時に
は2つの近接するインサート8間に進入する。
【0074】本発明の第4実施例におけるが如く、図1
2および図13に示した実施例においては、インサート
8の底部8aは好適には地表面4の下方に位置してお
り、扉50は実質的に90°の角度セクタを占める箱部
頂部6の一部分に取付けられ、扉が開かれた時にはイン
サート8の1つの上方に位置するスペースを解放してや
るのが好ましい。
【0075】更には、やはり箱部2の上部構造体の外径
を規制する一方インサート8には十分な内側体積を備え
させるため、インサート8は好適には実質的に長靴形状
とし、インサートの底部8aが半径方向外向きに突出す
る中空突出端部部分8bの形態で地表面4の下方に延び
るようにしてやるのが好適である。端部部分8bの各々
はこれと補合形状であるのが好ましいハウジング3b内
に係合している。ハウジングは地表面の下方に位置した
拡大ベース3の内側に形成されている。
【0076】インサート8を空にする目的で該インサー
トを作業者が引き出すことを可能ならしめるため、イン
サートは図12において一点鎖線によって示すように、
箱部2から傾けて出すと同時に持ち上げることも可能な
形状とされている。かくしてインサートの突出端部8b
はベース3の地面部分上方の比較的幅狭の直径部方の内
側に位置する空のスペース内へと入り込むことが出来
る。
【0077】この目的のために、例えば各インサートの
底部8aの半径方向内側部分を丸め、各インサートの突
出端部8b上方に位置する半径方向外側部分がベース3
の地上部分と同一レベルにある局所的凹所8cを備える
ようにしてやることが可能である。
【0078】前述した第2、第3および第4実施例にお
いて長靴形状のインサート8を用いることが可能なるこ
とが理解されたであろう。
【0079】最後に、図14および図15に示した本発
明の第6実施例においては、側壁5および箱部の頂部6
はねじジャッキ60または任意の他の持上げ装置を用い
て垂直方向に変位することの出来る釣鐘形状のユニット
を形成している。
【0080】ねじジャッキは箱部2の外側からアクセス
可能な入口シャフト61により起動可能であり、該起動
力は例えば作業者が8を空にする時同作業者によって入
口シャフト61に接続される(図示せぬ)クランクハン
ドルによって提供される。
【0081】この実施例においては、インサート8は仕
切り部材自体がベース3に固定された中央支柱14に取
付けられている半径方向仕切り部材13の間に画成され
たハウジング15内に収納されており、ねじジャッキ6
0は中央支柱内に収納され、チューブ管61を上昇また
は降下させている。管61は支柱14の内側を垂直方向
に滑動するとともに、一連の垂直リブおよび割溝(図示
せず)または他の手段によって支柱の内側をガイドされ
るので、ゴミ屑収納開口7はインサート8上方に保持さ
れる。
【0082】側壁5および頂部6が図14に示すように
高い位置にある時には、インサート8は図14において
一点鎖線で示すようにそれらを箱部2から傾けてやる
か、またはもしもそれらが単に平滑なテーブル上に配置
されている場合にはそれらを水平方向に単に滑動させる
ことにより引き出される。
【0083】当然のことであるが、この実施例において
は、インサート8の底部8aは地表面4の下方に配置可
能であり、同様にしてインサート8のベースは前述の第
5実施例の場合のように半径方向外向きに突出する端部
を有することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴミ屑箱の第1実施例の斜視図。
【図2】図1のゴミ屑箱の開口位置における側面図。
【図3】図1のゴミ屑箱の開口位置における平面図。
【図4】本発明のゴミ屑箱の第2実施例の部分的開口位
置における斜視図。
【図5】図4のゴミ屑箱の切取り図。
【図6】図5の線VI−VIに沿って眺めた断面図であり、
ゴミ屑箱はその閉鎖位置にある。
【図7】本発明のゴミ屑箱の第3実施例の部分的開口位
置における側面図。
【図8】図7の線VIII−VIIIに沿って眺めた図。
【図9】本発明のゴミ屑箱の第4実施例の部分的に切り
取って示せる図。
【図10】図9の線X−Xに沿って眺めた断面図。
【図11】図10の1つの詳細例を示す。
【図12】本発明のゴミ屑箱の第4実施例を示す部分的
垂直断面図であり、断面は図13の線XII−XIIに沿っ
て取られている。
【図13】図12のゴミ屑箱の平面図。
【図14】本発明のゴミ屑箱の第6実施例の開口位置に
おける部分的な切り取り図。
【図15】図14のゴミ屑箱の平面図。
【符号の説明】
1 ゴミ屑箱 2 箱部 5 側壁 6 頂部 8 ゴミ屑集積手段(インサート) 7 ゴミ屑収納開口 8a 底部 4 地面 40;50 可動パネル 3a 底部エッジ 48,53 箱部の一部分 15;15,43,47;52 位置決め手段装置 15 ハウジング 42 支持体 X 垂直対称軸線 43,47;52 割出し装置 47;52 錠止装置 20 パネル 60,61 コントロール装置 12 可撓性装置

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空箱部(2)を有するゴミ屑箱(1)
    であって、この中空箱部が地面に固定され、側方壁
    (5)およびゴミ屑を収納するため部分的に開口した頂
    部(6)を与え、ゴミ屑集積手段(8)を含み、ゴミ屑
    を除去出来るように開口可能であるゴミ屑箱において、 前記ゴミ屑集積手段が複数の上向きに開口したインサー
    ト(8)を有し、各インサートは30〜100リットル
    の範囲にある内容積を備え、前記箱部の頂部はそれぞれ
    のインサート上に配置された複数のゴミ屑収納開口
    (7)を有し、ゴミ屑箱は、前記箱部が開口した時に、
    前記インサート(8)の全てを1人の作業者が順次手動
    で引出してこれらインサートの中味を空にできるような
    形状であることを特徴とするゴミ屑箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のゴミ屑箱において、各
    インサート(8)が地表面(4)の下に位置する底部
    (8a)を有し、前記箱部の側壁は少なくとも1つの横
    方向アクセス開口を画成する可動パネル(40,50)
    を有し、このアクセス開口は該アクセス開口を通して少
    なくとも1つのインサートを通過可能にするように配置
    され形状が定められ、前記横方向アクセス開口が前記イ
    ンサートの底部(8a)上方80cm以下の高さに位置
    した底部エッジ(3a)を有するゴミ屑箱。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のゴミ屑箱において前記
    箱部の頂部(6)は、前記側壁の各可動パネル(40,
    50)に対して、該可動パネルに取付けられた部分(4
    8,53)を有し、この部分は、少なくとも1つのイン
    サート(8)が当該可動パネルに対応した横方向アクセ
    ス開口を通して横方向へ引き出されるのに先立って持ち
    上げられるようにする頂部開口を画成しているゴミ屑
    箱。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載のゴミ屑箱にお
    いて、前記インサート(8)は埋められたベース(3)
    内に部分的に収容され、該ベースは防水性であり、地面
    上方5cm以上の高さ位置に配した周縁頂部エッジ(3
    a)を備えているゴミ屑箱。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれか一項に
    記載のゴミ屑箱において、前記インサート(8)は長靴
    形状をしており、各長靴は地表面(4)の下で水平方向
    外向きに突出してい中空端部(8b)に延びたベースを
    有し、前記箱部は埋められたベース(3)を備え、該ベ
    ースはそれ自体が地表面(4)の下に前記突出端部(8
    b)を収納するための拡大部分を含んでおり、前記箱部
    (2)および前記インサート(8)は、これらインサー
    トの上側部分が前記横方向アクセス開口を介して前記箱
    部から外向きに傾けられ、かくして前記インサートのベ
    ースにおいて前記突出端部(8b)が切離され、その後
    前記インサートを持上げ、前記横方向アクセス開口を経
    て前記箱部から引き出し可能にするように形状を定めら
    れるゴミ屑箱。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか一項に
    記載のゴミ屑箱において、前記箱部(2)は垂直対称軸
    線のまわりにおいて形状が実質的に円形筒状であり、前
    記インサート(8)の各々は実質的に角度扇状の形態に
    ある水平区画を有しており、前記箱部は更に各インサー
    ト(8)をゴミ屑収納開口(7)下方に配置するための
    位置決め手段(15;15,43、47;52)を含ん
    でいるゴミ屑箱。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のゴミ屑箱において、前
    記位置決め手段はハウジング(15)を含み、これらハ
    ウジングは前記箱部(2)の内側に位置し、それらハウ
    ジングの各々がそれぞれのインサート(8)を収納でき
    るように前記箱部に取付けられているゴミ屑箱。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のゴミ屑箱において、前
    記箱部の側壁(5)は単一の横方向アクセス開口を画成
    する可動パネル(40,50)を含み、前記箱部の側壁
    と前記インサート(8)を垂直対称軸線(X)のまわり
    で相対的に回転可能にして前記インサート(8)の各々
    を順次に前記横方向アクセス開口と一致させて、該イン
    サート引き出し、空にすることを可能とする手段が設け
    られているゴミ屑箱。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のゴミ屑箱において、前
    記インサートは支持体(42)によって担持され、該支
    持体は垂直な対称軸線(X)のまわりを回転するように
    装着され、前記箱部の側壁(5)は地面に対して固定さ
    れているゴミ屑箱。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載のゴミ屑箱において、
    前記箱部の少なくとも側壁(5)は垂直対称軸線(X)
    のまわりを回転するように装着され、前記インサートは
    地面に対して固定された支持体(7)によって位置決め
    されているゴミ屑箱。
  11. 【請求項11】 請求項8から請求項10のいずれか一
    項に記載のゴミ屑箱において、前記側壁5は前記箱部の
    頂部に取付けられており、前記位置決め手段は前記イン
    サートと前記箱部の側壁の間に複数の相対角度位置を画
    成するための割出し手段(43,47,52)を有し、
    各ゴミ屑収納開口(7)が前記角度位置の各々において
    前記インサート(8)の1つと一致しているゴミ屑箱。
  12. 【請求項12】 請求項8から請求項11のいずれか一
    項に記載のゴミ屑箱において、前記側壁(5)は前記箱
    部の頂部(6)に取付けられており、前記位置決め手段
    は前記箱部の横方向アクセス開口が閉じられた時に前記
    インサート(8)と前記箱部の側壁(5)の間の相対回
    転を防止するための錠止手段を有しているゴミ屑箱。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項5のいずれか一項
    に記載のゴミ屑箱において、前記箱部の側壁(5)は複
    数のパネル(20)を有し、各パネルが底部端部と頂部
    端部の間に延在し、各インサート(8)は前記パネル
    (20)のうちの1つに締結され、各パネルは、その底
    部端部付近における水平軸線のまわりを、垂直位置とゴ
    ミ屑箱の外側に向けて傾いた傾斜位置との間で45°以
    下の角度にわたり枢動し、以って前記パネル(20)に
    取付けられたインサート(8)を引き出し可能にするよ
    う装着されているゴミ屑箱。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項5のいずれか一項
    に記載のゴミ屑箱において、前記箱部の少なくとも側壁
    組立体(5)は該側壁が前記インサート(8)を取囲ん
    でいる使用中位置と、前記側壁が前記インサート上方に
    位置し、これらインサートを横方向へ引き出し可能とす
    る空にする位置との間において、コントロール手段(6
    0,61)からの駆動力のもとで垂直方向へ変位可能で
    あるゴミ屑箱。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項4のいずれか一項
    に記載のゴミ屑箱において、前記箱部の頂部(6)がカ
    バーを形成し、該カバーは、閉鎖位置と前記インサート
    を上向きに引き出し可能にする開口位置との間を枢動す
    るように水平軸のまわりに装着され、前記カバー(6)
    は、2つのインサート(8)間に横たわる垂直平面内に
    完全に位置する弾性装置(12)によって該カバーの開
    口位置に向けて押圧されているゴミ屑箱。
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