JPH07229044A - ビーズ糸通し機 - Google Patents
ビーズ糸通し機Info
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- JPH07229044A JPH07229044A JP3791194A JP3791194A JPH07229044A JP H07229044 A JPH07229044 A JP H07229044A JP 3791194 A JP3791194 A JP 3791194A JP 3791194 A JP3791194 A JP 3791194A JP H07229044 A JPH07229044 A JP H07229044A
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- JP
- Japan
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- bead
- bottom plate
- beads
- support
- container
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- Pending
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- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ビーズを載せている回転底板からのビーズの
拾得率が向上されたビーズ糸通し機を提供する 【構成】 ビーズを収容する容器と、その容器の収容空
間の中心に容器に対して回転自在に立設された支持体
と、支持体に固着され、収容されたビーズを載せる回転
底板と、支持体の上端部に設けられた押え部材と、回転
底板と押え部材との間で支持体に支持され、下端部は回
転底板上面に接触又は近接され、上端部は容器又はその
外部に備えられたビーズ出口部材に支持され、上部が押
え部材に近接された状態で保持されているビーズ通し針
と、回転底板及び支持体を所定方向に回転させる回転手
段とを有し、前記回転底板の上面には、半径方向に伸び
る突起が形成されている。押え部材の下面にも突起を設
けてもよい。
拾得率が向上されたビーズ糸通し機を提供する 【構成】 ビーズを収容する容器と、その容器の収容空
間の中心に容器に対して回転自在に立設された支持体
と、支持体に固着され、収容されたビーズを載せる回転
底板と、支持体の上端部に設けられた押え部材と、回転
底板と押え部材との間で支持体に支持され、下端部は回
転底板上面に接触又は近接され、上端部は容器又はその
外部に備えられたビーズ出口部材に支持され、上部が押
え部材に近接された状態で保持されているビーズ通し針
と、回転底板及び支持体を所定方向に回転させる回転手
段とを有し、前記回転底板の上面には、半径方向に伸び
る突起が形成されている。押え部材の下面にも突起を設
けてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手芸、装飾に用いるビ
ーズの孔に連結用の糸を通すためのビーズ糸通し機に関
する。
ーズの孔に連結用の糸を通すためのビーズ糸通し機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビーズに連結用の糸を通すには、
ビーズを収容した容器の中に糸を付けた針を差し込んで
行っていたが、作業が面倒であるばかりでなく、針先で
怪我する恐れもあり、また、多数のビーズを針に通した
後に、ビーズを針から脱落させて飛散させるなどの不都
合があった。
ビーズを収容した容器の中に糸を付けた針を差し込んで
行っていたが、作業が面倒であるばかりでなく、針先で
怪我する恐れもあり、また、多数のビーズを針に通した
後に、ビーズを針から脱落させて飛散させるなどの不都
合があった。
【0003】これに鑑みて、ビーズを収容した容器の底
部に備えた回転底板をハンドルなどで回転させると、ビ
ーズが1個1ずつ螺旋状ビーズ通し針の先端で拾われ、
そのビーズ通し針の後端から連結用糸に通されるように
したビーズ糸通し機が実公昭62−29507号公報に
より知られている。
部に備えた回転底板をハンドルなどで回転させると、ビ
ーズが1個1ずつ螺旋状ビーズ通し針の先端で拾われ、
そのビーズ通し針の後端から連結用糸に通されるように
したビーズ糸通し機が実公昭62−29507号公報に
より知られている。
【0004】図6は、そのような既知のビーズ糸通し機
の一例の斜視図である。このビーズ糸通し機は、ビーズ
60を収容した容器61の収容空間の底部に回転自在の
回転底板62を設けると共に、その回転底板を容器61
の収容空間の中心に立設した支持体63に固着して、そ
の支持体の外周に螺旋状ビーズ通し針64を装着し、そ
のビーズ通し針の下端部を前記回転底板の底面に当接す
ると同時に、ビーズ通し針64の上端部を容器の上端部
に設けたビーズ出口部材65で固定し、前記支持体63
を所定方向に回転させるハンドルどの回転手段66を備
えてなるものである。
の一例の斜視図である。このビーズ糸通し機は、ビーズ
60を収容した容器61の収容空間の底部に回転自在の
回転底板62を設けると共に、その回転底板を容器61
の収容空間の中心に立設した支持体63に固着して、そ
の支持体の外周に螺旋状ビーズ通し針64を装着し、そ
のビーズ通し針の下端部を前記回転底板の底面に当接す
ると同時に、ビーズ通し針64の上端部を容器の上端部
に設けたビーズ出口部材65で固定し、前記支持体63
を所定方向に回転させるハンドルどの回転手段66を備
えてなるものである。
【0005】そして、ハンドル66を介して支持体63
を回転させると、回転底板62上に載っているビーズ6
0が移動して、ビーズ通し針の先端がビーズの孔に挿入
したことにより、1個のビーズが拾われ、そのビーズ通
し針に沿って移動されると、支持体の外周面に縦方向に
伸びる溝63aにビーズ60が嵌合するため、支持体の
その後の回転によりビーズ60が支持体63によってビ
ーズ通し針の上方に進行され、最後にビーズ出口部材6
5を経てビーズ通し針の端部に結合されている連結用糸
67に送られるようになっている。
を回転させると、回転底板62上に載っているビーズ6
0が移動して、ビーズ通し針の先端がビーズの孔に挿入
したことにより、1個のビーズが拾われ、そのビーズ通
し針に沿って移動されると、支持体の外周面に縦方向に
伸びる溝63aにビーズ60が嵌合するため、支持体の
その後の回転によりビーズ60が支持体63によってビ
ーズ通し針の上方に進行され、最後にビーズ出口部材6
5を経てビーズ通し針の端部に結合されている連結用糸
67に送られるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回転底
板62の上面が平坦である場合は、ハンドル66で回転
底板62を回転させても、ビーズがビーズ通し針の先端
に符合する確率が少ない。また、ビーズ通し針の先端は
回転底板に接触する状態で保持されるため、そのビーズ
通し針の先端に符合したビーズの孔にビーズ通し針の先
端が円滑に進入してビーズを拾う確率も少ない。換言す
ると、ビーズがビーズ通し針の先端から逃げることが多
い。そこで、回転底板をV字溝状に形成し、その溝底部
にビーズ通し針の先端を位置させるようにしたものも知
られている。しかし、この場合も、ビーズ通し針先端が
溝底部に接触した状態が維持されるため、ビーズの孔に
確実に入ることは困難であり、ビーズ拾得率が低いとい
う問題がある。
板62の上面が平坦である場合は、ハンドル66で回転
底板62を回転させても、ビーズがビーズ通し針の先端
に符合する確率が少ない。また、ビーズ通し針の先端は
回転底板に接触する状態で保持されるため、そのビーズ
通し針の先端に符合したビーズの孔にビーズ通し針の先
端が円滑に進入してビーズを拾う確率も少ない。換言す
ると、ビーズがビーズ通し針の先端から逃げることが多
い。そこで、回転底板をV字溝状に形成し、その溝底部
にビーズ通し針の先端を位置させるようにしたものも知
られている。しかし、この場合も、ビーズ通し針先端が
溝底部に接触した状態が維持されるため、ビーズの孔に
確実に入ることは困難であり、ビーズ拾得率が低いとい
う問題がある。
【0007】こうして、本発明は、ビーズを載せている
回転底板からのビーズの拾得率が向上されたビーズ糸通
し機を提供することを目的とする。
回転底板からのビーズの拾得率が向上されたビーズ糸通
し機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るビーズ糸通し機は、ビーズを収容する
容器と、その容器の収容空間の中心に容器に対して回転
自在に立設された支持体と、前記容器の底部上面を覆う
状態で前記支持体に固着され、収容されたビーズを載せ
る回転底板と、前記支持体の上端部に設けられた押え部
材と、前記回転底板と前記押え部材との間で前記支持体
に支持され、下端部は前記回転底板上面に接触又は近接
され、上端部は前記容器又はその外部に備えられたビー
ズ出口部材に支持され、上部が前記押え部材に近接され
た状態で保持されているビーズ通し針と、前記回転底板
及び支持体を所定方向に回転させる回転手段とを有し、
前記回転底板の上面には、半径方向に伸びる突起が形成
されていることを特徴としている。
め、本発明に係るビーズ糸通し機は、ビーズを収容する
容器と、その容器の収容空間の中心に容器に対して回転
自在に立設された支持体と、前記容器の底部上面を覆う
状態で前記支持体に固着され、収容されたビーズを載せ
る回転底板と、前記支持体の上端部に設けられた押え部
材と、前記回転底板と前記押え部材との間で前記支持体
に支持され、下端部は前記回転底板上面に接触又は近接
され、上端部は前記容器又はその外部に備えられたビー
ズ出口部材に支持され、上部が前記押え部材に近接され
た状態で保持されているビーズ通し針と、前記回転底板
及び支持体を所定方向に回転させる回転手段とを有し、
前記回転底板の上面には、半径方向に伸びる突起が形成
されていることを特徴としている。
【0009】また、回転底板の上面及び前記押え部材の
底面に、半径方向に伸びる突起が形成されていることを
特徴としている。
底面に、半径方向に伸びる突起が形成されていることを
特徴としている。
【0010】
【作用】ビーズ通し針の先端は、突起以外の場所では、
回転底板の上面に接触又は近接している。そして、回転
底板の回転により突起が到来すると、そのビーズ通し針
の先端が突起に沿って持ち上げられ、回転底板の上面か
ら浮上する。従って、ビーズ通し針の先端が回転底板上
面に載っているビーズの孔に進入しやすくなり、ビーズ
の拾得率が向上する。回転手段による支持体及び回転底
板の回転を継続すると、ビーズ通し針の先端で拾得され
たビーズがビーズ通し針に沿って移動され、ビーズ通し
針の上端部に結合されている糸に通される。押え部材の
下面に突起を設けた場合は、通し針の上部まで送られて
きたビーズが迅速確実にビーズ出口に送られる。
回転底板の上面に接触又は近接している。そして、回転
底板の回転により突起が到来すると、そのビーズ通し針
の先端が突起に沿って持ち上げられ、回転底板の上面か
ら浮上する。従って、ビーズ通し針の先端が回転底板上
面に載っているビーズの孔に進入しやすくなり、ビーズ
の拾得率が向上する。回転手段による支持体及び回転底
板の回転を継続すると、ビーズ通し針の先端で拾得され
たビーズがビーズ通し針に沿って移動され、ビーズ通し
針の上端部に結合されている糸に通される。押え部材の
下面に突起を設けた場合は、通し針の上部まで送られて
きたビーズが迅速確実にビーズ出口に送られる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本実施例の斜視図、図2は要部を断面で
示す側面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は図3
のY−Y線断面図である。
する。図1は、本実施例の斜視図、図2は要部を断面で
示す側面図、図3は図2のX−X線断面図、図4は図3
のY−Y線断面図である。
【0012】基台1の中央から起立する支軸2の上端部
に上面に開口された容器3が固定されている。容器3
は、この中にビーズを収容するものであり、少なくとも
側面壁が透明に形成されていて、容器に収容されたビー
ズの有無、色彩などを確認することができる。
に上面に開口された容器3が固定されている。容器3
は、この中にビーズを収容するものであり、少なくとも
側面壁が透明に形成されていて、容器に収容されたビー
ズの有無、色彩などを確認することができる。
【0013】容器3の底部の上面に、これを覆う回転底
板4が設けられ、その回転底板の中心において前記支軸
2を貫通させて、回転底板4を容器3に対して回転自在
に支持してある。回転底板4の中央上面には、容器3の
中心で起立する円筒状の支持体5が固着されている。ま
た、支持体5の上端部には、その支持体から外側に突出
する円板状の押え部材6が固着されている。
板4が設けられ、その回転底板の中心において前記支軸
2を貫通させて、回転底板4を容器3に対して回転自在
に支持してある。回転底板4の中央上面には、容器3の
中心で起立する円筒状の支持体5が固着されている。ま
た、支持体5の上端部には、その支持体から外側に突出
する円板状の押え部材6が固着されている。
【0014】回転底板4の上面には、図1に明示されて
いるように、支持体5の外周面から回転底板の外周ま
で、半径方向に伸びる突起7が、少なくとも、一つ、好
ましくは、回転底板の円周方向に間隔をもって複数個、
設けられている。突起7は、楔状に形成されていて、回
転底板4の回転方向前方部が回転底板の底面に段差なく
連続し、回転方向後方部がビーズの外周面から孔の中心
までの距離にほぼ等しい高さまで、傾斜又は湾曲するテ
ーパを有している。
いるように、支持体5の外周面から回転底板の外周ま
で、半径方向に伸びる突起7が、少なくとも、一つ、好
ましくは、回転底板の円周方向に間隔をもって複数個、
設けられている。突起7は、楔状に形成されていて、回
転底板4の回転方向前方部が回転底板の底面に段差なく
連続し、回転方向後方部がビーズの外周面から孔の中心
までの距離にほぼ等しい高さまで、傾斜又は湾曲するテ
ーパを有している。
【0015】また、押え部材6の底面には、支持体の外
周面から押え部材の外周まで、半径方向に伸びる突起8
が設けられている。この突起8も、1個又は押え部材の
円周方向に間隔をもって複数個が配置されている。
周面から押え部材の外周まで、半径方向に伸びる突起8
が設けられている。この突起8も、1個又は押え部材の
円周方向に間隔をもって複数個が配置されている。
【0016】支持体5の外周に、螺旋状のビーズ通し針
9が装着され、その下端部は回転底板4の上面に接触又
は近接されており、上部は押え部材6の下面に近接さ
れ、上端部は容器3の側面壁の上端部と押え部材6の間
から容器3の外側まで延長され、支軸2に一端部が固定
された支持部材10の上端部に設けられたビーズ出口部
材11の孔に通されている。ビーズ通し針の上端部に
は、針孔が形成してあり、その針孔にビーズ連結用の糸
12を結合することができる。
9が装着され、その下端部は回転底板4の上面に接触又
は近接されており、上部は押え部材6の下面に近接さ
れ、上端部は容器3の側面壁の上端部と押え部材6の間
から容器3の外側まで延長され、支軸2に一端部が固定
された支持部材10の上端部に設けられたビーズ出口部
材11の孔に通されている。ビーズ通し針の上端部に
は、針孔が形成してあり、その針孔にビーズ連結用の糸
12を結合することができる。
【0017】支持体5は、好ましくは、その外周面がビ
ーズ通し針の内周部分に近接して、その間の距離がビー
ズの径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
ーズ通し針の内周部分に近接して、その間の距離がビー
ズの径よりも僅かに小さくなるように設定されている。
【0018】回転底板4及び支持体5の結合体を、所定
方向に回転するための回転手段の一例として、押え部材
6の上面にハンドル13が回転自在に取付けられてい
る。しかし、回転手段は、他の任意の構造のものを用い
ることもできる。例えば、回転底板4の底面に環状のラ
ックを形成し、容器3の底部に設けた孔の下方にハンド
ルで回転されるピニオンを取り付け、そのピニオンを前
記ラックに噛み合わせたものでもよい。また、ビーズ通
し針の上端部を支持する部材10及びビーズ出口部材1
1は、容器3とは別体に構成せずに、容器3の側面壁に
孔を形成してもよい。
方向に回転するための回転手段の一例として、押え部材
6の上面にハンドル13が回転自在に取付けられてい
る。しかし、回転手段は、他の任意の構造のものを用い
ることもできる。例えば、回転底板4の底面に環状のラ
ックを形成し、容器3の底部に設けた孔の下方にハンド
ルで回転されるピニオンを取り付け、そのピニオンを前
記ラックに噛み合わせたものでもよい。また、ビーズ通
し針の上端部を支持する部材10及びビーズ出口部材1
1は、容器3とは別体に構成せずに、容器3の側面壁に
孔を形成してもよい。
【0019】上記のように構成されている本実施例のビ
ーズ糸通し機を使用する場合は、容器の中にビーズを収
容し、ビーズ通し針9の上端部に糸12を結合した後、
ハンドル13を、図示の例では半時計方向に回す。これ
により回転底板4が同一方向に回転され、その上面に載
せられているビーズが移動し、ビーズ通し針9の下端部
が進入したビーズが拾われる。そして、その後に拾われ
るビーズは、先に拾われたビーズを押すため、ビーズが
次々とビーズ通し針に沿って支持体の方向に移動され
る。支持体の外周面まで接近したビーズは、その支持体
の外周面に接触するため、さらに回転される支持体から
搬送力を与えられて、さらにビーズ通し針に沿って上部
に向けて移動される。
ーズ糸通し機を使用する場合は、容器の中にビーズを収
容し、ビーズ通し針9の上端部に糸12を結合した後、
ハンドル13を、図示の例では半時計方向に回す。これ
により回転底板4が同一方向に回転され、その上面に載
せられているビーズが移動し、ビーズ通し針9の下端部
が進入したビーズが拾われる。そして、その後に拾われ
るビーズは、先に拾われたビーズを押すため、ビーズが
次々とビーズ通し針に沿って支持体の方向に移動され
る。支持体の外周面まで接近したビーズは、その支持体
の外周面に接触するため、さらに回転される支持体から
搬送力を与えられて、さらにビーズ通し針に沿って上部
に向けて移動される。
【0020】さて、回転底板4の回転によりビーズ通し
針の先端に向けて移動されるビーズの孔に、ビーズ通し
針の先端が進入できない場合もある。しかし、回転底板
の回転が継続して、図4に示すように、回転底板の上面
の突起がビーズ通し針の先端まで到来すると、そのビー
ズ通し針の先端がその突起のテーパにより持ち上げら
れ、テーパの後端部を越えた時に、ビーズ通し針の先端
のやや後方部分がまだ突起7に乗っているため、ビーズ
通し針の先端が回転底板の上面から浮上する。従って、
そのビーズ通し針の先端が突起の後方に存在するビーズ
Bの孔に丁度符合して、その孔に円滑に進入することが
できる。
針の先端に向けて移動されるビーズの孔に、ビーズ通し
針の先端が進入できない場合もある。しかし、回転底板
の回転が継続して、図4に示すように、回転底板の上面
の突起がビーズ通し針の先端まで到来すると、そのビー
ズ通し針の先端がその突起のテーパにより持ち上げら
れ、テーパの後端部を越えた時に、ビーズ通し針の先端
のやや後方部分がまだ突起7に乗っているため、ビーズ
通し針の先端が回転底板の上面から浮上する。従って、
そのビーズ通し針の先端が突起の後方に存在するビーズ
Bの孔に丁度符合して、その孔に円滑に進入することが
できる。
【0021】また、突起7の前方においてビーズ通し針
の先端にビーズが引っ掛かったままビーズ通し針の先端
とともにビーズが突起のテーパを上る際に、ビーズが受
ける抵抗のために針先端がビーズの孔に進入する場合も
ある。
の先端にビーズが引っ掛かったままビーズ通し針の先端
とともにビーズが突起のテーパを上る際に、ビーズが受
ける抵抗のために針先端がビーズの孔に進入する場合も
ある。
【0022】さらに、ビーズがビーズ通し針先端に拾わ
れた後に、突起7はビーズ通し針の先端を通過する時
に、直前に拾われたビーズをビーズ通し針に沿って送る
作用をする。
れた後に、突起7はビーズ通し針の先端を通過する時
に、直前に拾われたビーズをビーズ通し針に沿って送る
作用をする。
【0023】いずれにしても、ビーズ通し針の先端が突
起7により上下運動をするため、ビーズ通し針の先端が
ビーズを拾い上げる確率が格段に大きくなる。回転底板
4の上面をV字形に形成し、その溝底部に楔状の突起を
設けた場合は、さらにビーズ拾得率が増大する。
起7により上下運動をするため、ビーズ通し針の先端が
ビーズを拾い上げる確率が格段に大きくなる。回転底板
4の上面をV字形に形成し、その溝底部に楔状の突起を
設けた場合は、さらにビーズ拾得率が増大する。
【0024】このようにして、ビーズ通し針により拾得
されたビーズがそのビーズ通し針の上部まで到達する
と、回転底板4、支持体5及び押え部材6の結合体の回
転とともに、押え部材の下面の突起がビーズ通し針の上
部の存在する位置まで回転して来た時に、その突起がビ
ーズ通し針に支持されているビーズに当たり、そのビー
ズをビーズ通し針の上端部方向に押して送り出す作用を
する。従って、ビーズは、確実にビーズ通し針の端部に
向けて進み、糸12に通される。
されたビーズがそのビーズ通し針の上部まで到達する
と、回転底板4、支持体5及び押え部材6の結合体の回
転とともに、押え部材の下面の突起がビーズ通し針の上
部の存在する位置まで回転して来た時に、その突起がビ
ーズ通し針に支持されているビーズに当たり、そのビー
ズをビーズ通し針の上端部方向に押して送り出す作用を
する。従って、ビーズは、確実にビーズ通し針の端部に
向けて進み、糸12に通される。
【0025】上記の実施例では、支持体5が一つの円筒
体で構成されたが、図5に示すように、複数本の円柱又
は円筒をビーズ通し針の内周面に沿って間隔をもって配
置して構成してもよい。支持体を複数本の部材で構成し
た場合は、その支持体によるビーズの通し針に沿った送
り作用が一層確実になる。
体で構成されたが、図5に示すように、複数本の円柱又
は円筒をビーズ通し針の内周面に沿って間隔をもって配
置して構成してもよい。支持体を複数本の部材で構成し
た場合は、その支持体によるビーズの通し針に沿った送
り作用が一層確実になる。
【0026】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、回転底
板の上面に半径方向に延びる突起を設けたので、回転底
板の回転時のビーズの移動が確実になり、かつ、ビーズ
通し針の先端が回転底板の回転とともに上下に移動する
ので、ビーズの拾得率が向上し、ビーズへの糸通しを円
滑に行うことができる。また、押え部材の下面にも突起
を設けた場合は、ビーズ通し針の上部まで移動されたビ
ーズが一層迅速確実に連結用糸まで送られる。
板の上面に半径方向に延びる突起を設けたので、回転底
板の回転時のビーズの移動が確実になり、かつ、ビーズ
通し針の先端が回転底板の回転とともに上下に移動する
ので、ビーズの拾得率が向上し、ビーズへの糸通しを円
滑に行うことができる。また、押え部材の下面にも突起
を設けた場合は、ビーズ通し針の上部まで移動されたビ
ーズが一層迅速確実に連結用糸まで送られる。
【図1】本発明の実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の一部を断面で示す側面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】図3のY−Y線断面図である。
【図5】支持体の他の例を示す断面図である。
【図6】従来機の斜視図である。
3 容器 4 回転底板 5 支持体 6 押え部材 7 突起 8 突起
Claims (2)
- 【請求項1】ビーズを収容する容器と、その容器の収容
空間の中心に容器に対して回転自在に立設された支持体
と、前記支持体に固着され、収容されたビーズを載せる
回転底板と、前記支持体の上端部に設けられた押え部材
と、前記回転底板と前記押え部材との間で前記支持体に
支持され、下端部は前記回転底板上面に接触又は近接さ
れ、上端部は前記容器又はその外部に備えられたビーズ
出口部材に支持され、上部が前記押さえ部材に近接され
た状態で保持されている螺旋状のビーズ通し針と、前記
回転底板及び支持体を所定方向に回転させる回転手段と
を有し、前記回転底板の上面には、半径方向に伸びる突
起が形成されていることを特徴とするビーズ糸通し機。 - 【請求項2】押え部材の底面に、半径方向に伸びる突起
が形成されていることを特徴とする請求項1記載のビー
ズ糸通し機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3791194A JPH07229044A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ビーズ糸通し機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3791194A JPH07229044A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ビーズ糸通し機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07229044A true JPH07229044A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12510738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3791194A Pending JPH07229044A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | ビーズ糸通し機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07229044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102125342A (zh) * | 2010-01-13 | 2011-07-20 | 永福有限公司 | 穿珠线装置 |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP3791194A patent/JPH07229044A/ja active Pending
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