JPH0351075Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は電動モートルを利用した部品供給装置
の補助装置に関するものである。

〔考案の背景〕

第１図にねじ供給装置を示す。ねじは一対の傾
斜シユート１上を滑つて供給される。また、ねじ
を貯蔵するホツパ２、シユート１は半月板３に固
定してある。スタンドベース４上のコラム５に半
月板３に取り付けられたコラムホルダ６が固定し
てある。ねじはシユート１上を滑り落ちるが整列
させるためにトツプアジヤスタ７でねじの飛出し
を防止してある。トツプアジヤスタ７はプレート
８で半月板３にねじ９で固定してある。シユート
１上のねじ１０は分離装置１１で１個ずつ分離さ
れる。分離装置１１はピン１２で半月板３に保持
され、かつ、エアシリンダ１３で揺動しながらね
じ１０を分離する。エアシリンダ１３はブラケツ
ト１４でスタンドベース４にねじ１５止めしてあ
る。ホツパ２内のねじ１０はすくいプレート１９
によりすくい上げられ、シユート１上へ流れ落ち
る。すくいプレート１９はアーム２０に固定して
あり、電動モートル２２にトメネジ２４で固定さ
れ回転するリンク２３がアーム２０を持上げすく
いプレート１９が上下に揺動する。すくいプレー
ト１９ですくい上げられたねじ１０はすくいプレ
ート１９が上昇点まで上がるとシユート１上にす
べり落ちる。しかしすくいプレート１９の案内溝
にねじ１０が複数個入り上昇点まで上つていつた
場合、上昇点で止まる時間はほんの一瞬であるの
でシユート１上へすべり落ちないねじが出る事が
ありねじの供給効率が悪いという欠点があつた。

〔考案の目的〕

本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、ねじ供給効率を増大させることである。

〔考案の概要〕

本考案は、すくいプレートを上昇点で一時静止
させればねじをシユート上へ落下させる効率が良
くなる事に着目し、カムの形状及びカムとアーム
の関係を工夫したものである。

〔考案の実施例〕

第２図に本考案の実施例を示す。

第２図でアーム２０にボルト１７でカム１６が
取り付けてある。電動モートル２２が回転すると
リンク２３を介してアーム２０が押し上げられ続
けるとその結果すくいプレート１９が上昇点に達
する。この後リンク２３はカム１６のＲ面に沿つ
て回動する。カム１６のＲ面は電動モートル２２
の中心からリンク２３の外側の径までを半径とし
た円と一致するようになつているためリンク２３
がカム１６のＲ面に沿つて回動する間はすくいプ
レート１９は上昇点で静止する事になる。このた
めすくいプレート１９の半径方向案内溝上縁に入
つた複数個のねじ１０はシユート１へすべて落下
しねじ供給効率の増大になる。

〔考案の効果〕

このように本考案によれば、電動モートルの中
心からリンクの外側の径までを半径とした円と一
致するＲ面を持つたカムを取り付け、すくいプレ
ートを上昇点で一時静止させるようにしたので、
すくいプレートですくわれた複数個のねじはすべ
てシユート上へ落下し、ねじの供給効率を高める
事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は部品供給装置の側面図、第２図は電動
モートル、リンク及びアームに取り付けたカムの
側面図、第３図はカムの側面図、第４図はカムの
正面図、第５図はカムの上面図である。 図において、１はシユート、２はホツパ、３は
半月板、４はスタンドベース、５はコラム、６は
コラムホルダ、７はトツプアジヤスタ、８はプレ
ート、９はねじ、１０はねじ、１１は分離装置、
１２はピン、１３はエアシリンダ、１４はブラケ
ツト、１５はねじ、１６はカム、１７はボルト、
１８はリンクＡ、１９はすくいプレート、２０は
アーム、２１はねじ、２２は電動モートル、２３
はリンク、２４はボルトである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 部品を貯蔵するホツパ、該ホツパ内で上下に揺
   動する半径方向案内溝上縁を有するすくいプレー
   ト、該すくいプレートが固定され水平軸まわりに
   回動可能なアーム、該アームに所定の回転角のみ
   接し、電動モートルにより回転するリンクから成
   る部品供給装置において、前記リンクの回転中心
   と外周との交点がリンク回転時に描く軌跡と同一
   の形状を有するカムを、前記すくいプレートの半
   径方向案内溝上線が最上端に達した後、一定時間
   静止する様、前記アームと前記リンクの接触面上
   に取り付けて成る部品供給装置。