JPH10225241A - 自動給水装置 - Google Patents

自動給水装置

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JPH10225241A
JPH10225241A JP9047047A JP4704797A JPH10225241A JP H10225241 A JPH10225241 A JP H10225241A JP 9047047 A JP9047047 A JP 9047047A JP 4704797 A JP4704797 A JP 4704797A JP H10225241 A JPH10225241 A JP H10225241A
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JP
Japan
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water supply
water
amount
opening
power storage
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JP9047047A
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Toru Aoyama
徹 青山
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/12Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries using renewable energies, e.g. solar water pumping

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気象状態に応じて、給水源の水を無駄使いす
ることなく、給水を過不足なく行うことができ、かつ運
転中の給水動作を監視し、異常を報知することができる
自動給水装置を提供する。 【解決手段】 自動給水装置1は、給水源3と、給水源
3から延び、給水対象Pの近傍で開口し、この開口2a
を介して給水源3からの水を供給可能な給水管2と、給
水源3と開口2aの間で、給水管2を開閉する電動弁V
1,V2と、気象状態を表す所定のパラメータを検出す
る検出装置5,6,7と、検出装置5,6,7が検出し
たパラメータに応じて、電動弁V1,V2の開閉動作を
制御する制御装置4と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外に配置された
観賞用植物などの給水対象に対して給水を自動的に行う
自動給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動給水装置では、貯水
または水道水を給水源として、例えば電磁弁とタイマを
用いた電気的な制御により、観賞用植物などに対し、タ
イマで設定した時間間隔で給水を行っている。このよう
に、自動給水装置は、人手を必要とせず、自動的に給水
を行うことができるので、スプリンクラーなど様々な用
途に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動給水装
置では、給水対象が屋外にあり、雨天時には雨水が充分
に供給され、給水が不要になる場合がある。しかしなが
ら、この自動給水装置では、タイマが一旦、設定される
と、気象状態にかかわらず、設定された時間間隔で必ず
給水対象に対し給水してしまうので、必要以上に給水
し、結果として給水源の水を無駄遣いしてしまうことが
ある。また、人手を必要とせず、給水が自動的に行われ
るので、装置の運転が無人状態で行われることが多く、
例えば給水管が途中で破損していたり、給水源の元栓が
閉められていたりした場合には、タイマや電磁弁が正常
に動作していても、実際には給水が行われていないこと
がある。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、気象状態に応じて、給水源の水を無駄使い
することなく、給水を過不足なく行うことができ、かつ
運転中の給水動作を監視し、異常を報知することができ
る自動給水装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動給水装置
は、給水源と、給水源から延び、給水対象の近傍で開口
し、この開口を介して給水源からの水を供給可能な給水
管と、給水源と開口の間で、給水管を開閉する電動弁
と、気象状態を表す所定のパラメータを検出する検出装
置と、検出装置が検出したパラメータに応じて、電動弁
の開閉動作を制御する制御装置と、を備える。
【0006】この自動給水装置によれば、検出装置が気
象状態を表す所定のパラメータを検出し、制御装置が、
この検出したパラメータに応じて、電動弁の開閉動作、
すなわち開閉さらには開度を制御するので、給水対象に
給水される給水量が、気象状態に応じて自動的に制御さ
れる。これにより、給水対象に対し、給水源の水を無駄
使いすることなく、その必要性に応じて、給水量を変更
し、きめ細かな給水制御を行うことができる。
【0007】上記において、検出装置は、ソーラーセル
と、ソーラーセルが太陽光のエネルギーにより発生した
起電力を蓄える蓄電池とを備え、蓄電池が蓄えた蓄電力
量をパラメータとして検出し、制御装置は、検出装置が
検出した蓄電力量が、所定蓄電力量以上のときは、電動
弁を開き、所定蓄電力量未満のときは、電動弁を閉じる
ことが好ましい。
【0008】この自動給水装置によれば、太陽が出てい
るときには、ソーラーセルが太陽光のエネルギーに応じ
て起電力を発生し、この起電力が蓄電池に蓄えられる。
このように、蓄電池に蓄えられた起電力の量(蓄電力
量)は、太陽光のエネルギー、すなわちそれまでの天候
を反映する。そして、制御装置は、検出装置が検出した
蓄電池の蓄電力量が、所定蓄電力量以上のときは、電動
弁を開き、所定蓄電力量未満のときは、電動弁を閉じ
る。したがって、給水が不要になるほどの、例えば雨天
時に相当する蓄電力量を所定蓄電力量として予め設定す
れば、給水が不要な雨天の場合には、電動弁が閉じられ
るので、無駄な給水が行われず、逆に、雨天時ではな
く、給水が必要になる場合には、電動弁が開かれ、給水
が行われる。このように、太陽光のエネルギーを起因と
する蓄電力量に応じて、給水の実施・中止を自動的に切
り換えることができる。
【0009】また、上記において、パラメータは、降雨
量であり、制御装置は、検出装置が検出した降雨量が、
所定降雨量以上のときは、電動弁を閉じ、所定降雨量未
満のときは、電動弁を開くことが好ましい。
【0010】この自動給水装置によれば、検出装置が降
雨量を検出し、制御装置は、この検出装置が検出した降
雨量が、所定降雨量以上のときは、電動弁を閉じ、所定
降雨量未満のときは、電動弁を開く。これにより、例え
ば給水が不要になるほどの降雨量を所定降雨量として予
め設定すれば、降雨量が所定降雨量以上のときには、電
動弁が閉じられるので、無駄な給水が行われず、逆に、
降雨量が所定降雨量未満のときには、必要な給水が行わ
れる。このように、降雨量に応じて、給水の実施・中止
を自動的に切り換えることができる。
【0011】さらに、上記において、電動弁と開口の間
において、給水管内の水の有無を検出する水検出装置
と、警報を発生する警報装置と、をさらに備え、制御装
置は、水検出装置の検出信号に基づき、電動弁が開いて
いる場合に、給水管内に水がないことを検出したときに
は、警報装置を駆動することが好ましい。
【0012】この自動給水装置によれば、制御装置は、
電動弁と開口の間に設けられた水検出装置からの検出信
号により、電動弁が開いている場合に、給水管内に水が
ないことを検出したとき、警報装置を駆動して警報を発
生させる。これにより、制御装置や電動弁が正常に作動
していても、給水管の破損や元栓の閉めっぱなしなどに
より、給水対象に水が送られない事態が発生した場合、
自動的に警報が出るので、例えば警報装置を遠隔地の管
理者の側に配置することにより、装置の異常を遠隔地に
報知することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の第1実施形態に係る自動給水装置について説明
する。図1は、自動給水装置1の概略構成を示す模式図
である。同図に示すように、この自動給水装置1では、
給水管2の一端(図中の右端)が給水源としての給水タ
ンク3に連結され、他端部が、観賞用植物(給水対象)
まで延び、開口している。この給水タンク3内に貯えら
れた水は、その水頭圧により給水管2を通って開口2a
から放水可能に構成されている。この開口2aは、多数
の小孔を有するシャワー口として形成されており、放水
時に水を植物Pに対し噴霧することができるようになっ
ている。
【0014】また、給水管2の途中には、第1電磁弁V
1および第2電磁弁V2が設けられており、この2つの
電磁弁V1,V2は、後述するように、制御装置4によ
り駆動され、給水管2を自動的に開閉する。さらに、給
水管2の給水タンク3近傍には、元栓としての手動弁V
3が設けられており、この手動弁V3は通常開かれ、給
水タンク3内の掃除などのメンテナンス時に、閉められ
る。
【0015】また、図1および図2に示すように、制御
装置4は、CPU4a、RAM4bおよびROM4cを
備えたマイクロコンピュータであり、後述するように、
蓄電力量検出装置5からの検出信号に応じ、各電磁弁V
1,V2を開閉して、植物Pに対する給水動作を制御す
る。この蓄電力量検出装置5には、蓄電池6が接続され
ており、蓄電池6は、太陽Sからの太陽光SLのエネル
ギーにより、ソーラーセル7が発生した起電力を蓄える
ものである。蓄電力量検出装置5は、この蓄電池6内に
蓄えられた蓄電力量W(ワット)を常時検出しており、
蓄電池6が検出開始時点から現時点までに蓄えた蓄電力
量Wを検出信号として制御装置4に送るようになってい
る。これらの蓄電力量検出装置5、蓄電池6およびソー
ラーセル7は、気象状態を表す所定のパラメータとして
の蓄電力量Wを検出する検出装置を構成し、制御装置4
は、気象状態に応じて蓄電池6内に蓄えられる蓄電力量
Wが変化することを利用して、後述する制御動作を実行
する。
【0016】このように構成された自動給水装置1の制
御装置4の制御動作について、図3に示すフローチャー
トと、図4に示すタイミングチャートを参照しながら説
明する。図3のフローチャートに示す制御動作は、制御
装置4のROM4c内に格納されたプログラムに基づ
き、後述する所定タイミングで実行されるものであり、
同図に示すように、まず、ステップS1において、RA
M4bおよび図示しないレジスタ内を初期化する。
【0017】次に、今まで蓄電池6内に蓄えられた蓄電
力量Wを、蓄電力量検出装置5から入力された検出信号
により検出し、この検出値Wが、所定値Wa(所定蓄電
力量)以上か否かを判定する。(ステップS2〜S
3)。この所定値Waは、植物Pに対する給水の要・不
要を決定するしきい値として設定されており、すなわ
ち、蓄電力量Wが、この所定値Wa以上の場合は、例え
ば晴天時で給水が必要になり、所定値Wa未満の場合
は、例えば降雨時で、給水が不要となるような値に設定
されている。この判定結果がYESのとき、すなわち検
出値Wが所定値Wa以上のときは、給水が必要な気象状
態であるとして、2つの電磁弁V1,V2を開き、植物
Pに対する給水を実施する(ステップS4)。この後、
ステップS6において、蓄電池6内の蓄電力量Wをリセ
ット(W←0)し、ステップS2に戻る。
【0018】また、ステップS3の判定結果がNOのと
き、すなわち検出値Wが所定値Wa未満のときは、給水
が不要な気象状態であるとして、第2電磁弁V2を閉じ
たままで、給水を中止し(ステップS5)、ステップS
6において、蓄電力量検出装置5内の検出値Wをリセッ
ト(W←0)し、ステップS2に戻る。
【0019】上述した制御動作は、図4に示すタイミン
グで実行される。図中、制御装置4内のプログラムタイ
マであるタイマT1,T2の信号が「H」レベルのとき
には、タイマT1,T2がそれぞれ作動中である状態を
示し、電磁弁V1,V2の信号が「H」レベルのときに
は、電磁弁V1,V2がそれぞれ励磁され、開いた状態
を示している。また、蓄電力量検出装置5の信号が
「H」レベルのときには、検出値Wが所定値Wa以上で
あることを示している。
【0020】同図に示すように、まず、タイマT2の設
定により、所定時刻t0に、蓄電池6がそれまで蓄えた
蓄電力量Wを、蓄電力量検出装置5により検出する。こ
れと同時に、蓄電池6は、その蓄電力量Wをゼロにリセ
ットされた後、起電力を蓄える動作を再開する。次に、
制御装置4が、蓄電力量の検出値Wが所定値Wa以上か
否かを判定する。この例では、蓄電力量の検出値Wが所
定値Wa以上なので、別のタイマT1の設定により、所
定時刻t1に2つの電磁弁V1,V2を開き、この開い
た状態を時刻t1から時刻t2まで継続することによ
り、給水を実施する。この後、24時間後の時刻t0’
に、蓄電池6が内部に蓄えた蓄電力量Wを蓄電力量検出
装置5により再度、検出した後、その値をゼロにリセッ
トする。次に、制御装置4は、蓄電力量Wの判定結果
(この場合は、蓄電力量の検出値Wが所定値Wa未満)
に基づき、時刻t1’において、第1電磁弁V1のみを
時刻t2’まで開き、第2電磁弁V2を閉じたままにす
ることにより、給水を中止する。続いて、同様の動作を
24時間毎に繰り返し実施する。図中の時刻t0”で
は、検出された蓄電力量の検出値Wが所定値Wa以上な
ので、2つの電磁弁V1,V2を時刻t1”から時刻t
2”まで開くことにより、給水を実施している。
【0021】このように、本実施形態に係る自動給水装
置1では、24時間の間に蓄電池6内に蓄えられた蓄電
力量Wを、蓄電力量検出装置5により検出し、この蓄電
力量Wが所定値Wa以上のときは、給水が必要な気象状
態と想定して給水を実施し、所定値Wa未満のときは、
給水が不要な気象状態と想定して給水を中止する。この
ように、太陽光SLのエネルギーを起因とする蓄電力量
Wに応じて、給水の実施・中止を自動的に切り換えるこ
とができるので、給水タンク3内の水(給水源)を無駄
使いすることなく、給水を実施することができる。
【0022】なお、本実施形態において、制御動作を図
5に示すフローチャートのように実行してもよい。この
制御動作では、初期化時に、蓄電力量Wの初期値をW0
とし(ステップS11)、24時間後の検出値W1と初
期値W0との差「W1−W0」、すなわち24時間の間
に、蓄電池6に実際に蓄えられた蓄電力量Wr=W1−
W0が、所定値Wb(所定蓄電力量)以上か否かを判定
することにより、給水の実施・中止を決定している(ス
テップS12〜S16)。この後、初期値Woを検出値
W1に置き換え(ステップS17)、ステップS12に
戻り、次回の蓄電力量Wの検出を開始する。このよう
に、図5に示す制御動作においても、上記実施形態と同
様に、太陽光SLのエネルギーを起因とする蓄電力量W
に応じて、給水の実施・中止を自動的に切り換えること
ができる。
【0023】次に、第2実施形態に係る自動給水装置に
ついて、図6〜図10を参照しながら、説明する。な
お、上記第1実施形態と同一の構成については、同符号
を付す。本実施形態の自動給水装置1は、上記第1実施
形態が、太陽光SLのエネルギーにより24時間の間に
蓄電池6内に蓄えられた蓄電力量Wに応じて、給水の実
施・中止を切り換えるようにしたものであるのに対し
て、24時間の間の降雨量に応じて、給水の実施・中止
を切り換えるようにしたものである。
【0024】この自動給水装置1は、図6に示すよう
に、第1実施形態の蓄電力量検出装置5、蓄電池6およ
びソーラーセル7の代わりに、降雨量検出装置(検出装
置)8を備えている。この降雨量検出装置8は、図7に
示すように、タンク8aと、このタンク8aの天板部に
設けられた雨水入口8eを開閉する自動弁8bと、この
タンク8aの底板部に設けられた排水口8fを開閉する
自動弁8cと、タンク8aの側板部内面の所定高さ位置
に取り付けられた降雨量検出センサ8dと、を備えてい
る。
【0025】この降雨量検出装置8では、図7(a)に
示すように、降雨量の検出時、制御装置4により、自動
弁8bが開かれ、自動弁8cが閉じられることにより、
雨水入口8eから雨水Rがタンク8a内に貯えられる。
そして、この貯えられた雨水Rの量、すなわち降雨量F
が所定値(所定降雨量)Fa以上の場合(図7(a)に
示す場合)、降雨量検出センサ8dがオン状態になって
検出信号を制御装置4側に出力し、所定値Fa未満のと
きはオフ状態のままで、検出信号を制御装置4側に出力
しないように構成されている。また、制御装置4は、後
述するように、降雨量Fの検出後、降雨量検出装置8を
リセットするため、すなわち降雨量検出を再開可能な状
態に復帰させるため、図7(b)に示すように、自動弁
8bを閉じて雨水Rがタンク8a内に入るのを阻止する
と共に、自動弁8cを開き、タンク8a内の雨水Rを排
水口8fから排水する。この後、タンク8a内の雨水R
が完全に排水された後で、自動弁8cを閉じ、自動弁8
bを開くことにより、降雨量検出装置8は、降雨量Fを
検出可能な状態に復帰する。
【0026】また、図6に示すように、給水管2には、
第1電磁弁V1と開口2aの間に、水検出センサ9が設
けられており、この水検出センサ9は、第1電磁弁V1
と開口2aの間における給水管2内の水の有無を検出
し、水がある場合は、その水検出信号を制御装置4側に
出力し(水検出信号がオン)、水がない場合は、水検出
信号を出力しない(水検出信号がオフ)。制御装置4
は、第1電磁弁V1が開いている場合で、この水検出セ
ンサ9からの水検出信号がオフのときは、自動給水装置
1が異常と判断する。例えば給水管2が途中で破損して
いたり、給水タンク3の元栓V3が閉められていたりし
て、水検出信号がオフの場合には、警報装置10を駆動
し、警報を発生させる。この警報装置10を遠隔地の管
理者の側に配置しておけば、自動給水装置1の異常を、
遠隔地に報知できる。
【0027】このように構成された自動給水装置1の制
御動作について、図9に示すフローチャートと、図10
に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。両
図において、上記第1実施形態と同様の構成について
は、説明を省略する。図9に示すように、この自動給水
装置1では、降雨量検出装置8からの検出信号のオン/
オフに基づき、降雨量Fが所定値Fa以上か否かを判定
し、給水の実施・中止を決定する(ステップS21〜S
24)。この所定値Faは、植物Pに対する給水の要・
不要を決定するしきい値として設定されており、降雨量
Fが、この所定値Fa以上のときは、例えば雨天時で給
水が不要であり、所定値Wa未満のときは、例えば晴天
時で、給水が必要となるような値に設定されている。ま
た、ステップS25のリセット動作として、自動弁8b
を閉じ、自動弁8cを開くことにより、降雨量検出装置
8内に貯えられた雨水Rを排水口8fから排水する。こ
の排水が完了した後、ステップS21に戻り、自動弁8
bを開き、自動弁8cを閉じることにより、降雨量検出
装置8を、図7(a)に示すような、降雨量を検出可能
な状態に復帰させる。
【0028】このような制御動作は、図10に示すタイ
ミングで実行される。図中、自動弁8b,8cの信号が
「H」レベルのときには、自動弁8b,8cが駆動さ
れ、開いている状態をそれぞれ示し、降雨量検出センサ
8dの検出信号が「H」レベルのときには、「オン」状
態で、降雨量Fが所定値Fa以上であることを示してい
る。
【0029】同図に示すように、まず、タイマT2の設
定により、制御装置4は、所定時刻t0に降雨量検出セ
ンサ8dからの検出信号のオン/オフを判定する(図の
例では、オフ)。これと同時に、自動弁8bを閉じ、自
動弁8cを開くことにより、タンク8a内に貯えた雨水
Rを排水する。この排水動作を時刻t3まで行うことに
より、タンク8a内が空になるので、その時点で自動弁
8bを開き、自動弁8cを閉じることにより、降雨量検
出装置8を降雨量Fを検出可能な状態に復帰させる。次
に、制御装置4は、降雨量検出センサ8dの検出信号が
オフなので、タイマT1の設定により、所定時刻t1に
第1電磁弁V1を開き、この状態を時刻t1から時刻t
2まで継続することにより、給水を実施する。同様の動
作を24時間後の時刻t0’に、実行する。この例で
は、時刻t0’に、降雨量検出センサ8dからの検出信
号がオンなので、給水が不要になり、第1電磁弁V1を
閉じたままにする。同様の動作を24時間毎に繰り返し
実施する。この例では、次の時刻t0”に、降雨量検出
センサ8dの検出信号がオフなので、給水を実施してい
る。
【0030】以上のように、本実施形態に係る自動給水
装置1では、24時間の間にタンク8a内に貯えられた
雨水Rの量、すなわち降雨量Fが所定値Fa以上のとき
は、給水が不要な気象状態であるとして給水を中止し、
所定値Fa未満のときは、給水が必要な気象状態である
として給水を実施する。このように、降雨量Fに応じ
て、給水の実施・中止を自動的に切り換えることができ
るので、給水タンク3内の水を無駄使いすることなく、
給水を実施することができる。また、第1電磁弁V1が
開いている場合に、水検出センサ9からの水検出信号が
検出されなかったときは、制御装置4は自動給水装置1
が異常と判断して、警報装置10を駆動し、警報を発生
させるようになっているので、自動給水装置1の異常を
遠隔地に報知できる。
【0031】なお、上記第1実施形態において、この水
検出センサ9を、給水管2の第2電磁弁V2と開口2a
の間に設け、警報装置10を制御装置4に接続すること
により、第2電磁弁V2が開いているときに、水検出セ
ンサ9からの水検出信号が検出されなかった場合、異常
と判断して、警報装置10を駆動し、警報を発生させる
ようにしてもよい。
【0032】なお、上記実施形態においては、降雨量ま
たは蓄電力量が所定値以上か否かに応じて、電磁弁を開
閉させ、給水の実施・中止を制御したが、これに限ら
ず、降雨量または蓄電力量に比例させて電磁弁を開く時
間を変化させることにより、給水量を変化させるように
制御(比例制御)してもよい。このようにすれば、給水
動作を、よりきめ細かく制御することができる。また、
オン/オフ式の電磁弁に代えて、開度調整が可能なモー
タ弁などを用いることにより、モータ弁の開度を降雨量
または蓄電力量に比例するように制御することで、給水
量を制御してもよい。タイマは、プログラムタイマでな
くとも、メカニカルタイマでもよい。さらに、降水量や
蓄電力量を測定する時間間隔は、24時間でなくとも、
降水量や蓄電力量を測定することが可能な時間間隔であ
ればよい。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動給水装置に
よれば、気象状態に応じて、給水源の水を無駄遣いする
ことなく、給水を過不足なく行うことができる。加え
て、運転中の給水動作を監視し、装置の異常を報知する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動給水装置の概
略構成を示す模式図である。
【図2】自動給水装置のブロック図である。
【図3】自動給水装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図4】自動給水装置の制御動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図5】自動給水装置の別の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係る自動給水装置の概
略構成を示す模式図である。
【図7】降雨量検出装置の概略構成を示す模式図であ
る。
【図8】第2実施形態の自動給水装置のブロック図であ
る。
【図9】自動給水装置の制御動作を示すフローチャート
である。
【図10】自動給水装置の制御動作を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 自動給水装置 2 給水管 3 給水タンク(給水源) 4 制御装置 5 蓄電力量検出装置(検出装置) 6 蓄電池(検出装置) 7 ソーラーセル(検出装置) 8 降雨量検出装置(検出装置) 9 水検出センサ(水検出装置) 10 警報装置 V1 第1電磁弁(電動弁) V2 第2電磁弁(電動弁) W 蓄電力量 Wa 所定値(所定蓄電力量) F 降雨量 Fa 所定値(所定降雨量)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源と、 当該給水源から延び、給水対象の近傍で開口し、この開
    口を介して当該給水源からの水を供給可能な給水管と、 前記給水源と前記開口の間で、前記給水管を開閉する電
    動弁と、 気象状態を表す所定のパラメータを検出する検出装置
    と、 当該検出装置が検出した前記パラメータに応じて、前記
    電動弁の開閉動作を制御する制御装置と、 を備えることを特徴とする自動給水装置。
  2. 【請求項2】 前記検出装置は、ソーラーセルと、当該
    ソーラーセルが太陽光のエネルギーにより発生した起電
    力を蓄える蓄電池とを備え、当該蓄電池が蓄えた蓄電力
    量を前記パラメータとして検出し、 前記制御装置は、当該検出装置が検出した前記蓄電力量
    が、所定蓄電力量以上のときは、前記電動弁を開き、当
    該所定蓄電力量未満のときは、前記電動弁を閉じること
    を特徴とする請求項1記載の自動給水装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータは、降雨量であり、 前記制御装置は、前記検出装置が検出した前記降雨量
    が、所定降雨量以上のときは、前記電動弁を閉じ、当該
    所定降雨量未満のときは、前記電動弁を開くことを特徴
    とする請求項1記載の自動給水装置。
  4. 【請求項4】 前記電動弁と前記開口の間において、前
    記給水管内の水の有無を検出する水検出装置と、 警報を発生する警報装置と、 をさらに備え、 前記制御装置は、前記水検出装置の検出信号に基づき、
    前記電動弁が開いている場合に、前記給水管内に水がな
    いことを検出したときには、前記警報装置を駆動するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自動
    給水装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000336966A (ja) * 1999-06-01 2000-12-05 Yuuken Kogyo Kk 植栽型自走式立体駐車場
JP2010041921A (ja) * 2008-08-08 2010-02-25 Toho Leo Co 灌水監視方法、灌水監視システム及び灌水監視装置
KR101129701B1 (ko) 2009-04-02 2012-03-28 조흥열 조경시스템의 급수장치 및 그 방법
US8646205B2 (en) 2009-01-15 2014-02-11 Heung-Yeul Cho Fabricated cultivation box and fabricated landscape architecture system

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