JPH10224642A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10224642A
JPH10224642A JP3995097A JP3995097A JPH10224642A JP H10224642 A JPH10224642 A JP H10224642A JP 3995097 A JP3995097 A JP 3995097A JP 3995097 A JP3995097 A JP 3995097A JP H10224642 A JPH10224642 A JP H10224642A
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JP
Japan
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JP3995097A
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Takashi Sato
敬 佐藤
Mamoru Maeda
護 前田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機密原稿の複写により画像形成された機密画
像の送付先への送付の過程での機密の漏洩を完全に防止
可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】機密原稿の発送側では、スキャナ部1での
機密原稿の読取りデータが、暗号・復号化部3でライン
毎にFIFO処理とLIFO処理が交互に繰り返され、
さらに、ライン毎の画素レベルの変化点が検出され、該
画素レベルのみが“1”に設定された暗号画像が書込部
7で画像形成され、受取り側では、暗号・復号化部3
で、暗号画像の読取りデータがライン毎にFIFO処理
とLIFO処理が交互に繰り返され、さらに変化点を基
準にして、有効画像領域の画素レベルが反転されて暗号
画像が復号され、書込部7で元機密原稿の画像が再生さ
れ、送信元から暗号化された解読不能の機密原稿が発送
され、受取り側で復号して初めて元機密画像が再生さ
れ、発送元から受取り側までの発送過程での機密保持を
完全に行なうことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像の画像形
成を行なう通常モード、原稿画像から暗号画像を形成す
る暗号化モード、暗号画像から原稿画を復号形成する復
号化モードを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近代の情報化社会においては、機密情報
を第三者に知られないように、目的とする相手に伝達す
ることが要求され、画像形成装置の分野でも、ファクシ
ミリにおいては、原稿文書を暗号化して送信し、予め送
信側と受信側間で設定した解読キーの一致により、復号
した原稿文書を受信可能にし、盗聴されても解読不能と
した機密通信方式が利用されている。複写機においても
機密情報を含む複写文書を複写した場合に、機密情報を
第三者に知られないように、目的とする相手に伝達する
ことが必要なことがあるが、現状では、機密複写文書を
機密扱いとして書留郵便で郵送するか、機密扱いの宅急
便として発送する方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】複写機で複写した機密
原稿の特定相手への前述したような現在の伝達の方法で
は、機密複写文書の特定相手への送付の過程において、
事故が発生して機密複写文書が第三者の手に渡ることも
皆無とは言えず、機密保持を完全に実現することができ
ない。
【0004】本発明は、前述したような画像形成装置で
の機密原稿の複写により画像形成された機密画像の特定
相手への送付の過程での機密の漏洩を完全に防止するこ
とが可能な画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、スキャナによる原稿画像の
読取りデータに基づき、通常の画像形成を行なう通常モ
ード、前記読取りデータを暗号化し、原稿の元画像に対
する暗号画像の画像形成を行なう暗号化モード、及び前
記スキャナによる暗号画像の読取りデータを復号化し、
前記暗号画像の元画像を再生する復号化モードを備えた
画像形成装置であり、前記暗号化モードを実行する暗号
化処理部には、前記原稿画像の読取りデータに対して、
ライン毎にFIFO処理とLIFO処理とを交互に繰り
返し、2値化された第1の暗号画像信号を出力する第1
の暗号化手段と、前記第1の暗号画像信号のライン毎の
画素レベルの変化点に基づき、第2の暗号画像信号を出
力する第2の暗号化手段とが設けられ、前記復号化モー
ドを実行する復号化処理部には、前記暗号画像の読取り
データに対して、ライン毎にLIFO処理とFIFO処
理とを交互に繰り返す第1の復号化手段と、該第1の復
号手段の出力信号に対して、ライン毎に変化点を基準に
して、画素の信号レベルを反転する第2の復号化手段と
が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明に対して、前記原
稿画像が単色画像であると、前記暗号化処理部からの出
力信号をイェローカラーで出力させる出力制御手段が設
けられていることを特徴とするものである。
【0007】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項2記載の発明に対して、前記暗
号化処理部からの出力信号に同期して、黒色のダミー画
像信号を出力するダミー信号出力手段が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、請求項2記載の発明に対して、前記通
常モードでの画像形成時に、読取りカラーデータがイェ
ローデータのみであると、前記復号化処理部に復号化処
理を行なわせる処理制御手段が設けられていることを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態
を、図1ないし図4を参照して説明する。図1は本実施
の形態の全体構成を示すブロック図、図2は図1の暗号
・復号化部の構成を示すブロック図、図3は本実施の形
態のFIFO処理及びLIFO処理を示す説明図、図4
は本実施の形態の暗号化処理の説明図である。
【0010】本実施の形態では、図1に示すような構成
の画像形成装置Aが、原稿の画像形成を行い複写原稿の
送付を行なう送付元と、送付元からの複写原稿が送付さ
れる送付先とにそれぞれ配設されており、この画像形成
装置Aは、スキャナ部1による原稿画像の読取りデータ
に基づき、書込部7で通常の画像形成を行なう通常モー
ド、スキャナ部1での読取りデータを、暗号・復号化部
3で暗号化し、書込部7で暗号画像の画像形成を行なう
暗号化モード、及びスキャナ部1による暗号画像の読取
りデータを、暗号・復号化部3で復号化し、書込部7で
暗号画像の元画像を再生する復号化モードを備えてい
る。
【0011】この画像形成装置Aは、全体の制御を行な
うメイン制御部6に、ユーザによりモード設定が行なわ
れるモード設定部4、原稿の画像を読み取るスキャナ部
1、及びスキャナ部1に接続され、スキャナ部1から出
力されるR、G、Bデータに空間フィルタ処理を施し、
R、G、Bの輝度データのY、M、Cの濃度データへの
変換を行なう色補正部2が接続されている。
【0012】同様に、メイン制御部6に、機密原稿に対
する色補正部2からの出力信号を暗号化し、また、暗号
画像に対する色補正部2からの出力信号を復号化する暗
号・復号化部3、及び暗号・復号化部3に接続され、書
込部7のγ制御やディザ処理などの階調処理を行なう階
調処理部5が接続され、階調処理部5には原稿画像が暗
号化された暗号画像や、暗号画像が復号化された原稿画
像の書込を行なう書込部7が接続されている。
【0013】暗号・復号化部3は、図2に示すように、
入力端子tに入力される読取りデータに所定のレベルで
2値化を行なう2値化処理回路8が接続され、2値化処
理回路8の出力端子には、切換スイッチ素子21が設け
られ、切換スイッチ素子21の切換端子t3にはFIF
O処理回路10が、切換端子t4にはLIFO処理回路
12が接続され、FIFO処理回路10及びLIFO処
理回路12の出力端子には、読取りデータの信号レベル
の変化点を検出し、所定の処理を施す変化点処理回路1
4が接続されている。
【0014】また、変化点処理回路14の出力端子には
階調処理部5が接続され、階調処理部5には書込部7が
接続され、2値化処理回路8の出力端子と、階調処理部
5の入力端子間には、スイッチ素子24が接続されてい
る。
【0015】そして、変化点処理回路14の出力端子
に、画像の読取り時の有効画像領域のカラー画素数をカ
ウントするMC画素カウンタ15、及び画像読取り時の
イェロー画素長をカウントするY画素長カウンタ17が
接続されており、書込部7には、MC画素カウンタ1
5、Y画素長カウンタ17、及び単色原稿画像の暗号画
像をイェローカラーで画像形成する際に、重畳形成され
るダミーパターンのデータが格納される内部パターンR
OM16が接続されている。
【0016】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。通常の画像形成を行なう場合には、ユーザによ
って、モード設定部4から通常モードが設定され原稿が
セットされると、メイン制御部6の指令によって、暗号
・復号化部3において、切換スイッチ素子21がニュー
トラルにセットされ、スイッチ素子24がONにセット
される。そして、この状態から画像形成動作が開始さ
れ、スキャナ部1によって原稿画像が読み取られ、スキ
ャナ部1から出力されるR、G、Bデータに対して、色
補正部2によって、空間フィルタ処理が施され、R、
G、Bの輝度データのY、M、Cの濃度データへの変換
が行なわれる。
【0017】このようにして、色補正処理が施された色
補正部2からの出力信号は、入力端子tから暗号・復号
化部3に入力され、2値化処理回路8において、所定の
レベルで2値化が施され、ONとなっているスイッチ素
子24から階調処理部5に入力され、階調処理部5にお
いて、書込部7のγ制御やディザ処理などの階調処理が
行なわれ、このようにして階調処理された原稿画像の読
取りデータに基づいて、書込部7で用紙に対して原稿画
像の画像形成が行なわれる。
【0018】次に、機密原稿画像から暗号画像を画像形
成する場合には、ユーザによって、モード設定部4から
暗号化モードが設定され原稿がセットされると、メイン
制御部6の指令によって、暗号・復号化部3において、
スイッチ素子24がOFFにセットされ、切換スイッチ
素子21は、スキャナ部1の機密原稿のライン毎の読取
りに同期して、端子t3、t4間を切り換え駆動され
る。
【0019】そして、この状態から暗号画像形成動作が
開始され、スキャナ部1によつて機密原稿が読み取ら
れ、スキャナ部1から出力されるR、G、Bデータに対
して、色補正部2によって、空間フィルタ処理が施さ
れ、R、G、Bの輝度データのY、M、Cの濃度データ
への変換が行なわれる。
【0020】このようにして、色補正処理が施された色
補正部2からの出力信号は、暗号・復号化部3に入力さ
れ、スキャナ部1のライン毎の読取りに同期して切り換
わる切換スイッチ素子21によって、FIFO処理回路
10とLIFO処理回路12に交互に入力され、図3に
示すように、ラインデータ30がそのまま出力データ3
1となるFIFO処理(First In First
Out)と、ラインデータ30がミラー処理されて出
力データ32となるLIFO処理(LastIn Fi
rst Out)とが交互に繰り返して行なわれる。
【0021】このようにして、FIFO処理とLIFO
処理とが、ライン毎に交互に繰り返された機密原稿画像
の読取りデータは、次いで変化点処理回路14に入力さ
れ、変化点処理回路14では、ライン毎に“1”→
“0”または、“0”→“1”の変化点が検出され、変
化点で画素レベルを“1”とする変化点処理が施され
る。
【0022】このように、FIFO処理とLIFO処理
とがライン毎に繰り返され、ライン毎に変化点処理が施
された機密原稿画像の読取りデータは、階調処理部5で
書込部7のγ制御やディザ処理などの階調処理が行な
われ、このようにして階調処理された原稿画像の読取り
データに基づいて、書込部7で用紙に対して機密原稿画
像の暗号化画像が画像形成される。
【0023】例えば、偶数ラインの読取りデータに、F
IFO処理回路10でFIFO処理を施し、奇数ライン
の読取りデータに、LIFO処理回路12でにLIFO
処理を施し、変化点処理回路14で変化点処理を施す
と、図4(a)に示す機密原稿画像35に対して、偶数
ラインの暗号化画素36は同図(b)に示すようにな
り、奇数ラインの暗号化画素37は同図(c)に示すよ
うになる。従って、偶数ラインの暗号化画素36と奇数
ラインの暗号化画素37とが重畳された機密原稿画像の
暗号化画像38は、同図(d)に示すように画像形成さ
れる。
【0024】このようにして画像形成された機密原稿画
像35の暗号化画像38が、画像形成装置Aが配設され
ている発送元から特定の発送先に送付される。この場
合、送付の過程での事故によって、暗号化画像38が第
三者の手に渡っても、暗号化画像38から機密原稿画像
35を解読することはできず機密が保持される。
【0025】さらに、本実施の形態では、原稿画像が単
色である場合、ユーザによって、モード設定部4からイ
ェロー暗号化モードが設定され原稿がセットされると、
前述したようにして書込部7により用紙に画像形成され
る暗号化画像38は、イェローカラーのみで画像形成さ
れ、同時に、メイン制御部6の指令によって、内部パタ
ーンROM16に格納されているダミーパターンが読み
出され、用紙上にイェローカラーの暗号化画像に重畳し
て、黒色のダミーパターンが画像形成される。
【0026】このようにして得られる暗号化画像38部
分は、イェローカラーで描かれていて、眼で見ても用紙
には殆ど無印刷に見え、さらに、黒色のダミーパターン
がプリントされているので、第三者が見ても機密原稿に
は無関係の画像が印刷された用紙に見え機密保持がより
完全に行なわれる。
【0027】ここで、暗号化画像38の送付を受けた送
付先における画像形成装置Aによる暗号化画像38の復
号化動作について説明する。暗号化画像に画像形成され
た機密原稿を受け取ったユーザによって、モード設定部
4から復号化モードが設定され、暗号化画像がセットさ
れると、メイン制御部6の指令によって、暗号・復号化
部3において、スイッチ素子24がOFFにセットさ
れ、切換スイッチ素子21は、スキャナ部1のライン毎
の読取りに同期して端子t3、t4間に切り換え駆動さ
れる。
【0028】そして、この状態から暗号化画像の復号化
動作が開始され、スキャナ部1によつて暗号化画像が読
み取られ、スキャナ部1から出力されるR、G、Bデー
タに対して、色補正部2によって、空間フィルタ処理が
施され、R、G、Bの輝度データのY、M、Cの濃度デ
ータへの変換が行なわれる。
【0029】このようにして、色補正処理が施された色
補正部2からの出力信号は、暗号・復号化部3におい
て、スキャナ部1のライン毎に読取りに同期して切り換
わる切換スイッチ素子21によって、FIFO処理回路
10とLIFO処理回路12とに交互に入力され、ライ
ンデータがそのまま出力されるFIFO処理(Firs
t In First Out)と、ラインデータがミ
ラー処理されて出力されるLIFO処理(Last I
n First Out)とが交互に繰り返して行なわ
れる。
【0030】このようにして、FIFO処理とLIFO
処理とが、ライン毎に交互に繰り返された暗号画像の読
取りデータは、次いで変化点処理回路14に入力され、
変化点処理回路14では、変化点を基準にして、ライン
毎に“1”→“0”または、“0”→“1”の画素レベ
ルの反転処理が施される。
【0031】以上の復号化処理によって、例えば図4
(d)に示すような暗号化画像に対する偶数ラインの画
素読取りデータは同図(b)に示すようになり、同図
(c)に示す奇数ラインの画素読取りデータは、復号時
にはLIFO処理されて出力され、これらが重畳された
画素読取りデータに対して、画素反転処理が施されるの
で、暗号・復号化部3からは、同図(a)に示す元原稿
画像に対応する画素データが出力される。
【0032】この画素データに対して、階調処理部5で
書込部7のγ制御やディザ処理などの階調処理が行な
われ、階調処理された復号化画像の処理データに基づい
て、書込部7で用紙に対して復号された機密原稿画像の
画像形成が行なわれる。
【0033】また、本実施の形態では、通常モードでの
画像形成動作時の予備スキャン時に、メイン制御部6に
よって、MC画素カウンタ15のカウント値と、Y画素
長カウンタ17のカウント値とによって、読み取られる
画像が、YデータとBKデータのみであり、Yデータ数
が予め設定された所定数以下であることが検知される
と、読取り画像はイェロー暗号化モードでの暗号化画像
であると判定される。
【0034】そして、メイン制御部6の指令によつて、
通常モードが復号化モードに変更され、イェロー暗号化
モードで暗号化された暗号画像から、ダミーパターンが
判別除去され、イェローカラーで暗号化された画像が復
号化されて、元の機密原稿画像が、ユーザの操作を不要
にして自動的に画像形成される。この場合、読み取られ
る画像が、YデータとBKデータのみであっても、Yデ
ータ数が予め設定された所定数以下でないと、通常モー
ドでの画像形成動作が行なわれる。
【0035】このように、本実施の形態によると、機密
原稿の送付側では、機密原稿に対して、暗号・復号化部
3により、読み取りデータのライン毎にFIFO処理と
LIFO処理とが交互に繰り返され、さらに、画素の変
化点のみで画素レベルを“1”とする変化点処理が施さ
れ、解読不能の暗号化画像が書込部7によって画像形成
され、この暗号化画像が送付先に送付される。そして、
暗号化画像の送付を受けた送付先では、暗号・復号化部
3での復号化処理によって機密原稿の読取りデータを復
号し、書込部7により元機密原稿の画像が作成される。
このために、本実施の形態によると、送付過程での事故
により暗号化画像が第三者の手に渡ったとしても、機密
原稿の画像の解読は不能で、機密原稿の送付過程での機
密漏洩を完全に防止することが可能になる。
【0036】さらに、本実施の形態では、イェロー暗号
化モードでの暗号化画像の形成を行なうことにより、暗
号化画像部分はイェローカラーで形成されて、用紙の無
印刷の部分と殆ど区別がつかず、用紙からは黒色プリン
トされたダミーパターンのみが読み取られ、暗号化画像
を無関係な文書と受け取らせ、送付過程での漏洩防止を
さらに完全に行なうことが可能になる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、機密原稿
の発送元では、暗号化モードがセットされ、暗号化処理
部の第1の暗号化手段により、機密原稿の読取りデータ
に対して、ライン毎にFIFO処理とLIFO処理とが
交互に繰り返されて第1の暗号画像信号が得られ、第2
の暗号化手段により、第1の暗号画像信号のライン毎の
画素レベルの変化点に画素処理が施されて得られる第2
の暗号画像信号に基づき、機密原稿の暗号化画像がプリ
ントされ、該暗号化画像の送付先では、復号化モードが
セットされ、復号化処理部の第1の復号化手段により、
暗号化画像の読取りデータに対して、ライン毎にFIF
O処理とLIFO処理とが交互に繰り返され、第2の復
号化手段により、第1の復号手段の出力信号に対して、
ライン毎の変化点に基づき画素レベルが反転されて、機
密原稿が復元プリントされるので、発送元から送付先ま
での送付過程では、機密原稿は第三者には解読不能の暗
号化画像として移動し、機密原稿の漏洩防止を完全に行
なうことが可能になる。
【0038】請求項2記載の発明によると、請求項1記
載の発明で得られる効果に加えて、機密原稿の画像が単
色画像であると、出力制御手段によって、暗号化処理部
からの出力信号がイェローカラーで出力されるので、機
密原稿は視覚では識別できない状態で暗号化画像がプリ
ントされ、機密原稿を無印刷の書類に見せて、さらに機
密効果を高めることが可能になる。
【0039】請求項3記載の発明によると、請求項2記
載の発明において、機密原稿の暗号化画像が、視覚では
識別できない状態にプリントされた用紙に、ダミー画像
が重畳プリントされるので、機密原稿を無関係な印刷物
に見せてさらに機密効果を高めることが可能になる。
【0040】請求項4記載の発明によると、請求項2記
載の発明で得られる効果に加えて、通常モードでの画像
形成時に、読取りカラーデータがイェローデータのみで
あると、処理制御手段によって、復号化処理部が復号化
処理を行なうので、オペレータの負担なしに自動的に復
号化モードへの移行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の暗号・復号化部の構成を示すブロック図
である。
【図3】同実施の形態のFIFO処理及びLIFO処理
を示す説明図である。
【図4】同実施の形態の暗号化処理の説明図である。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 色補正部 3 暗号・復号化部 4 モード設定部 5 階調処理部 6 メイン制御部 7 書込部 10、12 FIFO処理回路 14 変化点処理回路 15 MC画素カウンタ 16 内部パターンROM 17 Y画素長カウンタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナによる原稿画像の読取りデータ
    に基づき、通常の画像形成を行なう通常モード、前記読
    取りデータを暗号化し、原稿の元画像に対する暗号画像
    の画像形成を行なう暗号化モード、及び前記スキャナに
    よる暗号画像の読取りデータを復号化し、前記暗号画像
    の元画像を再生する復号化モードを備えた画像形成装置
    であり、 前記暗号化モードを実行する暗号化処理部には、前記原
    稿画像の読取りデータに対して、ライン毎にFIFO処
    理とLIFO処理とを交互に繰り返し、2値化された第
    1の暗号画像信号を出力する第1の暗号化手段と、 前記第1の暗号画像信号のライン毎の画素レベルの変化
    点に基づき、第2の暗号画像信号を出力する第2の暗号
    化手段とが設けられ、 前記復号化モードを実行する復号化処理部には、前記暗
    号画像の読取りデータに対して、ライン毎にLIFO処
    理とFIFO処理とを交互に繰り返す第1の復号化手段
    と、 該第1の復号手段の出力信号に対して、ライン毎に変化
    点を基準にして、画素の信号レベルを反転する第2の復
    号化手段とが設けられていることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置に対して、
    前記原稿画像が単色画像であると、前記暗号化処理部か
    らの出力信号をイェローカラーで出力させる出力制御手
    段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置に対して、
    前記暗号化処理部からの出力信号に同期して、黒色のダ
    ミー画像信号を出力するダミー信号出力手段が設けられ
    ていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像形成装置に対して、
    前記通常モードでの画像形成時に、読取りカラーデータ
    がイェローデータのみであると、前記復号化処理部に復
    号化処理を行なわせる処理制御手段が設けられているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP3995097A 1997-02-08 1997-02-08 画像形成装置 Pending JPH10224642A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003244104A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Ntt Advanced Technology Corp 漏洩電磁波による情報再生の防止方法、及び情報機器

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JP2003244104A (ja) * 2002-02-21 2003-08-29 Ntt Advanced Technology Corp 漏洩電磁波による情報再生の防止方法、及び情報機器

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