JPH10224272A - エコー除去装置 - Google Patents

エコー除去装置

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Publication number
JPH10224272A
JPH10224272A JP3572197A JP3572197A JPH10224272A JP H10224272 A JPH10224272 A JP H10224272A JP 3572197 A JP3572197 A JP 3572197A JP 3572197 A JP3572197 A JP 3572197A JP H10224272 A JPH10224272 A JP H10224272A
Authority
JP
Japan
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echo
signal
transmission
back signal
voice signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3572197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ito
博之 伊藤
Toshiharu Oguchi
俊治 大口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3572197A priority Critical patent/JPH10224272A/ja
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコーバック信号に歪みが発生して、エコー
バック信号を除去することができない。 【解決手段】 送話側音声信号を加入者回線3に送信す
るときに発生するエコーバック信号を除去するエコー除
去装置10であって、エコーキャンセラ1より出力した
送話側音声信号を第1コーデック2通過後にアナログ変
換し、回線変換部4の手前で加入者回線3側に送出する
と同時に、送話側の方にも同位相の歪みの無い波形であ
るエコーバック信号を帰還し、第2コーデック6を通過
してデジタル変換されたエコーバック信号をエコーキャ
ンセラ1に入力することで、前記送話側音声信号に基づ
いて、このエコーバック信号を除去するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動体通信
にあって音声の送受話間での伝送制御に遅延が存在し
て、2線/4線変換部における送話側から送話側に回り
込むエコーを除去するエコー除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ信号による一般電話機同
士の通話では伝送遅延は殆ど存在しないために、伝送損
失の補正による帰還波形(エコー)をハイブリッド回路
で減衰し、この帰還波形(エコー)に歪みが発生してエ
コー除去が不可能となったとしても、このエコーと送話
音声とはほぼ同時に聞こえるので、ユーザーはエコーと
して認識することなく、このエコーによって違和感を受
けることはない。
【0003】だが、近年、移動体通信においては音声信
号をディジタル信号に変換し、無線チャンネルにて伝送
する方式が一般的となっている。
【0004】このようなディジタル伝送方式としては、
音声信号の効率の良いコーディングや多重化を採用して
いるために、移動体から中継局への伝送方向を“上り”
とし、中継局から移動体への伝送方向を“下り”とする
と、中継局内の“上り”及び“下り”の伝送制御によっ
て遅延時間が発生してしまう。
【0005】殊に伝送損失の補正やインピーダンスマッ
チングの影響を考慮しなくてはならない場合において
は、2線/4線変換部の不整合によって送話側の音声波
形が受話側である加入者回線に送出されると同時に、こ
の送話側音声波形が帰還波形(エコー)として送話側に
回り込んで、エコーバック信号が発生するといった事態
が生じる。
【0006】そこで、このような事態に対処すべく、移
動体の2線/4線変換部には帰還波形を減衰させるハイ
ブリッド回路の他に、この帰還波形を除去するエコーキ
ャンセラを有する、特開平5−90996号に開示され
たようなエコー除去装置がある。
【0007】このエコー除去装置によれば、伝送損失の
補正範囲が小さい場合には、ハイブリッド回路の性能に
応じて帰還波形を減衰するインピーダンスマッチング動
作を行った後、この帰還波形(エコー)をエコーキャン
セラにて除去するようにしたので、送話側のユーザーに
エコーバック信号による違和感を与えないようにしてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
エコー除去装置によれば、前述したデジタル伝送方式の
性質上、加入者回線に伝送損失が存在し、この伝送損失
の補正範囲が小さい場合にはハイブリッド回路の性能に
応じて帰還波形を減衰するインピーダンスマッチング動
作を行うことも可能である。
【0009】しかしながら、設置条件によって伝送損失
の影響が大きい場合、又は多数の加入者回線を収容する
交換機の場合には、ハイブリッド回路にて各回線毎にイ
ンピーダンスのマッチング動作を行わなければならず、
各回線毎にインピーダンスマッチング動作を行うことは
非常に困難であるといった問題点があった。
【0010】さらに、上記従来のエコー除去装置によれ
ば、伝送損失の補正範囲が大きい場合には、ハイブリッ
ド回路にて帰還波形を充分に減衰したとしても、同時
に、このハイブリッド回路によって帰還波形(エコー)
に歪みが発生してしまい、エコーキャンセラによってエ
コー除去を行うことができず、“上り”を送話する送話
側でエコーバック信号が発生し、送話側ユーザーにエコ
ーによる違和感を与えてしまうといった問題点があっ
た。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、インピーダンスマ
ッチング動作を行うことなく、エコーバック信号を確実
に除去することができるエコー除去装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のエコー除去装置は、送話側音声信号を受話側
回線に送信するときに発生するエコーバック信号を除去
するエコー除去装置であって、受話側回線送信前の送話
側音声信号を順次記憶する信号記憶手段と、この送話側
音声信号に係るエコーバック信号を検出する検出手段
と、この検出手段にてエコーバック信号を検出すると、
このエコーバック信号に係る送話側音声信号を前記信号
記憶手段から読み出し、この送話側音声信号に基づいて
エコーバック信号を除去する制御手段とを有するもので
ある。
【0013】従って、本発明のエコー除去装置によれ
ば、伝送損失の影響を大きく受けたとしても、インピー
ダンスマッチング動作を行う必要がなく、さらにはエコ
ーバック信号を確実に除去することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載のエ
コー除去装置は、送話側音声信号を受話側回線に送信す
るときに発生するエコーバック信号を除去するエコー除
去装置であって、受話側回線送信前の送話側音声信号を
順次記憶する信号記憶手段と、この送話側音声信号に係
るエコーバック信号を検出する検出手段と、この検出手
段にてエコーバック信号を検出すると、このエコーバッ
ク信号に係る送話側音声信号を前記信号記憶手段から読
み出し、この送話側音声信号に基づいてエコーバック信
号を除去する制御手段とを有することを特徴とする。
【0015】このエコー除去装置は、ハイブリッド回路
に依存することなく、例えば送話側音声信号を受話側回
線である加入者回線に送信するときに送話側に発生する
エコーバック信号を除去するエコーキャンセラに相当す
るものである。
【0016】前記信号記憶手段は、例えばエコーキャン
セラ内部のメモリに相当するものであり、前記送話側音
声信号のデータ又は波形パターン等を記憶するものであ
る。
【0017】前記検出手段及び制御手段は、エコーキャ
ンセラに相当するものである。
【0018】また、前記送話側音声信号に係るエコーバ
ック信号とは、この送話側音声信号を受話側回線に伝送
する際に送話側に回り込む信号に相当するものであり、
送話側音声信号とエコーバック信号とは歪みのない同位
相の関係にある。
【0019】以下、図面に基づいて本発明のエコー除去
装置を示す実施の形態について説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態に示すエコー除去装置内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0021】図1においてエコー除去装置10は、エコ
ーバック信号を除去するエコーキャンセラ1と、デジタ
ル変調された送話側音声信号をアナログ変換する第1コ
ーデック2と、この送話側アナログ音声信号を加入者回
線3に送信すると共に、この加入者回線3からの受話側
音声信号を受信する回線変換部4と、この回線変換部4
の手前で折り返される、送話側アナログ音声信号と同位
相のエコーバック信号、及び前記回線変換部4にて受信
された受話側音声信号に対して音圧レベルのみを減衰さ
せる減衰用アンプ5と、この減衰用アンプ5にて減衰さ
れた音声信号をデジタル変換する第2コーデック6と、
前記エコーキャンセラ1にてエコーバック信号除去後の
出力信号を増幅する増幅用アンプ7とを有している。
【0022】前記エコーキャンセラ1は、送話側となる
装置からのデジタル変調された送話側音声信号を順次記
憶するメモリを有し、前記減衰用アンプ5にて減衰され
た音声信号に含まれるエコーバック信号を除去するもの
である。尚、このエコーキャンセラ1に当初入力された
送話側音声信号と、折り返されてきた送話側からの音声
信号、つまりエコーバック信号とは、音圧レベルのみが
異なる同位相の歪みのない波形を符号化した信号の関係
にある。
【0023】次に第1の実施の形態に示すエコー除去装
置10の動作について説明する。
【0024】図1においてエコーキャンセラ1は、送話
側となる装置からデジタル変調された送話側デジタル音
声信号を入力し、この送話側デジタル音声信号を順次記
憶しながら第1コーデック2に入力する。
【0025】第1コーデック2は、送話側デジタル音声
信号をアナログ変換し、この送話側アナログ音声信号を
回線変換部4に送信する。この際、同時に、回線変換部
4の手前で送話側に折り返される、送話側アナログ音声
信号と同位相のエコーバック信号が発生する。
【0026】前記回線変換部4は、前記送話側アナログ
音声信号を加入者回線3に送信すると共に、通話相手か
らの受話側アナログ音声信号を受信し、この受話側アナ
ログ音声信号を減衰用アンプ5に入力する。
【0027】この減衰用アンプ5は、先に発生したエコ
ーバック信号及び受話側アナログ音声信号の音圧レベル
のみを減衰し、この音圧レベルを減衰した音声信号を第
2コーデック6に入力する。
【0028】この第2コーデック6においては、この減
衰した音声信号をデジタル変換し、このデジタル音声信
号をエコーキャンセラ1に入力する。尚、このデジタル
音声信号は、エコーバック信号及び/又は受話側アナロ
グ音声信号をデジタル変換した信号である。
【0029】このエコーキャンセラ1は、前記メモリに
記憶した送話側デジタル音声信号に基づいて、デジタル
音声信号から、送話側デジタル音声信号と同位相で歪み
のないエコーバック信号を除去して、エコーバック信号
を除去したデジタル音声信号を増幅用アンプ7に入力す
る。
【0030】前記増幅用アンプ7は、エコーバック信号
を除去したデジタル音声信号の音圧レベルを増幅し、こ
の増幅したデジタル音声信号を受話側に送信する。尚、
ここで増幅用アンプ7を設置したのは、先に減衰用アン
プ5にてエコーバック信号の他に、受話側アナログ音声
信号の音圧レベルをも減衰したため、この減衰分を補う
ために増幅するものである。
【0031】従って、第1の実施の形態によれば、エコ
ーキャンセラ1にて当初の送話側デジタル音声信号に基
づいて、この信号と同位相の歪みのないエコーバック信
号を除去するようにしたので、ハイブリッド効果に依存
せずに、エコーキャンセラ1の送受話間での同位相の歪
みのない波形を折り返すことにより、加入者回線3の伝
送損失によるインピーダンスマッチの問題に影響される
ことなく、エコーバック信号を確実に除去することがで
きる。
【0032】尚、上記第1の実施の形態においては、減
衰用アンプ5を設けるようにしたが、この減衰用アンプ
5を削除しても良く、この場合には増幅用アンプ7も削
除するものである。
【0033】(第2の実施の形態)図2は第2の実施の
形態を示すエコー除去装置内部の概略構成を示すブロッ
ク図である。尚、図1に示すエコー除去装置と重複する
説明については、同一符号を付すと共に、その構成及び
動作の説明については省略する。
【0034】この第2の実施の形態に示すエコー除去装
置20は、加入者回線3の伝送損失が大きい場合には有
効的である。
【0035】図2においてエコー除去装置20は、エコ
ーキャンセラ1、第1コーデック2、回線変換部4、減
衰用アンプ5、第2コーデック6及び増幅用アンプ7の
他に、第1コーデック2の通過後の音声波形を、加入者
回線3の伝送損失に対応した増幅補正を行う補正増幅用
アンプ8を有するものである。
【0036】第2の実施の形態によれば、補正増幅用ア
ンプ8で伝送損失に対応した増幅補正を行ってやること
により、通話相手側受話レベルに違和感のない音圧レベ
ルを実現することができる。
【0037】尚、この際、減衰用アンプ5では、図1の
場合と同様にエコーキャンセラ1の性能によって、補正
増幅用アンプ8で増幅したレベルの補正分を減衰してや
る必要があるが、この方法により伝送損失による影響に
左右されることなく、回線側への送出レベルの補正が可
能となり、エコーバック信号による違和感をうけること
なく通話を行うことが可能である。
【0038】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のエコー
除去装置によれば、送話側音声信号を信号記憶手段に記
憶しておき、この信号記憶手段に記憶された送話側音声
信号に基づいて、この送話側音声信号と同位相の歪みの
ないエコーバック信号を除去するようにしたので、伝送
損失の影響を大きく受けたとしても、インピーダンスマ
ッチング動作を行う必要がなく、さらにはエコーバック
信号を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に示すエコー除去装
置内部の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態に示すエコー除去装
置内部の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 エコーキャンセラ(信号記憶手段、検出手段、制御
手段) 3 加入者回線(受話側回線)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話側音声信号を受話側回線に送信する
    ときに発生するエコーバック信号を除去するエコー除去
    装置であって、 受話側回線送信前の送話側音声信号を順次記憶する信号
    記憶手段と、 この送話側音声信号に係るエコーバック信号を検出する
    検出手段と、 この検出手段にてエコーバック信号を検出すると、この
    エコーバック信号に係る送話側音声信号を前記信号記憶
    手段から読み出し、この送話側音声信号に基づいてエコ
    ーバック信号を除去する制御手段とを有することを特徴
    とするエコー除去装置。
JP3572197A 1997-02-05 1997-02-05 エコー除去装置 Pending JPH10224272A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3572197A JPH10224272A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 エコー除去装置

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JP3572197A JPH10224272A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 エコー除去装置

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JPH10224272A true JPH10224272A (ja) 1998-08-21

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ID=12449728

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JP3572197A Pending JPH10224272A (ja) 1997-02-05 1997-02-05 エコー除去装置

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