JPH10223347A - 端子圧着装置 - Google Patents

端子圧着装置

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JPH10223347A
JPH10223347A JP2080997A JP2080997A JPH10223347A JP H10223347 A JPH10223347 A JP H10223347A JP 2080997 A JP2080997 A JP 2080997A JP 2080997 A JP2080997 A JP 2080997A JP H10223347 A JPH10223347 A JP H10223347A
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JP
Japan
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terminal
anvil
electric wire
wire
ram
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Withdrawn
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JP2080997A
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Inventor
Atsushi Hoshino
敦 星野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦連鎖状端子を用いた端子圧着に際し端子の
衝合および損傷がなく、端子に対する電線の位置決めが
容易で正確にできる端子圧着装置を提供する。 【解決手段】 端子を載置するアンビル15と該アンビ
ルと対向してラム7と共に昇降するクリンパ11とによ
り端子の電線接続部に電線を圧着する端子圧着装置であ
り、アンビルの前面側に上端縁に電線位置決め溝17a
を形成した電線ガイド17をスプリング18を介して昇
降可能に設けると共に、前記アンビルとクリンパ間に電
線のストリップを突き当てる電線ストッパ19を回動可
能に設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線の端末に端子
を圧着固定する端子圧着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の端子圧着装置Bを示す(特
開昭58−61586号公報)。この装置Bで絶縁被覆
の剥ぎとり即ち端末処理を行った電線101に端子10
2を圧着する場合は、図示のように電線ストッパ103
にストリップ101aの先端を突きあて、ラム104を
下降させて、クリンパ105により端子102を圧着す
る。図中、106はアンビル、107は端子の送り爪、
108はリボンコードの受具、109はコード分離具、
110はコード整列具、111は押え具を示す。この受
具108とコード分離具109とにより図6(A)のリ
ボンコードWの各コードw1 ,w2 …w4 を図6(B)
のように拡げると共にコード分離具109により中央の
コードw2 ,w3 に段差を設けて各コードw1 〜w4
端部を横一列に揃え、図7のように整列具110により
整列させるようにしたものであり、受具108は図示し
ないスプリングにより上方に付勢されている。
【0003】端子102は圧着前にアンビル106上に
位置している。そして、圧着終了後ラム104が上昇す
ることにより縦連鎖状端子Cの次の端子102′が送り
爪107によりアンビル106上に送られてくる。この
ため、圧着済端子102は次の端子102′によって払
い出されるが、図8に示すように、端子102の相手端
子に対する筒状の電気接触部102Aに次の端子10
2′が衝合して、縦連鎖状端子Cの連結片102aが入
り込んだり、電気接触部102Aが開き、変形や損傷を
受けるという不具合があった。また、圧着済端子102
の払出しに際して、電線ストッパ103が固定タイプで
あるために電気接触部102Aが引っ掛かり、端子の上
記衝合を助長するおそれがあった。
【0004】また、上記端子圧着装置Bにおいて、端子
に対する電線の位置決めは、電線ストッパ103、受具
108、コード整列具110および押え具111と多く
の構成部材を要し、構造が複雑になる。そして、これら
の部材は複数のコードw1 〜w4 を対象としたものであ
り、1本の電線にそのまま適用することはできず、スト
リップ101aの先端を電線ストッパ103に突きあて
位置決めを行っても、コード分離具109により図6
(B)のように電線が拡がりまたは段差がつくので実際
に端子圧着の際にはストリップ101aの先端の位置が
最初の突きあて位置から後退し、ずれてしまう。さら
に、電線圧着後、ラム104の上昇と同時に次の端子1
02′がコマ送りされ、早々とアンビル106にセット
されてしまうから、このセット端子に対するとは別の電
線を圧着接続するといった誤接続が生じるおそれもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑みてなされたものであり、端子圧着に際し端子の衝合
および損傷が生じない端子圧着装置を提供することを課
題とする。本発明の他の課題は、端子に対する電線の位
置決め(電線セット)が容易で正確にできる端子圧着装
置を提供することにある。本発明の別の課題は、上記電
線セットの後に端子をアンビル上に送り出し、電線と圧
着すべき端子とが常に1対1で対応し、端子の誤接続の
生じない端子圧着装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の端子圧着装置は、請求項1に記載のよう
に、端子を載置するアンビルと、該アンビルと対向して
ラムと共に昇降するクリンパとにより端子の電線接続部
に電線を圧着する端子圧着装置において、前記アンビル
の前面側に上端縁に電線位置決め溝を形成した電線ガイ
ドをスプリングを介して昇降可能に設けると共に、前記
アンビルとクリンパ間に電線のストリップを突き当てる
電線ストッパを回動可能に設けて成ることを特徴とす
る。従って、端末処理済の電線の先端部を電線ガイドに
載せ、そのストリップの先端を電線ストッパに突き当て
れば、端子に対する正確な位置決めがなされ、電線位置
決め溝により電線のセット位置は一定となる。また、電
線ガイドのスプリングによる浮上により、端子付電線は
アンビルから浮上し、アンビルが空になるから、次に送
り込まれる端子との衝合や損傷を確実に防止することが
できる。
【0007】前記電線ストッパに前記ストリップの位置
を決めるセンターマークが施されているのが好ましい
(請求項2)。また、前記電線ストッパの背面下端縁に
端子逃げ用のテーパが形成されていると(請求項3)、
後述するように縦連鎖状端子をコマ送りする際に端子が
電線ストッパに衝合しても、該テーパと上記回動可能に
設けたことにより、端子を支障なくコマ送りできる。さ
らに、請求項4に記載のように、前記電線ストッパの下
端面とアンビルの上端面との間隙を調整する手段が設け
られていると、端子の規格等に対応して前記間隙を調整
し、上記電線セットと端子のコマ送りを円滑に行うこと
ができる。
【0008】請求項5の発明は、前記電線ガイドと対向
して昇降自在に装架され、かつ下端縁に電線センタリン
グ溝を形成した電線押さえを備え、該電線押さえは前記
クリンパによる端子の圧着開始前に前記電線ガイドと協
働して電線の先端部を端子にセットするようにしたこと
を特徴とする。請求項5の発明によれば、電線ガイドと
電線押さえとの協働作用により電線の先端部は圧着寸前
の端子に対して常に正確な位置に位置決めされ、圧着不
良の発生を抑えることができる。
【0009】請求項6の発明は、端子を載置するアンビ
ルと、該アンビルと対向してラムと共に昇降するクリン
パとにより端子の電線接続部に電線を圧着する端子圧着
装置において、前記ラムと共に昇降する板カムと、該板
カムに係合するカムフォロワを有すると共に前記ラムに
対して進退可能に装着されかつスプリングによりラム側
に付勢されている端子送りロッドと、該端子送りロッド
の進退により前後にスイングする端子送りレバーと、該
送りレバーに連結され先端に送り爪を備えた端子送りア
ームとを備え、前記ラムが下降してクリンパによる端子
の圧着が開始する前に、前記板カムがカムフォロワに摺
接して前記端子送りロッドがラムに対して後退し、以て
前記端子送りレバーが前方にスイングして前記送り爪が
縦連鎖状端子の端子を1個だけ前方に送り出し、前記ア
ンビル上にセットする端子送り部を有することを特徴と
する。請求項6の発明によれば、端子は圧着開始の寸前
に端子送り部によってアンビル上にコマ送りされるか
ら、電線と圧着すべき端子とは常に1対1で対応し、端
子の誤接続を防止することができる。
【0010】前記ラムに、前記アンビル上にセットされ
た端子に対する端子押さえが設けられているのが好まし
い(請求項7)。この場合には、端子押さえにより圧着
前の端子はアンビル上に常に正規姿勢でセットされるの
で、圧着不良の発生を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を示す図面を参照して説明する。図1に本発明による
端子圧着装置の正面図、図2にその右側面図、図3に左
側面図を示した。図中、1は端子圧着装置Aの本体であ
り、基板2とその一側に立設したフレーム3とから成
り、基板2の前部にクリンパ11を備えたラム組立体
6、その下方にアンビル15を設け、後部に端子送り部
Bが設けられている。
【0012】本体1のフレーム3にはラムガイドブロッ
ク4が固定されており、その縦ガイド溝5にラム組立体
6が上下摺動可能に装着されている。ラム組立体6はラ
ム7とヘッド8を有し、ヘッド8には上端をプレス受け
9aとしたアジャストねじ9が締付ナット10と共に螺
着されている。このヘッド8はプレス受け9aを介して
図示しないエアシリンダやピストン−クランクなどのア
クチュエータに係合、接続される。
【0013】ラム7の前面には、クリンパ11と電線押
さえ12が組付板13と共にボルト14により締付け固
定されている。クリンパ11は内側のワイヤクリンパ1
1aと外側のインシュクリンパ11a′とから成り、両
クリンパ11a,11a′の下端部にはそれぞれ逆W字
状のかしめ溝11b,11b′が形成され、また、電線
押さえ12の下端部には逆V字状の電線センタリング溝
12aが形成されている。
【0014】また、ラム組立体6の下方において、クリ
ンパ11と対向してアンビル15が取付台16に着脱自
在に取付けられ、該取付台16は本体1の基板2に取り
付けられた端子送り台24に固定されている。
【0015】アンビル15の取付台16の前面には電線
ガイド17が上下摺動可能に装着されている。電線ガイ
ド17は上記電線押さえ12と対向しており、その上端
部にV字状の電線位置決め溝17aが形成されると共
に、圧縮スプリング18により上向きに付勢されてい
る。
【0016】また、ラム組立体6とアンビル15の中間
には帯板状の電線ストッパ19が回動可能に設けられて
いる。即ち、電線ストッパ19は、その先端部の前面p
にセンターマーク19aが施され、後端部の板状基部2
0は本体1のフレーム3に固定した取付板21を介して
ボルト軸22により回動可能に軸支されている。電線ス
トッパ19の先端部の前面pは前記ワイヤクリンパ11
aの内面qよりも僅かに後方に位置するように設定さ
れ、また、先端部の背面下端縁には端子逃げ用のテーパ
19bが設けられている。さらに、板状基部20の下端
縁は取付板21に螺着した偏心リング23に支持されて
おり、電線ストッパ19の下方への回動を規制すると共
に、アンビル15との間隙を微調整できるようになって
いる。
【0017】端子送り部Bは、アンビル15の後方に位
置する端子送り台24と端子送りアーム25を備えると
共に、前記ラム7の昇降によりこれと直交して往復動す
る端子送りロッド29と、該ロッド29の往復動により
回動して上記端子送りアーム25をスイングする端子送
りレバー39などを備えている。
【0018】端子送りアーム25は前記縦連鎖状端子T
の側に傾斜し、先端に送り爪26が形成されている。な
お、端子送り台24の上面には縦連鎖状端子Tに対する
樋状の送り溝(図示せず)が設けられている。
【0019】一方、前記ラム7の側面には送り板カム2
7が固定され、また、前記ラムガイドブロック4の側方
(図1の左側)には端子送り台24と平行な横ガイド溝
28が設けられており、該横ガイド溝28には端子送り
ロッド29の一端部が摺動自在に装着されている。端子
送りロッド29は、その一端部側に上記送り板カム27
の下降時に係合するカムフォロワ30が取付けられ、他
端部はラムガイドブロック4の側面に設けたロッドガイ
ド板31の横長のガイド孔32に係合するスライドピン
33により摺動自在に支持されている。そして、このロ
ッドガイド板31と対向して端子送りロッド29を挟む
ようにロッド調整板35が設けられている。なお、端子
送りロッド29は図示しないスプリングにより常時ラム
7側に付勢されている。
【0020】また、端子送りロッド29の他端部側には
前記スライドピン33を有する節部34が装着されてお
り、該スライドピン33には揺動リンク36の中央部が
軸支されている。揺動リンク36の基端部は図示しない
長孔を介してピン軸37によりロッドガイド板31に軸
支され、上端部にはピン38により端子送りレバー39
の一端が連結されている。端子送りレバー39は、その
中間部がロッド調整板35に傾斜長孔として開設した位
置決め孔40に該レバー39に係合する摺動溝により摺
動自在に装着されたピボット(図示せず)を介してボル
ト軸41により回動可能に固定されており、該レバー3
9の下端部には上記端子送りアーム25の他端がピン4
2により連結されている。
【0021】なお、ラム7の下端部にはクリンパ11の
背面に位置して雌端子53の電気接触部53Aに対する
係合溝を有する端子押さえ44と縦連鎖状端子Tの連結
片56を切断するカッタ45が取付けられている。
【0022】次に、図4(A)〜(C)を参照して端子
圧着装置Aによる端子圧着について説明する。先ず、図
4(A)において、作業者は被覆電線51を手に持ち、
その先端部を図2にも示すように、電線ガイド17の上
に載せて、そのストリップ(露出芯線)51aの先端を
電線ストッパ19のセンターマーク19a(図1参照)
に当てる。電線51は電線ガイド17の上端縁のV字状
の電線位置決め溝17aにより自然にその中央部に案内
される。
【0023】次いで、フットスイッチ等の図示しないス
イッチを入れると、図示しないアクチュエータが作動し
て、ラム7が下降する。図3から明らかなように、ラム
7の下降により、板カム27の下端部の駆動斜面27a
がカムフォロワ30に摺接し、端子送りロッド29は矢
線Pの如く距離Xだけ後退する。これにより、揺動リン
ク36はピン軸37を中心に矢線Qに回動し、端子送り
レバー39はボルト軸41(図2参照)を中心に矢線R
方向にスイング(又は回動)する。
【0024】その結果、縦連鎖状端子Tは1コマだけア
ンビル15側に移動する。即ち、縦連鎖状端子Tは雌端
子53の電線接続部53Bにおけるインシュバレル55
に係合する端子送り爪26により1コマ(雌端子53と
連結片56の合計長さ)だけ送り出され、1個の雌端子
53がアンビル15上にセットされる。縦連鎖状端子T
のコマ送りに際し、雌端子53の一部が仮に電線ストッ
パ19の背面に突き当たっても、前述のようにテーパ1
9bにより電線ストッパ19は前記ボルト軸22を支点
に上方に回動するから、支障はない。
【0025】なお、縦連鎖状端子Tの1コマの移動距離
は、端子送りレバー39の回動中心であるボルト軸41
を位置決め孔40に沿って移動させることにより微調整
することができる。ボルト軸41を上方にスライドさせ
る程端子送りレバー39のスイング量が大となり、移動
距離がのびる。
【0026】また、ラム7の下降と共に前記端子押さえ
44も下降するから、コマ送りされた雌端子53はアン
ビル15上に正規姿勢(端子軸とコマ送り方向が一致す
る真っ直ぐな姿勢)で固定される。さらに、図4(B)
に示すように、ラム7の下降と共に電線押さえ12も下
降するから、その電線センタリング溝12aと前記電線
位置決め溝17aとで被覆電線51を中央部に挟み込ん
だ状態となる。この状態で、電線押さえ12は電線ガイ
ド17をスプリング18に抗して押し下げ、被覆電線5
1のストリップ51aを予め上記正規姿勢で固定された
雌端子53の電線接続部53Bの中心部にセットする。
【0027】次に、図4(C)に示すように、ラム7と
共にクリンパ11がさらに下降することにより、雌端子
53のワイヤバレル54とインシュバレル55とはそれ
ぞれ被覆電線51のストリップ51aと絶縁被覆部51
bとにかしめ、圧着され、該クリンパ11が下死点に達
すると圧着は終了する。圧着開始と同時にカッタ45が
縦連鎖状端子Tの連結片56を切断して、圧着途中また
は圧着後の雌端子53を分離する。
【0028】圧着終了により、ラム7は直ちに上昇に転
じる。これにより、電線ガイド17は電線押さえ12か
ら開放されるから、雌端子53を圧着した被覆電線51
(端子付電線)はスプリング18の弾発力により電線ガ
イド17と共に上昇する。従って、アンビル15は空に
なる。また、ラム7が上死点に達する過程でカム板27
とカムフォロワ30との係合が解除されるから、端子送
りロッド29は矢線Pとは逆にラム7に向けて前進す
る。これにより、端子送りレバー39は矢線Rと逆方向
に回動して端子送りアーム25が後退し、元の状態に復
帰する。
【0029】このように、端子圧着装置Aによれば、電
線ガイド17と電線ストッパ19とにより圧着前の被覆
電線51の位置決め、とくに雌端子53に対するストリ
ップ51aの位置出しを容易かつ手早く行うことができ
る。また、圧着時には電線ガイド17と電線押さえ12
によりストリップ51aを雌端子53に対して常に正規
の位置にセットすることができる。さらに、圧着終了
後、端子付電線はスプリング18で付勢された電線ガイ
ド17により直ちにアンビル15から浮上し、空になる
ので、次にコマ送りされる雌端子53と衝合するおそれ
がなく、破損や変形を未然に防止することができる。し
かも、圧着すべき雌端子53は、被覆電線51を電線ガ
イド17や電線ストッパ19などによりアンビル15に
セットした後コマ送りされるので、電線と被圧着端子が
1対1で対応しており、従来のような誤接続がなくな
る。
【0030】以上は縦連鎖状端子Tとして雌端子53を
連結片56を介して縦に連設した例について説明した
が、雄端子の場合にも同様に使用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の端子圧着
装置によれば、端子圧着に際し端子の衝合および損傷を
防止し、端子に対する電線の位置決め(電線セット)が
容易で正確にでき(請求項1〜5)、また、上記電線セ
ットの後に端子をアンビル上に送り出し、電線と圧着す
べき端子とが常に1対1で対応し、端子の誤接続を防止
することができる(請求項6,7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す端子圧着装置Aの正面
図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1の左側面図である。
【図4】(A)〜(C)は、それぞれ端子圧着装置Aの
作用説明図である。
【図5】従来の端子圧着装置の説明図である。
【図6】(A)は従来のリボンコードの平面図、(B)
は(A)の各コードを拡げ、段差をつけることにより先
端を横一列に揃えた状態の斜視図である。
【図7】図5の端子圧着装置による端子圧着の説明図で
ある。
【図8】端子圧着後における端子の衝合状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
A 端子圧着装置 T 縦連鎖状端子 1 本体 7 ラム 11 クリンパ 11a ワイヤクリンパ 11a′ インシュクリンパ 12 電線押さえ 12a 電線センタリング溝 15 アンビル 17 電線ガイド 17a 電線位置決め溝 18 圧縮スプリング 19 電線ストッパ 19a センターマーク 20 板状基部 21 取付板 23 偏心リング 24 端子送り台 25 端子送りアーム 26 送り爪 27 板カム 29 端子送りロッド 30 カムフォロワ 31 ロッドガイド板 35 ロッド調整板 39 端子送りレバー 40 位置決め孔 44 端子押さえ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を示す図面を参照して説明する。図1に本発明による
端子圧着装置の正面図、図2にその右側面図、図3に左
側面図を示した。図中、1は端子圧着装置Aの本体であ
り、基板2とその一側に立設したフレーム3とから成
り、基板2の前部側にフレームを介しクリンパ11と電
線押えを備えたラム組立体6、その下方にアンビル15
を設け、後部に端子送り部Bが設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、ラム組立体6の下方において、クリ
ンパ11と対向してアンビル15が取付台16にガイド
され、本体1の基板2から着脱自在に取付けらており
取付台16は本体1の基板2に取り付けられた端子送り
台24に固定されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】アンビル15取付台16のガイド部のガ
イドにより電線ガイド17が上下摺動可能に装着されて
いる。電線ガイド17は上記電線押さえ12と対向して
おり、その上端部にV字状の電線位置決め溝17aが形
成されると共に、圧縮スプリング18により上向きに付
勢されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、端子送りロッド29の他端部側には
前記スライドピン33を有する節部34が装着されてお
り、該スライドピン33には揺動リンク36の中央部が
軸支されている。揺動リンク36の基端部は図示しない
長孔を介してピン軸37により本体1のフレーム3に軸
支され、上端部にはピン38により端子送りレバー39
の一端が連結されている。端子送りレバー39は、その
中間部がロッド調整板35に傾斜長孔として開設した位
置決め孔40に該レバー39に係合する摺動溝により摺
動自在に装着されたピボット(図示せず)を介してボル
ト軸41により回動可能に固定されており、該レバー3
9の下端部には上記端子送りアーム25の他端がピン4
2により連結されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このように、端子圧着装置Aによれば、電
線ガイド17と電線ストッパ19とにより圧着前の被覆
電線51の位置決め、とくに雌端子53に対するストリ
ップ51aの位置出しを容易かつ手早く行うことができ
る。また、圧着時には電線ガイド17と電線押さえ12
によりストリップ51aを雌端子53に対して常に正規
の位置にセットすることができる。さらに、圧着終了
後、端子付電線はスプリング18で付勢された電線ガイ
ド17により直ちにアンビル15から浮上し、空になる
ので、次にコマ送りされる雌端子53と衝合するおそれ
がなく、破損や変形を未然に防止することができる。し
かも、圧着すべき雌端子53は、被覆電線51を電線ガ
イド17や電線ストッパ19などによりアンビル15に
セットした後コマ送りされるので、電線と被圧着端子
が1対1で対応しており、従来のような誤接続がなくな
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子を載置するアンビルと、該アンビル
    と対向してラムと共に昇降するクリンパとにより端子の
    電線接続部に電線を圧着する端子圧着装置において、 前記アンビルの前面側に上端縁に電線位置決め溝を形成
    した電線ガイドをスプリングを介して昇降可能に設ける
    と共に、前記アンビルとクリンパ間に電線のストリップ
    を突き当てる電線ストッパを回動可能に設けて成ること
    を特徴とする端子圧着装置。
  2. 【請求項2】 前記電線ストッパに前記ストリップの位
    置を決めるセンターマークが施されている請求項1記載
    の端子圧着装置。
  3. 【請求項3】 前記電線ストッパの背面下端縁に端子逃
    げ用のテーパが形成されている請求項1または2記載の
    端子圧着装置。
  4. 【請求項4】 前記電線ストッパの下端面とアンビルの
    上端面との間隙を調整する手段が設けられている請求項
    1、2または3記載の端子圧着装置。
  5. 【請求項5】 前記電線ガイドと対向して昇降自在に装
    架され、かつ下端縁に電線センタリング溝を形成した電
    線押さえを備え、該電線押さえは前記クリンパによる端
    子の圧着開始前に前記電線ガイドと協働して電線の先端
    部を端子にセットするようにしたことを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の端子圧着装置。
  6. 【請求項6】 端子を載置するアンビルと、該アンビル
    と対向してラムと共に昇降するクリンパとにより端子の
    電線接続部に電線を圧着する端子圧着装置において、 前記ラムと共に昇降する板カムと、該板カムに係合する
    カムフォロワを有すると共に前記ラムに対して進退可能
    に装着されかつスプリングによりラム側に付勢されてい
    る端子送りロッドと、該端子送りロッドの進退により前
    後にスイングする端子送りレバーと、該送りレバーに連
    結され先端に送り爪を備えた端子送りアームとを備え、 前記ラムが下降してクリンパによる端子の圧着が開始す
    る前に、前記板カムがカムフォロワに摺接して前記端子
    送りロッドがラムに対して後退し、以て前記端子送りレ
    バーが前方にスイングして前記送り爪が縦連鎖状端子の
    端子を1個だけ前方に送り出し、前記アンビル上にセッ
    トする端子送り部を有することを特徴とする端子圧着装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ラムに、前記アンビル上にセットさ
    れた端子に対する端子押さえが設けられている請求項6
    記載の端子圧着装置。
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