JPH10222023A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10222023A
JPH10222023A JP9024981A JP2498197A JPH10222023A JP H10222023 A JPH10222023 A JP H10222023A JP 9024981 A JP9024981 A JP 9024981A JP 2498197 A JP2498197 A JP 2498197A JP H10222023 A JPH10222023 A JP H10222023A
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JP
Japan
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image forming
timer
time
main body
frequency
Prior art date
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JP9024981A
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Inventor
Makoto Hasegawa
真 長谷川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体電源スイッチがオンしっ放しの状態であ
っても安価な対応策で利用者の画像形成作業を極力妨害
することなく作像条件調整動作を自動的に実行させ、画
質を経時的に安定させる。 【解決手段】 本体電源スイッチの投入に連動する安価
なタイマを備えて、本体電源スイッチ投入時に作像条件
調整動作を実行させるとともに(S4)、タイマの設定
時間経過時にも作像条件調整動作を実行させるが(S
7)、このタイマの動作起点を装置の使用状態、環境、
例えばキー入力回数の経時的な履歴に基づき自動的に変
更設定する(S8)ことで、装置が使用されない時期に
タイマが設定時間経過時となって作像条件調整動作が実
行されるように実行時期を適切にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体表面電位等
の作像プロセス条件を自動的に調整する作像条件調整動
作を実行する制御手段を備えた電子写真方式の複写機、
プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像形成装置では、感
光体や現像剤等の消耗品を使用しており、これらは経時
的な劣化特性や環境依存性を有しているため、画像品質
を安定に維持するには、使用条件や使用状態に応じて適
切な作像プロセス条件に設定する必要がある。
【0003】そのための手段として、例えば、電位セン
サによって感光体表面電位を検出したり、トナー濃度セ
ンサによって感光体上のトナー濃度を検出したりし、各
々の特性が適切な値になるように作像プロセス条件を制
御すること(即ち、作像プロセス条件を自動的に調整制
御すること)はよく知られている。このような作像条件
調整動作は、オペレータの作業を妨害しないように、本
体電源スイッチ投入直後のウォームアップ時に行うこと
が多い。例えば、特開平5−45982号公報によれ
ば、本体電源スイッチ投入時であって定着部温度が所定
温度以下の場合に、作像条件調整動作を行わせるように
しており、一般的なユーザにおいては、ほぼ毎朝1回の
作像条件調整動作が実行されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本体電源ス
イッチ投入時に作像条件調整動作を行わせる方式では、
例えば、本体電源スイッチを24時間連続してオン状態
にしていた場合には、定着温度が作像条件調整動作の自
動実行基準である所定温度以下とはならないため、上記
の作像条件調整が長期に渡って全く実行されなくなって
しまう。この結果、経時での感光体の感度劣化、露光ラ
ンプの劣化、光学系汚れによる露光量の低下、等の影響
が画像濃度低下や地汚れ等の画像品質劣化となって現わ
れてしまう。
【0005】この点、例えば、装置本体にウィークリ・
タイマ(時計)を搭載し、毎日、予め設定された時刻に
なると、自動的に作像条件調整動作を実行させる改善法
がある。しかし、近年注目されている省電力化を達成す
るためには、高価な低消費電力タイプの時計を搭載しな
ければならない。
【0006】このようなことから、ウィーク・タイマに
代えて本体電源スイッチの投入に連動する安価な24時
間タイマを搭載し、本体電源スイッチ投入後、24時間
が経過したら自動的に作像条件調整動作を実行させる方
式が特願平8−296039号として本出願人により提
案されている。
【0007】しかし、この方式による場合、以下のよう
な不都合を生ずることがある。例えば、朝9時に複写作
業を行いたいオペレータが本体電源スイッチを投入し、
かつ、本体電源スイッチがその後も投入しっ放しの場
合、本体電源スイッチ連動の24時間タイマは翌朝9時
に24時間経過時となって作像条件調整動作を実行させ
るので、この時間帯に複写作業を行いたいオペレータの
複写作業を妨害してしまうことがある。また、使用頻度
の高い時間帯において実際に複写作業中にジャムの発生
等のマシントラブルが発生した場合に本体電源スイッチ
のオフ・オン操作が行われると、この時点でタイマがリ
セットされて改めて起動するため、次回の作像条件調整
動作の実行が24時間後の使用頻度の高い時間帯中とな
って、オペレータの複写作業を妨害してしまう可能性が
高くなる。
【0008】ちなみに、特開平3−119371号公報
によれば、画像形成動作が行われることなく一定時間経
過した時点で画像調整(作像条件調整)を実行させるよ
うにしており、タイマを用いて画像調整時期を制御する
方式が示されている。しかし、この方式は一定時間以上
に渡って画像形成がなされなかった場合の画像調整を最
大限に重視したものであり、一定時間経過した場合の画
像形成に先立ってこの画像調整動作が実行されるため、
画像形成作業の妨げとなるものである。
【0009】そこで、本発明は、本体電源スイッチがオ
ンしっ放しの状態であっても安価な対応策でオペレータ
の画像形成作業を極力妨害することなく作像条件調整動
作を自動的に実行させることができ、画質を経時的に安
定させることができる画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
本体電源スイッチの投入に連動するタイマを有し、前記
本体電源スイッチ投入時及び前記タイマの設定時間経過
時に感光体表面電位等の作像プロセス条件を自動的に調
整する作像条件調整動作を実行する制御手段を備えた画
像形成装置において、装置の使用状態、環境に応じて前
記タイマの動作起点を自動的に設定するようにした。
【0011】従って、本体電源スイッチ投入時はもちろ
ん、本体電源スイッチを投入したままであってもその投
入に連動するタイマが設定時間を経過した場合には、そ
の時点で作像条件調整動作が実行されるが、この際にタ
イマの動作起点が装置の使用状態や環境に応じて自動的
に設定されるので、装置が使用されない時期にタイマが
設定時間経過時となって作像条件調整動作が実行される
ようにすることができ、自動的に行われる作像条件調整
動作によってオペレータの画像形成作業が妨害されるケ
ースが減少する。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、本体電源スイッチ投入後の本体操
作部におけるキー操作頻度の経時的な履歴を記録し、タ
イマの設定時間経過時がキー操作頻度の少ない時間帯中
となるように前記タイマの動作起点を設定するようにし
た。従って、装置の経時的な使用頻度が本体操作部にお
けるキー操作頻度の経時的な現実の履歴を通じて認識さ
れ、その履歴に基づきキー操作頻度の少ない時間帯中に
タイマが設定時間経過時に達するように動作起点が設定
されるので、使用頻度が少ない時期に作像条件調整動作
が実行される確率が高まることになり、オペレータの画
像形成作業を妨害してしまうケースが極減する。この
際、請求項3記載の発明によれば、キー操作頻度に関す
る履歴中にキー操作頻度の少ない時間帯が複数存在する
場合には最も長い時間帯を動作起点の設定対象として選
択するようにしたので、使用頻度が少ない時期に作像条
件調整動作が実行される確率を一層高めることができ
る。これらの場合において、タイマとして24時間タイ
マを用いた場合には、その動作起点が設定時間経過時と
なるので、請求項4記載の発明のように、キー操作頻度
の少ない時間帯中にタイマの動作起点が設定される。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、装置本体周囲の所定範囲内の人体
の存在を検知する人体検知手段を有し、本体電源スイッ
チ投入後の前記人体検知手段による人体検知頻度の経時
的な履歴を記録し、タイマの設定時間経過時が人体検知
頻度の少ない時間帯中となるように前記タイマの動作起
点を設定するようにした。従って、装置が使用されない
と思われる時期的な環境、即ち、使用頻度の少ない時期
が人体検知手段による人体検知頻度の経時的な現実の履
歴を通じて認識され、その履歴に基づき人体検知頻度の
少ない時間帯中にタイマが設定時間経過時に達するよう
に動作起点が設定されるので、使用頻度が少ない時期に
作像条件調整動作が実行される確率が高まることにな
り、オペレータの画像形成作業を妨害してしまうケース
が極減する。この際、請求項6記載の発明によれば、人
体検知頻度に関する履歴中に人体検知頻度の少ない時間
帯が複数存在する場合には最も長い時間帯を動作起点の
設定対象として選択するようにしたので、使用頻度が少
ない時期に作像条件調整動作が実行される確率を一層高
めることができる。これらの場合において、タイマとし
て24時間タイマを用いた場合には、その動作起点が設
定時間経過時となるので、請求項7記載の発明のよう
に、人体検知頻度の少ない時間帯中にタイマの動作起点
が設定される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図2は本発明が適用される画像形成装
置の一例として複写機の作像系を中心に示す概略構成図
である。この複写機は、ドラム状の感光体1を中心とし
て、その周囲に配設された電子写真プロセス部材により
構成されている。即ち、矢印方向に一定速度で回転駆動
される感光体1の周囲には、電子写真プロセスに従い、
帯電チャージャ2、露光光学系3、イレーサ4、現像装
置5、転写前除電ランプ6、転写搬送装置7、クリーニ
ング装置8、除電ランプ9等が順に配設されている。前
記露光光学系3はコンタクトガラス10上にセットされ
た原稿11を露光ランプ12、ミラー13、その他、結
像レンズ(図示せず)等による走査系によって走査する
ことによりその反射光を感光体1表面に結像して潜像を
形成するものである。10aは基準白色板、10bは基
準黒色板である。また、この複写機には、特に図示しな
いが、転写紙を給紙する給紙部や、その搬送系、加熱定
着ローラを有する定着装置等が設けられている。また、
各種キー類や表示部を備えて各種コピー条件等を設定・
指示するための操作パネル部(本体操作部)も適宜箇所
に配設されている。
【0015】また、前記感光体1周りにおいて、前記イ
レーサ4の下流側には感光体表面電位を検出する電位セ
ンサ14が配設され、前記転写搬送装置7の下流側には
感光体1の地肌部の反射率検出用の反射型フォトセンサ
15が配設されている。
【0016】このような概略構成による複写機の概略動
作について説明する。まず、複写動作が開始されると、
感光体1の表面は帯電チャージャ2によって所定電位に
一様帯電される。次いで、その帯電面に露光光学系3に
よって原稿11対応の光像が照射されて露光されること
により静電潜像が形成され、その不要部分がイレーサ4
によって消去される。静電潜像は現像装置5に至ると、
トナーにより現像されてトナー像として顕像化される。
このトナー像は給紙部側から所定タイミングで給紙搬送
された転写紙上に転写搬送装置7によって転写され、さ
らに、定着装置に送られて加熱定着処理を受けた後、機
外に排紙される。一方、転写工程後の感光体1の表面
は、クリーニング装置8によって残留トナーが除去さ
れ、除電ランブ9によって残留電荷が除去されて、次の
作像に備える。
【0017】次いで、本実施の形態の画像形成装置では
各部を制御するマイクロコンピュータ構成のメイン制御
部16を備えている。このメイン制御部16は、特に図
示しないが、各種演算処理を実行して各部を集中的に制
御するCPUと、固定データを格納したROMと、可変
データを格納したりワークエリアとして使用されるRA
Mとを主要な構成要素として構成されている。このメイ
ン制御部16には、前記帯電チャージャ2による帯電動
作を制御するための帯電制御部17、前記露光ランプ1
2による露光動作を制御するための露光制御部18が接
続されている他、前述した電位センサ14や反射型フォ
トセンサ15が接続されている。本実施の形態では、前
記メイン制御部16を制御手段として実行される制御モ
ードの一つとして、作像条件調整動作モードが設定され
ている。この作像条件調整動作モードを実行する上で用
いられる本体電源スイッチ19に連動する本体内蔵のタ
イマ20と、操作パネル部付近等の手前に配設された人
体検知センサ(人体検知手段)21が設けられている。
この人体検知センサ21としては、周知の光(例えば、
赤外線)方式、超音波方式の何れでもよいが、本実施の
形態では、例えば、光反射型センサが用いられ、装置本
体手前側における所定範囲内の人体の存在を検知し得る
ように配設されている。これらのタイマ20や人体検知
センサ21も前記メイン制御部16に接続されている。
【0018】また、前記作像条件調整動作モードを実行
する上で、メイン制御部16により実行される手段とし
て、本実施の形態では、判断手段、遅延手段、禁止手段
及び報知手段の各機能を備えている。即ち、本実施の形
態のメイン制御部16は、作像条件調整動作モード時に
は、本体電源スイッチ19の投入時だけでなく、前記タ
イマ20の設定時間経過時にも作像条件調整動作を実行
することを基本とするが、前記判断手段は、この際に、
タイマ20の設定時間経過時に複写動作(画像形成動
作)中であるか否かを判断する手段である。遅延手段
は、タイマ20の設定時間経過時であっても判断手段に
より複写動作中であると判断された場合にはその複写動
作終了後に作像条件調整動作を実行させるようにその開
始時点を遅らせる手段である。禁止手段は、タイマ20
の設定時間経過に伴い実行する作像条件調整動作中には
画像形成動作を禁止する手段であり、報知手段はその際
に作像条件調整動作中である旨を操作パネル部の表示部
に表示させる手段である。さらに、本実施の形態におい
ては、前記タイマ20として24時間タイマが用いられ
ており、その動作起点は前記本体電源スイッチ19の投
入時を基本とするが、前記メイン制御部16により自動
的に変更設定可能に構成されている。
【0019】このような構成において、上記の作像条件
調整動作モードについて、さらに詳細に説明する。ま
ず、本実施の形態では、作像条件調整動作を実行させる
タイミングとして、 A.本体電源スイッチ19が投入された時であって、定
着ローラの定着温度が100℃以下の場合 B.本体電源スイッチ19の投入に連動するタイマ20
がその動作起点から設定時間である24時間を経過した
時 の2通りが設定されている。
【0020】ここに、タイミングAの場合、定着ローラ
を通常の使用温度(180℃)まで立ち上げるために図
3中に示すように定着ローラをプレ回転させながらその
ヒータをヒートアップさせながら、このような複写動作
不可中に作像条件調整動作が完了するので、オペレータ
に対してその複写作業を妨げるような不具合を伴わな
い。
【0021】一方、本体電源スイッチ19を投入した
後、この本体電源スイッチ19を切らない場合には、定
着温度が100℃以下とならず、上記のタイミングAに
よる作像条件調整動作は実行されない。そこで、本実施
の形態では、タイミングBが用意されており、本体電源
スイッチ19が投入されたままでは定着温度が100℃
以下にならなくても、本体電源スイッチ19の投入後、
所定の動作起点からタイマ20がタイムアップする24
時間が経過した場合には、その時点で、自動的に作像条
件調整動作を実行させる。ただし、オペレータの複写作
業のタイミングとタイミングBとが重なることもあり、
重なった場合には、複写動作側を優先させて、その複写
動作の終了信号を受けてから作像条件調整動作が実行さ
れるように開始時点が遅延される。また、本実施の形態
では、人体検知センサ21の検知出力も加味されてい
る。即ち、複写機本体の手前付近の所定領域内にオペレ
ータが存在することが検知されている場合には、複写動
作が終了しても、その時点では作像条件調整動作を実行
させないように制御される。この場合には、人体検知セ
ンサ21が複写機本体の手前付近の所定領域内にオペレ
ータが存在することを検知しなくなった時点で、作像条
件調整動作を実行させる。
【0022】次いで、作像条件調整動作時に実行される
動作内容について説明する。本実施の形態では、基本的
に、以下の〜の動作内容が用意されている。 帯電チャージャのワイヤ清掃;ワイヤクリーナを電
動で往復させて表面の付着物を除去する。 電位センサ14の校正;感光体1をフロート状態に
して、−100V,−800Vのバイアス電圧を印加し
た時の電位センサ14の出力からこの電位センサ14の
校正式を導き出す。具体的には、振動容量型の電位セン
サが用いられ、距離依存性が高いので、感光体1やこの
電位センサ14の交換時には必須の動作である。 反射型フォトセンサ15の初期設定;感光体1の地
肌部の反射型フォトセンサ15の出力VSGを4.0Vに
設定する。これは、反射型フォトセンサ15の感度、感
光体1の反射率によって異なるので、感光体1やこの反
射型フォトセンサ15の交換時には必須の動作である。 感光体1の表面電位の制御;基準白色板10a、基
準黒色板10bを利用した白部、黒部電位が目標値にな
るように帯電チャージャ2の帯電グリッド電圧、露光ラ
ンプ電圧を制御する。経時、環境で感光体1の膜削れ、
感度劣化、露光光学系3の汚れ等により感光体1の表面
電位の変動が生ずるため、逐次実行する必要がある。 トナー濃度制御基準値設定;装置本体を長時間放置
した場合のトナー帯電量低下により、トナー濃度制御レ
ベルが変化する場合があるので、最適制御値に設定し直
す。 上記で設定された露光ランプ電圧に合わせて、自
動濃度センサ基準値を設定し直す。
【0023】作像条件調整動作時には、基本的には、図
3中に示すように、これらの動作内容〜が順次実行
される。ここに、感光体1はもちろん、電位センサ14
や反射型フォトセンサ15を交換する場合には、通常、
本体電源スイッチ19を一旦切り、これらの部品の交換
後に本体電源スイッチ19を再投入するので、本体電源
スイッチ19の投入時に作像条件調整動作が実行され
る。一方、タイマ20の設定時間経過に伴い作像条件調
整動作を実行する場合には、本体電源スイッチ19がオ
フされておらず直前に感光体1等の各部品は交換されて
いない状態であるため、動作内容が省略された形
(動作内容の異なる形)で作像条件調整動作が実行され
る。即ち、本体電源スイッチ19の投入時に比して、タ
イマ20のタイムアップに伴う場合には短時間で作像条
件調整動作が実行される。
【0024】図1は本体電源スイッチ19の投入に伴
い、メイン制御部16により実行される制御ルーチンの
概要を示すフローチャートである。まず、本体電源スイ
ッチ19が投入されることにより起動し(ステップS
1)、この本体電源スイッチ19の投入に連動してタイ
マ20が投入時点を動作起点として24時間の計数を開
始する(S2)。本体電源スイッチ19の投入に伴い、
定着ヒータもオンし、定着ローラのヒートアップが開始
されるが、定着温度が100℃以下であるか否かの判断
を経て(S3)、100℃以下であれば、電源投入に伴
う態様Aの作像条件調整動作が実行される(S4)。即
ち、図3中に示すように、動作内容〜が順次実行さ
れる。このステップS4の作像条件調整動作は定着ロー
ラが完全に立ち上がるまでの時間内に実行され、その
後、複写動作可能状態となり、オペレータによる複写作
業待ち状態となる。
【0025】その後は、本体電源スイッチ19が切られ
ない限り(タイマ20がリセットされない限り)、タイ
マ20の計数動作がその動作起点から24時間経過した
か否かを随時チェックする(S5)。24時間経過して
いなければ待機する。この待機状態において、操作パネ
ル部においてキー操作があったか否かが随時チェックさ
れ(S9)、そのキー入力回数とタイマ20の経過時間
とを合わせて逐次メイン制御部16中のメモリ部分に記
憶していく(S10)。即ち、本体電源スイッチ19投
入後の操作パネル部におけるキー操作頻度の経時的な履
歴をメモリに記録していく。その後、本体電源スイッチ
19が24時間以上に渡ってオンしっ放しであり、タイ
マ20が24時間を計数してタイムアップすると(S5
のY)、複写動作の実行中であるか否かをチェックする
(S6)。複写動作を優先させるため、複写動作中であ
れば、複写動作が終了するのを待つ。これにより、複写
作業中のオペレータの作業が作像条件調整動作によって
妨害されることなくそのまま継続できる。タイマ20の
タイムアップ後で、複写動作が行われていない場合、タ
イマタイムアップに伴う態様Bの作像条件調整動作が実
行される(S7)。即ち、動作内容を除く動作内容
,〜が順次実行される。このステップS7の作像
条件調整動作はステップS4の作像条件調整動作時より
も短時間の処理として実行されるので、オペレータがい
つ次の画像形成作業を行うかは不定であることを考える
と、その制約時間が極力短くなり、オペレータの複写作
業に及ぼす影響が極力少なくなる。ここに、ステップS
7による作像条件調整動作の実行時には、禁止手段の機
能により複写動作が禁止されるとともに、報知手段の機
能により「機械自動調整中、1分間お待ち下さい」のよ
うなメッセージが操作パネル部の表示部に点滅表示され
る。よって、作像条件調整動作中に複写機を使用しよう
として近づいたオペレータがいたとしてもこの点滅表示
を確認することにより、現在使用できないこと及びその
理由が分かるので、オペレータに不信感を与えるような
ことはない。
【0026】この後、メモリに記憶されている過去24
時間におけるキー入力回数の経時的な履歴に基づき、キ
ー入力回数の少ない時間帯をキー操作頻度の少ない時間
帯として抽出し、その時間帯の中心点の時刻がタイマ2
0の動作起点となるように、このタイマ20の動作起点
を更新設定する(S8)。これにより、以後は、更新設
定された動作起点からタイマ20が計数動作を開始し、
その動作起点から24時間経過した時点(24時間タイ
マであるので、動作起点と同じとなる)で態様Bによる
作像条件調整動作を実行させることになる。
【0027】例えば、図4(a)に本体電源スイッチ1
9を午前8時(タイミングA)に投入した場合のキー入
力回数の15毎の履歴を示し、図中の縦線部分が長いほ
ど入力回数が多いものとすると、午後8時過ぎから翌日
の午前8時までの時間帯Cがキー操作頻度の少ない時間
帯として抽出され、この時間帯C中の中心時刻、ここで
は午前2時がタイマ20の動作起点として更新設定され
る。
【0028】よって、タイマ20がタイムアップして作
像条件調整動作を自動的に実行させる時期がキー操作頻
度の少ない時間帯中、即ち、複写動作を行わない可能性
の高い時間帯中となるので、自動的な作像条件調整動作
の実行によりオペレータに迷惑をかける可能性は極めて
少なくなる。
【0029】ここに、メモリに逐次記憶されるキー入力
回数の履歴としては、図4(a)のような場合に限ら
ず、例えば、図4(b)に示すように、キー入力回数
(キー操作頻度)の少ない時間帯が複数存在する場合も
ある。図示例では、昼休みに相当する正午から午後1時
頃までの時間帯D1 と、真夜中となる0時から翌朝4時
までの時間帯D2 とが相当するが、このような場合に
は、時間帯の長いほう、ここでは時間帯D2 側がその対
象として選択され、時間帯D2 における中心時刻である
午前2時がタイマ20の動作起点として更新設定され
る。即ち、このようにキー入力回数の少ない時間帯が複
数存在する場合には、何れの時間帯を選択してもよい
が、一番長い時間帯を選択することにより、オペレータ
が使用しない確率が一層高くなる。
【0030】なお、本実施の形態ではタイマ20として
24時間タイマを用いており、動作起点=設定時間経過
時となるため、キー操作頻度の少ない時間帯中にタイマ
20の動作起点を設定するようにしたが、動作起点≠設
定時間経過時となるタイマの場合には設定時間経過時が
キー操作頻度の少ない時間帯となるように逆算してタイ
マの動作起点を設定すればよい。
【0031】また、装置を使用する可能性が高いか低い
かは、操作パネル部のキー操作頻度の履歴のみならず、
装置付近における人の存在の有無に関する履歴も大いに
参考になるので、操作パネル部のキー操作頻度の履歴に
基づくタイマ20の動作起点の更新設定に代えて、人体
検知センサ21を利用し人体検知頻度の経時的な履歴に
基づきタイマ20の動作起点を更新設定することも有効
である。
【0032】即ち、図1のフローチャートの場合に準じ
て説明すると、本体電源スイッチ19投入による起動
後、タイマ20の計数動作がその動作起点から24時間
経過していない待機状態において、人体検知センサ21
により人体検知があったか否かを随時チェックし、その
人体検知回数とタイマ20の経過時間とを合わせて逐次
メイン制御部16中のメモリ部分に記憶していく。即
ち、本体電源スイッチ19投入後の人体検知センサ21
による人体検知頻度の経時的な履歴をメモリに記録して
いく。その後、本体電源スイッチ19が24時間以上に
渡ってオンしっ放しであり、タイマ20が24時間を計
数してタイムアップし、タイマタイムアップに伴う態様
Bの作像条件調整動作を実行した後、メモリに記憶され
ている過去24時間における人体検知回数の経時的な履
歴に基づき、人体検知回数の少ない時間帯を人体検知頻
度の少ない時間帯として抽出し、その時間帯の中心点の
時刻がタイマ20の動作起点となるように、このタイマ
20の動作起点が更新設定される。これにより、以後
は、更新設定された動作起点からタイマ20が計数動作
を開始し、その動作起点から24時間経過した時点(2
4時間タイマであるので、動作起点と同じとなる)で態
様Bによる作像条件調整動作を実行させることになる。
【0033】例えば、図4(a)に本体電源スイッチ1
9を午前8時(タイミングA)に投入した場合の人体検
知回数の15毎の履歴を示し、図中の縦線部分が長いほ
ど人体検知回数が多いものとすると、午後8時過ぎから
翌日の午前8時までの時間帯Cが人体検知頻度の少ない
時間帯として抽出され、この時間帯C中の中心時刻、こ
こでは午前2時がタイマ20の動作起点として更新設定
される。
【0034】よって、タイマ20がタイムアップして作
像条件調整動作を自動的に実行させる時期が人体検知頻
度の少ない時間帯中、即ち、無人的で複写動作を行わな
い可能性の高い時間帯中となるので、自動的な作像条件
調整動作の実行によりオペレータに迷惑をかける可能性
は極めて少なくなる。
【0035】ここに、メモリに逐次記憶される人体検知
回数の履歴としては、図4(a)のような場合に限ら
ず、例えば、図4(b)に示すように、人体検知回数
(人体検知頻度)の少ない時間帯が複数存在する場合も
ある。図示例では、昼休みに相当する正午から午後1時
頃までの時間帯D1 と、真夜中となる0時から翌朝4時
までの時間帯D2 とが相当するが、このような場合に
は、時間帯の長いほう、ここでは時間帯D2 側がその対
象として選択され、時間帯D2 における中心時刻である
午前2時がタイマ20の動作起点として更新設定され
る。即ち、このように人体検知回数の少ない時間帯が複
数存在する場合には、何れの時間帯を選択してもよい
が、一番長い時間帯を選択することにより、オペレータ
が使用しない確率が一層高くなる。
【0036】なお、この場合にも動作起点≠設定時間経
過時となるタイマの場合には設定時間経過時が人体検知
頻度の少ない時間帯となるように逆算してタイマの動作
起点を設定すればよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、本体電源
スイッチの投入に連動するタイマを有し、本体電源スイ
ッチ投入時及びタイマの設定時間経過時に感光体表面電
位等の作像プロセス条件を自動的に調整する作像条件調
整動作を実行する制御手段を備えた画像形成装置におい
て、装置の使用状態、環境に応じてタイマの動作起点を
自動的に設定するようにしたので、本体電源スイッチ投
入時はもちろん、本体電源スイッチを投入したままであ
ってもその投入に連動する安価なタイマが設定時間を経
過した場合には、その時点で作像条件調整動作が実行さ
れるが、この際にタイマの動作起点が装置の使用状態や
環境に応じて自動的に設定されるため、装置が使用され
ない時期にタイマが設定時間経過時となって作像条件調
整動作が実行されるように実行時期の適切化を図ること
ができ、よって、自動的に行われる作像条件調整動作に
よってオペレータの画像形成作業を妨害することなく、
経時的に安定した画像品質を維持するのに役立つ。
【0038】請求項2記載の発明によれば、本体電源ス
イッチ投入後の本体操作部におけるキー操作頻度の経時
的な履歴を記録し、タイマの設定時間経過時がキー操作
頻度の少ない時間帯中となるようにタイマの動作起点を
設定するので、現実の履歴に基づき使用頻度が少ない時
期に作像条件調整動作を実行させる確率が高めることが
でき、よって、オペレータの画像形成作業を妨害してし
まうケースを一層減らすことができる。特に、請求項3
記載の発明によれば、キー操作頻度に関する履歴中にキ
ー操作頻度の少ない時間帯が複数存在する場合には最も
長い時間帯を動作起点の設定対象として選択するように
したので、使用頻度が少ない時期に作像条件調整動作が
実行される確率をより一層高めることができる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、装置本体周
囲の所定範囲内の人体の存在を検知する人体検知手段を
有し、本体電源スイッチ投入後の人体検知手段による人
体検知頻度の経時的な履歴を記録し、タイマの設定時間
経過時が人体検知頻度の少ない時間帯中となるようにタ
イマの動作起点を設定するようにしたので、現実の履歴
に基づき使用頻度が少ない時期に作像条件調整動作を実
行させる確率が高めることができ、よって、オペレータ
の画像形成作業を妨害してしまうケースを一層減らすこ
とができる。特に、請求項6記載の発明によれば、人体
検知頻度に関する履歴中に人体検知頻度の少ない時間帯
が複数存在する場合には最も長い時間帯を動作起点の設
定対象として選択するようにしたので、使用頻度が少な
い時期に作像条件調整動作が実行される確率をより一層
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す本体電源スイッチ
投入に伴う制御ルーチンのフローチャートである。
【図2】複写機の作像系を中心に示す概略構成図であ
る。
【図3】作像条件調整動作の処理内容及びその動作タイ
ミングを示すタイムチヤートである。
【図4】キー操作回数或いは人体検知回数の経時的な履
歴を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光体 16 制御手段 19 本体電源スイッチ 20 タイマ 21 人体検知手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体電源スイッチの投入に連動するタイ
    マを有し、前記本体電源スイッチ投入時及び前記タイマ
    の設定時間経過時に感光体表面電位等の作像プロセス条
    件を自動的に調整する作像条件調整動作を実行する制御
    手段を備えた画像形成装置において、装置の使用状態、
    環境に応じて前記タイマの動作起点を自動的に設定する
    ようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 本体電源スイッチ投入後の本体操作部に
    おけるキー操作頻度の経時的な履歴を記録し、タイマの
    設定時間経過時がキー操作頻度の少ない時間帯中となる
    ように前記タイマの動作起点を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 キー操作頻度に関する履歴中にキー操作
    頻度の少ない時間帯が複数存在する場合には最も長い時
    間帯を動作起点の設定対象として選択するようにしたこ
    とを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 タイマが24時間タイマであり、キー操
    作頻度の少ない時間帯中にタイマの動作起点が設定され
    ることを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 装置本体周囲の所定範囲内の人体の存在
    を検知する人体検知手段を有し、本体電源スイッチ投入
    後の前記人体検知手段による人体検知頻度の経時的な履
    歴を記録し、タイマの設定時間経過時が人体検知頻度の
    少ない時間帯中となるように前記タイマの動作起点を設
    定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 人体検知頻度に関する履歴中にキー操作
    頻度の少ない時間帯が複数存在する場合には最も長い時
    間帯を動作起点の設定対象として選択するようにしたこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 タイマが24時間タイマであり、人体検
    知頻度の少ない時間帯中にタイマの動作起点が設定され
    ることを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007030325A (ja) * 2005-07-26 2007-02-08 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置、印刷方法及び印刷プログラム
US9900456B2 (en) 2015-03-18 2018-02-20 Ricoh Company, Ltd. Human body detection device and image forming apparatus

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JP4650146B2 (ja) * 2005-07-26 2011-03-16 富士ゼロックス株式会社 印刷装置及び印刷プログラム
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