JPH10221921A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10221921A
JPH10221921A JP9025304A JP2530497A JPH10221921A JP H10221921 A JPH10221921 A JP H10221921A JP 9025304 A JP9025304 A JP 9025304A JP 2530497 A JP2530497 A JP 2530497A JP H10221921 A JPH10221921 A JP H10221921A
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mark
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Takao Tagawa
敬雄 田川
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、最初のフルカラー画像形成に要す
る時間が大きくばらつき動作モードによっては動作準備
に遅れが生じてマーク検出信号を1回見送ることになっ
て生産性が低下してしまうという課題を解決しようとす
るものである。 【解決手段】 この発明は、コマンドを出力する毎に画
像信号を受け取り像担持体上に複数のトナー像を順次に
形成する画像形成部と、像担持体から複数のトナー像が
重ねて転写される中間転写体と、中間転写体上のマーク
を検出する手段52と、この手段52からのマーク検出
信号より所定の時間が経過したときに前記コマンドを出
力する手段58とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、ファクシミ
リ、プリンタなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、感光体ドラムや感光
体ベルトなどの像担持体上に複数のトナー像を順次に形
成してこれらの複数のトナー像を中間転写ベルト、中間
転写ドラムなどの中間転写体上に重ねて転写した後に、
中間転写体上のトナー像を記録紙、OHPシートなどの
転写材に転写するものが知られている。
【0003】例えば、スキャナにて原稿画像の読み取り
を複数回行って複数のカラー画像信号を出力し、この複
数のカラー画像信号を複数の記録色の画像信号に変換
し、プリンタにてその複数の記録色の画像信号により感
光体ドラムや感光体ベルトなどの像担持体上に複数の記
録色のトナー像を順次に形成してこれらのトナー像を中
間転写ベルト、中間転写ドラムなどの中間転写体上に重
ねて転写することでフルカラー画像を形成した後に、中
間転写体上のフルカラー画像を記録紙、OHPシートな
どの転写材に転写するフルカラーデジタル画像形成装置
が知られている。
【0004】像担持体上に各色のトナー像を形成する場
合には、例えば各色の現像を行う複数の現像器を保持し
たリボルバー方式の現像装置が用いられ、像担持体上に
複数の静電潜像を形成し、現像装置を回転させることに
より複数の現像器を順次に現像位置に移動させながら像
担持体上の各静電潜像を各現像器でそれぞれ現像して各
色のトナー像としている。
【0005】このようなフルカラーデジタル画像形成装
置においては、各色間の色ずれ、つまり、中間転写体上
に重ねて転写する各色のトナー像の間のずれが極めて大
きな問題となる。この問題を解決するために、中間転写
体上にトナー像による基準マークを形成して該基準マー
クをマーク検出手段により検出し、各色のトナー像の形
成をマーク検出手段からの基準マーク検出信号により開
始してそのトナー像を中間転写体上に転写することで、
色合わせを行う、つまり、各色のトナー像の位置を合わ
せるようにした画像形成装置が特開平7ー325455
号公報に記載されている。
【0006】また、特開平7ー92763号公報には、
中間転写体上の所定の位置に基準マークを設けて該基準
マークをマーク検出手段により検出し、各色のトナー像
の形成をマーク検出手段からの基準マーク検信号により
開始してそのトナー像を中間転写体上に転写すること
で、色合わせを行うようにした画像形成装置が記載され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7ー927
63号公報記載の画像形成装置では、中間転写体上の所
定の位置に基準マークを設けて該基準マークをマーク検
出手段により検出し、このマーク検出手段の基準マーク
信号により色合わせを行うので、待機時における中間転
写体上の基準マークの位置とマーク検出手段との位置関
係が固定されていないために、最初にフルカラー画像を
形成する際に中間転写体上の基準マークがマーク検出手
段のマーク検出位置に到達するまでの時間がばらつき、
最初のフルカラー画像の形成に要する時間が大きくばら
ついてしまう。
【0008】また、待機時に中間転写体上の基準マーク
が固定位置にあったとしても、動作モードによっては動
作準備に遅れが生じ、マーク検出手段が中間転写体上の
基準マークを検出したときに動作を開始できる状態にな
っていなくて次にマーク検出手段が中間転写体上の基準
マークを検出するまで動作の実行を開始することができ
ない場合が生じ、マーク検出手段からのマーク検出信号
を1回見送ることになって中間転写体が1周近く回転す
る時間が無駄時間になり、画像形成物の生産性が低下し
てしまう。
【0009】例えば、原稿送り装置により原稿をスキャ
ナの読み取り位置に送る時間がスキャナやプリンタの動
作準備にかかる時間よりも長い場合や、リボルバー方式
の現像装置を使用した場合であって最初に現像を行う現
像器が現像位置と異なる位置にある場合、スキャナが原
稿走査開始位置を可変できるものであって動作開始時に
原稿走査開始位置を変えなければならない場合は、マー
ク検出手段が中間転写体上の基準マークを検出したとき
には、原稿がスキャナの読み取り位置に送られていなか
ったり、最初に現像を行う現像器が現像位置に移動して
いなかったり、スキャナの原稿走査開始位置が所定の位
置に変えられていなかったりすることにより、動作を開
始できる状態になっておらず、次にマーク検出手段が中
間転写体上の基準マークを検出するまで動作の実行を開
始することができず、マーク検出手段からのマーク検出
信号を1回見送ることになって中間転写体が1周近く回
転する時間が無駄時間になり、画像形成物の生産性が低
下してしまう。
【0010】本発明は、マーク検出手段からのマーク検
出信号を1回見送ることがなく、最初の画像形成に要す
る時間を最適化することができ、動作モードによる無駄
時間を無くして最初の画像形成に要する時間を最適化す
ることができ、画像形成物の生産性を向上させることが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、コマンドを出力する毎に画
像信号を受け取り複数の受け取った画像信号により、移
動する像担持体上に複数のトナー像を順次に形成する画
像形成部と、所定の位置にマークを有していて回転駆動
され前記像担持体から複数のトナー像が重ねて転写され
る中間転写体と、この中間転写体上のマークを所定の位
置で検出するマーク検出手段と、このマーク検出手段か
らのマーク検出信号より所定の時間が経過したときに前
記コマンドを出力するコマンド発信手段とを備えたもの
であり、マーク検出手段からのマーク検出信号を1回見
送ることがなく、最初の画像形成に要する時間を最適化
することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記所定の時間を任意に設定する
設定手段を備え、前記コマンド発信手段は前記マーク検
出手段からのマーク検出信号より前記設定手段で設定さ
れた時間が経過したときに前記コマンドを出力するもの
であり、マーク検出手段からのマーク検出信号を1回見
送ることがなく、最初の画像形成に要する時間を最適化
することができる。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、設定された動作モードにより、前
記マーク検出手段のマーク検出から動作準備の完了まで
の時間を判断して該時間に応じて前記所定の時間を設定
する設定手段を備え、前記コマンド発信手段は前記マー
ク検出手段からのマーク検出信号より前記設定手段で設
定された時間が経過したときに前記コマンドを出力する
ものであり、動作モードによる無駄時間を無くして最初
の画像形成に要する時間を最適化することができ、画像
形成物の生産性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図3は本発明の一実施形態を示
し、図4はこの実施形態の感光体からなる像担持体及び
中間転写ベルトからなる中間転写体の回りの部分を拡大
して示す。この実施形態は、請求項1〜3に係る発明の
一実施形態であり、中間転写ベルトを用いた電子写真方
式カラー複写装置からなるカラー画像形成装置の一実施
形態である。
【0015】カラー画像読み取り装置(以下、カラース
キャナと称す)1は、原稿台2上の原稿3を照明ランプ
4により照明し、その反射光像をミラー群5〜7および
レンズ8を介してカラーセンサ9に結像すると共に、照
明ランプ4及び可動光学系5〜7をスキャナモータによ
り移動させて原稿3を走査し、原稿3のカラー画像情報
を例えば青色(以下Bと称す)、緑色(以下Gと称
す)、赤色(以下Rと称す)毎に色分解して読み取り、
電気的な画像信号に変換する。ここに、原稿3は、原稿
台2上に手でセットしてもよく、原稿台2上に原稿送り
装置でセットしてもよい。
【0016】カラーセンサ9は、レンズ8からの光を
B、G、Rの各色成分に色分解する色分解手段と、この
色分解手段で色分解されたB、G、Rの各色成分をそれ
ぞれ電気的な画像信号に変換するCCDからなる光電変
換素子とで構成され、原稿の3色同時読み取りを行う。
カラースキャナ1で得られたB、G、Rの色分解画像信
号はその強度レベルをもとにして画像処理部(図示せ
ず)で色変換処理を受けて黒色(以下BKと称す)、シ
アン(以下Cと称す)、マゼンタ(以下Mと称す)、黄
色(以下Yと称す)の各色のカラー画像データに変換さ
れる。カラー画像記録装置(以下カラープリンタと称
す)10は、その画像処理部からのカラー画像データが
画像形成信号として入力されてこの画像形成信号により
BK、C、M、Yの各色の顕像としてのトナー像を形成
し、これらの顕像を重ね合わせて最終的なフルカラー画
像を形成する。
【0017】ここに、BK、C、M、Yの各色の画像デ
ータを得るためのカラースキャナ1は、カラープリンタ
10の動作とタイミングを取って照明ランプ4及び光学
系5〜7が左矢印方向へ移動することによって原稿台2
上の原稿3を走査し、1回の原稿走査毎に1色の画像デ
ータを得る。カラースキャナ1がこのような動作を合計
4回繰り返すことによって、画像処理部が順次にBK、
C、M、Yの4色の画像データを得る。そして、各色の
画像データを得る度毎にカラープリンタ10で順次にそ
の画像データにより各色の顕像を形成してこれらを重ね
合わせてフルカラー画像を作成する。
【0018】カラープリンタ10においては、光書込手
段としての書込光学ユニット11は、上記画像処理部か
らのカラー画像データからなる画像形成信号を光信号に
変換して感光体からなる像担持体、例えば感光体ドラム
12に原稿画像に対応した光書き込みを行なって静電潜
像を形成する。この書込光学ユニット11は、ポリゴン
ミラー14をモータ15により回転させて発光駆動制御
部(図示せず)で画像形成信号により半導体レーザ13
の発光駆動制御を行い、半導体レーザ13からのレーザ
光をポリゴンミラー14により偏向走査してf/θレン
ズ16,反射ミラー17を介して感光体ドラム12に照
射する。
【0019】感光体ドラム12は回転駆動部により回転
駆動されて矢印の如く反時計方向に回転する。この感光
体ドラム12の回りにはクリーニング手段としての感光
体クリーニング装置(クリーニング前除電器18を含
む)19、除電手段としての除電ランプ20、帯電手段
としての帯電器21、表面電位検出手段としての電位セ
ンサ22、現像手段としてのリボルバー方式現像装置に
おけるBK現像器23、C現像器24、M現像器25、
Y現像器26、光学センサからなる現像濃度パターン検
知器27、中間転写ベルト28などが配置されている。
リボルバー方式現像装置はBK現像器23、C現像器2
4、M現像器25、Y現像器26を保持し、リボルバー
方式現像装置が回転してBK現像器23、C現像器2
4、M現像器25、Y現像器26が現像位置へ選択的に
移動する。
【0020】各現像器23〜26は、感光体ドラム12
上の静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラ
ム12の表面に接触させて回転する現像スリーブ23
a,24a,25a,26aと、内部の現像剤を汲み上
げて攪拌するために回転する現像パドル23b,24
b,25b,26bおよび現像剤のトナー濃度を検知す
るトナー濃度センサ23c,24c,25c,26cな
どで構成されている。
【0021】さて、待機状態では4つの現像器23〜2
6は全て現像スリーブ23a,24a,25a,26a
上の現像剤が穂切り(現像不作動)状態になっている
が、現像器23〜26の各現像動作の順序(BK、C、
M、Yの各画像形成の順序)はBK、C、M、Yの順で
その静電潜像を現像する順序となっている。ただし、各
色の画像形成の順序はこれに限定されるものではなく、
任意の順序とすることができる。
【0022】操作部の指示で複写動作を開始する時に
は、感光体ドラム12が回転駆動部により回転されて帯
電器21により均一に帯電される。そして、カラースキ
ャナ1が所定のタイミングでBK画像データを得るため
の原稿読み取りを開始し、このカラースキャナ1からの
画像データにより画像処理部がBK画像データを得て該
BK画像データに基づいて書込光学ユニット11が感光
体ドラム12にレーザ光による光書き込みを行って静電
潜像を形成する。したがって、帯電器21及び書込光学
ユニット11は感光体ドラム12上に静電潜像を形成す
る静電潜像形成手段を構成している。
【0023】以下、このBK画像データによる静電潜像
をBK潜像と称す。C、M、Y各色の画像データによる
静電潜像も同様にC潜像、M潜像、Y潜像と称す。BK
現像器23は、現像位置にて、BK潜像をその先端部か
ら現像可能とすべく、現像位置にBK潜像先端部が到達
する前に現像スリーブ23aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そし
て以後、感光体ドラム12上のBK潜像領域の現像動作
が続けられるが、BK現像器23はBK潜像後端部が現
像位置を通過した時点で速やかに現像スリーブ23a上
の現像剤の穂切りを行なって現像不作動状態にする。こ
れは、少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端
部が現像位置に到達する前に完了させる。なお、現像剤
の穂切りは現像スリーブ23aの回転方向を、現像動作
中とは逆方向に切替えることで行う。
【0024】感光体ドラム12上のBKトナー像は、感
光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト
28の表面に転写される。以下、感光体ドラム12から
中間転写ベルト28へのトナー像転写をベルト転写と称
す。ベルト転写は、感光体ドラム12と中間転写ベルト
28が接触している状態において、電極を構成する転写
バイアスローラ29に高圧電源から所定のバイアス電圧
を印加することで行う。
【0025】感光体ドラム12はBKトナー像の転写後
にクリーニング前除電器18を含む感光体クリーニング
装置19により除電及びクリーニングを受け、再び帯電
器21により均一に帯電される。なお、中間転写ベルト
28は感光体ドラム12に順次に形成されたBK、C、
M、Yの各トナー像が同ー面に順次に位置合せして転写
されることにより4色重ねのベルト転写画像が形成さ
れ、その後、このベルト転写画像が転写紙にー括して転
写される。中間転写ベルトユニットの構成・動作につい
ては後述する。
【0026】ところで、感光体ドラム12側では上述の
ようなBK画像形成工程の次にC画像形成工程に進む
が、このC画像形成工程では所定のタイミングでカラー
スキャナ1がC画像データを得るための原稿読み取りを
始め、カラースキャナ1からの画像データにより画像処
理部がC画像データを得て該C画像データに基づいて書
込光学ユニット11が感光体ドラム12にレーザ光によ
る光書き込みを行ってC潜像を形成する。
【0027】C現像器24は、C画像形成工程で現像位
置に移動して、先のBK潜像後端部が通過した後で且つ
C潜像の先端が到達する前に現像スリーブ24aが回転
を開始して現像剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで
現像する。以後、C現像器24は、感光体ドラム12上
のC潜像領域の現像を続けるが、C潜像の後端部がC現
像器24の現像位置を通過した時点で、先のBK現像器
23の場合と同様にC現像スリーブ24a上の現像剤の
穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部が現像位
置に到達する前に完了する。
【0028】感光体ドラム12上のCトナー像は、感光
体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト2
8の表面に転写される。感光体ドラム12はCトナー像
の転写後にクリーニング前除電器18を含む感光体クリ
ーニング装置19により除電及びクリーニングを受け、
再び帯電器21により均一に帯電される。
【0029】感光体ドラム12側では上述のようなC画
像形成工程の次にM画像形成工程に進むが、このM画像
形成工程では所定のタイミングでカラースキャナ1がM
画像データを得るための原稿読み取りを始め、カラース
キャナ1からの画像データにより画像処理部がM画像デ
ータを得て該M画像データに基づいて書込光学ユニット
11が感光体ドラム12にレーザ光による光書き込みを
行ってM潜像を形成する。
【0030】M現像器25は、M画像形成工程で現像位
置に移動し、先のC潜像後端部が通過した後で且つM潜
像の先端が到達する前に現像スリーブ25aが回転を開
始して現像剤の穂立てを行い、M潜像をMトナーで現像
する。以後、M現像器25は感光体ドラム12上のM潜
像の現像を続けるが、M潜像の後端部がM現像器25の
現像位置を通過した時点で、先のC現像器24の場合と
同様にM現像スリーブ25a上の現像剤の穂切りを行
う。これもやはり次のY潜像先端部が現像位置に到達す
る前に完了する。
【0031】感光体ドラム12上のMトナー像は、感光
体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト2
8の表面に転写される。感光体ドラム12はMトナー像
の転写後にクリーニング前除電器18を含む感光体クリ
ーニング装置19により除電及びクリーニングを受け、
再び帯電器21により均一に帯電される。
【0032】感光体ドラム12側では上述のようなM画
像形成工程の次にY画像形成工程に進むが、このY画像
形成工程では所定のタイミングでカラースキャナ1がY
画像データを得るための原稿読み取りを始め、カラース
キャナ1からの画像データにより画像処理部がY画像デ
ータを得て該Y画像データに基づいて書込光学ユニット
11が感光体ドラム12にレーザ光による光書き込みを
行ってY潜像を形成する。
【0033】Y現像器26は、Y画像形成工程で現像位
置に移動し、先のM潜像後端部が通過した後で且つY潜
像の先端が到達する前に現像スリーブ26aが回転を開
始して現像剤の穂立てを行い、Y潜像をYトナーで現像
する。以後、Y現像器26は感光体ドラム12上のY潜
像の現像を続けるが、Y潜像の後端部が現像位置を通過
した時点で、先のM現像器25の場合と同様にY現像ス
リーブ26a上の現像剤の穂切りを行う。これもY潜像
後端部が現像位置に到達した後に完了する。感光体ドラ
ム12上のYトナー像は、感光体ドラム12と等速で駆
動されている中間転写ベルト28の表面に転写される。
【0034】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト28は、駆動ローラ31、ベル
ト転写バイアスローラ29および従動ローラ群32、3
3に張架されており、図示してないモータにより駆動ロ
ーラ31が駆動されて中間転写ベルト28が回転する。
中間転写ベルト28は、電荷付与手段としての高圧電源
からベルト転写バイアスローラ29を介して転写バイア
スが印加されることで電荷が付与され、感光体ドラム1
2上の各色のトナー像が重ねて転写される。
【0035】中間転写ベルト28をクリーニングするク
リーニング手段としてのベルトクリーニング装置35
は、ブラシローラ35a、ゴムブレード35b、中間転
写ベルト28に対する接離機構35cなどで構成されて
おり、1色目のBK画像をベルト転写した後にC画像,
M画像,Y画像をベルト転写している間には、ブラシロ
ーラ35a及びゴムブレード35bが接離機構35cに
よって中間転写ベルト28から離間されている。
【0036】中間転写ベルト28上のフルカラー画像を
転写紙からなる転写材に転写させる転写手段としての紙
転写ユニット36は、紙転写バイアスローラ36a、ロ
ーラクリーニングブレード36b、中間転写ベルト28
に対する接離機構36cなどで構成されている。紙転写
バイアスローラ36aは、通常、中間転写ベルト28か
ら離間しているが、中間転写ベルト28に形成された4
色重ね画像(フルカラー画像)が転写紙にー括して転写
される時にタイミングを取って接離機構36cで押圧さ
れて中間転写ベルト28に当接し、所定の転写バイアス
電圧が高圧電源より印加されて紙転写バイアスローラ3
6aと中間転写ベルト28との間の紙転写位置を通過す
る転写紙へ中間転写ベルト28上の4色重ね画像を転写
させる。
【0037】この場合、転写紙は転写材供給手段として
の転写紙カセット37〜40のうち選択されたものから
給紙ローラ41〜44のいずれかによりレジストローラ
45へ給紙され、又は手差し給紙トレイ46から給紙ロ
ーラ41によりレジストローラ45へ給紙され、レジス
トローラ45はその転写紙を中間転写ベルト28上の4
色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミング
に合わせて給紙する。
【0038】さて、中間転写ベルト28から4色重ねト
ナー像がー括して転写された転写紙は、紙搬送ユニット
47により定着器48へ搬送され、定着器48の所定温
度にコントロールされている定着ローラ48aと加圧ロ
ーラ48bによりトナー像が溶融定着されてコピートレ
イ49へフルカラーコピーとして排出される。また、ベ
ルト転写後の感光体ドラム12は、感光体クリーニング
装置19でクリーニング前除電器18により均一に除電
されてブラシローラ19a、ゴムブレード19bにより
表面がクリーニングされ、除電ランプ20により均一に
除電される。
【0039】また、転写紙へトナー像を転写した後の中
間転写ベルト28はクリーニングユニット35のブラシ
ローラ35a、ゴムブレード35bにより表面がクリー
ニングされる。このとき、クリーニングユニット35は
ブラシローラ35a、ゴムブレード35bが接離機構3
5cで中間転写ベルト28へ押圧される。
【0040】連続的に複写を行うリピートコピー時に
は、カラースキャナ1の動作および感光体ドラム12へ
の画像形成が1枚目のY(4色目)作像工程に引き続い
て開始され、所定のタイミングで2枚目のBK(1色
目)作像工程に進む。また、中間転写ベルト28は4色
重ね画像を1枚目の転写紙へー括して転写する工程に引
き続いて表面がクリーニング装置35でクリーニングさ
れてそこに2枚目のBKトナー像がベルト転写される。
その後は1枚目の複写動作と同様な複写動作が行われ、
以降1枚毎に同様な複写動作が行われる。
【0041】なお、転写紙カセット37〜40は各種サ
イズの転写紙が収納されており、給紙ローラ41〜44
のいずれかにより操作パネル(図示せず)で指定された
サイズの転写紙が収納されている転写紙カセットからタ
イミングを取ってレジストローラ45へ給紙される。手
差し給紙トレイ46はOHP用紙や厚紙などを手差しモ
ードで給紙する場合に用いられる。
【0042】以上の動作は操作部の指示で4色フルカラ
ーの画像形成を行ってフルカラーコピーを得るコピーモ
ードの動作であるが、3色コピーモードや2色コピーモ
ードでコピーを得る場合は操作部で指定された色と回数
の分について上記と同様の動作を行うことになる。ま
た、単色のコピーを得る単色コピーモードの場合は、所
定枚数の複写が終了するまでの間にその単色の現像器の
みを現像作動(現像剤の穂立て)状態にして、中間転写
ベルト28を感光体ドラム12に接触したままで往動方
向にー定速度で駆動し、さらにベルトクリーニングユニ
ット35も中間転写ベルト28に接触したままの状態と
して複写動作を行う。
【0043】図5(a)に示すように、中間転写ベルト
28は各色の画像形成動作を開始させるための基準マー
ク51が所定の位置に設けられている。中間転写ベルト
28は、少なくとも非画像形成領域(トナー像が転写さ
れない領域)である端部28aが透光性を有する材料に
より構成され、端部28aにおける回転方向の所定位置
に基準マーク51としての切欠き部が形成されている。
【0044】また、図5(b)に示すように、中間転写
ベルト28の端部28aを挾む所定の位置にはマーク検
出手段としての発光ダイオード52a及び受光素子52
bからなる透過型センサー52が配設される。このセン
サー52は、中間転写ベルト28が回転して基準マーク
51が所定の検出位置に到来した時に基準マーク51を
検出してマーク検出信号を出力する。
【0045】図6は、センサー52からのマーク検出信
号により書込光学ユニット11の書込開始タイミングを
決定するための制御系を示す。制御手段53は、内部に
タイマーを有し、センサー52からマーク検出信号が入
力される。書込開始信号発生手段54は制御手段53か
ら入力信号が入力されることにより書込開始信号を出力
し、書込制御手段55は書込開始信号発生手段54から
の書込開始信号に基づいて書込光学ユニット11の一連
の動作を制御する。
【0046】今、センサー52が基準マーク51を検出
してマーク検出信号を制御手段52へ出力すると、制御
手段52はセンサー52からのマーク検出信号をトリガ
ーとして内部のタイマーでクロックをカウントすること
により計時し、タイマーで所定数のクロックをカウント
して所定時間を計時した時に書込開始信号発生手段54
に制御信号を出力する。この所定時間はBK、C、M、
Y各色の書き込みで全て同一時間に設定される。
【0047】書込開始信号発生手段54は、制御手段5
3から制御信号が入力されると同時に書込開始信号を書
込制御手段55へ出力し、書込制御手段55は書込開始
信号発生手段54から書込開始信号が入力されることに
より書込光学ユニット11の一連の動作を開始させて書
込光学ユニット11の半導体レーザ13の発光駆動を開
始する。従って、感光体ドラム12上の潜像先端位置よ
り感光体ドラム12から中間転写ベルト28へのベルト
転写位置までの距離はBK、C、M、Y各色の画像の間
で全て同一となり、多重転写時の色ずれが防止される。
【0048】この実施形態では、中間転写ベルト28と
して少なくとも端部が透光性を有する中間転写ベルトを
用いて透過型センサー52で中間転写ベルト28上の基
準マーク51を検出したが、中間転写ベルト28として
非透光性を有する中間転写ベルトを用いると共にマーク
検出手段として透過型センサー52の代りに反射型フォ
トセンサーを用いてこれを中間転写ベルト28の内部側
端部領域に対向して配置し、この反射型フォトセンサー
で中間転写ベルト28上の基準マーク51を検出するよ
うにしてもよい。
【0049】また、中間転写ベルト28の端部領域にゴ
ム磁石を接着し、マーク検出手段として磁気センサーを
用いて該磁気センサーで中間転写ベルト28上の基準マ
ーク51を検出するようにしてもよい。また、これとは
逆に中間転写ベルト28の端部領域における基準マーク
51を除いた部分をゴム磁石とし、マーク検出手段とし
て磁気センサーを用いて該磁気センサーで中間転写ベル
ト28の端部領域における非磁気部分を検出するように
してもよい。更に、中間転写体としての中間転写ベルト
28は中間転写体としての中間転写ドラム等を用いても
同様な効果が得られる。
【0050】図1は本実施形態の信号制御を行う制御系
を示し、図2は本実施形態の動作タイミングを示す。カ
ラープリンタ10において、ベルトマーク制御部56
は、中間転写ベルト28が回転駆動される前に予め本実
施形態の動作モードをチェックし、センサー52の基準
マーク51検出(センサー52からマーク検出信号が入
力された時)からカラースキャナ1へコマンドとしてス
キャナスタート信号を出力する時までの時間を動作モー
ドに応じて決定する。ここに、カラースキャナ1は、ベ
ルトマーク制御部56からスキャナスタート信号が入力
される毎に、上述のようにスキャナモータ57による照
明ランプ4及び可動光学系5〜7の移動で原稿台2上の
原稿3の走査を開始して原稿3の読み取り動作を開始す
る。
【0051】ベルトマーク制御部56は、ベルト転写を
行う動作モード(中間転写モード)で、センサー52が
基準マーク51を検出してセンサー52からマーク検出
信号が入力されることによりセンサー52の基準マーク
51検出(センサー52からのマーク検出信号の入力)
からスキャナスタート信号までの時間を計時するための
クロックのカウントを開始し、上記決定した時間が経過
した時にスキャナスタート信号発信部58にスキャナス
タート信号の発信を指示する。
【0052】スキャナスタート信号発信部58は、ベル
トマーク制御部56からのスキャナスタート信号による
割り込みを受けると、直ちにスキャナスタート信号をカ
ラースキャナ1のスキャナ制御部59へ出力する。スキ
ャナ制御部59は、スキャナスタート信号発信部58か
らのスキャナスタート信号による割り込みを受けると、
直ちにスキャナモータ57を駆動して照明ランプ4及び
可動光学系5〜7を移動させ、原稿台2上の原稿3の読
み取り動作を開始させる。
【0053】また、スキャナ制御部59は、スキャナス
タート信号による割り込みでスキャナモータ57の駆動
を開始させると同時に、ゲート信号を有効画像領域分出
力する時間を計時するためにクロックをカウントし、ゲ
ート信号発信部60にシーケンス制御部61へゲート信
号を有効画像領域分アサートさせる。カラープリンタ1
のシーケンス制御を行うシーケンス制御部61はゲート
信号発信部60からのゲート信号による割り込みを受け
て、中間転写ベルト28上のフルカラー画像と転写紙と
の位置合わせ制御を行う。
【0054】図2に示すように、センサー52からのマ
ーク検出信号よりスキャナスタート信号アサートまでの
時間taを各色の画像形成毎に一定にすることで、色ず
れを防止する。この実施形態において、原稿送り装置に
より原稿をカラースキャナ1の読み取り位置(原稿台2
上の原稿セット位置)に送る時間がカラースキャナ1や
カラープリンタ10の動作準備にかかる時間よりも長い
場合や、リボルバー方式の現像装置を使用した場合であ
って最初に現像を行うBK現像器23が現像位置と異な
る位置にある場合、カラースキャナ1が原稿走査開始位
置を可変できるものであって動作開始時に原稿走査開始
位置を変えなければならない場合は、動作準備が遅れ、
センサー52が中間転写ベルト28上の基準マーク51
を検出した後に動作準備が整うことが予測される。
【0055】この動作準備の遅れ時間は、動作モードに
より予測することが可能であり、つまり、原稿送り装置
を使用するか否か、リボルバー方式の現像装置における
最初に現像を行うBK現像器23が現像位置にあるか否
か、カラースキャナ1の原稿走査開始位置を可変するか
否かなどにより予測することが可能である。そこで、ベ
ルトマーク制御部56は、中間転写ベルト28が回転駆
動される前に予め本実施形態の動作モードをチェック
し、設定されている動作モードにより、センサー52か
らマーク検出信号が入力された時から動作準備の完了ま
での時間tbを判断し、この時間tbに応じてtb<t
a<tcの関係になるようなtaを設定する。
【0056】tcは中間転写ベルト28が1周分回転す
るのに要する時間である。従って、従来装置のように待
機時における中間転写体上の基準マーク51の位置とマ
ーク検出手段との位置関係が固定されていないために、
最初にフルカラー画像を形成する際に中間転写体上の基
準マークがマーク検出手段のマーク検出位置に到達する
までの時間がばらついて、最初のフルカラー画像の形成
に要する時間が大きくばらついてしまうという不具合を
解消することができ、最初のカラー画像形成に要する時
間を最適化することができる。
【0057】また、動作モードによって、センサー52
からのマーク検出信号を1回見送って中間転写ベルト2
8が1周近く回転する時間が無駄時間になるという不具
合を解消することができ、最初のカラー画像形成に要す
る時間を最適化することができて画像形成物の生産性を
向上させることができる。また、基準マーク51とゲー
ト信号との関係はカラースキャナ1とカラープリンタ1
0との通信コマンドに依存しないで確立することができ
る。
【0058】この実施形態は、請求項1に係る発明の一
実施形態であって、コマンドとしてのスキャナスタート
信号を出力する毎に画像信号を受け取り複数の受け取っ
た画像信号により、移動する像担持体としての感光体ド
ラム12上に複数のトナー像を順次に形成する帯電器2
1、書込光学ユニット11、BK現像器23、C現像器
24、M現像器25、Y現像器26からなる画像形成部
と、所定の位置にマークを有していて回転駆動され前記
像担持体12から複数のトナー像が重ねて転写される中
間転写体としての中間転写ベルト28と、この中間転写
体28上のマーク51を所定の位置で検出するマーク検
出手段としてのセンサー52と、このマーク検出手段5
2からのマーク検出信号より所定の時間が経過したとき
に前記コマンドを出力するコマンド発信手段としてのス
キャナスタート信号発信部58とを備えたので、従来装
置のように待機時における中間転写体上のマークの位置
とマーク検出手段との位置関係が固定されていないため
に、最初にフルカラー画像を形成する際に中間転写体上
のマークがマーク検出手段のマーク検出位置に到達する
までの時間がばらついて、最初のフルカラー画像の形成
に要する時間が大きくばらついてしまうという不具合を
解消することができ、マーク検出手段からのマーク検出
信号を1回見送ることがなく、最初の画像形成に要する
時間を最適化することができる。
【0059】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置
において、前記所定の時間を任意に設定する設定手段と
してのベルトマーク制御部56を備え、前記コマンド発
信手段としてのスキャナスタート信号発信部58は前記
マーク検出手段52からのマーク検出信号より前記設定
手段56で設定された時間taが経過したときに前記コ
マンドを出力するので、従来装置のように待機時におけ
る中間転写体上のマークの位置とマーク検出手段との位
置関係が固定されていないために、最初にフルカラー画
像を形成する際に中間転写体上のマークがマーク検出手
段のマーク検出位置に到達するまでの時間がばらつい
て、最初のフルカラー画像の形成に要する時間が大きく
ばらついてしまうという不具合を解消することができ、
マーク検出手段からのマーク検出信号を1回見送ること
がなく、最初の画像形成に要する時間を最適化すること
ができる。
【0060】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置
において、設定された動作モードにより、前記マーク検
出手段52のマーク検出から動作準備の完了までの時間
を判断して該時間に応じて前記所定の時間taを設定す
る設定手段としてのベルトマーク制御部56を備え、前
記コマンド発信手段としてのスキャナスタート信号発信
部58は前記マーク検出手段52からのマーク検出信号
より前記設定手段56で設定された時間が経過したとき
に前記コマンドを出力するので、カラープリンタやカラ
ースキャナ及びそれらの周辺機の動作準備が遅れる場
合、例えばセンサー52が中間転写ベルト28上のマー
ク51を検出した後に動作準備が整う場合、つまり、原
稿送り装置により原稿をカラースキャナ1の読み取り位
置(原稿台2上の原稿セット位置)に送る時間がカラー
スキャナ1やカラープリンタ10の動作準備にかかる時
間よりも長い場合や、リボルバー方式の現像装置を使用
した場合であって最初に現像を行うBK現像器23が現
像位置と異なる位置にある場合、カラースキャナ1が原
稿走査開始位置を可変できるものであって動作開始時に
原稿走査開始位置を変えなければならない場合などに
も、マーク検出手段52のマーク検出からコマンド発信
手段のコマンド発信までのプレ動作時間を変化させるこ
とにより、動作モードによる無駄時間を無くして最初の
画像形成に要する時間を最適化することができ、画像形
成物の生産性を向上させることができる。
【0061】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、例えば上記実施形態以外の複写機やフ
ァクシミリなどの画像形成装置にも適用することがで
き、また、カラープリンタがカラースキャナの代りにホ
ストにコマンドを送信して各色の画像信号をコマンド送
信の度毎にホストから受け取るようにすることも可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、コマンドを出力する毎に画像信号を受け取り複数の
受け取った画像信号により、移動する像担持体上に複数
のトナー像を順次に形成する画像形成部と、所定の位置
にマークを有していて回転駆動され前記像担持体から複
数のトナー像が重ねて転写される中間転写体と、この中
間転写体上のマークを所定の位置で検出するマーク検出
手段と、このマーク検出手段からのマーク検出信号より
所定の時間が経過したときに前記コマンドを出力するコ
マンド発信手段とを備えたので、マーク検出手段からの
マーク検出信号を1回見送ることなく、最初の画像形成
に要する時間を最適化することができる。
【0063】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記所定の時間を任意に設
定する設定手段を備え、前記コマンド発信手段は前記マ
ーク検出手段からのマーク検出信号より前記設定手段で
設定された時間が経過したときに前記コマンドを出力す
るので、マーク検出手段からのマーク検出信号を1回見
送ることなく、最初の画像形成に要する時間を最適化す
ることができる。
【0064】請求項3に係る発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、設定された動作モードによ
り、前記マーク検出手段のマーク検出から動作準備の完
了までの時間を判断して該時間に応じて前記所定の時間
を設定する設定手段を備え、前記コマンド発信手段は前
記マーク検出手段からのマーク検出信号より前記設定手
段で設定された時間が経過したときに前記コマンドを出
力するので、動作モードによる無駄時間を無くして最初
の画像形成に要する時間を最適化することができ、画像
形成物の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の信号制御を行う制御系を
示すブロック図である。
【図2】同実施形態の動作タイミングを示すタイミング
チャートである。
【図3】同実施形態の概略を示す断面図である。
【図4】同実施形態の像担持体及び中間転写ベルトの回
りの部分を拡大して示す断面図である。
【図5】同実施形態の中間転写ベルトを示す斜視図及
び、同実施形態の中間転写ベルト端部及びセンサーを示
す側面図である。
【図6】同実施形態のマーク検出信号により書込開始タ
イミングを決定するための制御系を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11 書込光学ユニット 12 感光体ドラム 21 帯電器 23 BK現像器 24 C現像器 25 M現像器 26 Y現像器 28 中間転写ベルト 51 マーク 52 センサー ベルトマーク制御部56 58 スキャナスタート信号発信部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コマンドを出力する毎に画像信号を受け取
    り複数の受け取った画像信号により、移動する像担持体
    上に複数のトナー像を順次に形成する画像形成部と、所
    定の位置にマークを有していて回転駆動され前記像担持
    体から複数のトナー像が重ねて転写される中間転写体
    と、この中間転写体上のマークを所定の位置で検出する
    マーク検出手段と、このマーク検出手段からのマーク検
    出信号より所定の時間が経過したときに前記コマンドを
    出力するコマンド発信手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記所定の時間を任意に設定する設定手段を備え、前記コ
    マンド発信手段は前記マーク検出手段からのマーク検出
    信号より前記設定手段で設定された時間が経過したとき
    に前記コマンドを出力することを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、設
    定された動作モードにより、前記マーク検出手段のマー
    ク検出から動作準備の完了までの時間を判断して該時間
    に応じて前記所定の時間を設定する設定手段を備え、前
    記コマンド発信手段は前記マーク検出手段からのマーク
    検出信号より前記設定手段で設定された時間が経過した
    ときに前記コマンドを出力することを特徴とする画像形
    成装置。
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