JPH10220983A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH10220983A
JPH10220983A JP2284497A JP2284497A JPH10220983A JP H10220983 A JPH10220983 A JP H10220983A JP 2284497 A JP2284497 A JP 2284497A JP 2284497 A JP2284497 A JP 2284497A JP H10220983 A JPH10220983 A JP H10220983A
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inlet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンドプレート内の冷媒通路に渦が発生する
ことを抑制して、冷媒通過音の発生を抑制する。 【解決手段】 サイドプレート9とエンドプレート10
との間の入口側連通部15、出口側連通部14に対応し
た、エンドプレート10の連通孔100d、100cの
縁部からエンドプレート10の外方へ筒状に突出する突
出部101d、101cを形成し、この突出部101
d、101cの外周に、流体入口パイプ8aおよび流体
出口パイプ8bの一端側を嵌合した状態で接合した。こ
の結果、パイプ8a、8bの一端側がエンドプレート1
0内部、つまり、連通部15、14内へ突出することが
なくなるため、この連通部15、14を流れる冷媒に渦
が発生することを抑制でき、流体通過音の発生を抑制で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチューブを金属薄板
の積層構造により形成する積層型熱交換器に関するもの
で、冷凍サイクルの冷媒を蒸発させる蒸発器として好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願平8−2533
18号の特許出願において、図1に示すような、積層型
熱交換器1を提案している。この熱交換器1は、内部流
体(冷媒)と外部流体(空気)とを熱交換させる熱交換
部3のチューブ2を、複数の金属薄板4の積層構造によ
り形成し、これら金属薄板4相互間を接合(ろう付け)
してある。
【0003】そして、この積層方向の一端部および他端
部に位置するサイドプレート9、11には、エンドプレ
ート10、12が接合されている。そして、サイドプレ
ート9とエンドプレート10との間には、チューブ2の
入口部(図1中下端部)に連通する入口側連通部15、
および、チューブ2の出口部(図1中上端部)に連通す
る出口側連通部14が形成されている。そして、エンド
プレート10には、冷媒入口パイプ(流体パイプ)8a
および冷媒出口パイプ(流体パイプ)8bを有する配管
ジョイント8が設けてある。この冷媒入口パイプ8aお
よび冷媒出口パイプ8bの通路端部を、エンドプレート
10に設けた孔部(図示せず)内に嵌入してろう付けし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、本発明者ら
は、上記先願の発明に基づいて、図15(a)に示すよ
うに、パイプ8a、8bの通路端部をエンドプレート1
0の孔部100d、100cに嵌入してろう付けした積
層型熱交換器を試作してみた。なお、パイプ8a、8b
を確実に孔部100d、100cに位置決めするため
に、パイプ8a、8bの通路端部が、図15(b)に示
すように所定長さL(例えば0.5ミリ)だけエンドプ
レート10内に突出するように構成されている。
【0005】ところで、上記試作した熱交換器について
本発明者らが実験、検討したところ、比較的大きな冷媒
通過音が発生することが確認され、さらに検討したとこ
ろ、パイプ8a、8bの通路端部のうちエンドプレート
10内に突出する部位をかすめるように(図15(b)
中矢印で示すように)冷媒が流れることにより発生する
渦が音源となって、上記冷媒通過音が発生することが確
認された。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
エンドプレート内の冷媒通路に渦が発生することを抑制
して、冷媒通過音の発生を抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1および2に記載の発明では、サイドプレー
ト(9、11)とエンドプレート(10、12)との間
の入口側連通部(15)、出口側連通部(14)に対応
してエンドプレート(10、12)に形成した入口側連
通孔(100d)、出口側連通孔(100c)の少なく
とも一方に、その縁部からエンドプレート(10、1
2)の外方へ筒状に突出する突出部(101d)、(1
01c)を形成し、この突出部(101d)、(101
c)の外周に、流体入口パイプ(8a)および流体出口
パイプ(8b)の少なくとも一方の一端側を嵌合した状
態で接合したことを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、少なくとも一方
のパイプ(8a、8b)の一端側がエンドプレート(1
0、12)内部、つまり、入口側連通部(15)、出口
側連通部(14)内へ突出することがなくなるため、こ
の入口側連通部(15)、出口側連通部(14)を流れ
る流体に渦が発生することを抑制でき、流体通過音の発
生を抑制できる。
【0009】また、上記渦の発生の抑制により、この接
合部位における圧力損失を低減できる、といった効果も
同時に得られるので、流体流れをスムースにでき、熱交
換性能を良好に維持できる。また、請求項2に記載の発
明では、サイドプレート(9、11)の連通孔(9d、
9c)と、エンドプレート(10、12)の連通孔(1
00d、100c)とが、直線的に連通するように、略
対向して配置されているので、上記連通孔(9d、9
c)、(100d、100c)が屈曲的に連通するよう
に配置される場合に比べて、入口、出口側連通部(1
5)、(14)を流れる流体に渦が発生することを抑制
でき、流体通過音の発生を抑制できる。
【0010】また、上記渦の発生の抑制により、流体入
口、出口通路(15)、(14)における圧力損失をさ
らに低減できる、といった効果も同時に得られる。ま
た、請求項3に記載の発明では、サイドプレート(9、
11)の連通孔(9d)、(9c)と、エンドプレート
(10、12)の連通孔(100d)、(100c)と
が、略対向して配置され、入口、出口側連通部(1
5)、(14)の少なくとも一方においては、パイプ
(8a)の一端側と、サイドプレート(9、11)の連
通孔(9d)、(9c)との間を直接流体が流れること
を特徴としている。
【0011】このような構成によれば、例えば、出口側
においては、サイドプレート(9、11)の連通孔(9
c)からの冷媒が、直接、出口側流体パイプ(8b)の
一端側端部へ流れ込むため、この出口側連通部(15)
における冷媒の流れがスムースとなり、渦の発生を抑制
でき、冷媒通過音を低減できる。また、上記渦の発生の
抑制により、流体入口、出口通路(15)、(14)に
おける圧力損失を低減できる、といった効果も同時に得
られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1〜図6は本発明積層型熱交換器
を自動車用空調装置の冷凍サイクルにおける冷媒蒸発器
に適用した場合を示している。図1は蒸発器1の全体構
成を示しており、蒸発器1は図1の上下方向を上下にし
て、図示しない自動車用空調装置のクーリングユニット
ケース内に設置される。蒸発器1の左右方向の一端側
(左端側)には配管ジョイント8が配設され、この配管
ジョイント8の入口パイプ8aには、図示しない温度作
動式膨張弁(減圧手段)の出口側配管が連結され、この
膨張弁で減圧され膨張した低温低圧の気液2相冷媒が流
入するようになっている。
【0013】この蒸発器1は、多数のチューブ2を並列
配置し、このチューブ2内の冷媒通路2a、2b(図2
参照)を流れる冷媒(流体)とチューブ2の外部を流れ
る空調用送風空気とを熱交換させる熱交換部3を備えて
いる。なお、図1において、紙面手前側から紙面奥側へ
送風空気が流れるようになっており、図2ないし4、に
おいては、矢印Aにて送風空気の流れ方向を示してあ
る。
【0014】上記チューブ2は、図2に示す金属薄板4
の積層構造により形成されており、以下この積層構造の
概略を説明すると、熱交換部3では、金属薄板4とし
て、例えば、アルミニュウム心材(A3000番系の材
料)の両面にろう材(A4000番系の材料)をクラッ
ドした両面クラッド材(板厚:0.4〜0.6mm程
度)を用い、この両面クラッド材を図2に示す所定形状
に成形して、これを2枚1組として多数組積層した上
で、ろう付けにより接合することにより多数のチューブ
2を並列に形成する。
【0015】従って、各チューブ2は、金属薄板4を2
枚1組として最中合わせの状態に接合することにより形
成されており、各チューブ2の内部には風上側の冷媒通
路2aと風下側の冷媒通路2bが、金属薄板長手方向に
沿って平行に形成される。図2に示す金属薄板4は、チ
ューブ2の大部分を構成する基本の薄板であり、その上
下両端部には、上記冷媒通路2a相互の間、冷媒通路2
b相互の間をそれぞれ連通させる連通穴45、41を持
った上側タンク部47、43、および連通穴46、42
を持った下側タンク部48、44が2個づつ並んで形成
されている。これらのタンク部43、44、47、48
はそれぞれ、連通穴41、42、45、46の縁部から
金属薄板4の外方側へ突出する楕円筒状の突出部にて形
成されている。
【0016】そして、49は風上側の冷媒通路2aと風
下側の冷媒通路2bとを仕切るセンターリブであり、本
例では冷媒通路2aと冷媒通路2bとを同一幅寸法とな
るように仕切っている。また、図1に示すように、熱交
換部3において、隣接するチューブ2の外面側相互の間
隙にコルゲートフィン(フィン手段)7を接合して空気
側の伝熱面積の増大を図っている。このコルゲートフィ
ン7はA3003のような、ろう材をクラッドしてない
アルミニュウムベア材にて波形状に成形されている。
【0017】熱交換部3の金属薄板積層方向の一端部
(図1の左端部、図2では右端部)に位置する金属薄板
からなるサイドプレート9およびこれに接合されるエン
ドプレート10、さらに金属薄板積層方向の他端部(図
1の右端部、図2では左端部)に位置する金属薄板から
なるサイドプレート11およびこれに接合されるエンド
プレート12も、本例では、上記金属薄板4と同様に両
面クラッド材から成形されている。但し、これらの板材
9、10、11、12は強度確保のため、上記金属薄板
4より厚肉、例えば1.0〜1.6mm程度の板厚にし
てある。
【0018】図1左端部のサイドプレート9の上下の端
部には、それぞれタンク部9a、タンク部9bが1つず
つ形成されており、この両タンク部9a、9bはサイド
プレート9の幅方向に沿って延びる細長の1つの椀状部
から形成されている。つまり、タンク部9a、9bの幅
は、サイドプレート9の幅と同程度に形成されている。
このタンク部9aには連通穴9c(図3参照)が、ま
た、タンク部9bには連通穴9d(図3参照)がそれぞ
れ、図3に示す位置に開口形成されている。
【0019】図1右端部のサイドプレート11の上下の
端部には、それぞれタンク部11a、タンク部11bが
形成されており、この両タンク部11a、11bはサイ
ドプレート11の幅方向に沿って延びる細長の1つの椀
状部から形成されており、かつ、タンク部11aには連
通穴11c(図4参照)が、また、タンク部11bには
連通穴11d(図4参照)がそれぞれ、図4に示す位置
に開口形成されている。
【0020】エンドプレート10は、図1、3に示すよ
うに、外方側へ突出する、1つの椀状部から形成される
張出部10cを上方側に有し、この張出部10cの下方
側に、外方側へ突出する複数の張出部10a、および、
この複数の張出部10aの上端部に連通する張出部10
dを有している。下方側の張出部10aは、断面矩形状
に成形されており、エンドプレート10の長手方向に沿
って並列に成形されている。
【0021】張出部10cと張出部10dとの間は、冷
媒通路的には分断されており、張出部10cとサイドプ
レート9のタンク部9aとの間に形成される空間によ
り、出口側連通部14(図1、5参照)が形成され、張
出部10a、10dとサイドプレート9の平坦面および
タンク部9bとの間に形成される空間により、入口側連
通部15(図1、5参照)が形成される。
【0022】図3および5に示すように、張出部10c
には、タンク部9aの連通孔9cに略対向するように、
円形状の連通孔100cが形成されている。また、張出
部10dにも、連通孔100cと同じ円形状の連通孔1
00dが形成されている。出口側連通部14は、サイド
プレート9のタンク部9aの連通穴9cを介して金属薄
板4の上側タンク47の連通穴45(ひいては、チュー
ブ2の出口側)と連通し、かつ、張出部10cの連通孔
100cを介して配管ジョイント8の冷媒出口パイプ8
bの一端に連通する。この結果、出口側連通部14にお
いて、チューブ2の出口側と、冷媒出口パイプ8bの一
端側とが連通される。
【0023】また、入口側連通部15は、上端部におい
て、張出部10dの連通孔100dを介して配管ジョイ
ント8の冷媒入口パイプ8aの一端に連通し、かつ、下
端部において、サイドプレート9のタンク部9bの連通
穴9dを介して金属薄板4の下側タンク44の連通穴4
2(ひいては、チューブ2の入口側)に連通する。この
結果、入口側連通部15において、チューブ2の入口側
と、冷媒入口パイプ8aの一端側とが連通される。
【0024】なお、上方側の張出部10cの長さ(図3
中上下方向の寸法)は、下方側の張出部10a、10d
の長さよりも非常に小さく構成されており、この結果、
配管ジョイント8は、冷媒蒸発器1の上端部に配置され
る。図5に示すように、張出部10c、10dには、上
記連通孔100c、100dの縁部から金属薄板積層方
向の外方側(図5中左側、エンドプレート10の外方)
へ円筒状に突出する突出部101c、101dが一体に
成形されている。この突出部101c、101dの内径
D1、D2は、配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8a
および冷媒出口パイプ8bの一端部の内径D3、D4と
同程度(例えば11.5mm)である。なお、張出部1
0c、10dから突出部101c、101dにかけての
曲がり部102c、102dは、なめらかに曲がる形状
であり、この曲がり部102c、102dは、直径が例
えば2mmの円弧形状に沿った形状に構成されている。
【0025】配管ジョイント8は、例えばA6000番
系のアルミニュウムベア材からなり、上述した冷媒入口
パイプ8aと冷媒出口パイプ8bを一体成形してなる。
冷媒入口パイプ8aおよび冷媒出口パイプ8bの一端側
端部には、薄肉円筒状に突出する突出部80a、80b
が一体に設けられている。この突出部80a、80bの
内径D5、D6は、上記突出部101c、101dの外
径と同程度(例えば13.1mm程度)である。
【0026】この突出部101c、101dは、後述す
るろう付け性を良好に保つために、突出高さHを例えば
1.5mm、肉厚を例えば2.0mmとしてある。な
お、突出高さHはこれに限定されないが、1.5mm以
上とすることが望ましい。そして、冷媒入口パイプ8
a、および、冷媒出口パイプ8bの突出部80a、80
bを、突出部101c、101dの外周に嵌合した状態
で、接合(ろう付け)してある。このような嵌合組付構
造であるため、後述するろう付けの際の位置決めが良好
になされる。
【0027】配管ジョイント8の冷媒入口パイプ8aの
他端には、図示しない上記膨張弁の出口側冷媒配管が連
結され、冷媒出口パイプ8bの他端には、蒸発器1で蒸
発したガス冷媒を圧縮機(図示せず)へ吸入させる圧縮
機吸入配管が連結される。図1および図4に示すよう
に、エンドプレート12は、外方側へ突出する複数の張
出部12aを有している。この張出部12aは、断面矩
形状に成形されており、エンドプレート12の長手方向
に沿って並列に成形されている。そして、この張出部1
2aとサイドプレート11の平坦面との間に形成される
空間により、冷媒通路13(図1参照)が形成される。
【0028】なお、複数の張出部10a、12aの間に
は帯状に延びる接合部10b(図3参照)、接合部12
b(図4参照)が形成され、この接合部10b、12b
は、サイドプレート9、11の平坦面に当接し、サイド
プレート9、11に接合される。これにより、上記入口
側連通部15および冷媒通路13は複数本に分流されて
いる。
【0029】図6は蒸発器1内における冷媒通路の構成
を示す概要図である。この図6に示すように、金属薄板
4の下側タンク44の途中および上側タンク47の途中
に、それぞれ仕切り部51、52を設けている。一方の
仕切り部51は、金属薄板として、図2に示す下側タン
ク44の連通穴42を閉塞したものを用いることにより
形成できる。また、他方の仕切り部52は、金属薄板と
して、図2に示す上側タンク47の連通穴45を閉塞し
たものを用いることにより形成できる。
【0030】この仕切り部51、52の配置により、金
属薄板4の下側タンク44を第1下側タンク部aと第2
下側タンク部bとに仕切るとともに、金属薄板4の上側
タンク47を第1上側タンク部cと第2上側タンク部d
とに仕切ることができる。以上により、蒸発器1内を冷
媒が次の経路により流れる。すなわち、冷媒は、冷媒入
口パイプ8a→入口側連通部15→下側タンク44の第
1下側タンク部a→チューブ2の冷媒通路2b→上側タ
ンク43→チューブ2の冷媒通路2b→下側タンク44
の第2下側タンク部b→冷媒通路13→上側タンク47
の第1上側タンク部c→チューブ2の冷媒通路2a→下
側タンク48→チューブ2の冷媒通路2a→上側タンク
47の第2上側タンク部d→出口側連通部14→冷媒出
口パイプ8bの経路で流れる。
【0031】このように、冷媒経路を構成することによ
り、矢印A方向に流れる空気の蒸発器吹出空気温度を熱
交換部3の全域にわって均一化できる。以下に、本実施
形態の冷媒蒸発器の製造方法を簡単に説明すると、最初
に、金属薄板4、コルゲートフィン7、サイドプレート
9、11、およびエンドプレート10、12を積層し、
さらに、配管ジョイント8をエンドプレート10に組付
けて、図1、2に示す所定の熱交換器構造に組付ける。
次に、図示しないワイヤーにより、上記熱交換器構造の
組付体を締めつけて、この組付体の組付姿勢を保持す
る。
【0032】次に、この組付姿勢を保持した状態で、ろ
う付け炉内に組付体を搬入し、このろう付け炉内にて、
組付体をアルミニュウム両面クラッド材のろう材の融点
まで加熱して、組付体各部の接合箇所を一体ろう付けす
る。これにより、蒸発器1全体の組付を完了する。以下
に、上記構成における本実施形態の奏する効果を述べ
る。
【0033】まず、パイプ8a、8bの一端側がエンド
プレート10内部、つまり、入口側連通部15、出口側
連通部14内へ突出することがなくなるため、この入口
側連通部15、出口側連通部14を流れる流体に渦が発
生することを抑制でき、流体通過音の発生を抑制でき
る。また、上記渦の発生の抑制により、この接合部位に
おける圧力損失を低減できる、といった効果も同時に得
られるので、流体流れをスムースにでき、熱交換性能を
良好に維持できる。
【0034】実際に、本実施形態の冷媒蒸発器(本発明
品)、および、本発明者が試作した冷媒蒸発器(比較
品)について、周波数と音圧レベルとの分析を行なった
結果、図7(a)、(b)に示すデータがそれぞれ得ら
れた。なお、比較品としては、図15(a)に示すよう
な、配管ジョイント8とエンドプレート10との組付構
造を有する冷媒蒸発器を用いた。また、冷媒蒸発器を、
周知の冷凍サイクル(圧縮機、凝縮器、受液器、膨張
弁、蒸発器からなる)に組み込み、冷媒としてHFC1
34aを使用し、圧縮機の回転数を1000rpmと
し、冷媒蒸発器に、温度が40℃、相対湿度が50%の
空気を300m3 /hで流したときの、冷媒蒸発器近傍
の音圧レベル(騒音)を測定した。
【0035】すると、比較品では、図7(b)に示すよ
うに、周波数が6kHzにおいて、他の周波数に対して
ピークを有することが確認され、さらに発明者らの検討
により、この6kHzにおけるピークが冷媒通過音であ
ることが確認された。これに対して、本発明品では、図
7(a)に示すように、6kHzにおけるピークが無く
なっていることが確認された。よって、この分析結果か
らも、本発明によれば、冷媒蒸発器の冷媒通過音を低減
できることが確認された。
【0036】ここで、図15(a)に示す比較品では、
配管ジョイント8と、エンドプレート10の平面部との
間の隙間Cが非常に微小(例えば、0.6mm程度)で
ある。よって、この比較品をろう付けにて接合すると
き、上記ろう付け炉内のヒータからの輻射熱が、配管ジ
ョイント8のパイプ8a、8bとエンドプレート10の
貫通孔100d、100cとの嵌合部位に伝わりにく
い。このため、この嵌合部位においてのろう付けが良好
に行なわれない、といった恐れがあった。
【0037】これに対して、本実施形態では、図5に示
すように、突出部80a、80bの高さHを所定寸法
(例えば1.5mm程度)に設定することにより、隙間
Cを拡大しているので、上記輻射熱が、パイプ8a、8
bとエンドプレート10の貫通孔100d、100cと
の嵌合部位に伝わりやすくなり、この嵌合部位における
ろう付けが良好に行なわれる。
【0038】また、曲がり部102c、102dは、な
めらかに曲がる形状であるため、この部位近傍において
渦が発生することは抑制される。また、上記した蒸発器
構成によれば、金属薄板4の積層方向の両端部に位置す
るコルゲートフィン7の更に外側にも、サイドプレート
9、11とエンドプレート10、12から構成される冷
媒通路13、および、連通部14、15を構成している
から、この積層方向両端部のコルゲートフィン7の熱
は、チューブ2の冷媒通路2a、2b内の冷媒、およ
び、冷媒通路13、および、連通部14、15内の冷媒
の両方に吸熱されため、両端部のコルゲートフィン7に
おける伝熱性能を向上できる。
【0039】また、上記冷媒通路13および連通部15
を構成するために、最外側のコルゲートフィン7の更に
外側にサイドプレート9、11とエンドプレート10、
12との張り合わせ構造を配置しているから、この両プ
レートの張り合わせ構造により蒸発器組付構造の剛性を
増大できる。さらに、エンドプレート10、12に、多
数の矩形状断面の張出部10a、12aを一体成形して
いるから、単純な平板形状に比して、エンドプレート1
0、12の断面係数(断面2次モーメント)が大幅に増
大する。さらに、サイドプレート9、11とエンドプレ
ート10、12を、チューブ2構成用の金属薄板4より
も厚肉にして、断面係数(断面2次モーメント)をより
一層、増加させている。
【0040】この結果、金属薄板4の積層方向の両端部
に位置する、サイドプレート9、11とエンドプレート
10、12の張り合わせ構造(冷媒通路13、および、
連通部14、15部分)によって、蒸発器組付構造の剛
性を大幅に向上できる。 (第2の実施形態)本実施形態は、図15(a)に示す
比較品において、冷媒出口パイプ8bの一端側を長く構
成することにより、図8(a)に示すように、冷媒出口
パイプ8bの一端側端部を、サイドプレート9のタンク
部9aの連通孔9cに近接するようにしたものである。
この結果、出口側連通部14において、パイプ8bの一
端側と、連通孔9cとの間を直接冷媒が流れる。なお、
本実施形態は、サイドプレート9の連通孔9cと、エン
ドプレート10の連通孔100c(換言すれば、冷媒出
口パイプ8bの位置)とが略対向して配置される場合
に、適用可能である。
【0041】ここで、ろう付け前において、パイプ8b
の一端側端部がタンク部9aの連通孔9cの外周部に当
接するように、パイプ8bが構成されており、この当接
状態でろう付けを行なうことにより、パイプ8bの一端
側端部と、連通孔9cとの間に微小な隙間(例えば0.
5mm程度)が形成された状態で、組付けられる。これ
によれば、タンク部9aの連通孔9cからの冷媒は主
に、直接パイプ8bの一端側端部へ流れ込むので、この
出口側連通部14における冷媒の流れがスムースとな
り、渦の発生を抑制でき、冷媒通過音を低減できる。ま
た、連通部14にパイプ8bの一端側を配置させること
により、冷媒通過音を増幅させる共鳴箱としてはたらく
空間(サイドプレート9と、エンドプレート10の張出
部10aとの間の空間=連通部14のうち、パイプ8b
以外の部位)の容積を小さくでき、冷媒通過音を低減で
きる。
【0042】また、パイプ8bの一端側端部が、図15
(a)に示す比較品のように配置される場合は、タンク
部9aの連通孔9c→連通部14→パイプ8bにかけて
の冷媒通路の断面積が拡大、縮小するため、この拡大、
縮小に伴って渦が発生するが、本実施形態によれば、連
通孔9cからパイプ8bにかけての冷媒通路の断面積
が、上記比較品に比べてさほど大きく変化しないので、
この部位における渦の発生を抑制でき、冷媒通過音の低
減、および、圧力損失の低減を図ることができる。
【0043】実際に、本実施形態の冷媒蒸発器(本発明
品)について、周波数と音圧レベルとの分析を行なった
結果、図8(b)に示すデータが得られ、この結果、冷
媒通過音に起因する、6kHzにおけるピークが無くな
っていることが確認された。よって、この分析結果から
も、本発明によれば、冷媒蒸発器の冷媒通過音を低減で
きることが確認された。
【0044】また、本実施形態では、パイプ8bの一端
側端部を、直径が例えば0.6mmの円弧形状に沿った
形状に丸みをもって構成されている。この結果、タンク
部9aの連通孔9cからの冷媒が、パイプ8bの一端側
端部において渦を発生することを抑制できる。 (第3の実施形態)図9に示す本実施形態は、上記第1
の実施形態において、エンドプレート10の張出部10
c(図5参照)を廃止したものである。これによれば、
上記共鳴箱としてはたらく空間の容積を小さくできるの
で、上記第1の実施形態よりも一層、冷媒通過音を低減
できる。
【0045】(第4の実施形態)本実施形態は、上記第
1の実施形態におけるエンドプレート10の張出部10
c(図3参照)を、図10(a)に示すように、上側タ
ンク部47に対向する第1張出部110cと、上側タン
ク部43に対向する第2張出部120cとに分断し、か
つ、上記第1の実施形態におけるサイドプレート9のタ
ンク部9aを、図10(b)に示すように、上側タンク
部47に対向する第1タンク部91aと、上側タンク部
43に対向する第2タンク部92aとに分断したもので
ある。
【0046】これによれば、サイドプレート9のタンク
部9aの連通孔9cと、エンドプレート10の張出部1
0cの連通孔100cとが、直線的に連通するように、
略対向して配置されるので、これら連通孔9c、100
cが屈曲的に連通するように配置される場合に比べて、
出口側連通部14を流れる流体に渦が発生することを抑
制でき、流体通過音の発生を抑制できる。
【0047】また、上記共鳴箱としてはたらく空間の容
積を小さくできるので、より一層、冷媒通過音を低減で
きる。なお、第2タンク部92aと第2張出部120c
との間に冷媒は流れないが、この第2タンク部92aお
よび第2張出部120cを残しておくことにより、上記
第1の実施形態に対して、この部位の剛性を維持できる
とともに、ろう付け時における治具形状の変更を招くこ
とがない。
【0048】(第5の実施形態)図11〜図13は、上
記第1の実施形態において、エンドプレート10の構造
を変形したものである。エンドプレート10は、図1
2、13に示すように、上方側に、外方へ突出する複数
の張出部10e、および、この張出部10eの下端部に
連通する張出部10fを有し、この張出部10fの下方
側に、張出部10dおよび複数の張出部10aを有して
いる。
【0049】上方側の張出部10e、10fの長さ(図
12中上下方向の寸法)を、上記第1の実施形態におけ
る張出部10cの長さ(図3中上下方向の寸法)よりも
長めに構成してあり、この結果、配管ジョイント8は、
冷媒蒸発器1の上端部よりもやや下方よりに配置され
る。そして、張出部10d、10fには、この張出部1
0d、10fの張出面よりも上記積層方向の外方(図1
2中左側)へ突出する副張出部110d、110fが一
体成形されている。この副張出部110d、110f
に、連通孔100d、100cの縁部から突出する突出
部101d、101cが形成されている。
【0050】本実施形態によれば、張出部10d、10
fに副張出部110d、110fを形成した分だけ、冷
媒出口パイプ8aの一端部近傍および冷媒入口パイプ8
bの一端部近傍、つまり、冷媒の流れ方向が略垂直的に
変わる部位における冷媒通路を拡大できる。よって、上
記両パイプ8a、8bの一端部近傍における圧力損失を
低減でき、熱交換部3に係わる冷媒の流出や流入がスム
ースに行なわれるため、熱交換性能を向上できる。
【0051】また、本実施形態によれば、出口側連通部
14において冷媒が屈曲的に流れるが、図13(b)に
示すように、突出部101dの曲がり部102cに沿っ
て冷媒がスムースに流れるため、冷媒通過音および圧力
損失を低減できる。 (第6の実施形態)本実施形態では、図14に示すよう
に、出口側に関してのみ本発明を適用し、入口側は従来
と同様の構造としている。すなわち、上記第1の実施形
態(図5参照)において、入口側の連通孔100dの内
側に、冷媒入口パイプ8aの一端が嵌合したものであ
る。ここで、冷媒蒸発器1において、出口側を流れる気
液二相冷媒は、入口側を流れる気液二相冷媒よりも乾き
度が大きいため、出口側の方が冷媒の流速が速く(例え
ば2倍程度速く)、冷媒通過音も大きくなる。これに対
して、本実施形態によれば、冷媒の出口側における冷媒
通過音を効果的に低減できる。
【0052】(他の実施形態)まず、上記第3、第4、
第5の実施形態においても、上記第6の実施形態のよう
に、出口側に関してのみ本発明を適用してもよい。ま
た、上記第2の実施形態において、パイプ8bの一端側
端部が、タンク部9aの連通孔9cの外周部に当接した
状態で接合されるようにしてもよい。これによれば、タ
ンク部9aの連通孔9cからの冷媒が全て、直接パイプ
8bの一端側端部へ流れ込むので、この出口側連通部1
4における冷媒の流れがよりスムースとなり、渦の発生
を抑制できる。よって、冷媒通過音および圧力損失をよ
り低減できる。
【0053】また、本発明は上記した冷媒蒸発器1に限
定されることはなく、冷媒を凝縮する凝縮器に本発明を
適用してもよい。これにより、凝縮器における冷媒の入
口側や出口側の圧力損失を低減でき、凝縮器による凝縮
能力を向上できる。この場合、凝縮器の入口側に乾き度
の大きい気液二相冷媒が流れ、出口側に乾き度の小さい
気液二相冷媒が流れるため、入口側のみに本発明を適用
してもよい。
【0054】さらに、本発明は、冷媒蒸発器1や凝縮器
に限定されることなく、他の種々の流体の熱交換を行う
熱交換器一般に広く適用できる。また、本発明の要部は
エンドプレート42の張出部42a、42b近傍の構成
にあるから、熱交換部3におけるチューブ構成等は種々
変更してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態および従来技術に係わ
る蒸発器の正面図である。
【図2】図1の蒸発器に用いられるチューブ用の金属薄
板の正面図である。
【図3】図1の蒸発器の左側面図である。
【図4】図1の蒸発器の右側面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】第1の実施形態に係わる蒸発器の冷媒通路構成
を示す概略斜視図である。
【図7】(a)は、第1の実施形態の蒸発器に係わる周
波数と音圧レベルとの関係を示すグラフ、(b)は、比
較品に係わる周波数と音圧レベルとの関係を示すグラフ
である。
【図8】(a)は本発明の第2の実施形態に係わる蒸発
器の要部断面図、(b)は第2の実施形態の蒸発器に係
わる周波数と音圧レベルとの関係を示すグラフである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係わる蒸発器の要部
断面図である。
【図10】(a)は本発明の第4の実施形態に係わる蒸
発器の要部左側面図、(b)は(a)のC−C断面図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施形態に係わる蒸発器の正
面図である。
【図12】図11の蒸発器に用いられるエンドプレート
の正面図である。
【図13】(a)は第5の実施形態における蒸発器の要
部断面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図14】第1の実施形態に係わる図5に対応する図で
ある。
【図15】(a)は本発明者らが試作した蒸発器(比較
品)の要部断面図、(b)は(a)の要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
2…チューブ、3…熱交換部、4…金属薄板、9、11
…サイドプレート、10、12…エンドプレート、8a
…流体入口パイプ、8b…流体出口パイプ、15…入口
側連通部、14…出口側連通部、100d、100c…
連通孔、101d、101c…突出部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ(2)を金属薄板(4)の積層
    構造により多数個並列配置してなり、前記チューブ
    (2)内を流れる内部流体と前記チューブ(2)外を流
    れる外部流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、 前記金属薄板(4)の積層方向の端部に位置するサイド
    プレート(9、11)に配置されるエンドプレート(1
    0、12)に、外部流体回路との接続用流体入口パイプ
    (8a)、流体出口パイプ(8b)を設け、 前記サイドプレート(9、11)と、前記エンドプレー
    ト(10、12)との間に、前記チューブ(2)の入口
    側、出口側と、前記流体入口パイプ(8a)、前記流体
    出口パイプ(8b)とを連通させる入口側連通部(1
    5)、出口側連通部(14)を備え、 前記サイドプレート(9、11)は、前記入口側連通部
    (15)、前記出口側連通部(14)に対応して、第1
    入口側連通孔(9d)、第1出口側連通孔(9c)を備
    え、 前記エンドプレート(10、12)は、前記入口側連通
    部(15)、前記出口側連通部(14)に対応して、第
    2入口側連通孔(100d)、第2出口側連通孔(10
    0c)を備え、 前記第2入口側連通孔(100d)、第2出口側連通孔
    (100c)の少なくとも一方に、その縁部から前記エ
    ンドプレート(10、12)の外方へ筒状に突出する突
    出部(101d)、(101c)を形成し、 この突出部(101d)、(101c)の外周に、前記
    流体入口パイプ(8a)および前記流体出口パイプ(8
    b)の少なくとも一方の一端側を嵌合した状態で接合し
    たことを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記第1入口側連通孔(9d)、前記第
    1出口側連通孔(9c)の少なくとも一方と、前記第2
    入口側連通孔(100d)、前記第2出口側連通孔(1
    00c)の少なくとも一方とが、直線的に連通するよう
    に、略対向して配置されることを特徴とする請求項1に
    記載の積層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 チューブ(2)を金属薄板(4)の積層
    構造により多数個並列配置してなり、前記チューブ
    (2)内を流れる内部流体と前記チューブ(2)外を流
    れる外部流体とを熱交換させる熱交換部(3)を有し、 前記金属薄板(4)の積層方向の端部に位置するサイド
    プレート(9、11)に配置されるエンドプレート(1
    0、12)に、外部流体回路との接続用流体入口パイプ
    (8a)、流体出口パイプ(8b)を設け、 前記サイドプレート(9、11)と、前記エンドプレー
    ト(10、12)との間に、前記チューブ(2)の入口
    側、出口側と、前記流体入口パイプ(8a)、前記流体
    出口パイプ(8b)とを連通させる入口側連通部(1
    5)、出口側連通部(14)を形成し、 前記サイドプレート(9、11)は、前記入口側連通部
    (15)、前記出口側連通部(14)に対応して、第1
    入口側連通孔(9d)、第1出口側連通孔(9c)を備
    え、 前記エンドプレート(10、12)は、前記入口側連通
    部(15)、前記出口側連通部(14)に対応して、第
    2入口側連通孔(100d)、第2出口側連通孔(10
    0c)を備え、 前記第1入口側連通孔(9d)、前記第1出口側連通孔
    (9c)の少なくとも一方の第1連通孔(9d)、(9
    c)と、前記第2入口側連通孔(100d)、第2出口
    側連通孔(100c)の少なくとも一方の第2連通孔
    (100d)、(100c)とは、略対向して配置され
    ており、 前記第2連通孔(100d)、(100c)の内側に、
    前記流体入口パイプ(8a)、前記流体出口パイプ(8
    b)の少なくとも一方のパイプ8(b)が嵌合し、 前記入口側連通部(15)、出口側連通部(14)の少
    なくとも一方において、前記少なくとも一方のパイプ8
    (b)の前記一端側と、前記第1連通孔(9d)、(9
    c)との間を直接流体が流れることを特徴とする積層型
    熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001001058A1 (fr) * 1999-06-30 2001-01-04 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur de chaleur
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