JPH10219237A - 冷 媒 - Google Patents

冷 媒

Info

Publication number
JPH10219237A
JPH10219237A JP10055491A JP5549198A JPH10219237A JP H10219237 A JPH10219237 A JP H10219237A JP 10055491 A JP10055491 A JP 10055491A JP 5549198 A JP5549198 A JP 5549198A JP H10219237 A JPH10219237 A JP H10219237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
weight
hfc125
hfc32
hfc134a
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10055491A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2863159B2 (ja
Inventor
Yukio Omure
幸雄 大牟礼
Masahiro Noguchi
真裕 野口
Katsuki Fujiwara
克樹 藤原
Hiroshi Momota
博史 百田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=13000115&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH10219237(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP10055491A priority Critical patent/JP2863159B2/ja
Publication of JPH10219237A publication Critical patent/JPH10219237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2863159B2 publication Critical patent/JP2863159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン破壊問題を生じる危険性のない或いは
その危険性の極めて低い新たな冷媒を開発する。 【解決手段】 HFC32、HFC125及びHFC1
34aを必須成分として含有する冷媒であって、HFC
32が20重量%以上、HFC125が20〜40重量
%、HFC134aが40〜60重量%で、かつ不燃性
の組成からなる冷媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒及び冷凍機に
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、作
動流体乃至冷媒としては、クロロフルオロ炭化水素、フ
ルオロ炭化水素、これらの共沸組成物並びにその近辺の
組成の組成物が知られている。これらのうち、現在冷凍
機用の作動流体としてはR−11(トリクロロフルオロ
メタン)、R−22(ジクロロフルオロメタン)などが
主に使用されている。しかしながら、近年、大気中に放
出された場合に水素を含まない或いは水素含有量の少な
いある種のクロロフルオロ炭化水素が成層圏のオゾン層
を破壊し、その結果、人類を含む地球の生態系に重大な
悪影響を及ぼすことが指摘されている。従って、オゾン
層破壊の可能性の高いクロロフルオロ炭化水素について
は、国際的な取り決めにより、使用及び生産が制限され
るに至っている。制限の対象となる上記の水素を含まな
いクロロフルオロ炭化水素として、上記のように汎用さ
れているR−11、R−22などがある。冷凍・空調装
置の普及に伴い、需要が毎年増大しているこれらの冷媒
の使用及び生産の制限は、居住環境をはじめとして、現
在の社会機構全般に与える影響が大きい。従って、オゾ
ン破壊問題を生じる危険性のない或いはその危険性の極
めて低い新たな冷媒の開発が緊急の課題となっている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、冷凍機用と
しての特性に優れ、且つ当然のことながら、大気中に放
出された場合にもオゾン層に及ぼす影響のない新たな冷
媒を得るべく、種々検討を重ねてきた。その結果、HF
C32、HFC125及びHFC134aを必須成分と
して含有する冷媒であって、HFC32が20重量%以
上、HFC125が20〜40重量%、HFC134a
が40〜60重量%で、かつ不燃性の組成からなる冷媒
を用いることにより、優れた結果が得られることを見出
した。
【0004】すなわち、本発明は、下記の冷媒及び冷凍
機を提供するものである。
【0005】1. HFC32、HFC125及びHF
C134aを必須成分として含有する冷媒であって、H
FC32が20重量%以上、HFC125が20〜40
重量%、HFC134aが40〜60重量%で、かつ不
燃性の組成からなる冷媒。
【0006】2. HFC32が20重量%以上、HF
C125が20〜40重量%、HFC134aが40〜
60重量%で、かつ不燃性の組成からなる上記項1に記
載の冷媒(但し、HFC32/HFC125/HFC1
34aの重量%が、(26.2/13.8/60.
0)、(17.0/31.6/51.4)、(3.5/
58.7/37.8)、(5.0/43.3/51.
7)、(12.4/25.4/62.2)、(18.0
/12.8/69.2)である点の内側にある範囲の冷
媒を除く)。
【0007】3. 上記項1または2に記載の冷媒を用
いて運転される冷凍機。
【0008】本発明の冷媒は、R−22代替冷媒とし
て、R−22と同等の成績係数、冷凍能力を有している
ので好適である。また、本発明の冷媒は、成績係数、冷
凍能力のバランスがとれており、しかも冷媒として必要
不可欠な不燃性である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用するHFCの沸点を
下記の第1表に示す。
【0010】第 1 表HFC 沸点(℃) 32 −52 125 −49 134a −26 本発明の冷媒の構成成分の配合割合は、不燃性乃至難燃
性となる組成範囲がより好ましい。
【0011】本発明において使用する冷媒には、必要に
応じ、安定剤を併用することができる。すなわち、過酷
な使用条件下により高度の安定性が要求される場合に
は、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、
グリシドールなどのエポキシド類;ジメチルホスファイ
ト、ジイソプロピルホスファイト、ジフェニルホスファ
イトなどのホスファイト類;トリラウリルトリチオフォ
スファイトなどのチオフォスファイト類;ホウ酸、トリ
エチルボレート、トリフェニルボレート、フェニルボロ
ン酸などのホウ素化合物;2,6−ジ−tert・ブチ
ルパラクレゾールなどのフェノール類;ニトロメタン、
ニトロエタンなどのニトロアルカン類;アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチルなどのアクリル酸エステル類;そ
の他ジオキサン、tert・ブタノール、ペンタエリス
リトール、パライソプロペニルトルエン;などの安定剤
を作動流体重量の0.01〜5%程度添加することがで
きる。
【0012】また、本発明の目的乃至効果を損なわない
範囲で、冷媒に他の化合物を混合することができる。こ
のような化合物としては、ジメチルエーテル、ペンタフ
ルオロジメチルエーテルなどのエーテル類;パーフルオ
ロエチルアミンなどのアミン類;LPGなどが例示され
る。
【0013】
【発明の効果】本発明による冷媒は、易分解性であり、
オゾン層に影響を与える塩素原子及び臭素原子を含まな
いので、オゾン層の破壊問題を生じる危険性はない。
【0014】また、本発明による冷媒は、冷媒として、
冷房能力、成績係数、吐出ガス温度などの性能におい
て、バランスがとれている。
【0015】また、本発明による冷媒は、高分子化合物
に対する溶解性が低いので、既存の冷凍機における材料
変更などを行うことなく、そのまま使用可能である。
【0016】さらに、本発明による冷媒は、熱安定性に
優れ、不燃性乃至難燃性なので、通常の冷凍機におい
て、やはりそのまま使用可能である。
【0017】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明らかにする。
【0018】実施例1 冷媒として図1に三角図表として示す三元系混合冷媒を
使用する1馬力の冷凍機において、凝縮器における冷媒
の蒸発温度を0℃とし、凝縮温度を50℃とし、加熱温
度を5℃とし、凝縮器過冷却度を0℃として、運転を行
った。
【0019】なお、図1において、上下2組の数値は、
上段が成績係数を示し、下段が冷凍能力(kcal/m
2)を示す。
【0020】また、図1において、破線より上の範囲の
混合物組成が不燃性を呈する。
【0021】なお、参考として、現在汎用されているH
CFC22の上記と同一条件下での成績係数は、4.1
3であり、冷凍能力は716kcal/m2である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷媒の混合組成と成績係数及び冷
凍能力との関係を示す三角図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 克樹 大阪府摂津市西一津屋1の1 ダイキン工 業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 百田 博史 大阪府摂津市西一津屋1の1 ダイキン工 業株式会社淀川製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 HFC32、HFC125及びHFC1
    34aを必須成分として含有する冷媒であって、HFC
    32が20重量%以上、HFC125が20〜40重量
    %、HFC134aが40〜60重量%で、かつ不燃性
    の組成からなる冷媒。
  2. 【請求項2】 HFC32が20重量%以上、HFC1
    25が20〜40重量%、HFC134aが40〜60
    重量%で、かつ不燃性の組成からなる請求項1に記載の
    冷媒(但し、HFC32/HFC125/HFC134
    aの重量%が、(26.2/13.8/60.0)、
    (17.0/31.6/51.4)、(3.5/58.
    7/37.8)、(5.0/43.3/51.7)、
    (12.4/25.4/62.2)、(18.0/1
    2.8/69.2)である点の内側にある範囲の冷媒を
    除く)。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の冷媒を用いて
    運転される冷凍機。
JP10055491A 1998-03-06 1998-03-06 冷 媒 Expired - Lifetime JP2863159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055491A JP2863159B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 冷 媒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055491A JP2863159B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 冷 媒

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2090775A Division JP2792191B2 (ja) 1990-04-04 1990-04-04 冷 媒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10219237A true JPH10219237A (ja) 1998-08-18
JP2863159B2 JP2863159B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=13000115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055491A Expired - Lifetime JP2863159B2 (ja) 1998-03-06 1998-03-06 冷 媒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2863159B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100340275B1 (ko) * 1999-11-02 2002-06-12 박호군 디플루오로메탄(HFC-32),펜타플루오로에탄(HFC-125)과1,1,1,2-테트라플루오로에탄(HFC-134a)을포함하는 냉매 혼합물
JP2002540246A (ja) * 1999-03-22 2002-11-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンおよび炭化水素の組成物
WO2018194113A1 (ja) * 2017-04-21 2018-10-25 ダイキン工業株式会社 冷媒を含有する組成物及びその応用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102333839B (zh) 2009-02-26 2015-02-18 大金工业株式会社 包含变暖系数低的氢氟丙烯的致冷剂组合物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540246A (ja) * 1999-03-22 2002-11-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンおよび炭化水素の組成物
JP2012082430A (ja) * 1999-03-22 2012-04-26 E I Du Pont De Nemours & Co ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタンおよび炭化水素の組成物
KR100340275B1 (ko) * 1999-11-02 2002-06-12 박호군 디플루오로메탄(HFC-32),펜타플루오로에탄(HFC-125)과1,1,1,2-테트라플루오로에탄(HFC-134a)을포함하는 냉매 혼합물
WO2018194113A1 (ja) * 2017-04-21 2018-10-25 ダイキン工業株式会社 冷媒を含有する組成物及びその応用
JP2018184597A (ja) * 2017-04-21 2018-11-22 ダイキン工業株式会社 冷媒を含有する組成物及びその応用
US11034871B2 (en) 2017-04-21 2021-06-15 Daikin Industries, Ltd. Composition containing refrigerant and application of said composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2863159B2 (ja) 1999-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2792191B2 (ja) 冷 媒
KR101256486B1 (ko) 냉매 조성물
JPH0585970A (ja) 冷 媒
JPH0418484A (ja) 冷媒組成物
JP2847797B2 (ja) 作動流体
JP2795224B2 (ja) 冷 媒
JPH05140547A (ja) オクタフルオロブタンからなる冷媒
JP2863159B2 (ja) 冷 媒
JPH04222893A (ja) 共沸および共沸様混合物
JPH0585966A (ja) 冷 媒
EP0598907B1 (en) Azeotropic flouroalkane mixtures
JPH06281272A (ja) 最高共沸混合物および共沸様混合物
EP0564653A1 (en) Fluoroalkane mixture
JPH0393889A (ja) 作動流体
JPH09111231A (ja) トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置
JPH0578652A (ja) 冷 媒
JPH0532961A (ja) トリフルオロメタンを含む混合冷媒
JPH0433989A (ja) 冷媒
JP3026792B2 (ja) 作動流体
JPH0393887A (ja) 作動流体
JPH0393883A (ja) 作動流体
JP2897388B2 (ja) 共沸乃至共沸様組成物
JPH05140545A (ja) 冷 媒
JPH0393882A (ja) 作動流体
JPH0393886A (ja) 作動流体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091211

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101211

Year of fee payment: 12