JPH10218128A - 無菌充填装置 - Google Patents

無菌充填装置

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JPH10218128A
JPH10218128A JP2082897A JP2082897A JPH10218128A JP H10218128 A JPH10218128 A JP H10218128A JP 2082897 A JP2082897 A JP 2082897A JP 2082897 A JP2082897 A JP 2082897A JP H10218128 A JPH10218128 A JP H10218128A
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JP
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container
chamber
aseptic
filling
carrying
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JP2082897A
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English (en)
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Hiromitsu Uchiyama
博光 内山
Satsuki Kawaji
五月 河路
Yasuaki Matsumoto
泰明 松本
Atsushi Yuzawa
淳 湯澤
Hiroto Okada
浩人 岡田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無菌充填装置において、容器1内への無菌充填
の信頼性を向上させるとともに、装置の構造を簡単とす
る。 【解決手段】無菌チャンバ10内に容器1の内面滅菌機
構21、充填機構23、シール機構25を設け、この無
菌チャンバ10内に無菌空気供給機構11から滅菌され
た空気を供給してこの内部全体を陽圧でかつ無菌状態と
し、また容器搬入チャンバ30および容器搬出チャンバ
35を設けてこれらを介して容器1を搬入および搬出し
て無菌チャンバ10の密封性を高め、かつ容器搬入チャ
ンバには容器の外面を滅菌する外面滅菌機構51,52
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジュース、乳飲
料、酒類等の飲料や医薬等の液体その他の物を容器内に
無菌状態で充填する装置に関する。さらに特定すれば、
本発明は紙容器等、加熱が困難であるとともに耐圧性等
が小さい容器にもこれら液体を無菌状態で充填すること
が可能な無菌充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジュースや乳飲料、酒類等の
飲料を無菌状態で充填するいわゆる無菌充填装置があ
る。このような装置は、この飲料等を充填する容器の種
類、充填する飲料の種類等に対応して各種のものがあ
る。
【0003】これらの装置には、上記の容器の内面をた
とえば過酸化水素のガス等により滅菌し、この内部が滅
菌された容器内に無菌状態の飲料を充填してシールする
ものである。このような装置は、缶やビン等の容器のみ
ならず、加熱ができずかつ耐圧性の低い紙容器内にも飲
料等を無菌充填することが可能である。
【0004】このような装置では、容器の内部を滅菌し
たり、飲料等を充填する工程において外部から雑菌が侵
入するのを確実に防止する必要がある。このような要求
を満たすため、この容器の開口部の周囲を他の部分と区
画するチャンバ内に収容し、このチャンバ内に滅菌され
た空気を供給し、このチャンバ内を無菌状態に維持し、
信頼性を高めたものがある。
【0005】しかしながら、このような装置の内部は、
過酸化水素のガスの供給、飲料の充填、シール等をなす
ための各種の機構が配置されており、上記のようにこの
容器の開口部分と他の部分とを区画する区画壁や区画機
構の構造が複雑となる等の不具合があった。また、この
ような区画壁や区画機構の部分は、容器の形状寸法に対
応して設計しなければならないため、容器の種類が変更
された場合にはこの装置の部品の交換や改修等を必要と
する不具合があった。
【0006】さらに、このような装置では、上記のチャ
ンバ内に滅菌された空気を供給して陽圧とし、このチャ
ンバ内から外部に向けての無菌空気の流れを維持してい
るが、たとえば容器が搬入されなかった場合には、この
容器が存在しないためにその部分に大きな開口が形成さ
れ、外部から空気が逆流してこのチャンバ内が汚染され
る可能性があり、その信頼性が十分に満足すべきもので
はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、容器内に無
菌状態で飲料等を充填可能であるとともに、その構造が
簡単であるとともに信頼性が高く、また容器の種類が変
更された場合でも迅速にこれに対応することができる無
菌充填装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、内部が滅菌状態に維持された無菌チャンバと、この
無菌チャンバ内に滅菌された空気を供給してこの無菌チ
ャンバ内を陽圧に維持する無菌空気供給機構と、この無
菌チャンバ内で容器を移動させる容器搬送機構と、上記
の容器搬送機構により上記の無菌チャンバ内を搬送され
る容器の内面を滅菌する内面滅菌機構と、この容器内に
充填物を充填する充填機構と、この充填が終了した容器
を開口をシールするシール機構とを備え、上記の無菌チ
ャンバには容器搬入チャンバおよび容器搬出チャンバと
が設けられ、上記の容器搬入チャンバには外部から搬送
されて来た容器をこの容器搬入チャンバを介して上記の
容器搬送装置に移送する容器搬入移送機構が設けられ、
またこの容器搬入チャンバには搬入される容器の外面を
滅菌する外面滅菌機構が設けられ、また上記の容器搬出
チヤンバには上記の容器搬送機構で搬送されてきた容器
をこの容器搬出チャンバを介して外部に移送する容器搬
出移送機構が設けられているものである。
【0009】したがって、この容器は外面を滅菌された
後にこの無菌チャンバ内に搬入されるので、この無菌チ
ャンバ内に雑菌が侵入することはなく、信頼性が高い。
また、この無菌チャンバには容器搬入チャンバおよび容
器搬出チャンバが設けられ、容器はこれらのチャンバを
介して搬入および搬出されるので、この無菌チャンバ内
の陽圧の維持が確実で、外部からの雑菌の侵入を確実に
防止することができるとともに、この容器搬入チャンバ
には上記の外面滅菌機構が設けられているので、この容
器の外面に付着して雑菌が侵入することもなく、信頼性
が高い。さらに、この装置は容器全体が無菌チャンバ内
に収容された状態で内面の滅菌や充填、シール等がなさ
れるので、この容器の開口部と他の部分を区画する区画
壁や区画機構は不要であり、内部の構造が簡単であり、
信頼性が高いとともに内部の清掃、滅菌等の作業も容易
となる。また、この装置は内部を区画する区画壁や区画
機構が設けられていないので、容器の種類が変更された
場合でもこれら区画壁や区画機構を交換したり改修した
りする必要がなく、容器の種類の変更に迅速に対応する
ことができる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、前記の
容器搬入チャンバと無菌チャンバとの間、この容器搬入
チャンバと外部との間、および前記の容器搬出チャンバ
と無菌チャンバとの間、この容器搬出チャンバと外部と
の間、にはそれぞれ開閉自在なシャッタ機構が設けら
れ、上記の容器の移動の際にのみこれらシャッタ機構が
開放され、前記の無菌チャンバと外部との流通を遮断し
ているものである。したがって、この容器搬入チャンバ
や容器搬出チャンバを介して外部の空気がこの無菌チャ
ンバ内に逆流することが確実に防止できる。
【0011】また、請求項3に記載の本発明は、前記の
容器は筒状をなしており、前記の容器搬入チャンバと無
菌チャンバとの間、および前記の容器搬出チャンバと無
菌チャンバとの間には上記の容器の軸方向と直交する方
向の断面形状に対応した開口が形成され、この筒状の容
器はその軸方向に移動して上記の開口を介して前記の無
菌チャンバ内に搬入および搬出されるものである。した
がって、この容器の外面と開口との間の隙間が小さく、
外部からの空気の逆流を確実に防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の一実
施形態を説明する。この実施形態の装置は、たとえば円
筒状の紙容器に飲料等を無菌充填する装置である。ま
ず、図1および図2を参照して、この装置により充填さ
れる紙製の容器の構造を説明する。この容器1は円筒状
をなし、周壁部2、上端壁部3、下端壁部4を有し、こ
れらは紙板の表面に樹脂被覆その他の処理を施したもの
で、高い不透過性を有している。
【0013】また、上記の上端壁部3には、開口すなわ
ち飲口5が形成され、この上端壁部3の上面にはアルミ
箔および樹脂の積層シートからなるシール蓋6が熱溶着
され、この飲口5をシールしている。
【0014】次に、このような容器1内に飲料を無菌充
填する装置の一実施形態を図3および図4を参照して説
明する。この装置は無菌チャンバ10を備えており、こ
の無菌チャンバ10内には無菌空気供給機構11から滅
菌された空気が所定の圧力で供給され、この無菌チャン
バ10内全体を常時陽圧の無菌雰囲気に維持するように
構成されている。
【0015】そして、この無菌チャンバ10内には、容
器搬送機構12が設けられている。この容器搬送機構1
2は、この無菌チャンバ10内で容器1を搬送するもの
である。なお、13はこの容器1の転倒を防止するため
のガイド部材である。
【0016】そして、この容器搬送機構12の搬送経路
に沿って、上記の容器1の飲口5から内部に滅菌のため
の薬剤たとえば過酸化水素のガスを噴射してその内面を
滅菌する内面滅菌機構21、この容器1内に高温の空気
を噴出して乾燥させる乾燥機構22が設けられている。
さらに、この容器搬送機構12に沿って、容器1内に滅
菌された飲料等を充填する充填機構23が設けられてい
る。なお、この充填の際には、この容器1はリフタ28
により上昇され、その飲口5内に充填機構23のノズル
が挿入されるように構成されている。
【0017】また、この充填機構23の後側には、窒素
ガス置換機構24が設けられ、充填された飲料等の液面
上の空間内に窒素ガスを供給し、この空間の空気を窒素
ガスと置換する。また、この窒素ガス置換機構23の後
側には、さらにシール機構25が設けられている。
【0018】このシール機構25は、容器1の上端壁部
3の上面にアルミ箔と樹脂との積層フイルム等からなる
シール蓋6を熱溶着してこの容器1の開口すなわち飲口
5を密封するものである。なお、このシール蓋6は帯状
のブランク材27が外部のロール26から供給され、所
定の形状に切断されて熱溶着されるように構成されてい
る。なお、上記のブランク材27の導入部分にはノズル
29が設けられ、このブランク材27に過酸化水素のガ
スを噴射して滅菌処理を行うとともに、ホットエアノズ
ル19から噴出される乾燥用のホットエアによって乾燥
される。
【0019】なお、この図3では、上記の無菌チャンバ
10および容器搬送機構12は図示を容易にするために
直線状に描いてあるが、これらは直線状に限らず、たと
えばスペースを節約するために無菌チャンバ10を円筒
状に形成し、その内部に円弧状の軌跡に沿って容器を搬
送する容器搬送機構12を設けてもよい。
【0020】次に、上記のような無菌チャンバ10の一
端部、この無菌チャンバ10が円筒状の場合にはその周
辺部の一箇所、には、容器搬入チャンバ30が形成さ
れ、また他端部、この無菌チャンバ10が円筒状の場合
には上記の容器搬入チャンバ30に隣接した周辺部の箇
所には、容器搬出チャンバ35が形成されている。
【0021】そして、たとえば外部のコンベア31によ
り搬送されて来た容器1は、位置決め機構32により保
持されて回転され、その飲口5が所定の方向に位置する
ように位置決めされ、上記の容器搬入チャンバ30を介
して上記の無菌チャンバ10内に搬入される。また、こ
の無菌チャンバ10内で飲料等が無菌充填されてシール
がなされた容器1は、たとえばリフト機構36等の容器
搬出移送機構により上記の容器搬出チャンバ35に移送
され、この容器搬出チャンバ35を介して外部に搬出さ
れる。
【0022】次に、図4を参照して上記の容器搬入チャ
ンバ30の部分の構成を説明する。この容器搬入チャン
バ30はたとえば隔壁41により上記の無菌チャンバ1
0内とは区画されている。そして、この隔壁41には開
口42が形成され、またこの容器搬入チャンバ30の外
壁にも開口43が形成されている。そして、この容器1
は適切な移送機構等により正立した状態で水平方向に移
動されて上記の開口43を介してこの容器搬入チャンバ
30内に搬入される。
【0023】この容器搬入チャンバ30には、容器搬入
移送機構の吸着パッド44が設けられており、この容器
1の上面を吸着保持するとともに、この容器1を軸方向
に下降させ、上記の開口42を通して上記の無菌チャン
バ10内に移送し、前記の容器搬送機構12上に受け渡
すものである。
【0024】そして、上記の開口43は、容器1の移送
方向と直交する方向、すなわち容器1の軸方向に沿った
容器1の断面形状、この実施形態の場合には矩形の形状
をなし、移送される容器1の外面とこの開口43との間
の隙間が最小になるように構成されている。また、上記
の隔壁41の開口42は、この容器1の移送方向と直交
する方向すなわちこの容器1の軸方向と直交する方向の
容器1の断面形状、この実施形態の場合には円形をな
し、移送される容器1の外面とこの開口42との間の隙
間が最小になるように構成されている。したがって、た
とえばこの容器1が容器搬入チャンバ30から無菌チャ
ンバ10内に搬入される際に、この開口42と容器1の
外面との隙間から外部の雑菌が侵入するのを防止してい
る。
【0025】また、上記の開口42,43にはそれぞれ
開閉自在なシャッタ機構が設けられている。45,47
はそのシャッタ板であり、たとえばシリンダ機構45,
48等により開閉され、これらのシャッタ板45,47
は容器1が搬入される際にのみ開放され、常時は閉じて
いる。したがって、これらの開口42,43が開放状態
のままとなることはなく、これらの開口42,43を介
して外部の雑菌が内部に侵入することが確実に防止され
る。
【0026】また、この容器搬入チャンバ30内には、
搬入される容器1の外面を滅菌する外面滅菌機構が設け
られている。この外面滅菌機構は、過酸化水素噴射ノズ
ル51およびホットエア噴射ノズル52を有している。
上記の過酸化水素噴射ノズル51は、容器1の外周面に
向けて過酸化水素のガスを噴射し、その外面を滅菌する
ものである。この過酸化水素噴射ノズル51は、上記の
開口42より上方で、搬入された容器1の底より低い位
置に配置されている。したがって、これらのノズル51
から噴射された過酸化水素ガスはこの容器1の周面のみ
ならず、その底面にも噴射され、この底面の滅菌もなさ
れる。また、この容器1が下降することよって、このノ
ズル51からの過酸化水素ガスはこの容器1の外周面の
全面に噴射される。
【0027】また、上記のホットエアー噴射ノズル52
は上記の開口42より下方に配置され、またこの容器1
が前記の容器搬送機構12上に載置された場合のこの容
器1の上面より上方に位置している。そして、このホッ
トエアー噴射ノズル52からは上記の容器1に向けて乾
燥用のホットエアが噴射され、この容器の外面を乾燥す
る。
【0028】このような外面滅菌機構は、この容器1が
下降する際に、上記の過酸化水素噴射ノズル51から噴
射された過酸化水素ガスはこの容器1の底面および外周
面の全面に噴射されるこの容器1の外面を滅菌する。ま
た、この容器1が容器搬送機構12上に載置されて前記
の容器搬入移送機構の吸着パッド44の吸着が開放され
てこの吸着パッド44が上昇した場合に、この容器1の
上面にもこの過酸化水素ガスが噴射される。このように
して、この容器1はこの無菌チャンバ10内に搬入され
る際に、その外面の全面、すなわち底面、周面、上面の
全てに過酸化水素ガスが噴射されて滅菌される。よっ
て、この容器1の外面に付着して雑菌が侵入することは
ない。
【0029】そして、この容器1の外面の滅菌が終了す
ると、上記のホットエアー噴射ノズル52から乾燥用の
ホットエアが噴射され、この容器1の外面の過酸化水素
を乾燥させる。
【0030】なお、前述の容器搬出チャンバ35の部分
においても、上記の外面滅菌機構が省略されただけでそ
の他の構成は上記の容器搬入機構の部分と同様のもので
あり、詳細な図示および説明は省略する。
【0031】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、上記の開口の形状は、容器の形状に
対応して適宜変更されるものである。さらに、この開口
は必ずしもこの容器の形状に正確に対応している必要は
なく、前記の無菌空気供給機構の能力を大きくすること
により、この開口の形状が容器の外形に正確に対応して
いなくとも、これらの間の隙間からの雑菌の侵入は防止
することができる。また、このような場合には、上記の
シャッタ機構も省略することが可能である。また、上記
の容器搬入チャンバおよび容器搬出チャンバは、必ずし
も隔壁によって無菌チャンバとは完全に区画されていな
くともよい。
【0032】また、上記の容器搬入移送機構や容器搬出
移送機構の構成は上記のものには限定されず、容器の形
状その他に対応してそれに最適な各種の機構が採用され
るものである。
【0033】また、上記の外面滅菌機構は、上述したよ
うな構成のものには限定されず、たとえば上記のような
過酸化水素等の滅菌剤を噴射するものには限定されず、
紫外線や電子線の照射等によって滅菌するものでもよ
く、またこれらの滅菌手段を併用するものであってもよ
い。
【0034】さらに、本発明の装置は、上記のような円
筒状の紙容器に飲料等を充填する装置には限定されず、
缶、ビン、その他の容器内に飲料や薬品等の液体、流動
物、または粉末、粒状物等を無菌状態で充填する装置一
般に適用可能であることはもちろんである。
【0035】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、この容器は
外面を滅菌された後にこの無菌チャンバ内に搬入される
ので、この無菌チャンバ内に雑菌が侵入することはな
く、信頼性が高い。また、この容器は容器搬入チャンバ
および容器搬出チャンバを介して搬入および搬出される
ので、この無菌チャンバ内の陽圧の維持が確実で、外部
からの雑菌の侵入を確実に防止することができる。さら
に、この容器搬入チャンバには上記の外面滅菌機構が設
けられているので、この容器の外面に付着して雑菌が侵
入することもなく、信頼性が高い。また、この装置は容
器全体が無菌チャンバ内に収容された状態で内面の滅菌
や充填、シール等がなされるので、この容器の開口部と
他の部分を区画する区画壁や区画機構は不要であり、内
部の構造が簡単であり、信頼性が高いとともに内部の清
掃、滅菌等の作業も容易となる。また内部の区画壁や区
画機構が不要となるため、容器の種類が変更された場合
でもこれらを交換したり改修したりする必要がなく、容
器の種類変更に迅速に対応できる等、その効果は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実形態の装置による充填される容器の斜視
図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明の一実施形態の装置の概略図。
【図4】図3の容器搬入チャンバの部分を拡大して示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 容器 10 無菌チャンバ 11 無菌空気供給機構 21 内部滅菌機構 23 充填機構 24 シール機構 30 容器搬入チャンバ 35 容器搬出チャンバ 36 容器搬出移送機構のリフト機構 42,43 開口 44 容器搬入移送機構の吸着パッド 45,47 シヤッタ板 51 外面滅菌機構の過酸化水素噴射ノズル 52 外面滅菌機構のホットエア噴射ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯澤 淳 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 岡田 浩人 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部が滅菌状態に維持された無菌チャン
    バと、この無菌チャンバ内に滅菌された空気を供給して
    この無菌チャンバ内を陽圧に維持する無菌空気供給機構
    と、この無菌チャンバ内で容器を移動させる容器搬送機
    構と、上記の容器搬送機構により上記の無菌チャンバ内
    を搬送される容器の内面を滅菌する内面滅菌機構と、こ
    の容器内に充填物を充填する充填機構と、この充填が終
    了した容器を開口をシールするシール機構とを備え、上
    記の無菌チャンバには容器搬入チャンバおよび容器搬出
    チャンバとが設けられ、上記の容器搬入チャンバには外
    部から搬送されて来た容器をこの容器搬入チャンバを介
    して上記の容器搬送装置に移送する容器搬入移送機構が
    設けられ、またこの容器搬入チャンバには搬入される容
    器の外面を滅菌する外面滅菌機構が設けられ、また上記
    の容器搬出チヤンバには上記の容器搬送機構で搬送され
    てきた容器をこの容器搬出チャンバを介して外部に移送
    する容器搬出移送機構が設けられていることを特徴とす
    る無菌充填装置。
  2. 【請求項2】 前記の容器搬入チャンバと無菌チャンバ
    との間、この容器搬入チャンバと外部との間、および前
    記の容器搬出チャンバと無菌チャンバとの間、この容器
    搬出チャンバと外部との間、にはそれぞれ開閉自在なシ
    ャッタ機構が設けられ、上記の容器の移動の際にのみこ
    れらシャッタ機構が開放され、前記の無菌チャンバと外
    部との流通を遮断していることを特徴とする請求項1の
    無菌充填装置。
  3. 【請求項3】 前記の容器は筒状をなしており、前記の
    容器搬入チャンバと無菌チャンバとの間、および前記の
    容器搬出チャンバと無菌チャンバとの間には上記の容器
    の軸方向と直交する方向の断面形状に対応した開口が形
    成され、この筒状の容器はその軸方向に移動して上記の
    開口を介して前記の無菌チャンバ内に搬入および搬出さ
    れることを特徴とする請求項1の無菌充填装置。
JP2082897A 1997-02-03 1997-02-03 無菌充填装置 Pending JPH10218128A (ja)

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