JPH10217533A - Led、ledアレイ及び電子写真プリンタ - Google Patents

Led、ledアレイ及び電子写真プリンタ

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JPH10217533A
JPH10217533A JP1909997A JP1909997A JPH10217533A JP H10217533 A JPH10217533 A JP H10217533A JP 1909997 A JP1909997 A JP 1909997A JP 1909997 A JP1909997 A JP 1909997A JP H10217533 A JPH10217533 A JP H10217533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
led array
light emitting
boundary
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1909997A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Nakajima
則夫 中島
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDから外へ出ることができない光線を無
くす。 【解決手段】 LEDアレイ1はN型のガリウム砒素リ
ン(GaAsP)の基板2(N側基板2)にP型不純物
の拡散により形成した複数のP型拡散層3を有してい
る。光はN側基板2とP側拡散層3とのPN接合部7
(発光部7)から射出される。発光部7の一部は絶縁膜
5に覆われており、従って、発光部7のLEDアレイ1
から露出した部分から光が外部へ射出される。発光部7
の露出した部分は、エッチングにより曲面で形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LED、LEDア
レイ及びLEDアレイを用いて露光を行う電子写真プリ
ンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDは発光部を備えており、発
光部から外部に光を射出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】LEDの発光部が光を
射出する外部との境界位置において、内部で発生した光
線は境界位置に様々な角度で入射している。LEDが空
気よりも屈折率の高い材質で形成されている場合、LE
D内部で発生した光線が屈折率の低い空気へ向かうと、
即ち、LEDから外部へ光が射出されるとき、ある一定
の角度以上の入射角で境界位置に入った光線は全反射さ
れてしまう。即ち、LEDから外へ出ることができな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明が講じた解決手段は、外部との境界部から光
を射出する発光部を有し、発光部の光線は、境界部に略
垂直に入射して外部に射出されるものである。
【0005】上述の解決手段によれば、発光部で発生し
た光線は、境界部に略垂直に入射し、境界部を通過して
外部に射出される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面に共通す
る要素には同一の符号を付す。図1は本発明に係る実施
の形態におけるLEDアレイの拡大平面図、図2は図1
のLEDアレイのB−B断面図、図3は実施の形態のL
EDアレイの拡大概略斜視図である。
【0007】LEDアレイ1はN型のガリウム砒素リン
(GaAsP)の基板2(N側基板2)、N側基板2に
P型不純物の拡散により形成した複数のP型拡散層3、
各P型拡散層3に夫々設けたP側電極4、P側電極4と
N側基板2との間に設けた絶縁膜5、及びN側基板2に
設けられN側基板2を介して絶縁膜5と対向するN側電
極6を有している。
【0008】光はN側基板2とP側拡散層3とのPN接
合部7(発光部7)から射出される。発光部7の一部は
絶縁膜5に覆われており、従って本実施の形態では、発
光部7のLEDアレイ1から露出した部分から光が外部
へ射出される。また発光部7の露出した部分は、後述す
るエッチングにより曲面で形成されている。
【0009】ここで図4を加えて上述のLEDアレイ1
を用いたLEDプリントヘッドの構成を説明する。図4
は実施の形態のLEDアレイを用いたLEDプリントヘ
ッドの概略構成図であり、図4(a)はLEDプリント
ヘッドの概略構成図、図4(b)は(a)の一部拡大説
明図である。
【0010】上述のLEDアレイ1は図示せぬ電子写真
プリンタのLEDプリントヘッド10に用いられる。L
EDプリントヘッド10はドライバIC11を搭載した
基板12及びセルフォックレンズアレイ13(SLA1
3)を有している。
【0011】LEDアレイ1とドライバIC11とはボ
ンディングワイヤ14により接続され(図4(b)参
照)、また、ドライバIC11と基板12とはボンディ
ングワイヤにより接続されている(図示せず)。SLA
13は、LEDアレイ1の発光部7が露出している側
(矢印A方向側)に取り付けられ、LEDアレイ1の矢
印A方向の照射光を集光して図示せぬ感光体上に像を結
ぶ。
【0012】次に、本実施の形態のLEDアレイ1の製
造方法を図5及び図6を加えて説明する。図5は実施の
形態のLEDアレイの製造方法説明図、図6は実施の形
態のLEDアレイの製造方法を示すフローチャートであ
る。
【0013】先ず、GaAsPから成るN側基板2に絶
縁膜5がスパッタリングで形成される(図5(a)、ス
テップS1)。次に、絶縁膜5にエッチングで拡散窓8
を形成する(図5(b)、ステップS2)。この拡散窓
8からP型不純物を拡散させ、P側拡散層3を形成する
(図5(c)、ステップS3)。P側拡散層3にP側電
極4を接触させて形成する(図5(d)、ステップS
4)。
【0014】次に、半円状のマスキングにより露出し、
N側基板2及びP側拡散層3、絶縁膜5をエッチングに
より溶かし、曲面を持つ発光部7を形成する(図5
(e)、ステップS5)。そして、N側電極6が形成さ
れ(図5(f)、ステップS6)、最後にダイシングソ
ー等によりカットし(図5(g)、ステップS7)、図
1〜図3に示すLEDアレイ1となる。
【0015】ここで、本実施の形態のLEDアレイ1の
発光部7の光の進み方を図7を用いて説明する。図7は
LEDアレイの発光点をC点及びD点としたときの光の
進み方を説明する図であり、図7(a)は発光部の外部
との境界部の形状が本実施の形態の発光部と同様曲面の
場合の光の進み方を示し、図7(b)は発光部の外部と
の境界部の形状が平面状の場合の光の進み方を示す。図
7(a)、(b)に示す○印は、発光部の外部との境界
部の形状を平面状としたとき、図7(c)に示すC
(D)点から境界部に向かう光が境界部に立てた法線
(V)に対して成す角として20度の範囲内に境界部か
ら射出される光線に付けられた印である。
【0016】図7(b)を見て分かるように、C点及び
D点から出た光線はGaAsPと空気との境界面で大き
く屈折し、入射角が大きくなる程出射角がより大きくな
っている。従って、境界面に対し略垂直方向に進む光線
は屈折角度が小さくなる。
【0017】また図7(a)を見て分かるように、発光
部の形状を曲面で形成した場合、C点及びD点から出た
光線はGaAsPと空気との境界面が成す接平面に略垂
直に入射するので、発光部から射出される光は屈折する
角度が小さい。
【0018】ところで、一般に使用されるSLA13
は、SLA13に入射する光線の角度が約20度よりも
大きい光線は伝達することができない。図7(b)の場
合、LEDアレイ1から出る光は入射角より出射角の方
が大きくなるので、SLA13中では20度の中に入っ
ている光線も、空気中では広がってしまい、SLA13
に伝達することができなくなってしまう。
【0019】しかしながら、図7(a)に示すように、
発光部を曲面とすれば発光部から射出される光の屈折角
度は小さくなるので、発光部が平面状である場合よりも
光線を効率よく感光ドラム上に伝達することができる。
即ち、図7に付けた○印から分かるように、図7(a)
の方が図7(b)よりも○印の数が多く、図7(a)の
方が露光に利用できる光線の数が多い。
【0020】従って、図7(a)及び(b)の発光部に
おいて、同じ電流を流しても図7(a)の方がより強力
な露光を行うことができるので、発光時間を短くして消
費電力を抑えることができる。また、強力な露光を行う
ことができるので、高速な印刷動作にも使用することが
できる。
【0021】本実施の形態では発光部7の形状を連続し
た曲面で形成しているが、発生する光線が垂直に入射す
るように斜面を複数形成した多角形による曲面であって
もよい。また、発光部がこの形状に形成されればよいの
で、発光部の材質はGaAs等でもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
LEDの発光部の光線は、外部との境界部に略垂直に入
射して外部に射出されることにより、LEDの光線があ
る一定の角度以上の入射角で境界位置に入る光線がなく
なった。この結果、全反射されてLEDから外へ出るこ
とができない光線が無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態のLEDアレイの拡大
平面図である。
【図2】図1のLEDアレイのB−B断面図である。
【図3】実施の形態のLEDアレイの拡大概略斜視図で
ある。
【図4】実施の形態のLEDプリントヘッドの概略構成
図である。
【図5】実施の形態のLEDアレイの製造方法説明図で
ある。
【図6】実施の形態のフローチャートである。
【図7】LEDアレイの光の進み方の説明図である。
【符号の説明】
1 LEDアレイ 2 N側基板 3 P側拡散層 4 P側電極 5 絶縁膜 7 発光部 10 LEDプリントヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LEDにおいて、 外部との境界部から光を射出する発光部を有し、 前記発光部の光線は、前記境界部に略垂直に入射して外
    部に射出されることを特徴とするLED。
  2. 【請求項2】 LEDアレイにおいて、 請求項1記載のLEDを複数個並設し、略同一方向に向
    けて光線を射出することを特徴とするLEDアレイ。
  3. 【請求項3】 前記発光部の境界部は、発光部で発生し
    た光線が略垂直に入射する形状である請求項2記載のL
    EDアレイ。
  4. 【請求項4】 前記境界部は、曲面で形成される請求項
    3記載のLEDアレイ。
  5. 【請求項5】 LEDアレイにより感光体を露光する電
    子写真プリンタにおいて、 前記LEDアレイは、発生した光が略垂直に入射して外
    部に射出される境界部が一部に形成された発光部を複数
    有することを特徴とする電子写真プリンタ。
JP1909997A 1997-01-31 1997-01-31 Led、ledアレイ及び電子写真プリンタ Withdrawn JPH10217533A (ja)

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JP1909997A JPH10217533A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 Led、ledアレイ及び電子写真プリンタ

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JPH10217533A true JPH10217533A (ja) 1998-08-18

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ID=11990037

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JP1909997A Withdrawn JPH10217533A (ja) 1997-01-31 1997-01-31 Led、ledアレイ及び電子写真プリンタ

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Effective date: 20040406