JPH10217428A - 版材取付装置 - Google Patents

版材取付装置

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Publication number
JPH10217428A
JPH10217428A JP9039799A JP3979997A JPH10217428A JP H10217428 A JPH10217428 A JP H10217428A JP 9039799 A JP9039799 A JP 9039799A JP 3979997 A JP3979997 A JP 3979997A JP H10217428 A JPH10217428 A JP H10217428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
plate material
tip
rear end
fixing mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP9039799A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Horino
均 堀野
Toshiyuki Ura
敏行 浦
Takamasa Nogami
高正 野上
Kazuhiro Ikemori
一博 池森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10217428A publication Critical patent/JPH10217428A/ja
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 版材の先端部に穿設された孔に版取付胴に設
けられたピン体を確実に係合させることができると共に
版材の先端部を均一に押圧して版取付胴上において版材
に歪みを生じないようにすることができる版材取付装置
を提供することである。 【解決手段】 機枠1に回転自在に装着された版取付胴
2に版材先端部に形成された孔に係合するピン体28と
版材先端部を押圧する版押え17を備えた版先端部固定
機構3と、版材後端部に形成された孔に引っ掛けて版材
を版取付胴の周面に固定する版後端部固定機構4とを備
え、版先端部固定機構3のピン体28を版取付胴2周面
に対して出没させて版材200に穿設された孔に係合せ
しるようにした装置において、前記ピン体28を出没動
作時の少なくとも一方の動作時に振動せしめる構成にし
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製版機、印刷機等に
ベースがポリエステルフイルム、アルミニユウムあるい
はスチール等の剛性のある版材を版取付胴の周面に取り
付ける版材取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、版材取付装置は、例えば特開昭
62−62754号公報に記載されているような両端に
突設された軸体が印刷機本体の左右側板に軸受にとって
回転自在に取り付けられた版胴と、該版胴の外周の一部
に軸方向に沿って全幅にわたって開口された開口部内の
円周方向における一端側に設けられた版先端くわえ機構
と、他端側に設けられた版後端つかみ機構とを備えた構
成になっている。
【0003】上述の版先端くわえ機構は、版胴の両側部
に回動自在に取り付けられた爪軸に、軸方向に沿って等
ピッチで複数個固着された版先端くわえ爪と、版胴の開
口縁に該版先端くわえ爪と対向する位置に突設された版
先端位置決めピンと、リンク、引張ばね等の爪軸回動手
段とにより構成されている。
【0004】そして、版材が版胴の版先端くわえ位置に
搬送されると、版材の頭部に穿設された孔が版先端位置
決めピンに係合し、該状態で版先端くわえ爪が引張ばね
の引張力によって回動されて版材を版胴に押圧する。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】上述の様な版材取付装
置では、版材の先端部に穿設された孔を版胴に突設され
た版先端位置決めピンに係合させるようになっているた
め、版材に歪みがあったり、孔ピッチに加工誤差があっ
たりすると孔がピンに係合せず、版材を版胴に確実に取
り付けることができないという問題がある。
【0006】また、版先端くわえ爪が剛体であるため、
版材に歪みがあったり、厚さ斑があったりすると版材を
均一に押圧することができず、版胴上において版材に歪
みを生じて印刷斑の原因になるという問題がある。
【0007】本発明は版材の先端部に穿設された孔を版
胴に設けられたピンに確実に係合させることができると
共に、版材の先端部を均一に押圧して版胴上において版
材に歪みを生じないようにすることができる版材取付装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明の版材取付装置は請求項1に記載のようにピ
ン体を、ピン体の出没動作の少なくとも一方の動作時に
ピン体を振動せしめる構成にしてある。
【0009】また、本発明の版材取付装置は請求項2に
記載のような先端部固定機構の版押えを、櫛状に形成さ
れた板材を熊手状に折り曲げた形状にせしめた構成、請
求項3に記載のような版押えに、版取付胴の回転時に押
圧力が減少しないようにするカウターバランスを設けた
構成、請求項4に記載のような版取付胴の版材取付部に
版先端位置決め部材を設けた構成、請求項5に記載のよ
うな版後端部固定機構のフックを板ばねにより形成せし
めた構成、請求項6に記載のような版後端部固定機構の
フックを、振動せしめるようにした構成にすることがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の版材取付装置の構
成の1実施例を示す概略正面図、図2は図1のI−I矢
視図であって、本発明の版材取付装置は、所定の間隔を
もつて設置された機枠1に回転自在に取り付けられた版
取付胴2と、該版取付胴2に設けられた版材200の先
端部を固定するための版先端固定機構3および版材20
0の後端部を固定するための版後端固定機構4と、機枠
1の一方に設置された版先端固定機構3を作動させるた
めの第1駆動機構5と、機枠1の他方に設置された版後
端固定機構4を作動させるための第2駆動機構6とによ
り構成されている。
【0011】上述の版取付胴2は両端部に側板7aを有
する版取付用のドラム7と、該ドラム7の中心位置にな
るよう側板7aに一体的に取り付られた軸8とにより形
成され、側板7aにはバランサー7a1が取り付けられて
いる。
【0012】そして、軸8が軸受9によって機枠1に回
転自在に取り付けられ、該軸8の一端部にカップリング
11によってドラム回転用のモータ10が連結されてい
る。
【0013】上述の版先端固定機構3の構成の詳細は図
3、図4、図5に示されるようにドラム7の周面より突
出するように形成された版先端位置決め用部材12と、
版材200の先端部をドラム7の周面に押圧するための
押圧手段13と、図12に示されるような版材200の
先端部に穿設された孔200aに係合する位置決め手段
14と、連結手段15とにより構成されている。
【0014】該版先端位置決め用部材12は板状あるい
は棒状の部材で形成する。
【0015】上述の押圧手段13はドラム7の側板7a
に両持ちの状態で回転自在に取り付けられた軸16と、
該軸16に一体的に取り付けられ、先端部が櫛状に形成
された板材を熊手状に折り曲げた形状の版押え17と、
端部にピン19を有し軸16の両端部にそれぞれ取り付
けられたドグ18と、ドラム7の側板7aに突設された
ピン20と、ピン19、20に張架されたばね21とに
より構成されている。
【0016】位置決め手段14はドラム7の側板7aに
形成された支持部7a2に設けられた案内用軸22に沿っ
て移動するスライダー23と、該スライダー23をドラ
ム7の周面方向に押圧するばね24と、スライダー23
に一体的に取り付けられた係合用ピン25と、両端部が
係合用ピン25に係合されたピン体支持部材26と、ピ
ン体支持部材26に形成されたホルダー部26aにピン
体支持部材26の上面より所定量突出するように取り付
けられたピンホルダー27と、ピンホルダー27内にピ
ン29によって揺動自在に取り付けられたピン体28と
により構成されている。
【0017】連結手段15はドラム7の側板7aに両持
ちの状態で回転自在に取り付けられた軸30と、軸16
に取り付けられたギヤー31と、該ギヤー31に噛み合
うように軸30に取り付けられたギヤー32と、ピン3
4を有し軸30に取り付けられたドグ33と、該ピン3
4に当接するように上述のピン体支持部材26に取り付
けられた係合用片35とにより構成されている。
【0018】上述の押圧手段13の軸16は図6に示さ
れるようにばね21によってドグ18が図3に示される
ように引っ張られているため常時反時計方向(図4にお
いては時計方向)に回転されて版押え17がドラム7の
周面に当接し、位置決め手段14のピン体支持部材26
はばね24によって押し上げられてピン体28がドラム
7の周面より突出した状態になっている。
【0019】上述の版後端部固定機構4の構成の詳細は
図2、図7に示されるようにドラム7の側板7aに両持
ちの状態で回転自在に取り付けられた軸36と、板ばね
により形成され該軸36に一体的に取り付けられたフッ
ク37と、端部にピン39を有し軸36の両端部にそれ
ぞれ取り付けられたドグ38と、ドラム7の側板7aに
突設されたピン40と、ピン39、40に張架されたば
ね41とにより構成されている。
【0020】上述のドグ18、38ピン19、20、3
9、40およびばね21、41は片側のみに設置するこ
ともできる。
【0021】上述の軸36はばね41によってドグ38
が引っ張られて常時時計に回転されてフック37がドラ
ム7の周面より引っ込んだ状態になっている。
【0022】上述の第1駆動機構5は版先端固定機構2
に対応して設置されたものであり、構成の詳細は図8に
示されるように階段状の段部42aを有し、軸16に取
り付けられた一方のドグ18に隣接するように該軸16
に取り付けられた段付ドグ42と、該段付ドグ42側の
機枠1に取り付けられたブラケット43と、出力軸にギ
ヤー45が装着され、ブラケット43に取り付けられた
モータ44と、軸芯部に雌ねじ46aが形成され、ギヤ
ー45と噛み合うように軸受47によって機枠1とブラ
ケット43に回転自在に支持されたギヤー46と、軸の
長手方向の中央部に形成された雄ねじ48aがギヤー4
6の雌ねじ46aに螺合されたねじ軸48と、ねじ軸4
8に突設された回り止め用のピン49と、ねじ軸48の
引っ込み位置を検出するための支持具50によってブラ
ケット43に取り付けられたねじ軸48引っ込み位置検
出用のリミットスイッチ51とにより構成されている。
【0023】ねじ軸48は軸16よりドラム7の軸心側
に位置するように設けられている。
【0024】該支持具50にはピン49を案内する長孔
49aがねじ軸48の移動方向に穿設されている。
【0025】そして、モータ44が正回転されてねじ軸
48が突出し、ドラム7が反時計方向に回転して段付ド
グ42の段部の最上段部に当接し、さらにドラム7が所
定量回転すると、該段付ドグ42が軸16を支点に揺動
された状態になり、軸16が図10−2に示されるよう
に反時計方向に回転されて版押え17がドラム7の周面
から離反した状態になる。
【0026】該軸16の回転がギヤー31、32によっ
て軸30に伝達されて該軸30と共にドグ33が時計方
向に回転されると、ピン34によって係合用片35と共
にピン体支持部材26が押し下げられてピン体28がド
ラム7の周面から引っ込んだ状態になる。
【0027】この状態でモータ44が逆回転されてねじ
軸48が所定の速度で引っ込むと、該ねじ軸48が段付
ドグ42における階段状の段部42aを1段ずつ降りる
ような状態になる。この時、段付ドグ42、軸16、ピ
ン体28に振動が発生する。
【0028】該ねじ軸48の引っ込み動作に伴って段付
ドグ42と共に軸16が間欠的に回転して軸16の回転
がギヤー31、31によって軸30に伝達されて該軸3
0と共にドグ33が回転され、ピン体支持部材26がば
ね24によって押し上げられてピン体28が振動しなが
ら間欠的に動いてドラム7の周面から突出した状態にな
る。
【0029】さらに、ねじ軸48の引っ込み動作が続く
と、段付ドグ42とねじ軸48が離反して版押え17が
ドラム7の周面に向かって揺動して該周面に当接した状
態になる。
【0030】この動作によって版材200がドラム7の
周面の所定位置に供給されていると、ピン体28が版材
200の先端部に穿設された孔200aに振動しながら
突出して係合することになる。
【0031】上述の第2駆動機構6は版後端部固定機構
4に対応して設置されたものであり、階段状の段部を有
する段付ドグ52が軸36と取り付けられている以外は
第1駆動機構5と同一の構成になっている。
【0032】該第2駆動機構6も第1駆動機構5と同一
の動作を行うようになっており、モータ44が正回転さ
れてねじ軸48が突出し、ドラム7が回転して段付ドグ
52の段部の最上段部に当接し、さらにドラム7が所定
量回転すると、該段付ドグ52が軸36を支点に揺動さ
れた状態になり、軸36が図11−3に示されるように
反時計方向に回転されてフック37がドラム7の周面か
ら引っ込んだ状態になる。
【0033】この状態でモータ44が逆回転されてねじ
軸48が所定の速度で引っ込むと、該ねじ軸48が段付
ドグ52における階段状の段部を1段ずつ降りるような
状態になる。
【0034】該ねじ軸48の引っ込み動作に伴って段付
ドグ52と共に軸36が図11−4に示されるように時
計方向に間欠的に回転してフック37がドラム7の周面
外に向かって振動しながら揺動して該周面より突出した
状態になる。
【0035】この動作によってフック37が版材200
の後端部に穿設された孔に振動しながら突出して係合す
ることになる。
【0036】上述の版取付胴7の軸8の他端部には版取
付胴7の回転量を検出するためのエンコーダ53が設け
られており、円周方向に複数の孔または凹凸を有し、軸
8の他端部に取り付けられた円板54と、該孔または凹
凸位置に対応するように機枠1に取り付けられたパルス
ジェネレータ55とにより構成されている。
【0037】上述のモータ10、44等は設定値入力機
能、比較演算機能、動作指令信号出力機能等を有するコ
ンピュータ等の制御装置(図示せず)によって制御され
るようになっている。
【0038】また、版取付胴7の上部には図11に示さ
れるように押えローラ56が設置されており、版材20
0をドラム7の周面に所定の面圧で押圧するようになっ
ている。
【0039】版材200を供給する位置と製版処理済み
の版材200を送出する位置が異なる場合は、第1駆動
機構5と同一の駆動機構を第2駆動機構6が取り付けら
れた機枠1側の所定位置に設置するか、該駆動機構に代
えて機枠1に版外し用のシリンダーを取付けると共に版
先端固定機構3の軸16の段付ドグ42取り付け側とは
反対側の軸端部のドグ18に隣接してドグを取り付けた
構成の駆動機構を設置することもできる。
【0040】上述の版材取付装置における版材取付動作
を説明する。
【0041】先ず、第1駆動機構5のモータ44の作動
によってギヤー45、46が回転してねじ軸48が突設
することによって段付ドグ42がねじ軸48に当接し、
図10−2に示されるような軸16が反時計方向に回転
(約15度)されて版押え17がドラム7の周面から離
反した状態になり、さらに、ドラム7の回転によって軸
16が回転(約30度)されて版押え17が図9−2、
図10−3に示されるようにドラム7の周面から大きく
離反した状態になると該ドラム7の回転が停止される。
【0042】図9に示されるようにモータ10が作動し
てドラム7が時計方向に回転されると、図9−1、図1
0−1に示されるように版先端固定機構3の版押え17
がドラム7の周面に当接し、ピン体28がドラム7の周
面より突出した状態になっている。
【0043】該軸16が回転すると、連結手段15のギ
ヤー31、32によって軸30と共にドグ33のピン3
4が時計方向に回転され、係合用片35と共にピン体支
持部材26が押し下げられてピン体28がドラム7の周
面より引っ込んだ状態になる。
【0044】すると、版材200が版材供給装置(図示
せず)によって供給されて版材200の先端が版先端位
置決め部材12に当接して停止する(図10−4)。
【0045】該版材200が取付位置にセットされる
と、モータ44が作動してギヤー45、46が逆回転さ
れてねじ軸48が所定の速度で引っ込められる。
【0046】ねじ軸48が段付ドグ42における階段状
の段部42aを1段ずつ降りるように移動すると(図9
−3)、軸16が時計方向に間欠的に回転されて版押え
17が図9−4、図10−5に示されるようにドラム7
の周面に向かって回転され、同時に連結手段15によっ
て軸30と共にピン34が反時計方向に間欠的に回転さ
れる。
【0047】すると、スライダー23、ピン体支持部材
26と共にピン体28がばね24によって押し上げら
れ、ピン体28が振動しながらドラム7の周面より突出
して版材200の先端部に穿設された孔200aに挿入
される。
【0048】該ピン体28はピン29によって揺動自在
に支持されているため、ピン体28の先端位置と版材2
00の孔200a位置とにずれがあってもピン体28の
振動動作と揺動動作によってピン体28が孔200aに
対して円滑にかつ確実に挿入される。
【0049】さらに、ねじ軸48が所定の動作で引っ込
められると、該ねじ軸48が段付ドグ42から離反し
(図9−5)、軸16がばね21によって時計方向に回
転されて図10−6に示されるように版材200の先端
部が版押え17によってドラム7の周面に押圧される。
この時、該ピン34が係合用片35から離反する。
【0050】上述の動作によって版材200の先端部が
固定されると、図11−1に示されるように押えローラ
56が下降して版材200がドラム7の周面に押圧され
る。
【0051】すると、第2駆動機構6のモータ44の作
動によってギヤー45、46が回転してねじ軸48が突
設すると、モータ10が作動してドラム7が反時計方向
に回転される。
【0052】該ドラム7の回転によって段付ドグ52が
ねじ軸48に当接し、図11−2に示されるような軸3
6が反時計方向に回転されてフック37がドラム7の周
面より引っ込んだ状態になる(図11−3)。
【0053】そして、版材200の後端部に穿設された
孔が該フック37位置にくるとドラム7の回転が停止さ
れる。
【0054】すると、モータ44が作動してギヤー4
5、46が逆回転されてねじ軸48が所定の速度で引っ
込められる。
【0055】ねじ軸48が図11−4に示されるように
段付ドグ52における階段状の段部を1段ずつ降りるよ
うに移動すると、軸36が時計方向に間欠的に回転され
てフック37がドラム7の周面に向かって回転され、該
ねじ軸48が段付ドグ52から離反すると、軸36がば
ね41によって時計方向に回転されてフック37が振動
しながら回転されてドラム7の周面より突出して図12
に示される版材200の後端部に穿設された孔200b
に挿入される。
【0056】該フック37が板ばねにより形成されてい
るため版材200が引張され、ドラム7の周面に密着し
た状態で取付けられる。
【0057】版材200がドラム7に取り付けられ、押
えローラ56が所定の待機位置に移動すると、ドラム7
を回転させながらレーザを照射して所定の製版処理が行
われる。
【0058】この製版処理においてドラム7が回転され
ると図2に示されるようにカウンターバランス17aに
働く遠心力によって軸16に対して時計方向の回転力が
作用するようにカウンターバランス17aを設けること
で版押え17が版材220を押圧する状態になり、版材
200とドラム7の周面間の隙間が広がるのを防止する
ことができ、正確な製版処理を行うことができる。
【0059】そして、所定の製版処理が済むと、第1駆
動機構5のモータ44が作動してねじ軸48が突出され
ると共にドラム7が反時計方向に回転される。
【0060】すると、版材200の先端部固定動作時と
同様に軸16と版押え17が反時計方向に回転されて版
押え17が版材200から離反すると共に、ピン体28
がドラム7の周面から引っ込められてピン体28が版材
200の孔200aから抜ける。
【0061】該動作によって版材200の先端部の固定
が解除されると、ドラム7が反時計方向に回転されて版
材200が送出される。
【0062】上述の動作を繰り返すことによって版材の
取り付け、取り外し操作を自動的にかつ確実に行うこと
ができる。
【0063】
【発明の効果】本発明の版材取付装置は請求項1に記載
のようにピン体を、ピン体の出没動作の少なくとも一方
の動作時に振動せしめるようにしているため、ピン体を
版材に穿設された孔に確実に係合、離脱させることがで
きる。
【0064】また、請求項2に記載のような版先端部固
定機構の版押えを、櫛状に形成された板材を熊手状に折
り曲げた形状にすると、版材を均一にかつ確実に押圧す
ることができ、請求項3に記載のような版押えに、版取
付胴の回転時に押圧力が少なくとも減少しないようにす
るカウターバランスを設けた構成にすると、版取付胴の
回転時に版材がドラムから浮き上がることがなく鮮明な
製版を得ることができ、請求項4に記載のような版取付
胴の版材取付部に、版先端位置決め部材を設けた構成に
すると、版材をドラムの所定位置にセットすることがで
き、請求項5に記載のような版後端部固定機構のフック
を板ばねにより形成せしめると、版材を引っ張った状態
でドラム周面に確実にセットすることができ、請求項6
に記載のような版後端部固定機構のフックを、振動せし
めるようにすると、フックを版材に穿設された孔に確実
に係合、離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の版材取付装置の構成の1実施例を示す
概略正面図である。
【図2】図1におけるI−I矢視図である。
【図3】図1における版先端部固定機構部の構成を示す
概略図である。
【図4】図2における版先端部固定機構部の構成を示す
概略拡大図である。
【図5】図4におけるII−II矢視図である。
【図6】図1におけるIII−III矢視図である。
【図7】図1における版後端部固定機構部の構成を示す
概略図である。
【図8】図1における第1駆動機構部の構成を示す概略
図である。
【図9】本発明の版材取付装置における版材の先端部固
定動作を示す概略図である。
【図10】図9における版先端部固定機構の動作を示す
概略図である。
【図11】本発明の版材取付装置における版材の後端部
固定動作を示す概略図である。
【図12】本発明の版材取付装置に使用する版材の1実
施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 版取付胴 3 版先端部固定機構 4 版後端部固定機構 5 第1駆動機構 6 第2駆動機構 7 ドラム 8、16、30、36 軸 9、47 軸受 10、44 モータ 11 カップリング 12 版先端位置決め部材 13 押圧手段 14 位置決め手段 15 連動手段 17 版押え 18、33、38 ドグ 19、20、29、34、39、40、49 ピン 21、24、41 ばね 22 案内用軸 23 スライダー 25 係合用ピン 26 ピン体支持部材 27 ピンホルダー 28 ピン体 31、32、45、46 ギヤー 35 係合用片 37 フック 42、52 段付ドグ 43 ブラケット 48 ねじ軸 50 支持具 51 リミットスイッチ 53 エンコーダ 54 円板 55 パルスジェネレータ 56 押え用ローラ 7a 側板 7a1 バランサー 7a2 支持部 17a カウンターバランス 26a ホルダー部 46a 雌ねじ 48a 雄ねじ 49a 長孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池森 一博 滋賀県大津市大江一丁目1番15号東レエン ジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠に回転自在に装着された版取付胴に
    版材先端部に形成された孔に係合するピン体と版材先端
    部を押圧する版押えを備えた先端部固定機構と、版材後
    端部に形成された孔に引っ掛けて版材を版取付胴の周面
    に固定する後端部固定機構とを備え、前記版先端部固定
    機構のピン体を版取付胴周面に対して出没させて版材に
    穿設された孔に係合せしめるようにした装置において、
    前記ピン体を、ピン体の出没動作の少なくとも一方の動
    作時に振動せしめるようにしたことを特徴とする版材取
    付装置。
  2. 【請求項2】 機枠に回転自在に装着された版取付胴に
    版材先端部に形成された孔に係合するピン体と版材先端
    部を押圧する版押えを備えた版先端部固定機構と、版材
    後端部に形成された孔に引っ掛けて版材を版取付胴の周
    面に固定する版後端部固定機構とを備え、前記版先端部
    固定機構のピン体を版取付胴周面に対して出没させて版
    材に穿設された孔に係合せしめるようにした装置におい
    て、前記版先端部固定機構の版押えを、櫛状に形成され
    た板材を熊手状に折り曲げた形状にせしめたことを特徴
    とする請求項1に記載の版材取付装置。
  3. 【請求項3】 版押えに、版取付胴の回転時に押圧力が
    減少しないようにするカウンターバランスを設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の版材取付装置。
  4. 【請求項4】 機枠に回転自在に装着された版取付胴に
    版材先端部に形成された孔に係合するピン体と版材先端
    部を押圧する版押えを備えた版先端部固定機構と、版材
    後端部に形成された孔に引っ掛けて版材を版取付胴の周
    面に固定する版後端部固定機構とを備え、前記版先端部
    固定機構のピン体を版取付胴周面に対して出没させて版
    材に穿設された孔に係合せしめるようにした装置におい
    て、前記版取付胴の版材取付部に、版先端位置決め部材
    を設けたことを特徴とする版材取付装置。
  5. 【請求項5】 機枠に回転自在に装着された版取付胴に
    版材先端部に形成された孔に係合するピン体と版材先端
    部を押圧する押圧部材を備えた版先端部固定機構と、版
    材後端部に形成された孔に引っ掛けて版材を版取付胴の
    周面に固定する版後端部固定機構とを備え、前記版先端
    部固定機構のピン体を版取付胴周面に対して出没させて
    版材に穿設された孔に係合せしめるようにした装置にお
    いて、前記版後端部固定機構のフックを板ばねにより形
    成せしめたことを特徴とする版材取付装置。
  6. 【請求項6】 版後端部固定機構のフックを、振動せし
    めるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の版材
    取付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012063774A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 E I Du Pont De Nemours & Co 取付可能な面に印刷版を固定する方法および装置
CN107175906A (zh) * 2017-05-22 2017-09-19 杭州科雷机电工业有限公司 一种大幅面柔版装版系统及其卸版方法

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CN107175906B (zh) * 2017-05-22 2022-08-23 杭州科雷机电工业有限公司 一种大幅面柔版装版系统及其卸版方法

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