JPH10216861A - バーリングかしめ装置 - Google Patents

バーリングかしめ装置

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JPH10216861A
JPH10216861A JP3263697A JP3263697A JPH10216861A JP H10216861 A JPH10216861 A JP H10216861A JP 3263697 A JP3263697 A JP 3263697A JP 3263697 A JP3263697 A JP 3263697A JP H10216861 A JPH10216861 A JP H10216861A
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JP
Japan
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stem
burring
tip
caulking device
top end
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JP3263697A
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JP2835608B2 (ja
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Hiroshi Murakado
博 村角
Wataru Mihashi
亘 三橋
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステムの寿命を延ばし、かつ被接合板材に良好
なバーリング部を形成するに適当なバーリングかしめ装
置を提供する。 【解決手段】本発明は、往復駆動源の作動を受けて往復
移動可能なステム8と、このステム8の移動路上にステ
ム8が進入可能な穴を形成したバーリング下型と、前記
ステム8を案内可能かつステム8と相対的に移動可能な
上押さえ7と、前記バーリング下型に替わってステムの
移動路上に配設可能なアンビルとを備えている。前記ス
テム8の先端には横断面積一様かつ先端面平坦な突出部
11が連続して一体成形されている。このため、ステム
8の先端面を一様に削っても、突出部11の長さ分は先
端面の面積が変化しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の金属板を一
体に接合するバーリングかしめ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数重合された金属板を接合する
には、金属板にバーリング部を成形した後に、そのバー
リング部をかしめるバーリングかしめ装置が利用されて
いる。このバーリングかしめ装置は、一般に往復駆動源
の駆動を受けて往復移動可能なステムと、このステムの
移動路上にステムが進入可能な穴を形成したバーリング
下型と、前記ステムを案内可能かつステムと相対的に移
動可能な上押さえと、前記バーリング下型に代えてステ
ムの移動路上に配置されるアンビルとを備えて構成され
ている。前記ステムの先端部分は通常テーパ状を成し、
その先端面は、所望面積になるよう平坦に形成されてい
る。
【0003】前記バーリングかしめ装置では、複数重合
した被接合板材をバーリング下型上に配置し、これにス
テムを貫通させることによってバーリング加工を行う。
このことによって被接合板材には、筒状のバーリング部
が形成される。続いて、バーリング下型に代えてアンビ
ルを配置し、このアンビルと上押さえとの間で前述のバ
ーリング部を圧縮して折り返すようにかしめると、被接
合板材を一体に接合することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバーリング
かしめ装置においては、ステムの先端面の面積によって
被接合板材に形成されるバーリング部の形状が異なって
くる。このため、ステムの先端面は実験データなどに基
づいて最適な面積になるよう構成されるのであるが、実
際の作業に供した場合、先端面の周縁部が摩耗変形して
被接合板材の破断特性が失われ、ステムが早期に使用で
きなくなってしまう等の問題が発生している。これに対
処するため、先端面を一様に削って周縁部を再構成する
手段も講じられているが、ステムの先端部分はテーパ状
になっているため、そのように研削加工を行うと先端面
の面積が拡大してしまい、良好なバーリング部を得るこ
とができなくなる等の問題が発生している。また、ステ
ム先端がテーパ状であることから、先端面を加工成形す
る際にその直径に誤差が生じ易く、先端面を最適な面積
に形成することが当初から非常に困難である等の問題も
発生している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
て創成されたものであり、ステムを長寿命化しつつ良好
なバーリング部を得るに適当なバーリングかしめ装置を
提供することを目的とするものである。この目的を達成
するため、本発明のバーリングかしめ装置は、往復駆動
源の作動を受けて往復移動可能なステムと、このステム
の移動路上にステムが進入可能な穴を形成したバーリン
グ下型と、前記ステムを案内可能かつステムと相対的に
移動可能な上押さえと、前記バーリング下型に替わって
ステムの移動路上に配設可能なアンビルとを備えて構成
されている。前記ステムの先端には横断面積一様な突出
部が連続して一体に形成されている。なお、前記ステム
は、例えばテーパ形状のように、先端に向かって横断面
積が徐々に小さくなる形状を成すものが好適である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図4において、1はバ
ーリングかしめ装置であり、機台2に配置した往復駆動
源3を有している。この往復駆動源3は、機台2に取り
付けたモータ4による回転運動を直線運動に変換するク
ランク機構5を備えており、このクランク機構5の先端
には、スライダ6が連結されている。このスライダ6
は、機台2前部に案内される略スリーブ状の上押さえ7
に挿入されて摺動可能であり、下降時には上押さえ7に
当接してこれを押し下げるように構成されている。ま
た、前記上押さえ7にはスライダ6の下方に位置してス
テム8が挿通しており、ばね9の付勢を受けて常時上押
さえ7から先端を突出させるように構成されている。
【0007】前記ステム8は、丸棒状部材の先端部分を
テーパ状部10に成形し、先端に向かうほど横断面積が
徐々に小さくなるように構成されており、その先端には
横断面積一様かつ先端面が平坦を成す円柱状の突出部1
1が一体成形されている。この突出部11は、研削作業
を行う際の削りしろであり、数回の研削作業に耐え得る
よう、0.5mm〜1mmの範囲で長さを決定するの
が、後記する被接合板材50にバーリング部51を形成
する上で好適である。また、この突出部11の直径に
は、各種実験に基づいて決定される、被接合板材50に
最適なバーリング部51を形成するに好適な寸法が採用
されている。
【0008】また、前記スライダ6には、L字様を成す
操作レバー12の一端がピン12aを介して回動可能に
連結されている。この操作レバー12は、常時機台2前
面に設けられるカム部材13のカム溝13aに案内され
ており、スライダ6が一往復するごとにカム溝13aに
沿ってステム8を押圧可能な位置と押圧不可能な位置と
に回動するように構成されている。なお、操作レバー1
2を支持するピン12aは、スライダ6から突出して上
押さえ7に設けられる長穴7aに嵌合しており、このた
めスライダ6は、長穴7aの長さ分だけ上押さえ7に対
して相対的に移動可能である。
【0009】一方、前記機台2の下部には、前記ステム
8の下方に後記するバーリング下型18とアンビル19
とを交互に選択配置可能な工具交換ユニット14が配置
されている。この工具交換ユニット14は、シリンダ1
5の作動を受けて前進後退可能なスライド部材16を有
しており、このスライド部材16には、工具支持台17
が回転自在に取り付けられている。この工具支持台17
には、その回転中心を挟んで対称にバーリング下型18
とアンビル19とが配置されているとともに、その下部
にはピニオンギヤ20が一方向クラッチ21を介して取
り付けられている。このピニオンギヤ20は、機台2側
に取り付けられるラックギヤ22と噛合しており、スラ
イド部材16の移動にともなってラックギヤ22に沿っ
て回転するように構成されている。
【0010】前記バーリング下型18は、前記ステム8
が進入可能なバーリング用穴18aを貫通形成した略筒
状に構成されており、また、前記アンビル19は、円柱
状部材の上面に略円錐形状の突起部19aと、この突起
部19aを囲む環状の折り返し溝とを形成した構成であ
る。
【0011】上記バーリングかしめ機1では、バーリン
グ下型18がステム8の下方に配置された状態で、バー
リング下型18の上に2枚の金属板を重合して成る被接
合板材50を設置する。そして、操作レバー12がステ
ム8を押圧可能な位置に回動している状態で往復駆動源
3が駆動すると、これを受けてスライダ6が下降し、ス
テム8および上押さえ7を一体に下降させるため、図5
(a)に示すようにステム8の先端は被接合板材を貫通
してバーリング下型18のバーリング用穴18aに至
る。このことによって、被接合板材50には、略筒状の
バーリング部51が形成される。
【0012】その後、スライダ6が上昇に転じると、ス
テム8および上押さえ7も上昇するとともに、操作レバ
ー12がカム溝13aに沿ってステム8を押圧不可能な
位置まで回動する。また、この時工具交換ユニット14
では、被接合板材50を一旦退去させて後、シリンダ1
5が作動してスライド部材16を後退させる。このスラ
イド部材16の後退動にともなって、ピニオンギヤ20
はラックギヤ22に沿って回転し、また一方向クラッチ
21の作用により工具支持台17も一体に回転する。こ
れによって、バーリング下型18とアンビル19の位置
が反転する。そして、シリンダ15が復動してスライド
部材16を前進動させると、一方向クラッチ21の作用
により工具支持台17は回転しないため、ステム8の移
動路上にアンビル19を配置することができる。
【0013】前述のように配置されたアンビル19に被
接合板材50を配置した後、再度往復駆動源3が駆動し
てスライダ6が下降すると、これに押されて上押さえ7
が下降し、図5(b)に示すように、被接合板材50の
バーリング部51をアンビル19の突起部19aに押し
付け、これに沿ってかしめる。この時、操作レバー12
がステム8を押さないため、上押さえ7はステム8に対
して相対的に移動することが可能である。
【0014】被接合板材50は上述のようにバーリング
とかしめとにより接合されるのであるが、このような作
業を繰り返し行っていると、ステム8の先端、特に突出
部10周縁部が摩耗変形してしまう。良好なバーリング
部を形成するためには、ステムの先端面の面積も重要で
あるが、併せて先端面の周縁部が丸みを帯びていないこ
とが必要である。従って、突出部10の周縁部が摩耗変
形すると、バーリング時における加工性が低下してしま
い、良好なバーリング部を形成できなくなってしまう
が、本バーリングかしめ装置1では、削りしろとしての
突出部10を再度一様に研削すれば、ステム8先端面の
面積を変えることなく周縁部の丸みを除去して容易に加
工性を回復させることができる。
【0015】なお、本発明の実施の形態では往復駆動源
3としてモータの駆動を受けて作動するクランク機構を
用いたものを例として挙げたが、何もこれに限定される
ものではなく、例えばステム8と上押さえ7とをそれぞ
れ駆動するよう別個にシリンダを設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバーリング
かしめ装置によれば、ステムの先端に横断面積一様な突
出部を形成しているため、突出部の先端面を削ってその
周縁部を再構成しても先端面の面積は変化しない。この
ため、被接合板材の破断特性の低下を防止しつつ、ステ
ムの使用寿命を長くすることができ、きわめて経済的な
バーリングかしめ装置を提供することができる等の利点
がある。また、突出部は円柱状であるため、その加工成
形を極めて簡単かつ精度よく行うことができ、ステムの
先端面を最適な面積に精度よく構成して、良好なバーリ
ング部を形成することが可能である等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバーリングかしめ装置のステム先
端付近の要部拡大一部切欠断面図である。
【図2】本発明に係るバーリングかしめ装置の一部切欠
断面図である。
【図3】本発明に係るバーリングかしめ装置の要部拡大
一部切欠断面図である。
【図4】本発明に係るバーリングかしめ装置の要部拡大
一部切欠断面図である。
【図5】本発明に係るバーリングかしめ装置のステム先
端付近の動作説明図である。
【符号の説明】
1 バーリングかしめ装置 7 上押さえ 8 ステム 10 テーパ状部 11 突出部 18 バーリング下型 19 アンビル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復駆動源の作動を受けて往復移動可能な
    ステムと、このステムの移動路上にステムが進入可能な
    穴を形成したバーリング下型と、前記ステムを案内可能
    かつステムと相対的に移動可能な上押さえと、前記バー
    リング下型に替わってステムの移動路上に配設可能なア
    ンビルとを備えたバーリングかしめ装置であって、 前記ステムの先端に横断面積一様な突出部を形成したこ
    とを特徴とするバーリングかしめ装置。
  2. 【請求項2】ステムは、その先端に向かって横断面積が
    徐々に小さくなる形状を成すことを特徴とする請求項1
    に記載のバーリングかしめ装置。
JP3263697A 1997-01-31 1997-01-31 バーリングかしめ装置 Expired - Lifetime JP2835608B2 (ja)

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JPH10216861A true JPH10216861A (ja) 1998-08-18
JP2835608B2 JP2835608B2 (ja) 1998-12-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009142887A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Shiroki Corp 2部材の結合方法、結合装置及び結合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009142887A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Shiroki Corp 2部材の結合方法、結合装置及び結合構造

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