JPH10216612A - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
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- JPH10216612A JPH10216612A JP4298397A JP4298397A JPH10216612A JP H10216612 A JPH10216612 A JP H10216612A JP 4298397 A JP4298397 A JP 4298397A JP 4298397 A JP4298397 A JP 4298397A JP H10216612 A JPH10216612 A JP H10216612A
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- ball
- coating liquid
- path
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Abstract
(57)【要約】
【課題】塗布部材の導出路が、塗布液の色材の沈殿によ
る目詰まりを起こし難くし、色材が分散媒に充分に分散
されていない状態（色材の量に比べて分散媒が多量の状
態や、分散媒中に色材が凝集したままの状態）の塗布液
が吐出され難い、連続的に塗布液を吐出することができ
る塗布具を提供する。 【解決手段】色材が分散媒に分散されてなる塗布液と攪
拌体を収納した塗布具において、塗布液を塗布部材先端
に導出する導出路の後方に、導出路に連通しかつ大径な
中空室を設ける。中空室の内部に内径より若干小径のボ
ールを移動可能に挿入する。中空室に開口する導出路口
に、前記ボールにより閉塞されない導出路と中空室を連
通する第１の連通路を設ける。後方端部に、前記ボール
および攪拌体に閉塞されない中空室と容器本体内を連通
する第２の連通路を設ける。
る目詰まりを起こし難くし、色材が分散媒に充分に分散
されていない状態（色材の量に比べて分散媒が多量の状
態や、分散媒中に色材が凝集したままの状態）の塗布液
が吐出され難い、連続的に塗布液を吐出することができ
る塗布具を提供する。 【解決手段】色材が分散媒に分散されてなる塗布液と攪
拌体を収納した塗布具において、塗布液を塗布部材先端
に導出する導出路の後方に、導出路に連通しかつ大径な
中空室を設ける。中空室の内部に内径より若干小径のボ
ールを移動可能に挿入する。中空室に開口する導出路口
に、前記ボールにより閉塞されない導出路と中空室を連
通する第１の連通路を設ける。後方端部に、前記ボール
および攪拌体に閉塞されない中空室と容器本体内を連通
する第２の連通路を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体に収容さ
れた色材を分散媒に分散してなる修正液、または化粧料
等の塗布液を、塗布具を振ることにより、攪拌体で色材
を分散媒に充分に分散させて塗布する塗布具に関する。
れた色材を分散媒に分散してなる修正液、または化粧料
等の塗布液を、塗布具を振ることにより、攪拌体で色材
を分散媒に充分に分散させて塗布する塗布具に関する。
【０００２】
【従来の技術】前記したような塗布具として、例えば、
容器本体に、有機溶剤に顔料等の隠蔽材を分散させてな
る修正液とボール等の攪拌体を内在した、修正ペンは知
られている。
容器本体に、有機溶剤に顔料等の隠蔽材を分散させてな
る修正液とボール等の攪拌体を内在した、修正ペンは知
られている。
【０００３】前記修正液は、放置しておくと隠蔽材が沈
殿してしまうので、使用時には塗布具を振って、再度、
有機溶剤に隠蔽材をよく分散させる必要がある。また、
よりよく分散させるために容器本体内に、塗布液を攪拌
するための攪拌体を収納してある。塗布具を振らずに使
用すると、隠蔽材が有機溶剤によく分散されていない塗
布液が塗布部材より吐出されてしまう。
殿してしまうので、使用時には塗布具を振って、再度、
有機溶剤に隠蔽材をよく分散させる必要がある。また、
よりよく分散させるために容器本体内に、塗布液を攪拌
するための攪拌体を収納してある。塗布具を振らずに使
用すると、隠蔽材が有機溶剤によく分散されていない塗
布液が塗布部材より吐出されてしまう。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、色材
が分散媒に分散してなる塗布液を塗布する塗布具の保管
に関しては、塗布部材の導出路に滞留して塗布液の色材
が沈殿して目詰まりしないように、塗布部材を上向きに
して保管するように、注意書きに表示等して注意してい
るが、守られ無い場合もあり、色材が沈殿して塗布部材
の導出路に詰まって固化してしまい、塗布具を振っても
色材が分散媒に再分散せず、塗布液を吐出できなくなる
という問題がある。
が分散媒に分散してなる塗布液を塗布する塗布具の保管
に関しては、塗布部材の導出路に滞留して塗布液の色材
が沈殿して目詰まりしないように、塗布部材を上向きに
して保管するように、注意書きに表示等して注意してい
るが、守られ無い場合もあり、色材が沈殿して塗布部材
の導出路に詰まって固化してしまい、塗布具を振っても
色材が分散媒に再分散せず、塗布液を吐出できなくなる
という問題がある。
【０００５】また、塗布部材を上向きにして保管した場
合においても、容器本体内の底部に色材は沈殿する。色
材が分散媒に充分に分散した塗布液は、分散媒より流動
性が悪いので、使用時に塗布具を充分に振って色材を分
散媒に充分に分散させないと、分散媒ばかりの塗布液が
吐出されてしまうという問題がある。
合においても、容器本体内の底部に色材は沈殿する。色
材が分散媒に充分に分散した塗布液は、分散媒より流動
性が悪いので、使用時に塗布具を充分に振って色材を分
散媒に充分に分散させないと、分散媒ばかりの塗布液が
吐出されてしまうという問題がある。
【０００６】ところで、ボールペンにおいて、チップ先
端へ供給するインクの流量を調節してボタ漏れを防止
し、またチップ先端へ供給されたインクが逆流するのを
防ぐために、中空室に移動可能に挿入したボールを弁体
とし、開口部に弁部を構成する流量制御部の構造は、従
来より知られている。しかし、こうした構造を塗布具に
採用しようとすると、容器本体を指先で押圧して、塗布
部材の先端より塗布液を吐出しようとした際に、塗布液
の導出路を弁体のボールにより遮断されてしまい、連続
的に塗布液を吐出することができないという問題があ
る。
端へ供給するインクの流量を調節してボタ漏れを防止
し、またチップ先端へ供給されたインクが逆流するのを
防ぐために、中空室に移動可能に挿入したボールを弁体
とし、開口部に弁部を構成する流量制御部の構造は、従
来より知られている。しかし、こうした構造を塗布具に
採用しようとすると、容器本体を指先で押圧して、塗布
部材の先端より塗布液を吐出しようとした際に、塗布液
の導出路を弁体のボールにより遮断されてしまい、連続
的に塗布液を吐出することができないという問題があ
る。
【０００７】また、中空室に塗布液が滞留するので、塗
布部材を上側に向けた正常の状態で保管すると、中空室
の塗布液も色材が沈殿した状態となる。再度、色材を分
散媒に分散させるために塗布具を振っても、中空室内の
ボールでは攪拌能力が小さいので、充分に色材を分散媒
に分散させることができなく、濃淡にむらがある塗布液
が吐出されるという問題が生じる。
布部材を上側に向けた正常の状態で保管すると、中空室
の塗布液も色材が沈殿した状態となる。再度、色材を分
散媒に分散させるために塗布具を振っても、中空室内の
ボールでは攪拌能力が小さいので、充分に色材を分散媒
に分散させることができなく、濃淡にむらがある塗布液
が吐出されるという問題が生じる。
【０００８】本発明は、塗布部材を下向きにして塗布具
を保管した場合でも、塗布部材の導出路が、塗布液の色
材の沈殿による目詰まりを起こし難い構造とし、また使
用時に、色材が分散媒に充分に分散されていない状態
（色材の量に比べて分散媒が多量の状態や、分散媒中に
色材が凝集したままの状態）の塗布液が塗布部材より吐
出され難い構造とした、塗布部材より連続的に塗布液を
吐出することができる塗布具を提供するのである。
を保管した場合でも、塗布部材の導出路が、塗布液の色
材の沈殿による目詰まりを起こし難い構造とし、また使
用時に、色材が分散媒に充分に分散されていない状態
（色材の量に比べて分散媒が多量の状態や、分散媒中に
色材が凝集したままの状態）の塗布液が塗布部材より吐
出され難い構造とした、塗布部材より連続的に塗布液を
吐出することができる塗布具を提供するのである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、色材が分散媒に分散されてなる塗布液と該
塗布液を攪拌するための攪拌体を収納した容器本体の先
端に、塗布液を吐出するための塗布部材を配設した首筒
を装着した塗布具において、塗布液を塗布部材の先端に
導出する導出路の後方に、導出路に連通しかつ導出路よ
り大径な、内部に内径より若干小径のボールを移動可能
に挿入し、該ボールが飛び出さないように後端を開口し
た中空室を設けるとともに、中空室に開口する導出路口
に、前記ボールにより閉塞されない導出路と中空室を連
通する第１の連通路を設け、中空室の後方端部に、前記
ボールおよび攪拌体に閉塞されない中空室と容器本体内
を連通する第２の連通路を設けるものである。
するために、色材が分散媒に分散されてなる塗布液と該
塗布液を攪拌するための攪拌体を収納した容器本体の先
端に、塗布液を吐出するための塗布部材を配設した首筒
を装着した塗布具において、塗布液を塗布部材の先端に
導出する導出路の後方に、導出路に連通しかつ導出路よ
り大径な、内部に内径より若干小径のボールを移動可能
に挿入し、該ボールが飛び出さないように後端を開口し
た中空室を設けるとともに、中空室に開口する導出路口
に、前記ボールにより閉塞されない導出路と中空室を連
通する第１の連通路を設け、中空室の後方端部に、前記
ボールおよび攪拌体に閉塞されない中空室と容器本体内
を連通する第２の連通路を設けるものである。
【００１０】さらには、前記中空室を、首筒の後方端面
に、導出路に連通するように前後端を開口した内筒を連
接し、首筒に設けられた導出路の後方を前記内筒の空間
と同径の空間に形成して設けるものである。
に、導出路に連通するように前後端を開口した内筒を連
接し、首筒に設けられた導出路の後方を前記内筒の空間
と同径の空間に形成して設けるものである。
【００１１】前記塗布部材としては、チップ内にボール
を回転自在に抱持し、ボールの後端をコイルスプリング
で押圧したもの、チップ内に後端をコイルスプリングで
押圧され前後動可能に収納された押圧体が、開口縁部と
当接して弁機構をもったせた構造のチップや、繊維束状
等がある。
を回転自在に抱持し、ボールの後端をコイルスプリング
で押圧したもの、チップ内に後端をコイルスプリングで
押圧され前後動可能に収納された押圧体が、開口縁部と
当接して弁機構をもったせた構造のチップや、繊維束状
等がある。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を用
いて説明するが、同じ部材、同じ箇所を示すものについ
ては、同じ符号を付してある。
いて説明するが、同じ部材、同じ箇所を示すものについ
ては、同じ符号を付してある。
【００１３】図１〜図４に示す第１の実施の形態の塗布
具１は、容器本体２内に、色材である顔料が分散媒とし
ての有機溶剤に分散された高粘性の塗布液（図示せず）
と、該塗布液を攪拌するためのボール状の攪拌体３を内
在した修正ペンとしてある。容器本体２の開口した先端
には、首筒４を装着してある。該首筒４の塗布液を導出
する導出路５の先端に先端孔６を形成し、チップ９ａ内
にボールを回転自在に抱持しボール７の後端をコイルス
プリング８で押圧し、ボール７の先端を外方に突出した
ボールチップの塗布部材９を配設してある。
具１は、容器本体２内に、色材である顔料が分散媒とし
ての有機溶剤に分散された高粘性の塗布液（図示せず）
と、該塗布液を攪拌するためのボール状の攪拌体３を内
在した修正ペンとしてある。容器本体２の開口した先端
には、首筒４を装着してある。該首筒４の塗布液を導出
する導出路５の先端に先端孔６を形成し、チップ９ａ内
にボールを回転自在に抱持しボール７の後端をコイルス
プリング８で押圧し、ボール７の先端を外方に突出した
ボールチップの塗布部材９を配設してある。
【００１４】首筒４の後方には、容器本体２内に突出し
た突部１０を設けてあり、導出路５に連通し導出路５よ
り大径とした中空室１１を形成してある。導出路５の後
端には、底部１２を形成して前記コイルスプリング８の
後端を支持している。底部１２には、２つの並列した貫
通孔で構成された導出路口１３を形成してある。中空室
１１には、該中空室１１の内径より若干小径のボール１
４を移動可能に挿入してある。中空室１１の先端壁面１
５には、中空室１１に若干突出した円筒部１６を形成
し、対抗した２か所に形成した切欠部１７により、導出
路口１３と中空室１１とを連通する第１の連通路１８を
設けてある。突部１０の後端は容器本体２内に開口させ
るが、前記ボール１４が飛び出さないように小径の開口
部１９とする。開口部１９の壁面の対抗した２か所に形
成した切欠部２０により、中空室１１と容器本体２内と
を連通する第２の連通路２１を設けてある。
た突部１０を設けてあり、導出路５に連通し導出路５よ
り大径とした中空室１１を形成してある。導出路５の後
端には、底部１２を形成して前記コイルスプリング８の
後端を支持している。底部１２には、２つの並列した貫
通孔で構成された導出路口１３を形成してある。中空室
１１には、該中空室１１の内径より若干小径のボール１
４を移動可能に挿入してある。中空室１１の先端壁面１
５には、中空室１１に若干突出した円筒部１６を形成
し、対抗した２か所に形成した切欠部１７により、導出
路口１３と中空室１１とを連通する第１の連通路１８を
設けてある。突部１０の後端は容器本体２内に開口させ
るが、前記ボール１４が飛び出さないように小径の開口
部１９とする。開口部１９の壁面の対抗した２か所に形
成した切欠部２０により、中空室１１と容器本体２内と
を連通する第２の連通路２１を設けてある。
【００１５】図５〜図７に示す第２の実施の形態の塗布
具５１は、首筒４の後方に突部５２を設け、その後端
に、容器本体２の先端内に嵌着した両端が開口した別体
で作製した内筒５３を連接してある。
具５１は、首筒４の後方に突部５２を設け、その後端
に、容器本体２の先端内に嵌着した両端が開口した別体
で作製した内筒５３を連接してある。
【００１６】首筒４および突部５２に形成した導出路
を、内筒５３の空間５３ａと同径の空間５４に形成し、
その連接した空間を、第１の実施の形態の場合と同様
な、導出路５に連通した中空室５５とし、中空室５５に
該中空室５５の内径より若干小径のボール１４を移動可
能に挿入してある。導出路５の後端には、第１の実施の
形態の場合と同様に、底部１２を形成してコイルスプリ
ング８の後端を支持している。底部１２には、小径の貫
通孔で構成された導出路５６を形成してある。中空室５
５の先端壁面５７に、凹溝５８を設けて導出路口５６と
中空室５５とを連通する第１の連通路５９を設けてあ
る。ボール１４が飛び出さないように形成した内筒５３
の後端の開口部６０は、９０度毎に開口部６０の中心に
向かって突出した凸部６１を形成し、ボール１４が開口
部６０に当接しても閉塞されない部分を、中空室５５と
容器本体２内とを連通する第２の連通路６２を設けてあ
る。それ以外は、第１の実施の形態と同様の構造として
ある。
を、内筒５３の空間５３ａと同径の空間５４に形成し、
その連接した空間を、第１の実施の形態の場合と同様
な、導出路５に連通した中空室５５とし、中空室５５に
該中空室５５の内径より若干小径のボール１４を移動可
能に挿入してある。導出路５の後端には、第１の実施の
形態の場合と同様に、底部１２を形成してコイルスプリ
ング８の後端を支持している。底部１２には、小径の貫
通孔で構成された導出路５６を形成してある。中空室５
５の先端壁面５７に、凹溝５８を設けて導出路口５６と
中空室５５とを連通する第１の連通路５９を設けてあ
る。ボール１４が飛び出さないように形成した内筒５３
の後端の開口部６０は、９０度毎に開口部６０の中心に
向かって突出した凸部６１を形成し、ボール１４が開口
部６０に当接しても閉塞されない部分を、中空室５５と
容器本体２内とを連通する第２の連通路６２を設けてあ
る。それ以外は、第１の実施の形態と同様の構造として
ある。
【００１７】
【発明の効果】本発明の塗布具は、前述したような構造
なので、誤って塗布部材を下側に向けて保管しても、第
１の連通路および第２の連通路により塗布部材の導出路
と容器本体内が連通しているが、中空室内に内径より若
干小径のボールが挿入されているので直線的に連通して
おらず、中空室や容器本体内の塗布液の沈殿した色材
が、塗布部材の導出路に流動して堆積しにくくなってい
る。従って、塗布部材の導出路に沈殿した色材が固化し
て目詰まり、塗布液を吐出できないということがない。
また、使用状態においても、中空室のボールが塗布液の
容器本体から塗布部材への流動を遮断することがない構
造なので、連続的に塗布液を吐出することができる。
なので、誤って塗布部材を下側に向けて保管しても、第
１の連通路および第２の連通路により塗布部材の導出路
と容器本体内が連通しているが、中空室内に内径より若
干小径のボールが挿入されているので直線的に連通して
おらず、中空室や容器本体内の塗布液の沈殿した色材
が、塗布部材の導出路に流動して堆積しにくくなってい
る。従って、塗布部材の導出路に沈殿した色材が固化し
て目詰まり、塗布液を吐出できないということがない。
また、使用状態においても、中空室のボールが塗布液の
容器本体から塗布部材への流動を遮断することがない構
造なので、連続的に塗布液を吐出することができる。
【００１８】中空室にボールを挿入し該ボールを弁体と
した、逆流防止弁や流量制御部を配設した塗布具では、
保管状態（塗布部材を上向きにした状態）にした場合
に、塗布部材の導出路や中空室に塗布液が滞留し、その
塗布液における色材が沈殿する。再度、使用する際は、
塗布具を振って前記色材を分散媒に再分散させなければ
ならないが、塗布部材の導出路内では攪拌されず、色材
が分散媒に再分散していない状態（色材が凝集したまま
の状態）の塗布液が吐出するようなことがあるが、本発
明の塗布具においては、塗布部材の導出路や中空室に塗
布液が滞留しない構造となっているとともに、中空室内
に内径より若干小径のボールを挿入しているので、中空
室内の塗布液の通り道が小さくなり色材が凝集したまま
では通らないように規制しているので、そのような現象
が起こらず、濃淡むらの少ない塗布液を塗布することが
できる。
した、逆流防止弁や流量制御部を配設した塗布具では、
保管状態（塗布部材を上向きにした状態）にした場合
に、塗布部材の導出路や中空室に塗布液が滞留し、その
塗布液における色材が沈殿する。再度、使用する際は、
塗布具を振って前記色材を分散媒に再分散させなければ
ならないが、塗布部材の導出路内では攪拌されず、色材
が分散媒に再分散していない状態（色材が凝集したまま
の状態）の塗布液が吐出するようなことがあるが、本発
明の塗布具においては、塗布部材の導出路や中空室に塗
布液が滞留しない構造となっているとともに、中空室内
に内径より若干小径のボールを挿入しているので、中空
室内の塗布液の通り道が小さくなり色材が凝集したまま
では通らないように規制しているので、そのような現象
が起こらず、濃淡むらの少ない塗布液を塗布することが
できる。
【図１】本発明の塗布具の第１の実施の形態で、塗布部
材を下向きにした状態の要部断面図である。
材を下向きにした状態の要部断面図である。
【図２】図１における、Ｉ−Ｉ線部分のボールを省略し
た拡大横断面図である。
た拡大横断面図である。
【図３】図１における、II−II線部分のボールを省略し
た横断面図である。
た横断面図である。
【図４】図１の塗布具の、塗布部材を上向きにした状態
の要部断面図である。
の要部断面図である。
【図５】本発明の塗布具の第２の実施の形態で、塗布部
材を下向きにした状態の要部断面図である。
材を下向きにした状態の要部断面図である。
【図６】図５における、III −III 線部分の拡大横断面
図である。
図である。
【図７】図５における、IV−IV線部分の横断面図であ
る。
る。
１ 塗布具 ２ 容器本体 ３ 攪拌体 ４ 首筒 ５ 導出路 ９ 塗布部材 １１ 中空室 １３ 導出路口 １４ ボール １８ 第１の連通路 １９ 開口部 ２１ 第２の連通路 ５１ 塗布具 ５３ 内筒 ５３ａ、５４ 空間 ５５ 中空室 ５６ 導出路口 ５９ 第１の連通路 ６０ 開口部 ６２ 第２の連通路
Claims (2)
- 【請求項１】色材が分散媒に分散されてなる塗布液と該
塗布液を攪拌するための攪拌体を収納した容器本体の先
端に、塗布液を吐出するための塗布部材を配設した首筒
を装着した塗布具であって、塗布液を塗布部材の先端に
導出する導出路の後方に、導出路に連通しかつ導出路よ
り大径な、内部に内径より若干小径のボールを移動可能
に挿入し、該ボールが飛び出さないように後端を開口し
た中空室を設けるとともに、中空室に開口する導出路口
に、前記ボールにより閉塞されない導出路と中空室を連
通する第１の連通路を設け、中空室の後方端部に、前記
ボールおよび攪拌体に閉塞されない中空室と容器本体内
を連通する第２の連通路を設けたことを特徴とする塗布
具。 - 【請求項２】前記中空室を、首筒の後方端面に、導出路
に連通するように前後端を開口した内筒を連接し、首筒
に設けられた導出路の後方を前記内筒の空間と同径の空
間に形成して設けてなる、請求項１に記載の塗布具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298397A JPH10216612A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4298397A JPH10216612A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 塗布具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10216612A true JPH10216612A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12651282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4298397A Pending JPH10216612A (ja) | 1997-02-12 | 1997-02-12 | 塗布具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10216612A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018118453A (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | セイコーエプソン株式会社 | インクボトル、ボトルセット |
| JP2019506907A (ja) * | 2017-01-20 | 2019-03-14 | カン, ワン ジュンKANG, Wan Jun | ヘアパウダー自動ディスペンサー |
| US10889123B2 (en) | 2016-06-10 | 2021-01-12 | Seiko Epson Corporation | Ink refill container, ink refill system, and ink refill adapter |
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-
1997
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