JPH10216381A - ミシンの布押え装置 - Google Patents

ミシンの布押え装置

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JPH10216381A
JPH10216381A JP2362797A JP2362797A JPH10216381A JP H10216381 A JPH10216381 A JP H10216381A JP 2362797 A JP2362797 A JP 2362797A JP 2362797 A JP2362797 A JP 2362797A JP H10216381 A JPH10216381 A JP H10216381A
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JP
Japan
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air
cloth
presser foot
sewing machine
cylinder means
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JP2362797A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Koike
秀彦 小池
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布押え部材の着地の際の衝撃をなくし、か
つ、布の位置決めを容易に行なえるようにすること。 【解決手段】 流体圧を供給することにより布押え部材
8を昇降させるシリンダ手段16と、シリンダ手段16
への流体供給経路19Aに配設されシリンダ手段16へ
の流体の供給方向を切換える切換手段17と、シリンダ
手段16と切換手段17との間の流体供給経路25Aに
配設され操作者の操作によりシリンダ手段16への流体
供給量を調節して布押え部材8の下降速度を変化させる
流量制御手段26とを備え、布押え部材8の着地の前に
操作者の操作によりシリンダ手段16への流体供給量を
調節して布押え部材8の下降速度を遅くするようにした
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製する布をミシ
ンベッド上に押圧するためのミシンの布押え装置に係
り、特に、その布押え部材の下降速度を調節可能とした
ミシンの布押え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】あらかじめ設定した縫製パターンデータ
などに従って水平面上の任意の方向へ布を移動させなが
ら縫製動作を行なう自動送りミシンが従来から知られて
おり、この種の自動送りミシンとしては、一般に、ミシ
ンベッド上に載置された布を布押え部材とともに水平移
動させるようになっていた。
【0003】まず、この種の自動送りミシンの一般的な
ものを図5により説明する。
【0004】図5において、脚部1に支持されているミ
シンテーブル2上には、自動送りミシンのミシン本体3
が設置されており、このミシン本体3は、ミシンベッド
4上に配置されたミシン頭部5を有している。また、前
記ミシンベッド4上には、縫製される布Cを押える布押
え装置6が配設されている。この布押え装置6は、支持
部材7に昇降可能に支持されている枠状の布押え部材8
を有しており、この布押え部材8は図示しない空気圧式
のシリンダ手段により昇降されるようになっている。さ
らに、前記ミシンテーブル2の下方には、ミシンの制御
を行なうペダル式の操作スイッチ9が配設されており、
この操作スイッチ9を操作することにより、前記シリン
ダ手段が駆動されて前記布押え部材8が上昇あるいは下
降されるようになっている。さらにまた、前記布押え部
材8は、縫製パターンデータなどに従って水平面上の任
意の方向へ布を移動させるために駆動装置10により、
図5中X−Y方向に移動されるようになっている。この
布押え部材8の前記X−Y方向の移動は、前記縫製パタ
ーンデータを記憶しているデータROM12を備えた制
御装置(CPU)11により制御されるようになってい
る。
【0005】前記布押え部材8を昇降させるための制御
は、図6に示すように、前記制御装置11と前記操作ス
イッチ9とにより行なわれるようになっている。
【0006】前記データROM12のほかシステムRO
M13およびRAM14を有している制御装置11は、
インタフェース15を介して前記操作スイッチ9と接続
されている。また、前記インタフェース15には、前記
空気圧式のシリンダ手段16が、このシリンダ手段16
へ供給される空気の方向を切換えるための2位置の電磁
弁17を介して接続されている。
【0007】前記シリンダ手段16および電磁弁17
は、図7に示すように構成されている。
【0008】図7において、空気供給管路18Aおよび
空気排出管路18Bが配設されており、前記空気供給管
路18Aには、前記電磁弁17に通じる空気供給経路1
9Aが接続され、また、前記空気排出管路18Bには、
前記電磁弁17に連通する空気排出経路19Bが接続さ
れている。
【0009】一方、前記シリンダ手段16はシリンダ本
体20を有しており、このシリンダ本体20の軸方向両
端部には、前記電磁弁17に連通する空気経路21A,
21Bが接続されている。また、前記シリンダ20内に
は、内部を軸方向に区分するピストン22が移動可能に
配設されており、このピストン22には、シリンダ本体
20の一端から外部に臨むピストンロッド23が接続さ
れている。このピストンロッド23の先端には、図5に
示した布押え部材8が支持されており、前記ピストン2
2が図7においてシリンダ20の右端に位置するときに
は、前記布押え部材8がミシンベッド2の上方に間隔を
おいて位置し、また、ピストン22がシリンダ本体20
の左端に位置するときには、前記布押え部材8がミシン
ベッド2上に載置されることになる。
【0010】前記電磁弁17は、消勢時と付勢時とで空
気供給管路18Aと連通する空気経路21A,21Bを
切換えることにより、ピストン22の移動方向を変更し
布押え部材8の昇降を行なうためのものである。
【0011】前述した構成によれば、操作スイッチ9を
踏むとこれを制御装置11が検知して電磁弁17を切換
え、空気供給管路18Aを空気経路21Aと連通せし
め、ピストン22を、図7において左方向へ移動させ、
布押え部材8を下降させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにおいては、布押え部材8の下降速度を
調節することができず、布押え部材8の下降速度は一定
とされているため、布押え部材8がミシンベッド4上の
布C上に着地する際の衝撃により布Cがずれるおそれが
あった。また、衝撃によりずれた布の位置を直すために
は、電磁弁17を操作して布押え部材8を一度上昇させ
なければならなかった。
【0013】本発明は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、布押え部材の下降速度を調節可能とし
て、布押え部材の着地の際の衝撃をなくし、かつ、布の
位置決めを容易に行なえるようにしたミシンの布押え装
置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため請求項1に記載の本発明のミシンの布押え装置の特
徴は、流体圧を供給することにより布押え部材を昇降さ
せるシリンダ手段と、このシリンダ手段への流体供給経
路に配設されシリンダ手段への流体の供給方向を切換え
る切換手段と、前記シリンダ手段と前記切換手段との間
の流体供給経路に配設され操作者の操作により前記シリ
ンダ手段への流体供給量を調節して布押え部材の下降速
度を変化させる流量制御手段とを備えた点にある。そし
て、このような構成を採用したことにより、布押え部材
の着地の前に操作者の操作によりシリンダ手段への流体
供給量を調節して布押え部材の下降速度を遅くすること
ができる。
【0015】また、請求項2に記載の本発明のミシンの
布押え装置の特徴は、操作者の操作を解除したときにシ
リンダ手段へ布押え部材が上昇する方向への流体が供給
されないようにするための逆止弁を流体供給経路に配設
した点にある。そして、このような構成を採用したこと
により、操作者の操作を解除しても布押え部材を操作解
除前の位置に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
ものであり、図7において前述した従来のものと同様の
構成は図面中に同一の符号を付して説明する。
【0017】図1において、本発明のミシンの布押え装
置は、シリンダ手段16を有しており、このシリンダ手
段16のシリンダ本体20に設けられているピストンロ
ッド23の先端には、図6において前述した布を押圧す
るための図示しない布押え部材が支持されている。この
布押え部材は、前記ピストンロッド23の移動に伴っ
て、前述した従来のものと同様、昇降されるようになっ
ている。前述した図7と同様の構成とされている切換手
段たる2位置の電磁弁17は、流体圧を形成する流体の
一例としての空気を供給する空気供給管路18Aからの
空気供給経路19A、および、この空気を排出する空気
排出管路18Bへ至る空気排出経路19Bとそれぞれ連
通されている。また、前記電磁弁17には、この電磁弁
17よりシリンダ本体20側に位置する1対の空気経路
25A,25Bが連通されている。このうちの一方の空
気経路25Aは空気を供給するための空気供給経路とさ
れており、この空気供給経路25Aには、前記シリンダ
本体20へ供給する空気量を制御するとともに、前記シ
リンダ本体20への空気の供給方向を制御する2位置の
流量制御弁26が接続されている。
【0018】前記流量制御弁26には、前記シリンダ本
体20内を可動とされているピストン22およびピスト
ンロッド23が布押え部材を上昇する方向に移動するよ
うに空気をシリンダ本体20内に供給する空気経路27
と、ピストン22およびピストンロッド23が布押え部
材を下降する方向に移動するように空気をシリンダ本体
20内に供給するための経路の一部をなす空気経路28
とが接続されている。そして、前記空気供給経路25A
は、流量制御弁26を自由状態にした場合に前記空気経
路27に連通するようになっている。このとき、前記空
気供給経路25Aと連通していない前述した他の空気経
路28は、前記流量制御弁26を介して空気中に開放さ
れるようになっている。
【0019】前記流量制御弁26は、膝スイッチやペダ
ルの押動といった操作者の操作により前記空気供給経路
25Aが前記1対の空気経路27,28のうち当初連通
している空気経路27から他方の空気経路28に連通す
るようになっている。そして、本実施の形態において
は、ペダル30の押動に連動して空気供給経路25Aの
連通する空気経路27が他方の空気経路28に切換えら
れるようになっている。さらに、前記空気供給経路25
Aから空気経路28に供給される空気量は、前記ペダル
30の踏み込み量に連動して変化するようになってお
り、ペダル30の踏み込み量が多ければ供給空気量が多
く、ペダル30の踏み込み量が少なければ供給空気量も
少なくなるようになっている。なお、この構造自体は公
知のものなので、その詳細な構造の記載は省略する。
【0020】前記空気経路28には、この空気経路28
内を前記流量制御弁26から前記シリンダ本体20方向
にのみ空気が流通しないように規制するための逆止弁3
1が介装されている。また、前記空気経路28には、前
記逆止弁31をバイパスするバイパス経路29が接続さ
れており、前記逆止弁31の下流側における前記空気経
路28と前記バイパス経路29との分岐点には、この分
岐点より下流側の空気経路28をバイパス経路29およ
び逆止弁31のいずれか一方と接続するための三方弁3
2が介装されている。この三方弁32は、操作者の操作
により接続方向を切換えられるようになっている。
【0021】前記三方弁32より下流側の空気経路28
と、前記電磁弁17からの他方の空気経路25Bにはシ
ャトル弁33が接続されており、このシャトル弁33に
は、ピストン22およびピストンロッド23が布押え部
材を下降する方向に移動するように空気をシリンダ本体
20内に供給するための空気経路34が連通されてい
る。前記シャトル弁33内において、前記空気経路28
と空気経路34との間では、空気経路28から空気経路
34および空気経路34から空気経路28という双方向
の空気の流通が行なわれうるようになっており、また、
前記空気経路25Bと空気経路34との間では、空気経
路25Bから空気経路34へのみの1方向の空気の流通
のみが行なわれるようになっている。このため、前記シ
ャトル弁33内には、空気経路34から空気経路25B
への空気の流通を遮断するための逆止弁35が配設され
ている。なお、前記空気経路25Bと空気経路28との
間では、空気の流通が行なわれないようになっている。
【0022】つぎに前述した構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0023】図2ないし図4は、前述した本発明の実施
の形態の作用を示すものであり、このうち図2は、図示
しない布押え部材の上昇が完了したときの状態を示して
おり、この状態においては、ペダル30に足を掛けてい
ないので、空気供給管路18Aから電磁弁17を介して
空気供給経路25Aに供給された空気は、流量制御弁2
6を介して空気経路27からシリンダ本体20に供給さ
れ、ピストン22およびピストンロッド23が布押え部
材を上昇する方向に移動することになる。一方、シリン
ダ本体20から排出された空気は、空気経路34、シャ
トル弁33、空気経路28およびバイパス経路29をそ
れぞれ介して再度空気経路28から流量制御弁26に到
達し、この流量制御弁26から放出される。なお、図2
中、空気が流通している部位は太線により表示してあ
る。
【0024】つぎに、図2に示す状態から布押え部材を
下降させるには、ペダル30を踏み込んで流量制御弁2
6を切換え、図3に示すように、空気供給管路18Aと
連通し空気を供給している空気供給経路25Aを空気経
路28と連通させる。このとき、三方弁32は、逆止弁
31と連通するような向きに制御されているが、この状
態においては、逆止弁31をバイパスするバイパス経路
29を通過する方向に三方弁32の方向が制御されてい
てもよい。
【0025】このようにして、ペダル30を踏み込んで
流量制御弁26を切換え、空気を供給している空気供給
経路25Aを空気経路28と連通させると、空気はこの
空気経路28からシャトル弁33を介して空気経路34
からシリンダ本体20に供給され、ピストン22および
ピストンロッド23が布押え部材を下降する方向に移動
するように空気をシリンダ本体20内に供給することに
なる。しかも、シリンダ本体20内に供給される空気量
は、ペダル30の踏み込み量に比例しているので、ま
ず、布押え部材の下降の初期には、ペダル30の踏み込
み量を比較的大きくして布押え部材の下降速度を早くす
る。そして、布押え部材が図示しないミシンベッド上の
布に着地する前にペダル30の踏み込み量を小さくして
布押え部材の下降速度を遅くし、緩慢に布押え部材を布
上に着地させる。すると、布押え部材の着地の際の衝撃
をなくすことができるので、布の位置ずれを生じさせる
ことなく、布押え部材による布押えを行なうことができ
るし、また、布の位置決め自体も布押え部材の下降を低
速で行なうことにより容易に行なうことができる。
【0026】なお、布押え部材の下降中に布押え部材の
下降速度をきわめて低速にしようとするなどして仮りに
ペダル30から足が離れてしまい、流量制御弁26にお
いて空気供給経路25Aからの空気の供給方向が空気経
路28から空気経路27に切り換わった場合の作用につ
いて説明する。
【0027】この場合、布押え部材を上昇させる方向に
ピストン22およびピストンロッド23を移動させよう
とする空気圧がシリンダ本体20に作用するが、この状
態においてはシリンダ本体20からの空気の排出側とな
る空気経路28に配設されている三方弁32がこの空気
経路28の逆止弁31に空気が到達する向きに制御され
ており、しかも、この逆止弁31は、シャトル弁33か
ら流量制御弁26方向への空気の流通を阻止するように
なっているので、シリンダ本体20からの空気の排出が
行なわれず、布押え部材の上昇は生じない。したがっ
て、布押え部材は、ペダル30から足を離した場合、そ
れまで下降していた位置において停止し、その後、ペダ
ル30を再度踏み込めば、布送り部材の下降が再開され
ることになる。
【0028】前述したようにして布押え部材を布上に着
地したら、電磁弁17を付勢して、図4に示すように、
空気供給管路18Aを空気経路25Bと連通させる。す
ると、空気はこの空気経路25Bからシャトル弁33を
介して空気経路34へと供給されることになり、布押え
部材を下降する方向へ付勢する力が空気によりシリンダ
本体20内のピストン22に付与される。この付勢力
は、前述したように前記流量制御弁26を介することな
くシリンダ本体20内に付与されるので、前記ペダル3
0から足を離し、流量制御弁26が切り換わっても、布
押え部材による布の押圧は確実に継続して行なわれる。
【0029】前述した図4の布押え部材による布の押圧
状態から布押え部材を上昇させるには、三方弁32をシ
ャトル弁33がバイパス経路29と連通するように切換
えるとともに、電磁弁17を空気供給管路18Aが空気
供給経路25Aと連通するように消勢する。すると、図
2に示す状態に戻って、空気は流量制御弁26を介して
空気経路27からシリンダ本体20に供給され、ピスト
ン22およびピストンロッド23が布押え部材を上昇す
る方向に移動することになる。
【0030】前述したように、本実施の形態において
は、布押え部材の下降速度をペダル30の踏み込みとい
う操作者の操作により自在に調節できるので、布押え部
材の着地の際に衝撃が生じることのない速度で布押え部
材を下降させることができる。したがって、布の位置ず
れを生じさせることなく、布押え部材による布の押圧を
行なうことができる。また、前述したように布押え部材
の下降速度を自在に調節できるので、布の位置の微調整
を行ないつつ緩慢に布押え部材の下降を行なうことがで
きるし、手で布を押さえながら布押え部材の下降を行な
っても、安全である。さらに、布押え部材の下降の途中
でペダル30から足を離して流量制御弁26が切り換わ
っても、逆止弁31の作用によりシリンダ本体20から
の排出方向の空気の流通が阻止されるので、布押え部材
はペダル30から足を離した位置において停止している
ことになる。したがって、布押え部材を下降の途中にお
いて停止しておくことにより、前述した布の位置合わせ
の微調整をさらに容易に行なうことができる。
【0031】なお、本発明は、前述した実施の形態に限
定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能
である。
【0032】たとえば、前述した実施の形態において
は、流量制御手段としてペダルの踏み込み量に比例して
布押え部材の下降速度を変化させる流量制御弁を設ける
ように説明したが、流量制御弁とシリンダ本体とを連通
する空気経路を実施の形態と逆にして、ペダルから足を
離すときのストロークにより布押え部材の下降速度を変
化させるように構成することも可能である。
【0033】また、前記流量制御手段としてレギュレー
タを使用することも可能である。
【0034】さらに、布押え部材を下降するための流体
としては空気以外の気体、あるいは、水、油などの液体
も使用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明のミシンの布
押え装置によれば、布押え部材の着地の前に操作者の操
作によりシリンダ手段への流体供給量を調節して布押え
部材の下降速度を遅くすることができるので、着地時の
衝撃による布の位置ずれを生じない速度で布押え部材を
着地することができるし、緩慢な速度での布押え部材の
下降により布の位置の微調整をしつつ布押え部材の下降
を行なうことができるばかりでなく、布を手で押さえつ
つ布押え部材を下降しても、布押え部材により手を傷つ
けたりするおそれもない。
【0036】また、操作者の操作を解除したときに布押
え部材が上昇する方向への流体がシリンダ手段に供給さ
れないようにするための逆止弁を流体供給経路に配設す
ることにより、操作者の操作を解除しても布押え部材を
操作解除前の位置に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るミシンの布押え装置の実施の一
形態を示す空圧回路図
【図2】 図1の作用を示す空圧回路図で布押え部材の
上昇時の状態を示す図
【図3】 図1の作用を示す空圧回路図で布押え部材の
下降時の状態を示す図
【図4】 図1の作用を示す空圧回路図で布押え部材の
着地状態を保持するための状態を示す図
【図5】 従来のミシンの布押え装置を示す斜視図
【図6】 図5の制御回路を示すブロック図
【図7】 図5の布押え部材の昇降のための構成を示す
空圧回路図
【符号の説明】
3 ミシン本体 4 ミシンベッド 6 布押え装置 8 布押え部材 16 シリンダ手段 17 電磁弁 18A 空気供給管路 18B 空気排出管路 20 シリンダ本体 21A,21B,25B,27,28,34 空気経路 22 ピストン 23 ピストンロッド 25A 空気供給経路 26 流量制御弁 29 バイパス経路 30 ペダル 31,35 逆止弁 32 三方弁 33 シャトル弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンベッド上に載置された布を昇降可
    能な布押え部材を用いて押圧するミシンの布押え装置に
    おいて、 流体圧を供給することにより前記布押え部材を昇降させ
    るシリンダ手段と、 このシリンダ手段への流体供給経路に配設されシリンダ
    手段への流体の供給方向を切換える切換手段と、 前記シリンダ手段と前記切換手段との間の流体供給経路
    に配設され操作者の操作により前記シリンダ手段への流
    体供給量を調節して前記布押え部材の下降速度を変化さ
    せる流量制御手段とを備えたことを特徴とするミシンの
    布押え装置。
  2. 【請求項2】 操作者の操作を解除したときに前記シリ
    ンダ手段へ前記布押え部材が上昇する方向への流体が供
    給されないようにするための逆止弁を前記流体供給経路
    に配設したことを特徴とする請求項1に記載のミシンの
    押え装置。
JP2362797A 1997-02-06 1997-02-06 ミシンの布押え装置 Pending JPH10216381A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2203288A1 (es) * 2000-06-23 2004-04-01 Vi.Be.Mac. S.P.A. Dispositivo para el control automático de la presión aplicada por el prensatelas de máquinas de coser o similares.
CN107385697A (zh) * 2017-09-11 2017-11-24 佛山市沃迪机械设备有限公司 单针机的调节机构

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