JPH10216293A - 運動指標測定装置 - Google Patents

運動指標測定装置

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JPH10216293A
JPH10216293A JP9028168A JP2816897A JPH10216293A JP H10216293 A JPH10216293 A JP H10216293A JP 9028168 A JP9028168 A JP 9028168A JP 2816897 A JP2816897 A JP 2816897A JP H10216293 A JPH10216293 A JP H10216293A
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JP9028168A
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Kazuhiko Amano
和彦 天野
Kazuo Uebaba
和夫 上馬場
Hitoshi Ishiyama
仁 石山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全身持久力を高めるための運動を行なう際の
指標となるべき運動強度を、運動時における被験者の肉
体的・精神的体力を総合的に考慮して求める。 【解決手段】 被験者の主観的強度が「ややきつい」の
手前であって、血中乳酸濃度が上昇し始める運動強度で
は、走行ピッチと拍数とが互いに略同一となる。そこ
で、被験者の拍数を検出する脈波検出部101と、被験
者の運動ピッチを検出する体動検出部111と、これら
の検出結果を記憶する第3記憶部121と、拍数および
運動ピッチが互いに略同一となる点を判定する判定部1
22と、判定された点に対応する運動強度を求める運動
強度演算部133と、求められた運動強度を運動指標と
して告知する告知部151とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運動時における被
験者の肉体的・精神的体力を総合的に考慮した運動強度
や、全身持久力を高めるために必要なトレーニングの運
動強度などを示す運動指標を告知する運動指標測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、運動を行なう者(被験者)が、
その時点の運動強度を知ることができれば、運動処方に
したがった運動が可能となったり、また、各種競技会で
のペース作りに活用できる。ここで、運動強度を表わす
方法としては種々あるが、大別すると、当該運動の仕事
率や、運動ピッチなどを示す数値で絶対的に表わす方法
と、拍数などを用いて相対的に表わす方法と、これらを
組み合わせた方法との3通りに分けられる。
【0003】一方、運動強度が求められなくても、運動
を行なう場合には、なんらかの主観的評価(例えば、
「きつい」とか、「楽」など)が伴う。このため、被験
者が自己の主観的評価に基づいて、その時点での運動強
度を判断して、各種トレーニングすることは、ごく普通
に行なわれる。例えば、きつくなく、精神的に余裕があ
る強度で運動を継続することにより、最大酸素摂取量を
改善することが行なわれている(「厚生省の『健康づく
りのための運動所要量』について」:進藤宗洋:保健の
科学第32巻第3号1990年)。このように、各種ト
レーニングのために、ある強度で運動することはしばし
ば行なわれるが、その際の運動強度は、上述したような
主観的評価から求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、主観的
評価に基づいて求められる運動強度は、肉体的体力を考
慮していないため、適正なものであるとは言い難い。そ
もそも、上述した方法により表わされる運動強度は、相
対的に表わしたものを除いて、その時点における被験者
の物理的な運動の強さを定量的に示すのみであり、被験
者の肉体的、精神的体力などを総合的に考慮したもので
はない。また、相対的に表わした運動強度は、被験者の
肉体的体力を考慮することがあっても、被験者の精神的
体力を考慮したものではない。したがって、このように
して求めた運動強度を運動指標として運動を行なって
も、被験者の肉体的体力と、精神的体力とが直接結びつ
かないため、運動の強度が強すぎて無理をしたり、反対
に弱すぎたりして、トレーニング効果がでない、などの
不都合が生じる場合があった。
【0005】本発明は、上述した背景に鑑みてなされた
ものであって、その第1目的は、運動時における被験者
の肉体的・精神的体力を総合的に考慮した運動強度であ
って、全身持久力を高めるために必要なトレーニングの
運動強度を測定し、運動指標として告知する運動指標測
定装置を提供することにある。また、本発明の第2目的
は、被験者の運動強度について、被験者の肉体的・精神
的体力を総合的に考慮し、定量化した運動指標を告知す
る運動指標測定装置を提供することにある。さらに、本
発明の第3目的は、運動時における被験者の肉体的・精
神的体力を総合的に考慮した運動強度であって、全身持
久力を高めるために必要なトレーニング強度に、容易に
達することが可能な運動指標測定装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1目的を達成する
ために、本発明にあっては、被験者の拍数を検出する拍
数検出手段と、被験者の運動ピッチを検出するピッチ検
出手段と、検出された拍数および検出された運動ピッチ
が互いに略同一となる点を判定する判定手段と、判定さ
れた点に対応する運動強度を求める第1の算出手段と、
求められた運動強度を運動指標として告知する第1の告
知手段とを具備することを特徴としている。
【0007】また、上記第2目的を達成するために、本
発明にあっては、被験者の拍数を検出する拍数検出手段
と、被験者の運動ピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記拍数検出手段によって検出された拍数および前記ピ
ッチ検出手段によって検出されたピッチの差を求め、こ
の差と、当該拍数あるいはピッチとの度合いを求めて比
較する第1の比較手段と、前記第1の比較手段により求
められた比較結果を告知する第4の告知手段とを備える
ことを特徴としている。
【0008】さらに、上記第3目的を達成するため、本
発明にあっては、被験者の拍数を検出する拍数検出手段
と、被験者の運動ピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記拍数検出手段によって検出された拍数および前記ピ
ッチ検出手段によって検出されたピッチを比較する第2
の比較手段と、前記比較手段による比較結果により、両
者の差をなくす方向の運動指示を告知する第5の告知手
段とを備えることを特徴としている。
【0009】本発明の実施の形態について説明する前
に、本発明の理論的根拠となる原理について説明する。
まず、本発明者らは、エルゴメトリーにおける運動強度
の指標に役立てるため、被験者に対し、走行速度を段階
的に変化させ、各種データを採取する実験を行なった。
この実験結果について、図3を参照して説明する。同図
(a)は、第1に、グランド走における走行速度および
拍数の関係と、第2に、走行速度および走行ピッチの関
係とを、同じ図上で示したものである。この図に示すよ
うに、被験者の拍数および走行ピッチは、走行速度とと
もに増加することが判る。同図(b)は、グランド走に
おける走行速度および被験者の主観的運動強度の関係を
示す図である。ここで、主観的運動強度は、被験者がそ
の速度で走行した場合、どのような主観的感覚を伴うか
を点数付けしたものであり、図4に示すように、「きつ
い」と感じるほどに高くなるように設定されている。図
3(b)に示すように、走行速度が高くなると、主観的
運動強度を示す点数も大きくなり、被験者が感じる「き
つさ」の程度も高くなることが判る。次に、同図(c)
は、グランド走における走行速度と、耳朶採血法により
求められた血中乳酸濃度との関係を示す図である。この
図に示すように、点A付近において、被験者の血中乳酸
濃度が急激に上昇し始めることが判る。
【0010】周知のように、乳酸は疲労物質であるた
め、この濃度が高くなると、強度一定で運動を持続する
ことができなくなる。逆に言えば、持続性運動を単に行
なうのであれば、乳酸濃度が低い領域の強度で運動を行
なえば良い。一方、乳酸濃度が低く抑えられる運動強度
であっても、被験者が「楽」と感じる運動強度であれ
ば、トレーニングの効果が期待できない。このため、全
身持久力を高めるために、持続性運動を行なうのであれ
ば、被験者の血中乳酸濃度が低い領域の運動強度であっ
て、被験者が「ややきつい」と感じる運動強度で行なう
のが好ましいと考えられる。このような運動強度は、図
において点Aに相当している。実際、血中乳酸濃度が上
昇し始める点Aに相当する運動強度について、最大酸素
摂取量を用いた相対的強度で示すと、ほぼ50%VO2max
wtであることが知られ、この値は、全身持久力を高める
ために行なうトレーニングの運動強度として適切である
ことも知られている。したがって、点Aに相当する運動
強度は、運動時における被験者の肉体的・精神的を考慮
した運動強度であって、全身持久力を高めるためのトレ
ーニングを行なう際の指標となるべき運動強度であると
言える。
【0011】しかしながら、点Aを直接求めるには、運
動時において血中乳酸濃度を継続して測定しなければな
らない。このことは、実際問題として極めて困難であ
る。
【0012】ここで、本発明者らは、乳酸濃度の上昇点
A付近において、被験者の拍数とピッチとが互い同期し
ていることに着目した。従来技術で述べたように、運動
時の拍数や走行ピッチを用いれば、運動強度を表わすこ
とができる。したがって、被験者の拍数とピッチとが一
致する地点を判定し、その地点での運動強度を求めるこ
とによって、点Aに相当する運動強度が間接的に求める
ことが可能となる。そして、この運動強度を告知するこ
とで、全身持久力を高めるためのトレーニングを行なう
際の適切な指標が提供されることとなる。また、被験者
の運動強度が、被験者の拍数とピッチとが一致する地点
よりどれだけ離れているかを告知することにより、被験
者の肉体的・精神的体力を総合的に考慮して定量化した
運動指標が提供されることとなる。さらに、被験者の運
動強度が、被験者の拍数とピッチとの差をなくす方向の
運動指示を告知することで、全身持久力を高めるために
必要な運動強度に達することが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】<1:第1実施形態>まず、本発明の第1
実施形態にかかる運動指標測定装置について説明する。
本実施形態にかかる運動指標測定装置は、上記原理にし
たがって、第1に、被験者の拍数と走行ピッチとが略同
一となる運動強度を、目標とする運動指標として告知
し、第2に、実際に運動を行なっている際の運動強度が
当該運動指標で示される運動強度とどの程度差があるか
を示す指標を告知し、第3に、被験者の拍数とピッチと
の差をなくす方向の運動指示を告知するものである。
【0015】<1−1:機能構成>まず、本実施形態に
かかる運動指標装置の機能構成について説明する。図1
は、その機能構成を示すブロック図である。この図にお
いて、脈波検出部101は、被験者の脈波波形を検出す
るセンサである。脈波検出部101による脈波波形信号
は、A/D変換部102によりディジタル信号に変換さ
れ、さらに、FFT処理部103によりFFT(高速フ
ーリエ変換)処理されて、当該処理結果により、脈拍数
が求められる。なお、本来的に必要なのは心拍数、すな
わち、単位時間あたりにおける心臓の拍数であるが、心
拍数イコール脈拍数なので、求めた脈拍数を間接的に心
拍数として求めている。したがって、脈波検出部101
については、心拍を直接的に検出する構成としても良
い。
【0016】一方、体動検出部111は、被験者の運動
における体の動きを検出するセンサであり、例えば、加
速度センサなどから構成される。この体動検出部111
による体動信号は、脈波波形と同様に、A/D変換部1
12によりディジタル信号に変換され、さらに、FFT
処理部113によりFFT処理されて、当該処理結果に
より運動ピッチが求められる。すなわち、本発明におけ
る運動とは、一定周期で行なうリズム性のある反復運動
を言うが、この反復運動が単位時間あたりに何回行なわ
れたかが求められる。例えば、走行運動であれば、単位
時間あたりの歩数(走行ピッチ)が求められ、また、水
泳運動であれば、単位時間あたりのかき数が求められ
る。そして、第3記憶部121は、求められた拍数およ
び運動ピッチの組を、時間経過や、その運動強度などと
ともに記憶するものである。判定部122は、第3記憶
部121の内容から、拍数および運動ピッチが互いに一
致する地点を判定し、当該地点に対応する運動ピッチ
を、目標値として出力するものである。なお、図1にお
いて判定部122は、拍数および運動ピッチが互いに一
致する地点を、第3記憶部121の記憶内容から判定と
するとしたが、これに限られず、両者を常に比較して、
その一致点を検出する構成としても良い。また、判定部
122は、拍数および運動ピッチが互いに一致する地点
に対応する運動ピッチを出力するとしたが、拍数でも良
く、さらに、両者を出力する構成でも良い。
【0017】一方、第2記憶部131は、被験者の体重
のほか、上記反復運動の1回における移動量などを記憶
するものである。例えば、走行運動であれば、歩幅(ス
トライド)を記憶し、また、水泳運動であれば、1スト
ロークでの距離を記憶する。スイッチ132は、判定部
122による目標値とされた運動ピッチ(入力端子
a)、あるいは、FFT処理部113により求められた
現時点における運動ピッチ(入力端子b)のいずれか一
方を選択するものであり、その選択は、制御部160に
より指示される。
【0018】運動強度演算部133は、運動ピッチ、反
復運動の1回における移動量および体重から、運動強度
を演算するものである。したがって、スイッチ132に
おいて入力端子aが選択されていれば、目標とする運動
強度が求められる一方、入力端子bが選択されていれ
ば、被験者が実際に運動している際における運動強度が
求められるようになっている。ここで、被験者が行なう
運動の形態を走行運動とした場合、走行速度は、被験者
の走行ピッチとストライドとを乗じることにより求めら
れるから、運動強度は、走行速度と被験者の体重とから
求めることができる。なお、運動強度については、拍数
を用いて表現する方法もあるので、運動強度演算部13
3は、走行ピッチではなく、FFT処理部103により
求められた拍数を入力して運動強度の演算を行なう構成
でも良い。また、運動を走行とすれば、運動強度とし
て、走行ピッチと歩幅との積である走行速度や、走行速
度と拍数との積、ピッチと拍数との積、歩幅と拍数との
積を用いることができるので、運動強度演算部133
は、これらを演算する構成としても良い。
【0019】次に、第1記憶部134は、入力端子aが
選択されている際に、運動強演算部133によって求め
られた運動強度、すなわち、目標とする運動強度を、求
めた月日を示すデータとともに記憶するものである。
【0020】また、比較部141は、後述する第4の機
能の実行時においては、FFT103によって求められ
た拍数とFFT処理部113により求められた運動ピッ
チとの差を求め、さらに、この差が、当該拍数あるいは
ピッチに占める度合いを求めて、この度合いに応じてグ
レーディングを行なうものである。一方、比較部141
は、後述する第5の機能の実行時においては、FFT1
03によって求められた拍数とFFT処理部113によ
り求められた運動ピッチとを比較して、両者の差をなく
すための運動指示を求めるものである。ここで、両者の
差がゼロであれば、すなわち、両者が一致していれば、
それは、現時点において被験者が持続可能な運動強度で
あって、目標としている運動強度で運動を行なっている
ことを意味する。したがって、第4の機能において比較
部141によって求められる度合いとは、現時点におけ
る運動強度が、目標とする運動強度に対してどれだけ相
違しているかを示すことになり、また、第5の機能にお
いて求められる運動指示とは、目標としている運動強度
に近づけるための指標となる。
【0021】告知部151は、第1記憶部134の記憶
内容、第3記憶部121の記憶内容、運動強度演算部1
33による演算結果、および、比較部141の比較結果
から、主に次の告知を行なうものである。すなわち、告
知部151は、求められた拍数および運動ピッチの組
を、時間経過に対応付けて表示する第1の機能と、目標
とする運動強度を告知・表示する第2の機能と、現時点
において被験者が行なっている運動の強度を表示する第
3の機能と、現時点における運動強度が、目標とする運
動強度に対してどれだけ相違しているか告知・表示する
第4の機能と、現時点における運動強度に対して、目標
としている運動強度に近づけるための指示を告知する第
5の機能と、第2の機能によって求められた運動強度が
月日レベルの時間経過とともにどのように進展している
かを表示する第6の機能とを有する。また、制御部16
0は、各部の動作を制御するものである。
【0022】<1−2:電気的構成>次に、図1に示し
た機能構成を実現するための電気的構成について説明す
る。図2は、その構成を示すブロック図である。この図
において、CPU201は、バスBを介した各部の制御
や、各種処理の実行、演算などを、ROM202に記憶
された基本プログラムに基づいて行なうものであり、図
1におけるFFT処理部103、113、判定部12
2、運動強度演算部133、比較部141、および、制
御部160に相当する。RAM203は、求められた拍
数および運動ピッチの組を、運動開始後の時間経過に対
応付けて記憶するとともに、CPU201による制御に
おいて用いられる各種データ、例えば、被験者の体重
や、ストライドなどのデータを一時的に記憶するもので
あり、図1における第1記憶部134、第2記憶部13
1、および、第3記憶部121に相当する。センサイン
ターフェイス204は、脈波検出部101および体動検
出部111による各アナログ出力信号を、それぞれ所定
の間隔でサンプリングして、ディジタル信号に変換して
出力するものであり、図1におけるA/D変換部10
2、112に相当する。
【0023】一方、時計回路205は、通常の計時機能
のほか、予め設定された時間間隔毎にCPU201に対
し割込信号を送出する機能を有するものである。操作部
206は、被験者の体重や、歩幅などの入力や、各種機
能(モード)を選択・設定するものであり、後述するよ
うに種々のボタンスイッチにより構成される。表示部2
07は、CPU201の制御により各種の情報を表示す
るものであり、例えばLCD(液晶表示パネル)などに
より構成される。アラーム部208は、CPU201の
制御によりアラーム音を発生して、被験者に各種の状態
変化を告知するものである。これら表示部207および
アラーム部208が、図1における告知部151に相当
している。また、I/Oインターフェイス209は、後
述するLEDおよびフォトトランジスタを有し、外部機
器と情報の授受を行なうものである。
【0024】<1−3:外観構成>本実施形態にかかる
運動指標測定装置については、その外観については種々
の態様が考えられるが、被験者が運動を行なう際に装着
していることを意識させないような形態が望ましい。そ
の一例として、図5に示すように腕時計型が考えられ
る。この場合、上述した第1〜第6の各機能は、当該腕
時計の一機能として実行される。
【0025】本形態における運動指標測定装置は、図5
(a)に示すように、腕時計構造を有する装置本体50
0、この装置本体500に接続されたケーブル501、
および、このケーブル501の先端側に設けられた脈波
検出部101から構成されている。このうち、装置本体
500には、リストバンド502が取り付けられてい
る。詳細には、リストバンド502の一端が装置本体5
00の12時方向から被験者の左腕に巻き付いて、その
他端が装置本体500の6時方向で固定されている。ま
た、装置本体500における6時の方向の表面側には、
コネクタ部503が設けられている。このコネクタ部5
03には、ケーブル501の端部に設けられたコネクタ
ピース504が着脱自在に取り付けられている。コネク
タピース504を外すと、コネクタ部503には、同図
(c)に示すように、ケーブル501との接続端子50
5、506のほか、LED507およびフォトトランジ
スタ508が設けられており、外部機器と光通信を行な
うようになっている。すなわち、これらLED507お
よびフォトトランジスタ508が、図2におけるI/O
インターフェイスの一部を構成している。
【0026】一方、装置本体500の表面には、同図
(a)に示すように、表示部207が設けられており、
現在時刻や日付に加えて、モードや、上述した第1〜第
6の機能にかかる情報などの各種情報を、ドットマトリ
ックスあるいはセグメントで表示する。装置本体500
の表面には、また、ボタンスイッチ511、512がそ
れぞれ表示部207の上側、下側に設けられる。このう
ち、前者のボタンスイッチ511は、時刻、日付、体重
およびストライドの値を修正するにあたって設定値を1
ずつ繰り上げるのに使用される一方、後者のボタンスイ
ッチ512は、時刻、日付、体重およびストライドの値
を修正するにあたって設定値を1ずつ繰り下げるのに使
用される。
【0027】さらに、装置本体500の外周部には、ボ
タンスイッチ513〜516が、装置本体500に対し
てそれぞれ2時、4時、8時、10時の方向に設けられ
ている。各ボタンスイッチの機能は、それぞれ次の通り
である。まず、ボタンスイッチ513は、本装置が有す
る各種モード、例えば、時計表示モードのほか、上記第
1〜第6の機能にかかる表示を行なうモードや、外部機
器との情報の授受を行なう通信モード、入力・変更モー
ドなどの選択を行なうものである。次に、ボタンスイッ
チ514は、入力・変更モードにおいて、時分秒や、年
月日、12/24時間表示切換、体重、ストライドなど
の項目のうち、いずれの項目にかかる値を入力・変更す
るかを選択するものである。また、ボタンスイッチ51
5は、表示部208による表示内容を切り換えを指示す
るものである。そして、ボタンスイッチ516は、表示
部207におけるバックライトの点灯を指示するもので
あり、当該スイッチを押すことによって、EL(Electr
o Luminescence)が、例えば3秒間点灯して、しかる後
に、自動的に消灯するようになっている。
【0028】一方、脈波検出部101は、図5(b)に
示すように、青色LEDと受光部とからなるセンサ部1
10を有し、センサ固定用バンド520によって遮光さ
れて、被験者の左手人指し指の根元から第2指関節まで
の間に装着されている。そして、脈波検出部101は、
青色LEDから光を照射するとともに、その光のうち、
毛細血管中のヘモグロビンによって反射したものを受光
部により受光し、この受光による出力波形を脈波波形と
して、ケーブル501を介し装置本体500に出力す
る。なお、外観として現われない要素、たとえば、CP
U201や、体動検出部111、センサインターフェイ
ス204、アラーム208などは、装置本体500に内
蔵されている。
【0029】<1−4:外部機器>次に、本実施形態に
かかる運動指標測定装置ではないが、本装置と情報の授
受を行なう外部機器について図6を参照して概説する。
この図のように、外部機器は、機器本体600や、ディ
スプレイ601、キーボード602、プリンタ603な
どから構成されており、以下の点を除いて通常のパーソ
ナルコンピュータと同じものである。すなわち、機器本
体600は、光信号によるデータを送受信するため、図
示しない送信制御部および受信制御部からなる光インタ
ーフェイスを内蔵しており、このうち、送信制御部は、
光信号を送信するためのLED604を有する一方、受
信制御部は、光信号を受信するためのフォトトランジス
タ605を有している。これらLED604、フォトト
ランジスタ605には、運動指標測定装置の装置本体5
00におけるLED507、フォトトランジスタ508
の特性と同一もしくは近似しているものがそれぞれ用い
られる。ここでは、近赤外線タイプ(例えば中心波長が
940nmのもの)が望ましい。そして、近赤外線タイ
プを用いる場合には、可視光を遮断するための可視光カ
ット用のフィルタが、機器本体600の前面に設けら
れ、光通信用の通信窓606となっている。このよう
に、運動指標測定装置の装置本体500と、外部機器と
は、光通信により情報の授受を互いに行なうようになっ
ている。なお、その情報授受における内容については、
動作のところで説明する。
【0030】<1−5:動作>次に、本実施形態にかか
る運動指標測定装置の動作について説明する。上述した
ように、装置本体500は、種々の機能を有しているた
め、動作については、これらの機能毎に説明することと
する。なお、説明の便宜上、被験者が行なう運動を走行
運動として説明するが、本発明をこれに限る趣旨ではな
い。
【0031】<1−5−1:第1の機能>はじめに、第
1の機能(すなわち、求められた拍数および走行ピッチ
の組について時間経過に対応付けて表示する機能)を実
行する場合の動作について説明する。被験者がボタンス
イッチ513を操作して、第1の機能を実行するための
モードに設定すると、図2におけるCPU201(図1
における制御部160)は、図7に示す基礎処理を実
行した後、引き続き、図8に示す割込処理を定期的に
実行する。
【0032】まず、基礎処理の処理内容について図7
を参照して説明する。ステップSa1においてCPU2
01は、体動検出部111により検出された体動信号
を、センサインタ−フェイス204を介して入力し、こ
れをFFT処理して、被験者が実際に走行運動を開始し
ているかを判別する。そして、CPU201は、運動を
開始していないと判別すれば、処理手順を再びステップ
Sa1に戻す。すなわち、被験者が走行運動を開始する
まで、処理手順がステップSa1において待機するよう
になっている。実際に、被験者が走行運動を開始する
と、CPU201はステップSa2において、レジスタ
nの値をゼロにクリアした後、ステップSa3におい
て、割込処理の実行を許可した後、当該基礎処理を
終了する。ここで、割込処理とは、時計回路205に
よる割込信号によって、例えば1分ごとに定期的に実行
される処理である。このように、基礎処理において
は、第1の機能を実行するためのモードに設定され、か
つ、被験者が実際に走行運動を開始した後に、割込処理
の定期的実行が許可されるようになっている。
【0033】次に、割込処理の処理内容について図8
を参照して説明する。まず、ステップSa11において
CPU201は、レジスタnを「1」だけインクリメン
トする。レジスタnは、前述したステップSa2におい
てゼロにクリアされているから、その内容は、被験者が
運動開始した後に、割込処理が何回実行されたかを示
すことになる。また、この割込処理は一定間隔で実行
されるから、レジスタnは、運動開始後の時間経過を間
接的に示すことになる。
【0034】さて、ステップSa12においてCPU2
02は、脈波検出部101により検出された脈波信号
を、センサインターフェイス204を介して読み取った
後、FFT処理して、被験者の脈拍数すなわち拍数[拍
/分]を求める。続いて、ステップSa13においてC
PU201は、体動検出部111により検出された体動
信号を、センサインターフェイス204を介して読み取
った後、FFT処理して、被験者の走行ピッチ[回/
分]を求める。ここで、被験者が運動すると、当該運動
の規則性に伴うスペクトルが検出されるから、そのスペ
クトルの周波数を特定することにより、運動ピッチ(こ
の場合、走行ピッチ)が求められる。さらに、ステップ
Sa14においてCPU201は、求めた拍数と走行ピ
ッチとをペアにして、現時点におけるレジスタnの値と
対応づけてRAM203に記憶する。このため、RAM
203には、割込処理が実行される毎に、検出された
拍数および走行ピッチが累積されて記憶されることにな
る。
【0035】次に、ステップSa15においてCPU2
01は、RAM203から、記憶した拍数と走行ピッチ
とをすべて読み出し、ステップSa16において、表示
部207に対し、読み出した拍数と走行ピッチとをy軸
に、対応するレジスタnの値をx軸にしてプロットし
て、2次元表示を行なわせるように制御する。この表示
の一例を図15に示す。前述したように、レジスタnの
値は、運動開始後の時間経過を示すから、このような表
示により、拍数および走行ピッチが運動開始後にどのよ
うに変化しているかが表示部207に示されることとな
る。このため、被験者は、自己の拍数および走行ピッチ
がどのように変動しているかを知ることができる。ただ
し、運動指標測定装置の形態を図5に示すような腕時計
型とすると、表示部207の表示能力は必然的に限られ
る。このため、後述するように、読み出した情報を外部
機器に送信して、そこで、解析する方が望ましいといえ
る。ステップSa15の表示処理を実行すると、CPU
201は、次回の実行に備えるべく、今回の割込処理
を終了する。
【0036】このような基礎処理および割込処理の
実行により、図1に示した機能構成によって実行される
第1の機能、すなわち、第3記憶部121において記憶
された拍数と走行ピッチとを運動開始後の時間経過に対
応付けて表示する機能が、図2における内部構成によっ
て、等価的に実行されることとなる。
【0037】<1−5−2:第2の機能>次に、第2の
機能(すなわち、目標とする運動強度を表示する機能)
を実行する場合の動作について説明する。被験者がボタ
ンスイッチ513を操作して、第2の機能を実行するた
めのモードに設定すると、図2におけるCPU201
は、図9に示す基礎処理を実行して、引き続き、図1
0に示す割込処理を定期的に実行する。
【0038】まず、基礎処理の処理内容について図9
を参照して説明する。この基礎処理は、目標となる運
動強度を表示するにあたって前提となる情報をセットし
たり、割込処理を許可するものであり、詳細には、以
下のステップSb1〜Sb9からなる。
【0039】はじめに、CPU201はステップSb1
において、たとえばRAM203において必要な領域を
確保したり、当該領域をクリアするなどの初期設定処理
を実行する。次に、CPU201はステップSb2にお
いて、反復運動の1回における移動量や、被験者の体重
などの情報がRAM203にセットされているか否かを
判別する。本実施形態における運動は走行運動であるか
ら、CPU201は、被験者の歩幅(ストライド)およ
び体重の情報がセットされているか否かを判別する。本
実施形態において、はじめて第2の機能を実行する場
合、RAM203には何ら情報がセットされていないの
で、ステップSb2の判別を行なっているのである。
【0040】上記情報がセットされている場合、CPU
201はステップSb3において、当該セット値をRA
M203から読み出して表示部207に表示させるとと
もに、次のステップSb4において、これら値を変更す
るか否かの選択を被験者に促すメッセージを表示させ
る。被験者が変更しない旨の指示を行なうと、CPU2
01はステップSb5において、上記情報を既定値とし
てRAM203に再セットする。
【0041】一方、上記情報がRAM203にセットさ
れていない場合、あるいは、上記情報を変更する旨の指
示が行なわれた場合、CPU201はステップSb6に
おいて、上記情報が入力されたか否かを判別して、入力
されなければ再び処理手順をステップSb6に戻す。す
なわち、被験者のストライドや、体重が入力されるま
で、処理手順がステップSb6において待機するように
なっている。そして、これらの情報が入力・変更される
と、CPU201はステップSb7においてそれらの値
をRAM203にセットする。
【0042】ここで、ストライド等の情報を変更する旨
の指示としては、たとえば、被験者がボタンスイッチ5
13を操作して、装置本体500の動作モードを入力・
変更モードに設定することなどが考えられる。また、変
更しない旨の指示としては、被験者がボタンスイッチ5
13を一定時間操作しないことなどが考えられる。さら
に、ストライド等の情報を変更・入力する方法として
は、たとえば、被験者が入力・変更モードに設定して、
さらに、ボタンスイッチ514により変更・入力する対
象をストライドや、体重のいずれかを設定した後、当該
対象となった値をボタンスイッチ511あるいは512
により1ずつ繰り上げあるいは繰り下げることなどが考
えられる。
【0043】さて、被験者のストライドや、体重にかか
る情報等がRAM203にセットされると、ステップS
b8においてCPU201は、基礎処理におけるステ
ップSa1と同様にして、被験者が実際に運動を開始し
ているかを判別し、運動を開始していないと判別すれ
ば、処理手順を再びステップSb8に戻す。すなわち、
被験者が運動を開始するまで、処理手順がステップSb
8において待機するようになっている。実際に、被験者
が運動を開始すると、CPU201はステップSb9に
おいて、割込処理の実行を許可した後、当該基礎処理
の実行を終了する。ここで、割込処理とは、時計回
路205による割込信号によって、例えば2分ごとに定
期的に実行される処理である。このように、基礎処理
を実行すると、運動強度の演算に必要な情報がセットさ
れるとともに、第2の機能を実行するためのモードに設
定し、かつ、被験者が実際に運動を開始すると、割込処
理の定期的実行が許可されるようになっている。
【0044】次に、割込処理の処理内容について図1
0を参照して説明する。まず、CPU201は、ステッ
プSb11において、被験者の拍数[拍/分]を求め、
続いて、ステップSb12において、被験者の走行ピッ
チ[回/分]を求める。この点においては、割込処理
におけるステップSa12、13と同様である。続い
て、CPU201は、ステップSb13において、RA
M203において記憶された被験者のストライドと直前
ステップで検出された走行ピッチとを乗じて、被験者の
走行速度を算出する。そして、CPU201はステップ
Sb14において、検出した拍数と走行ピッチとを、そ
の走行速度に対応付けてRAM203に記憶する。
【0045】さて、第2の機能は、拍数と走行ピッチと
が一致する地点の運動強度を目標値として表示する機能
であるが、この際、拍数と走行ピッチとが、異なる走行
速度において2点以上求められていなければ、一致する
地点を判定できない。このため、CPU201は、ステ
ップSb15において、拍数と走行ピッチとが少なくと
も2組以上記憶されているとともに、それらの走行速度
が同一値でないことを条件に、以下のステップSb16
〜Sb22の処理を実行する。
【0046】すなわち、ステップSb15の判別結果が
「Yes」であれば、CPU201は、ステップSb1
6において、第1に、RAM203に記憶された拍数と
走行ピッチとをすべて読み出し、第2に、走行速度に対
応する拍数の回帰直線を求め、同様に、走行速度に対応
する走行ピッチの回帰直線を求め、第3に、拍数の回帰
直線と、走行速度の回帰直線との交点を判定して、拍数
と走行ピッチとが同期する地点を求める。なお、測定誤
差を考慮すれば、必ずも交点である必要はなく、一致点
の検出において、拍数および走行ピッチの差が±10%
の範囲であれば、両者は同一であるとみなして良い。
【0047】次に、CPU201は、求めた交点に対応
する走行ピッチを求め(ステップSb17)、その走行
ピッチに対応するアラーム音を運動指標として発生させ
るように、アラーム部208を制御する(ステップSb
18)。例えば、アラーム音としては、「ピッ、ピッ、
ピッ」のような、走行ピッチの周波数の対応させたもの
が考えられる。また、この場合、表示に限られず、音声
合成や、アラーム音の強弱など種々の態様により告知す
る構成も考えられる。また、CPU201は、求めた交
点に対応する走行速度を求め(ステップSb19)、そ
の走行速度に対応する運動強度を演算する(ステップS
b20)。この演算は、例えば、当該走行速度にRAM
203に記憶された被験者の体重を乗じて求めることで
も良いし、走行速度と運動強度との関係より求めても良
い。そして、CPU201は、求めた運動強度を、その
走行運動の日付に対応させてRAM203に記憶させ
(ステップSb21)、求めた運動強度を目標とする運
動指標として表示部207により表示させる(ステップ
Sb22)。
【0048】このようにして求められた運動強度は、拍
数と走行ピッチとが同期する地点での値であるから、全
身持久力を高めるための運動を行なう際の指標となるべ
きものである。ここで、ステップSb20のように、運
動強度を被験者の物理的な運動の強さで求めると、その
走行運動における絶対的強度を得ることができるから、
各種比較を行なう上では都合が良い。ただし、被験者に
とってみれば、目標とする運動強度を、走行ピッチ(あ
るいは、拍数)をアラーム部208により示される方
が、運動時においては直感的に判りやすい。すなわち、
被験者にとってみれば、感覚的に示される指標にしたが
って運動を行なえば、目標とする運動を達成できるので
あるから、その方が都合が良いのである。そこで、割込
処理においては、上述のように、運動指標として走行
ピッチ、物理的な運動の強さの双方を告知、表示する構
成とした。
【0049】なお、運動指標としては、拍数でも良く、
これらを選択していずれかを告知、表示する構成として
も良い。このうち、拍数と走行ピッチとの双方を運動指
標として告知する場合に、被験者が走行運動の強度の増
減を図るには、運動指標として告知される拍数を優先目
標として、走行速度をセルフコントロールする方法と、
運動指標として告知される走行速度を優先目標としてセ
ルフコントロールした結果、拍数をコントロールする方
法との2通りがある。また、運動を走行とすれば、運動
強度として、走行ピッチと歩幅との積である走行速度
や、走行速度と拍数との積、ピッチと拍数との積、歩幅
と拍数との積を用いることができ、これらを運動指標と
して告知、表示する構成としても良い。このような運動
指標は、効率の良い走行を行なうための指標であるた
め、これを目標値として、被験者は走行すれば良い。
【0050】さて、ステップSb22の処理後、あるい
は、ステップSb15における判別結果が「No」であ
れば、CPU201は、次回の実行に備えるべく、今回
の割込処理を終了する。なお、この割込処理は、一
定間隔毎に実行され、その都度、RAM203に記憶さ
れる拍数とピッチとが増加する。したがって、走行速度
を少なくとも2段階に分ければ、ステップSb15の判
別結果「Yes」となる機会が訪れ、運動指標が告知、
表示されることとなる。
【0051】このような基礎処理および割込処理の
実行により、図1において、スイッチ132が入力端子
aを選択している機能構成によって実行される第2の機
能、すなわち、目標とする運動強度を表示する機能が、
図2に示す内部構成によって、等価的に実行されること
となる。
【0052】<1−5−3:第3の機能>次に、第3の
機能(すなわち、被験者が実際に行なっている運動の強
度を表示する機能)を実行する場合の動作について説明
する。被験者がボタンスイッチ513を操作して、第3
の機能を実行するためのモードに設定すると、図2にお
けるCPU201は、基礎処理を実行した後、図11
に示す割込処理を定期的に実行する。なお、この場合
の基礎処理は、図9に示した基礎処理と同内容であ
る。すなわち、基礎処理は、運動強度の演算に必要な
情報をセットするとともに、第3の機能を実行するため
のモードに設定し、かつ、被験者が実際に運動を開始す
ると、割込処理の定期的実行を許可する処理である。
【0053】そこで、基礎処理の説明を省略し、割込
処理の処理内容について図11を参照して説明する。
まず、CPU201は、ステップSc11において、被
験者の拍数[拍/分]を求め、続いて、ステップSc1
2において、被験者の走行ピッチ[回/分]を求める。
この点においては、割込処理におけるステップSa1
2、13と同様である。引き続いて、CPU201は、
ステップSc13において、RAM203において記憶
された被験者のストライドと直前ステップで検出された
走行ピッチとを乗じて、被験者の走行速度を演算して求
め、ステップSc14において、その走行速度に対応す
る運動強度を求める。この演算は、先のステップSb2
0と同様である。そして、CPU201は、ステップS
b21において、求めた運動強度を表示部207により
表示させる。このようにして表示される運動強度は、被
験者が実際に行なっている走行運動について、割込処理
の実行タイミングで求めたものである。すなわち、被
験者が実際に行なっている走行運動の強度を示すものと
なる。なお、この割込処理の実行間隔は、運動強度の
サンプリング間隔となる。
【0054】このような基礎処理および割込処理の
実行により、図1において、スイッチ132が入力端子
bを選択している機能構成によって実行される第3の機
能、すなわち、目標とする運動強度を表示する機能が、
図2に示す内部構成によって、等価的に実行されること
となる。
【0055】<1−5−4:第4の機能>次に、第4の
機能(すなわち、被験者の行なっている運動の強度が、
目標とする運動強度に対してどれだけ相違しているか表
示する機能)を実行する場合の動作について説明する。
被験者がボタンスイッチ513を操作して、第4の機能
を実行するためのモードに設定すると、図2におけるC
PU201は、図12に示す基礎処理を実行した後、
図13に示す割込処理を定期的に実行する。なお、こ
の基礎処理は、図7に示した基礎処理からステップ
Sa2を除いた内容である。すなわち、第4の機能を実
行する場合における基礎処理は、当該機能を実行する
ためのモードに設定し、かつ、被験者が実際に走行運動
を開始すると、割込処理の定期的実行を許可する処理
である。
【0056】次に、割込処理の処理内容について図1
3を参照して説明する。まず、CPU201は、ステッ
プSd11において、被験者の拍数[拍/分]を求め、
続いて、ステップSd12において、被験者の走行ピッ
チ[回/分]を求める。この点においては、割込処理
におけるステップSa12、13と同様である。続くス
テップSd13においてCPU201は、求めた拍数と
走行ピッチとから次式によって度合Gを算出する。 度合G=(拍数−走行ピッチ)/走行ピッチ
【0057】そして、ステップSd14においてCPU
201は、度合Gの値に応じた表示を表示部207に行
なわせた後、次回の実行に備えるべく、今回の割込処理
を終了する。ここで求められる度合Gは、拍数と走行
ピッチとの差が走行ピッチに占める割合を示すものであ
り、その値がゼロに近いほど、その時点での運動強度
が、持久力を高めるためのトレーニングを行なう場合に
適切な強度であることを示す。また、度合Gの符号がマ
イナスであれば、その時点での運動強度が、当該トレー
ニングを行なうには低いことを示す一方、度合Gの符号
がプラスであれば、その時点での運動強度が、当該トレ
ーニングを行なうには高いことを示す。このため、表示
部207の表示内容は、例えば、図16に示すように、
度合Gの符号とその値の大きさとが直感的に判るような
ものが望ましい。これにより被験者が、現時点における
運動強度(走行速度)が、持久力を高めるためのトレー
ニングを行なう場合の強度に比べて、適切であるか否か
を知ることができ、さらに適切でなければ、当該トレー
ニング強度とするには、どれだけ、運動強度を増減しな
ければならないかについても定量的に知ることもでき
る。なお、図16に示す表示例にあっては、上矢印が強
度の増加を促し、下矢印が強度の減少を促し、矢印の個
数が増減の程度を示す例である。また、この場合、表示
に限られず、音声合成や、アラーム音の強弱など種々の
態様により告知する構成も考えられる。
【0058】このような基礎処理および割込処理の
実行により、図1に示した機能構成によって実行される
第4の機能、すなわち、現時点における運動強度が目標
とする運動強度に対してどれだけ相違しているか告知・
表示する機能が、図2における内部構成によって、等価
的かつ定期的に実行されることとなる。
【0059】<1−5−5:第5の機能>次に、第5の
機能(すなわち、現時点における運動強度に対して、目
標としている運動強度に近づけるための指示を告知する
機能)を実行する場合の動作について説明する。被験者
がボタンスイッチ513を操作して、第5の機能を実行
するためのモードに設定すると、図2におけるCPU2
01は、基礎処理を実行した後、図14に示す割込処
理を定期的に実行する。なお、この場合の基礎処理
は、図12に示した基礎処理と同内容である。すなわ
ち、第5の機能を実行する場合における基礎処理は、
当該機能を実行するためのモードに設定し、かつ、被験
者が実際に走行運動を開始すると、割込処理の定期的
実行を許可する処理である。
【0060】次に、割込処理の処理内容について図1
4を参照して説明する。まず、CPU201は、ステッ
プSe11において、被験者の拍数[拍/分]を求め、
続いて、ステップSe12において、被験者の走行ピッ
チ[回/分]を求める。この点においては、割込処理
におけるステップSa12、13と同様である。続くス
テップSe13においてCPU201は、求めた拍数と
走行ピッチとを比較する。そして、CPU201は、拍
数が走行ピッチよりも小さければ、ステップSe14に
おいて、ピッチを上昇すべき旨の指示を表示部207に
行なわせ、また、拍数がピッチと略同一であれば、ステ
ップSe15において、その走行状態を維持すべき旨の
指示を表示部207に行なわせ、一方、拍数がピッチよ
りも大きければ、ステップSe16において、歩幅を縮
小すべき旨の指示を表示部207に行なわせた後、次回
の実行に備えるべく、今回の割込処理を終了する。
【0061】さて、拍数が走行ピッチよりも小さい場合
とは、図3(a)を参照しても判るように、全身持久力
を高めるためのトレーニングを行なうには走行速度が低
い場合をいう。このため、被験者に対し、走行速度のア
ップを促す告知を行なう必要があるが、それには、走行
ピッチを上昇すべき旨の指示と、歩幅を拡大すべき旨の
指示との2通りが考えられる。反対に、拍数が走行ピッ
チよりも大きい場合とは、同図を参照しても判るよう
に、全身持久力を高めるためのトレーニングを行なうに
は走行速度が高い場合をいう。このため、被験者に対
し、走行速度のダウンを促す告知を行なう必要がある
が、それには、走行ピッチを下降すべき旨の指示と、歩
幅を縮小すべき旨の指示との2通りが考えられる。
【0062】ここで、一般的な走行運動の特性について
検討してみると、歩幅を拡大すれば、走行速度はアップ
するが、筋肉疲労が発生し始める一方、拍数が下降する
傾向にある。また、走行ピッチを上昇させると、これに
したがって拍数も上昇する傾向にある。くわえて、同図
を参照しても判るように、走行速度が高い領域における
走行ピッチは、走行速度の速度に上昇に比べると、それ
ほど変化していない。これは、走行速度の低い領域で
は、走行速度のアップが、主に走行ピッチの上昇による
行なわれるが、走行速度の高い領域では、主に歩幅の拡
大により行なわれることを意味する。さらに、走行速度
が低い領域における拍数は、走行ピッチの上昇に比べる
と、その変動が激しい。
【0063】以上を踏まえた結果、本実施形態では、拍
数が走行ピッチよりも小さい場合、走行ピッチを上昇す
べき旨の指示を行なって、筋肉疲労を発生させることな
く、被験者に対し走行速度のアップを図ることとする一
方、拍数が走行ピッチよりも大きい場合、歩幅を縮小す
べき旨の指示を行なって、拍数を下げつつ、走行速度の
ダウンを図ることとした。なお、拍数が走行ピッチと略
同一である場合は、その走行速度に対応する運動強度が
持続性運動を行なうためのトレーニング強度として適切
であることを示すから、その走行状態を維持すべき旨の
指示を行なうこととした。この場合、拍数と走行ピッチ
とは、測定誤差を考慮すれば、必ずも同一である必要は
なく、両者の差が例えば±10%の範囲であれば、両者
は同一であるとみなして良い。また、両者の差が極端に
大きい場合には、本実施形態のような判断によらない
で、走行ピッチおよび歩幅の双方を変化させるように指
示しても良い。
【0064】このように、基礎処理および割込処理
の実行により、図1に示した機能構成によって実行され
る第5の機能、すなわち、現時点における運動強度に対
して、目標としている運動強度に近づけるための指示を
告知する機能が、図2における内部構成によって、等価
的かつ定期的に実行されることとなる。このため、被験
者は、第5の機能を実行による指示内容にしたがって、
走行運動を行なえば、目標としている運動強度、すなわ
ち、持続性運動を行なう場合に最適な強度に容易に達す
ることができる。
【0065】<1−5−6:第6の機能>次に、第6の
機能(すなわち、第2の機能によって求められた運動強
度が月日レベルの時間経過とともにどのように進展して
いるかを示す機能)を実行する場合の動作について説明
する。被験者がボタンスイッチ513を操作して、第6
の機能を実行するためのモードに設定すると、図2にお
けるCPU201は、第1に、前述したステップSb2
1において記憶された運動強度をすべて読み出し、第2
に、表示部207に対し、読み出した運動強度をy軸
に、対応する日付をx軸にしてプロットして、2次元表
示を行なわせるように制御する。ここで表示される運動
強度は、その走行が行なわれたときに、拍数と走行ピッ
チとが同期する値であって、運動指標とされる値であ
り、トレーニングを積むことによって月日レベルで変動
する性質を有するものである。したがって、このよう
に、その運動強度を日付に対応して表示すると、被験者
のトレーニング効果について、時間推移とともに知るこ
とができる。
【0066】なお、以上の説明では、第1〜第6の機能
をそれぞれ個別に実行する構成としたが、被験者が運動
を開始した後、第1〜第6の機能をすべて、あるいは、
選択して実行して、それらの実行結果を被験者が選択し
て実行する構成としても良い。特に、第4および第5の
機能は、処理内容が近似しているので、同時に実行する
ことが望ましい。
【0067】<1−5−7:通信機能>次に、本実施形
態にかかる運動指標測定装置が、図6に示す外部機器と
通信を行なって各種情報の授受を行なう場合の動作につ
いて説明する。まず、外部機器と通信を行なう場合、被
験者は、装置本体500のコネクタ部503からコネク
タピース504を取り外して、LED507およびフォ
トトランジスタ508を露出させ、外部機器の通信窓6
06に対向させる。以下については、情報を外部機器に
送信する送信機能と、外部機器から情報を受信する受信
機能とに分けて説明する。
【0068】<1−5−7−1:送信機能>この状態に
おいて、被験者等がボタンスイッチ513を操作して、
送信機能を実行するためのモードに設定すると、図2に
おけるCPU201は、第1の機能を実行した際のステ
ップSa14において記憶された情報、すなわち、走行
運動開始後の時間経過に対応付けられた拍数と走行ピッ
チとの情報を、I/Oインターフェイス209、およ
び、外部機器の光インターフェイスを介し、機器本体6
00に送信する。このような光通信プロトコルとして
は、IrDA(Infrared Data Association)方式など
を用いることができる。
【0069】このように、装置本体500から送信を行
なうことで、外部機器では、被験者の拍数および走行ピ
ッチが走行開始後どのように変化しているかを、被験者
のみならず、指導者や、医師等の第三者が客観的知るこ
とができるとともに、それらの情報の蓄積や解析などが
可能となる。なお、送信する情報は、これに限られず、
例えば、ステップSb21において記憶された情報でも
良い。こうすると、上記第5の機能が外部機器において
実行されることとなる。
【0070】<1−5−7−2:受信機能>一方、外部
機器では、走行運動における目標値、例えば、走行ピッ
チなどが時間経過とともに設定される。本実施形態にか
かる運動指標測定装置は、外部機器で設定された目標値
を受信し、被験者が実際に走行運動を開始した場合にお
ける目標値として用いる。詳細には、LED507およ
びフォトトランジスタ508を、外部機器の通信窓60
6に対向させた状態において、被験者等がボタンスイッ
チ513を操作して、受信機能を実行するためのモード
に設定すると、図2におけるCPU201は、外部機器
に対してデータ要求を示す信号を、I/Oインターフェ
イス209、および、外部機器の光インターフェイスを
介して送信する。これを受けて、外部機器の本体600
は、設定された目標値となる情報を、外部機器の光イン
ターフェイス、および、I/Oインターフェイス209
を介して送信する。
【0071】一方、装置本体500側で目標値となる情
報が受信されると、CPU201は、受信した情報をR
AM203に一旦記憶させ、被験者が実際に走行を開始
した際に、走行開始後の時間経過に対応する目標値を読
み出して、被験者に告知する。この際、目標値が走行ピ
ッチであれば、告知する目標値と、走行運動における実
際の走行ピッチとが、どれだけ相違しているかについ
て、第4の機能のように、グレーディングして表示する
こととしても良い。これにより、被験者は、運動が長期
間にわたる場合であっても、設定された通りの走行ピッ
チで走行運動を行なうことが可能となって、トレーニン
グや、競技会などにおいてペース作りに活用できる。
【0072】このように本実施形態にかかる運動指標測
定装置によれば、第1〜第6の機能や、通信機能を実行
することが可能である。特に、第2の機能を実行するこ
とにより、全身持久力を高めるための運動を行なう際の
指標となるべき運動強度について、運動時における被験
者の肉体的・精神的体力を総合的に考慮して求めること
ができ、また、第4の機能を実行することによって、現
時点における運動強度が、全身持久力を高めるために行
なうべき運動強度に対してどれだけ相違しているかを、
定量的に求めることもでき、さらに、第5の機能を実行
することによって、現時点における運動強度を、目標と
している運動強度に近づけるための指示を行なうことが
できる。ここで、第2の機能において求める運動指標
を、走行速度と拍数との積や、走行ピッチと拍数との
積、歩幅と拍数との積などのように、物理的指標と生理
的指標との積によって、告知する構成とすると、物理的
な指標と生理的な指標とを総合的に評価することも可能
となる。具体的には、同じコースを同じ時間でゴールし
たとしても、体調によって生理的な指標が変化するの
で、物理的な指標との総合評価をすることになるのであ
る。すなわち、物理的な指標と生理的な指標とを一つの
新たなる指標で評価できるのである。
【0073】<1−6:他の形態>上述した実施形態に
あっては、運動指標測定装置の形態が腕時計構造であっ
たが、本発明はこれに限られない。そこで、本発明にか
かる運動指標測定装置の形態についていくつか例を挙げ
て説明する。
【0074】<1−6−1:ネックレス型>例えば、本
発明にかかる運動指標測定装置を、図17に示すような
ネックレスとすることが考えられる。この図において、
1601は、センサパッドであってスポンジ状の緩衝材
などで構成される。このセンサパッド1061の中に
は、脈波検出部101が皮膚面に接触するように取り付
けられる。ネックレスを首にかけると、脈波検出部10
1が首の後ろ側の皮膚に接触して脈波を測定することが
できる。また、同図中、ブローチに似た中空部を有する
ケース1602には装置の主要部が組み込まれており、
必要であれば、通信を行なうためのLEDや、フォトダ
イオードのほか、各種設定を行なうためのボタンスイッ
チなどが、図においてケース1602の裏面に設けられ
る(図示せず)。さらに、脈波検出部101とケース1
602とは、それぞれ鎖1603に取り付けられてお
り、この鎖1603の中に埋め込まれたリード線(図示
略)を介して電気的に接続されている。
【0075】<1−6−2:眼鏡型>他方、腕時計以外
の形態例として、図18にような眼鏡と組み合わせるこ
とが考えられる。この形態では装置本体が眼鏡フレーム
における左側の蔓1701に取り付けられており、本体
はさらにケース1702aとケース1702bとに分か
れ、蔓1701内部に埋め込まれたリード線を介して接
続されている。なお、このリード線は蔓1701に沿っ
て這わせるようにしても良い。
【0076】ケース1702aにおいて、そのレンズ1
703側の側面の全面には液晶パネル1704が取り付
けられ、さらに該側面の一端には鏡1705が所定の角
度で固定されている。これに加え、ケース1702aに
は光源(図示略)を含む液晶パネル1704の駆動回路
が組み込まれており、この光源から発射された光が液晶
パネル1704を介して鏡1705で反射されて眼鏡の
レンズ1703に投射される。したがって、この形態で
はレンズ1703が、図1における表示部207に相当
することとなる。また、ケース1702bには装置の主
要部が組み込まれており、必要であれば、通信を行なう
ためのLEDや、フォトダイオードのほか、各種設定を
行なうためのボタンスイッチなどが設けられる。さら
に、脈波検出部は、パッド1706に内蔵されており、
これらパッド1706で耳朶を挟むことにより脈波検出
部を耳へ固定するようになっている。
【0077】<1−6−3:カード型>また、他の形態
例として、図19に示すようなカード型が考えられる。
このカード型装置は、被験者の左胸ポケットに収容され
るものである。この形態における脈波検出部101は、
カード表面に設けられる圧電マイクから構成され、被験
者の皮膚面側に対向して、被験者の鼓動を検出して拍数
を検出するものである。このように脈波検出部101を
マイク等で構成した場合、アラーム部208がアラーム
音を発生させると、当該アラーム音を検出してしまうの
で、装置内部に設けられるCPU201は、アラーム音
を発生させる際に、脈波検出部101による拍数検出を
行なわないような処理が必要となる点に留意する必要が
ある。
【0078】<1−6−4:万歩計型>さらに、他の形
態例として、図20(a)に示すような万歩計型が考え
られる。この万歩計の装置本体1900は、同図(b)
に示すように、被験者の腰ベルトに取り付けられるもの
である。この形態における脈波検出部101は、図5に
示す腕時計型と同様に、被験者の左手人指し指の根元か
ら第2指関節までの間に装着される。この際、装置本体
1900と本体脈波検出部101とを結ぶケーブル50
1については、被験者の運動を妨げないように、上着に
縫い込むなどするのが望ましい。
【0079】<1−7:表示や告知の態様>なお、上述
した実施形態にあっては、第1〜第5の機能の実行結果
をいずれも表示部207により表示する構成としたが、
上述したように本発明はこれに限られない。すなわち、
視覚に頼った表示に限られず、種々の態様により告知可
能である。その意味で本発明における告知とは、五感に
訴えるものを意味する。例えば、目標とする走行ピッチ
や、拍数等を振動などによる触覚に訴えて告知する構成
としても良いし、また、告知すべき結果を音声合成によ
る聴覚に訴えて告知する構成としても良い。
【0080】<2:第2実施形態>次に、本発明の第2
の実施形態について説明する。一般に、走行運動におい
てピッチを上げた場合、当該走行運動におけるストライ
ドは、多少の個人差は考えられるが短くなると考えられ
る。しかしながら、上述した第1実施形態においては、
ピッチが変動しているのにもかかわらず、ストライドに
ついてはRAM203にセットされた値をそのまま用い
ているため一定であり、このような走行運動における特
性を考慮していない。したがって、この点において、第
1実施形態では、ストライドが関与する演算結果が不正
確となりやすい欠点を有する。そこで、この第2実施形
態は、ピッチとストライドの補正係数との関係を示すテ
ーブルを予め求めて記憶しておく一方、走行運動におい
て、ストライドを用いて演算を行なう場合には、その時
点のピッチに対応するストライド補正係数をテーブルか
ら読み出すとともに、セットされたストライドに乗じて
補正して、上記欠点を解消しようとするものである。
【0081】このため、第2実施形態にかかる運動指標
測定装置の構成は、図21に示すようなものとなり、図
1に示す構成にテーブル135および補正部136を付
加した構成となっている。このうち、テーブル135
は、ピッチとストライド補正係数とを予め記憶して、F
FT処理部113により求められたピッチに対応するス
トライド補正係数を出力するものであり、補正部136
は、第2記憶部131に記憶されたストライドに、FF
T処理部113により出力されたストライド補正係数を
乗じて、ストライドをピッチに合わせて補正するもので
ある。なお、テーブル135については、図2における
RAM203に相当し、また、補正部136について
は、CPU201に相当する構成であるから、図2にお
いて実質的に付加する構成要素はない。
【0082】さて、テーブル135に記憶されるピッチ
とストライド補正係数との特性について検討してみる
と、一般的には、図22における実線で示すように、ピ
ッチが増加するにしたがってストライドの補正係数が
「1」よりも漸次小となると考えられる。なお、図にお
いて、基準ピッチとは、当該走行運動におけるストライ
ドが入力したストライド(基準ストライド)となる場合
のピッチをいう。
【0083】ところで、ピッチとストライドの補正係数
との関係は被験者毎に大きく異なるので、実際には、図
22において実線で示される特性を、同図で破線で示す
ように、被験者自身の特性にあわせて編集する必要があ
る。この編集機能は、次のようにして行なわれる。ま
ず、第1に、被験者は、基準ピッチに対し、例えば、1
0%ずつピッチを段階的に増加した場合のストライドを
実測して、基準ストライドと比べてどの位の割合となる
かを求めておく。第2に、被験者は、これらの割合と基
準ピッチに対する割合とを、例えば、ボタンスイッチ5
11〜514を用いて装置本体500に入力する。する
と、CPU201は、次のような動作を行なう。すなわ
ち、CPU201は、入力されたピッチの割合とストラ
イドの割合とをプロットするとともに、これらプロット
間を補間して、例えば、図22において破線で示すよう
な特性を求め、これをRAM203の所定の領域にテー
ブル化して保持しておく。
【0084】実際に被験者が走行運動を行なって、RA
M203に記憶されたストライドを用いて演算する場
合、CPU201は、第1に、検出したピッチが基準ピ
ッチと比べていかなる割合となっているかを求め、第2
に、当該割合に対応するストライドの補正係数を、当該
テーブルから読み出して求め、第3に、RAM203か
ら読み出した基準ストライドに当該係数を乗じて、走行
ピッチに対応するストライドを補正し、第4に、運動強
度の演算においては、補正したストライドを用いること
とする。これにより、図21に示した機能構成が、図2
に示した内部構成によって、等価的に実行されることと
なる。
【0085】このような第2実施形態によれば、走行運
動においてピッチが変動しても、ストライドが修正され
るので、しかも、その修正は、被験者の特性に合わせて
行なわれるので、ストライドを用いた演算をより正確に
行なうことが可能となる。
【0086】なお、被験者が走行運動を行なった場合、
補正されたストライドは、その時点での拍数と走行ピッ
チと結び付けられ、かつ、走行開始後の時間経過に対応
付けて記憶される。すなわち、第1実施形態における第
1の機能は、この第2実施形態において、走行開始後の
拍数と走行ピッチとに加えて、修正されたストライドと
を表示する機能となる。さらに、送信機能においては、
修正されたストライドについても外部機器に送信され
る。また、外部機器で走行運動における目標値として、
ストライドについても時間経過に対応して設定可能であ
り、受信機能においては、これら設定されたストライド
の情報を受信し、被験者が実際に走行運動を開始した場
合における目標値として用いられる。
【0087】また、歩幅の修正については、上述してテ
ーブルにより補正する方法のほか、例えば、ボタンスイ
ッチ511、512を押下して、入力された歩幅を手動
で増減する方法も考えられる。さらにテーブル135の
記憶内容は、走行ピッチに対応する補正係数ではなく
て、ストライドそのものとしても良い。
【0088】<2−1:第2実施形態の変形>前述した
第2実施形態は、走行運動におけるピッチに応じてスト
ライドを補正する構成であったが、ストライドは、走行
運動におけるピッチのみならず、拍数にも応じて変動す
る場合も考えられる。そこで、テーブル135と同様
に、拍数とストライド補正係数との関係を予め記憶した
テーブルを用いる構成としても良い。また、ストライド
を補正するにあたって、ピッチと拍数との両者を考慮す
る場合、両者を引数(パラメータ)としてストライド補
正係数を記憶する構成として、テーブルを二次元化して
も良い。この場合、図21おいて破線で示すように、
FFT処理部103により求めた拍数を、二次元化され
たテーブル135の引数として供給する構成となる。
【0089】<3:変形例>上記第1および第2実施形
態においては、被験者が行なう運動を走行としたが、本
発明はこれに限られない。例えば、運動を水泳とし、走
行のストライドに対応してひとかきの移動距離を入力
し、ピッチに対応して単位時間あたりのかき数とを検出
することでも、同様な効果が得られる。また、運動を台
の昇降とし、1回あたちの上昇量を入力し、単位時間あ
たりの昇降段数を検出することでも、同様な効果が得ら
れる。要するに本発明は、日常生活において通常行なう
動作運動をも含んだ、一定リズムで行なう規則性運動の
すべてにおいて、拍数と運動ピッチとが同期する運動強
度を新たなる運動指標として提供するものである。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
動時における被験者の肉体的・精神的体力を総合的に考
慮した運動強度であって、全身持久力を高めるためのト
レーニングを行なう際の指標となるべき運動強度を求め
て提供することが可能となる(請求項1、2、7)。ま
た、被験者のトレーニング結果がどのように変動してい
るかを時間推移とともに知ることが可能となる(請求項
3)。さらに、被験者が実際に行なっている運動の強度
を知ることが可能となる(請求項4)。現時点における
被験者の運動強度が持続性運動を行なう場合のトレーニ
ング強度に比べて、適切であるか否かがを知り、さらに
適切でなければ、持続性運動を行なう場合のトレーニン
グ強度とするには、どれだけ、運動強度を増減しなけれ
ばならないかについても定量的に知ることも可能となる
(請求項5)。くわえて、持続性運動を行なう場合のト
レーニング強度に容易に達することが可能となる(請求
項6)。運動が走行運動である場合、走行ピッチあるい
は拍数に応じて歩幅が補正されるので、演算結果がより
正確とすることが可能となる(請求項8)。外部機器と
情報を送受信することで、測定結果を外部機器において
解析したり、目標値を細かく設定することが可能となる
(請求項9、10、11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる運動指標測定
装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 同装置における電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】 (a)〜(c)は、それぞれ本発明の前提と
なる実験結果を示す図である。
【図4】 主観的運動強度の点数付けを説明するための
図である。
【図5】 (a)〜(c)は、それぞれ同運動指標測定
装置の外観構成を示す図である。
【図6】 同運動指標測定装置と各種情報の授受を行な
う外部機器の構成を示す図である。
【図7】 同運動指標測定装置が実行する基礎処理を
示すフローチャートである。
【図8】 同運動指標測定装置が実行する割込処理を
示すフローチャートである。
【図9】 同運動指標測定装置が実行する基礎処理あ
るいはを示すフローチャートである。
【図10】 同運動指標測定装置が実行する割込処理
を示すフローチャートである。
【図11】 同運動指標測定装置が実行する割込処理
を示すフローチャートである。
【図12】 同運動指標測定装置が実行する基礎処理
あるいはを示すフローチャートである。
【図13】 同運動指標測定装置が実行する割込処理
を示すフローチャートである。
【図14】 同運動指標測定装置が実行する割込処理
を示すフローチャートである。
【図15】 同運動指標測定装置における表示部の表示
の一例を示す図である。
【図16】 同運動指標測定装置における表示部の表示
の一例を示す図である。
【図17】 同装置をネックレス型とした場合の構成を
示す図である。
【図18】 同装置を眼鏡型とした場合の構成を示す図
である。
【図19】 同装置をポケットカード場合の構成を示す
図である。
【図20】 (a)は同装置を万歩計型とした場合の構
成を示す図であり、(b)はそれが取り付けられた状態
を示す図である。
【図21】 本発明の第2実施形態にかかる運動指標測
定装置の機能構成を示すブロック図である。
【図22】 同実施形態におけるテーブルの内容を示す
図である。
【符号の説明】
101……脈波検出部(拍数検出手段)、 111……体動検出部(ピッチ検出手段)、 121……第3記憶部(第3の記憶手段)、 122……判定部(判定手段)、 131……第2記憶部(第2の記憶手段)、 133……運動強度演算部(算出手段)、 134……第1記憶部(第1の記憶手段)、 141……比較部(第1および第2の比較手段)、 135……テーブル、136……補正部(135、13
6により補正手段)、 151……告知部(第1〜第5の告知手段、表示手
段)、 209……I/Oインターフェイス(通信手段)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の拍数を検出する拍数検出手段
    と、 被験者の運動ピッチを検出するピッチ検出手段と、 検出された拍数および検出された運動ピッチが互いに略
    同一となる点を判定する判定手段と、 判定された点に対応する運動強度を求める第1の算出手
    段と、 求められた運動強度を運動指標として告知する第1の告
    知手段とを具備することを特徴とする運動指標測定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、検出された拍数および
    検出された運動ピッチの差が±10%の範囲であれば、
    両者は同一であると判定することを特徴とする請求項1
    記載の運動指標測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の運動指標測定装置におい
    て、 前記第1の算出手段によって求められた運動強度を、時
    間と対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された内容を、時間の推移と
    ともに告知する第2の告知手段とを備えることを特徴と
    する運動指標測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の運動指標測定装置におい
    て、 検出された運動ピッチあるいは拍数から、その時点の運
    動強度を求める第2の算出手段と、 前記第2の算出手段により求められた運動強度を告知す
    る第3の告知手段とを具備することを特徴とする運動指
    標測定装置。
  5. 【請求項5】 被験者の拍数を検出する拍数検出手段
    と、 被験者の運動ピッチを検出するピッチ検出手段と、 前記拍数検出手段によって検出された拍数および前記ピ
    ッチ検出手段によって検出されたピッチの差を求め、こ
    の差と、当該拍数あるいはピッチとの度合いを求めて比
    較する第1の比較手段と、 前記比較手段により求められた比較結果を告知する第4
    の告知手段とを備えることを特徴とする運動指標測定装
    置。
  6. 【請求項6】 被験者の拍数を検出する拍数検出手段
    と、 被験者の運動ピッチを検出するピッチ検出手段と、 前記拍数検出手段によって検出された拍数および前記ピ
    ッチ検出手段によって検出されたピッチを比較する第2
    の比較手段と、 前記比較手段による比較結果により、両者の差をなくす
    方向の運動指示を告知する第5の告知手段とを備えるこ
    とを特徴とする運動指標測定装置。
  7. 【請求項7】 被験者が行なう運動は走行運動であっ
    て、 被験者の歩幅を予め記憶する第2の記憶手段を備え、 前記ピッチ検出手段は被験者の走行ピッチを検出し、 前記第1または第2の算出手段は、前記第2の記憶手段
    に記憶された歩幅に、前記ピッチ検出手段により検出さ
    れた走行ピッチを乗じて換算したものを、運動強度とし
    て求めることを特徴とする請求項1、4、5または6記
    載の運動指標測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の運動指標測定装置におい
    て、 被験者の走行ピッチあるいは拍数の変動に伴い、前記第
    2の記憶手段に記憶された歩幅を補正する補正手段を備
    えることを特徴とする運動指標測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または7記載の運動指標測定装
    置において、 外部機器との間で情報の授受を行なう通信手段を備える
    ことを特徴とする運動指標測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の運動指標測定装置にお
    いて、 前記拍数検出手段によって検出された拍数、前記ピッチ
    検出手段によって検出されたピッチ、あるいは、前記補
    正手段によって補正された歩幅を示すデータを少なくと
    も1つ以上記憶する第3の記憶手段を備え、 前記通信手段は、前記第3の記憶手段の記憶されたデー
    タを外部機器に送信することを特徴とする運動指標測定
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の運動指標測定装置にお
    いて、 前記通信手段は、外部機器により設定された拍数、ピッ
    チ、あるいは歩幅を示すデータを少なくとも1つ以上受
    信することを特徴とする運動指標測定装置。
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