JPH1021588A - 光ディスク生産管理システム - Google Patents

光ディスク生産管理システム

Info

Publication number
JPH1021588A
JPH1021588A JP19574896A JP19574896A JPH1021588A JP H1021588 A JPH1021588 A JP H1021588A JP 19574896 A JP19574896 A JP 19574896A JP 19574896 A JP19574896 A JP 19574896A JP H1021588 A JPH1021588 A JP H1021588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production management
management system
magazine
optical disc
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19574896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kobayashi
慎司 小林
Noboru Murayama
昇 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP19574896A priority Critical patent/JPH1021588A/ja
Publication of JPH1021588A publication Critical patent/JPH1021588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実な生産管理を行い、安定した高品質が得
られ、かつ、生産条件の自動変更が可能となるととも
に、生産工程情報の高度利用を図る。 【解決手段】 コンベア1で成形工程3の成形工程位置
決め部10から、オーバーコート工程8のオーバーコー
ト工程位置決め部18にマガジン1が搬送され、ここで
機械的な位置決めが行われる。マガジン1に取り付けら
れた情報記憶素子から読書装置が非接触でマガジン番
号、品種及び前工程での加工開始時刻等のデータを読み
出す。このデータをコンベアPLC19が取り込み、こ
のマガジン1内の光ディスクが正常品又は異常品である
か否かの判断を行う。正常と判断された際には、この位
置決めにおける工程での処理装置に取り込まれて、その
加工が開始される。この加工でマガジン1から一番目の
光ディスク取り出した時点の年月日及び時刻分が情報記
憶素子に読書装置を通じて記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの生産
条件の履歴や生産量などを管理する光ディスク生産管理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの生産ラインでは、各
設備の運転時間管理及び生産量等を、生産管理者が記載
する生産日報に基づいて行っている。生産に要する時間
は、品種によって大きく変化し、また、生産トラブルに
よって大きく異なる。最初の製造工程から最終製造工程
までの生産に要する時間は、数時間から数日間にわたる
場合がある。したがって、トラブルが発生した場合、そ
の原因解析も各製造工程ごとに数時間分または数日間分
の日報を点検して行われる。
【0003】また、このような製造工程ではマガジンに
積載された光ディスクに加工を施した後に同一のマガジ
ンに返却している。また、一つの生産ラインで数種類の
光ディスクを生産することが多い。このため品種ごとに
コーティングする膜圧やアニール時間を変化させてい
る。さらに、各生産工程によって品種ごとに生産条件が
異なる場合が多く、その際の品種ごとにコーティングす
る膜圧やアニール時間を変化させている。
【0004】さらに、このような生産ラインでは、生産
管理コンピュータが用いられており、この生産管理コン
ピュータの記憶情報と光ディスクに印字した識別(I
D)番号とに基づいて、製造に使用した金型やスタンパ
を追跡することが行われる。例えば、生産管理コンピュ
ータにマガジンから読み出した最終生産工程の情報を記
憶し、その後に必要に応じて読み出して、この生産情報
から品質解析などが行われ、この際、この情報を多くの
部署で利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
光ディスク生産管理システムでは、トラブルが発生した
場合、その原因解析も各製造工程ごとに、数時間分又は
数日間分の日報を点検する必要があり、生産履歴の管理
に多大な時間が必要となる。また、生産ラインでは製造
工程でマガジンに積載した光ディスクに加工を施した際
に、同一のマガジンに返却しているため生産タクトが遅
くなる。さらに、現状の生産ラインでは取り残した古い
マガジンと、成形直後の新しいマガジンが混載される可
能性があり、この際、ハードコート工程のように成形後
に、例えば、30分以上経過しないと不安定な品質の光
ディスクが製造されてしまうという欠点がある。
【0006】また、一つの生産ラインで複数種の光ディ
スクを生産する場合、品種ごとにコーティングする膜圧
やアニール時間の工程を自動化できない。さらに、各生
産工程によって品種ごとに異なる生産条件の変更のたび
に、作業者による条件変更の変更作業が必要となる。ま
た、生産ラインでは、光ディスクに印字した識別(I
D)番号及び生産管理コンピュータに記憶した情報か
ら、製造に使用した金型やスタンパを追跡できるが、こ
の際の情報がリアルタイムで得られないという欠点があ
る。
【0007】さらに、生産管理コンピュータに記憶した
情報を利用しているが、この場合のデータの記憶又は読
み出しの信頼性に問題があるとともに、この処理頻度が
高いと、生産管理コンピュータが、本来的な生産情報処
理に利用できなくなる。また、生産情報量が膨大であ
り、必要な情報処理に利用でき難いという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、確実な生産管理が出来ると
ともに、安定した高品質が得られ、かつ、生産条件の自
動変更が可能となるとともに、生産工程情報の高度利用
が可能な光ディスク生産管理システムの提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、マガジンを搬送するコンベ
ア及びマガジンエレベータ、光ディスクを成形する成形
工程、光ディスク表面のコーティングを施すハードコー
ト工程、光ディスクごとにID番号を印字するプリント
工程、アニール処理を行うオーブン工程、スパッタ処理
を行うスパッタ工程、光ディスク裏面のコーティングを
処理するオーバーコート工程、スタックポールにワーク
の投入を行うストック工程及びコンベア、マガジンエレ
ベータの搬送及び工程を制御する制御装置を有する光デ
ィスク生産管理システムにおいて、マガジンに情報記憶
素子を取り付け、かつ、工程における位置決め部に、情
報記憶素子に情報を書き込み又は読み出す読書装置を設
けて、各工程ごとに処理開始時刻を書き込むものであ
る。
【0010】請求項2記載の光ディスク生産管理システ
ムは、各工程での前位置決め部におけるマガジンから後
位置決め部のマガジンに光ディスクを移し替える際に、
前位置決め部におけるマガジンに取り付けた情報記憶素
子に記憶している情報を、読書装置が読み出して後位置
決め部のマガジンの情報記憶素子に転送して移し替える
ものである。
【0011】請求項3記載の光ディスク生産管理システ
ムは、ハードコート工程で、情報記憶素子に記憶してい
る成形時刻情報を、読書装置が読み出し、かつ、現在時
刻と比較し、この時間が所定時間以内の場合にハードコ
ートを未処理とする未経過信号をハードコート工程装置
に送出するものである。
【0012】請求項4記載の光ディスク生産管理システ
ムは、成形工程で、金型番号及びスタンパ番号を選択す
る選択手段を設けるとともに、この選択手段での選択情
報を読書装置を通じて情報記憶素子に追記するものであ
る。
【0013】請求項5記載の光ディスク生産管理システ
ムは、成形工程で使用した金型番号情報を、この成形工
程以降の各工程での読書装置が情報記憶素子から読み取
り、この金型番号の品種に基づいて生産条件を変更する
ものである。
【0014】請求項6記載の光ディスク生産管理システ
ムは、プリント工程の読書装置が情報記憶素子から成形
工程で使用した金型番号情報を読み取り、この金型番号
を光ディスクの一枚ごとに印字する識別番号内に盛り込
んで印字するものである。
【0015】請求項7記載の光ディスク生産管理システ
ムは、制御装置としてコンベアプログラマブルコントロ
ーラ及び生産管理コンピュータを備え、最終工程の読書
装置が、情報記憶素子から読み出した情報をコンベアプ
ログラマブルコントローラ内の不揮発メモリに書き込
み、この記憶した生産情報を一定期間ごとに生産管理コ
ンピュータに転送するものである。
【0016】請求項8記載の光ディスク生産管理システ
ムは、生産管理コンピュータに通信制御装置を設け、こ
の通信制御装置を通じて外部装置からの要求で指定日時
の生産情報を転送するものである。
【0017】このような構成の請求項1記載の光ディス
ク生産管理システムは、マガジンに設けた情報記憶素子
から各工程における位置決め部の読書装置が各工程ごと
に処理開始時刻を書き込んでいる。したがって、従来例
のように手作業の日報による各工程での運転時間管理、
生産量管理を行う必要がなくなり、生産履歴の管理に多
大な時間が不要になり、その労力が軽減され、トラブル
が発生時の原因解析が容易かつ確実になって、生産の信
頼性が向上する。
【0018】請求項2記載の光ディスク生産管理システ
ムは、前後の位置決め部でのマガジンへの光ディスクの
移し替え時に、情報記憶素子の記憶情報を転送して移し
替えているので、生産タクトの大幅な向上が図られる。
【0019】請求項3記載の光ディスク生産管理システ
ムは、情報記憶素子に記憶している成形時刻情報から、
成形後の所定時間以内の場合にハードコートを未処理と
する処理を行っている。この結果、自然温度冷却用、す
なわち、放置用のバッファ機構が不要になり、生産ライ
ンが簡素化されるとともに、高品質の光ディスクの生産
が可能になる。
【0020】請求項4記載の光ディスク生産管理システ
ムは、成形工程で、金型番号及びスタンパ番号を選択手
段で選択し、かつ、情報記憶素子に追記している。した
がって、手作業による日報への記載などが無くなり、後
工程への品種変更指示や生産管理コンピュータへの正確
な品種情報が提供できるようになる。
【0021】請求項5記載の光ディスク生産管理システ
ムは、成形工程での金型番号情報を、この成形工程以降
の各工程での読書装置が情報記憶素子から読み取って、
後工程で金型番号の品種に基づいて生産条件を変更して
いる。したがって、手作業による生産条件の変更設定が
不要になり、労力が軽減され、その生産タクトが向上す
る。
【0022】請求項6記載の光ディスク生産管理システ
ムは、成形工程で使用した金型番号を光ディスクの一枚
ごとに識別番号に盛り込んで印字しているので、成形工
程の生産条件を作業者が迅速に知ることが出来るように
なる。
【0023】請求項7記載の光ディスク生産管理システ
ムは、一定期間、例えば、1日に一回のみ生産管理コン
ピュータへ最終工程の読書装置が情報記憶素子から読み
出した情報を転送しているので、多回数の転送を行わず
に、その信頼性が向上し、かつ生産管理コンピュータ
を、本来的な生産情報処理に利用できるようになる。
【0024】請求項8記載の光ディスク生産管理システ
ムは、生産管理コンピュータが通信制御装置を通じて外
部装置からの要求での指定日時の生産情報を転送してい
るので、いずれの部署のコンピュータからでも、情報を
読み出して迅速に利用できるとともに、小型の生産管理
コンピュータを利用できるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光ディスク生産管
理システムの実施形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の光ディスク生産管理システムの実施
形態の工程構成を示す図である。図1において、この生
産ラインには一階と二階に区分けされ、複数枚の光ディ
スクを収納したマガジン又は空マガジンを搬送するコン
ベア1が設けられている。さらに、一階と二階との間に
マガジンを昇降又は下降の搬送を行うマガジンエレベー
タ2が配置されている。
【0026】この生産ラインには、光ディスク成形機と
コンベア1上のマガジンにワーク(光ディスク)を投入
するロボットを有する成形工程3及び光ディスク表面に
コーティングを施すハードコート及びコンベア上のマガ
ジンにワークの投入排出を行う機構を備えたハードコー
ト工程4を有している。また、一枚の盤(光ディスク)
ごとにID番号を印字するインキジェットプリンタ(I
JP)とコンベア上のマガジンにワークの投入排出を行
う機構を備えたIJP工程5及びワークをアニールする
ためのオーブンとコンベアのマガジン移載機からなるオ
ーブン工程6を有している。
【0027】さらに、スパッタ装置とワークの投入排出
を行うロボットからなるスパッタ工程7、光ディスク裏
面のコーティングを行うオーバーコートとワークの投入
排出を行う機構を備えたオーバーコート工程8及びスタ
ックポールにワークの投入を行うストック工程9を有し
ている。これらは、いわゆる、成形室、塗布室、ロボッ
ト室及びスパッタ室として配置される。
【0028】また、この生産ラインには、順次、成形工
程位置決め部10、ハードコート工程前位置決め部1
1、ハードコート工程後位置決め部12、IJP工程前
位置決め部13,IJP工程後位置決め部14、オーブ
ン工程位置決め部15、スパッタ工程前位置決め部1
6、スパッタ工程後位置決め部17、オーバーコート工
程位置決め部18が設けられている。さらに、コンベア
1の搬送をコイトロールするコンベアPLC(プログラ
マブルコントローラ)19と、成形工程3からオーバー
コート工程8までの各部を管理する生産管理コンピュー
タ20を有している。
【0029】図2は、マガジン及び読書装置の構成を示
す斜視図である。図2において、複数の光ディスクを収
納して搬送するマガジン21の側面に情報記憶素子22
が取り付けられ、処理開始時刻などの情報を読書装置2
3が書き込むようになっている。この読書装置23は図
1中の成形工程位置決め部10からオーバーコート工程
位置決め部18に設けられるものである。
【0030】図3は成形工程3で品種変更時に用いるセ
レクタの外観構成を示す正面図である。図3において、
このセレクタ30は品種変更時に金型番号、スタンパ番
号を選択する金型セレクタとスタンパセレクタを有して
おり、この設定が生産管理コンピュータ20で取り込ま
れで、図2に示す読書装置23から情報記憶素子22に
自動追記されるようになっている。
【0031】次に、この実施形態の動作について説明す
る。図1に示すコンベア1、マガジンエレベータ2を通
じてマガジン1が成形工程3からストック工程9で処理
されて光ディスクが生産される。この場合、マガジン1
がコンベア1によって、成形工程3の成形工程位置決め
部10から、オーバーコート工程8のオーバーコート工
程位置決め部18にマガジン1が搬送され、ここで機械
的な位置決めが行われる。同時に図2に示すマガジン1
に取り付けられた情報記憶素子22から読書装置23
が、非接触でマガジン番号、品種、前工程での加工開始
時刻等のデータを読み出す。
【0032】この読書装置23からのデータをコンベア
PLC19及び生産管理コンピュータ20が取り込み、
このマガジン1内の光ディスクが正常品又は異常品であ
るか否かの判断を行う。正常と判断された際には、この
位置決めにおける工程(成形工程3からストック工程9
の間)での装置に取り込まれて、その加工が開始され
る。この加工でマガジン1から一番目の光ディスクを取
り出した時点の年月日及び時刻が情報記憶素子22の所
定領域に読書装置23を通じて記憶される。
【0033】このような位置決めには、タクトタイム向
上のために、前工程及び後工程がある。例えば、ハード
コート工程前位置決め部11、ハードコート工程後位置
決め部12,IJ工程前位置決め部13,IJP工程後
位置決め部14、スパッタ工程前位置決め部16及びス
パッタ工程後位置決め部17がある。ここでの前工程は
加工を開始する光ディスクの全部の取り出しを行い、後
工程では空のマガジン1がセットされ、加工完了の光デ
ィスクを回収するものである。ここで、加工済の光ディ
スクを収納するマガジン1は、前加工時のマガジン1と
異なるため、この前加工時の情報記憶素子22から過去
の履歴データを読書装置23を通じて読み出し、後加工
のマガジン1の情報記憶素子22にデータ移し替え(転
送)を行う。
【0034】また、ハードコート工程前位置決め部11
が、ここに搬送されてきたマガジン1を位置決めした際
に、まず、読書装置23が情報記憶素子22から過去の
履歴データにおける成形工程3での成形時刻を読み出し
て現在時刻と比較する。この時間が例えば、30分以上
を経過して自然冷却が行われていない場合は、高温であ
り、コーティングの品質劣化が生じる。このため、読書
装置23が30分以上を経過していないと判断した際
に、未経過信号をハードコート工程4におけるハードコ
ート装置に出力し、このハードコート装置が未経過信号
の出力停止を認識した後にコーティング処理を開始す
る。
【0035】さらに、成形工程3で品種変更時に金型番
号、スタンパ番号を変更した場合、図3に示すセレクタ
30の金型セレクタ、スタンパセレクタでその設定を行
い、この設定データをコンベアPLC19及び生産管理
コンピュータ20で取り込んで、成形工程3における読
書装置23から情報記憶素子22に自動追記する。
【0036】また、ハードコート工程4では、図示しな
いハードコート装置でのコーティングが所定の膜厚に制
御される。この場合、まず、ハードコート工程4におけ
るハードコート工程前位置決め部11で搬送されてきた
マガジン1の情報記憶素子22から読書装置23が品種
番号を読み取る。この品種番号をコンベアPLC19及
び生産管理コンピュータ20を通じてハードコート装置
に転送して、所定の膜厚になるようにコーティング材料
の塗出量、スピン時間及びスピン回転数を制御して、そ
のコーティング処理を行う。
【0037】同様にして、オーブン工程6では、アニー
ル時間が、光ディスクの品種に対応した時間に自動的に
変更される。さらに、IJP工程5では、成形工程3で
図3に示すセレクタ30の金型セレクタ、スタンパセレ
クタで品種変更時に金型番号、スタンパ番号を変更した
際の、この金型番号、スタンパ番号をID番号に盛り込
んで、光ディスクの一枚ごとに印字する。
【0038】図4は、この光ディスクでの印字内容を説
明するための図である。図4において、光ディスク40
の中央部のラベル部40aに金型番号、スタンパ番号を
盛り込んだID番号がIJP工程5で印字されている。
オーバーコート工程8に設けた図2に示す読書装置23
で、マガジン1から読み出したデータをコンベアPLC
19の不揮発メモリに書き込み、このデータの1日分を
生産管理コンピュータ20に転送する。また、生産管理
コンピュータ20から他の部署のコンピュータへデータ
転送を行う。
【0039】図5は生産管理コンピュータ20から他の
部署のコンピュータへのデータ転送を説明するための図
である。図5において、生産管理コンピュータ20には
モデム20aが接続され、他の部署のコンピュータ、例
えば、ホストコンピュータ41の要求コマンドに対応し
た日時の生産情報をモデム41aを通じて転送する。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の光ディスク生産管理システムによれば、マガジ
ンに設けた情報記憶素子から各工程における位置決め部
の読書装置が各工程ごとに処理開始時刻を書き込んでい
るこめ、手作業の日報による各工程での運転時間管理、
生産量管理を行う必要がなくなり、生産履歴の管理に多
大な時間が不要になって、その労力が軽減され、トラブ
ルが発生時の原因解析が容易かつ確実になり、生産の信
頼性が向上できるようになる。
【0041】請求項2記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、前後の位置決め部でのマガジンへの光ディ
スクの移し替え時に、情報記憶素子の記憶情報を転送し
ているので、生産タクトを大幅に向上できるようにな
る。
【0042】請求項3記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、情報記憶素子に記憶している成形時刻情報
から、成形後の所定時間以内の場合にハードコートを未
処理とする処理を行っているため、自然温度冷却用を行
う放置用のバッファ機構が不要になり、生産ラインが簡
素化されるとともに、高品質の光ディスクの生産が出来
るようになる。
【0043】請求項4記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、成形工程で、金型番号及びスタンパ番号を
選択手段で選択し、かつ、情報記憶素子に追記している
ため、手作業による日報への記載などが無くなり、後工
程への品種変更指示や生産管理コンピュータへの正確な
品種情報が提供できるようになる。
【0044】請求項5記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、成形工程での金型番号情報を読書装置が情
報記憶素子から読み取って、後工程で金型番号の品種に
基づいて生産条件を変更しているため、手作業による生
産条件の変更設定が不要になり、労力が軽減され、その
生産タクトを向上できるようになる。
【0045】請求項6記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、成形工程で使用した金型番号を光ディスク
の一枚ごとに識別番号に盛り込んで印字しているため、
成形工程の生産条件を作業者が迅速に知ることが出来る
ようになる。
【0046】請求項7記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、一定期間ごとに生産管理コンピュータへ最
終工程の読書装置が情報記憶素子から読み出した情報を
転送しているため、多回数の転送を行わずに、その信頼
性が向上し、かつ、生産管理コンピュータを、本来的な
生産情報処理に利用できるようになる。
【0047】請求項8記載の光ディスク生産管理システ
ムによれば、生産管理コンピュータが通信制御装置を通
じて外部装置からの要求での指定日時の生産情報を転送
しているため、いずれの部署のコンピュータからでも、
情報を読み出して迅速に利用できるとともに、小型の生
産管理コンピュータを採用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク生産管理システムの実施形
態を示す工程構成図である。
【図2】実施形態にあってマガジン及び読書装置の構成
を示す斜視図である。
【図3】実施形態にあって成形工程で品種変更時に用い
るセレクタの外観構成を示す正面図である。
【図4】実施形態にあって光ディスクでの印字内容を示
す説明図である。
【図5】実施形態にあって生産管理コンピュータから他
の部署のコンピュータへのデータ転送を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コンベア 2 マガジンエレベータ 3 成形工程 4 ハードコート工程 5 IJP工程 6 オーブン工程 7 スパッタ工程 8 オーバーコート工程 9 ストック工程 10 成形工程位置決め部 11 ハードコート工程前位置決め部 12 ハードコート工程後位置決め部 13 IJP工程前位置決め部 14 IJP工程後位置決め部 15 オーブン工程位置決め部 16 スパッタ工程前位置決め部 17 スパッタ工程後位置決め部 18 オーバーコート工程位置決め部 19 コンベアPLC 20 生産管理コンピュータ 20a モデム 21 マガジン 22 情報記憶素子 23 読書装置 30 セレクタ 40 光ディスク 40 ラベル部 41 ホストコンピュータ 41a モデム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジンを搬送するコンベア及びマガジ
    ンエレベータ、光ディスクを成形する成形工程、光ディ
    スク表面のコーティングを施すハードコート工程、光デ
    ィスクごとにID番号を印字するプリント工程、アニー
    ル処理を行うオーブン工程、スパッタ処理を行うスパッ
    タ工程、光ディスク裏面のコーティングを処理するオー
    バーコート工程、スタックポールにワークの投入を行う
    ストック工程及び前記コンベア、マガジンエレベータの
    搬送及び前記工程を制御する制御装置を有する光ディス
    ク生産管理システムにおいて、 前記マガジンに情報記憶素子を取り付け、かつ、前記工
    程における位置決め部に、前記情報記憶素子に情報を書
    き込み又は読み出す読書装置を設けて、前記の各工程ご
    とに処理開始時刻を書き込むことを特徴とする光ディス
    ク生産管理システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、各工程での前位置決め部におけるマ
    ガジンから後位置決め部のマガジンに光ディスクを移し
    替える際に、前位置決め部におけるマガジンに取り付け
    た情報記憶素子に記憶している情報を、読書装置が読み
    出して後位置決め部のマガジンの前記情報記憶素子に転
    送して移し替えることを特徴とする光ディスク生産管理
    システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、ハードコート工程で、情報記憶素子
    に記憶している成形時刻情報を、読書装置が読み出し、
    かつ、現在時刻と比較し、この時間が所定時間以内の場
    合にハードコートを未処理とする未経過信号をハードコ
    ート工程装置に送出することを特徴とする光ディスク生
    産管理システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、成形工程で、金型番号及びスタンパ
    番号を選択する選択手段を設けるとともに、この選択手
    段での選択情報を読書装置を通じて情報記憶素子に追記
    することを特徴とする光ディスク生産管理システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、成形工程で使用した金型番号情報
    を、この成形工程以降の各工程での読書装置が情報記憶
    素子から読み取り、この金型番号の品種に基づいて生産
    条件を変更することを特徴とする光ディスク生産管理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、プリント工程の読書装置が情報記憶
    素子から成形工程で使用した金型番号情報を読み取り、
    この金型番号を光ディスクの一枚ごとに印字する識別番
    号内に盛り込んで印字することを特徴とする光ディスク
    生産管理システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の光ディスク生産管理
    システムにおいて、制御装置としてコンベアプログラマ
    ブルコントローラ及び生産管理コンピュータを備え、最
    終工程の読書装置が、情報記憶素子から読み出した情報
    を前記コンベアプログラマブルコントローラ内の不揮発
    メモリに書き込み、この記憶した生産情報を一定期間ご
    とに前記生産管理コンピュータに転送することを特徴と
    する光ディスク生産管理システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項7記載の光ディスク生産管理
    システムにおける生産管理コンピュータに通信制御装置
    を設け、この通信制御装置を通じて外部装置からの要求
    で指定日時の生産情報を転送することを特徴とする光デ
    ィスク生産管理システム。
JP19574896A 1996-07-06 1996-07-06 光ディスク生産管理システム Pending JPH1021588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19574896A JPH1021588A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 光ディスク生産管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19574896A JPH1021588A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 光ディスク生産管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1021588A true JPH1021588A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16346321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19574896A Pending JPH1021588A (ja) 1996-07-06 1996-07-06 光ディスク生産管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1021588A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104590614A (zh) * 2014-11-26 2015-05-06 武汉人天包装技术有限公司 工业炸药机器人规整生产线

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104590614A (zh) * 2014-11-26 2015-05-06 武汉人天包装技术有限公司 工业炸药机器人规整生产线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6973366B2 (en) Production process control system
US4787050A (en) Apparatus for managing software bending machines
US6336163B1 (en) Method and article of manufacture for inserting volumes for import into a virtual tape server
JP3755067B2 (ja) カードのバッチ式カスタム化方法
JPH046017B2 (ja)
US5911148A (en) Automated message processing system configured for automated tape device management
JP2001092597A (ja) 媒体制御装置
JPH1021588A (ja) 光ディスク生産管理システム
US5831947A (en) Automatic medium changing apparatus using an automatic regulator according to the disk type
US5276558A (en) Electronic information tag
JP2001031221A (ja) カセット、カセット排出装置、カセット管理システム、カセットへのデータ登録方法
US7174362B1 (en) Method and system for supplying products from pre-stored digital data in response to demands transmitted via computer network
JPH04346298A (ja) 供給部品段取り方法
JP4701996B2 (ja) 記録媒体作成装置及び記録媒体搬送制御方法
JP2003124288A (ja) 半導体製造方法
JPS61162826A (ja) カ−トリツジ式記録デイスクのコピ−装置
US20070214311A1 (en) Homogeneous device initialization of data storage library subsystems which may have heterogeneous devices
JPH01316957A (ja) 枚葉式処理装置
US8527603B2 (en) In-system memory personalization
JPH067567B2 (ja) 分散型作業進行管理方法
JP2746150B2 (ja) 現金処理機
JPH04267472A (ja) 部品管理装置
JPH10320836A (ja) 光ディスク識別装置
KR100264715B1 (ko) 자동창고시스템의unix-ipc에의한데이터통신방법
JPH09174389A (ja) 製造ライン制御装置及びそのデータ収集方法