JPH10215614A - 苗補填装置 - Google Patents

苗補填装置

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Publication number
JPH10215614A
JPH10215614A JP2305797A JP2305797A JPH10215614A JP H10215614 A JPH10215614 A JP H10215614A JP 2305797 A JP2305797 A JP 2305797A JP 2305797 A JP2305797 A JP 2305797A JP H10215614 A JPH10215614 A JP H10215614A
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JP
Japan
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cell
seedling
inspection
vacuum
removal
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Pending
Application number
JP2305797A
Other languages
English (en)
Inventor
Konosuke Tsuga
幸之介 津賀
Shigeyoshi Tsukamoto
茂善 塚本
Izumi Okayasu
泉 岡安
Yoshihiro Yuzaki
芳啓 湯崎
Katsuo Sato
勝男 佐藤
Yoshihisa Yurino
善久 百合野
Koichi Yamamoto
浩一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO, Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Priority to JP2305797A priority Critical patent/JPH10215614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する苗を掻き分けながら、検査・除去ト
レイの苗欠落セルの培土を素早くかつ確実に除去する。 【解決手段】 検査・除去部14における検査・除去ト
レイ18上の苗の欠落を検知プレート36により検出
し、検出された苗欠落セル18aの培土をバキュームノ
ズル52により吸引除去する。バキュームノズル52
は、検査・除去トレイ18の上方を移動自在に設けられ
ていて、バキュームノズル52の下端を苗欠落セル18
aの上面に接触させた状態で、該セル18aの培土がバ
キュームにより吸引される。この場合、検査・除去部1
4におけるバキュームノズル52と対向する位置には、
バキュームノズル52から下方に向かって突き抜ける空
気通路33が形成されていて、バキュームにより培土を
吸引する際、セル18aの水抜き孔23を空気通路33
に連通させて吸引を容易にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗補填装置に係
り、詳しくは移植前のセルトレイの苗の欠落や不良苗を
検出し、欠落等セルに自動的に苗補填を行う苗補填装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図47に示すように、育苗施
設内において、多数のセル140aを有するセルトレイ
140に野菜等の種を播種した後、移植前に各セル14
0aにおける発芽の有無や不良苗の有無を自動的に検知
して、欠落等したセル140aの培土を除去し、更に
は、その培土を除去したセル部分に新たな良質苗を補填
することが行われている。
【0003】この種の苗補填装置として、従来、例え
ば、特開平8−23788号公報、特公平7−1632
7号公報、特開平7−322707号公報、特開平7−
107812号公報に記載のものがある。
【0004】これらの苗補填装置のうち、例えば特開平
8−23788号公報(以下、第1の従来例という)に
記載の技術によれば、移植ハンドにより供給トレイから
取り出した苗を、順次移植トレイに植付けるようにした
移植装置において、前記移植ハンドをループ状に移動さ
せる移動経路に、供給トレイから苗を取り出す苗取り出
し部と、この取り出した苗を移植トレイに植付ける移植
部とを設け、これら苗取り出し部と移植部間の移動経路
に、取り出した苗の異常を検出するセンサを設け、異常
苗検出時には前記移植ハンドをバイパス路を介してルー
プ状移動経路の移植開始位置に復帰させるようにした技
術が記載されている。
【0005】また、特公平7−16327号公報(以
下、第2の従来例という)に記載の技術によれば、育苗
箱に播種された苗の欠落株や不良苗を検知する検知部
と、欠落株や不良苗を破砕・除去するための除去部とを
備えていて、欠落株や不良苗が検知されると、除去部に
設けられた回転スクリュ及び吸引ノズルにより欠落株や
不良苗を破砕・除去するものである。
【0006】更に、特開平7−322707号公報(以
下、第3の従来例という)に記載の技術によれば、育苗
トレイに形成したポット内で苗を育成中に、苗が不良状
態のポットから培土を除去する装置であって、ポット内
の培土に高圧エアーを吹き付けて粉砕する噴射ノズル
と、該噴射ノズルにより粉砕された培土を吸引除去する
吸引ノズルとが設けられている。
【0007】更にまた、特開平7−107812号公報
(以下、第4の従来例という)に記載の技術によれば、
トレイの各セルに一定間隔で植付けられている苗の良否
を検査する苗検査装置において、所定間隔に設定された
相対する取付片を持つフィンガーと、このフィンガーの
前記相対する取付片に設けられた苗検査用センサとを備
え、前記フィンガーの相対する取付片を各セル間に差し
込み、前記苗検査用センサから出力される信号に基づき
苗の軸径を求めて苗の良否を検査する旨が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した第1
の従来例によると、供給トレイから取り出した苗を移送
して移植トレイに植付ける際に、移植ハンドにより直接
移植トレイに植付けるものであるため、苗の根部が移植
トレイの底部に密着するのが困難であった。
【0009】そして、欠落苗や不良苗を除去した後、空
のセル内に新たに補填された苗が、セルの底面に密着せ
ず浮き上がっていたり、あるいはセルの側壁に対して密
着不良の場合は、トレイを移動する時に苗が抜け易く、
輸送時に苗くずれをおこし、また、苗がセルの底面から
浮き上がると、外周根(根鉢)が乾燥して成育不良とな
ったり、底面からの吸水不良により苗が枯渇するおそれ
がある。
【0010】また、第2の従来例によると、ポット内の
欠落や不良苗を破砕・吸引する除去部を有していて、不
良苗を検出すると、上方から除去部を下降させて該不良
苗を培土ごと掃除機で吸引するが、通常、バキュームに
て素早く吸引するには、ポット下部に孔を設けてエアー
抜き通路を形成する必要があるが、それらについては何
らの開示もない。
【0011】更に、第3の従来例によると、ポット内の
培土に高圧エアーを吹き付けて粉砕し、粉砕した培土を
吸引ノズルで吸引するようにしているが、前記ポットは
受け板にて載置されているので、該ポットの下部にはエ
ア抜き孔がなく、よって培土を素早く除去するのは困難
である。
【0012】第4の従来例によると、欠落株や不良苗を
検知する手段は開示されているが、その後どのように処
理するのかについては、考慮されていない。
【0013】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、その目的とするところは、隣接
する苗を掻き分けながら検査・除去トレイの苗欠落セル
の培土を素早く確実に除去すると共に、該欠落セルの底
部に補填苗を正確に密着し得るようにした苗補填装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明によれば、各セル(16
a)にそれぞれ苗(17)を植立したセルトレイ(1
6)を載置し得る供給部(12)と、各セル(18a)
にそれぞれ苗(19)を植立したセルトレイ(18)を
載置し得る検査・除去部(14)と、を備え、前記検査
・除去部(14)におけるセルトレイ(18)上の苗の
欠落を検出し、該苗欠落部分のセル(18a)の培土を
除去すると共に該セル(18a)に前記供給部(16)
のセル(16a)から苗を供給してなる、苗補填装置
(10)において、前記苗欠落部分のセル(18a)上
に移動自在に筒状部材(52)を設けると共に、該筒状
部材(52)の上端にバキュームヘッド(44)を連通
し、前記検査・除去部(14)における前記筒状部材
(52)に対向する位置に空気通路(33)を設け、前
記筒状部材(52)の下端を前記苗欠落部分のセル(1
8a)に接触又は近接して、該セル(18a)の培土を
前記バキュームヘッド(44)により吸引する際、該セ
ル(18a)の水抜き孔(23)を前記空気通路(3
3)に位置してなる、ことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前記検査・
除去部(14)は、平面的に多数のセル(18a)を有
するセルトレイ(18)を載置し得る検査・除去コンベ
ヤ(20)を有し、該検査・除去コンベヤ(20)は、
前記セルトレイ(18)が一列ずつ移動するように搬送
されると共に、該一列に対向する部分が下方に凹むよう
に案内されて前記空気通路(33)を構成し、前記筒状
部材(52)を上記一列に沿って移動するように構成し
た、ことを特徴とする。
【0016】請求項3記載の発明によれば、前記筒状部
材(52)は、上下方向に移動されると共に、その下端
におけるセルトレイ(18)の前記一列方向の前後部分
に回動自在に側板(54)を吊下し、前記筒状部材(5
2)の左右部分に配置され、かつ該筒状部材(52)の
前記一列方向の移動に伴い一体に移動するプレート(3
6)を設け、前記前後の側板(54)は、前記筒状部材
(52)の上方位置にあっては互に接近する位置にあ
り、かつ該筒状部材(52)の下降に伴って互に離れて
いるように構成される、ことを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、前記左右の
プレート(36)にセル(18a)上の苗を検知するセ
ンサ(38)を設け、前記左右のプレート(36)の内
幅を前記筒状部材(52)の左右外幅より僅かに大きく
設定して、該筒状部材(52)の下降時に、該筒状部材
(52)が前記左右プレート(36)の間に嵌挿してな
る、ことを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、前記筒状部
材(52)の上端部にバキュームベース(40)を固定
し、該バキュームベース(40)に、前記筒状部材(5
2)の開口(50)を設けると共に、該開口(50)に
隣接して孔(49)を設け、前記バキュームヘッド(4
4)を、前記開口(50)と孔(49)との間に移動自
在に支持してなる、ことを特徴とする。
【0019】(作用)以上の構成により、本発明の苗補
填装置(10)は、補填用の苗(17)を植立した多数
のセル(16a)を有するセルトレイ(16)を載置し
得る供給部(12)と、検査・除去用の苗(19)を植
立した多数のセル(18a)を有するセルトレイ(1
8)を載置し得る検査・除去部(14)と、を備えてい
て、前記検査・除去部(14)におけるセルトレイ(1
8)上の苗の欠落を検出し、該検出された苗欠落部分の
セル(18a)の培土をバキューム手段(32)により
吸引除去すると共に、該培土を除去したセル(18a)
に前記供給部(12)のセル(16a)から新たな補填
用の苗(17)を供給するものである。
【0020】このために、前記検査・除去トレイ(1
8)の上方に、筒状部材(52)がセル(18a)上を
移動自在に設けられており、この筒状部材(52)の上
端にはバキュームヘッド(44)が連通されていて、例
えば前記筒状部材(52)の下端を苗欠落部分のセル
(18a)の上面に接触させた状態で、該セル(18
a)の培土がバキュームにより吸引される。
【0021】一方、前記検査・除去部(14)における
前記筒状部材(52)と対向する位置には、該筒状部材
(52)から下方に向かって突き抜ける空気通路(3
3)が形成されていて、苗欠落セル(18a)の培土を
筒状部材(52)を介してバキュームヘッド(44)に
より吸引する際、前記セル(18a)の水抜き孔(2
3)を前記空気通路(33)に連通させて吸引を容易に
している。
【0022】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0024】図1は、この発明に係る苗補填装置の全体
を示す正面図であり、図2はその側面図である。同図
1,図2において、苗補填装置10は、平面視正方形状
の各セル16aにそれぞれ苗17が植立された供給トレ
イ16を載置し得る供給部12と、同様に、平面視正方
形状の各セル18aに苗19が植立された検査・除去ト
レイ18を載置し得る検査・除去部14とを備えてい
る。
【0025】前記供給部12は、装置正面後方の上段に
配置され、前記検査・除去部14は、装置正面手前の下
段に配置されていて、これら供給部12と検査・除去部
14との間には所定の段差が形成されている。
【0026】前記検査・除去部14は、検査・除去トレ
イ18の各セル18aに植立された苗の欠落を検出する
検査手段30と、欠落等したセル18aから培土等を吸
引するバキューム手段32とを有し、欠落したセル18
aがあればその欠落部分のセル18aから培土を除去す
ると共に、該培土を除去したセル18aに、前記供給部
12から新しい培土付き苗を補填するものである。
【0027】図3に示すように、前記検査・除去部14
は、平面的に多数のセル18aがマトリクス状に配置さ
れた検査・除去トレイ18を載置し得る検査・除去コン
ベア20を有し、この検査・除去コンベア20は前記検
査・除去トレイ18の各セル18aが一列ずつ移行され
るように駆動モータ70によって間欠的に搬送される。
前記各セル18aには夫々苗19が植立されているが、
必ずしもこれら各セル18aの全てに正常な苗が植立さ
れているわけではなく、種を蒔いても芽が出ないために
苗が欠落していたり、あるいは成育不良の苗も含まれて
いる。
【0028】前記供給部12は、平面的に多数のセル1
6aがマトリクス状に配置された供給トレイ16を載置
し得る供給コンベア22を有し、この供給コンベア22
は前記供給トレイ16の各セル16aが一列ずつ移行さ
れるように駆動モータ72によって間欠的に搬送され
る。前記供給トレイ16の各セル16aには、検査・除
去トレイ18に植立された苗と同種の正常な苗が植立さ
れている。
【0029】前記供給トレイ16の各セル16aと、検
査・除去トレイ18の各セル18aとは、同形状の同一
寸法に形成されており、また、前記検査・除去コンベア
20と供給コンベア22とは、苗補填時に補填苗等の移
動量を少なくするために、矢印に示すようにその移送方
向が互いに逆方向に搬送されるようになっている。
【0030】なお、装置正面側でかつ前記門型フレーム
24の上部には、操作盤27が設けられ、該操作盤27
により、前記供給部12及び検査・除去部14の作動
が、押釦の操作により制御される。また、前記供給部1
2の下方には、制御盤29と中継箱31が設けられてい
て、これら制御盤29と中継箱31には、前記供給部1
2及び検査・除去部14がシーケンシャルに作動可能
に、マイクロコンピュータや各種アクチュエータ等が内
蔵されている。
【0031】また、前記検査・除去コンベア20と供給
コンベア22の搬送方向中間部には、これら両コンベア
20,22を横切るように、その周囲空間に門型フレー
ム24が設けられている。この門型フレーム24の所定
高さ位置には、横架フレーム25が一体的に固定されて
いて、該横架フレーム25には、取付けプレート80を
介して検査・除去用のリニア駆動装置26が、前記検査
・除去コンベア20の上方に設けられている(図4参
照)。
【0032】前記リニア駆動装置26には、図5〜図7
に示すように、検査・除去ガイド28が摺動自在に嵌合
されていて、該検査・除去ガイド28には、検査・除去
トレイ18のセル18aに植立された不良苗や欠落苗を
検査するための検査手段30と、欠落等したセル18a
から培土等を吸引するバキューム手段32が設けられて
いる。
【0033】前記検査手段30は、前記検査・除去ガイ
ド28に、長手方向を上下方向に向けかつ作動ロッド3
4bを上にして取り付けられた昇降シリンダ34と、該
昇降シリンダ34のシリンダ34a部分の下部に垂下さ
れた、対向する2枚の検査プレート36,36を有して
いる。この検査プレート36は側面視が長靴形状をな
し、その対向幅は、平面視正方形をなす検査・除去トレ
イ18の各セル18aの一辺の長さと略々等しい間隔に
て対向配置されている。また、該検査プレート36の下
部には、発光・受光素子からなる一対の検査センサ3
8,38が対向配置されている。
【0034】前記検査プレート36は、図8に示すよう
に、移動方向の前部が略々水平に突出した水平部36a
を有し、かつ後部のかかと部分にも凸部36bが設けら
れていて、該検査プレート36の前進時及び後進時のい
ずれの場合にも苗の掻き分けが容易になるようにされて
いる。
【0035】そして、前記検査プレート36が、検査・
除去トレイ18の上面からわずかな距離隔てた高さ位置
のところを、前記リニア駆動装置26により、検査・除
去コンベア20の搬送方向と略々直交する方向に移動し
て、前記検査センサ38により検査・除去トレイ18の
各セル18aに苗の欠落等がないか否かを検知する。こ
のとき、前記検査プレート36は、苗の欠落等の検査時
に、隣接する苗相互間の干渉を防止する役目をなしてい
る。なお、検査時には検査・除去コンベア20の搬送は
停止される。
【0036】前記バキューム手段32は、図5〜図7に
示すように、前記昇降シリンダ34の作動ロッド34b
の上端部に取り付けられたバキュームベース40と、該
バキュームベース40に載置された切換えシリンダ42
と、該切換えシリンダ42の作動ロッドの先端部に取り
付けられたバキュームヘッド44と、該バキュームヘッ
ド44の吸込口に連通可能に前記バキュームベース40
から垂下されたバキュームノズル52とを有している。
【0037】前記バキュームノズル52は、その長手方
向の中間部に設けられた枠体55により上下移動可能に
ガイド保持され、この枠体55は、前記検査・除去ガイ
ド28から突設されたガイドストッパ53により上下移
動可能にガイド支持されている。前記枠体55の上部に
は、ストッパ部材55aが設けられ、該ストッパ部材5
5aにより枠体55の下降位置が規制されるようになっ
ている。
【0038】なお、図9に示すように、前記昇降シリン
ダ34に、前記検査プレート36及びバキュームノズル
52等を一体構造として取り付け、これらを検査・除去
用のリニア駆動装置26にて移動可能としたことで、検
査センサ38にて検出された苗欠落位置に、確実にバキ
ュームノズル52を移動させることを可能としている。
【0039】図10(a)(b)に示すように、前記検
査プレート36と検査センサ38とは、前記昇降シリン
ダ34の底部に取り付けられており、該昇降シリンダ3
4の下方のスペースを有効に利用すると共に、該昇降シ
リンダ34の中心(バキュームノズル52の中心)と検
査プレート36の中心とを一致させて、該検査プレート
36とバキュームノズル52との昇降時の干渉を防止し
ている。
【0040】前記バキュームヘッド44の本体基部側
は、バキュームホース46を介して掃除機48に接続さ
れ(図1参照)、吸込口側には前記バキュームベース4
0に形成された苗落込み口50を介して、前記バキュー
ムノズル52が長手方向を上下に向けて垂下されてい
る。このバキュームノズル52の横断面は、正方形をな
す前記セル16a,18aと同形状をなし、かつ該セル
の一辺よりも僅かに大きい寸法に形成されている。
【0041】図11に示すように、前記バキュームノズ
ル52の外形寸法は、対向配置された検査プレート3
6,36の左右間隔(内幅)よりも僅かに狭くして、バ
キュームノズル52が下降したときに該バキュームノズ
ル52の先端部が検査プレート36,36間にスムーズ
に入るように構成されている。このため、前記検査プレ
ート36は、バキュームノズル52が下降するときのガ
イドとしての役目をなすと共に、検査プレート36にて
隣接する苗を左右に掻き分けた後に、バキュームノズル
52が下降することとなり、隣接苗がバキュームノズル
52の下降の邪魔になることがないようにしている。
【0042】なお、前記バキュームノズル52の下端部
内側には、図12(a)〜(c)に示すように、必要に
応じてスペーサ106が取り付けられる(図(a)参
照)。これは、セルトレイには多数のセルがマトリクス
状に配置されていて、しかもその収容セル数(穴数)も
区々であるため、前記バキュームノズル52の断面形状
を、例えば128穴のセルトレイに適合する寸法にして
いた場合(図(b)参照)、これを200穴のセルトレ
イにそのまま適用すると、バキュームノズル52の内径
に対してセル幅が小さいため隙間が生じ、これを補正す
る必要があるからである(図(c)参照)。前記スペー
サ106には、バキュームノズル52内を落下する補填
苗の引っ掛かりを防止するため、上端部内側に面取り1
06aが施されている。
【0043】次に、図13(及び図6)に示すように、
前記バキュームヘッド44は、切換えシリンダ42の作
動により、その吸込口を、前記バキュームノズル52の
苗落込み口50が形成された位置(培土を吸引する位
置)と、該苗落込み口50を開放する位置(待機位置)
とに移動自在に設けられている。そして、前記待機位置
において、バキュームヘッド44の先端バキューム口が
閉塞されないように、エア抜きを行うべく、前記バキュ
ームベース40に所定寸法の孔49が形成されている。
【0044】そして、図14に示すように、前記バキュ
ームヘッド44を待機位置に切換えた状態では、該待機
位置の開口部には、バキュームベース40に形成された
前記孔49が開口されていることになる。しかも、この
孔49は、昇降シリンダ34とバキュームノズル52と
の中間に開口されていて、該孔49の下方が開放状態と
なっているため、バキュームが連続して作動したとして
も、バキュームベース40が吸引されたり、掃除機48
への負担が大きくなることがないようにしている。
【0045】図15に示すように、前記昇降シリンダ3
4の上部には、バキュームベース40が水平に設けら
れ、かつ前記バキュームノズル52が前記昇降シリンダ
34と略々平行に垂設されている。このように、バキュ
ームベース40を介して、前記バキュームヘッド44と
バキュームノズル52等とを一体に取り付けることで、
昇降シリンダ34の昇降と同時かつ一体的に移動できる
ようにしている。
【0046】また、図16(及び図6)に示すように、
前記枠体55の下端部には、支点54aを中心として外
方に開閉可能で、かつ前記検査プレート36と略々直交
する方向に、断面へ字形状のプレートから成るバキュー
ムガイド54,54が対向配置されている。このバキュ
ームガイド54は、検査除去苗の中への進入が容易なよ
うに左右一対でクチバシ状をなし、先端が狭く形成され
ている。
【0047】そして、図17(a)〜(c)に示すよう
に、前記検査プレート36とこのバキュームガイド54
とで平面視4方の空間を仕切り、検査除去苗を掻き分け
可能としている。なお、対向するバキュームガイド5
4,54間には、該バキュームガイド54,54を内方
に付勢力を付与するスプリング(引張)51が装着され
ている。
【0048】このため、前記バキュームノズル52によ
り、検査・除去トレイ18のセル18a内の培土や不良
苗を吸引するときには、前記枠体55とその下端のバキ
ュームガイド54を途中で下降停止させ、バキュームガ
イド54を内方に閉じた状態で該バキュームガイド54
が検査除去苗の中に入り、その後、前記バキュームノズ
ル52が更に下降してバキュームガイド54を押し開く
ため、このバキュームガイド54にて隣接苗を掻き分け
ることができる。同様に、培土の吸引を終了してバキュ
ームノズル52が上昇するときも、該バキュームノズル
52が上昇してからスプリング51の付勢力によりバキ
ュームガイド54が閉じられる。
【0049】前記検査プレート36,36の対向間隔
は、図18に示すように、検査・除去トレイ18の各セ
ル18aのピッチと略々同一として、隣接する搬送方向
のセル列の苗の略々中間部に、前記検査プレート36が
位置するようにしている。
【0050】なお、図19(a)(b)に示すように、
前記検査プレート36,36の内側には、該検査プレー
ト36,36の対向間隔を、検査・除去トレイ18のセ
ル18aの間隔に合わせるために、必要に応じ、一対の
ガイド37,37が夫々取り付けられる。
【0051】これは、例えばキャベツ用に使用される1
28穴のセルトレイと、レタス用に使用される200穴
のセルトレイとでは、セル18aの間隔が異なっている
からである。しかも、前記ガイド37を検査プレート3
6の外側に取り付けることで、該検査プレート36の先
端部を覆うようにし、苗の損傷を防止している。
【0052】以上により、図20〜図23に示すよう
に、前記検査センサ38によって、検査・除去トレイ1
8に欠落等した苗があるか否かが、各セル18aの行方
向に沿い1個ごとに検出され、所定セル18aにて苗の
欠落が検出されると、検査プレート36の減速が開始さ
れ、次のセル18aの苗を検出した時点で検査プレート
36の移動が停止される。この検査プレート36の停止
位置にて、前記バキュームノズル52の直下には、苗の
欠落した前記所定セル18aが位置するようになってい
る(図20(a)(b)参照)。
【0053】次いで、昇降シリンダ34の作動ロッド3
4bが収縮されて、バキュームベース40と共にバキュ
ームノズル52が下降する。このバキュームノズル52
の下降に伴い、枠体55が下降するが、該枠体55のス
トッパ部材55aがガイドストッパ53に当接すると、
枠体55の下降は停止する(図21参照)。そして、更
なる作動ロッド34bの収縮により、枠体55に対しバ
キュームノズル52のみが下降する(図22参照)。
【0054】このバキュームノズル52の下降により、
バキュームガイド54が押されて外方に開放され、該バ
キュームガイド54の先端開口部がセル18aの上面に
接触又は近接し、セル18a内の培土がバキュームによ
って吸引される(図23参照)。
【0055】ところで、図24に示すように、前記苗落
込み口50の高さ位置は、供給トレイ16の各セル16
aの上面高さ位置と略々同一高さに設定されており、こ
の苗落込み口50から所定段差Hだけ下方に位置する検
査・除去トレイ18に向けて苗が落し込まれる。このよ
うに、供給トレイ16の上面と苗落込み口50との高さ
が略々同一高さとされていることで、補填苗は直線的に
移送されて該補填苗の移動量は少なくて済むと共に、所
定段差Hを補填苗が落下する間に該補填苗の落下速度が
増して、検査・除去トレイ18のセル18aに落下苗が
押し込まれるため、セル18a内での苗の浮き上がりが
防止される。
【0056】次に、前記供給トレイ16から補填苗を掴
持し、該補填苗を前記苗落込み口50に向けて移送する
苗移送手段56について説明する。
【0057】前記検査・除去コンベア20及び供給コン
ベア22の上方には、各コンベア20,22の搬送方向
と略々直交する方向に移動可能に、苗移送手段56が設
けられていて、この苗移送手段56は、供給トレイ16
の各セル16aから補填苗を掴持して、検査・除去トレ
イ18の所定セル18aから培土等を吸引除去した空の
セル18aに補填すべく、前記苗落込み口50のところ
まで移送する役目をなす。
【0058】この苗移送手段56は、図25〜図27
(及び図4)に示すように、前記門型フレーム24の横
架フレーム25に、ブラケット78を介して取り付けら
れたリニア駆動装置58と、該リニア駆動装置58に摺
動自在に嵌合された供給ガイド60を有している。この
供給ガイド60には、長手方向を上下に向けかつ作動ロ
ッド62aを下にして取り付けられた昇降シリンダ62
が取り付けられ、該作動ロッド62aには、抜差しシリ
ンダ64が一体的かつ斜め方向に移動可能に取り付けら
れている。
【0059】この抜差しシリンダ64の下部には、開閉
チャック68を介して一対の爪66,66が取り付けら
れている。これらの爪66,66は、図28(a)
(b)に示すように、開閉チャック68の作動により、
取付け基部側の支点を中心として左右に開閉自在とされ
ている。
【0060】そして、前記供給トレイ16の各セル16
aに植立された苗に、前記爪66を突き刺して閉じるこ
とにより苗を掴持し、この苗をリニア駆動装置58によ
り、前記苗落込み口50まで移送する。この苗落込み口
50においては、該苗落込み口50の周縁部に前記苗を
引っ掛けてから、抜差しシリンダ64にて爪66を斜め
上方に引抜くことにより、補填苗を前記バキュームノズ
ル52に供給する。
【0061】本実施例では、図29(a)(b)に示す
ように、前記苗落込み口50の形状寸法をバキュームノ
ズル52の穴形状寸法と一致させるようにしている。そ
して、苗落込み口50の縁部に補填苗を引っ掛けるよう
にして該苗から爪66を抜き、前記苗を落下口に一旦残
してから該苗を自由落下させることにより、補填苗をバ
キュームノズル52内を落下させるとき、苗の動きが少
なくて安定した姿勢で落下できるようにしている。
【0062】また、本実施例において、図30に示すよ
うに、バキュームノズル52の横断面形状をセル18a
と同じ正方形とし、しかもセル18aの外径よりも僅か
に大きい寸法としている。このように、バキュームノズ
ル52の横断面の内側の長さW1 を、落下苗の上面の幅
Wよりも僅かに大きくすることで、苗のバキュームノズ
ル52内での傾きを防止すると共に、苗の落下途中の回
転を防止して、該落下した苗が下方のセル18aに命中
して、該セル18aに苗が確実に収容されるようになっ
ている。
【0063】同様に、図31に示すように、前記バキュ
ームノズル52の断面形状をセル18aの形状と同じ正
方形とし、かつセル形状よりも僅かに大きくして可能な
限りバキュームノズル52とセル18aの外径との隙間
が小さくなるようにしている。これにより、バキューム
ノズル52と隣接するセル18aとの重なりが防止さ
れ、バキューム効率の向上が図られる。
【0064】更に、図32(及び図3)に示すように、
前記検査・除去コンベア20及び供給コンベア22の搬
送方向の左右両側には、前記検査・除去トレイ18及び
供給トレイ16の周縁のフランジ部74を下方から支持
するトレイガイド76が設けられている。このトレイガ
イド76は、コンベアの略々全長にわたって設けられて
いて、トレイ搬送の安定化が図られている。
【0065】また、前記検査・除去コンベア20と供給
コンベア22の上面には、図33(a)(b)に示すよ
うに、前記検査・除去トレイ18と供給トレイ16の搬
送中に、該トレイ18,16が上方に浮き上がるのを防
止する浮上り防止ガイド84が、実施例ではコンベア2
0,22の搬送方向に沿い複数個に分割して設けられて
いる。
【0066】そして、図33及び図34に示すように、
前記検査・除去コンベア20と供給コンベア22の搬送
方向の略々中央部は、検査除去苗の欠落を検査するため
の検査プレート36や、補填苗を掴持するための爪66
が横方向に移動するための経路となっており、これら検
査プレート36等が横方向に移動する際の邪魔にならな
いように開放されている。また、前記浮上り防止ガイド
84の搬送方向の前後端には、立上げ部84aが形成さ
れていて、搬送中のトレイ16,18の引っ掛かりを防
止するようにしている。
【0067】図35に示すように、前記検査・除去コン
ベア20における搬送方向の略々中央位置で、かつ前記
検査プレート36が苗の欠落を検査すべく検査・除去コ
ンベア20を横切って通過し得る部分には、コンベアベ
ルト90を下方から支持するコンベアテーブル86の端
部86aが下方に折曲され、そこに凹み部21が形成さ
れている。
【0068】前記凹み部21の中央部下方には、ガイド
ローラ88が配設され、このガイドローラ88により、
コンベアベルト90の経路が下方に湾曲された状態で巻
き掛けられている。この凹み部21の略々中央で、前記
コンベアテーブル86と略々同一の高さ位置に、粗巻き
コイルスプリング92が配設されている。なお、前記セ
ル18aの底面の水抜き孔と、前記コイルスプリング9
2の中心とを結ぶ線上に、後述するような、空気通路3
3が形成される。
【0069】そして、前記検査・除去トレイ18の各セ
ル18aが、列毎にコンベアにより間欠的に搬送されて
検査位置に到達すると、該当するセル18a列がこのコ
イルスプリング92の上部に載り、この状態で検査プレ
ート36が横方向に移動して検査が行われる。この場
合、前記バキュームノズル52も、検査プレート36と
一体的に移動する。
【0070】図36は、バキュームによるセル18a内
の培土を吸引するときの原理を示す図であり、床部分に
介挿されたスペーサ104により、セル18aの底面の
水抜き孔23が床面から浮かされた状態で、該セル18
aの上面にバキュームノズル52が下降してきて上方か
ら密着する。こうして、バキュームを開始すると、水抜
き孔23が空気吸入口となり、培土や不良苗がバキュー
ムノズル52を通って吸引される。
【0071】すなわち、前記検査・除去トレイ18の各
セル18aには、その底面に水抜き用の小さな孔23が
形成されており、該セル18aから培土を吸引するとき
に、前記水抜き孔23を塞ぐことなく、バキューム手段
32によりセル内部の培土等を吸引可能とするため、前
記コイルスプリング92をコンベア20の凹み部21に
配置したものである。
【0072】その結果、図37に示すように、前記バキ
ュームノズル52に対向し得る位置で、かつ前記セル1
8aの水抜き孔23の下方には、エア抜き用の空気通路
33が形成されることになる。
【0073】図38は、前記凹み部21の詳細を示す図
であり、該凹み部21の上面は検査・除去トレイ18の
搬送路となっていて、該搬送路を連絡するため、ガイド
プレート98が取り付けられている。このガイドプレー
ト98の中央部は、下方に折曲されて溝100が形成さ
れ、この溝100に前記コイルスプリング92が配設さ
れている。
【0074】前記コンベアベルト90と、ガイドプレー
ト98及びコイルスプリング92の上面とは、略々同一
高さに配置され、特に検査・除去トレイ18はコイルス
プリング92の上を点接触により移動する。このため、
検査・除去トレイ18の搬送抵抗は小さく、また、検査
・除去トレイ18が凹み部21を通過する際に引っ掛か
りを生じることがない。
【0075】なお、図示しないが、凹み部21の略々中
央部の適所には、検査・除去トレイ18の各セル18a
を検出するためのトレイセンサが設けられていて、該ト
レイセンサにより、検査位置に到達した各セル18aが
検知されることで、検査・除去コンベア20が停止す
る。
【0076】また、前記検査・除去コンベア20の搬送
方向左右側で、かつ前記検査プレート36の待機位置の
浮上り防止ガイド84には、図39(a)(b)(及び
図2,図35参照)に示すように、検査センサ38にエ
アを吹き付けて該検査センサ38を掃除するためのエア
ブローノズル94が、ブラケット96により検査プレー
ト36を外側から挟むように対向配置されている。
【0077】すなわち、前記検査センサ38に、苗の水
滴や泥が付着すると、検出不良となるおそれがあるた
め、検査プレート36が待機位置にきたときには、エア
ブローを作動させて前記水滴や泥を吹き落とすようにし
ている。前記エアブローノズル94を、検査プレート3
6の待機位置に設けることで、通常作業の邪魔にならな
いようにすると共に、エアの吹付け方向を斜め下方にす
ることで、苗の倒れを防止している。
【0078】次に、図40〜図42は、苗の欠落等を検
知すべく、該検査苗の周囲にある苗を掻き分けるための
他の実施例を示している。
【0079】一般に、セルトレイ18内の各セルから苗
を抜き取ったり補填しようとすると、隣接する苗の本葉
が絡み合って隣接する苗が損傷する等のおそれがある。
このため、図40に示すように、対向配置された2本の
バー108,108をシリンダ110にて開閉自在に連
結し、前記バー108を本葉に挿入してから該バー10
8を押し広げてやれば、周囲の本葉が外方に掻き分けら
れて処理したい苗のみが隔離される。
【0080】また、例えば従来は、発光・受光素子を取
り付けたセンサホルダをセルトレイの上面に差し込み、
茎がセンサ間を遮光したものを検知の対象としていたた
ため、垂れた葉を誤って検知するおそれがあったが、図
41(a)〜(c)のように、センサホルダ112の先
端部に、苗を掻き分ける苗分け部114を取り付け、こ
の苗分け部114の後部にセンサ38a,38bを取り
付けることで、垂れた葉の検出を防止することが可能と
なる。
【0081】更に、図42に示すように、搬送コンベア
116を山形に形成すると、処理したい苗が頂点にきた
とき、搬送方向前後の苗はその斜面方向下側に倒れよう
とするため、前記頂点の苗は他の隣接する苗と干渉しな
くなり、苗の引き抜きや補填作業がし易くなる。
【0082】図43(a)(b)は、苗トレイ上の苗の
欠落を検知する検知装置の他の実施例を示す図である。
【0083】この検知装置によれば、苗トレイ118の
各セル118aに苗が植立されているか否かを検知する
のに、各櫛歯と一番外側の櫛歯に夫々苗検知センサ12
0とセル検知センサ124とが取り付けられたフォーク
122を、苗トレイ118の横方向から差し込み、セル
検知センサ124がセル118aを検知する回数をカウ
ントする。同時に、セル検知センサ124がセル118
aを検知している間に、苗検知センサ120が苗を検知
できなかったときの特定の苗検知センサ120のセンサ
番号を割り出す。
【0084】こうして、セル検知センサ124によるセ
ル118aのカウント数と、前記センサ番号とをマイコ
ン等にて演算すれば、苗が欠落している特定のセル11
8aの座標番号を割り出すことができる。例えば、図に
おいては、フォーク122が移動始点から3番目のセル
118aにくると、苗検知センサ120の番号Dの位置
の苗が欠落していることがわかる。
【0085】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0086】図44(a)〜(e)は、検査・除去トレ
イ18の所定セル18aの欠落を検出して、該セル18
a内の培土をバキューム手段32により吸引する工程を
示す。
【0087】すなわち、検査・除去トレイ18が検査・
除去コンベア20により、各セル18aの列ごとに間欠
移送され、トレイセンサにより所定列が検査位置に到達
したことが検知されると該コンベア20が停止する。そ
して、検査・除去コンベア20の側方に待機していた検
査プレート36が、検査・除去トレイ18の列方向に移
動して検査が開始される。なお、この場合、バキューム
ノズル52も検査プレート36と一体的に移動する。
【0088】そして、検査センサ38によって検査・除
去トレイ18に欠落等した苗があるか否かが各セル18
aの1個ごとに検出され、所定セル18aにて苗の欠落
が検出されると、その位置から検査プレート36の減速
が開始され、次のセル18aの苗を検出した時点で検査
プレート36の移動が停止される(図44(a)(b)
参照)。この状態で、バキュームノズル52の直下に
は、苗の欠落した前記所定セル18aが位置するように
なっている。
【0089】次いで、昇降シリンダ34の作動ロッド3
4bが収縮されて、バキュームベース40と共にバキュ
ームノズル52が下降する。このバキュームノズル52
の下降に伴い、枠体55も下降するが、該枠体55のス
トッパ部材55aがガイドストッパ53に当接すると、
枠体55はそれ以上下降しない(図44(c)参照)。
【0090】更に、前記作動ロッド34bが収縮するこ
とにより、枠体55に対しバキュームノズル52のみが
下降する。このバキュームノズル52の下降により、バ
キュームガイド54が外方に押されて開放され、隣接す
る苗が該バキュームガイド54によって掻き分けられ
る。その後、バキュームガイド54の先端開口部が、セ
ル18aの上面に接触又は近接したところで、作動ロッ
ド34bの収縮が停止すると共に、セル18a内の培土
がバキュームによって吸引される(図44(d)参
照)。
【0091】この場合、検査・除去コンベア20におけ
る苗の検査位置には、セル18aの列方向に沿ってコイ
ルスプリング92が設けられており、セル18aの水抜
き孔23を通ってバキュームノズル52内に空気が供給
されるので、セル18a内の培土が素早くかつ確実に除
去される(図35参照)。
【0092】培土の吸引が終了すると、切換えシリンダ
42のロッドを収縮させてバキュームヘッド44の吸引
口をスライド移動させ、バキュームベース40に形成さ
れた孔49に合致させる。これにより、苗落込み口50
が露出状態になるため、供給トレイ16に植立された補
填苗を、爪66にて掴持して苗移送手段56により苗落
込み口50に向けて移送し、該苗を苗落込み口50の上
方から落とし込む(図44(e)参照)。
【0093】図45(a)〜(d)は、供給トレイ16
のセル16aから、爪66により補填苗17を掴持する
ときの工程を示す。
【0094】すなわち、抜差しシリンダ64の下方に設
けられた爪66を、供給トレイ16の所定セル16aの
斜め上方に位置せしめる。このとき、前記爪66は開い
た状態にされている(図45(a)参照)。
【0095】次いで、抜差しシリンダ64の作動ロッド
を斜め下方に伸長し、爪66を苗17に突き刺すと共
に、開閉チャック68を作動させて爪66を閉じ、苗1
7を掴持する(図45(b)参照)。
【0096】次いで、昇降シリンダ62の作動ロッド6
2aを収縮させて、前記抜差しシリンダ64と共に掴持
した苗17を上昇させて、該苗17をセル16aから引
き抜く(図45(c)参照)。
【0097】続いて、前記爪66により掴持した苗17
を、リニア駆動装置58により検査・除去トレイ18の
上方に移送する(図35(d)参照)。
【0098】次に、図46(a)〜(c)は、前記によ
り検査・除去トレイ18の上方に移送してきた補填苗1
7を、バキュームノズル52の上方から落とし込む場合
の工程を示す。
【0099】すなわち、前記補填苗17が、苗落込み口
50の上方位置にきたところで位置決めを行って移送を
停止し(図46(a)参照)、次いで、昇降シリンダ6
2の作動ロッド62aを伸長して、補填苗17を苗落込
み口50からバキュームノズル52内に挿入すると共
に、開閉チャック68を作動させて爪66を開く(図4
6(b)参照)。
【0100】更に、抜差しシリンダ64の作動ロッドを
収縮させて、補填苗17を苗落込み口50の縁部に引っ
掛けながら苗17から爪66を抜く。これにより、補填
苗17を、上方の苗落込み口50からバキュームノズル
52内を下方に向けて落下させて、検査・除去トレイ1
8の所定セル18aに補填する(図46(c)参照)。
【0101】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、苗欠落
部分のセルから培土を吸引して除去する際、セルの水抜
き孔を検査・除去部の空気通路に連通するので、該セル
の培土は、下方からの空気の供給により筒状部材に吸引
されて、素早くかつ確実に除去される。
【0102】請求項2に係る本発明によると、検査・除
去コンベアにより平面的なセルトレイを搬送すると共
に、該セルトレイの一列に沿って筒状部材を移動するの
で、大量の苗を効率良く取り扱うことができ、また、上
記一列に対向する検査・除去コンベア部分を下方に凹む
ように案内して空気通路とするので、上記筒状部材の移
動と相俟って、素早く苗欠落部分のセルから培土を除去
できると共に、前記セルトレイの搬送も確実かつ正確に
行うことができる。
【0103】請求項3に係る本発明によると、筒状部材
を下降する際、前後の側板が互いに接近する位置から離
れて、隣接する苗をかき分けることができ、筒状部材の
下降に際して、隣接する苗が邪魔になることはないと共
に、苗を引っ掛けて傷付けることはなく、かつ筒状部材
が下降した位置にあっては、前後の側板と左右のプレー
トが苗欠落部分のセルを囲んで、該セルの培土を確実に
かつ素早く吸引することができる。
【0104】請求項4に係る本発明によると、左右のプ
レートは、筒状部材と一体に移動して、センサによりセ
ルに苗がない状態を検知すると共に、左右に隣接する苗
をかき分けて、筒状部材の下降に際して、苗が邪魔にな
ることがないと共に苗を傷つけることがなく、かつ左右
のガイドプレートが筒状部材のガイドとして作用し、筒
状部材を正確に苗欠落部分のセルに整合することができ
る。
【0105】請求項5に係る本発明によると、バキュー
ムベースを筒状部材の開口から退避する位置に待機した
状態で、該開口から補填苗を供給して筒状部材を通って
苗欠落部のセルに補填することができ、かつこの際バキ
ュームヘッドは、バキュームベースの孔に整合して、吸
引吸引状態を保持したままでベースに吸着して動かなく
なることはなく、バキュームを連続作動して効率のよい
培土除去作業を行うことができると共に、バキュームヘ
ッドの閉塞によりバキュームに大きな負荷が作用するこ
とを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る苗補填装置の正面図である。
【図2】本発明に係る苗補填装置の側面図である。
【図3】本発明に係る苗補填装置の平面図である。
【図4】横架フレームと、検査・除去用及び供給用リニ
ア駆動装置との位置関係を示す図である。
【図5】検査・除去用リニア駆動装置に、検査手段とバ
キューム手段とが取り付けられた状態の正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】検査プレートの側面視形状を示す図である。
【図9】昇降シリンダにバキュームノズル等を取付け、
これらをリニア駆動装置により一体的に移動可能に構成
した状態の平面図である。
【図10】(a)は、昇降シリンダの下部に検査プレー
トを取付けた状態を示す正面図であり、(b)は、その
側面図である。
【図11】検査プレートの対向間隔と、バキュームノズ
ルの外形幅との関係を示す図である。
【図12】(a)は、バキュームノズル内に取付けられ
るスペーサの断面図であり、(b)は、バキュームノズ
ルと128穴のセルとの寸法関係を示す図であり、
(c)は、バキュームノズルと200穴のセルとの寸法
関係を示す図である。
【図13】バキュームヘッドを、バキューム位置と待機
位置とに切換可能とした状態を示す図である。
【図14】昇降シリンダに、バキュームベースを介して
バキュームノズル等を一体的に取付けた状態の外観図で
ある。
【図15】昇降シリンダに、バキュームベースを介して
バキュームノズル等を一体的に取付けた状態の側面図で
ある。
【図16】バキュームノズルの下方に、バキュームガイ
ドを取り付けた状態を示す図である。
【図17】(a)は、検査プレートとバキュームノズル
及びバキュームガイドとの位置関係を示す図であり、
(b)は、左右の検査プレート間にバキュームノズルが
挿入可能に配置された状態を示す図であり、(c)は、
検査プレートとバキュームノズル及びバキュームガイド
との位置関係を示す平面図である。
【図18】左右の検査プレートの幅と、セルピッチとの
関係を示す図である。
【図19】(a)は、左右の検査プレートの幅とセルピ
ッチとの関係を示す図であり、(b)は、左右の検査プ
レートにガイドを取付けた状態を示す図である。
【図20】(a)は、検査手段により、検査・除去トレ
イの各セルにおける苗の欠落を検出する状態を示す正面
図であり、(b)は、その側面図である。
【図21】苗欠落部分のセルに向けて、バキュームノズ
ルを待機位置から下降させたときの状態を示す図であ
る。
【図22】バキュームノズルを苗欠落部分のセル上面に
近接させて、セル内の培土を吸引するときの状態を示す
図である。
【図23】バキュームノズルにてセル内の培土を吸引し
た後、バキュームヘッドを待機位置に移動させたときの
状態を示す図である。
【図24】供給トレイと検査・除去トレイとの間に、所
定の段差を設けた状態を示す図である。
【図25】供給用リニア駆動装置に、苗クランプ用の爪
と該爪を上下及び斜め方向に移動させるシリンダ等が取
り付けられた状態の正面図である。
【図26】図25の側面図である。
【図27】図25の平面図である。
【図28】(a)は、苗クランプ用の爪が開いた状態を
示す図であり、(b)は、苗クランプ用の爪が閉じた状
態を示す図である。
【図29】(a)は、苗落込み口の形状とバキュームノ
ズルの内形とを同一にした状態を示す図であり、(b)
は、補填苗を苗落込み口に挿入し、爪を引き抜くときの
状態を示す図である。
【図30】バキュームノズルの内形と検査・除去トレイ
のセル外形との関係を示す図である。
【図31】バキュームノズルの内形と検査・除去トレイ
のセル外形との関係を示す図である。
【図32】搬送コンベアの搬送方向左右側にトレイガイ
ドを設けた状態を示す図である。
【図33】(a)は、供給コンベアに浮き上がり防止ガ
イドを設けた状態を示す図であり、(b)は、検査・除
去コンベアに浮き上がり防止ガイドを設けた状態を示す
図である。
【図34】搬送コンベアの略々中央部を開放してその前
後に浮き上がり防止ガイドを設けた状態を示す図であ
る。
【図35】検査・除去コンベアの略々中央に凹み部を設
けた状態を示す図である。
【図36】バキュームノズルによりセル内の培土を吸引
するときの原理を説明する図である。
【図37】検査・除去コンベアの略々中央に凹み部を設
けた状態を示す図である。
【図38】検査・除去コンベアの略々中央に設けた凹み
部の拡大断面図である。
【図39】(a)は、検査プレートの外側にエアブロー
ノズルを取り付けた状態の正面図であり、(b)は、こ
の側面図である。
【図40】検査苗に隣接する苗を、掻き分け機構により
掻き分ける状態を示す図である。
【図41】(a)は、掻き分け機構により苗を掻き分け
る他の実施例を示す図であり、(b)は、センサホルダ
の先端部の形状を示す平面図であり、(c)は、その側
面図である。
【図42】搬送コンベアを山形にして、処理したい苗の
隣接苗を隔離するときの実施例を示す図である。
【図43】(a)は、セルトレイに植立された苗の欠落
を検出する検知装置の平面図であり、(b)は、その正
面図である。
【図44】(a)〜(e)は、検査手段により検査・除
去トレイの各セルにおける苗の欠落を検出し、更にバキ
ューム手段により苗が欠落したセル内の培土を吸引する
ときの工程を示す図である。
【図45】(a)〜(d)は、供給トレイの各セルから
補填用の苗を掴持して苗落込み口に搬送するときの工程
を示す図である。
【図46】(a)〜(c)は、苗落込み口に移送してき
た苗を、バキュームノズルに案内された状態で落下さ
せ、欠落部分のセルに補填するときの工程を示す図であ
る。
【図47】各セルに苗が植立されたセルトレイの外観を
示す図である。
【符号の説明】
10 苗補填装置 12 供給部 14 検査・除去部 16 供給トレイ 16a セル 17 苗 18 検査・除去トレイ 18a セル 19 苗 20 検査・除去コンベア 21 凹み部 22 供給コンベア 23 水抜き孔 26 リニア駆動装置 27 操作盤 30 検査手段 32 バキューム手段 33 空気通路 34 昇降シリンダ 36 検査プレート 38 検査センサ 40 バキュームベース 42 切換えシリンダ 44 バキュームヘッド 49 孔 50 苗落込み口 52 バキュームノズル 53 ガイドストッパ 54 バキュームガイド 54a 支点 56 苗移送手段 58 リニア駆動装置 62 昇降シリンダ 64 抜差しシリンダ 66 爪 68 開閉チャック 76 トレイガイド 84 浮上がり防止ガイド 90 コンベアベルト 92 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 茂善 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 岡安 泉 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 湯崎 芳啓 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝男 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 百合野 善久 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 山本 浩一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各セルにそれぞれ苗を植立したセルトレ
    イを載置し得る供給部と、各セルにそれぞれ苗を植立し
    たセルトレイを載置し得る検査・除去部と、を備え、前
    記検査・除去部におけるセルトレイ上の苗の欠落を検出
    し、該苗欠落部分のセルの培土を除去すると共に該セル
    に前記供給部のセルから苗を供給してなる、苗補填装置
    において、 前記苗欠落部分のセル上に移動自在に筒状部材を設ける
    と共に、該筒状部材の上端にバキュームヘッドを連通
    し、 前記検査・除去部における前記筒状部材に対向する位置
    に空気通路を設け、 前記筒状部材の下端を前記苗欠落部分のセルに接触又は
    近接して、該セルの培土を前記バキュームヘッドにより
    吸引する際、該セルの水抜き孔を前記空気通路に位置し
    てなる、 ことを特徴とする苗補填装置。
  2. 【請求項2】 前記検査・除去部は、平面的に多数のセ
    ルを有するセルトレイを載置し得る検査・除去コンベヤ
    を有し、該検査・除去コンベヤは、前記セルトレイが一
    列ずつ移動するように搬送されると共に、該一列に対向
    する部分が下方に凹むように案内されて前記空気通路を
    構成し、 前記筒状部材を上記一列に沿って移動するように構成し
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の苗補填装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状部材は、上下方向に移動される
    と共に、その下端におけるセルトレイの前記一列方向の
    前後部分に回動自在に側板を吊下し、 前記筒状部材の左右部分に配置され、かつ該筒状部材の
    前記一列方向の移動に伴い一体に移動するプレートを設
    け、 前記前後の側板は、前記筒状部材の上方位置にあっては
    互に接近する位置にあり、かつ該筒状部材の下降に伴っ
    て互に離れているように構成される、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の苗補填装置。
  4. 【請求項4】 前記左右のプレートにセル上の苗を検知
    するセンサを設け、 前記左右のプレートの内幅を前記筒状部材の左右外幅よ
    り僅かに大きく設定して、該筒状部材の下降時に、該筒
    状部材が前記左右プレートの間に嵌挿してなる、 請求項3記載の苗補填装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状部材の上端部にバキュームベー
    スを固定し、 該バキュームベースに、前記筒状部材の開口を設けると
    共に、該開口に隣接して孔を設け、前記バキュームヘッ
    ドを、前記開口と孔との間に移動自在に支持してなる、 請求項1ないし4のいずれか記載の苗補填装置。
JP2305797A 1997-02-05 1997-02-05 苗補填装置 Pending JPH10215614A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103286780A (zh) * 2013-05-20 2013-09-11 上海交通大学 嫁接苗穴盘栽植机械手末端执行器及嫁接苗穴盘栽植机构
CN104938114A (zh) * 2015-06-16 2015-09-30 江苏大学 一种穴盘苗自动移栽机花盆填土装置
CN105103742A (zh) * 2015-08-20 2015-12-02 华南农业大学 一种条状幼苗自动移植装置

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CN103286780B (zh) * 2013-05-20 2015-10-14 上海交通大学 嫁接苗穴盘栽植机械手末端执行器及嫁接苗穴盘栽植机构
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