JPH10215093A - ヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネル - Google Patents

ヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネル

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JPH10215093A
JPH10215093A JP9018401A JP1840197A JPH10215093A JP H10215093 A JPH10215093 A JP H10215093A JP 9018401 A JP9018401 A JP 9018401A JP 1840197 A JP1840197 A JP 1840197A JP H10215093 A JPH10215093 A JP H10215093A
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sandwich panel
heat
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Akira Yao
彰 矢尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチ
パネルにおいて、取付ける機器の実装密度をあげる。 【解決手段】 電子機器の電源線及び信号線をパネル表
皮にプリントし電源線及び信号線の配線スペースを大幅
に削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、宇宙機や人工衛
星の機器搭載用パネルとして使用され、構造部材として
の要求とともに搭載電子機器の放熱板としての要求も求
められるヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパ
ネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9(a)は、人工衛星に使用される従
来のヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネル
に電子機器が取付けられた状態を示した図であり、図9
(b)はそのBB断面図である。図9(b)において1
はパネルの外表面であるパネル表皮、2はパネルに剛性
を与えるハニカムコア、3はパネルの面内面外熱伝達を
向上させるために埋め込まれたヒートパイプで小さな温
度差で多くの熱を輸送できる。4はヒートパイプ3同士
もしくはヒートパイプとパネル表皮1あるいはハニカム
コア2を機械的もしくは熱的に接合する接着材、5はパ
ネルの衛星本体内側に搭載された電子機器、6は電子機
器5に電力を供給する電源線、7は電子機器5の信号線
である。ヒートパイプ3同士はお互いに熱的に結合され
て、パネル全面に熱を輸送できるようにネットワークが
形成されている。次に電子機器を中継器とした時の、電
子機器が動作して、ヒートパイプ埋め込みハニカムサン
ドイッチパネルにて機器の熱が宇宙空間に放射される過
程について説明する。信号線7からの信号は電子機器5
にて増幅と周波数変換が行われたうえで再度信号線7よ
り出ていく。電源線6より供給された電力はこの処理に
消費されるもののその電力の半分以上は熱の形にて電子
機器より発熱される。この発生した熱は、パネル表皮1
を通り、ヒートパイプ3に熱伝導の形で輸送される。ヒ
ートパイプ3の形成するネットワークによりパネル全面
に熱は輸送され、宇宙空間に面しているパネル面より放
射の形で宇宙空間へ放出される。このような動作によっ
て、電子機器は発熱しても高温にならずに所定温度以下
になるよう制御されている。従って、高発熱の電子機器
はヒートパイプの埋め込まれているパネル面上に取付け
られなくてはならない。また、電源線及び信号線を配線
するための空間が電子機器の周りに必要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒートパイプ埋
め込みハニカムサンドイッチパネルに搭載された高発熱
の電子機器は、ヒートパイプの埋め込まれたところに取
付けなければならない。また、電子機器のための電源線
及び信号線を配線するため、電子機器周囲にしかるべき
スペースが必要である。このため、パネル上に電子機器
を高密度に実装することが困難であるという問題があ
る。この発明は、上記のような問題を解決するためにな
されたもので、電子機器に接続される電源線及び信号線
の配線に必要なスペースを小さくし、パネル上に電子機
器を高密度に実装できることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるヒート
パイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネルは、パネル
に取付ける電子機器のための電源線と信号線をヒートパ
イプに沿わせ、ハニカムサンドイッチパネルの中に埋設
している。
【0005】また、第2の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、ヒートパイプの管
に導電体を使用し、ヒートパイプを絶縁接着材を使用し
てハニカムサンドイッチパネルと接合する構造にして、
パネルの上に取付ける電子機器の電源線をヒートパイプ
の管に接合している。
【0006】また、第3の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルに取付ける
電子機器の電源線と信号線を、ハニカムサンドイッチパ
ネルの中に埋設してあるプリント基板に施す。
【0007】また、第4の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルに取付ける
電子機器の信号線を、ハニカムサンドイッチパネルの中
に埋設してあるプリント基板に施し、実施例2記載の手
段を行う。
【0008】また、第5の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルに取付ける
電子機器の電源線と信号線を、ハニカムサンドイッチパ
ネルの中に埋め込まれているヒートパイプの側部にプリ
ントしている。
【0009】また、第6の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルに取付ける
電子機器の信号線を、ハニカムサンドイッチパネルの中
に埋め込まれているヒートパイプの側部にプリントし、
実施例2記載の手段を行う。
【0010】また、第7の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルの上に取付
ける電子機器の電源線と信号線をパネルの表皮にプリン
トする。
【0011】また、第8の発明によるヒートパイプ埋め
込みハニカムサンドイッチパネルは、パネルの上に取付
ける電子機器の信号線をパネルの表皮にプリントし、実
施例2記載の手段を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1を示す図である。図1
(a)は、ヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチ
パネルに電子機器を取付けた状態を示した図であり、図
1(b)はそのAA断面図であり、この発明の実施の形
態の詳細を示す。図1(b)において1はパネルの外表
面であるパネル表皮、2はパネルに剛性を与えるハニカ
ムコア、3はパネルの面内面外熱伝達を向上させるため
に埋め込まれたヒートパイプで小さな温度差で多くの熱
を輸送できる。4はヒートパイプ3同士もしくはヒート
パイプとパネル表皮1あるいはハニカムコア2を機械的
もしくは熱的に接合している接着材、5はパネルの衛星
本体内側に搭載された電子機器、6はヒートパイプ3に
沿わせた電子機器5に電力を供給する電源線、7はヒー
トパイプ3に沿わせた電子機器5の信号線である。ヒー
トパイプ3同士はお互いに熱的に結合されて、パネル全
面に熱を輸送できるようにネットワークが形成されてい
る。各電子機器に接続される電源線及び信号線が機器取
付け位置手前までパネル内に埋設されているため、電源
線及び信号線を配線するためのスペースが大幅に削減さ
れる。このため、図1(a)に示すようにヒートパイプ
の間隔を狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに配
置することができる。このことにより、パネルに機器を
高密度に実装することが可能となる。また、電源線もし
くは信号線のリターン線としてパネル表皮を使用したも
のも同様の効果をもつ。また、電源線及び信号線を図1
(c)に示すようにケーブルボックス8内に設置して、
このケーブルボックスをヒートパイプに沿って埋設した
ものも同様の効果をもつ。
【0013】実施の形態2 図2はこの発明の実施の形態2の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。また、ヒー
トパイプ3の管にはアルミや銅などの導電体が使用され
ている。9はヒートパイプ3同士もしくはヒートパイプ
とパネル表皮1あるいはハニカムコア2を機械的もしく
は熱的に接合し、しかも電気的に絶縁する絶縁接着材、
5はパネルの衛星本体内側に搭載された電子機器、6は
電子機器5に電力を供給する電源線である。ヒートパイ
プ3同士はお互いに熱的に結合されて、パネル全面に熱
を輸送できるようにネットワークが形成されている。ヒ
ートパイプの管には導電体が使われ、しかも絶縁接着材
によりパネル材料と絶縁されている。このため、電子機
器の下に互いに絶縁したヒートパイプが2本埋め込まれ
ていると一本を衛星本体からの電力の供給ラインとし
て、もう一本の電力のリターンラインとして使用できる
ため、電源線が機器取付け位置手前までパネル内に埋設
するので、電源線を配線するためのスペースが大幅に削
減される。このため、ヒートパイプの間隔を狭めたり、
低発熱機器を削除したスペースに配置することができ
る。このことにより、パネルに機器を高密度に実装する
ことが可能となる。また、電源線の大部分が不要となる
ので軽量化を達成することができる。また、電源線のリ
ターン線としてパネル表皮を使用したものも同様の効果
をもつ。
【0014】実施の形態3 図3はこの発明の実施の形態3の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。4はヒート
パイプ3同士もしくはヒートパイプとパネル表皮1ある
いはハニカムコア2を機械的もしくは熱的に接合する接
着材、5はパネルの衛星本体内側に搭載された電子機
器、6は電子機器5に電力を供給する電源線、7は電子
機器5の信号線、10は電子機器5に電力を供給する電
源線と信号線が施されているプリント基板。ヒートパイ
プ3同士はお互いに熱的に結合されて、パネル全面に熱
を輸送できるようにネットワークが形成されている。電
源線と信号線が施されているプリント基板がパネル内に
埋設されているため、電源線及び信号線を配線するため
のスペースが大幅に削減される。このため、ヒートパイ
プの間隔を狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに
配置することができる。このことにより、パネルに機器
を高密度に実装することが可能となる。また、プリント
基板を使用するため配線材の軽量化及び配線作業の省力
化を達成することができる。また、電源線もしくは信号
線のリターン線としてパネル表皮を使用したものも同様
の効果をもつ。
【0015】実施の形態4 図4はこの発明の実施の形態4の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。また、ヒー
トパイプ3の管にはアルミや銅などの導電体が使用され
ている。9はヒートパイプ3同士もしくはヒートパイプ
とパネル表皮1あるいはハニカムコア2を機械的もしく
は熱的に接合し、しかも電気的に絶縁する絶縁接着材、
5はパネルの衛星本体内側に搭載された電子機器、6は
電子機器5に電力を供給する電源線、7は電子機器5の
信号線、10は電子機器5の信号線が施されているプリ
ント基板。ヒートパイプ3同士はお互いに熱的に結合さ
れて、パネル全面に熱を輸送できるようにネットワーク
が形成されている。信号線が施されているプリント基板
がパネル内に埋設されているため、信号線を配線するた
めのスペースが大幅に削減される。このため、ヒートパ
イプの間隔を狭めたり、低発熱機器を削除したスペース
に配置することができる。このことにより、パネルに機
器を高密度に実装することが可能となる。またヒートパ
イプの管が導電体であり、しかも絶縁接着材によりパネ
ル材料と絶縁されているため、ヒートパイプを電源線と
して使用することができるため、電源線の分さらに軽量
化を図ることができる。また、電源線もしくは信号線の
リターン線としてパネル表皮を使用したものも同様の効
果をもつ。
【0016】実施の形態5 図5はこの発明の実施の形態5の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。4はヒート
パイプ3同士もしくはヒートパイプとパネル表皮1ある
いはハニカムコア2を機械的もしくは熱的に接合する接
着材、5はパネルの衛星本体内側に搭載された電子機
器、6は電子機器5に電力を供給する電源線、7は電子
機器5の信号線、11は電子機器5に電力を供給する電
源線と信号線がヒートパイプの側面に施されているヒー
トパイププリント配線部。ヒートパイプ3同士はお互い
に熱的に結合されて、パネル全面に熱を輸送できるよう
にネットワークが形成されている。電源線と信号線が施
されているヒートパイププリント配線部がパネル内に埋
設されているため、電源線及び信号線を配線するための
スペースが大幅に削減される。このため、ヒートパイプ
の間隔を狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに配
置することができる。このことにより、パネルに機器を
高密度に実装することが可能となる。また、プリント配
線を使用するため配線材の軽量化及び配線作業の省力化
を達成することができる。また、電源線もしくは信号線
のリターン線としてパネル表皮を使用したものも同様の
効果をもつ。
【0017】実施の形態6 図6はこの発明の実施の形態6の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。また、ヒー
トパイプ3の管にはアルミや銅などの導電体が使用され
ている。9はヒートパイプ3同士もしくはヒートパイプ
とパネル表皮1あるいはハニカムコア2を機械的もしく
は熱的に接合しかも電気的に絶縁する絶縁接着材、5は
パネルの衛星本体内側に搭載された電子機器、6は電子
機器5に電力を供給する電源線、7は電子機器5の信号
線、11は電子機器5の信号線がヒートパイプの側面に
施されているヒートパイププリント配線部。ヒートパイ
プ3同士はお互いに熱的に結合されて、パネル全面に熱
を輸送できるようにネットワークが形成されている。信
号線が施されているヒートパイププリント配線部がパネ
ル内に埋設されているため、信号線を配線するためのス
ペースが大幅に削減される。このため、ヒートパイプの
間隔を狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに配置
することができる。このことにより、パネルに機器を高
密度に実装することが可能となる。またヒートパイプの
管には導電体が使われ、しかも絶縁接着材によりパネル
材料と絶縁されているため、ヒートパイプを電源線とし
て使用することができるので、電源線の分さらに軽量化
を図ることができる。また、電源線もしくは信号線のリ
ターン線としてパネル表皮を使用したものも同様の効果
をもつ。
【0018】実施の形態7 図7はこの発明の実施の形態7の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。4はヒート
パイプ3同士もしくはヒートパイプとパネル表皮1ある
いはハニカムコア2を機械的もしくは熱的に接合する接
着材、5はパネルの衛星本体内側に搭載された電子機
器、6は電子機器5に電力を供給する電源線、7は電子
機器5の信号線、12は電子機器5に電力を供給する電
源線と信号線がパネル表皮1に施されているパネル表皮
プリント配線部。ヒートパイプ3同士はお互いに熱的に
結合されて、パネル全面に熱を輸送できるようにネット
ワークが形成されている。電源線と信号線が施されてい
るパネル表皮プリント配線部がパネル表皮と一体化され
ているため、電源線及び信号線を配線するためのスペー
スが大幅に削減される。このため、ヒートパイプの間隔
を狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに配置する
ことができる。このことにより、パネルに機器を高密度
に実装することが可能となる。また、プリント配線を使
用するため配線材の軽量化及び配線作業の省力化を達成
することができる。また、電源線もしくは信号線のリタ
ーン線としてパネル表皮を使用したものも同様の効果を
もつ。
【0019】実施の形態8 図8はこの発明の実施の形態8の詳細を示す図である。
図において1はパネルの外表面であるパネル表皮、2は
パネルに剛性を与えるハニカムコア、3はパネルの面内
面外熱伝達を向上させるために埋め込まれたヒートパイ
プで小さな温度差で多くの熱を輸送できる。また、ヒー
トパイプ3の管にはアルミや銅などの導電体が使用され
ている。9はヒートパイプ3同士もしくはヒートパイプ
とパネル表皮1あるいはハニカムコア2を機械的もしく
は熱的に接合しかも電気的に絶縁する絶縁接着材、5は
パネルの衛星本体内側に搭載された電子機器、6は電子
機器5に電力を供給する電源線、7は電子機器5の信号
線、12は電子機器5の信号線がパネル表皮1に施され
ているパネル表皮プリント配線部。ヒートパイプ3同士
はお互いに熱的に結合されて、パネル全面に熱を輸送で
きるようにネットワークが形成されている。信号線が施
されているパネル表皮プリント配線部がパネル表皮と一
体化されているため、信号線を配線するためのスペース
が大幅に削減される。このため、ヒートパイプの間隔を
狭めたり、低発熱機器を削除したスペースに配置するこ
とができる。このことにより、パネルに機器を高密度に
実装することが可能となる。またヒートパイプの管には
導電体が使われ、しかも絶縁接着材によりパネル材料と
絶縁されているため、ヒートパイプを電源線として使用
することができるため、電源線の分さらに軽量化を図る
ことができる。また、電源線もしくは信号線のリターン
線としてパネル表皮を使用したものも同様の効果をも
つ。
【0020】
【発明の効果】第1の発明によれば、電子機器に接続さ
れる電源線及び信号線をヒートパイプに沿って取付けて
パネル内に埋設することにより、電源線及び信号線の配
線用のスペースを大幅に削減できるため、パネル面積あ
たりに取付けできる機器の数を増やすことができる効果
がある。
【0021】また、第2の発明によれば、電子機器に接
続される電源線としてヒートパイプを使用することによ
り、電源線を削減できるため、パネル面積あたりに取付
けできる機器の数を増やすこととともに電子機器配線材
の軽量化の効果がある。
【0022】また、第3の発明によれば、電子機器に接
続される電源線及び信号線をパネル内に埋設したプリン
ト基板に施し、電源線及び信号線の配線用のスペースを
大幅に削減できるため、パネル面積あたりに取付けでき
る機器の数を増やすこととともに配線のための作業の省
力化の効果がある。
【0023】また、第4の発明によれば、電子機器に接
続される信号線をパネル内に埋設したプリント基板に施
し、電源線としてヒートパイプを使用するため、電源線
及び信号線の配線用のスペースを大幅に削減できるた
め、パネル面積あたりに取付けできる機器の数を増や
し、配線のための作業の省力化ができしかも電子機器配
線材の軽量化の効果がある。
【0024】また、第5の発明によれば、電子機器に接
続される電源線及び信号線をヒートパイプ側部にプリン
トしてパネル内に埋設することにより、電源線及び信号
線の配線用のスペースを大幅に削減できるため、パネル
面積あたりに取付けできる機器の数を増やすことととも
に配線のための作業の省力化の効果がある。
【0025】また、第6の発明によれば、電子機器に接
続される信号線をヒートパイプ端部にプリントしてパネ
ル内に埋設し、電源線としてヒートパイプを使用するた
め、電源線及び信号線の配線用のスペースを大幅に削減
できるため、パネル面積あたりに取付けできる機器の数
を増やし、配線のための作業の省力化ができしかも電子
機器配線材の軽量化の効果がある。
【0026】また、第7の発明によれば、電子機器に接
続される電源線及び信号線をパネル表皮にプリントする
ことにより、電源線及び信号線の配線用のスペースを大
幅に削減できるため、パネル面積あたりに取付けできる
機器の数を増やすこととともに配線のための作業の省力
化の効果がある。
【0027】また、第8の発明によれば、電子機器に接
続される信号線をパネル表皮にプリントし、電源線とし
てヒートパイプを使用するため、電源線及び信号線の配
線用のスペースを大幅に削減できるため、パネル面積あ
たりに取付けできる機器の数を増やし、配線のための作
業の省力化ができしかも電子機器配線材の軽量化の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態1を示す図である。
【図2】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態2を示す図である。
【図3】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態3を示す図である。
【図4】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態4を示す図である。
【図5】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態5を示す図である。
【図6】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態6を示す図である。
【図7】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態7を示す図である。
【図8】この発明によるヒートパイプ埋め込みハニカム
サンドイッチパネルの実施の形態8を示す図である。
【図9】従来のヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイ
ッチパネルを示す図である。
【符号の説明】
1 パネルの表皮 2 ハニカムコア 3 ヒートパイプ 4 接着材 5 電子機器 6 電源線 7 信号線 8 ケーブルボックス 9 絶縁接着材 10 プリント基板 11 ヒートパイププリント配線部 12 パネル表皮プリント配線部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカムサンドイッチパネルと、このハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋め込まれたヒートパ
    イプとで構成したヒートパイプ埋め込みハニカムサンド
    イッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるいは
    両面に取り付けられる電子機器のための電源線及び信号
    線を、上記ヒートパイプに沿わせ、かつ上記パネルの中
    に埋設してあることを特徴とするヒートパイプ埋め込み
    ハニカムサンドイッチパネル。
  2. 【請求項2】 ハニカムサンドイッチパネルと、このハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋め込まれたヒートパ
    イプとで構成したヒートパイプ埋め込みハニカムサンド
    イッチパネルにおいて、上記ヒートパイプの管を導電体
    で形成するとともに、ヒートパイプを絶縁接着材を使用
    してハニカムサンドイッチパネルと接合し、さらに上記
    パネルの一方の面あるいは両面に取り付けられる電子機
    器のための電源線を上記ヒートパイプの管に接合してい
    ることを特徴とするヒートパイプ埋め込みハニカムサン
    ドイッチパネル。
  3. 【請求項3】 ハニカムサンドイッチパネルと、このハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋め込まれたヒートパ
    イプとで構成したヒートパイプ埋め込みハニカムサンド
    イッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるいは
    両面に取り付けられる電子機器のための電源線及び信号
    線を、ハニカムサンドイッチパネルの中に埋設している
    プリント基板に設けてあることを特徴とするヒートパイ
    プ埋め込みハニカムサンドイッチパネル。
  4. 【請求項4】 上記ヒートパイプ埋め込みハニカムサン
    ドイッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるい
    は両面に取り付けられる電子機器のための信号線を、ハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋設しているプリント
    基板に設けてあることを特徴とする請求項2記載のヒー
    トパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネル。
  5. 【請求項5】 ハニカムサンドイッチパネルと、このハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋め込まれたヒートパ
    イプとで構成したヒートパイプ埋め込みハニカムサンド
    イッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるいは
    両面に取り付けられる電子機器のための電源線及び信号
    線を、ハニカムサンドイッチパネルに埋め込まれた上記
    ヒートパイプの側部にプリントしてあることを特徴とす
    るヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパネル。
  6. 【請求項6】 上記ヒートパイプ埋め込みハニカムサン
    ドイッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるい
    は両面に取り付けられる電子機器のための信号線を、ハ
    ニカムサンドイッチパネルに埋め込まれた上記ヒートパ
    イプの側部にプリントしてあることを特徴とする請求項
    2記載のヒートパイプ埋め込みハニカムサンドイッチパ
    ネル。
  7. 【請求項7】 ハニカムサンドイッチパネルと、このハ
    ニカムサンドイッチパネルの中に埋め込まれたヒートパ
    イプとで構成したヒートパイプ埋め込みハニカムサンド
    イッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるいは
    両面に取り付けられる電子機器のための電源線及び信号
    線を、上記ハニカムサンドイッチパネルの表皮にプリン
    トしてあることを特徴とするヒートパイプ埋め込みハニ
    カムサンドイッチパネル。
  8. 【請求項8】 上記ヒートパイプ埋め込みハニカムサン
    ドイッチパネルにおいて、上記パネルの一方の面あるい
    は両面に取り付けられる電子機器のための信号線を、上
    記ハニカムサンドイッチパネル表皮にプリントすること
    を特徴とする請求項2記載のヒートパイプ埋め込みハニ
    カムサンドイッチパネル。
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