JPH10214291A - ビル管理装置 - Google Patents

ビル管理装置

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JPH10214291A
JPH10214291A JP1694397A JP1694397A JPH10214291A JP H10214291 A JPH10214291 A JP H10214291A JP 1694397 A JP1694397 A JP 1694397A JP 1694397 A JP1694397 A JP 1694397A JP H10214291 A JPH10214291 A JP H10214291A
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JP
Japan
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sound
equipment
data
unit
database
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JP1694397A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sakakibara
仁 榊原
Masaru Hashimoto
勝 橋本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図示による作業手順の確認等や異常音の確認
をすることのできるビル管理装置を提供する。 【解決手段】 建物に設けた設備機器の情報を格納する
データベースEを記憶する記憶部4と、該データベース
の内容を表示する表示部5と、データベースの管理を行
う主制御部6と、を有するビル管理装置において、撮像
画像データを入力する画像入力部8を有し、データベー
スは撮像画像データを格納し、表示部は該撮像画像デー
タを表示するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルに設置されて
いるポンプや空調機器等の設備機器の機器情報の管理を
行うビル管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりポンプや空調機器等の設備機器
の機器名称、設置場所、製造元、保守業者名、仕様等の
機器情報を管理するための「設備機器管理台帳」として
データベースを有するビル管理装置が用いられている。
【0003】図6、図7を用いて従来の技術のビル管理
装置を説明する。図6はビル管理装置の構成を示すブロ
ック図である。図7はビル管理装置の表示部の表示イメ
ージを説明する説明図である。
【0004】図6においてビル管理装置は、設備機器の
機器情報を格納するデータベースDを記憶する記憶部1
と、該データベースDの内容を表示する表示部2と、デ
ータベースDの管理、即ちデータベースに格納される各
データの登録、変更、削除等を行う主制御部3とを有し
ている。主制御部3はコンピュータC上にプログラムと
して設けられている。
【0005】データベースDには、建物各所に設置され
ている動力機器、空調機器、ポンプ等の各設備機器につ
いての機器名称、設置場所、製造元、保守業者名、仕
様、保守履歴等の機器情報の各データD1が各設備機器
毎に格納されている。これら各設備機器毎のデータD1
は、表示部2において図7に示すように表示画面W上に
表示される。建物管理者は該データベースDより所望の
設備機器の機器情報を検索してデータD1を画面表示さ
せ、表示部2に示される内容に基づいて保守日時の検討
等の管理を行う。
【0006】従って、このビル管理装置にあっては、設
備機器のデータを紙の台帳で管理する場合に較べて、検
索時間の短縮ができ、また操作性が向上する等の利点が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図6に示すビル管理装置にあっては、データベースに格
納する機器情報は、動力機器、空調機器、ポンプ等の各
設備機器についての機器名称、設置場所、製造元、保守
業者名、仕様、保守履歴等のテキストデータであり、設
備装置の外観等を図示した保守点検作業の手順の説明や
設備異常時の対策の説明等は、冊子化されたマニュアル
を見る必要があり、ビル管理装置のみによっては作業手
順の確認等をすることができなかった。
【0008】また、設備機器の動作音の点検時等におい
て、管理者が設備機器の動作音の異常に気が付いた場合
であっても、正常な動作音と異常な動作音との正確な聞
き分けは困難であり、異常音であるとの判断には、いわ
ゆる経験と勘とが必要とされ、一方ビル管理装置には設
備装置の仕様等が登録はされているもののこのデータに
よっては前記異常音の判断はできない。
【0009】従って、ビル管理装置によっては、建物の
管理において、図示による作業手順の確認等や異常音の
判断をすることができないという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、図示による作
業手順の確認等や異常音の確認をすることのできるビル
管理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、建物に
設けた設備機器の情報を格納するデータベースを記憶す
る記憶部と、該データベースの内容を表示する表示部
と、データベースの管理を行う主制御部と、を有するビ
ル管理装置において、撮像画像データを入力する画像入
力部を有し、前記データベースは撮像画像データを格納
し、前記表示部は該撮像画像データを表示することを特
徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、設備機器
の情報を格納するデータベースを記憶する記憶部と、該
データベースの内容を表示する表示部と、データベース
の管理を行う主制御部と、を有するビル管理装置におい
て、音情報データを入力する音入力部と、音情報を音声
出力する音声出力部と、を有し、前記データベースは設
備機器の正常動作時の動作音の音情報データを格納する
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、前記デー
タベースは、設備装置の正常時及び異常原因が既知の場
合の異常時の音情報データを格納することを特徴とする
ものである。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、前記音情
報データを周波数分析する周波数分析部を有し、前記デ
ータベースは該分析結果データを格納することを特徴と
するものである。
【0015】請求項5記載の発明にあっては、前記デー
タベースは、設備装置の正常時及び異常原因が既知の場
合の異常時の分析結果データを格納することを特徴とす
るものである。
【0016】請求項6記載の発明にあっては、設備機器
の非動作時に録音した音情報を周波数分析した分析結果
データと、設備機器の動作時に録音した音情報を周波数
分析した分析結果データと、を比較して差分をとり周囲
音響差分情報データとなす周囲音響差分演算部を有し、
前記データベースは周囲音響差分情報データを格納する
ことを特徴とするものである。
【0017】請求項7記載の発明にあっては、予めデー
タベースに格納されている設備機器の動作時に録音した
音情報データを周波数分析した分析結果データと、点検
時に録音した設備機器の音情報データを周波数分析した
分析結果データと、を比較して差分をとり点検音響差分
情報データとなす点検音響差分演算部と、該点検音響差
分情報データが所定のしきい値以上であれば警告動作を
行う警告部と、を有することを特徴とするものである。
【0018】請求項8記載の発明にあっては、前記音入
力部は、各設備機器毎に設けてある録音部から音情報を
入力することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明にかかるビル管理装置の第
一実施の形態を図1〜図2に基づいて、第二実施の形態
を図3に基づいて、第三実施の形態を図4に基づいて、
第四実施の形態を図5に基づいて説明する。
【0020】〔第一実施の形態〕図1はビル管理装置の
構成を示すブロック図である。図2はビル管理装置の表
示部の表示イメージを説明する説明図である。
【0021】図1において、ビル管理装置は、記憶部
4、表示部5、主制御部6、撮像部7、画像入力部8、
録音部9、音入力部10、周波数分析部11、音声出力
部12を有して構成されている。そして、主制御部6、
画像入力部8、音入力部10、周波数分析部11は、主
制御装置であるコンピュータF内に設けてある。
【0022】撮像部7は、撮像領域にある設備機器を撮
像するものであって、具体的にはビデオカメラやデジタ
ルスチルカメラにより構成してある。撮像部7は信号線
でコンピュータFに接続されているものであってもよ
く、また媒体を介してコンピュータFに撮像画像を入力
するものであってもよい。なお、撮像部7はカメラであ
ってもよく、この場合には媒体としてプリントした写真
又はCD−ROMが用いられる。
【0023】画像入力部8は、撮像部7の撮像した撮像
画像を受け取るインターフェイスであり、接続ポート及
び画像入力ソフトウェアモジュールより構成される。画
像入力部8は、接続ポートを介して撮像部7から撮像画
像データIを受け取ると、該撮像画像データIを主制御
部6を介して、記憶部4にJPEG形式やTIFF形式
等の所定の画像フォーマットによるファイル形式で保存
する。該撮像画像データIは、データベースE内の対応
する設備機器のデータとリンクされる。詳しくは、撮像
画像データIのファイル名がデータベースE内の対応す
る設備機器のレコードに登録されることによりリンクが
なされる。なお、画像入力部8は、撮像画像データIが
プリンとした写真を媒体とする場合にはスキャナを用
い、またCD−ROMを媒体とする場合には、CD−R
OM装置を用いる。
【0024】また、撮像画像データIを記憶させる際に
は撮像画像データIをそのまま記憶させると、設備機器
の外観をデータベースEの表示画面G上で参照すること
ができ、撮像画像データIを加工して矢印や記号等を書
き加えて操作手順や対応手順を表す画像となして記憶さ
せると、該操作手順等をデータベースEの表示画面G上
で参照することができる。
【0025】録音部9は、設備機器等の動作音を録音す
るものであり、具体的にはDAT(デジタル・オーディ
オ・テープレコーダ)やテープレコーダで構成する。ま
た、近年デジタルスチルカメラにあっても、音声を録音
することができるものがあるのでそれらを用いても良
い。また、録音部9は信号線でコンピュータFに接続さ
れるものであってもよく、またオーディオテープ等の媒
体を介してコンピュータFに入力するものであってもよ
い。
【0026】音入力部10は、録音部9の録音した音情
報を受け取るインターフェイスであり、接続ポート及び
音声入力ソフトウェアモジュールより構成される。音入
力部10は、接続ポートを介して録音部9から音情報デ
ータSを受け取ると、該音情報データSを主制御部6を
介して、記憶部4にWAVE形式等の所定の音声フォー
マットによるファイル形式で保存する。該音情報データ
Sは、データベースE内の対応する設備機器のデータと
リンクされる。詳しくは、音情報データSのファイル名
がデータベースE内の対応する設備機器のレコードに登
録されることによりリンクがなされる。また、音入力部
10は音情報データSを受け取ると、周波数分析部11
に出力する。
【0027】周波数分析部11は、音情報データSを受
け取ると、周波数分析を行ない、周波数とレベルとで表
される分析結果データHを出力する。該分析結果データ
Hは、主制御部6を介して、記憶部4に所定のデータフ
ォーマットによるファイル形式で保存される。詳しく
は、分析結果データHのファイル名がデータベースE内
の対応する設備機器のレコードに登録されることにより
リンクがなされる。
【0028】記憶部4は、データベースEを記憶する。
データベースEには、建物各所に設置されている動力機
器、空調機器、ポンプ等の各設備機器についての機器情
報を格納しており、具体的には機器名称、設置場所、製
造元、保守業者名、仕様、保守履歴等のデータD2を格
納している。更に、記憶部4は、撮像画像データI、音
情報データS、分析結果データHのファイルを格納す
る。撮像画像データI、音情報データS、分析結果デー
タHは、前述のようにファイル名によって、データベー
スE内の各設備機器の機器情報と対応づけられる。ま
た、一つの設備機器の機器情報に対して複数の撮像画像
データI、音情報データS、分析結果データHを対応付
けるようにしてもよい。
【0029】音声出力部12は、主制御部6から音情報
データSを受け取ると、音声出力するものである。
【0030】表示部5は、データベースEの内容を表示
画面Gに表示するものである。表示画面Gには、各設備
機器の機器情報のデータD2、撮像画像データI、分析
結果データHが表示される。また、表示画面Gには、音
出力を支持する音声出力釦G1が描画されている。
【0031】主制御部6は、データベースEの管理、即
ちデータベースに格納される各データの検索、登録、変
更、削除等を行うものである。また、主制御部6は、表
示画面Gの音声出力釦G1がクリックされると、現在表
示画面Gに表示されている設備機器のデータと対応する
音情報データSを記憶部4から読み出して、音声出力部
12に出力する。
【0032】以上のようにして構成されたビル管理装置
は、次のようにして動作する。まず初期準備として、管
理者は、建物各所にある設備機器の外観や要部を撮像部
7を用いて撮像し、画像入力部8を介して記憶部4に撮
像画像データIを記憶させる。
【0033】また、管理者は、建物各所にある設備機器
の正常動作を行っているときの動作音を録音部9を用い
て録音し、音入力部10を介して記憶部4に音情報デー
タSを記憶させる。また、音入力部10は、該音情報デ
ータSを周波数分析部11に出力し、周波数分析部11
は該音情報データSを周波数分析して分析結果データH
を記憶部4に記憶させる。
【0034】次に、ビル管理装置の運用時においては、
表示画面GにはデータベースEを検索して該当した設備
機器の機器情報が表示されている。詳しくは、動力機
器、空調機器、ポンプ等の各設備機器についての機器名
称、設置場所、製造元、保守業者名、仕様、保守履歴等
のデータD2が文字として表示され、この設備機器の機
器情報に対応する撮像画像データIがイメージとして表
示され、分析結果データHが縦軸をレベル、横軸を周波
数としたグラフのイメージで表示される。
【0035】従って、管理者は、該撮像画像データIの
イメージから、設備機器の外観、あるいは操作手順等を
見て取ることができ、該撮像画像データIが複数リンク
されている場合には、順次表示することにより操作手順
等を次々と見ることができる。従って、管理者は作業手
順等を確認する際に冊子化されたマニュアルを取り出し
て参照する必要がない。
【0036】また、点検時等において、管理者が設備機
器から動作音を録音してきて、該動作音を再生し、一
方、表示画面Gの音声出力釦G1をマウス等でクリック
することにより、初期準備時に録音した設備機器の動作
音を音声出力させることにより、初期準備時に録音した
設備機器の動作音の音声出力と、点検時に録音した動作
音とを、聴覚により比較することができる。従って、点
検時の動作音のみを聞いて動作音が正常か異常かを判断
する場合に較べて、異常音の判別が容易になる。
【0037】また、該点検時に録音した動作音を、コン
ピュータF上に別途動作している周波数分析プログラム
等に与えて、分析結果を縦軸にレベル、横軸に周波数を
とって表示したグラフと、ビル管理装置の表示画面Gの
分析結果データHのイメージとを、目視により比較する
ことにより、視覚的に異常音を判別することができる。
【0038】更に、異常音であると判断した場合に、該
異常音の音情報データSを音入力部10を介して記憶部
4に記憶させ、設備機器のデータとリンクし、更に異常
音の原因が分かった時に、異常原因の情報を併せて機器
情報に入力しておくことにより、次回から同じ異常音が
発生した場合には、点検時に録音した動作音と、記憶部
4に記憶されている異常音の音情報データSとを比較す
ることができ、異常音であることを判別することができ
るとともに、異常の原因をも知ることができる。また、
異常音であると判断した場合に、該異常音を音入力部1
0を介して周波数分析部11で周波数分析した分析結果
データHを記憶部4に記憶させた場合にも、次回から同
じ異常音が発生した場合には、点検時に録音した動作音
による分析結果のグラフと、記憶部4に記憶されている
異常音の分析結果データHのグラフとを比較することに
より、異常音であることを視覚により判別することがで
きるとともに、異常の原因をも知ることができる。
【0039】なお、点検時に用いる周波数分析プログラ
ム等は、ビル管理装置の周波数分析部11と同等のもの
でよいから、別途のプログラムとせずに、点検時の音情
報データを音入力部10に入力して、周波数分析部11
でもって周波数分析を行ってもよい。この場合、表示画
面Gに点検時の分析結果をグラフ表示する部分を設けて
おくことにより、表示画面G上で、初期準備のときに記
憶した分析結果データHと、現点検時の分析結果とを同
時に表示することができる。
【0040】〔第二実施の形態〕図3はビル管理装置の
構成を示すブロック図である。なお、図3においては前
述の第一実施の形態で説明したところのビル管理装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0041】図3に示す本実施の形態のビル管理装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところのビル管理
装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0042】即ち、設備機器の非動作時に録音した音情
報を周波数分析した分析結果データと、設備機器の動作
時に録音した音情報を周波数分析した分析結果データ
と、を比較して差分をとり、周囲音響差分情報データJ
となし、該周囲音響差分情報データJを記憶部4に記憶
させる周囲音響差分演算部13を設けた構成である。該
記憶部4に記憶された周囲音響差分情報データJは、フ
ァイル名によって、設備機器のデータとリンクされる。
【0043】以上のようにして構成されたビル管理装置
は、次のようにして動作する。即ち、初期準備におい
て、管理者は設備機器が非動作時の周囲音響と設備機器
の動作音とを録音部9により録音し、該周囲音響の音情
報データSと動作音の音情報データSとを音入力部10
を介して各々周波数分析部11に入力する。周波数分析
部11は、周囲音響の分析結果データHと動作音の分析
結果データHとを出力し、周囲音響差分演算部13は、
周囲音響の分析結果データHと動作音の分析結果データ
Hとの差分をとり、周囲音響差分情報データJを主制御
部6を介して記憶部4に記憶させる。
【0044】そして、表示画面Gは、周囲音響差分情報
データJを、縦軸にレベル、横軸に周波数をとってグラ
フのイメージで表示する。
【0045】一方、点検時にあっては、管理者は、点検
時における設備機器の非動作時の周囲音響と、設備機器
の動作音とを録音部9により録音し、別途用意した周波
数分析プログラム等に与えて、設備機器が非動作時の周
囲音響と設備機器の動作音との周波数分析の分析結果の
差分を縦軸にレベル、横軸に周波数をとったグラフとし
て表示し、該グラフと、ビル管理装置の表示画面Gの周
囲音響差分情報データJのイメージとを、目視により比
較することにより、視覚的に異常音を判別することがで
きる。
【0046】従って、周囲の音響の影響を受けずして、
設備機器の動作音のみを比較することができ、よってよ
り正確に異常音であるか否かを判断することが可能とな
る。
【0047】なお、点検時に用いる周波数分析プログラ
ムは、ビル管理装置の周波数分析部11と同等のもので
よいから、点検時の音情報データを音入力部10に入力
して、周波数分析部11でもって周波数分析を行って差
分を算出してもよい。この場合、表示画面Gに点検時の
分析結果をグラフ表示する部分を設けておくことによ
り、表示画面G上で、初期準備のときに記憶した周囲音
響差分情報データJと、現点検時の分析結果とを同時に
表示することができる。
【0048】〔第三実施の形態〕図4はビル管理装置の
構成を示すブロック図である。なお、図4においては前
述の第一実施の形態で説明したところのビル管理装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0049】図4に示す本実施の形態のビル管理装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところのビル管理
装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0050】即ち、点検時に音情報データSの分析結果
データHが入力されると、記憶部4から点検の対象とな
る設備機器の機器情報に対応した分析結果データHを読
み出して、入力された分析結果データHと該読み出した
分析結果データHとの差分を取って点検音響差分データ
Kとなす点検音響差分演算部14と、該点検音響差分デ
ータKが一定レベル以上であれば警告動作を行う警告部
15と、を主制御部6に設けた構成である。
【0051】従って、この構成のビル管理装置による
と、設備機器が異常音を発しているときには、点検音響
差分データKのレベルが大きくなり、一定レベルを超え
る場合には警告部15が表示部5に警告画面の表示をさ
せ又は音声出力部12に警告音の鳴動をさせるので、管
理者は該警告により動作音の異常を知ることができる。
【0052】〔第四実施の形態〕図5はビル管理装置の
構成を示すブロック図である。なお、図5においては前
述の第一実施の形態で説明したところのビル管理装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0053】図5に示す本実施の形態のビル管理装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところのビル管理
装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0054】即ち、各設備機器の設置位置毎に録音部1
6,16,16…を設け、また音入力部10に対して該
録音部16,16,16…を選択的に接続するスイッチ
部17とを設けた構成である。
【0055】この構成のビル管理装置によると、点検時
には、一の設備機器に対応して設けてある録音部16に
より録音した音情報データSと、記憶部4に予め記憶し
た該設備機器の機器情報に対応する正常動作時の動作音
の音情報データSと、を実時間で比較することができる
ので、より現在の設備機器の状態を判断できるととも
に、設備機器の設置位置まで移動して動作音を録音せず
ともよいので、点検が素早く行える。
【0056】なお、本第一乃至第四実施の形態において
は、撮像画像データI、音情報データS、分析結果デー
タHはファイル形式で記憶部4に記憶して、ファイル名
のみをデータベースに格納するものとして説明している
が、この格納方式に限られるものではなく、例えば各デ
ータを直接データベースに格納するようにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明のビル管理装置は上述のように構
成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、画像
入力部により入力した撮像画像データをデータベースが
格納し、表示部が撮像画像データを表示するので、管理
者等は撮像画像データのイメージから、設備機器の外
観、あるいは撮像画像データが加工してある場合にあっ
ては操作手順等を見て取ることができ、図示による作業
手順の確認等や異常音の確認をすることのできるビル管
理装置を提供できるという効果を奏する。
【0058】請求項2記載の発明にあっては、データベ
ースは設備機器の正常動作時の動作音の音情報データを
格納するので、初期準備時に録音した設備機器の動作音
の音声出力と、点検時に録音した動作音とを、交互に聞
き較べ官能検査によって比較することができ、点検時の
動作音のみによって動作音が正常か異常かを判断する場
合に較べて、設備機器の異常音の判別が容易になるビル
管理装置を提供できるという効果を奏する。
【0059】請求項3記載の発明にあっては、データベ
ースは設備装置の正常時及び異常原因が既知の場合の異
常時の音情報データを格納するので、異常音が発生した
場合には、点検時に録音した動作音と、データベースに
格納されている異常音の音情報データの音声出力とを比
較することにより、異常音であることを判別することが
できるとともに、異常の原因をも知ることができ、点検
上好ましいビル管理装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0060】請求項4記載の発明にあっては、周波数分
析部が音情報データを周波数分析し、データベースが析
結果データを格納するので、点検時に録音した動作音
を、別途用意した周波数分析プログラム等に与えて、分
析結果を縦軸にレベル、横軸に周波数をとったグラフと
して表示し、該グラフと、ビル管理装置の表示画面の分
析結果データのイメージとを、目視により比較すること
により、視覚的に異常音を判別することができるビル管
理装置を提供できるという効果を奏する。
【0061】請求項5記載の発明にあっては、データベ
ースは設備装置の正常時及び異常原因が既知の場合の異
常時の分析結果データを格納するので、異常音が発生し
た場合には、点検時に録音した動作音の分析結果データ
と、データベースに格納されている異常音の音情報デー
タの分析結果データとを比較することにより、異常音で
あることを判別することができるとともに、異常の原因
をも知ることができ、点検上好ましいビル管理装置を提
供できるという効果を奏する。
【0062】請求項6記載の発明にあっては、周囲音響
差分演算部が、設備機器の非動作時に録音した音情報を
周波数分析した分析結果データと、設備機器の動作時に
録音した音情報を周波数分析した分析結果データと、を
比較して差分をとり周囲音響差分情報データとなし、デ
ータベースが周囲音響差分情報データを格納するので、
周囲の音響の影響を受けずして、設備機器の動作音のみ
を比較することができ、よってより正確に異常音である
か否かを判断することが可能となるビル管理装置を提供
できるという効果を奏する。
【0063】請求項7記載の発明にあっては、点検音響
差分演算部が、予めデータベースに格納されている設備
機器の動作時に録音した音情報データを周波数分析した
分析結果データと、点検時に録音した設備機器の音情報
データを周波数分析した分析結果データと、を比較して
差分をとり点検音響差分情報データとなし警告部が点検
音響差分情報データが所定のしきい値以上であれば警告
動作を行うので、管理者は該警告により動作音の異常を
知ることができるビル管理装置を提供できるという効果
を奏する。
【0064】請求項8記載の発明にあっては、音入力部
が各設備機器毎に設けてある録音部から音情報を入力す
るので、点検時には、一の設備機器に対応して設けてあ
る録音部により録音した音情報データと、データベース
に予め格納した該設備機器の正常動作時の動作音の音情
報データと、を実時間で比較することができ、現在の設
備機器の状態を判断できるとともに、設備機器の設置位
置まで移動して録音せずともよいので、点検が素早く行
えるビル管理装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態のビル管理装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】ビル管理装置の表示部の表示イメージを説明す
る説明図である。
【図3】本発明の第二実施の形態のビル管理装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第三実施の形態のビル管理装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第四実施の形態のビル管理装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】従来の技術のビル管理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】ビル管理装置の表示部の表示イメージを説明す
る説明図である。
【符号の説明】
4 記憶部 5 表示部 6 主制御部 8 画像入力部 10 音入力部 11 周波数分析部 12 音声出力部 13 周囲音響差分演算部 14 点検音響差分演算部 15 録音部 E データベース H 分析結果データ I 撮像画像データ J 周囲音響差分情報データ K 点検音響差分情報データ S 音情報データ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に設けた設備機器の情報を格納する
    データベースを記憶する記憶部と、該データベースの内
    容を表示する表示部と、データベースの管理を行う主制
    御部と、を有するビル管理装置において、 撮像画像データを入力する画像入力部を有し、前記デー
    タベースは撮像画像データを格納し、前記表示部は該撮
    像画像データを表示することを特徴とするビル管理装
    置。
  2. 【請求項2】 設備機器の情報を格納するデータベース
    を記憶する記憶部と、該データベースの内容を表示する
    表示部と、データベースの管理を行う主制御部と、を有
    するビル管理装置において、 音情報データを入力する音入力部と、音情報を音声出力
    する音声出力部と、を有し、前記データベースは設備機
    器の正常動作時の動作音の音情報データを格納すること
    を特徴とするビル管理装置。
  3. 【請求項3】 前記データベースは、設備装置の正常時
    及び異常原因が既知の場合の異常時の音情報データを格
    納することを特徴とする請求項2記載のビル管理装置。
  4. 【請求項4】 前記音情報データを周波数分析する周波
    数分析部を有し、前記データベースは該分析結果データ
    を格納することを特徴とする請求項2記載のビル管理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記データベースは、設備装置の正常時
    及び異常原因が既知の場合の異常時の分析結果データを
    格納することを特徴とする請求項4記載のビル管理装
    置。
  6. 【請求項6】 設備機器の非動作時に録音した音情報を
    周波数分析した分析結果データと、設備機器の動作時に
    録音した音情報を周波数分析した分析結果データと、を
    比較して差分をとり周囲音響差分情報データとなす周囲
    音響差分演算部を有し、前記データベースは周囲音響差
    分情報データを格納することを特徴とする請求項4記載
    のビル管理装置。
  7. 【請求項7】 予めデータベースに格納されている設備
    機器の動作時に録音した音情報データを周波数分析した
    分析結果データと、点検時に録音した設備機器の音情報
    データを周波数分析した分析結果データと、を比較して
    差分をとり点検音響差分情報データとなす点検音響差分
    演算部と、該点検音響差分情報データが所定のしきい値
    以上であれば警告動作を行う警告部と、を有することを
    特徴とする請求項4記載のビル管理装置。
  8. 【請求項8】 前記音入力部は、各設備機器毎に設けて
    ある録音部から音情報を入力することを特徴とする請求
    項2乃至請求項7記載のビル管理装置。
JP1694397A 1997-01-30 1997-01-30 ビル管理装置 Pending JPH10214291A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002106930A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Mitsubishi Electric Corp 管理システム、および遠隔保守監視システム
JP2008275317A (ja) * 2008-08-07 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp 冷熱機器管理システム、および冷熱機器の遠隔保守監視システム
JP2009294133A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Nsk Ltd 転動装置の診断方法

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