JPH0969008A - 操作状況監視装置 - Google Patents

操作状況監視装置

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Publication number
JPH0969008A
JPH0969008A JP22355095A JP22355095A JPH0969008A JP H0969008 A JPH0969008 A JP H0969008A JP 22355095 A JP22355095 A JP 22355095A JP 22355095 A JP22355095 A JP 22355095A JP H0969008 A JPH0969008 A JP H0969008A
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JP
Japan
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video
time
trainee
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Withdrawn
Application number
JP22355095A
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English (en)
Inventor
Katsuji Yaguchi
勝次 矢口
Tsutomu Otsuka
勉 大塚
Sadanori Yoshimura
貞紀 吉村
Yoshinori Takada
好規 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0969008A publication Critical patent/JPH0969008A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント運転訓練時の操作状況の詳細な観
察、操作エラーの確認・原因分析、および訓練生の特性
解析・評価を支援する。 【解決手段】 映像入力装置2、映像の記録・再生を制
御する映像データ処理部3、映像データ記録装置4、映
像を選択する映像切替装置5、訓練生の操作内容を挿入
するスーパー挿入装置6、音声収集装置7、音声の記録
・再生を制御する音声データ処理部8、音声データ記録
装置9、音声出力装置10、各訓練生の位置検出装置1
1、各訓練生の行動データの記録・読み出しを制御する
行動データ処理部12、行動データ記憶装置13、操作
エラーを摘出する操作エラー摘出装置14、シミュレー
タデータ・操作エラーデータの記録・読み出しの制御を
行うシミュレータデータ処理部15と、シミュレータデ
ータ記憶装置16、および時刻に基づいて各記録データ
を管理する管理情報データベース17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電プラントや
化学プラント等の運転シミュレータを用いた運転訓練時
の訓練生の操作内容分析や訓練生の特性解析や運転クル
ーでのコミュニケーションの評価分析を支援する操作状
況監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電プラント、火力発電
プラントあるいは化学プラント等のプラントを運転する
プラント運転員は、定期的にまたは必要に応じてシミュ
レータを用いた運転訓練を実施する。
【0003】この運転訓練は、一人または複数のプラン
ト運転員が訓練生となりインストラクタ(教官)とチー
ム(以下運転クルーという)を組んで実施する。
【0004】ここでインストラクタの主な役割は、訓練
の進行と訓練生の操作内容を評価し正しい運転操作を指
導することである。
【0005】例えば異常時・事故時の訓練では、インス
トラクタが事故または異常を模擬するためのマルファン
クションをシミュレータに設定する。これによりシミュ
レータは事故または異常時のプラント状態を模擬し、制
御盤の警報が発生し、また関連するプラントパラメータ
も異常状態を示すように変化する。
【0006】訓練生は、制御盤の警報やプラントパラメ
ータの変化状況からプラント状態を把握し、対応操作を
実施する。対応操作は、制御盤上に配置された操作具
(操作スイッチ)や操作画面からの操作により実施す
る。
【0007】インストラクタは、上記のような訓練生の
対応操作を訓練生の後方から目視により観察するか、ま
たはビデオカメラ等で撮影した映像を観察し、訓練生の
操作内容を把握するとともに、プラント状態と比較して
操作の妥当性や操作手順の間違いや操作のタイミングや
操作忘れなどの操作エラーを評価する。
【0008】インストラクタは、訓練生の運転や対応操
作の良否判定や総合的評価を行うために、訓練生の運転
や対応操作およびその結果として生じるプラント状態の
変化状況を常時認識するだけでなく、訓練生の運転や対
応操作の内容を観察し、「実施しなければいけない操作
を確実に実施したか」、あるいは、「操作の忘れはない
か」、「操作手順に間違いはないか」、「操作タイミン
グはよいか」等の評価を行う。特に事故時・異常時には
プラントの状態変化が速いため短時間の内に評価を実施
することが要求される。
【0009】このような訓練生の操作内容の評価を行う
ことができるインストラクタになるには、経験と訓練が
必要であり、実機プラント運転の経験を含む豊富な経験
と訓練が必要となる問題がある。
【0010】また、このような経験と訓練を積んだイン
ストラクタであっても、訓練生の操作内容を完全に把握
し評価することは困難であり、操作エラーを見落とす可
能性もないとはいえない。
【0011】通常、インストラクタは訓練生の後方から
操作状況を目視により観察するか、ビデオカメラで撮影
した映像を観察し操作内容を把握する。しかしながら、
後方からの観察であるため訓練生の操作状況が訓練生の
影になって見えなかったりするため、訓練生の操作内容
の評価が的確でないおそれがある。
【0012】また、ビデオカメラ映像の観察による場合
でも、制御盤全体を漏れなくカバーするためには、複数
台のビデオカメラを用いて撮影し複数のモニターを用い
て監視しなければならず、その中から訓練生が対応操作
を実施しているものを選択しながら監視しなければなら
ない。
【0013】また、操作時に訓練生の影にならない位置
にビデオカメラが設置されているとは限らず、訓練生の
影になって操作状況が見えない状況も考えられ、やはり
訓練生の操作内容の評価が的確でないおそれがある。
【0014】さらに訓練生が一斉に対応操作を行った場
合では、小人数のインストラクタで複数の訓練生の操作
内容を評価しなければならず、その結果、インストラク
タの負担が増大し、評価の的確性および客観性を損なう
おそれがある。
【0015】インストラクタは、訓練生の操作内容を評
価するための評価基準を何らかの形で持っており、この
評価基準と比較して操作内容の評価を行う。しかしなが
ら、インストラクタ間で必ずしも同一の評価基準で操作
内容の評価を行っているとは言えず、結果として評価結
果が標準化できない問題があった。
【0016】以上のような問題から、運転訓練時の訓練
生の操作内容を的確に評価し操作エラーを摘出する機能
を有する装置が、特願平6−278135号の「操作内
容評価システムとこの評価システムを備えた情報管理シ
ステム」で提案されている。
【0017】ここでは、プラントの運転シミュレータを
用いた運転訓練時の訓練生の操作内容の良否は、操作エ
ラー摘出装置により行い、インストラクターの負担軽減
や評価の標準化を行っている。
【0018】また、訓練状況をビデオカメラで記録し摘
出エラーの確認やエラー要因の分析や訓練生間の会話内
容から指示や伝達状況の確認と評価を実施している。
【0019】訓練生の操作状況は、対応操作のため制御
室内を移動することや、制御室内での訓練生の操作範囲
が広範囲になる等から複数のビデオカメラで撮影され
る。このため、操作状況のビデオレコーダを用いた操作
エラーの確認や原因分析では、訓練生の操作状況を追う
ためにビデオテープの入れ換えや入れ換えたビデオテー
プの頭出し等を行っている。または、ビデオテープの本
数に対応したビデオデッキとモニタテレビを用いてビデ
オテープを一斉に再生することで、ビデオテープの入れ
替えや所定時刻への頭出し等の作業を省き分析効率を高
めている。
【0020】また、訓練生の移動内容を示す行動データ
は、制御室全体を記録したビデオを観察しながら行動を
読み取る方法や、モニタ画面の訓練生の動きに合わせて
ライトペンでチェックした画面上の位置を読み取り制御
室内の位置データに変換する方法により収集している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来技術に
おいては、操作状況のビデオを見る場合では希望する時
刻までの頭出しや、繰り返し確認するための巻戻しや、
訓練生の移動によるビデオテープの取り替え等に時間が
必要であった。内容によっては、前記頭出しや前記巻き
戻しや前記ビデオテープの取り替えの時間に、直前まで
の操作状況を忘れてしまうようなこともある。特に、所
定の訓練生に注目して操作状況を分析するような場合で
は、対応操作を記録したビデオテープが複数になるため
ビデオテープの入れ換えや頭出し等の作業が頻繁に発生
することになり、大きな労力と時間が必要となる。
【0022】会話内容の分析では、会話内容を正確に文
書化するため、会話内容を繰り返し聞きながら少しずつ
文書化を行っており、大変な労力と時間が必要であっ
た。また、複数の訓練生の音声が入り乱れるような場合
もあり、必ずしも正確とは言い切れない部分も発生し
た。
【0023】発話時刻の読み取りも、発話を聞き取って
から時刻を読み取るため、正確な発話時刻の収集ができ
ない。また、時刻の読み取りに時間と労力がかかった。
【0024】訓練生の行動データの収集では次の点が問
題であった。制御室全体を記録したビデオを観察しなが
ら行動を読み取る方法では、正確な位置データを読み取
ることが困難であり、また大きな労力と時間が必要であ
った。モニタ画面の訓練生の動きに合わせてライトペン
でチェックした画面上の位置を読み取り制御室内の位置
データに変換する方法では、前のビデオを観察しながら
行動を読み取る方法より位置データの精度は向上する
が、モニタ画面を観察しながらライトペンによる入力作
業を並行させるためかなりの労力と時間を要した。
【0025】この発明は、上記事情を考慮してなされた
ものであり、訓練時の操作エラーの自動摘出装置で摘出
した操作エラーの確認、操作エラーとなった原因分析、
運転訓練時の訓練生の特性解析、および、運転クルーの
コミュニケーション状態の評価分析を容易に行うことが
できる操作状況監視装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、プラント操作に従ってプラント状態を模擬演算す
る運転訓練シミュレータより、訓練生の操作内容、プラ
ントの警報、およびプラントパラメータを含むシミュレ
ータデータを入力し、予め記憶した評価ロジックに基づ
いて運転訓練時の操作エラーを摘出する操作エラー摘出
手段を備えた操作状況監視装置において、運転訓練シミ
ュレータからのシミュレータデータおよび操作エラー摘
出手段からの操作エラーデータに基づいて、この運転訓
練の現在および任意の過去の訓練生の操作内容、模擬演
算されたプラント状態および摘出された操作エラーを含
む運転訓練データを時系列的に表示するとともに、この
運転訓練データに対応する操作状況の映像を表示するこ
とを特徴とする。
【0027】これにより、運転訓練の状況をリアルタイ
ムに画面で観察することができるとともに、見過ごした
部分や操作エラー等の注意すべき部分等を、その時点に
遡ってあるいは繰り返し観察することができるので、訓
練生の運転訓練状況を的確に把握することができる。
【0028】請求項2の発明は、上記構成の操作状況監
視装置において、表示された任意の操作エラーを指定す
ることにより、自動的に当該操作エラーにかかる予め定
められた操作時点に戻って当該操作エラーを行った訓練
生の操作状況の映像を再生し表示することを特徴とす
る。
【0029】これにより、操作エラーを行った訓練生の
操作状況を容易かつ迅速に再現して観察することがで
き、操作エラーの確認やエラーの要因等の分析を迅速に
行うことができる。
【0030】請求項3の発明は、上記構成の操作状況監
視装置において、表示された任意の操作エラーを指定す
ることにより、当該操作エラーの摘出時点または当該操
作エラーに対応する操作内容の操作開始時点にから当該
操作エラーがリカバリーされるまでの当該操作エラーを
行った訓練生の操作状況の映像を自動的に再生し表示す
ることを特徴とする。
【0031】これにより、選択した操作エラーの操作状
況のみを繁雑な手順を踏むことなく容易に再生して観察
することができるので、当該操作エラーの確認やエラー
の要因等の分析等を的確かつ迅速に行うことができる。
【0032】請求項4の発明は、プラント操作に従って
プラント状態を模擬演算する運転訓練シミュレータよ
り、訓練生の操作内容、プラントの警報、およびプラン
トパラメータを含むシミュレータデータを入力し、予め
記憶した評価ロジックに基づいて運転訓練時の操作エラ
ーを摘出する操作エラー摘出手段を備えた操作状況監視
装置において、運転訓練時の前記訓練生の操作状況の映
像を入力し、記録・再生処理により入力時を含む任意の
時刻の映像データを出力する映像データ処理手段と、運
転訓練時の前記訓練生の操作状況の音声を入力し、記録
・再生処理により映像データ処理手段から出力される映
像データに対応する音声データを出力する音声データ処
理手段と、運転訓練時の訓練生の位置を検出し、この検
出結果に基づいて訓練生の映像を入力する撮影領域を決
定し記憶する行動データ処理手段と、運転訓練シミュレ
ータからのシミュレータデータおよび操作エラー摘出手
段からの操作エラーデータを記憶するシミュレータデー
タ処理手段と、音声データ処理手段から出力された音声
データを音声出力する音声出力装置と、映像データ処理
手段に記録される映像データ、音声データ処理手段に記
録される音声データ、行動データ処理手段に記憶される
行動データ、およびシミュレータデータ処理手段に記憶
されるデータをシミュレータ時刻ごとに相互に関連付け
て管理するための管理情報を記憶する管理情報データベ
ースと、映像データ処理手段からの映像データおよびシ
ミュレータデータ処理手段からのデータを同期して表示
する表示手段と、この表示手段に表示された情報に基づ
いて要求・指令を入力する入力手段とを備えたことを特
徴とする。
【0033】これにより、運転訓練時の訓練生の操作内
容、模擬演算されたプラント状態および摘出された操作
エラーを含む運転訓練データおよびその訓練生の操作状
況の映像をリアルタイムに画面上に表示し訓練生の会話
を伝えることができるとともに、必要に応じて過去に遡
って任意の時点の運転訓練の状況を再現/再生して何度
でも観察することができる。
【0034】請求項5の発明は、上記構成において、映
像データ処理手段が、運転訓練時の訓練生の操作状況の
映像を入力する映像入力装置と、この映像入力装置によ
って入力された映像データを記録し、任意に再生出力可
能な映像データ記録装置と、映像入力装置からの映像デ
ータを出力処理するとともに映像データ記録装置に記録
処理し、この映像データ記録装置における当該映像の記
録位置を管理情報データベース内にシミュレータ時刻ご
とに書き込み、再生時にはこの管理情報データベース内
の対応するシミュレータ時刻の映像記録位置情報に基づ
いて映像データ記録装置から映像データを再生出力させ
る映像データ処理部とを備えたことを特徴とする。
【0035】これにより、運転訓練時の訓練生の操作状
況の映像をリアルタイムのみならず任意の時点に遡って
表示し出力することができる。
【0036】請求項6の発明の操作状況監視装置は、上
記映像データ入力装置がそれぞれ異なる撮影領域を持つ
複数の映像データ入力手段からなり、上記映像データ処
理手段が、行動データ処理手段からの行動データに基づ
いて、各映像データ入力手段による映像データの中から
表示手段に表示する映像データを選択する映像切替装置
をさらに備えたことを特徴とする。
【0037】これにより、任意の訓練生の操作状況の映
像を容易に選択して表示することができ、注目すべき訓
練生の操作状況を重点的に観察することができる。
【0038】請求項7の発明の操作状況監視装置は、上
記映像データ処理手段が、シミュレータデータ処理手段
からのシミュレータデータに基づいて、表示手段に表示
される映像データ上に対応する操作内容を文字で挿入す
るスーパー挿入装置をさらに備えたことを特徴とする。
【0039】これにより、映像画面において訓練生の影
になって見えない操作についても、その操作内容を字幕
で表示しているので、操作状況を容易に把握することが
できる。
【0040】請求項8の発明は、請求項4の発明の操作
状況監視装置において、上記音声データ処理手段が、少
なくとも1つのマイクからなる音声収集装置と、この音
声収集装置によって収集された音声データを記録し、任
意に再生出力可能な音声データ記録装置と、音声収集装
置からの音声データを出力処理するとともに音声データ
記録装置に記録処理し、この音声データ記録装置におけ
る当該音声の記録位置を管理情報データベース内にシミ
ュレータ時刻ごとに書き込み、再生時にはこの管理情報
データベース内の対応するシミュレータ時刻の音声デー
タの記録位置情報に基づいて音声データ記録装置から音
声データを再生出力させる音声データ処理部とを備えた
ことを特徴とする。
【0041】これにより、運転訓練時の訓練生の会話を
随時伝えることができ、操作状況の的確な把握および分
析を容易にすることができる。
【0042】請求項9の発明は、請求項4の発明の操作
状況監視装置において、上記行動データ処理手段が、運
転訓練時に訓練生が行動する位置を検出する位置検出装
置と、この位置検出装置によって検出された位置データ
に基づく行動データを記憶する行動データ記憶装置と、
位置検出装置からの位置データに基づいて行動データを
行動データ記憶装置へ書き込むとともにこの行動データ
記憶装置における当該行動データの記憶位置を管理情報
データベース内にシミュレータ時刻ごとに書き込み、再
生時にはこの管理情報データベース内の対応するシミュ
レータ時刻の行動データ記憶位置情報に基づいて行動デ
ータ記憶装置から行動データを読み出し映像データ処理
手段に転送する行動データ処理部とを備え、映像データ
処理手段は、この行動データ処理部からの行動データに
基づいて対応する撮影領域の映像データを選択し表示装
置へ出力することを特徴とする。
【0043】請求項10の発明は、上記行動データが、
対応する訓練生がどの撮影領域に位置するかを示す情報
を含むことを特徴とする。
【0044】請求項11の発明は、上記行動データが、
対応する訓練生の映像を入力し得る映像入力手段を示す
情報を含むことを特徴とする。
【0045】これにより、運転訓練時の訓練生の行動に
応じて、観察したい訓練生の操作状況の映像を容易にか
つ的確に選択して表示することができる。
【0046】請求項12の発明は、請求項6の発明の操
作状況監視装置において、映像入力装置が、運転訓練を
行う各訓練生の行動領域全体を撮影可能な全体映像デー
タ入力手段と、行動領域を分割してなる各分割領域をそ
れぞれ撮影可能な複数の個別映像データ入力手段とを有
することを特徴とする。
【0047】これにより、運転訓練時の全体の操作状況
を示す映像や注目すべき操作状況を拡大して示す映像を
任意に表示することができる。
【0048】請求項13の発明は、請求項8の発明の操
作状況監視装置において、音声収集装置が、訓練生が運
転訓練を行う制御室に設置され訓練生の会話を含む環境
音収集マイクと、各訓練生の発話を個別に収集する訓練
生発話収集マイクとを有することを特徴とする。
【0049】これにより、運転訓練時の全体の雰囲気や
注目すべき訓練生の会話を任意に伝えることができ、操
作状況の映像と合わせて、運転訓練状況の的確な観察お
よび分析を有効に支援することができる。。
【0050】請求項14の発明は、請求項4の発明の操
作状況監視装置において、表示手段が、シミュレータデ
ータ処理手段からのデータに基づいて運転訓練シミュレ
ータに対する訓練生の操作内容およびこの運転訓練シミ
ュレータによって模擬されたプラント状態を時系列的に
表示するタイムライン表示手段と、シミュレータデータ
処理手段からのデータに基づいて操作エラーを時系列的
に表示する操作エラー表示手段と、映像データ処理手段
から出力される運転訓練時の操作状況の全体映像を表示
する全体モニタ表示手段と、映像データ処理手段から出
力される選択された訓練生の操作状況を示す個別映像を
表示する個別モニタ表示手段とを有することを特徴とす
る。
【0051】これにより、運転訓練の進行とともに運転
訓練データの表示、摘出された操作エラーの表示を実施
し、そのデータの表示に合わせて、その操作状況を全体
映像並びに特に注目すべき箇所を拡大して示す個別映像
で観察することができ、運転訓練状況の十分かつ的確な
観察並びに分析を可能にすることができる。
【0052】請求項15の発明は、上記構成の操作状況
監視装置において、映像データ処理手段が、全体モニタ
表示手段によって表示されている全体モニタ画面から入
力手段を介して任意の位置が選択されたとき、選択され
た位置を撮影領域に持つ個別の映像を選択し個別モニタ
表示手段に出力することを特徴とする。
【0053】これにより、全体映像を示す全体モニタ画
面から拡大して観察したい箇所を容易に選択して自動的
に表示することができる。
【0054】請求項16の発明は、請求項14の発明の
操作状況監視装置において、操作エラー表示手段によっ
て表示されている操作エラー表示画面から入力手段を介
して任意の操作エラーが選択されたとき、シミュレータ
データ処理手段は、表示開始点の当該操作エラーにかか
る時刻から表示終了点の当該操作エラーのリカバリー時
刻までの間の管理情報データベース内の管理情報に基づ
いて、この所定の時刻間のシミュレータデータおよび操
作エラーデータを検索し、それぞれタイムライン表示手
段および操作エラー表示手段に時系列的に出力し、行動
データ処理手段は、前記所定の時刻間の管理情報データ
ベース内の管理情報に基づいて、この所定の時刻間の当
該操作エラーを行った訓練生の行動データを検索して映
像データ処理手段に出力し、映像データ処理手段は、前
記所定の時刻間の管理情報データベース内の管理情報に
基づいて、この所定の時刻間の全体映像を再生し全体モ
ニタ表示手段に出力するとともに、行動データ処理手段
からの行動データに基づいて、当該訓練生の操作状況の
映像を再生し個別モニタ表示手段に出力し、音声データ
処理手段は、前記所定の時刻間の管理情報データベース
内の管理情報に基づいて、この所定の時刻間の音声デー
タを再生し音声出力装置に出力することを特徴とする。
【0055】これにより、表示された任意の操作エラー
を指定することにより、自動的に当該操作エラーにかか
る所定の操作時点に戻って当該操作エラーがリカバリー
されるまでの運転訓練状況を再度画面上に表示すること
ができるとともに、当該操作エラーを行った訓練生の操
作状況の映像を自動的に選択して表示することができ
る。すなわち、これまでのような希望する時刻までの頭
出しや繰り返し確認するための巻き戻しや訓練生の移動
によるビデオテープの取り替え等の作業が不要になり、
短時間に操作状況を確認することができる。
【0056】請求項17の発明は、上記表示開始点の操
作エラーにかかる時刻は、操作エラー摘出時刻または操
作エラーに関わる操作内容の標準的な操作開始時刻のい
ずれかであることを特徴とする。
【0057】請求項18の発明は、請求項14の発明の
操作状況監視装置において、表示手段が、各操作ボタン
を表示して映像および音声の記録、再生および停止を含
む各制御指令の入力操作を可能にし、制御指令を映像デ
ータ処理手段および音声データ処理手段に転送するモニ
タ制御表示手段と、個別モニタ表示手段によって表示さ
れる訓練生を選択するための訓練生選択ボタンを表示す
る訓練生選択ボタン表示手段と、個別モニタ表示手段に
よって表示される映像を映像入力手段を指定することに
よって選択するためのカメラ切換選択ボタンを表示する
カメラ切換選択ボタン表示手段とをさらに有することを
特徴とする。
【0058】これにより、画面上から任意に映像および
音声の記録、再生および停止を含む各制御を指令するこ
とかができるとともに、表示したい訓練生の映像や撮影
領域を任意に指定することができる。
【0059】請求項19の発明は、請求項16の発明の
操作状況監視装置において、表示手段は、表示開始点と
しての操作エラーにかかる時刻を選択するための開始位
置選択ボタンを表示する開始位置選択ボタン表示手段
と、個別モニタ表示手段によって表示されている操作状
況のシミュレータ時刻を表示する操作時刻表示手段とを
さらに有することを特徴とする。
【0060】これにより、画面上から操作エラーを選択
したとき、その操作エラーの表示開始点から自動的に運
転訓練データ並びに操作状況の映像を表示することがで
きる。また、画面に表示している運転訓練状況が何時の
時点のものかを常時正確に把握することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0062】図1は、この発明にかかる操作状況監視装
置の一実施例を示すものである。本実施例の操作状況監
視装置1は、複数のビデオカメラからなる映像入力装置
2と、この映像入力装置2によって収集した映像の記録
や再生を制御する映像データ処理部3と、記録位置およ
び再生位置の計算機制御が可能な映像データ記録装置4
と、計算機制御により複数の入力映像から1つを選択可
能な映像切替装置5と、訓練生の操作内容を文字データ
として表示画面に字幕スーパーのように挿入するスーパ
ー挿入装置6と、複数のマイクからなる音声収集装置7
と、収集した音声の記録や再生を制御する音声データ処
理部8と、記録位置および再生位置の計算機制御が可能
な音声データ記録装置9と、音声収集時および音声再生
時に外部へ音声を出力する音声出力装置10と、各訓練
生の制御室内での位置を検出する機能を有する位置検出
装置11と、位置検出装置11からの各訓練生の位置デ
ータおよび位置データに対応するビデオカメラ番号から
なる行動データの記録や読み出しを制御する行動データ
処理部12と、行動データを記憶する行動データ記憶装
置13と、シミュレータデータを入力し訓練生の操作エ
ラーを自動的に摘出する機能を有する操作エラー摘出装
置14と、シミュレータデータの記録や読み出しの制御
を行うとともに、このシミュレータデータを用いて予め
記憶した評価ロジックにより操作開始時刻を摘出する機
能を有するシミュレータデータ処理部15と、シミュレ
ータデータと操作エラー、エラー摘出時刻およびリカバ
リー時刻を含む操作エラーデータを記憶するシミュレー
タデータ記憶装置16と、シミュレータ時刻ごとに映像
記録位置、音声記録位置、行動データ記憶位置およびエ
ラー摘出時には操作開始時刻を管理情報として記憶する
管理情報データベース17と、表示装置18と、入力装
置19とから構成される。
【0063】なお、操作エラー摘出装置14は、通信回
線を介して運転訓練シミュレータ20と接続され、訓練
生の操作内容、プラントの警報およびプラントパラメー
タを含むシミュレータデータを入力し、操作エラーおよ
びそのエラー内容を修復するリカバリー操作を摘出す
る。リカバリー操作としては、例えばポンプ起動忘れの
エラーではポンプ起動操作がリカバリー操作となる。こ
の他に、弁の開閉操作や誤って操作(起動・停止)した
機器の復旧操作(停止・起動)などがある。
【0064】図2は、行動領域と分割領域と撮影領域の
各領域の関係を例示するものである。本実施例では、制
御室30には第1制御盤31、第2制御盤32および第
3制御盤33の3つの制御盤が設置されているものと
し、制御室30内の訓練生の行動領域Mを第1分割領域
31M 、第2分割領域32M 、第3分割領域33M の3
つに分割している。なお、本実施例では制御室30より
行動領域Mを狭くしいているが等しくなってもよい。
【0065】撮影領域は、図3に第1撮影領域31S と
第1分割領域31M の関係を示すように、分割領域より
も撮影領域が大きくなるようにし、二つの撮影領域で重
複する領域を設定する。これにより、訓練生が重複する
領域に移動した場合に切り換えるようにすることによ
り、撮影領域の境界付近でも注目する訓練生の操作状況
を確実に監視することができる。
【0066】本実施例では、各撮影領域を入力するため
の個別映像入力手段として3台のビデオカメラを使用す
る。撮影領域とビデオカメラとの対応は、第1撮影領域
31S がビデオカメラA、第2撮影領域32S がビデオ
カメラB、第3撮影領域33S がビデオカメラCとな
る。また、全体映像入力手段としてビデオカメラDを使
用し、行動領域Mの映像を入力する。
【0067】これらのビデオカメラA、B、C、Dで入
力された映像は、映像データ処理部3によって映像デー
タ記録装置4に記録される。また、これらの映像データ
の映像データ記録装置4における記録位置情報は、映像
データ処理部3によって管理情報データベース17のシ
ミュレータ時刻に対応する管理情報に格納される。
【0068】映像データ記録装置4としては、計算機制
御可能なビデオテープレコーダー、磁気ディスク、ビデ
オディスクレコーダー等が採用可能である。
【0069】音声収集装置7は、制御室30と訓練生に
装着されるワイヤレスマイクから構成される。本実施例
では、訓練生を4名としワイヤレスマイクA、ワイヤレ
スマイクB、ワイヤレスマイクC、ワイヤレスマイクD
を割り当てる。また、制御室30にワイヤレスマイクE
とワイヤレスマイクFを設置するものとする。
【0070】各ワイヤレスマイクからの音声は、音声デ
ータ処理部8によって各ワイヤレスマイクごとに音声デ
ータ記録装置9に保存される。また、保存された音声デ
ータの音声データ記録装置9におけるワイヤレスマイク
別の記録位置情報は、音声データ処理部8によって情報
管理データベース17のシミュレータ時刻に対応する管
理情報に格納される。
【0071】音声データ記録装置9としては、磁気ディ
スク装置を用いた音声記録装置、レーザーディスクレコ
ーダーおよびビデオテープレコーダーの音声記録部、計
算機制御が可能なコンパクトディスクレコーダーおよび
ミニディスクレコーダー等が採用可能である。
【0072】音声出力装置10は、増幅装置とスピーカ
ーまたはヘッドホンとから構成され、音声収集時および
音声再生時に音声データ記録装置9内の対応する音声デ
ータに基づいて音声を出力する。
【0073】位置検出装置11は、光学式、電波式等が
採用可能であるが、ここでは電波式の位置検出装置とし
た場合の検出方法を図4に示す。この図に示すように、
位置検出装置11は、訓練生に装着された発信器からの
電波を検出する第1検出器41、第2検出器42および
第3検出器43と、これらの検出器41、42、43の
検出結果に基づいて訓練生の位置を検出する位置処理装
置44とによって構成される。位置処理装置44は、訓
練生に装着した発信器からの電波の角度を第1検出器4
1、第2検出器42および第3検出器43によって検出
し、その角度から発信器の位置を、第2検出器42の位
置を原点、第1検出器41と第2検出器42を結ぶ線を
X軸、第2検出器42と第3検出器43を結ぶ線をY軸
とする座標系で表して、その座標データを位置データと
して行動データ処理部12に出力する。
【0074】行動データ処理部12は、図2および図3
に示す第1分割領域31M 、第2分割領域32M 、第3
分割領域33M の各分割領域および第1撮影領域31S
のような各分割領域に対応した各撮影領域の四隅の座標
位置と対応するビデオカメラ番号からなる撮影領域テー
ブルを予め持つ。
【0075】行動データ処理部12は、位置検出装置1
1から各訓練生の位置データを入力すると、撮影領域テ
ーブルに基づいて、それぞれの位置データがどの分割領
域にあり、どの撮影領域に対応するかを求めて、位置デ
ータとその分割領域とその撮影領域を示すビデオカメラ
番号を行動データとして訓練生別に行動データ記憶装置
13に保存する。また、記憶した各訓練生の行動データ
の行動データ記憶装置13における記憶位置情報を情報
管理データベース17のシミュレータ時刻に対応する管
理情報に格納する。
【0076】シミュレータデータ処理部15は、運転訓
練シミュレータから入力したシミュレータデータを用い
て、予め記憶した評価ロジックにより操作開始時刻を摘
出する。通常、操作開始時刻としては、操作エラーの評
価対象とする操作内容に関する標準的な操作の開始時刻
が抽出される。
【0077】例えば、警報「原子炉水位 高高(L
8)」点灯により給水ポンプが止まり、その後時間とと
もに原子炉水位が低下し、警報「原子炉水位 低」点灯
までに止まった給水ポンプを起動操作するという操作内
容があるが、このとき警報「原子炉水位 低」点灯まで
に給水ポンプの起動操作を実施しないと、操作エラーと
なる。すなわち、警報「原子炉水位 低」点灯時が操作
エラー摘出時刻となり、操作開始時刻は、評価ロジック
により警報「原子炉水位 高高(L8)」消灯時から警
報「原子炉水位 低」点灯に至るまでの間に摘出される
よう設定され、ある原子炉水位に到達した時が操作開始
時刻となる。
【0078】シミュレータデータ処理部15は、運転訓
練シミュレータから入力したシミュレータデータをシミ
ュレータデータ記憶装置16に記憶するとともに、抽出
した操作開始時刻を、対応する操作エラーが摘出された
場合に、その操作エラー摘出時刻に対応する管理情報に
操作エラーデータとして情報管理データベース17に保
存する。また、操作エラー摘出装置14によって摘出さ
れた操作エラーをそのエラー摘出時刻およびリカバリー
時刻とともにシミュレータデータ記憶装置16に記憶す
る。また、記憶したシミュレータデータおよび操作エラ
ーデータのそれぞれのシミュレータデータ記憶装置16
における記憶位置情報を情報管理データベース17のシ
ミュレータ時刻に対応する管理情報に格納する。
【0079】表示装置18は、CRT表示装置、液晶表
示装置、プラズマ表示装置等の表示装置が採用可能であ
る。
【0080】入力装置19は、マウス、トラックボー
ル、タッチスクリーン等の入力装置が採用可能である。
【0081】表示装置18には、図5に示すような監視
画面Gが表示される。この監視画面Gは、訓練時の訓練
生の操作内容とプラント警報を時系列的に表示するタイ
ムライン画面G1 と、操作エラー摘出装置14によって
摘出された操作エラーを時系列的に表示する操作エラー
表示画面G2 と、行動領域全体を表示する全体モニタ画
面G3 と、全体モニタ画面G3 または別手段により指定
された撮影領域を拡大表示する個別モニタ画面G4 と、
訓練状況の記録・再生・巻き戻し・早送り・一時停止・
繰り返し再生などの制御要求を行うためのモニタ制御部
G5 と、注目する訓練生を選択する訓練生選択ボタンG
6 と、個別モニタ画面G4 に表示するカメラを選定する
カメラ切換選択ボタンG7 と、操作状況の表示開始位置
を選択する開始位置選択ボタンG8 と、表示している操
作状況の時刻を表示する再生時刻表示画面G9 とで構成
されている。
【0082】この監視画面Gにおいて、タイムライン画
面G1 は、運転訓練シミュレータ20より入力した訓練
シミュレータデータの操作内容とプラント警報等のプラ
ント状態を時系列的に表示するタイムライン表示を行う
と同時に、タイムライン表示テーブルに表示開始座標、
表示データの種類(操作内容とプラント警報等のプラン
ト状態の別)、操作した訓練生の識別子、表示する内
容、およびシミュレータ時刻を記憶する。
【0083】また、タイムライン画面G1 はマーク表示
データ記憶領域を持ち、訓練生選択ボタンG6 によって
選択された訓練生の識別子をマーク表示データ記憶領域
に記憶する。そして、このマーク表示データ記憶領域に
記憶された訓練生識別子と同じ識別子を持つ操作内容に
対してはマークを付けて表示する。このマークの表示方
法としては、四角や三角等の多角形の印や丸印を表示内
容の先頭に付けるか、または下線や表示色の変更を行
う。これにより、個別モニタ画面G4 でモニタしている
訓練生の操作内容を容易に識別して観察することができ
る。
【0084】操作エラー表示画面G2 は、操作エラー摘
出装置14により摘出された操作エラーを時系列的に表
示する。この操作エラー表示画面G2 に表示された操作
エラーを入力装置19を介して選択(例えばカーソルで
指定)することにより、関連する操作状況が全体モニタ
画面G3 と個別モニタ画面G4 に表示される。
【0085】この操作エラー表示画面G2 の操作エラー
選択操作による処理の流れを図6に示す。この図におい
て、ステップ100で、例えばマウスボタンのクリック
による割込み処理でカーソル位置の座標を読み込む。つ
いで、ステップ101で、このカーソル位置を含む操作
エラーデータを表示テーブルから検索し、選択操作エラ
ーとする。
【0086】ここで、表示テーブルは操作エラー表示画
面G2 に操作エラーを表示するときに作成されるテーブ
ルで、長方形の表示領域の四隅の座標と、表示した操作
エラーのタイトルや摘出時刻やリカバリー時刻や操作エ
ラーした訓練生等が記憶されている領域のアドレスで構
成される。
【0087】次に、ステップ102で、管理情報データ
ベース17から選択操作エラーの摘出時刻の管理情報を
検索し、この管理情報に登録されている操作エラーした
訓練生の行動データ記憶位置情報を用いて行動データ記
憶装置からビデオカメラ番号を読み取り、ビデオカメラ
番号を個別モニタ画面G4 が持つビデオカメラ番号記憶
領域に記憶する。
【0088】さらに、ステップ103〜105で、開始
位置選択ボタンG8 が持つ開始位置選択記憶領域に設定
されている開始位置内容が、「エラー摘出時刻」か、
「操作開始時刻」か、「手動入力」かを順次判断し、
「エラー摘出時刻」ならば、ステップ106でエラー摘
出時刻を再生開始時刻記憶領域に設定し、リカバリー時
刻を再生終了時刻記憶領域に設定した後、ステップ10
7に進み、再生命令をモニタ制御部G5 に転送して処理
を終了する。
【0089】また、開始位置選択記憶領域に設定されて
いる開始位置内容が「操作開始時刻」ならば、ステップ
108で、管理情報データベース17のエラー摘出時刻
の管理情報に登録されている操作開始時刻を再生開始時
刻記憶領域に設定し、リカバリー時刻を再生終了時刻記
憶領域に設定した後、ステップ107に進み、再生命令
をモニタ制御部に転送して処理を終了する。
【0090】また、開始位置選択記憶領域に設定されて
いる開始位置内容が「手動入力」ならば、ステップ10
9でエラー摘出時刻を再生開始時刻記憶領域に設定し、
リカバリー時刻を再生終了時刻記憶領域に設定した後、
「一時停止命令」をモニタ制御部G5 に送って処理を終
了する。これにより、モニタ制御部G5 の操作ボタンを
介しての手動操作により再生開始・停止が任意に実行さ
れる。
【0091】全体モニタ画面G3 は、予め前記撮影領域
を示す四隅の座標位置とビデオカメラ番号からなる撮影
領域テーブルを持ち、全体モニタ画面G3 内で例えばマ
ウスボタンをクリックすると以下の(1a )〜(3a )
の手順で処理を実施する。
【0092】(1a )カーソル位置の座標を読み取る。 (2a )撮影領域テーブルからカーソル位置の座標を含
む撮影領域を模索し、対応したビデオカメラ番号を個別
モニタ画面G4 が持つビデオカメラ番号記憶領域に設定
する。 (3a )「再生命令」をモニタ制御部G5 に送り処理を
終了する。
【0093】個別モニタ画面G4 は、前述したようにビ
デオカメラ番号記憶領域を持ち、このビデオカメラ番号
記憶領域に設定されたビデオカメラ番号に対応する映像
データを映像切替装置5を介して受け取り表示する。こ
のとき、スーパー挿入装置6はシミュレータデータ処理
部15より転送されるシミュレータデータに基づいて映
像切替装置5からの映像データの操作状況に対応する訓
練生の操作内容を文字データにして個別モニタ画面G4
に挿入する。
【0094】また、個別モニタ画面G4 は、表示中の映
像データのビデオカメラ番号を一時記憶領域に記憶して
いる。したがって、この一時記憶領域のビデオカメラ番
号とビデオカメラ番号記憶領域のビデオカメラ番号が異
なる場合に、ビデオカメラ番号記憶領域のビデオカメラ
番号を切り換え命令とともに映像切替装置5に送って切
り替えを行い、ビデオカメラ番号記憶領域のビデオカメ
ラ番号を一時記憶領域に上書きする。
【0095】モニタ制御部G5 は、訓練状況の記録・再
生・巻き戻し・早送り・一時停止・繰り返し再生などを
手動操作により実行するするための記録ボタンG51、記
録停止ボタンG52、巻戻ボタンG53、再生ボタンG54、
繰返再生ボタンG55、一時停止ボタンG56、停止ボタン
G57、および早送ボタンG58の各操作ボタンを有し、各
操作ボタンの操作に応じて対応する制御データを出力す
るとともに、再生開始時刻および再生終了時刻をそれぞ
れ記憶する再生開始時刻記憶領域および再生終了時刻記
憶領域を有する。
【0096】記録ボタンG51は、マウス等の入力装置1
9により選択されると、記録開始命令からなる制御デー
タを映像データ処理部3と音声データ処理部8とに転送
し、それぞれ記録を開始するよう指令する。
【0097】記録停止ボタンG52が選択されると、記録
停止命令からなる制御データを映像データ処理部3と音
声データ処理部8とに転送し、それぞれ記録を停止する
よう指令する。
【0098】巻戻ボタンG53が選択されると、巻き戻し
命令からなる制御データを映像データ処理部3と音声デ
ータ処理部8とに転送する。これにより、映像データ処
理部3と音声データ処理部8は巻き戻しを実行し、巻き
戻したシミュレータ時刻は再生終了時刻記憶領域に入力
される。
【0099】再生ボタンG54が選択されると、再生終了
時刻記憶領域内の時刻を再生開始時刻記憶領域に設定
し、再生命令からなる制御データを映像データ処理部3
と音声データ処理部8とに転送する。これにより、映像
データ処理部3と音声データ処理部8は再生開始時刻記
憶領域内に設定された時刻でのデータから停止ボタンG
57が選択されるまで再生される。再生中、再生時刻は再
生終了時刻記憶領域に入力される。
【0100】繰返再生ボタンG55が選択されると、以下
の(1b )〜(4b )の手順で処理を実行する。
【0101】(1b )再生開始時刻記憶領域と再生終了
時刻記憶領域の内容を別領域の第2再生開始時刻記憶領
域と第2再生終了時刻記憶領域にコピーする。 (2b )繰り返し再生命令からなる制御データを映像デ
ータ処理部3と音声データ処理部8とに転送する。 (3b )再生中の映像データ記録装置4の時刻を再生終
了時刻記憶領域に入力する。 (4b )再生終了時刻記憶領域の時刻と第2再生終了時
刻記憶領域の時刻を比較し、再生終了時刻記憶領域の時
刻が第2再生終了時刻記憶領域の時刻より小さい場合は
(3b )へ移る。再生終了時刻記憶領域の時刻が第2再
生終了時刻記憶領域の時刻と等しいか大きい場合は(1
b )へ移る。
【0102】これにより、第2再生開始時刻記憶領域の
時刻から第2再生終了時刻記憶領域の時刻までの映像デ
ータおよび音声データが停止ボタンG57が選択されるま
で繰り返し再生される。
【0103】一時停止ボタンG56が選択されると、一時
停止命令からなる制御データを映像データ処理部3と音
声データ処理部8とに転送する。この一時停止命令は再
生中、巻き戻し中、繰り返し再生中の場合は、これを一
時停止し、一時停止中の場合は、一時停止する前の状態
を復帰させる。
【0104】停止ボタンG57が選択されると、停止命令
からなる制御データを映像データ処理部3と音声データ
処理部8とに転送する。これにより、映像データ処理部
3と音声データ処理部8は、再生中ならば再生を停止
し、巻き戻し中ならば巻き戻しを停止する。また、停止
したときの記録位置のシミュレータ時刻が再生終了時刻
記憶領域内に残る。
【0105】早送ボタンG58は選択されると、早送り命
令からなる制御データを映像データ処理部3と音声デー
タ処理部8とに転送する。これにより、映像データ処理
部3と音声データ処理部8は、停止ボタンG57が選択さ
れるまで早送りを実行する。
【0106】さらにモニタ制御部G5 は、操作エラー表
示画面G2 または全体モニタ画面G3 からの「再生命
令」または「一時停止命令」の制御データを割込み処理
により読み込み、以下の(1c )〜(3c )の手順で処
理を実施する。
【0107】(1c )制御データの内容が「再生命令」
ならば(2c )の処理へ移り、転送データの内容が「一
時停止命令」ならば(3c )の処理へ移る。 (2c )再生ボタンG54の選択と同様に、再生命令から
なる制御データを映像データ処理部3と音声データ処理
部8とに転送する。 (3c )一時停止ボタンG56の選択と同様に、一時停止
命令からなる制御データを映像データ処理部3と音声デ
ータ処理部8とに転送する。
【0108】訓練生選択ボタンG6 は、ボタンの名称部
と選択訓練生表示部と選択訓練生記憶領域からなり、マ
ウス等の入力装置19を介しての選択により、以下の
(1d)〜(4d )の手順で処理を実施する。
【0109】(1d )選択メニューを表示する。選択メ
ニューの内容は、訓練生全員を示すクルーと訓練生個々
を示す名前や訓練生IDなどの識別子である。 (2d )マウス等により選択されたメニュー内容を読み
取り、選択訓練生とする。 (3d ) この選択訓練生を選択訓練生記憶領域の内容と
比較し、等しい場合は処理を終了する。等しくない場合
は、次の(4d )の処理を実施する。 (4d ) 選択訓練生を選択訓練生記憶領域に記憶する。
また、この選択訓練生を選択訓練生表示部に表示する。
【0110】この訓練生選択ボタンG6 によって選択訓
練生記憶領域に設定された訓練生選択情報は、前述した
タイムライン画面のマーク表示データ記憶領域へのマー
ク表示訓練生の設定および個別モニタ画面に表示する訓
練生の選択に利用される。
【0111】カメラ切換選択ボタンG7 は、ボタンの名
称部と選択カメラ表示部からなり、マウス等の入力装置
19を介しての選択により、以下の(1e )〜(4e )
手順で処理を実施する。
【0112】(1e )選択メニューを表示する。選択メ
ニューの内容は、自動と個々のビデオカメラ番号または
ビデオカメラ番号を示す名称の識別子である。自動が選
択された場合は、訓練生選択ボタンG6 の選択訓練生記
憶領域の内容に対応して自動的に切り換えを行う。切り
換えは、予め訓練生選択ボタンG6 の選択メニューの内
容に対応したビデオカメラ番号のカメラ番号対応テーブ
ルを持ち、選択訓練生記憶領域の内容をビデオカメラ番
号対応テーブルから検索し対応したビデオカメラ番号へ
切り換える。
【0113】(2e )マウス等により選択されたメニュ
ー内容を読み取り、選択カメラ番号とする。
【0114】(3e )この選択カメラ番号を個別モニタ
画面G4 の有するビデオカメラ番号記憶領域の内容と比
較し、等しい場合は処理を終了する。等しくない場合
は、次の(4e )の処理を実施する。
【0115】(4e )前記選択カメラ番号を個別モニタ
画面G4 の有するビデオカメラ番号記憶領域に記憶す
る。また、この選択カメラ番号を選択カメラ表示部に表
示する。
【0116】開始位置選択ボタンG8 は、ボタンの名称
部と選択開始位置表示部と選択開始位置記憶領域からな
り、マウス等の入力装置を介しての選択により、以下の
(1f )〜(4f )の手順で処理を実施する。
【0117】(1f )選択メニューを表示する。選択メ
ニューの内容は、エラー摘出時刻、操作開始時刻、任意
時刻設定1および任意時刻設定2である。
【0118】(2f )マウス等により選択されたメニュ
ー内容を読み取り、開始位置とする。
【0119】(3f )この選択開始位置を選択開始位置
記憶領域の内容と比較し、等しい場合は処理を終了す
る。等しくない場合は、次の(4f )の処理を実施す
る。
【0120】(4f )前記選択開始位置を選択開始位置
記憶領域に記憶する。また、この選択開始位置を選択開
始位置表示部に表示する。
【0121】再生時刻表示画面G9 は、表示している操
作状況の時刻を表示する手段であり映像データ記録装置
4の再生時刻または記録時刻を表示する。操作状況の記
録と再生を同時に実施する場合は、再生時刻を表示す
る。
【0122】次に、映像データ処理部3の処理について
図7のフローチャートに基づいて説明する。この図に示
すように、映像データ処理部3は、モニタ制御部G5 か
らの制御データを受け取り(ステップ200)、その命
令内容を判断する(ステップ201〜204)。
【0123】ステップ201にて制御データの命令内容
が「再生命令」の場合には、ステップ205に進み、モ
ニタ制御部G5 の再生開始時刻記憶領域に記憶されてい
る時刻の管理情報を管理情報データベース17より検索
し、「再生命令」の制御データと検索した管理情報にあ
る映像記録位置情報を映像データ記録装置4へ転送す
る。これにより、映像データ記録装置4は指定された映
像記録位置からの記録映像データを、「停止命令」の制
御データを受け取るまで再生する。「停止命令」の制御
データは、停止ボタンG57が選択されたとき、あるいは
再生時刻が再生終了時刻記憶領域内の設定時刻になった
ときモニタ制御部G5 より出力される。
【0124】ステップ202にて制御データの命令内容
が「記録開始命令」の場合は、ステップ206に進み、
映像データ記録装置4へコメント情報記録命令とともに
年月日、記録開始時刻および記録開始位置からなるコメ
ント情報を出力し、ついで、「記録開始命令」の制御デ
ータおよび記録開始位置を映像データ記録装置4へ転送
し映像入力装置2からの映像データの記録を開始する。
これにより、映像データ記録装置4は映像入力装置2か
らの映像データを各ビデオカメラ別に記録する。また、
映像データ処理部3は、映像データ記録装置4からビデ
オカメラ別の映像記録位置を読み込み、管理情報データ
ベース17のシミュレータ時刻に対応した位置の管理情
報へ映像記録位置を格納する映像記録位置格納プロセス
を起動する。
【0125】ステップ203にて制御データの命令内容
が「記録停止命令」の場合は、ステップ207へ進み、
映像データ記録装置4へ「記録停止命令」の制御データ
を転送し、管理情報データベース17へ映像記録位置を
格納する映像記録位置格納プロセスを停止する。
【0126】ステップ204にて制御データの命令内容
が「繰り返し再生命令」の場合は、ステップ208へ進
み、管理情報データベース17より第2再生開始時刻記
憶領域に記憶した時刻に対応した管理情報を検索し、
「繰り返し再生命令」の制御データと検索した管理情報
にある映像記録位置を映像データ記録装置4へ転送す
る。これにより、映像データ記録装置4は第2再生開始
時刻記憶領域に記憶した時刻から再生を開始する。ま
た、再生時刻が第2再生終了時刻記憶領域に記憶した時
刻となったとき、映像データ処理部3は再び「繰り返し
再生命令」の制御データと前述の映像記録位置を映像デ
ータ記録装置4へ転送する。
【0127】制御データの命令内容が上記「再生命
令」、「記録開始命令」、「記録停止命令」および「繰
り返し再生命令」のいずれでもないとき、ステップ20
9に進み、それぞれの制御データを映像データ記録装置
4に転送して処理を終了する。
【0128】次に、音声データ処理部8の処理の流れを
図8に示す。このフローチャートにおいて、音声データ
処理部8はモニタ制御部G5 からの制御データを読み取
り(ステップ300)、その命令内容を判断する(ステ
ップ301〜304)。
【0129】ステップ301にて制御データの命令内容
が「再生命令」であれば、ステップ305へ移り、管理
情報データベース17より再生開始時刻記憶領域に記憶
されている時刻に対応した管理情報を検索し、この管理
情報内の選択訓練生または選択ビデオカメラ番号に対応
するワイヤレスマイクの音声記録位置を「再生命令」の
制御データとともに音声データ記録装置9へ転送する。
これにより、音声データ記録装置9は指定された音声記
録位置からの記録音声データを、「停止命令」の制御デ
ータを受け取るまで再生する。
【0130】ステップ302にて制御データの命令内容
が「記録開始命令」であれば、ステップ306へ移り、
音声データ記録装置9へコメント情報記録命令とともに
年月日、記録開始時刻および記録開始位置からなるコメ
ント情報を出力し、ついで「記録開始命令」の制御デー
タと記録開始位置を音声データ記録装置9へ転送し音声
収集装置7からの音声データの記録を開始する。これに
より、音声データ記録装置9は音声収集装置7からの音
声データを各ワイヤレスマイク別に記録する。また、音
声データ処理部8は、音声データ記録装置9からワイヤ
レスマイク別の音声記録位置を読み込み、管理情報デー
タベース17のシミュレータ時刻に対応した位置の管理
情報へ音声記録位置を格納する音声記録位置格納プロセ
スを起動する。
【0131】ステップ303にて制御データの命令内容
が「記録停止命令」であれば、ステップ307へ移り、
音声データ記録装置9へ「記録停止命令」の制御データ
を転送し、前記音声記録位置格納プロセスを停止する。
【0132】ステップ304にて制御データの命令内容
が「繰り返し再生命令」であれば、ステップ308へ移
り、管理情報データベース17より第2再生開始時刻記
憶領域に記憶した時刻に対応した管理情報を検索し、
「繰り返し再生命令」の制御データと検索した管理情報
内の選択訓練生または選択ビデオカメラ番号に対応する
ワイヤレスマイクの音声記録位置を音声データ記録装置
9へ転送する。これにより、音声データ記録装置9は第
2再生開始時刻記憶領域に記憶した時刻から再生を開始
する。また、再生時刻が第2再生終了時刻記憶領域に記
憶した時刻となったとき、音声データ処理部8は再び
「繰り返し再生命令」の制御データと前述の音声記録位
置を音声データ記録装置9へ転送する。
【0133】制御データの命令内容が上記「再生命
令」、「記録開始命令」、「記録停止命令」および「繰
り返し再生命令」のいずれでもないとき、ステップ30
9に進み、制御データを音声データ記録装置9に転送し
て処理を終了する。
【0134】また、シミュレータデータ処理部15は、
モニタ制御部G5 より「再生命令」、「繰り返し再生命
令」、およびこの再生に対する「一時停止命令」または
「停止命令」が出力されたとき、これを検知し、再生開
始時刻に対応する管理情報を管理情報データベース17
より検索し、得られたシミュレータデータ記憶位置情報
に基づいて再生開始時刻以降のシミュレータデータおよ
び操作エラーデータをシミュレータデータ記憶装置16
から順次読み出し、それぞれ表示装置18上のタイムラ
イン画面G1 および操作エラー表示画面G2 に出力す
る。このシミュレータデータおよび操作エラーデータの
読み出しは「一時停止命令」または「停止命令」によっ
て停止される。
【0135】これにより、タイムライン画面G1 、操作
エラー表示画面G2 、全体モニタ画面G3 および個別モ
ニタ画面G4 はそれぞれ常に同じシミュレータ時刻のデ
ータを表示することになる。
【0136】以上の説明からも明らかなように、本実施
例の操作状況監視装置は以下のように作用する。
【0137】運転訓練シミュレータ20を用いて運転訓
練を開始すると、シミュレータデータ処理部15は、運
転訓練シミュレータ20からのシミュレータデータの操
作内容および警報等のプラント状態を表示装置18のタ
イムライン画面G1 に表示するとともに、シミュレータ
データ記憶装置16にシミュレータデータを記憶し、そ
のシミュレータデータ記憶位置情報を管理情報データベ
ース17内のシミュレータ時刻の管理情報に格納する。
さらに、操作エラー摘出装置14によって操作エラーが
摘出された場合には、シミュレータデータ処理部15は
操作エラーを表示装置18の操作エラー表示画面G2 に
表示するとともに、この操作エラーをエラー摘出時刻お
よびリカバリー時刻とともにシミュレータデータ記憶装
置16に記憶し、管理情報データベース17の摘出時刻
に対応する管理情報に操作開始時刻と操作エラーデータ
記憶位置情報を格納する。
【0138】行動データ処理部12は、位置検出装置1
1からの各訓練生の位置データに基づいて、位置データ
とその分割領域とその撮影領域を示すビデオカメラ番号
を行動データとして訓練生別に行動データ記憶装置13
に記憶し、その訓練生別の行動データの記憶位置情報を
管理情報データベース17内のシミュレータ時刻の管理
情報に格納する。
【0139】同時に、映像データ処理部3は、訓練生の
行動領域全体を撮影するビデオカメラからの映像データ
を表示装置18の全体モニタ画面G3 に表示し、個別モ
ニタ画面G4 のビデオカメラ番号記憶領域にその番号が
記憶されているビデオカメラからの映像データを映像切
替装置5を介して表示装置18の個別モニタ画面G4に
表示する。また、この個別モニタ画面G4 にはスーパー
挿入装置6によって映像切替装置5から出力される映像
データに対応する訓練生の操作内容が文字データで挿入
表示される。
【0140】同時に、音声データ処理部8は、個別モニ
タ画面G4 のビデオカメラ番号記憶領域に記憶されてい
るビデオカメラ番号または選択訓練生記憶領域に記憶さ
れている訓練生に対応するワイヤレスマイクからの音声
データを音声出力装置10に出力する。
【0141】また、モニタ制御部G5 の記録ボタンG51
の操作により、映像データ処理部3および音声データ処
理部8は、映像入力装置2からの映像データおよび音声
収集装置7からの音声データを、それぞれ映像データ記
録装置4および音声データ記録装置9に記録し、映像記
録位置情報および音声記録位置情報を管理情報データベ
ース17のシミュレータ時刻に対応する管理情報に格納
する。この記録処理はモニタ制御部G5 の記録停止ボタ
ンG52が操作されるまで実施される。
【0142】この表示装置18上の監視画面において、
全体モニタ画面G3 の一部を拡大表示したい場合には、
その箇所を入力装置19を介して選択すると、全体モニ
タ画面G3 は撮影領域テーブルにより選択位置座標に対
応するビデオカメラ番号を求め、これを個別モニタ画面
G4 が持つビデオカメラ番号記憶領域に設定する。
【0143】個別モニタ画面G4 は、一時記憶領域に記
憶している表示中の映像データのビデオカメラ番号とビ
デオカメラ番号記憶領域に記憶しているビデオカメラ番
号を比較し、異なる場合は一時記憶領域内のビデオカメ
ラ番号をビデオカメラ番号記憶領域に記憶しているビデ
オカメラ番号に切り替えるとともにこのビデオカメラ番
号を映像切替装置5に転送して対応するビデオカメラか
らの映像データを表示する。
【0144】また、摘出された操作エラーの操作状況を
十分検討したいときは、操作エラー表示画面G2 から当
該操作エラーを入力装置19を介して選択すると、その
選択された位置座標に基づいて操作エラー表示画面G2
の表示テーブルからエラー摘出時刻、リカバリー時刻お
よび操作エラーした訓練生が求められ、そのエラー摘出
時刻および操作エラーした訓練生に基づいて管理情報デ
ータベース17を検索することにより、このエラー摘出
時刻の管理情報内に記憶されている当該訓練生の行動デ
ータ記憶位置情報に基づいて行動データ記憶装置13か
ら当該訓練生を撮影したビテオカメラ番号が取得され、
個別モニタ画面G4 が持つビデオカメラ番号記憶領域に
設定される。
【0145】ついで、開始位置選択ボタンG8 を介して
開始位置選択記憶領域に「操作開始時刻」が設定されて
いる場合には、エラー摘出時刻の管理情報内に記憶され
ている操作開始時刻が再生開始時刻記憶領域に設定さ
れ、リカバリー時刻が再生終了時刻記憶領域に設定され
た後、操作エラー表示画面G2 より「再生命令」の制御
データがモニタ制御部G5 を介して映像データ処理部
3、音声データ処理部8およびシミュレータデータ処理
部15に転送される。
【0146】これにより、シミュレータデータ処理部1
5は、再生開始時刻記憶領域に設定されている操作開始
時刻に対応する管理情報を管理情報データベース17か
ら取り出し、この管理情報内のシミュレータデータ記憶
位置情報に基づいてシミュレータデータ記憶装置16か
ら操作開始時刻以降のシミュレータデータを読み出して
表示装置18上のタイムライン画面G1 に時系列的に再
生終了時刻記憶領域に設定されているリカバリー時刻ま
で表示する。さらに、エラー摘出時刻において操作エラ
ーを操作エラー表示画面G2 に表示する。
【0147】また、映像データ処理部3は、再生開始時
刻記憶領域に設定されている操作開始時刻に対応する管
理情報を管理情報データベース17から取り出し、この
管理情報内の映像記録位置情報を再生命令とともに映像
データ記録装置4に送る。映像データ記録装置4は、映
像記録位置情報に基づいて各ビデオカメラからの映像デ
ータを再生終了時刻記憶領域に設定されているリカバリ
ー時刻に至るまで再生する。再生された全体映像データ
は表示装置18上の全体モニタ画面G3 に表示される。
その他の個別の映像データは映像切替装置5においてビ
デオカメラ番号記憶領域に設定されているビデオカメラ
からの映像データのみ選択され、スーパー挿入装置6に
よって操作内容の文字データが挿入されて表示装置18
上の個別モニタ画面G4 に表示される。
【0148】再生が終わると、自動的に元のリアルタイ
ムの表示画面に戻る。
【0149】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる操作状
況監視装置によれば、運転訓練時の訓練データおよび操
作状況を運転訓練中および運転訓練終了後に随時観察す
ることができ、訓練生の運転訓練状況を的確に把握し分
析することができる。
【0150】また、摘出された操作エラーに関してエラ
ー内容の確認やエラーの要因等の分析を行う場合では、
これまでのような希望する時刻までの頭出しや繰り返し
確認するための巻き戻しや訓練生の移動によるビデオテ
ープの取替え等の作業が不要になり、短時間に操作状況
の確認ができる。また、操作エラーに関してエラー摘出
時刻の操作状況や操作エラーとなった操作の標準的な操
作開始の時刻からの操作状況を容易に観察することがで
きるため、操作エラーの確認やどのような要因で操作エ
ラーに至ったかを分析することも短時間に容易に行うこ
とが可能となる。
【0151】また、運転中に注目する訓練生の操作状況
を自動的に表示することができ、注目する訓練生の操作
状況を重点的に観察することができる。
【0152】また、制御室全体の操作状況の映像ととも
に注目する訓練生の操作状況を拡大して示す映像を別途
表示することができるため、十分かつ詳細な観察を行う
ことができる。
【0153】さらに、注目する訓練生の操作状況を拡大
して示す映像画面に、実施している操作内容を字幕スー
パーで表示することにより、訓練生の影になって見えな
い操作についてもその操作状況を容易に把握することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の操作状況監視装置の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】制御室30における行動領域Mとその分割領域
31M 〜33M を説明する図である。
【図3】分割領域31M と対応する撮影領域31S を説
明する図である。
【図4】図1における位置検出装置11の概略構成を説
明する図である。
【図5】図1における表示装置18に表示される監視画
面例を示す図である。
【図6】操作エラー表示画面の選択操作による処理例を
示すフロー図である。
【図7】図1における映像データ処理部3の処理例を示
すフロー図である。
【図8】図1における音声データ処理部8の処理例を示
すフロー図である。
【符号の説明】
1………操作状況監視装置 2………映像入力装置 3………映像データ処理部 4………映像データ記録装置 5………映像切替装置 6………スーパー挿入装置 7………音声収集装置 8………音声データ処理部 9………音声データ記録装置 10………音声出力装置 11………位置検出装置 12………行動データ処理部 13………行動データ記憶装置 14………操作エラー摘出装置 15………シミュレータデータ処理部 16………シミュレータデータ記憶装置 17………管理情報データベース17 18………表示装置 19………入力装置 20………運転訓練シミュレータ 30………制御室 31〜33………制御盤 M………行動領域 31M 〜33M ………分割領域 31s ………撮影領域 41〜43………検出器 44………位置処理装置 G1 ………タイムライン画面 G2 ………操作エラー表示画面 G3 ………全体モニタ画面 G4 ………個別モニタ画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 好規 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント操作に従ってプラント状態を模
    擬演算する運転訓練シミュレータより、訓練生の操作内
    容、プラントの警報、およびプラントパラメータを含む
    シミュレータデータを入力し、予め記憶した評価ロジッ
    クに基づいて運転訓練時の操作エラーを摘出する操作エ
    ラー摘出手段を備えた操作状況監視装置において、 前記運転訓練シミュレータからのシミュレータデータお
    よび前記操作エラー摘出手段からの操作エラーデータに
    基づいて、この運転訓練の現在および任意の過去の前記
    訓練生の操作内容、模擬演算されたプラント状態および
    摘出された操作エラーを含む運転訓練データを時系列的
    に表示するとともに、この運転訓練データに対応する操
    作状況の映像を表示することを特徴とする操作状況監視
    装置。
  2. 【請求項2】 表示された任意の操作エラーを指定する
    ことにより、自動的に当該操作エラーにかかる予め定め
    られた操作時点に戻って当該操作エラーを行った訓練生
    の操作状況の映像を再生し表示することを特徴とする請
    求項1記載の操作状況監視装置。
  3. 【請求項3】 表示された任意の操作エラーを指定する
    ことにより、当該操作エラーの摘出時点または当該操作
    エラーに対応する操作内容の操作開始時点にから当該操
    作エラーがリカバリーされるまでの当該操作エラーを行
    った訓練生の操作状況の映像を自動的に再生し表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の操作状況監視装置。
  4. 【請求項4】 プラント操作に従ってプラント状態を模
    擬演算する運転訓練シミュレータより、訓練生の操作内
    容、プラントの警報、およびプラントパラメータを含む
    シミュレータデータを入力し、予め記憶した評価ロジッ
    クに基づいて運転訓練時の操作エラーを摘出する操作エ
    ラー摘出手段を備えた操作状況監視装置において、 運転訓練時の前記訓練生の操作状況の映像を入力し、記
    録・再生処理により入力時を含む任意の時刻の映像デー
    タを出力する映像データ処理手段と、 運転訓練時の前記訓練生の操作状況の音声を入力し、記
    録・再生処理により前記映像データ処理手段から出力さ
    れる映像データに対応する音声データを出力する音声デ
    ータ処理手段と、 運転訓練時の前記訓練生の位置を検出し、この検出結果
    に基づいて前記訓練生の映像を入力する撮影領域を決定
    し記憶する行動データ処理手段と、 前記運転訓練シミュレータからのシミュレータデータお
    よび前記操作エラー摘出手段からの操作エラーデータを
    記憶するシミュレータデータ処理手段と、 前記音声データ処理手段から出力された音声データを音
    声出力する音声出力装置と、 前記映像データ処理手段に記録される映像データ、前記
    音声データ処理手段に記録される音声データ、前記行動
    データ処理手段に記憶される行動データ、および前記シ
    ミュレータデータ処理手段に記憶されるデータをシミュ
    レータ時刻ごとに相互に関連付けて管理するための管理
    情報を記憶する管理情報データベースと、 前記映像データ処理手段からの映像データおよび前記シ
    ミュレータデータ処理手段からのデータを同期して表示
    する表示手段と、 この表示手段に表示された情報に基づいて要求・指令を
    入力する入力手段とを備えたことを特徴とする操作状況
    監視装置。
  5. 【請求項5】 前記映像データ処理手段は、 運転訓練時の前記訓練生の操作状況の映像を入力する映
    像入力装置と、 この映像入力装置によって入力された映像データを記録
    し、任意に再生出力可能な映像データ記録装置と、 前記映像入力装置からの映像データを出力処理するとと
    もに前記映像データ記録装置に記録処理し、この映像デ
    ータ記録装置における当該映像の記録位置を前記管理情
    報データベース内にシミュレータ時刻ごとに書き込み、
    再生時にはこの管理情報データベース内の対応するシミ
    ュレータ時刻の映像記録位置情報に基づいて前記映像デ
    ータ記録装置から映像データを再生出力させる映像デー
    タ処理部とを備えたことを特徴とする請求項4記載の操
    作状況監視装置。
  6. 【請求項6】 前記映像データ入力装置がそれぞれ異な
    る撮影領域を持つ複数の映像データ入力手段からなり、
    前記映像データ処理手段は、前記行動データ処理手段か
    らの行動データに基づいて、各前記映像データ入力手段
    による映像データの中から前記表示手段に表示する映像
    データを選択する映像切替装置をさらに備えたことを特
    徴とする請求項5記載の操作状況監視装置。
  7. 【請求項7】 前記映像データ処理手段は、 前記シミュレータデータ処理手段からのシミュレータデ
    ータに基づいて、前記表示手段に表示される映像データ
    上に対応する操作内容を文字で挿入するスーパー挿入装
    置をさらに備えたことを特徴とする請求項5または6記
    載の操作状況監視装置。
  8. 【請求項8】 前記音声データ処理手段は、 少なくとも1つのマイクからなる音声収集装置と、 この音声収集装置によって収集された音声データを記録
    し、任意に再生出力可能な音声データ記録装置と、 前記音声収集装置からの音声データを出力処理するとと
    もに前記音声データ記録装置に記録処理し、この音声デ
    ータ記録装置における当該音声の記録位置を前記管理情
    報データベース内にシミュレータ時刻ごとに書き込み、
    再生時にはこの管理情報データベース内の対応するシミ
    ュレータ時刻の音声データの記録位置情報に基づいて前
    記音声データ記録装置から音声データを再生出力させる
    音声データ処理部とを備えたことを特徴とする請求項4
    記載の操作状況監視装置。
  9. 【請求項9】 前記行動データ処理手段は、 運転訓練時に訓練生が行動する位置を検出する位置検出
    装置と、 この位置検出装置によって検出された位置データに基づ
    く行動データを記憶する行動データ記憶装置と、 前記位置検出装置からの位置データに基づいて行動デー
    タを前記行動データ記憶装置へ書き込むとともにこの行
    動データ記憶装置における当該行動データの記憶位置を
    前記管理情報データベース内にシミュレータ時刻ごとに
    書き込み、再生時にはこの管理情報データベース内の対
    応するシミュレータ時刻の行動データ記憶位置情報に基
    づいて前記行動データ記憶装置から行動データを読み出
    し前記映像データ処理手段に転送する行動データ処理部
    とを備え、 前記映像データ処理手段は、この行動データ処理部から
    の行動データに基づいて対応する撮影領域の映像データ
    を選択し前記表示装置へ出力することを特徴とする請求
    項4記載の操作状況監視装置。
  10. 【請求項10】 前記行動データは、対応する訓練生が
    どの撮影領域に位置するかを示す情報を含むことを特徴
    とする請求項9記載の操作状況監視装置。
  11. 【請求項11】 前記行動データは、対応する訓練生の
    映像を入力し得る映像入力手段を示す情報を含むことを
    特徴とする請求項9記載の操作状況監視装置。
  12. 【請求項12】 前記映像入力装置は、運転訓練を行う
    各訓練生の行動領域全体を撮影可能な全体映像データ入
    力手段と、前記行動領域を分割してなる各分割領域をそ
    れぞれ撮影可能な複数の個別映像データ入力手段とを有
    することを特徴とする請求項6記載の操作状況監視装
    置。
  13. 【請求項13】 前記音声収集装置は、訓練生が運転訓
    練を行う制御室に設置され訓練生の会話を含む環境音収
    集マイクと、各訓練生の発話を個別に収集する訓練生発
    話収集マイクとを有することを特徴とする請求項8記載
    の操作状況監視装置。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、 前記シミュレータデータ処理手段からのデータに基づい
    て前記運転訓練シミュレータに対する訓練生の操作内容
    およびこの運転訓練シミュレータによって模擬されたプ
    ラント状態を時系列的に表示するタイムライン表示手段
    と、 前記シミュレータデータ処理手段からのデータに基づい
    て前記操作エラーを時系列的に表示する操作エラー表示
    手段と、 前記映像データ処理手段から出力される運転訓練時の操
    作状況の全体映像を表示する全体モニタ表示手段と、 前記映像データ処理手段から出力される選択された訓練
    生の操作状況を示す個別映像を表示する個別モニタ表示
    手段とを有することを特徴とする請求項4記載の操作状
    況監視装置。
  15. 【請求項15】 前記映像データ処理手段は、前記全体
    モニタ表示手段によって表示されている全体モニタ画面
    から前記入力手段を介して任意の位置が選択されたと
    き、選択された位置を撮影領域に持つ前記個別の映像を
    選択し個別モニタ表示手段に出力することを特徴とする
    請求項14記載の操作状況監視装置。
  16. 【請求項16】 前記操作エラー表示手段によって表示
    されている操作エラー表示画面から前記入力手段を介し
    て任意の操作エラーが選択されたとき、 前記シミュレータデータ処理手段は、表示開始点の当該
    操作エラーにかかる時刻から表示終了点の当該操作エラ
    ーのリカバリー時刻までの間の前記管理情報データベー
    ス内の管理情報に基づいて、この所定の時刻間のシミュ
    レータデータおよび操作エラーデータを検索し、それぞ
    れ前記タイムライン表示手段および前記操作エラー表示
    手段に時系列的に出力し、 前記行動データ処理手段は、前記所定の時刻間の前記管
    理情報データベース内の管理情報に基づいて、この所定
    の時刻間の当該操作エラーを行った訓練生の行動データ
    を検索して前記映像データ処理手段に出力し、 前記映像データ処理手段は、前記所定の時刻間の前記管
    理情報データベース内の管理情報に基づいて、この所定
    の時刻間の前記全体映像を再生し前記全体モニタ表示手
    段に出力するとともに、前記行動データ処理手段からの
    行動データに基づいて、当該訓練生の操作状況の映像を
    再生し前記個別モニタ表示手段に出力し、 前記音声データ処理手段は、前記所定の時刻間の前記管
    理情報データベース内の管理情報に基づいて、この所定
    の時刻間の前記音声データを再生し前記音声出力装置に
    出力することを特徴とする請求項14記載の操作状況監
    視装置。
  17. 【請求項17】 前記表示開始点の操作エラーにかかる
    時刻は、操作エラー摘出時刻または操作エラーに関わる
    操作内容の標準的な操作開始時刻のいずれかであること
    を特徴とする請求項16記載の操作状況監視装置。
  18. 【請求項18】 前記表示手段は、 各操作ボタンを表示して前記映像および音声の記録、再
    生および停止を含む各制御指令の入力操作を可能にし、
    前記制御指令を前記映像データ処理手段および前記音声
    データ処理手段に転送するモニタ制御表示手段と、 前記個別モニタ表示手段によって表示される訓練生を選
    択するための訓練生選択ボタンを表示する訓練生選択ボ
    タン表示手段と、 前記個別モニタ表示手段によって表示される映像を映像
    入力手段を指定することによって選択するためのカメラ
    切換選択ボタンを表示するカメラ切換選択ボタン表示手
    段とをさらに有することを特徴とする請求項14記載の
    操作状況監視装置。
  19. 【請求項19】 前記表示手段は、 前記表示開始点としての操作エラーにかかる時刻を選択
    するための開始位置選択ボタンを表示する開始位置選択
    ボタン表示手段と、 前記個別モニタ表示手段によって表示されている操作状
    況のシミュレータ時刻を表示する操作時刻表示手段とを
    さらに有することを特徴とする請求項16記載の操作状
    況監視装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6978080B1 (en) 1999-08-31 2005-12-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video switcher
JP2015022156A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 運転訓練再生装置
JP2019220062A (ja) * 2018-06-22 2019-12-26 三菱重工業株式会社 運転支援システム及び運転支援方法
US11380318B2 (en) 2017-08-18 2022-07-05 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Evaluation system, evaluation method, and program
WO2023218653A1 (ja) * 2022-05-13 2023-11-16 ファナック株式会社 映像管理装置、及びコンピュータが読み取り可能な記憶媒体

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