JP4601964B2 - データ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラム - Google Patents

データ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理するデータ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラムに関する。
従来より、パチンコ遊技やスロット遊技などの遊技を提供する遊技店においては、遊技店で稼働する遊技機や玉計数機などの複数の機器に対する監視を容易にするために、各機器のデータだけでなく、各機器を撮像した画像も収集管理するシステムが構築されている。
例えば、特許文献1(特開平5−154246号公報)には、遊技機を含む複数の端末装置の機器データ(異常を示す情報など)を管理する集中管理装置と、任意の端末装置および周辺をズームイン状態で撮像する複数のカメラと、カメラの画像信号を再生するモニタ装置とからなるシステムが開示されている。
これを簡単に説明すると、このシステムでは、集中管理装置が所定の端末装置における異常状態を検出した場合に、当該所定の端末装置に対応するカメラの撮像信号をモニタ装置で再生するとともに、当該端末装置の異常状態の内容を示すスーパーインポーズ画像を再生画像中にミキシングして再生する。さらに、このシステムでは、モニタ装置で再生される画像信号(カメラの画像にスーパーインポーズ画像がミキシングされた画像信号)をビデオテープレコーダに録画するとともに、異常状態を発生させた機器の番号、発生時刻および発生内容からなる異常発生履歴データを生成する。
このようなシステムでは、いずれかの機器で異常が検出されると、機器の画像および異常内容が同時にモニタ装置で再生され、モニタ装置の前に居るオペレータは、異常の原因が機器故障によるものであるか不正行為によるものであるかといった異常状態の確認をリアルタイムに行う。また、オペレータは、所定日時の所定機器で検出された異常状態を確認しようとする場合には、異常発生履歴データから所定日時の所定機器を選択した後に、モニタ装置の再生画像が録画されたビデオテープレコーダを再生操作しながら所定日時の所定機器における画像を検索した上で、異常状態の確認を行う。
特開平5−154246号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、遊技店で稼働する機器の状態(異常状態など)をリアルタイムで速やかに確認することはできるが、非リアルタイムでは機器の状態を速やかに確認することができないという問題点がある。
すなわち、上記した従来技術では、過去の異常状態を確認しようとする場合に、ビデオテープレコーダを再生操作しながら所定日時の所定機器における画像を検索する必要があるが、ビデオテープレコーダの再生操作には時間が掛かるばかりが、早送りや巻き戻しによって画像を見落としてしまう可能性も高いので、結果として画像の検索に時間を要し、異常状態の確認を速やかに行うことはできなかった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、遊技店で稼働する機器の状態をリアルタイム・非リアルタイムを問わず速やかに確認することができるデータ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明は、遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理するデータ収集管理システムであって、前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集手段と、前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集手段と、所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集手段および前記撮像データ収集手段によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索手段と、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力手段とを備えたことを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記稼働データ収集手段によって収集された各機器の稼働データに、前記機器IDおよび稼働日時を付加したデータを記憶する稼働データ記憶手段と、前記撮像データ収集手段によって収集された各カメラの撮像データに、前記機器IDおよび撮像日時を付加したデータを記憶する撮像データ記憶手段とを備え、前記データ検索手段は、前記稼働データ記憶手段に記憶された各機器の稼働データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された稼働データを検索するとともに、前記撮像データ記憶手段に記憶された各カメラの撮像データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された撮像データを検索し、前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを別領域で同時に表示出力することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記撮像データ収集手段によって収集された各カメラの撮像データに、前記機器IDおよび撮像日時を付加するとともに、前記稼働データ収集手段によって収集された各機器の稼働データのうち前記付加された機器IDおよび撮像日時に対応する機器IDおよび稼働日時の稼働データをさらに付加したデータを記憶する撮像データ記憶手段を備え、前記データ検索手段は、前記撮像データ記憶手段に記憶された各カメラの撮像データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された撮像データを検索し、前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された撮像データに前記稼働データを重ねた表示データを表示出力することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記複数の機器で発生する異常を検出する異常検出手段をさらに備え、前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記異常検出手段によって異常が検出された機器の機器IDおよび検出日時に関係付けられるデータについては、前記異常の検出を示す異常検出情報をさらに付加したデータを記憶し、前記データ出力手段は、前記異常検出情報が付加されたデータを出力する際に、当該異常検出情報をさらに対応付けて出力することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記異常検出情報が付加されるデータのみを取捨選択して記憶することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記稼働データ、画像データおよび/または異常検出情報に基づいて前記機器で行われる不正行為を検出する不正行為検出手段をさらに備え、前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記不正行為検出手段によって不正行為が検出された機器の機器IDおよび検出日時に関係付けられるデータについては、前記不正行為の検出を示す不正検出情報をさらに付加したデータを記憶し、前記データ出力手段は、前記不正検出情報が付加されたデータを出力する際には、当該不正検出情報をさらに対応付けて出力することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記複数の機器のなかから所定の機器を選択させ、当該機器に対応する機器IDおよび現在日時を指定する指定手段をさらに備え、前記データ検索手段は、前記指定手段による指定に係る機器IDおよび現在日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索し、前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを現在日時の進行に応じて順次出力することを特徴とする。
また、発明は、上記の発明において、前記異常検出手段によって異常が検出された機器の機器IDおよび検出日時を異常履歴として記憶する異常履歴記憶手段と、前記異常履歴記憶手段に記憶された異常履歴から所定の履歴を選択させ、当該履歴に対応する機器IDおよび検出日時を指定する指定手段をさらに備え、前記データ検索手段は、前記指定手段による指定に係る機器IDおよび検出日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索し、前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを検出日時に沿って順次出力することを特徴とする。
また、発明は、遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理するデータ収集管理方法であって、前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集工程と、前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集工程と、所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集工程および前記撮像データ収集工程によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索工程と、前記データ検索工程によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力工程とを含んだことを特徴とする。
また、発明は、遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理する方法をコンピュータに実行させるデータ収集管理プログラムであって、前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集手順と、前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集手順と、所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集手順および前記撮像データ収集手順によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索手順と、前記データ検索手順によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、遊技店で稼働する機器の稼働データおよび撮像データを機器IDおよび日時と関係付けて収集し、指定された機器IDおよび日時における稼働データおよび撮像データを検索した後に対応付けて出力するので、オペレータは所望機器の所望日時における稼働データおよび撮像データの両方を迅速に対応付けて把握して、遊技店で稼働する機器の状態をリアルタイム・非リアルタイムを問わず速やかに確認することが可能になる。
また、発明によれば、機器IDおよび日時付きの稼働データ並びに撮像データを別個独立に記憶するので、各データの管理負担を分散することが可能になり、また、それぞれから検索した稼働データおよび撮像データを別領域で同時に表示出力するので、オペレータは各データを明確に区別して把握することが可能になる。
また、発明によれば、機器ID、日時および稼働データ付きの撮像データを記憶するので、データの検索負荷を削減することが可能になり、また、これから検索した撮像データに稼働データを重ねて表示出力するので、オペレータは両方のデータを簡単に対応付けて把握することが可能になる。
また、発明によれば、異常検出情報付きのデータを記憶するので、異常検出情報を検索キーにして異常検出に係る機器の検出日時におけるデータを迅速に検索することが可能になり、また、異常検出情報をデータに対応付けて表示出力するので、オペレータは異常状態の確認を見落としなく行うことが可能になる。
また、発明によれば、異常検出情報が付加されたデータのみを保存記憶するので、異常状態は確実に確認できる状態を維持しつつ、データベースのリソース削減やデータの管理負担軽減を図ることが可能になる。
また、発明によれば、自動的に不正行為を検出するので、オペレータの監視負担を軽減することが可能になり、また、不正検出情報付きのデータを記憶するので、不正検出情報を検索キーにして不正検出に係る機器の検出日時におけるデータを迅速に検索することが可能になり、さらに、不正検出情報をデータに対応付けて表示出力するので、オペレータは異常状態(特に、不正行為の可能性が高い状態)の確認を見落としなく行うことが可能になる。
また、発明によれば、オペレータによる機器の選択指定に応じて、指定に係る機器の現在日時における稼働データおよび撮像データをリアルタイムに連続出力するので、オペレータは現在における所望機器の状態を速やかに確認することが可能になる。
また、発明によれば、オペレータによる異常履歴の選択指定に応じて、指定に係る異常履歴に対応する稼働データおよび撮像データを検出日時に沿って連続出力する(例えば、異常が3分に渡って検出された履歴では、この3分間のデータを順次表示出力する)ので、オペレータは過去における所望の異常状態を速やかに確認することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るデータ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明を遊技店の遊技システムに適用した場合を実施例として、本実施例で用いる主要な用語(0:用語の説明)、本実施例に係る遊技システムの概要および特徴(1:システムの概要および特徴)、本実施例のシステムを形成する各装置の構成(2:ターミナルコントローラの構成、3:カメラサーバの構成)、本実施例による各種処理の流れ(4:稼働データの記録処理、5:撮像データの記録処理、6:リアルタイム検索時の処理、7:異常履歴検索時の処理)、本実施例による効果(8:本実施例の効果)、本実施例に対する種々の変形例(9:他の実施例)を順に説明する。
[0:用語の説明]
最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「稼働データ」とは、遊技機、玉計数機、両替機、カード精算機、金庫など、遊技店で稼働する各種の機器における稼働上のデータのことであり、具体的には、遊技機を例に挙げれば、図12に例示するように、アウト玉数、セーフ玉数、差玉数、始動回数、単位始動回数、現金売上金額、カード売上金額、遊技中の会員データ(会員ID)など、機器において瞬間的若しくは累積的に時々刻々変化するデータがこれに該当する。なお、本実施例では、時々刻々変化する稼働データのなかの所定日時における稼働データを「所定の稼働日時の稼働データ」と呼ぶ。
また、本実施例で用いる「撮像データ」とは、上記したような遊技店で稼働する各種の機器を撮像した撮像データのことであり、具体的には、順次撮像した複数のシーン(ピクチャ)で形成される動画像をMPEG(Moving Picture Experts Group)等の圧縮符号化方式によって符号化して得られる符号化ストリーム(映像ファイル)などがこれに該当する。なお、本実施例では、順次撮像して得られる複数のシーン(ピクチャ)のなかの所定日時におけるシーンを「所定の撮像日時の撮像データ」と呼ぶ。
[1:データ収集管理システムの概要および特徴]
続いて、図1を用いて、本実施例に係る遊技システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例に係る遊技システムの全体構成を示すシステム構成図である。
本実施例に係る遊技システムは、パチンコ遊技やスロット遊技などの遊技を提供する遊技店において構築されるシステムである。そして、同図に例示するように、遊技店の従業員室などに設置されるターミナルコントローラ10と、島コントローラ2ごとに配置される複数の遊技機1と、その他に遊技店で稼働する各種の機器(玉計数機3、両替機4、カード精算機5、金庫6、発券金庫7、玉貸機8など)とを、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して通信可能に接続して構成される。
また、この遊技システムは、同図に例示するように、遊技店の従業員室などに同じく設置されるカメラサーバ20と、上記の各種機器(遊技機1、玉計数機3、両替機4、カード精算機5、金庫6、発券金庫7、玉貸機8など)を撮像する複数のカメラ9とを、同じくLAN等のネットワークを介して通信可能に接続して構成される。さらに、この遊技システムは、上記のターミナルコントローラ10およびカメラサーバ20もネットワークを介して通信可能に接続して構成される。
かかるシステム構成において、各種機器(遊技機1、玉計数機3、両替機4、カード精算機5、金庫6、発券金庫7、玉貸機8など)は、遊技店で稼働する機器であり、主に、遊技処理や計数処理等の基本処理を行うほか、本発明に密接に関連するものとして、自己の稼働データを時々刻々生成してターミナルコントローラ10に送信し、また、いわゆるベース異常や扉開放等の自己の異常を検出してターミナルコントローラ10に異常通知を行う。
また、ターミナルコントローラ10は、遊技システムを構成する各機器を制御するサーバコンピュータであり、主に、プリペイドカードや会員カード等の各カードに記録された識別符号ごとに価値情報(遊技媒体の貸出に利用される価値情報)を管理するほか、本発明に密接に関連するものとして、遊技店で稼働する各機器の稼働データを収集して管理し、ターミナルコントローラ10のオペレータに対して稼働データを表示出力する。
また、カメラサーバ20は、遊技店に設置された上記のカメラ9を制御するサーバコンピュータであり、主に、各カメラ9に対して操作指示を送信して各カメラ9を操作するほか、本発明に密接に関連するものとして、各カメラ9の撮像データを収集して管理し、ターミナルコントローラ10のオペレータに対して撮像データを表示出力する。
このように、本実施例に係る遊技システムは、稼働データを収集管理するターミナルコントローラ10と撮像データを収集管理するカメラサーバ20とを通信可能に接続し、概略的には、ターミナルコントローラ10のオペレータに対して稼働データおよび撮像データを表示出力するものである。
そして、この遊技システムは、稼働データおよび撮像データの収集管理手法に主たる特徴があり、具体的には、各機器の稼働データおよび撮像データを機器IDおよび日時(稼働日時または撮像日時)と関係付けて収集し、指定された機器IDおよび日時における稼働データおよび撮像データを検索した後に対応付けて出力する(図12、図13、図15、図16参照)。すなわち、オペレータが所望機器の所望日時における稼働データおよび撮像データの両方を迅速に対応付けて把握することができ、機器の状態をリアルタイム・非リアルタイムを問わず速やかに確認することが可能になるようにしている。
なお、本実施例による検索には、「リアルタイム検索」と「異常履歴検索」とがある。このうち、「リアルタイム検索」とは、複数の機器のなかからオペレータに所定の機器を選択指定させ、指定に係る機器IDおよび現在日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索し、これらを現在日時の進行に応じて順次表示出力するモードである。一方、「異常履歴検索」とは、機器で検出された異常を機器IDおよび検出日時に対応付けて履歴としてまとめた異常履歴のなかからオペレータに所定の履歴を選択指定させ、指定に係る異常履歴に対応する機器の検出日時における稼働データおよび撮像データを検索し、これらを検出日時に沿って順次表示出力する(例えば、異常が3分に渡って検出された履歴では、この3分間のデータを順次表示出力する)モードである。
[2:ターミナルコントローラの構成]
次に、図2を用いて、図1に示したターミナルコントローラ10の構成を説明する。図2は、ターミナルコントローラ10の構成を示すブロック図である。同図に例示するように、このターミナルコントローラ10は、入力部11と、出力部12と、入出力制御IF部13と、通信制御IF部14と、記憶部15と、制御部16とから構成される。
このうち、入力部11は、管理者から各種の情報の入力を受付ける入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどを備えて構成され、本発明に密接に関連するものとして、所定の機器IDの選択や所定の異常履歴の選択を受け付けて入力する。
具体的には、リアルタイム検索のモードでは、図11に例示するような、所定のフロアにおける機器の配置図を模した選択画面を出力部12に表示し、この画面上で所定の機器をオペレータに選択させて、当該機器に対応する機器IDおよび現在日時を指定する。また、異常履歴検索のモードでは、図14に例示するような、異常履歴を列挙した選択画面を出力部12に表示し、この画面上で所定の履歴をオペレータに選択させ、履歴に対応する機器IDおよび検出日時を指定する。なお、後述するモニタも、マウスと協働してポインティングディバイス機能を実現するようにしてもよい。
出力部12は、管理者に対して各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカ、プリンタなどを備えて構成され、本発明に密接に関連するものとして、指定された機器IDおよび日時における稼働データおよび撮像データを対応付けて表示出力する。
具体的には、リアルタイム検索のモードでは、図12や図13に例示するように、オペレータによる機器の選択指定に応じて、指定に係る機器の現在日時における稼働データおよび撮像データをリアルタイムに連続して表示出力する。また、異常履歴検索のモードでは、図15や図16に例示するように、オペレータによる異常履歴の選択指定に応じて、指定に係る異常履歴に対応する稼働データおよび撮像データを検出日時に沿って表示出力する(例えば、異常が3分に渡って検出された履歴では、この3分間のデータを順次表示出力する)。なお、入出力制御IF部13は、入力部11および出力部12によるデータの入出力を制御する手段である。
通信制御IF部14は、各種の機器やカメラサーバ20との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する手段であり、本発明に密接に関連するものとして、各機器から稼働データをリアルタイムに受信するなど、各機器の稼働データを機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する。また、通信制御IF部14は、いずれかの機器で異常が発生すると、当該機器から異常通知を受信するとともに、この異常通知をカメラサーバ20に送信する。さらに、通信制御IF部14は、カメラサーバ20に撮像データの検索要求を送信するとともに、この応答として撮像データを受信する。なお、この通信制御IF部14は、特許請求の範囲に記載の「稼働データ収集手段」に対応する。
記憶部15は、制御部16による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、稼働データDB15aと、異常履歴DB15bとを備える。なお、稼働データDB15aは、特許請求の範囲に記載の「稼働データ記憶手段」に対応し、異常履歴DB15bは、同じく特許請求の範囲に記載の「異常履歴記憶手段」に対応する。
この記憶部15のうち、稼働データDB15aは、通信制御IF部14を介して収集した各機器の稼働データを記憶する手段であり、具体的には、図3に例示するように、機器ごとに、各機器の機器IDや種類番号等の固定データ(その他に、機種名、コーナー番号、コーナー名など)とともに、それぞれ収集した稼働データと、その稼働日時および機器IDと、当該稼働日時に当該機器で異常が検出されたか否かを示す異常検出情報とを対応付けて記憶して構成される。
異常履歴DB15bは、各機器で検出された異常の履歴を記憶する手段であり、具体的には、図4に例示するように、異常が検出された日時を示す異常検出日時と、異常が検出された機器の機器IDと、検出された異常の内容とを対応付けて記憶して構成される。
制御部16は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理(主に、遊技システムを構成する各機器を制御する処理)を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、データ編集記録部16aと、異常処理部16bと、検索処理部16cと、データ編集出力部16dとを備える。なお、異常処理部16bは、特許請求の範囲に記載の「異常検出手段」に対応し、検索処理部16cは、特許請求の範囲に記載の「データ検索手段」に対応し、データ編集出力部16dは、特許請求の範囲に記載の「データ出力手段」に対応する。
この制御部16のうち、データ編集記録部16aは、通信制御IF部14を介して収集した各機器の稼働データを編集して稼働データDB15aに記録する処理部である。具体的には、各機器の稼働データを機器IDおよび稼働日時に関係付けて記録する際に、当該稼働日時に当該機器で異常が検出されている(現に当該機器から異常通知を受信している)場合には、異常検出情報を付加した稼働データを稼働データDB15aに記録する。一方、異常が検出されていない(現に異常通知を受信していない)場合には、異常検出情報が付加されていない稼働データを稼働データDB15aに記録する。
異常処理部16bは、各機器で発生する異常に関する処理を行う処理部である。具体的には、いずれかの機器から異常通知を受信すると、当該機器で異常を検出したものとして、この機器IDを含む異常通知をカメラサーバ20に送信する。また、各機器から受信した異常通知を用いて、異常検出日時、機器IDおよび異常内容からなる異常履歴を作成し、この異常履歴を異常履歴DB15bに記録する。
検索処理部16cは、所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索する処理部である。具体的には、リアルタイム検索のモードでは、複数の機器のなかからオペレータによって所定の機器が選択指定されると、指定に係る機器IDおよび現在日時に関係付けられた稼働データを稼働データDB15aから検索するとともに、指定に係る機器IDからなるリアルタイム検索要求をカメラサーバ20に送信して当該機器IDおよび現在日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索させる。また、異常履歴検索のモードでは、異常履歴のなかからオペレータによって所定の履歴が選択指定されると、指定に係る異常履歴に含まれる機器IDおよび検出日時に関係付けられた稼働データを稼働データDB15aから検索するとともに、この機器IDおよび検出日時からなる異常履歴検索要求をカメラサーバ20に送信して当該機器IDおよび検出日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索させる。
データ編集出力部16dは、検索処理部16cによって検索された稼働データおよびカメラサーバ20によって検索された撮像データを編集して出力部12に出力する処理部である。具体的には、図12、図13、図15、図16に例示するように、検索された稼働データおよび撮像データを出力部12に出力する際に、同一日時の稼働データおよび撮像データが別領域で同時に表示出力されるように各データを編集出力する。また、データ編集出力部16dは、異常検出情報が付加された稼働データを出力部12に出力する際には、当該異常検出情報をも対応付けて表示出力する。
なお、上記してきたターミナルコントローラ10は、既知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置に、上記した記憶部15および制御部16の各機能や情報を搭載することによって実現することもできる。
[3:カメラサーバの構成]
続いて、図5を用いて、図1に示したカメラサーバ20の構成を説明する。図5は、カメラサーバ20の構成を示すブロック図である。同図に例示するように、このカメラサーバ20は、通信制御IF部21と、記憶部22と、制御部23とから構成される。
このうち、通信制御IF部21は、各カメラ9やターミナルコントローラ10との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する手段であり、本発明に密接に関連するものとして、各カメラ9から撮像データをリアルタイムに受信するなど、各カメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する。また、通信制御IF部21は、異常が検出された機器の機器IDを含んだ異常通知をターミナルコントローラ10から受信する。さらに、通信制御IF部21は、ターミナルコントローラ10から撮像データの検索要求を受信するとともに、この応答として撮像データを送信する。なお、この通信制御IF部21は、特許請求の範囲に記載の「撮像データ収集手段」に対応する。
記憶部22は、制御部23による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、撮像データDB22aを備える。なお、撮像データDB22aは、特許請求の範囲に記載の「撮像データ記憶手段」に対応する。
この撮像データDB22aは、通信制御IF部21を介して各カメラ9から収集した撮像データを記憶する手段であり、具体的には、図6に例示するように、カメラ9ごとに、各カメラ9のIDや撮像対象とする機器の機器ID等の固定データ(その他に、カメラ9が設置されているコーナー番号、コーナー名など)とともに、それぞれ収集した撮像データと、その撮像日時および撮像対象の機器IDとを対応付けて記憶して構成される。より詳細には、順次撮像して得られる複数のシーン(ピクチャ)ごとに、撮像日時および機器IDがタグ付けされたデータを記憶する。
制御部23は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理(主に、各カメラ9を制御する処理)を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、データ編集記録部23aと、検索処理部23bと、データ送信部23cとを備える。なお、検索処理部23bは、特許請求の範囲に記載の「データ検索手段」に対応する。
この制御部23のうち、データ編集記録部23aは、通信制御IF部21を介して収集した各カメラの撮像データを編集して撮像データDB22aに記録する処理部である。具体的には、各カメラ9から順次収集する撮像データについて、当該撮像データに関係付けられる機器IDの異常通知もしくはリアルタイム検索要求をターミナルコントローラ10から現に受信している場合には、画像データに撮像日時および機器IDをタグ付けして画像データDB22aに記録する。一方、異常通知もしくはリアルタイム検索要求を現に受信していない撮像データについては、画像データDB22aに記録することなく破棄する。なお、リアルタイム検索要求に基づいて記録された撮像データについては、ターミナルコントローラ10に対する送信後に撮像データDB22aから削除され、撮像データDB22aには、異常通知に基づいて記録された撮像データのみが保存される。
検索処理部23bは、ターミナルコントローラ10から検索要求を受信した場合に、検索要求に係る撮像データを検索する処理部である。具体的には、リアルタイム検索要求を受信した場合には、リアルタイム検索要求に含まれる機器IDおよび現在日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索する。また、異常履歴検索要求を受信した場合には、異常履歴検索要求に含まれる機器IDおよび検出日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索する。
データ送信部23cは、検索処理部23bによって検索された撮像データをターミナルコントローラ10に送信する処理部である。具体的には、リアルタイム検索要求を受信している場合には、指定に係る機器の現在日時における撮像データが順次検索されるが、データ送信部23cは、ターミナルコントローラ10から終了通知を受信するまで、検索された撮像データをリアルタイムに連続して送信する。また、異常履歴検索要求を受信している場合には、異常検出に係る機器の検出日時における撮像データが検索されるが、データ送信部23cは、検索された撮像データを検出日時に沿って送信する(例えば、異常が3分に渡って検出された結果、3分に渡って撮像データが記録された履歴では、この3分間の撮像データをターミナルコントローラ10に送信する)。
なお、上記してきたカメラサーバ20は、既知のパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置に、上記した記憶部22および制御部23の各機能や情報を搭載することによって実現することもできる。
[4:稼働データの記録処理]
次に、上記したターミナルコントローラ10による稼働データの記録処理を説明する。図7は、ターミナルコントローラ10による稼働データの記録処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、ターミナルコントローラ10は、各機器から稼働データをリアルタイムに受信するなど、各機器の稼働データを機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する(ステップS701)。そして、ターミナルコントローラ10は、各機器の稼働データを機器IDおよび稼働日時に関係付けて稼働データDB15aに記録するが、現に当該機器から異常通知を受信している場合には(ステップS702肯定)、その機器IDを含んだ異常通知をカメラサーバ20に送信する(ステップS704)。
これに続いて、ターミナルコントローラ10は、機器IDおよび稼働日時に関係付けて異常検出情報を付加した稼働データを稼働データDB15aに記録する(ステップS705)。さらに、ターミナルコントローラ10は、異常検出日時、機器IDおよび異常内容からなる異常履歴を作成し、この異常履歴を異常履歴DB15bに記録する(ステップS706)。
一方、各機器の稼働データを機器IDおよび稼働日時に関係付けて稼働データDB15aに記録する際に、現に異常通知を受信していない場合には(ステップS702否定)、ターミナルコントローラ10は、機器IDおよび稼働日時に関係付けるのみで、異常検出情報が付加されていない稼働データを稼働データDB15aに記録する(ステップS706)。
上述したような処理を、ターミナルコントローラ10は各機器から稼働データを収集する度に繰り返して実行し、その結果、稼働データDB15aには、それぞれ収集した稼働データと、その稼働日時および機器IDと、当該稼働日時に当該機器で異常が検出されたか否かを示す異常検出情報とが対応付けて記憶される。
[5:撮像データの記録処理]
続いて、上記したカメラサーバ20による撮像データの記録処理を説明する。図8は、カメラサーバ20による撮像データの記録処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、カメラサーバ20は、各カメラ9から撮像データをリアルタイムに受信するなど、各カメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する(ステップS801)。そして、カメラサーバ20は、各カメラ9から順次収集する撮像データについて、当該撮像データに関係付けられる機器IDの異常通知もしくはリアルタイム検索要求をターミナルコントローラ10から現に受信しているか否かを判定する(ステップS802およびS804)。
ここで、異常通知もしくはリアルタイム検索要求を現に受信している場合には(ステップS802肯定またはS804肯定)、カメラサーバ20は、画像データに撮像日時および機器IDをタグ付けして画像データDB22aに記録する(ステップS803)。一方、異常通知もしくはリアルタイム検索要求を現に受信していない場合には(ステップS802否定かつS804否定)、カメラサーバ20は、収集した撮像データを画像データDB22aに記録することなく破棄して、ステップS801の処理に戻る。
上述したような処理を、カメラサーバ20は各カメラ9から撮像データを収集する度に繰り返して実行し、その結果、撮像データDB22aには、異常通知時またはリアルタイム検索時にそれぞれ収集した撮像データと、その撮像日時および機器IDとが対応付けて記憶される。なお、リアルタイム検索要求に基づいて記録された撮像データについては、ターミナルコントローラ10に対する送信後に撮像データDB22aから削除される。
[6:リアルタイム検索時の処理]
次に、本実施例によるリアルタイム検索時の処理を説明する。図9は、本実施例によるリアルタイム検索時の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、リアルタイム検索のモードが選択され、ターミナルコントローラ10の出力部12に、図11に例示するような、所定のフロアにおける機器の配置図を模した選択画面が既に表示出力されているものとする。
図9に示すように、ターミナルコントローラ10は、図11に例示するような選択画面上で、所定の機器がオペレータによって選択されると(ステップS901肯定)、指定に係る機器IDを含んだリアルタイム検索要求をカメラサーバ20に送信するとともに(ステップS902)、指定に係る機器IDおよび現在日時に関係付けられた稼働データを稼働データDB15aから検索する(ステップS905)。
一方、リアルタイム検索要求を受信したカメラサーバ20は、リアルタイム検索要求に含まれる機器IDおよび現在日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索するとともに(ステップS903)、ターミナルコントローラ10から終了通知を受信するまで、検索された撮像データをターミナルコントローラ10に対してリアルタイムに連続して送信する(ステップS904)。つまり、その機器IDに係る撮像データのリアルタイム送信を開始する。
そして、ターミナルコントローラ10は、オペレータから終了指示を受け付けるまで、自らが検索した稼働データおよびカメラサーバ20から受信した撮像データについて、同一日時の稼働データおよび撮像データが別領域で同時に表示出力されるように各データを編集し(ステップS906)、図12や図13に例示するように、これらのデータをリアルタイムに連続して表示出力する(ステップS907)。なお、図12は、所定の遊技機1がオペレータによって選択された場合の表示出力例であり、図13は、所定の玉計数機3がオペレータによって選択された場合の表示出力例である。
また、ターミナルコントローラ10は、オペレータから終了指示を受け付けた場合には(ステップS908肯定)、上記の編集および出力の処理を終了し、カメラサーバ20に終了通知を送信する(ステップS909)。そして、かかる終了通知を受信したカメラサーバ20は、上記のステップS904で開始した撮像データのリアルタイム送信を終了する(ステップS910)。
上記した一連の処理を経て、ターミナルコントローラ10の出力部12には、オペレータによる機器の選択指定に応じて、指定に係る機器の現在日時における稼働データおよび撮像データがリアルタイムに連続して表示出力される。これによって、オペレータは現在における所望機器の状態を速やかに確認することが可能になる。
[7:異常履歴検索時の処理]
続いて、本実施例による異常履歴検索時の処理を説明する。図10は、本実施例による異常履歴検索時の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、異常履歴検索のモードが選択され、ターミナルコントローラ10の出力部12に、図14に例示するような、異常履歴を列挙した選択画面が既に表示出力されているものとする。
図10に示すように、ターミナルコントローラ10は、図14に例示するような選択画面上で、所定の履歴がオペレータによって選択されると(ステップS1001肯定)、指定に係る異常履歴の機器IDおよび検出日時を含んだ異常履歴検索要求をカメラサーバ20に送信するとともに(ステップS1002)、この機器IDおよび検出日時に関係付けられた稼働データを稼働データDB15aから検索する(ステップS1005)。
一方、異常履歴検索要求を受信したカメラサーバ20は、異常履歴検索要求に含まれる機器IDおよび検出日時に関係付けられた撮像データを撮像データDB22aから検索するとともに(ステップS1003)、検索された撮像データを検出日時に沿って送信する(ステップS1004)。つまり、例を挙げれば、異常が3分に渡って検出された結果、3分に渡って撮像データが記録された履歴では、この3分間の撮像データをターミナルコントローラ10に送信する。
そして、ターミナルコントローラ10は、自らが検索した稼働データおよびカメラサーバ20から受信した撮像データについて、同一日時の稼働データおよび撮像データが別領域で同時に表示出力されるように各データを編集し(ステップS1006)、図15や図16に例示するように、これらのデータを検出日時に沿って表示出力する(ステップS1007)。
つまり、上記の例で言えば、異常が3分に渡って検出された履歴では、この3分間のデータを順次表示出力する。また、異常検出情報が付加された稼働データであるので、図15や図16に例示するように、当該異常検出情報も対応付けて表示出力する。なお、図15は、所定の遊技機1における異常履歴がオペレータによって選択された場合の表示出力例であり、図16は、所定の玉計数機3における異常履歴がオペレータによって選択された場合の表示出力例である。
上記した一連の処理を経て、ターミナルコントローラ10の出力部12には、オペレータによる異常履歴の選択指定に応じて、指定に係る異常履歴に対応する稼働データおよび撮像データが検出日時に沿って表示出力される。これによって、オペレータは過去における所望の異常状態について、異常の原因が機器故障によるものであるか不正行為によるものであるかといった確認を速やかに行うことが可能になる。
[8:本実施例の効果]
上述してきたように、本実施例によれば、遊技店で稼働する機器の稼働データおよび撮像データを機器IDおよび日時と関係付けて収集し、指定された機器IDおよび日時における稼働データおよび撮像データを検索した後に対応付けて出力するので、オペレータは所望機器の所望日時における稼働データおよび撮像データの両方を迅速に対応付けて把握して、遊技店で稼働する機器の状態をリアルタイム・非リアルタイムを問わず速やかに確認することが可能になる。
また、本実施例によれば、機器IDおよび日時付きの稼働データ並びに撮像データをターミナルコントローラ10とカメラサーバ20とで別個独立に記憶するので、各データの管理負担を分散することが可能になり、また、それぞれから検索した稼働データおよび撮像データを別領域で同時に表示出力するので、オペレータは各データを明確に区別して把握することが可能になる。
また、本実施例によれば、異常検出情報付きの稼働データを記憶するので、異常検出情報を検索キーにして異常検出に係る機器の検出日時におけるデータを迅速に検索することが可能になり、また、異常検出情報をデータに対応付けて表示出力するので、オペレータは異常状態の確認を見落としなく行うことが可能になる。
また、本実施例によれば、異常検出に関係付けられる撮像データのみを保存記憶するので、異常状態は確実に確認できる状態を維持しつつ、データベースのリソース削減やデータの管理負担軽減を図ることが可能になる。
[9:他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)撮像データの常時記録、(2)稼働データ付き撮像データ、(3)撮像データの構成、(4)異常検出処理、(5)不正検出処理、(6)検索処理、(7)出力処理、(8)システム構成等にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)撮像データの常時記録
例えば、本実施例では、カメラサーバ20がターミナルコントローラ10から異常通知を受信した場合に限って撮像データを記録する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異常通知の受信とは無関係に、各カメラ9の撮像データを機器IDおよび撮像日時に関係付けて常時記録するようにしてもよい。すなわち、この場合には、異常通知が行われなかったが実際には異常が発生していたような状況についても、後に状況確認を行うことが可能になる。
また、上記の常時記録を行う場合には、異常検出に関係しない撮像データを事後的に削除する、または、異常検出とは無関係に一定期間経過後の撮像データを事後的に削除する、もしくは、オペレータの指定に応じて指定に係る撮像データを事後的に削除するなど、常時記録した撮像データを取捨選択して、データベースのリソース削減やデータの管理負担軽減を図るようにしてもよい。
また、本実施例では、稼働データに異常検出情報を付加する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記の常時記録を行うか否かを問わず、撮像データにも(もしくは撮像データにのみ)異常検出情報を付加するようにしてもよい。すなわち、この場合には、撮像データのみに基づいても異常検出に係る撮像データを迅速に検索することが可能になり、さらに、撮像データのみを表示出力する場合にも、異常検出情報を対応付けて表示出力することで、異常状態の確認を見落としなく行うことが可能になる。
(2)稼働データ付き撮像データ
また、本実施例では、稼働データと撮像データとを別個独立に記憶する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図17に例示するように、撮像データに同一日時の稼働データをもタグ付けして稼働データ付き撮像データを記憶するなど、両者を重畳して記憶するようにしてもよい。
すなわち、この場合には、機器ID、日時および稼働データ付きの撮像データを記憶するので、データの検索負荷を削減することが可能になる。さらに、図18に例示するように、これから検索した撮像データに稼働データを重ねて表示出力するので、オペレータは両方のデータを簡単に対応付けて把握することが可能になる。
(3)撮像データの構成
例えば、本実施例では、撮像データを動画像として収集する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、静止画像として収集するようにしてもよい。つまり、この場合には、カメラ9に所定時間ごと撮像させる、または、カメラサーバ20から異常通知を受けて撮像させるなどして静止画像を収集する。
また、本実施例では、収集した撮像データを圧縮して記録する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、動画像であるか静止画像であるかを問わず、圧縮処理を行うことなく記録するようにしてもよい。
また、本実施例では、順次撮像して得られる複数のシーン(ピクチャ)ごとに撮像日時および機器IDをタグ付けする場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、所定の時間帯(ある日時からある日時まで)の間に順次撮像して得られる複数の撮像データを一つの映像ファイルとしてまとめ、映像ファイルごとに撮像日時および機器IDをタグ付けするようにしてもよい。なお、この場合には、映像ファイルに付加される「撮像日時」を「撮像開始日時および撮像終了日時」の両者にしてもよく、検索キーとしての日時が「撮像開始日時から撮像終了日時」の間に入れば検索ヒットとして処理される。
また、本実施例では、カメラサーバ20が撮像データの圧縮やタグ付けを行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各カメラ9が圧縮やタグ付けを行うことで、カメラサーバ20の処理負担を軽減するようにしてもよい。
また、本実施例では、一つのカメラ9が一つの機器を撮像する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一つのカメラ9が複数の機器を撮像する、または、複数のカメラ9で一つの機器を撮像するなど、あらゆる撮像態様を採用してもよい。
すなわち、前者の例の場合には、一つの撮像データに複数の機器IDをタグ付けして管理するので、データベースのリソース削減やデータの管理負担軽減を図ることが可能になる。また、後者の例の場合には、ある一つの機器IDがタグ付けされた複数の撮像データがあるので、検索結果として複数の撮像データを表示出力することもでき、機器の状態を複数の視点から確認することが可能になる。
(4)異常検出処理
また、本実施例では、ターミナルコントローラ10が各機器から異常通知を受信したことをもって「異常検出」とする場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ターミナルコントローラ10が各機器の稼働データ、さらには、異常通知や撮像データを解析して、異常検出処理を行うようにしてもよい。
また、本実施例では、異常の検出をリアルタイムに行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異常通知や稼働データ等に基づいて事後的に異常を検出するようにしてもよい。すなわち、この場合には、稼働データや撮像データに事後的に異常検出情報を付加することになるが、事後的に異常を検出する場合には、異常検出の精度を高くすることもできるので、異常検出情報が付加されていない撮像データを躊躇なく削除することも可能になる。
(5)不正検出処理
本実施例では、各機器の異常を検出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各機器の稼働データや異常通知、撮像データを解析することで、異常の原因が不正行為によるものであるか否か等、機器で行われる不正行為を検出するようにしてもよい。
つまり、この場合には、不正行為のパターン画像や、不正行為時によく現れる稼働データのパターンなどを予めデータベースに用意しておき、収集した稼働データおよび撮像データとデータベース内のパターンとをパターンマッチングすることで不正行為を検出する。また、不正行為が検出された場合には、その旨を示す不正検出情報を稼働データや撮像データに付加するとともに、これらのデータを表示出力する際には、不正検出情報も対応付けて表示出力する。
これによって、自動的に不正行為を検出するので、オペレータの監視負担を軽減することが可能になる。また、不正検出情報付きのデータを記憶するので、不正検出情報を検索キーにして不正検出に係る機器の検出日時におけるデータを迅速に検索することが可能になる。さらに、不正検出情報をデータに対応付けて表示出力するので、オペレータは異常状態(特に、不正行為の可能性が高い状態)の確認を見落としなく行うことが可能になる。
(6)検索処理
また、本実施例では、リアルタイム検索としてオペレータの選択した機器のデータを検索して表示出力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、リアルタイムに各機器の異常を検出し、所定の機器で異常が検出されると、オペレータの指示を待たずに、その機器のデータを検索して表示出力するようにしてもよい。すなわち、この場合には、現に異常状態にある機器の稼働データおよび撮像データが自動的に表示出力されるので、異常状態に対して迅速に対応することが可能になる。
また、本実施例では、オペレータが異常履歴から選択した履歴に係るデータを検索して表示出力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、異常履歴とは無関係に、過去の所定日時における所定の機器をオペレータに選択させて検索するようにしてもよい。つまり、検索条件としては機器IDや異常履歴に限定されず、リアルタイム検索であるか非リアルタイム検索であるかを問わず、稼働データや撮像データに関係付けられるあらゆる情報を検索条件として受け付けるようにしてもよい。
(7)出力処理
また、本実施例では、同一機器の同一日時における稼働データおよび撮像データを同時に表示出力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもではなく、例えば、稼働データの表示した画面上に、当該稼働データに対応する同一機器および同一日時の撮像データを表示するための「リンク先ボタン」を表示し、この「リンク先ボタン」が指示されると、即座にリンク先の撮像データを表示するなど、稼働データおよび撮像データを対応付けて出力する態様であればよい。
(8)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(特に、図11〜図16に例示した画面構成例など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置(ターミナルコントローラ10、カメラサーバ20)の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。つまり、例を挙げれば、カメラサーバ20がターミナルコントローラ10から稼働データを受信して、撮像データとともに処理するようにしてもよい。
なお、本実施例で説明した各種の処理手順は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ(ターミナルコントローラ10やカメラサーバ20に相当する装置)で実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係るデータ収集管理システム、データ収集管理方法およびデータ収集管理プログラムは、遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理する場合に有用であり、特に、遊技店で稼働する機器の状態をリアルタイム・非リアルタイムを問わず速やかに確認することに適する。
本実施例に係る遊技システムの全体構成を示すシステム構成図である。 ターミナルコントローラの構成を示すブロック図である。 稼働データDBに記憶される情報の構成例を示す図である。 異常履歴DBに記憶される情報の構成例を示す図である。 カメラサーバの構成を示すブロック図である。 撮像データDBに記憶される情報の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラによる稼働データの記録処理の流れを示すフローチャートである。 カメラサーバによる撮像データの記録処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例によるリアルタイム検索時の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例による異常履歴検索時の処理の流れを示すフローチャートである。 ターミナルコントローラに表示される画面(リアルタイム検索の選択画面)の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラに表示される画面(リアルタイム検索時のデータ出力画面)の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラに表示される画面(リアルタイム検索時のデータ出力画面)の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラに表示される画面(異常履歴検索の選択画面)の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラに表示される画面(異常履歴検索時のデータ出力画面)の構成例を示す図である。 ターミナルコントローラに表示される画面(異常履歴検索時のデータ出力画面)の構成例を示す図である。 他の実施例において撮像データDBに記憶される情報の構成例を示す図である。 他の実施例においてターミナルコントローラに表示される画面の構成例を示す図である。
符号の説明
1 遊技機
2 島コントローラ
3 玉計数機
4 両替機
5 カード精算機
6 金庫
7 発券金庫
8 玉貸機
9 カメラ
10 ターミナルコントローラ
11 入力部
12 出力部
13 入出力制御IF部
14 通信制御IF部
15 記憶部
15a 稼働データDB
15b 異常履歴DB
16 制御部
16a データ編集記録部
16b 異常処理部
16c 検索処理部
16d データ編集出力部
20 カメラサーバ
21 通信制御IF部
22 記憶部
22a 撮像データDB
23 制御部
23a データ編集記録部
23b 検索処理部
23c データ送信部

Claims (10)

  1. 遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理するデータ収集管理システムであって、
    前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集手段と、
    前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集手段と、
    所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集手段および前記撮像データ収集手段によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索手段と、
    前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力手段と
    前記機器で異常が発生した旨を示す異常通知を生成する異常通知生成手段と
    を備え、
    前記撮像データ収集手段は、前記撮像データを記憶する撮像データ記憶手段をさらに備えており、前記データ検索手段からリアルタイム検索要求を受け付けた場合、または、前記異常通知生成手段から前記異常通知を既に受け取っている場合に、該当する機器に対応する前記撮像データを前記撮像データ記憶手段へ記憶させることを特徴とするデータ収集管理システム。
  2. 前記稼働データ収集手段によって収集された各機器の稼働データに、前記機器IDおよび稼働日時を付加したデータを記憶する稼働データ記憶手段
    をさらに備え、
    前記撮像データ記憶手段は、前記撮像データ収集手段によって収集された各カメラの撮像データに、前記機器IDおよび撮像日時を付加したデータを記憶し、
    前記データ検索手段は、前記稼働データ記憶手段に記憶された各機器の稼働データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された稼働データを検索するとともに、前記撮像データ記憶手段に記憶された各カメラの撮像データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された撮像データを検索し、
    前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを別領域で同時に表示出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ収集管理システム。
  3. 前記撮像データ記憶手段は、前記撮像データ収集手段によって収集された各カメラの撮像データに、前記機器IDおよび撮像日時を付加するとともに、前記稼働データ収集手段によって収集された各機器の稼働データのうち前記付加された機器IDおよび撮像日時に対応する機器IDおよび稼働日時の稼働データをさらに付加したデータを記憶し、
    前記データ検索手段は、前記撮像データ記憶手段に記憶された各カメラの撮像データから前記指定に係る機器IDおよび日時が付加された撮像データを検索し、
    前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された撮像データに前記稼働データを重ねた表示データを表示出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ収集管理システム。
  4. 前記複数の機器で発生する異常を検出する異常検出手段をさらに備え、
    前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記異常検出手段によって異常が検出された機器の機器IDおよび検出日時に関係付けられるデータについては、前記異常の検出を示す異常検出情報をさらに付加したデータを記憶し、
    前記データ出力手段は、前記異常検出情報が付加されたデータを出力する際に、当該異常検出情報をさらに対応付けて出力することを特徴とする請求項2または3に記載のデータ収集管理システム。
  5. 前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記異常検出情報が付加されるデータのみを取捨選択して記憶することを特徴とする請求項4に記載のデータ収集管理システム。
  6. 前記稼働データ、画像データおよび/または異常検出情報に基づいて前記機器で行われる不正行為を検出する不正行為検出手段をさらに備え、
    前記稼働データ記憶手段および/または撮像データ記憶手段は、前記不正行為検出手段によって不正行為が検出された機器の機器IDおよび検出日時に関係付けられるデータについては、前記不正行為の検出を示す不正検出情報をさらに付加したデータを記憶し、
    前記データ出力手段は、前記不正検出情報が付加されたデータを出力する際には、当該不正検出情報をさらに対応付けて出力することを特徴とする請求項5に記載のデータ収集管理システム。
  7. 前記複数の機器のなかから所定の機器を選択させ、当該機器に対応する機器IDおよび現在日時を指定する指定手段をさらに備え、
    前記データ検索手段は、前記指定手段による指定に係る機器IDおよび現在日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索し、
    前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを現在日時の進行に応じて順次出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のデータ収集管理システム。
  8. 前記異常検出手段によって異常が検出された機器の機器IDおよび検出日時を異常履歴として記憶する異常履歴記憶手段と、
    前記異常履歴記憶手段に記憶された異常履歴から所定の履歴を選択させ、当該履歴に対応する機器IDおよび検出日時を指定する指定手段をさらに備え、
    前記データ検索手段は、前記指定手段による指定に係る機器IDおよび検出日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索し、
    前記データ出力手段は、前記データ検索手段によって検索された稼働データおよび撮像データを検出日時に沿って順次出力することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のデータ収集管理システム。
  9. 遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理するデータ収集管理方法であって、
    前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集工程と、
    前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集工程と、
    所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集工程および前記撮像データ収集工程によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索工程と、
    前記データ検索工程によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力工程と
    前記機器で異常が発生した旨を示す異常通知を生成する異常通知生成工程と
    を含み、
    前記撮像データ収集工程は、前記データ検索工程からリアルタイム検索要求を受け付けた場合、または、前記異常通知生成工程から前記異常通知を既に受け取っている場合に、該当する機器に対応する前記撮像データを撮像データ記憶部へ記憶させることを特徴とするデータ収集管理方法。
  10. 遊技店で稼働する複数の機器の稼働データを収集管理するとともに、前記複数の機器を撮像する複数のカメラの撮像データを収集管理する方法をコンピュータに実行させるデータ収集管理プログラムであって、
    前記複数の機器の稼働データを、各機器の機器IDおよび稼働日時と関係付け可能に収集する稼働データ収集手順と、
    前記複数のカメラの撮像データを、各カメラが撮像した機器の機器IDおよび撮像日時と関係付け可能に収集する撮像データ収集手順と、
    所定の機器IDおよび日時が指定された場合に、前記稼働データ収集手順および前記撮像データ収集手順によって収集された各機器の稼働データおよび各カメラの撮像データのなかから前記指定に係る機器IDおよび日時に関係付けられた稼働データおよび撮像データを検索するデータ検索手順と、
    前記データ検索手順によって検索された稼働データおよび撮像データを対応付けて出力するデータ出力手順と
    前記機器で異常が発生した旨を示す異常通知を生成する異常通知生成手順と
    をコンピュータに実行させ、
    前記撮像データ収集手順は、前記データ検索工程からリアルタイム検索要求を受け付けた場合、または、前記異常通知生成手順から前記異常通知を既に受け取っている場合に、該当する機器に対応する前記撮像データを撮像データ記憶部へ記憶させることを特徴とするデータ収集管理プログラム。
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