JPH10213956A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び画像形成装置Info
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- JPH10213956A JPH10213956A JP9018364A JP1836497A JPH10213956A JP H10213956 A JPH10213956 A JP H10213956A JP 9018364 A JP9018364 A JP 9018364A JP 1836497 A JP1836497 A JP 1836497A JP H10213956 A JPH10213956 A JP H10213956A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- image forming
- stirring screw
- developing device
- stirring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像装置を小型化し、かつ、最適化した負荷
トルク条件とすることにより現像装置に補給された補給
トナーの撹拌性を向上して帯電量分布をシャープに保つ
ことができる画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 現像剤を像形成体10の現像領域に搬送
する現像スリーブ141と現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウ145,146とを備えた現像器14で、撹
拌スクリュウ145,146の回転軸にかかる負荷トル
クが0.3kg.cm〜2.0kg.cmである。
トルク条件とすることにより現像装置に補給された補給
トナーの撹拌性を向上して帯電量分布をシャープに保つ
ことができる画像形成装置を提供することにある。 【解決手段】 現像剤を像形成体10の現像領域に搬送
する現像スリーブ141と現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウ145,146とを備えた現像器14で、撹
拌スクリュウ145,146の回転軸にかかる負荷トル
クが0.3kg.cm〜2.0kg.cmである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル画像の再
現に好適な反転現像方式を用いる現像装置及びこれを用
いる画像形成装置に関する。
現に好適な反転現像方式を用いる現像装置及びこれを用
いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルプリンタやデジタル複写機等
は、レーザ、LED等を光源として用い、帯電、露光に
より像形成体上に形成された潜像を像形成体の帯電極性
と同極性に帯電したトナーにより反転現像してトナー像
とする。かかる反転現像方式は、例えば像形成体の帯電
極性が負の場合、トナーの極性も負であり、露光により
生じた電位差を利用して現像し、像形成体上にトナー像
を形成する方式である。
は、レーザ、LED等を光源として用い、帯電、露光に
より像形成体上に形成された潜像を像形成体の帯電極性
と同極性に帯電したトナーにより反転現像してトナー像
とする。かかる反転現像方式は、例えば像形成体の帯電
極性が負の場合、トナーの極性も負であり、露光により
生じた電位差を利用して現像し、像形成体上にトナー像
を形成する方式である。
【0003】かかる現像法を実現する現像装置は、例え
ばトナーとキャリアとから成る二成分現像剤を収容する
現像器筺体、内部に固定の磁石体を有するマグネットロ
ールを有する現像剤搬送手段である現像スリーブ、供給
ローラ、現像スリーブ上の現像剤層厚を所定量に規制す
る現像剤層厚規制部材、撹拌スクリュウから構成されて
いる。現像器筺体の上部に開口したトナー補給口部でト
ナーカートリッジから現像器筺体内に補給されたトナー
は、回転する撹拌スクリュウにより現像器筺体内に収容
された現像剤と撹拌、混合されて均一なトナー濃度にな
り、回転する供給ローラにより現像スリーブの外周面上
に供給される。現像スリーブ上の二成分現像剤の層厚を
規制するために、層厚規制部材が設けられている。
ばトナーとキャリアとから成る二成分現像剤を収容する
現像器筺体、内部に固定の磁石体を有するマグネットロ
ールを有する現像剤搬送手段である現像スリーブ、供給
ローラ、現像スリーブ上の現像剤層厚を所定量に規制す
る現像剤層厚規制部材、撹拌スクリュウから構成されて
いる。現像器筺体の上部に開口したトナー補給口部でト
ナーカートリッジから現像器筺体内に補給されたトナー
は、回転する撹拌スクリュウにより現像器筺体内に収容
された現像剤と撹拌、混合されて均一なトナー濃度にな
り、回転する供給ローラにより現像スリーブの外周面上
に供給される。現像スリーブ上の二成分現像剤の層厚を
規制するために、層厚規制部材が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置を小型化
するため、現像装置を小型化する必要がある。特に、複
数の現像装置を配置するカラー画像形成装置において
は、小径の像形成体を達成するためにも現像装置の小型
化が必要である。しかし、現像装置を小型化することに
よって、現像装置内の現像剤を撹拌する撹拌スクリュウ
の収納スペースや、撹拌可能な現像剤搬送距離が少なく
なり、従来の形態の撹拌スクリュウでは撹拌不足を引き
起こし、現像剤の撹拌、混合が不充分なため均一な帯電
量のトナーとならず、帯電量分布がブロードになり、弱
帯電トナー、未帯電トナーや逆極性トナーの増加による
トナー飛散や画像かぶりを引き起こしたり、現像できな
い帯電トナーの増加による現像性低下を引き起こしたり
する。
するため、現像装置を小型化する必要がある。特に、複
数の現像装置を配置するカラー画像形成装置において
は、小径の像形成体を達成するためにも現像装置の小型
化が必要である。しかし、現像装置を小型化することに
よって、現像装置内の現像剤を撹拌する撹拌スクリュウ
の収納スペースや、撹拌可能な現像剤搬送距離が少なく
なり、従来の形態の撹拌スクリュウでは撹拌不足を引き
起こし、現像剤の撹拌、混合が不充分なため均一な帯電
量のトナーとならず、帯電量分布がブロードになり、弱
帯電トナー、未帯電トナーや逆極性トナーの増加による
トナー飛散や画像かぶりを引き起こしたり、現像できな
い帯電トナーの増加による現像性低下を引き起こしたり
する。
【0005】更に現像剤の帯電量分布がブロードになれ
ば、現像性低下にともなう濃度低下や細線の再現性低
下、文字チリが発生し易く、画質の低下した記録画像と
なり易い。
ば、現像性低下にともなう濃度低下や細線の再現性低
下、文字チリが発生し易く、画質の低下した記録画像と
なり易い。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解決する
ためになされたものであり、撹拌スクリュウを改善する
ことにより、現像装置を小型化し、かつ、最適化した負
荷トルク条件とすることにより現像装置に補給された補
給トナーの撹拌性を向上して帯電量分布をシャープに保
つことができる現像装置及び濃度低下やトナー飛散、細
線の再現性低下、画像かぶり、文字チリを生じない画像
形成装置を提供することにある。
ためになされたものであり、撹拌スクリュウを改善する
ことにより、現像装置を小型化し、かつ、最適化した負
荷トルク条件とすることにより現像装置に補給された補
給トナーの撹拌性を向上して帯電量分布をシャープに保
つことができる現像装置及び濃度低下やトナー飛散、細
線の再現性低下、画像かぶり、文字チリを生じない画像
形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の構成に
よって達成される。
よって達成される。
【0008】(1) 現像剤を像形成体の現像領域に搬
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウの回転軸にかかる負荷トルクが0.3kg.cm
〜2.0kg.cmであることを特徴とする現像装置。
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウの回転軸にかかる負荷トルクが0.3kg.cm
〜2.0kg.cmであることを特徴とする現像装置。
【0009】(2) 現像剤を像形成体の現像領域に搬
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウは回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部と
からなり、当該羽根部の軸方向のスパイラル角度(θ)
が30〜75度であり、かつ、前記撹拌スクリュウの回
転軸にかかる負荷トルクが0.3kg.cm〜2.0k
g.cmであることを特徴とする現像装置。
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウは回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部と
からなり、当該羽根部の軸方向のスパイラル角度(θ)
が30〜75度であり、かつ、前記撹拌スクリュウの回
転軸にかかる負荷トルクが0.3kg.cm〜2.0k
g.cmであることを特徴とする現像装置。
【0010】(3) 現像剤を像形成体の現像領域に搬
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウは回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部と
からなり、当該螺旋状羽根部が2重に形成され、当該羽
根部の軸方向のスパイラル角度(θ)が30〜75度で
あり、かつ、前記撹拌スクリュウの回転軸にかかる負荷
トルクが0.3kg.cm〜2.0kg.cmであるこ
とを特徴とする現像装置。
送する現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌
スクリュウとを備えた現像装置であって、前記撹拌スク
リュウは回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部と
からなり、当該螺旋状羽根部が2重に形成され、当該羽
根部の軸方向のスパイラル角度(θ)が30〜75度で
あり、かつ、前記撹拌スクリュウの回転軸にかかる負荷
トルクが0.3kg.cm〜2.0kg.cmであるこ
とを特徴とする現像装置。
【0011】(4) 現像時に像形成体と、現像スリー
ブとの間に直流電圧成分と交流電圧成分とが重畳して印
加され、2成分現像剤が用いられることを特徴とする
(1)〜(3)のいずれかに記載の現像装置。
ブとの間に直流電圧成分と交流電圧成分とが重畳して印
加され、2成分現像剤が用いられることを特徴とする
(1)〜(3)のいずれかに記載の現像装置。
【0012】(5) 非接触現像方式であることを特徴
とする(1)〜(4)のいずれかに記載の現像装置。
とする(1)〜(4)のいずれかに記載の現像装置。
【0013】(6) 反転現像がなされることを特徴と
する(1)〜(5)のいずれかに記載の現像装置。
する(1)〜(5)のいずれかに記載の現像装置。
【0014】(7) 像形成体から複数色のトナー像を
転写材に一括転写する画像形成装置において、(1)〜
(3)のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴
とする画像形成装置。
転写材に一括転写する画像形成装置において、(1)〜
(3)のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴
とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】本実施の形態における画像形成装
置の概略構成を図1を参照して説明する。
置の概略構成を図1を参照して説明する。
【0016】図1は本実施の形態における画像形成装置
を示した概略断面図である。
を示した概略断面図である。
【0017】各構成部材の説明に先立ち本実施の形態の
画像形成装置に採用するカラー画像形成プロセスについ
て図1を参照して説明する。
画像形成装置に採用するカラー画像形成プロセスについ
て図1を参照して説明する。
【0018】像形成体10は接地した状態で時計方向に
駆動回転する。
駆動回転する。
【0019】帯電器11による帯電に先だって、前プリ
ントまでの像形成体10の感光体の履歴をなくすために
発光ダイオード等を用いたPCL12による露光を行っ
て像形成体10の周面を除電する。帯電器11は像形成
体10の周面に対し一様な電位VGに保持されたグリッ
ドと、コロナ放電ワイヤによるコロナ放電によってイオ
ンを付与する。
ントまでの像形成体10の感光体の履歴をなくすために
発光ダイオード等を用いたPCL12による露光を行っ
て像形成体10の周面を除電する。帯電器11は像形成
体10の周面に対し一様な電位VGに保持されたグリッ
ドと、コロナ放電ワイヤによるコロナ放電によってイオ
ンを付与する。
【0020】かかる像形成体10面への一様帯電後、書
き込みユニット13により画像信号に基づいた像露光が
行われる。書き込みユニット13は、半導体レーザ(図
示せず)を発光し回転するポリゴンミラー131、fθ
レンズ132等を経て反射ミラー134により光路を曲
げられ走査するもので、像形成体10の回転(副走査)
によって潜像が形成される。なお、画像部に対して露光
を行ない、画像部の方が低電位となるような反転潜像を
形成する。
き込みユニット13により画像信号に基づいた像露光が
行われる。書き込みユニット13は、半導体レーザ(図
示せず)を発光し回転するポリゴンミラー131、fθ
レンズ132等を経て反射ミラー134により光路を曲
げられ走査するもので、像形成体10の回転(副走査)
によって潜像が形成される。なお、画像部に対して露光
を行ない、画像部の方が低電位となるような反転潜像を
形成する。
【0021】先ず1色目のイエロー(Y)の現像がマグ
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ
141によって行われる。層形成手段によって現像スリ
ーブ141上に層厚の規制された現像剤が現像域へと搬
送される。
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ
141によって行われる。層形成手段によって現像スリ
ーブ141上に層厚の規制された現像剤が現像域へと搬
送される。
【0022】現像域における現像スリーブ141と像形
成体10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2
〜1.0mmとして、この間に交流バイアス電圧V
AC(以下、単にVACと略称する。)と直流バイアス電圧
VDC(以下、単にVDCと略称する。)が重畳して印加さ
れる。トナーの帯電電位はVDCとVHと同極性であるた
め、VACによってキャリアから離脱するきっかけを与え
られたトナーはVDCより電位の高い静電潜像VHの部分
には付着せず、VDCより電位の低い静電潜像VL部分に
付着し顕像化(反転現像)が行われる。
成体10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2
〜1.0mmとして、この間に交流バイアス電圧V
AC(以下、単にVACと略称する。)と直流バイアス電圧
VDC(以下、単にVDCと略称する。)が重畳して印加さ
れる。トナーの帯電電位はVDCとVHと同極性であるた
め、VACによってキャリアから離脱するきっかけを与え
られたトナーはVDCより電位の高い静電潜像VHの部分
には付着せず、VDCより電位の低い静電潜像VL部分に
付着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0023】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再び帯電器11による一様帯電が行わ
れ、2色目の画像データによる潜像が書き込みユニット
13によって形成される。このとき1色目の画像形成行
程で行われたPCL12による除電は、1色目の画像部
に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛
び散るため行わない。
成行程にはいり、再び帯電器11による一様帯電が行わ
れ、2色目の画像データによる潜像が書き込みユニット
13によって形成される。このとき1色目の画像形成行
程で行われたPCL12による除電は、1色目の画像部
に付着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛
び散るため行わない。
【0024】再び像形成体10周面の全面に亘ってVH
の電位となった感光層のうち、1色目の画像のない部分
に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われ
るが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部
分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自
身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDCと
VM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目と
2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVLの
潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランスが
崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM′>V
Lとなる中間電位とすることもある。
の電位となった感光層のうち、1色目の画像のない部分
に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われ
るが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部
分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自
身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDCと
VM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目と
2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVLの
潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランスが
崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM′>V
Lとなる中間電位とすることもある。
【0025】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、像形成体10周面上には4色の
顕像が形成される。
画像形成行程が行われ、像形成体10周面上には4色の
顕像が形成される。
【0026】一方給紙カセット18より半月ローラ18
1を介して搬出された記録材Pは一旦停止し、転写のタ
イミングの整った時点で給紙ローラ182の回転作動に
より転写域へと給紙される。
1を介して搬出された記録材Pは一旦停止し、転写のタ
イミングの整った時点で給紙ローラ182の回転作動に
より転写域へと給紙される。
【0027】転写域においては転写のタイミングに同期
して像形成体10の周面に転写ローラ19が圧接され、
給紙された記録紙を挟着して多色像が一括して転写され
る。
して像形成体10の周面に転写ローラ19が圧接され、
給紙された記録紙を挟着して多色像が一括して転写され
る。
【0028】次いで記録紙はほぼ同時に圧接状態とされ
た分離電極20によって除電され像形成体10の周面に
より分離して定着装置22に搬送され、熱ローラ221
と圧着ローラ222の加熱、加圧によってトナーを溶着
したのち排紙ローラ23を介して装置外部に排出され
る。
た分離電極20によって除電され像形成体10の周面に
より分離して定着装置22に搬送され、熱ローラ221
と圧着ローラ222の加熱、加圧によってトナーを溶着
したのち排紙ローラ23を介して装置外部に排出され
る。
【0029】転写ローラ19および分離電極20は記録
紙の通過後像形成体10の周面より退避離間して次なる
トナー像の形成に備える。
紙の通過後像形成体10の周面より退避離間して次なる
トナー像の形成に備える。
【0030】一方、記録紙を分離した像形成体10は、
クリーニング装置21のブレード211の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再びPCL12による除電と
帯電器11による帯電を受けて次なる画像形成のプロセ
スに入る。なお、ブレード211は感光層面のクリーニ
ング後直ちに移動して像形成体10の周面より退避す
る。
クリーニング装置21のブレード211の圧接により残
留トナーを除去・清掃し、再びPCL12による除電と
帯電器11による帯電を受けて次なる画像形成のプロセ
スに入る。なお、ブレード211は感光層面のクリーニ
ング後直ちに移動して像形成体10の周面より退避す
る。
【0031】以上が本実施の形態におけるカラー画像形
成プロセスである。
成プロセスである。
【0032】次に前述したカラー画像形成プロセスを実
行する画像形成装置の主要構成部材の機能,性能の特徴
を図1〜図4を参照して説明する。
行する画像形成装置の主要構成部材の機能,性能の特徴
を図1〜図4を参照して説明する。
【0033】像形成体10は、導電性支持体上に中間層
塗布液を塗布し、これを乾燥硬化して中間層を形成し、
その上に感光層を形成した電子写真感光体である。
塗布液を塗布し、これを乾燥硬化して中間層を形成し、
その上に感光層を形成した電子写真感光体である。
【0034】帯電器11は、例えば帯電ワイヤとして白
金線(クラッド又はアロイ)を採用したスコロトロン帯
電器、又は鋸歯電極或いはブラシ電極のいずれかを現像
器14と転写ローラ19の間に配置してあり、潜像形成
プロセスに先立ち像形成体10をVH−750Vに均一
帯電して階調再現性等を調整することによりカブリ防止
等を行う。
金線(クラッド又はアロイ)を採用したスコロトロン帯
電器、又は鋸歯電極或いはブラシ電極のいずれかを現像
器14と転写ローラ19の間に配置してあり、潜像形成
プロセスに先立ち像形成体10をVH−750Vに均一
帯電して階調再現性等を調整することによりカブリ防止
等を行う。
【0035】書き込みユニット13は、プリンターコマ
ンドを解読するフォーマッタからの画像データをレーザ
ダイオード(LD)変調回路に送り、変調された画像信
号により半導体レーザ(図示せず)を発光して20MH
zのドットクロックで像形成体10上をライン走査して
潜像を形成するものであり、半導体レーザ(図示せず)
とコリメータレンズ(図示せず)とポリゴンミラー13
1及びfθレンズ132と第1のシリンドリカルレンズ
(図示せず)及び第2のシリンドリカルレンズ(図示せ
ず)を備え、パルス幅変調した変調信号で半導体レーザ
(図示せず)を発振させ、レーザ光を所定速度で回転す
るポリゴンミラー131で偏向させ、fθレンズ132
及び第1のシリンドリカルレンズ(図示せず)及び第2
のシリンドリカルレンズ(図示せず)によって像形成体
10上に600DPI(約60×80μm)相当にする
スポットに絞って走査するものである。
ンドを解読するフォーマッタからの画像データをレーザ
ダイオード(LD)変調回路に送り、変調された画像信
号により半導体レーザ(図示せず)を発光して20MH
zのドットクロックで像形成体10上をライン走査して
潜像を形成するものであり、半導体レーザ(図示せず)
とコリメータレンズ(図示せず)とポリゴンミラー13
1及びfθレンズ132と第1のシリンドリカルレンズ
(図示せず)及び第2のシリンドリカルレンズ(図示せ
ず)を備え、パルス幅変調した変調信号で半導体レーザ
(図示せず)を発振させ、レーザ光を所定速度で回転す
るポリゴンミラー131で偏向させ、fθレンズ132
及び第1のシリンドリカルレンズ(図示せず)及び第2
のシリンドリカルレンズ(図示せず)によって像形成体
10上に600DPI(約60×80μm)相当にする
スポットに絞って走査するものである。
【0036】半導体レーザ(図示せず)はGaAlAs
等が用いられ、最大出力10mWであり、光効率25%
であり、拡がり角として接合面平行方向8〜16°、接
合面垂直方向20〜36°である。なお、カラートナー
を順次重ね合わせることもあるので、着色トナーによる
吸収の少ない波長光による露光が好ましく、この場合の
波長は780nmである。
等が用いられ、最大出力10mWであり、光効率25%
であり、拡がり角として接合面平行方向8〜16°、接
合面垂直方向20〜36°である。なお、カラートナー
を順次重ね合わせることもあるので、着色トナーによる
吸収の少ない波長光による露光が好ましく、この場合の
波長は780nmである。
【0037】ポリゴンミラー131は、偏向光学系に相
当するものであり、ビームを集光すると共に走査面の平
坦化を実現するためにペッパール和と非点隔差を小さく
するものである。
当するものであり、ビームを集光すると共に走査面の平
坦化を実現するためにペッパール和と非点隔差を小さく
するものである。
【0038】fθレンズ132は走査面の平坦化を実現
するためにペッパール和と非点隔差を小さくし、像面湾
曲を除去するものである。
するためにペッパール和と非点隔差を小さくし、像面湾
曲を除去するものである。
【0039】第1のシリンドリカルレンズは、補正光学
系に相当するものであり、ポリゴンミラー131の面倒
れ誤差による走査線のピッチむらを低減する。これによ
り、ポリゴン倒れ角120秒P−Pであり、倒れ角補正
率1′20以上となる。第2のシリンドリカルレンズ1
33はビームを像形成体10上に結像するものである。
系に相当するものであり、ポリゴンミラー131の面倒
れ誤差による走査線のピッチむらを低減する。これによ
り、ポリゴン倒れ角120秒P−Pであり、倒れ角補正
率1′20以上となる。第2のシリンドリカルレンズ1
33はビームを像形成体10上に結像するものである。
【0040】図2は複数の現像器を備えた現像装置14
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
【0041】像形成体10の周縁には、図1及び図2に
示すようにイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),黒色(K)等のトナーとキャリアとから成る現
像剤をそれぞれ内蔵した現像器14Y,14M,14
C,14Kから成る現像装置14が設けられている。現
像器筺体140は、現像器14Y用の現像器筺体140
Y、現像器14M用の現像器筺体140M、現像器14
C用の現像器筺体140Cが3段重ねに配置され、さら
に最上位に天板140Aが載せられて、これら4個の部
材を積載して位置決めし一体化することにより、互いに
隔離された3つの現像器室を形成する。これらの現像器
14Y,14M,14C,14Kはほぼ同じ構成をなす
から、以下、これらの現像器を図3に示す現像器を代表
して説明する。
示すようにイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C),黒色(K)等のトナーとキャリアとから成る現
像剤をそれぞれ内蔵した現像器14Y,14M,14
C,14Kから成る現像装置14が設けられている。現
像器筺体140は、現像器14Y用の現像器筺体140
Y、現像器14M用の現像器筺体140M、現像器14
C用の現像器筺体140Cが3段重ねに配置され、さら
に最上位に天板140Aが載せられて、これら4個の部
材を積載して位置決めし一体化することにより、互いに
隔離された3つの現像器室を形成する。これらの現像器
14Y,14M,14C,14Kはほぼ同じ構成をなす
から、以下、これらの現像器を図3に示す現像器を代表
して説明する。
【0042】図3は現像器の断面図である。
【0043】図において、140はトナーとキャリアと
から成る二成分現像剤を収容する現像器筺体であり、1
41は内部に固定の磁石体を有するマグネットロール1
42を有する現像スリーブであり、143は供給ロー
ラ、144は現像スリーブ141上の現像剤層厚を所定
量に規制する現像剤層厚規制部材であり、145,14
6は撹拌スクリュウである。撹拌スクリュウ145と撹
拌スクリュウ146とは、ハウジング140の底部から
直立した仕切り壁140aを挟んで両側に形成された第
1の撹拌室140b及び第2の撹拌室140c内にそれ
ぞれ平行に配置されている。
から成る二成分現像剤を収容する現像器筺体であり、1
41は内部に固定の磁石体を有するマグネットロール1
42を有する現像スリーブであり、143は供給ロー
ラ、144は現像スリーブ141上の現像剤層厚を所定
量に規制する現像剤層厚規制部材であり、145,14
6は撹拌スクリュウである。撹拌スクリュウ145と撹
拌スクリュウ146とは、ハウジング140の底部から
直立した仕切り壁140aを挟んで両側に形成された第
1の撹拌室140b及び第2の撹拌室140c内にそれ
ぞれ平行に配置されている。
【0044】140dは現像器筺体140の上部に開口
したトナー補給口部で、トナーカートリッジ15からト
ナー収容手段16、トナー搬送手段17を経て補給され
たトナーを受け入れて第1の撹拌室140bに投入す
る。
したトナー補給口部で、トナーカートリッジ15からト
ナー収容手段16、トナー搬送手段17を経て補給され
たトナーを受け入れて第1の撹拌室140bに投入す
る。
【0045】図4は図3に示した現像器の平面断面図で
ある。
ある。
【0046】現像スリーブ141の両軸端近傍は、支持
部材147A,147Bに設けたボールベアリング14
8A,148Bにより回転可能に支持されている。ま
た、現像スリーブ141の両軸端付近には、突き当てコ
ロ149A,149Bがボールベアリング148A,1
48Bを介して回転可能に支持されている。突き当てコ
ロ149A,149Bの外周面は、像形成体10の外周
面両端部に接触して、像形成体10と現像スリーブ14
1との間隙を一定に保つ。複数の磁極を有するマグネッ
トロール142の両軸端は支持部材147A,147B
に固定支持されている。現像スリーブ141は、一方の
軸端に固定されたギアG1に接続する図示しない駆動源
により駆動回転される。G2は撹拌スクリュウ146の
回転軸に駆動を伝達するギア、G3は撹拌スクリュウ1
45を回転させるとともに撹拌スクリュウ146の回転
軸に駆動を伝達するギアである。
部材147A,147Bに設けたボールベアリング14
8A,148Bにより回転可能に支持されている。ま
た、現像スリーブ141の両軸端付近には、突き当てコ
ロ149A,149Bがボールベアリング148A,1
48Bを介して回転可能に支持されている。突き当てコ
ロ149A,149Bの外周面は、像形成体10の外周
面両端部に接触して、像形成体10と現像スリーブ14
1との間隙を一定に保つ。複数の磁極を有するマグネッ
トロール142の両軸端は支持部材147A,147B
に固定支持されている。現像スリーブ141は、一方の
軸端に固定されたギアG1に接続する図示しない駆動源
により駆動回転される。G2は撹拌スクリュウ146の
回転軸に駆動を伝達するギア、G3は撹拌スクリュウ1
45を回転させるとともに撹拌スクリュウ146の回転
軸に駆動を伝達するギアである。
【0047】トナーカートリッジ15からトナー収容手
段16、トナー搬送手段17を経て第1の撹拌室140
bの上方のトナー補給口部140dに投入されたトナー
は、駆動回転する撹拌スクリュウ145により図示左矢
印方向に搬送され、仕切り壁140a末端の開口部14
0eを通過して第2の撹拌室140c内に送り込まれ
る。第2の撹拌室140c内に送り込まれたトナーは、
撹拌スクリュウ146により図示右矢印方向に搬送さ
れ、第2の撹拌室140c内に収容された現像剤と撹
拌、混合され、供給ローラ143に供給される。
段16、トナー搬送手段17を経て第1の撹拌室140
bの上方のトナー補給口部140dに投入されたトナー
は、駆動回転する撹拌スクリュウ145により図示左矢
印方向に搬送され、仕切り壁140a末端の開口部14
0eを通過して第2の撹拌室140c内に送り込まれ
る。第2の撹拌室140c内に送り込まれたトナーは、
撹拌スクリュウ146により図示右矢印方向に搬送さ
れ、第2の撹拌室140c内に収容された現像剤と撹
拌、混合され、供給ローラ143に供給される。
【0048】補給トナーがトナー補給口140dから補
給され、撹拌スクリュウ145により現像剤と撹拌混合
されながら搬送され、開口部140eの近傍に設けたト
ナー濃度センサによりトナー濃度が検出される。
給され、撹拌スクリュウ145により現像剤と撹拌混合
されながら搬送され、開口部140eの近傍に設けたト
ナー濃度センサによりトナー濃度が検出される。
【0049】転写ローラ19は像形成体10との間隙に
転写すべきカラー画像先端が達する直前の記録紙先端が
達したときに像形成体10との間で記録材Pを挟圧する
ように像形成体10側に移動すると共に、電源(図示せ
ず)からトナーの帯電と逆極性の直流電圧を印加され
る。転写ローラ19の押圧力は、ローラ単位長さ当たり
の線圧力として5〜500g/cm、ローラ単位面積当
たり平均圧力として25〜1000g/cm2であること
が望ましく、記録紙に圧接するニップ幅が0.5〜5m
m程度であることが望ましい。また、挟圧する相手側の
像形成体10の曲率半径が40mm以上であることが望
ましい。
転写すべきカラー画像先端が達する直前の記録紙先端が
達したときに像形成体10との間で記録材Pを挟圧する
ように像形成体10側に移動すると共に、電源(図示せ
ず)からトナーの帯電と逆極性の直流電圧を印加され
る。転写ローラ19の押圧力は、ローラ単位長さ当たり
の線圧力として5〜500g/cm、ローラ単位面積当
たり平均圧力として25〜1000g/cm2であること
が望ましく、記録紙に圧接するニップ幅が0.5〜5m
m程度であることが望ましい。また、挟圧する相手側の
像形成体10の曲率半径が40mm以上であることが望
ましい。
【0050】転写ローラ19は、ステンレス鋼棒からな
る軸体と、その外周にポリウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、スチレンブタジエン共重合体エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー等の樹脂材をセルサイズ1〜300
μm程度の単砲タイプ若しくは連泡タイプで形成し、更
に前述の樹脂材に導電性付与材としてカーボンブラック
等の無機物及び又は有機導電剤を混合させた電荷供給可
能な導電性とした弾性部材とから構成してある。
る軸体と、その外周にポリウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、スチレンブタジエン共重合体エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー等の樹脂材をセルサイズ1〜300
μm程度の単砲タイプ若しくは連泡タイプで形成し、更
に前述の樹脂材に導電性付与材としてカーボンブラック
等の無機物及び又は有機導電剤を混合させた電荷供給可
能な導電性とした弾性部材とから構成してある。
【0051】転写ローラ19が上述した構成を備えるこ
とにより、記録材Pは、転写ローラ19から安定して十
分に電荷を注入されてトナーの帯電と逆極性の電位に帯
電し、クーロン力と転写ローラ19による圧力とによっ
て像形成体10からカラー画像を効率よく転写される。
とにより、記録材Pは、転写ローラ19から安定して十
分に電荷を注入されてトナーの帯電と逆極性の電位に帯
電し、クーロン力と転写ローラ19による圧力とによっ
て像形成体10からカラー画像を効率よく転写される。
【0052】分離電極20は転写プロセスの直後に記録
紙を交流コロナ又は高圧電流で除電して記録紙の像形成
体10への静電吸着力を低減し、紙の剛性や自重を利用
して分離しやすく、弱いと薄く剛性の弱い記録紙ほど分
離が難しくなるため、記録紙種や環境を考慮して除電量
をバランスよく設定してある。
紙を交流コロナ又は高圧電流で除電して記録紙の像形成
体10への静電吸着力を低減し、紙の剛性や自重を利用
して分離しやすく、弱いと薄く剛性の弱い記録紙ほど分
離が難しくなるため、記録紙種や環境を考慮して除電量
をバランスよく設定してある。
【0053】クリーニング装置21は、ブレード等を像
形成体10の表面に接触させることにより、像形成体1
0の表面に付着したトナー及び粉塵を掻き落として廃ト
ナーボックスに捕獲する。
形成体10の表面に接触させることにより、像形成体1
0の表面に付着したトナー及び粉塵を掻き落として廃ト
ナーボックスに捕獲する。
【0054】以下、本実施の形態における現像器に各種
の撹拌スクリュウを変更して設け、撹拌スクリュウの回
転軸にかかる負荷トルクを変更して現像特性を検討す
る。
の撹拌スクリュウを変更して設け、撹拌スクリュウの回
転軸にかかる負荷トルクを変更して現像特性を検討す
る。
【0055】ここで、図13及び図14を参照して負荷
トルクの測定方法を説明する。
トルクの測定方法を説明する。
【0056】図13は負荷トルクの測定装置を示す概略
構成図である。
構成図である。
【0057】負荷トルクの測定装置は、モータ1とドラ
イバ2と交流電流計3と負荷4とからなるものである。
各種の撹拌スクリュウは負荷4を介してモータ1の駆動
軸に接続する。モータ1はオリエンタルモータ(株)製
のBL430A(GD)−AFで定格回転数3000r
pm、定格出力30W、定格トルク1.0kg.cm、
瞬時最大トルク1.5kg.cm、許容慣性負荷7k
g.cm2である。ドライバ2はオリエンタルモータ
(株)製のBLD30A−Fであり、単相100V±1
0%50/60Hzであり、入力電流2.5A以上であ
る。
イバ2と交流電流計3と負荷4とからなるものである。
各種の撹拌スクリュウは負荷4を介してモータ1の駆動
軸に接続する。モータ1はオリエンタルモータ(株)製
のBL430A(GD)−AFで定格回転数3000r
pm、定格出力30W、定格トルク1.0kg.cm、
瞬時最大トルク1.5kg.cm、許容慣性負荷7k
g.cm2である。ドライバ2はオリエンタルモータ
(株)製のBLD30A−Fであり、単相100V±1
0%50/60Hzであり、入力電流2.5A以上であ
る。
【0058】図14は負荷トルク−ドライバ入力電流特
性を示すグラフである。
性を示すグラフである。
【0059】グラフにおいて、300rpm、1000
rpm、2000rpm、3000rpmの負荷トルク
−ドライバ入力電流特性を示してある。本実施の形態で
は300rpmの負荷トルク−ドライバ入力電流特性を
用いて測定した。
rpm、2000rpm、3000rpmの負荷トルク
−ドライバ入力電流特性を示してある。本実施の形態で
は300rpmの負荷トルク−ドライバ入力電流特性を
用いて測定した。
【0060】具体的には、表1〜表18に示す負荷トル
クは各種の撹拌スクリュウを300rpmで回転させて
交流電流計3でドライバ入力電流値を読み込み、図14
に示すグラフから負荷トルクを求めたものである。
クは各種の撹拌スクリュウを300rpmで回転させて
交流電流計3でドライバ入力電流値を読み込み、図14
に示すグラフから負荷トルクを求めたものである。
【0061】(評価特性)下記の項目について測定を行
った。
った。
【0062】(1)細線再現性(2dotライン測定) a)測定機材 印字評価システム:YA−MAN社製 RT−2000
型 b)測定方法 転写材(XEROX4024 20ポンド紙)の上に形
成された細線を上記測定機材により線幅を測定した。実
際には、線画像の濃度分布データをとってその最大値の
半値における全幅を線幅とした。
型 b)測定方法 転写材(XEROX4024 20ポンド紙)の上に形
成された細線を上記測定機材により線幅を測定した。実
際には、線画像の濃度分布データをとってその最大値の
半値における全幅を線幅とした。
【0063】(2)画像かぶり・文字チリ、トナー飛散 a)測定機材 デジタルマイクロスコープ:キーエンス
社製 VH−6200型 b)測定方法 非画像部及び文字部分をマイクロスコープで200倍に
拡大して画像かぶりと文字チリ、トナー飛散の有無を判
断した。
社製 VH−6200型 b)測定方法 非画像部及び文字部分をマイクロスコープで200倍に
拡大して画像かぶりと文字チリ、トナー飛散の有無を判
断した。
【0064】(3)画像濃度 マクベス濃度計で測定した。
【0065】
(実施例1)図6は実施例1の現像器に設けた撹拌スク
リュウの概略図である。
リュウの概略図である。
【0066】撹拌スクリュウは、羽根部と、現像器筺体
140の両側壁に設けられた軸受部材に回転自在に支持
される回転軸部とから構成されている。なお、羽根部と
回転軸部とは、一体成型加工により形成してもよい。ま
た、羽根部は長軸方向に複数個に分割したものを接合し
て形成したものでもよい。
140の両側壁に設けられた軸受部材に回転自在に支持
される回転軸部とから構成されている。なお、羽根部と
回転軸部とは、一体成型加工により形成してもよい。ま
た、羽根部は長軸方向に複数個に分割したものを接合し
て形成したものでもよい。
【0067】撹拌スクリュウの羽根部を形成する材料と
しては、エフライトFL202(日本エフテービー社
製)を使用した。この他、エフライトFL302、エフ
ライトFL201、エフライトFL362(何れも日本
エフテービー社製)でもよい。更に、アクリルニトル・
ブタジエン・スチレンポリカーボネイト、変性ポリフェ
ニレンエーテル、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポ
リエチレンテレフテレイト、フェノール、アセタールポ
リオキシメチレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフ
テレイト、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリメタクリ
ルサンメチル、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサル
ファイド等の樹脂材でもよい。更にまた、鉄合金、銅合
金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、ニッケル合金な
どの金属でもよい。
しては、エフライトFL202(日本エフテービー社
製)を使用した。この他、エフライトFL302、エフ
ライトFL201、エフライトFL362(何れも日本
エフテービー社製)でもよい。更に、アクリルニトル・
ブタジエン・スチレンポリカーボネイト、変性ポリフェ
ニレンエーテル、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポ
リエチレンテレフテレイト、フェノール、アセタールポ
リオキシメチレン、ポリスチレン、ポリブチレンテレフ
テレイト、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリメタクリ
ルサンメチル、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサル
ファイド等の樹脂材でもよい。更にまた、鉄合金、銅合
金、ステンレス鋼、アルミニウム合金、ニッケル合金な
どの金属でもよい。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】表1〜表3は、図6に示す撹拌スクリュウ
の形状を下記の数値に設定し、撹拌スクリュウの回転軸
にかかる負荷トルクを変化させて、トナーを補給してト
ナー飛散、画像濃度、2dotラインの再現性、文字チ
リの結果を示すものである。
の形状を下記の数値に設定し、撹拌スクリュウの回転軸
にかかる負荷トルクを変化させて、トナーを補給してト
ナー飛散、画像濃度、2dotラインの再現性、文字チ
リの結果を示すものである。
【0072】表1〜表3に示す画像濃度はマクベス濃度
計で測定したものである。1.3未満を濃度不足と判断
している。
計で測定したものである。1.3未満を濃度不足と判断
している。
【0073】2dotラインの再現性は170±7μm
からはずれると不良として判定する。
からはずれると不良として判定する。
【0074】p=14mm、D=14mm、d=6m
m、θ1=30°、θ2=130° 長さL=250mm、t=1.5mm、回転数=180
rpm ここで、図9〜図12を参照して負荷トルク(kg.c
m)とトナー帯電量Q/M(μc/g)分布との関係を
説明する。なお、帯電量分布はホソカワミクロン(株)
のE−spartアナライザーで測定した。
m、θ1=30°、θ2=130° 長さL=250mm、t=1.5mm、回転数=180
rpm ここで、図9〜図12を参照して負荷トルク(kg.c
m)とトナー帯電量Q/M(μc/g)分布との関係を
説明する。なお、帯電量分布はホソカワミクロン(株)
のE−spartアナライザーで測定した。
【0075】図9は初期の現像剤の帯電量分布を示すグ
ラフであり、図10は負荷トルク0.2kg.cmにお
ける初期の現像剤の帯電量分布を示すグラフであり、図
11は負荷トルク1.2kg.cmにおける初期の現像
剤の帯電量分布を示すグラフであり、図12は負荷トル
ク2.4kg.cmにおける初期の現像剤の帯電量分布
を示すグラフである。
ラフであり、図10は負荷トルク0.2kg.cmにお
ける初期の現像剤の帯電量分布を示すグラフであり、図
11は負荷トルク1.2kg.cmにおける初期の現像
剤の帯電量分布を示すグラフであり、図12は負荷トル
ク2.4kg.cmにおける初期の現像剤の帯電量分布
を示すグラフである。
【0076】図9〜図12に示すグラフはいずれも個数
頻度×10を縦軸にとり、横軸に帯電量(μc/g)を
とってある。図11に示すように負荷トルクを0.3〜
2.0kg.cmの範囲に設定すれば、図9に示した初
期帯電量分布のように−20μc/g付近で集中したシ
ャープな帯電量分布となっていることを確認した。しか
しながら、図10及び図12に示すように0.3〜2.
0kg.cmの範囲以外になれば、帯電量分布がブロー
ドになっている事がわかる。ここで説明した負荷トルク
(kg.cm)とトナー帯電量Q/M(μc/g)分布
との関係は、本明細書で説明する全ての撹拌スクリュウ
で共通してみられた。
頻度×10を縦軸にとり、横軸に帯電量(μc/g)を
とってある。図11に示すように負荷トルクを0.3〜
2.0kg.cmの範囲に設定すれば、図9に示した初
期帯電量分布のように−20μc/g付近で集中したシ
ャープな帯電量分布となっていることを確認した。しか
しながら、図10及び図12に示すように0.3〜2.
0kg.cmの範囲以外になれば、帯電量分布がブロー
ドになっている事がわかる。ここで説明した負荷トルク
(kg.cm)とトナー帯電量Q/M(μc/g)分布
との関係は、本明細書で説明する全ての撹拌スクリュウ
で共通してみられた。
【0077】その結果、表1及び表2に示すように、撹
拌スクリュウの回転軸にかかる負荷トルクを0.3k
g.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現像性
はトナー飛散なく、画像濃度1.30〜1.42で2d
otラインの再現性を164〜171μmで画像カブリ
及び文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しか
し、表1及び表3に示してあるように撹拌スクリュウの
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外となれば、現像性がいずれかの評価
項目で好ましくなかった。
拌スクリュウの回転軸にかかる負荷トルクを0.3k
g.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現像性
はトナー飛散なく、画像濃度1.30〜1.42で2d
otラインの再現性を164〜171μmで画像カブリ
及び文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しか
し、表1及び表3に示してあるように撹拌スクリュウの
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外となれば、現像性がいずれかの評価
項目で好ましくなかった。
【0078】(実施例2)図7は実施例2の現像器に設
けた撹拌スクリュウの概略図であり、実施例1のものと
羽根部の形態を変えたものである。
けた撹拌スクリュウの概略図であり、実施例1のものと
羽根部の形態を変えたものである。
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】
【0082】なお、図7に示す撹拌スクリュウの形状を
下記の数値に設定してある。
下記の数値に設定してある。
【0083】p=16mm、D=14mm、d=6m
m、θ3=40° 長さL=250mm、t=1.0mm、回転数=170
rpm その結果、表4及び表5に示すように、撹拌スクリュウ
の回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.
0kg.cmの範囲にしたものの現像性はトナー飛散な
く、画像濃度1.30〜1.42で2dotラインの再
現性を163〜171μmで画像カブリ及び文字チリ、
トナー飛散がなく、好適であった。しかし、表4及び表
6に示してあるように撹拌スクリュウの回転軸にかかる
負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範
囲外となれば、現像性がいずれかの評価項目で好ましく
なかった。
m、θ3=40° 長さL=250mm、t=1.0mm、回転数=170
rpm その結果、表4及び表5に示すように、撹拌スクリュウ
の回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.
0kg.cmの範囲にしたものの現像性はトナー飛散な
く、画像濃度1.30〜1.42で2dotラインの再
現性を163〜171μmで画像カブリ及び文字チリ、
トナー飛散がなく、好適であった。しかし、表4及び表
6に示してあるように撹拌スクリュウの回転軸にかかる
負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範
囲外となれば、現像性がいずれかの評価項目で好ましく
なかった。
【0084】(実施例3)実施例3では図4に示す撹拌
スクリュウを用いた。図4に示す撹拌スクリュウ145
と撹拌スクリュウ146はほぼ同形状をなすから、以
下、撹拌スクリュウ145を代表として説明する。
スクリュウを用いた。図4に示す撹拌スクリュウ145
と撹拌スクリュウ146はほぼ同形状をなすから、以
下、撹拌スクリュウ145を代表として説明する。
【0085】図5(a)は本実施の形態における撹拌ス
クリュウ145の正面図であり、図5(b)及び図5
(c)は該撹拌スクリュウ145のA−A部分断面図で
ある。
クリュウ145の正面図であり、図5(b)及び図5
(c)は該撹拌スクリュウ145のA−A部分断面図で
ある。
【0086】撹拌スクリュウ145は、スパイラル状に
形成された螺旋状羽根部145aと、現像器筺体140
の両側壁に設けられた軸受部材に回転自在に支持される
回転軸部145bとから構成されている。なお、螺旋状
羽根部145aと回転軸部145bとは、一体成型加工
により形成してもよい。また、螺旋状羽根部145aは
長軸方向に複数個に分割したものを接合して形成したも
のでもよい。
形成された螺旋状羽根部145aと、現像器筺体140
の両側壁に設けられた軸受部材に回転自在に支持される
回転軸部145bとから構成されている。なお、螺旋状
羽根部145aと回転軸部145bとは、一体成型加工
により形成してもよい。また、螺旋状羽根部145aは
長軸方向に複数個に分割したものを接合して形成したも
のでもよい。
【0087】撹拌スクリュウ145の螺旋状羽根部14
5aを形成する材料としては、エフライトFL202
(日本エフテービー社製)を使用した。
5aを形成する材料としては、エフライトFL202
(日本エフテービー社製)を使用した。
【0088】図5(b)に示す撹拌スクリュウ145の
螺旋状羽根部145aのA−A部分断面図において、F
は螺旋状羽根部の根元の厚さ、fは螺旋状羽根部の先端
部の厚さ、pはスクリュウのピッチ、θは羽根部分の傾
斜面145cが軸線となす傾斜角度である。また、図5
(a)に示すDは撹拌スクリュウ145の螺旋状羽根部
145aの外径、dは回転軸部145bの外径、hは螺
旋状羽根部の山の高さで、h=(D−d)/2である。
螺旋状羽根部145aのA−A部分断面図において、F
は螺旋状羽根部の根元の厚さ、fは螺旋状羽根部の先端
部の厚さ、pはスクリュウのピッチ、θは羽根部分の傾
斜面145cが軸線となす傾斜角度である。また、図5
(a)に示すDは撹拌スクリュウ145の螺旋状羽根部
145aの外径、dは回転軸部145bの外径、hは螺
旋状羽根部の山の高さで、h=(D−d)/2である。
【0089】図5(c)において、撹拌スクリュウ14
5の回転により、現像剤は螺旋状羽根部145aの傾斜
面145cによって、水平方向分力Fhと垂直方向分力
Fvとが加えられる。水平方向分力Fhは現像剤を撹拌
スクリュウ145の軸方向に搬送し、垂直方向分力Fv
は現像剤を軸直角方向に撹拌する。
5の回転により、現像剤は螺旋状羽根部145aの傾斜
面145cによって、水平方向分力Fhと垂直方向分力
Fvとが加えられる。水平方向分力Fhは現像剤を撹拌
スクリュウ145の軸方向に搬送し、垂直方向分力Fv
は現像剤を軸直角方向に撹拌する。
【0090】今回、撹拌スクリュウ145の螺旋状羽根
部145aのスパイラル角度が30〜75度であり、か
つ、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
が0.3〜2.0kg.cm以下の範囲で設計すること
で現像装置14に補給された補給トナーの撹拌性が向上
し、帯電量分布がブロードになることで発生し、ランニ
ングによる現像性低下やトナー飛散、細線再現性低下、
文字チリ、画像かぶりなどの諸問題が解消される。
部145aのスパイラル角度が30〜75度であり、か
つ、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
が0.3〜2.0kg.cm以下の範囲で設計すること
で現像装置14に補給された補給トナーの撹拌性が向上
し、帯電量分布がブロードになることで発生し、ランニ
ングによる現像性低下やトナー飛散、細線再現性低下、
文字チリ、画像かぶりなどの諸問題が解消される。
【0091】以下に図5を参照して説明した撹拌スクリ
ュウ145の形状を下記の数値に設定し、現像性を評価
する。
ュウ145の形状を下記の数値に設定し、現像性を評価
する。
【0092】P=14mm、f=1mm、D=14m
m、d=6mm、h=4mm、長さL=200mm、θ
=30°、回転数=170rpm
m、d=6mm、h=4mm、長さL=200mm、θ
=30°、回転数=170rpm
【0093】
【表7】
【0094】
【表8】
【0095】
【表9】
【0096】その結果、表7及び表8に示すように、撹
拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルクを0.
3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現
像性は、画像濃度1.32〜1.44で2dotライン
の再現性を167〜175μmで画像かぶり及び文字チ
リ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、表7及
び表9に示すように撹拌スクリュウ145の回転軸にか
かる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cm
の範囲外にしたものは、現像性がいずれかの評価項目で
好ましくなかった。
拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルクを0.
3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現
像性は、画像濃度1.32〜1.44で2dotライン
の再現性を167〜175μmで画像かぶり及び文字チ
リ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、表7及
び表9に示すように撹拌スクリュウ145の回転軸にか
かる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cm
の範囲外にしたものは、現像性がいずれかの評価項目で
好ましくなかった。
【0097】次いで、θ=50°とした以外は同様にし
て評価した。
て評価した。
【0098】
【表10】
【0099】
【表11】
【0100】
【表12】
【0101】その結果、表10及び表11に示すよう
に、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
を0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたも
のの現像性は、画像濃度1.30〜1.42で2dot
ラインの再現性を167〜172μmで画像かぶり及び
文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、
表10及び表12に示すように撹拌スクリュウ145の
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外にしたものは、現像性がいずれかの
評価項目で好ましくなかった。
に、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
を0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたも
のの現像性は、画像濃度1.30〜1.42で2dot
ラインの再現性を167〜172μmで画像かぶり及び
文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、
表10及び表12に示すように撹拌スクリュウ145の
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外にしたものは、現像性がいずれかの
評価項目で好ましくなかった。
【0102】次にθ=75°した以外は同様に評価し
た。
た。
【0103】
【表13】
【0104】
【表14】
【0105】
【表15】
【0106】その結果、表13及び表14に示すよう
に、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
を0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたも
のの現像性は、画像濃度1.30〜1.41で2dot
ラインの再現性を166〜171μmで画像かぶり及び
文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、
表13及び表15に示すように撹拌スクリュウ145の
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外にしたものは、現像性がいずれかの
評価項目で好ましくなかった。
に、撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる負荷トルク
を0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範囲にしたも
のの現像性は、画像濃度1.30〜1.41で2dot
ラインの再現性を166〜171μmで画像かぶり及び
文字チリ、トナー飛散がなく、好適であった。しかし、
表13及び表15に示すように撹拌スクリュウ145の
回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0
kg.cmの範囲外にしたものは、現像性がいずれかの
評価項目で好ましくなかった。
【0107】(実施例4)図8は実施例4の撹拌スクリ
ュウを示す斜視図である。
ュウを示す斜視図である。
【0108】図8に示す撹拌スクリュウはいわゆる2重
スクリュウである。
スクリュウである。
【0109】撹拌スクリュウは、スパイラル状に形成さ
れた螺旋状羽根部と、現像器筺体140の両側壁に設け
られた軸受部材に回転自在に支持される回転軸部145
bとから構成されている。なお、螺旋状羽根部と回転軸
部とは、一体成型加工により形成してもよい。また、螺
旋状羽根部は長軸方向に複数個に分割したものを接合し
て形成したものでもよい。
れた螺旋状羽根部と、現像器筺体140の両側壁に設け
られた軸受部材に回転自在に支持される回転軸部145
bとから構成されている。なお、螺旋状羽根部と回転軸
部とは、一体成型加工により形成してもよい。また、螺
旋状羽根部は長軸方向に複数個に分割したものを接合し
て形成したものでもよい。
【0110】撹拌スクリュウの螺旋状羽根部を形成する
材料としては、エフライトFL202(日本エフテービ
ー社製)を使用した。
材料としては、エフライトFL202(日本エフテービ
ー社製)を使用した。
【0111】
【表16】
【0112】
【表17】
【0113】
【表18】
【0114】なお、図8に示す撹拌スクリュウ145の
形状を下記の数値に設定した。
形状を下記の数値に設定した。
【0115】P=14mm、f=1mm、D=14m
m、d=6mm、h=4mm、長さL=200mm、F
=4mm、回転数=180rpm その結果、表16及び表17に示すように、撹拌スクリ
ュウ145の回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.
cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現像性は、
画像濃度1.30〜1.44で2dotラインの再現性
を165〜175μmで画像かぶり及び文字チリ、トナ
ー飛散がなく、好適であった。しかし、表16及び表1
8に示すように撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる
負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範
囲外にしたものは、現像性がいずれかの評価項目で好ま
しくなかった。
m、d=6mm、h=4mm、長さL=200mm、F
=4mm、回転数=180rpm その結果、表16及び表17に示すように、撹拌スクリ
ュウ145の回転軸にかかる負荷トルクを0.3kg.
cm〜2.0kg.cmの範囲にしたものの現像性は、
画像濃度1.30〜1.44で2dotラインの再現性
を165〜175μmで画像かぶり及び文字チリ、トナ
ー飛散がなく、好適であった。しかし、表16及び表1
8に示すように撹拌スクリュウ145の回転軸にかかる
負荷トルクを0.3kg.cm〜2.0kg.cmの範
囲外にしたものは、現像性がいずれかの評価項目で好ま
しくなかった。
【0116】
【発明の効果】請求項1〜請求項6に記載の発明は、上
記構成を備えることにより、最適化した負荷トルク条件
とすることにより現像装置に補給された補給トナーの撹
拌性を向上して帯電量分布をシャープに保つことができ
るので、トナー飛散、濃度低下や画像かぶり、細線再現
性低下、文字チリがみられない現像性の良好な現像装置
を提供することができた。
記構成を備えることにより、最適化した負荷トルク条件
とすることにより現像装置に補給された補給トナーの撹
拌性を向上して帯電量分布をシャープに保つことができ
るので、トナー飛散、濃度低下や画像かぶり、細線再現
性低下、文字チリがみられない現像性の良好な現像装置
を提供することができた。
【0117】請求項7に記載の発明は、上記構成を備え
ることにより、トナー飛散、濃度低下や画像かぶり、細
線再現性低下、文字チリがみられない現像性の良好な画
像形成装置を提供することができた。
ることにより、トナー飛散、濃度低下や画像かぶり、細
線再現性低下、文字チリがみられない現像性の良好な画
像形成装置を提供することができた。
【図1】本実施の形態における画像形成装置を示した概
略断面図である。
略断面図である。
【図2】複数の現像器を備えた現像装置14の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】現像器の断面図である。
【図4】図3に示した現像器の平面断面図である。
【図5】実施例3の撹拌スクリュウを示す図である。
【図6】実施例1の現像器に設けた撹拌スクリュウの概
略図である。
略図である。
【図7】実施例2の現像器に設けた撹拌スクリュウの概
略図である。
略図である。
【図8】実施例4の撹拌スクリュウを示す斜視図であ
る。
る。
【図9】初期の現像剤の帯電量分布を示すグラフであ
る。
る。
【図10】負荷トルク0.2kg.cmにおける初期の
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
【図11】負荷トルク1.2kg.cmにおける初期の
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
【図12】負荷トルク2.4kg.cmにおける初期の
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
現像剤の帯電量分布を示すグラフである。
【図13】負荷トルクの測定装置を示す概略構成図であ
る。
る。
【図14】負荷トルク−ドライバ入力電流特性を示すグ
ラフである。
ラフである。
10 像形成体 14 現像装置 141 現像スリーブ 145,146 撹拌スクリュウ
Claims (7)
- 【請求項1】 現像剤を像形成体の現像領域に搬送する
現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌スクリ
ュウとを備えた現像装置において、前記撹拌スクリュウ
の回転軸にかかる負荷トルクが0.3kg.cm〜2.
0kg.cmであることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 現像剤を像形成体の現像領域に搬送する
現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌スクリ
ュウとを備えた現像装置において、前記撹拌スクリュウ
は回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部とからな
り、当該羽根部の軸方向のスパイラル角度(θ)が30
〜75度であり、かつ、前記撹拌スクリュウの回転軸に
かかる負荷トルクが0.3kg.cm〜2.0kg.c
mであることを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 現像剤を像形成体の現像領域に搬送する
現像スリーブと前記現像剤を撹拌、搬送する撹拌スクリ
ュウとを備えた現像装置において、前記撹拌スクリュウ
は回転軸と当該回転軸上に設けた螺旋状羽根部とからな
り、当該螺旋状羽根部が2重に形成され、当該羽根部の
軸方向のスパイラル角度(θ)が30〜75度であり、
かつ、前記撹拌スクリュウの回転軸にかかる負荷トルク
が0.3kg.cm〜2.0kg.cmであることを特
徴とする現像装置。 - 【請求項4】 現像時に像形成体と、現像スリーブとの
間に直流電圧成分と交流電圧成分とが重畳して印加さ
れ、2成分現像剤が用いられることを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項5】 非接触現像方式であることを特徴とする
請求項1〜4のいずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項6】 反転現像がなされることを特徴とする請
求項1〜5のいずれか1項に記載の現像装置。 - 【請求項7】 像形成体から複数色のトナー像を転写材
に一括転写する画像形成装置において、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とす
る画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9018364A JPH10213956A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9018364A JPH10213956A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 現像装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213956A true JPH10213956A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11969654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9018364A Pending JPH10213956A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213956A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210670A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Sharp Corp | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP9018364A patent/JPH10213956A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010210670A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Sharp Corp | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 |
JP4667512B2 (ja) * | 2009-03-06 | 2011-04-13 | シャープ株式会社 | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20031125 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040113 |