JPH10213123A - 取付孔用フィラーとそのフィラーを用いた被取付板の取付構造 - Google Patents
取付孔用フィラーとそのフィラーを用いた被取付板の取付構造Info
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- JPH10213123A JPH10213123A JP1255797A JP1255797A JPH10213123A JP H10213123 A JPH10213123 A JP H10213123A JP 1255797 A JP1255797 A JP 1255797A JP 1255797 A JP1255797 A JP 1255797A JP H10213123 A JPH10213123 A JP H10213123A
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- inner ring
- hole
- mounting hole
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 建築基礎構造や据置き式機械装置の取付構造
などにおいて、被取付板の取付孔の孔壁面とその取付孔
の偏心位置に挿通したボルトとの隙間空間をフィラーで
埋めることができるようにする。 【解決手段】 被取付板7の正円形の取付孔71の偏心
位置に被取付板固定用ボルト6が挿通されている場合に
おいて、ボルト6と取付孔71の孔壁面72との間の隙
間空間にフィラーAを嵌め込む。フィラーAは、外周面
32とインナーリング挿入孔31とが偏心しているアウ
ターリング3と、外周面42とボルト挿通孔41とが偏
心しているインナーリング4とを有する。アウターリン
グ3を取付孔71に挿入し、インナーリング4をアウタ
ーリング3のインナーリング挿入孔31に挿入する。
などにおいて、被取付板の取付孔の孔壁面とその取付孔
の偏心位置に挿通したボルトとの隙間空間をフィラーで
埋めることができるようにする。 【解決手段】 被取付板7の正円形の取付孔71の偏心
位置に被取付板固定用ボルト6が挿通されている場合に
おいて、ボルト6と取付孔71の孔壁面72との間の隙
間空間にフィラーAを嵌め込む。フィラーAは、外周面
32とインナーリング挿入孔31とが偏心しているアウ
ターリング3と、外周面42とボルト挿通孔41とが偏
心しているインナーリング4とを有する。アウターリン
グ3を取付孔71に挿入し、インナーリング4をアウタ
ーリング3のインナーリング挿入孔31に挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取付孔用フィラー
とそのフィラーを用いた被取付板の取付構造に関する。
とそのフィラーを用いた被取付板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建築分野の基礎コンクリートから突出さ
れたアンカーボルトを利用して建築用柱などの構造物を
設置するときには、一般的に一端部に鍔部を備えた上記
フィラーが用いられる。
れたアンカーボルトを利用して建築用柱などの構造物を
設置するときには、一般的に一端部に鍔部を備えた上記
フィラーが用いられる。
【0003】この種の鍔付きフィラーは、筒部とその筒
部の一端部に設けられた鍔部とを備えており、筒部が構
造物のベースプレートなどの被取付板に開設された正円
形の取付孔に差し込まれたときに鍔部がその被取付板に
重なり合って係止されるようになっていると共に、その
筒部によって形成されているボルト挿通孔を基礎コンク
リートから上方へ突出されて上記被取付板の取付孔に挿
通されたアンカーボルトに挿通させ得るようになってい
る。そして、従来の鍔付きフィラーにおいて、上記鍔部
と上記筒部と上記ボルト挿通孔とが同心配置されてい
た。
部の一端部に設けられた鍔部とを備えており、筒部が構
造物のベースプレートなどの被取付板に開設された正円
形の取付孔に差し込まれたときに鍔部がその被取付板に
重なり合って係止されるようになっていると共に、その
筒部によって形成されているボルト挿通孔を基礎コンク
リートから上方へ突出されて上記被取付板の取付孔に挿
通されたアンカーボルトに挿通させ得るようになってい
る。そして、従来の鍔付きフィラーにおいて、上記鍔部
と上記筒部と上記ボルト挿通孔とが同心配置されてい
た。
【0004】しかしながら、基礎コンクリートから突出
しているアンカーボルトの位置が正規位置に対して位置
ずれしているようなときには、そのアンカーボルトを被
取付板の取付孔に挿通させたときに、その取付孔内でア
ンカーボルトが同心箇所に位置せずに偏心位置に挿通さ
れるようなことがしばしば起こり得る。
しているアンカーボルトの位置が正規位置に対して位置
ずれしているようなときには、そのアンカーボルトを被
取付板の取付孔に挿通させたときに、その取付孔内でア
ンカーボルトが同心箇所に位置せずに偏心位置に挿通さ
れるようなことがしばしば起こり得る。
【0005】このような事態が起こった場合、偏心量が
少ないときの対処策としては、被取付板の取付孔とそれ
に挿入される上記フィラーの筒部との間に確保されてい
る寸法的な余裕を利用してその偏心状態を吸収させるこ
とが有効である。これに対し、寸法的な余裕だけでは吸
収できないような大きな偏心量があるときには、建築現
場で被取付板を削ってその取付孔を大きくしたり、アン
カーボルトを曲げたりして対処しているけれども、その
ような作業は手間のかかる煩わしい作業になるのででき
るだけ回避したいという要求がある。
少ないときの対処策としては、被取付板の取付孔とそれ
に挿入される上記フィラーの筒部との間に確保されてい
る寸法的な余裕を利用してその偏心状態を吸収させるこ
とが有効である。これに対し、寸法的な余裕だけでは吸
収できないような大きな偏心量があるときには、建築現
場で被取付板を削ってその取付孔を大きくしたり、アン
カーボルトを曲げたりして対処しているけれども、その
ような作業は手間のかかる煩わしい作業になるのででき
るだけ回避したいという要求がある。
【0006】一方、特開平7−173872号公報によ
って、アンカーボルトがベースプレートの挿通孔に対し
て偏心していても偏心していなくても取り付けることの
できるアンカーボルト用調整金具が提案されている。こ
の調整金具は、鍔部と筒部とを有し、筒部によって形成
されるボルト挿通孔を、その筒部と同心位置と偏心位置
とを含むような長孔形状に開口させたものである。
って、アンカーボルトがベースプレートの挿通孔に対し
て偏心していても偏心していなくても取り付けることの
できるアンカーボルト用調整金具が提案されている。こ
の調整金具は、鍔部と筒部とを有し、筒部によって形成
されるボルト挿通孔を、その筒部と同心位置と偏心位置
とを含むような長孔形状に開口させたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た実開平7−173872号公報で提案されている調整
金具は、筒部によって形成されるボルト挿通孔が長孔形
状になっているので、その筒部を上記被取付板の取付孔
に差し込んで上記ボルト挿通孔にアンカーボルトを貫挿
させたときに、アンカーボルトと筒部の内周面との間の
隙間空間の広さがそのアンカーボルトの周方向において
一様でなくなる。このため、地震などに際してアンカー
ボルトが揺れ動いたようなときには、調整金具に加えら
れる荷重がアンカーボルトの揺れ方向に応じて異なるよ
うになるので、その点に関して改善の余地がある。
た実開平7−173872号公報で提案されている調整
金具は、筒部によって形成されるボルト挿通孔が長孔形
状になっているので、その筒部を上記被取付板の取付孔
に差し込んで上記ボルト挿通孔にアンカーボルトを貫挿
させたときに、アンカーボルトと筒部の内周面との間の
隙間空間の広さがそのアンカーボルトの周方向において
一様でなくなる。このため、地震などに際してアンカー
ボルトが揺れ動いたようなときには、調整金具に加えら
れる荷重がアンカーボルトの揺れ方向に応じて異なるよ
うになるので、その点に関して改善の余地がある。
【0008】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
である。すなわち、本発明によれば、単に建築分野での
使用に限らず、その他の据置き式機械装置の設置やその
他の広範な用途において好適に用いることのできる取付
孔用フィラーと、そのフィラーを用いた被取付板の取付
構造とが提供される。
である。すなわち、本発明によれば、単に建築分野での
使用に限らず、その他の据置き式機械装置の設置やその
他の広範な用途において好適に用いることのできる取付
孔用フィラーと、そのフィラーを用いた被取付板の取付
構造とが提供される。
【0009】本発明の目的は、被取付板の取付孔に挿入
可能なアウターリングとそのアウターリングに挿入可能
なインナーリングとを組み合わせて用いることによっ
て、上記したアンカーボルトのような被取付板固定用ボ
ルトとそのボルトが挿通された被取付板の取付孔との間
の隙間空間に配備されてその隙間空間を埋めることので
きる取付孔用フィラーおよびそのフィラーを用いた被取
付板の取付構造を提供することである。
可能なアウターリングとそのアウターリングに挿入可能
なインナーリングとを組み合わせて用いることによっ
て、上記したアンカーボルトのような被取付板固定用ボ
ルトとそのボルトが挿通された被取付板の取付孔との間
の隙間空間に配備されてその隙間空間を埋めることので
きる取付孔用フィラーおよびそのフィラーを用いた被取
付板の取付構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の取
付孔用フィラーは、被取付板に開設された正円形の取付
孔の孔壁面とその取付孔に挿通された被取付板固定用ボ
ルトとの間に形成される隙間空間に配備されるフィラー
であって、
付孔用フィラーは、被取付板に開設された正円形の取付
孔の孔壁面とその取付孔に挿通された被取付板固定用ボ
ルトとの間に形成される隙間空間に配備されるフィラー
であって、
【0011】上記ボルトが挿通されてそのボルトを同心
に位置決めする正円形のボルト挿通孔を偏心箇所に有し
その外周面が正円筒形に形成されたインナーリングと、
このインナーリングが挿入されてそのインナーリングの
外周面を同心に位置決めする正円形のインナーリング挿
入孔を有すると共に上記取付孔に挿入されてその正円筒
形の外周面が上記取付孔によって同心に位置決めされる
アウターリングと、を有する、というものである。
に位置決めする正円形のボルト挿通孔を偏心箇所に有し
その外周面が正円筒形に形成されたインナーリングと、
このインナーリングが挿入されてそのインナーリングの
外周面を同心に位置決めする正円形のインナーリング挿
入孔を有すると共に上記取付孔に挿入されてその正円筒
形の外周面が上記取付孔によって同心に位置決めされる
アウターリングと、を有する、というものである。
【0012】この発明の取付孔用フィラーにおいて、被
取付板の取付孔にアウターリングを挿入すると共に、ア
ウターリングのインナーリング挿入孔にインナーリング
を挿入してそれらのリングの位置関係を一定に定めた状
態において、アウターリングを取付孔の中で回転方向に
変位させると、インナーリングと共にインナーリング挿
入孔が取付孔軸線の周りでアウターリングと同じ方向に
変位する。また、上記取付孔とアウターリングとの位置
関係を一定に定めた状態において、インナーリングをイ
ンナーリング挿入孔の中で回転方向に変位させると、そ
のインナーリングのボルト挿通孔がインナーリング挿入
孔軸線の周りでインナーリングと同じ方向に変位する。
ここで、取付孔、インナーリング挿入孔、ボルト挿通孔
の各軸線位置は相互に偏心しているので、アウターリン
グとインナーリングとを個別にそれらの回転方向に変位
させることによって、取付孔の中でのボルト挿通孔の位
置を、取付孔の周方向のみならず半径方向にも変位させ
ることができる。このことを利用すれば、取付孔とその
取付孔の偏心位置に挿通された上記ボルトとの間の隙間
空間の全体がアウターリングとインナーリングとによっ
て埋まるようなり、しかも、上記ボルトがインナーリン
グのボルト挿通孔に無理なく挿通されるようになる。
取付板の取付孔にアウターリングを挿入すると共に、ア
ウターリングのインナーリング挿入孔にインナーリング
を挿入してそれらのリングの位置関係を一定に定めた状
態において、アウターリングを取付孔の中で回転方向に
変位させると、インナーリングと共にインナーリング挿
入孔が取付孔軸線の周りでアウターリングと同じ方向に
変位する。また、上記取付孔とアウターリングとの位置
関係を一定に定めた状態において、インナーリングをイ
ンナーリング挿入孔の中で回転方向に変位させると、そ
のインナーリングのボルト挿通孔がインナーリング挿入
孔軸線の周りでインナーリングと同じ方向に変位する。
ここで、取付孔、インナーリング挿入孔、ボルト挿通孔
の各軸線位置は相互に偏心しているので、アウターリン
グとインナーリングとを個別にそれらの回転方向に変位
させることによって、取付孔の中でのボルト挿通孔の位
置を、取付孔の周方向のみならず半径方向にも変位させ
ることができる。このことを利用すれば、取付孔とその
取付孔の偏心位置に挿通された上記ボルトとの間の隙間
空間の全体がアウターリングとインナーリングとによっ
て埋まるようなり、しかも、上記ボルトがインナーリン
グのボルト挿通孔に無理なく挿通されるようになる。
【0013】請求項1に記載した取付孔用フィラーを用
いる被取付板の取付構造が請求項4に係る発明の取付孔
用フィラーを用いた被取付板の取付構造に相当してい
る。請求項4に係る発明は、被取付板に開設された正円
形の取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボルトが挿通さ
れ、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面との間の上記
隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し同心に位置
決めされてその取付孔に挿入された上記アウターリング
と、その外周面が上記アウターリングのインナーリング
挿入孔に対して同心に位置決めされてそのインナーリン
グ挿入孔に挿入された上記インナーリングとが配備さ
れ、上記ボルトにねじ込まれたナットによって上記被取
付板が上記ボルトを支持している取付面に対して締め付
けられている、というものである。
いる被取付板の取付構造が請求項4に係る発明の取付孔
用フィラーを用いた被取付板の取付構造に相当してい
る。請求項4に係る発明は、被取付板に開設された正円
形の取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボルトが挿通さ
れ、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面との間の上記
隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し同心に位置
決めされてその取付孔に挿入された上記アウターリング
と、その外周面が上記アウターリングのインナーリング
挿入孔に対して同心に位置決めされてそのインナーリン
グ挿入孔に挿入された上記インナーリングとが配備さ
れ、上記ボルトにねじ込まれたナットによって上記被取
付板が上記ボルトを支持している取付面に対して締め付
けられている、というものである。
【0014】この取付構造によれば、取付孔の孔壁面と
その取付孔の偏心位置に挿通された上記ボルトとの間の
隙間空間の全体がアウターリングとインナーリングとに
よって埋まっており、しかも、上記ボルトがインナーリ
ングのボルト挿通孔に無理なく挿通されているので、上
記ボルトが揺れ動いたようなときでも、アウターリング
やインナーリングに加えられる荷重がボルトの揺れ方向
に関係なく同じになる。
その取付孔の偏心位置に挿通された上記ボルトとの間の
隙間空間の全体がアウターリングとインナーリングとに
よって埋まっており、しかも、上記ボルトがインナーリ
ングのボルト挿通孔に無理なく挿通されているので、上
記ボルトが揺れ動いたようなときでも、アウターリング
やインナーリングに加えられる荷重がボルトの揺れ方向
に関係なく同じになる。
【0015】請求項2に係る発明の取付孔用フィラー
は、請求項1に記載したものにおいて、上記アウターリ
ングの一端部に、そのアウターリングが上記被取付板の
取付孔に挿入されたときにその被取付板に重ね合わされ
る鍔部が設けられ、上記インナーリングの一端部に、そ
のインナーリングが上記アウターリングの上記インナー
リング取付孔に挿入されたときにそのアウターリングの
上記鍔部に重ね合わされる鍔部が設けられている、とい
うものである。
は、請求項1に記載したものにおいて、上記アウターリ
ングの一端部に、そのアウターリングが上記被取付板の
取付孔に挿入されたときにその被取付板に重ね合わされ
る鍔部が設けられ、上記インナーリングの一端部に、そ
のインナーリングが上記アウターリングの上記インナー
リング取付孔に挿入されたときにそのアウターリングの
上記鍔部に重ね合わされる鍔部が設けられている、とい
うものである。
【0016】この発明の取付孔用フィラーにおいて、上
記のように被取付板の取付孔とその取付孔の偏心位置に
挿通された上記ボルトとの間の隙間空間の全体をアウタ
ーリングとインナーリングとによって埋め、上記ボルト
をインナーリングのボルト挿通孔に挿通した状態におい
て、ボルトにねじ込んだナットを締め付けると、そのナ
ットの締付力がインナーリングの鍔部およびアウターリ
ングの鍔部を介して被取付板に伝わり、その被取付板が
ナットによって締め付けられる。
記のように被取付板の取付孔とその取付孔の偏心位置に
挿通された上記ボルトとの間の隙間空間の全体をアウタ
ーリングとインナーリングとによって埋め、上記ボルト
をインナーリングのボルト挿通孔に挿通した状態におい
て、ボルトにねじ込んだナットを締め付けると、そのナ
ットの締付力がインナーリングの鍔部およびアウターリ
ングの鍔部を介して被取付板に伝わり、その被取付板が
ナットによって締め付けられる。
【0017】請求項2に記載した取付孔用フィラーを用
いる被取付板の取付構造が請求項5に係る発明の取付孔
用フィラーを用いた被取付板の取付構造に相当してい
る。請求項5に係る発明は、被取付板に開設された正円
形の取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボルトが挿通さ
れ、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面との間の上記
隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し同心に位置
決めされてその取付孔に挿入された上記アウターリング
と、その外周面が上記アウターリングのインナーリング
挿入孔に対して同心に位置決めされてそのインナーリン
グ挿入孔に挿入された上記インナーリングとが配備され
ていると共に、上記アウターリングの上記鍔部が上記被
取付板に重ね合わされかつ上記インナーリングの上記鍔
部が上記アウターリングの上記鍔部に重ね合わされ、上
記ボルトにねじ込まれたナットによって上記インナーリ
ングの上記鍔部と上記アウターリングの上記鍔部とを介
して上記被取付板が上記ボルトを支持している取付面に
対して締め付けられている、というものである。
いる被取付板の取付構造が請求項5に係る発明の取付孔
用フィラーを用いた被取付板の取付構造に相当してい
る。請求項5に係る発明は、被取付板に開設された正円
形の取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボルトが挿通さ
れ、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面との間の上記
隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し同心に位置
決めされてその取付孔に挿入された上記アウターリング
と、その外周面が上記アウターリングのインナーリング
挿入孔に対して同心に位置決めされてそのインナーリン
グ挿入孔に挿入された上記インナーリングとが配備され
ていると共に、上記アウターリングの上記鍔部が上記被
取付板に重ね合わされかつ上記インナーリングの上記鍔
部が上記アウターリングの上記鍔部に重ね合わされ、上
記ボルトにねじ込まれたナットによって上記インナーリ
ングの上記鍔部と上記アウターリングの上記鍔部とを介
して上記被取付板が上記ボルトを支持している取付面に
対して締め付けられている、というものである。
【0018】この発明によっても請求項4に記載したも
のと同じ作用が奏される。
のと同じ作用が奏される。
【0019】請求項3係る発明の取付孔用フィラーは、
請求項1に記載したものにおいて、上記アウターリング
の一端面が係合面に形成され、上記インナーリングの一
端部に、そのインナーリングが上記アウターリングの上
記インナーリング取付孔に挿入されたときにそのアウタ
ーリングの上記係合面に重ね合わされる鍔部が設けられ
ている、というものである。
請求項1に記載したものにおいて、上記アウターリング
の一端面が係合面に形成され、上記インナーリングの一
端部に、そのインナーリングが上記アウターリングの上
記インナーリング取付孔に挿入されたときにそのアウタ
ーリングの上記係合面に重ね合わされる鍔部が設けられ
ている、というものである。
【0020】この発明の取付孔用フィラーによると、請
求項6に係る発明の取付構造を採用することが可能であ
る。請求項6に係る発明の被取付板の取付構造は、被取
付板に開設された正円形の取付孔にその取付孔よりも径
小でかつ正円形の環状の段付面が径方向内向きに突出さ
れており、その取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボル
トが挿通され、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面と
の間の上記隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し
同心に位置決めされてその取付孔に挿入された上記アウ
ターリングと、その外周面が上記アウターリングのイン
ナーリング挿入孔に対して同心に位置決めされてそのイ
ンナーリング挿入孔に挿入された上記インナーリングと
が配備されていると共に、上記アウターリングの他端面
が上記段付面に重ね合わされ、上記インナーリングの上
記鍔部が上記アウターリングの上記一端面に重ね合わさ
れ、上記ボルトにねじ込まれたナットによって上記イン
ナーリングの上記鍔部と上記アウターリングと上記段付
面とを介して上記被取付板が上記ボルトを支持している
取付面に対して締め付けられている、というものであ
る。
求項6に係る発明の取付構造を採用することが可能であ
る。請求項6に係る発明の被取付板の取付構造は、被取
付板に開設された正円形の取付孔にその取付孔よりも径
小でかつ正円形の環状の段付面が径方向内向きに突出さ
れており、その取付孔の偏心位置に被取付板固定用ボル
トが挿通され、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁面と
の間の上記隙間空間に、その外周面が上記取付孔に対し
同心に位置決めされてその取付孔に挿入された上記アウ
ターリングと、その外周面が上記アウターリングのイン
ナーリング挿入孔に対して同心に位置決めされてそのイ
ンナーリング挿入孔に挿入された上記インナーリングと
が配備されていると共に、上記アウターリングの他端面
が上記段付面に重ね合わされ、上記インナーリングの上
記鍔部が上記アウターリングの上記一端面に重ね合わさ
れ、上記ボルトにねじ込まれたナットによって上記イン
ナーリングの上記鍔部と上記アウターリングと上記段付
面とを介して上記被取付板が上記ボルトを支持している
取付面に対して締め付けられている、というものであ
る。
【0021】この発明によっても請求項4に記載したも
のと同じ作用が奏される。
のと同じ作用が奏される。
【0022】上記において、「同心」とは、幾何学的に
正確な同心という意味ではなく、それよりもやゝ広い意
味合いであって、実使用に際して支障を来さない程度の
芯ずれ状態を含む意味である。
正確な同心という意味ではなく、それよりもやゝ広い意
味合いであって、実使用に際して支障を来さない程度の
芯ずれ状態を含む意味である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は請求項2および請求項5に
係る発明の実施の一形態に係る取付孔用フィラー2を横
断面で表した使用状態の説明図、図2は上記取付用フィ
ラー2や被取付板5を縦断面で表した使用状態の説明
図、図3はアウターリング3の底面図、図4はインナー
リング4の底面図、図5は作用説明図、図6は請求項1
および請求項4に係る発明の実施の一形態に係る取付孔
用フィラー2や被取付板5を縦断面で表した使用状態の
説明図、図7は請求項3および請求項6に係る発明の実
施の一形態に係る取付孔用フィラー2や被取付板7を縦
断面で表した使用状態の説明図、図8は本発明に係る取
付孔用フィラー2を好適に用い得る建築基礎構造の概要
を例示した縦断面図である。
係る発明の実施の一形態に係る取付孔用フィラー2を横
断面で表した使用状態の説明図、図2は上記取付用フィ
ラー2や被取付板5を縦断面で表した使用状態の説明
図、図3はアウターリング3の底面図、図4はインナー
リング4の底面図、図5は作用説明図、図6は請求項1
および請求項4に係る発明の実施の一形態に係る取付孔
用フィラー2や被取付板5を縦断面で表した使用状態の
説明図、図7は請求項3および請求項6に係る発明の実
施の一形態に係る取付孔用フィラー2や被取付板7を縦
断面で表した使用状態の説明図、図8は本発明に係る取
付孔用フィラー2を好適に用い得る建築基礎構造の概要
を例示した縦断面図である。
【0024】図8の建築基礎構造では、捨てコンクリー
ト11にホールインアンカー12を介してアンカーボル
ト据付台13を設置し、そのアンカーボルト据付台13
の定着板14にアンカーボルト(被取付板固定用ボルト
の一例である)15の下端部に設けられているねじ部1
6をナット17,18を用いて結合してあり、上記捨て
コンクリート11の上に打設した基礎コンクリート19
にアンカーボルト据付台13やアンカーボルト15など
を埋入してある。そして、基礎コンクリート19からそ
の上方に突出されたアンカーボルト15の上端部に設け
られているねじ部21に、構造物Sである柱に設けられ
たベースプレート(被取付板5の一例である)をナット
22,23を用いて結合してある。また、基礎コンクリ
ート19と被取付板5との間の隙間にモルタル層24を
装填してある。
ト11にホールインアンカー12を介してアンカーボル
ト据付台13を設置し、そのアンカーボルト据付台13
の定着板14にアンカーボルト(被取付板固定用ボルト
の一例である)15の下端部に設けられているねじ部1
6をナット17,18を用いて結合してあり、上記捨て
コンクリート11の上に打設した基礎コンクリート19
にアンカーボルト据付台13やアンカーボルト15など
を埋入してある。そして、基礎コンクリート19からそ
の上方に突出されたアンカーボルト15の上端部に設け
られているねじ部21に、構造物Sである柱に設けられ
たベースプレート(被取付板5の一例である)をナット
22,23を用いて結合してある。また、基礎コンクリ
ート19と被取付板5との間の隙間にモルタル層24を
装填してある。
【0025】図8で説明したような建築基礎構造におい
て、ベースプレートとして示された被取付板5の図示し
ていない取付孔と、その取付孔に挿通されたアンカーボ
ルト15とが、互いに偏心しているようなときに図1〜
図7に示された後述の取付孔用フィラー2やそのフィラ
ー2を用いた被取付板の取付構造を好適に採用すること
ができる。
て、ベースプレートとして示された被取付板5の図示し
ていない取付孔と、その取付孔に挿通されたアンカーボ
ルト15とが、互いに偏心しているようなときに図1〜
図7に示された後述の取付孔用フィラー2やそのフィラ
ー2を用いた被取付板の取付構造を好適に採用すること
ができる。
【0026】次に、取付孔用フィラー2やそのフィラー
2を用いた被取付板5の取付構造を説明する。
2を用いた被取付板5の取付構造を説明する。
【0027】取付孔用フィラー2は、図3に示したアウ
ターリング3と図4に示したインナーリング4とを備え
ている。
ターリング3と図4に示したインナーリング4とを備え
ている。
【0028】図4に示したインナーリング4は、後述す
る被取付板固定用ボルト6をそれほど大きながたつきな
く挿通可能な直径の正円形のボルト挿通孔41を偏心箇
所に有しており、その外周面42は正円筒形に形成され
ている。上記のように、ボルト挿通孔41が上記ボルト
6を大きながたつきなく挿通可能な直径を有している
と、そのボルト挿通孔41に上記ボルト6を挿通するこ
とによって、そのボルト6とボルト挿通孔41とが同心
に位置決めされる。ここで「同心」とは、幾何学的に正
確な同心という意味ではなく、それよりもやゝ広い意味
合いであって、実使用に際して支障を来さない程度の芯
ずれ状態を含む意味である。したがって、ボルト挿通孔
41とそれに挿通されたボルト6との間に実際上支障を
来さない程度の多少のがたつきがある場合も上記「同
心」に含まれる。
る被取付板固定用ボルト6をそれほど大きながたつきな
く挿通可能な直径の正円形のボルト挿通孔41を偏心箇
所に有しており、その外周面42は正円筒形に形成され
ている。上記のように、ボルト挿通孔41が上記ボルト
6を大きながたつきなく挿通可能な直径を有している
と、そのボルト挿通孔41に上記ボルト6を挿通するこ
とによって、そのボルト6とボルト挿通孔41とが同心
に位置決めされる。ここで「同心」とは、幾何学的に正
確な同心という意味ではなく、それよりもやゝ広い意味
合いであって、実使用に際して支障を来さない程度の芯
ずれ状態を含む意味である。したがって、ボルト挿通孔
41とそれに挿通されたボルト6との間に実際上支障を
来さない程度の多少のがたつきがある場合も上記「同
心」に含まれる。
【0029】図3に示したアウターリング3は、インナ
ーリング4を大きながたつきなく挿入可能な直径のイン
ナーリング挿入孔31を偏心箇所に有しており、その外
周面32は正円筒形に形成されている。このように、イ
ンナーリング挿入孔31がインナーリング4を大きなが
たつきなく挿通可能な直径を有していると、そのインナ
ーリング挿入孔31にインナーリング4を挿入すること
によって、そのインナーリング4の外周面42とインナ
ーリング挿入孔31とが同心に位置決めされる。また、
このアウターリング3の上記外周面32は、そのアウタ
ーリング3を後述する被取付板7に開設された正円形の
取付孔71に大きながたつきなく挿入可能な直径を有し
ている。このように、アウターリング3の外周面32の
直径が被取付板7の取付孔71に大きながたつきなく挿
入可能な直径を有していると、その取付孔71にアウタ
ーリング3を挿入することによって、そのアウターリン
グ3の外周面32と取付孔71の孔壁面72とが同心に
位置決めされる。上記した「同心」の意味合いは、上述
したところと同様に、幾何学的に正確な同心という意味
ではなく、それよりもやゝ広い意味合いであって、実使
用に際して支障を来さない程度の芯ずれ状態を含む意味
である。したがって、インナーリング挿入孔31とそれ
に挿入されたインナーリング4の外周面42との間に実
際上支障を来さない程度の多少のがたつきがある場合
や、取付孔71やそれに挿入されたアウターリング3の
外周面32との間に実際上支障を来さない程度の多少の
がたつきがある場合なども上記「同心」に含まれる。
ーリング4を大きながたつきなく挿入可能な直径のイン
ナーリング挿入孔31を偏心箇所に有しており、その外
周面32は正円筒形に形成されている。このように、イ
ンナーリング挿入孔31がインナーリング4を大きなが
たつきなく挿通可能な直径を有していると、そのインナ
ーリング挿入孔31にインナーリング4を挿入すること
によって、そのインナーリング4の外周面42とインナ
ーリング挿入孔31とが同心に位置決めされる。また、
このアウターリング3の上記外周面32は、そのアウタ
ーリング3を後述する被取付板7に開設された正円形の
取付孔71に大きながたつきなく挿入可能な直径を有し
ている。このように、アウターリング3の外周面32の
直径が被取付板7の取付孔71に大きながたつきなく挿
入可能な直径を有していると、その取付孔71にアウタ
ーリング3を挿入することによって、そのアウターリン
グ3の外周面32と取付孔71の孔壁面72とが同心に
位置決めされる。上記した「同心」の意味合いは、上述
したところと同様に、幾何学的に正確な同心という意味
ではなく、それよりもやゝ広い意味合いであって、実使
用に際して支障を来さない程度の芯ずれ状態を含む意味
である。したがって、インナーリング挿入孔31とそれ
に挿入されたインナーリング4の外周面42との間に実
際上支障を来さない程度の多少のがたつきがある場合
や、取付孔71やそれに挿入されたアウターリング3の
外周面32との間に実際上支障を来さない程度の多少の
がたつきがある場合なども上記「同心」に含まれる。
【0030】上記したアウターリング3とインナーリン
グ4とは互いに組み合わせて用いられる。図3に示した
アウターリング3の一端部には径大な円形の鍔部33が
その外周面32と同心に設けられているのに対し、図4
に示したインナーリング4の一端部にも径大な円形の鍔
部43がその外周面42と同心に設けられている。そし
て、図2のように、アウターリング3を被取付板7の取
付孔71に挿入したときには、そのアウターリング3の
鍔部33が被取付板7に重なり合うようになっており、
また、インナーリング4をアウターリング3のインナー
リング挿入孔31に挿入したときには、そのインナーリ
ング4の鍔部43がアウターリング3の上記鍔部33に
重なり合うようになっている。
グ4とは互いに組み合わせて用いられる。図3に示した
アウターリング3の一端部には径大な円形の鍔部33が
その外周面32と同心に設けられているのに対し、図4
に示したインナーリング4の一端部にも径大な円形の鍔
部43がその外周面42と同心に設けられている。そし
て、図2のように、アウターリング3を被取付板7の取
付孔71に挿入したときには、そのアウターリング3の
鍔部33が被取付板7に重なり合うようになっており、
また、インナーリング4をアウターリング3のインナー
リング挿入孔31に挿入したときには、そのインナーリ
ング4の鍔部43がアウターリング3の上記鍔部33に
重なり合うようになっている。
【0031】図1および図2は、上述した鍔付きのアウ
ターリング3およびインナーリング4により形成される
フィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示してい
る。この取付構造においては、被取付板7の取付孔71
の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通された
被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間
(ボルト6と取付孔71の孔壁面72との間に形成され
ている空間を指している)に配備された上記フィラーA
によって、その隙間空間が埋まっている。
ターリング3およびインナーリング4により形成される
フィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示してい
る。この取付構造においては、被取付板7の取付孔71
の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通された
被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間
(ボルト6と取付孔71の孔壁面72との間に形成され
ている空間を指している)に配備された上記フィラーA
によって、その隙間空間が埋まっている。
【0032】具体的には、ボルト6と取付孔71の孔壁
面72との間の上記隙間空間に、その外周面32が取付
孔71に対し同心に位置決めされてその取付孔71に挿
入されたアウターリング3と、その外周面42がアウタ
ーリング3のインナーリング挿入孔31に対して同心に
位置決めされてそのインナーリング挿入孔31に挿入さ
れたインナーリング4とが配備されている。また、アウ
ターリング3の鍔部33が被取付板7に重ね合わされ、
インナーリング4の鍔部43がアウターリング3の鍔部
33に重ね合わされていて、ボルト6にねじ込まれたナ
ット8によってインナーリング4の鍔部43とアウター
リング3の鍔部33とを介して被取付板7がボルト6を
支持している取付面61に対して締め付けられている。
面72との間の上記隙間空間に、その外周面32が取付
孔71に対し同心に位置決めされてその取付孔71に挿
入されたアウターリング3と、その外周面42がアウタ
ーリング3のインナーリング挿入孔31に対して同心に
位置決めされてそのインナーリング挿入孔31に挿入さ
れたインナーリング4とが配備されている。また、アウ
ターリング3の鍔部33が被取付板7に重ね合わされ、
インナーリング4の鍔部43がアウターリング3の鍔部
33に重ね合わされていて、ボルト6にねじ込まれたナ
ット8によってインナーリング4の鍔部43とアウター
リング3の鍔部33とを介して被取付板7がボルト6を
支持している取付面61に対して締め付けられている。
【0033】上記フィラーAの作用を図5を参照して説
明する。同図のように、被取付板7の取付孔71にアウ
ターリング3を挿入し、アウターリング3のインナーリ
ング挿入孔31にインナーリング4を挿入してそれらの
リング3,4の位置関係を一定に定めた状態において、
アウターリング3を取付孔71の中で回転方向に変位さ
せると、インナーリング挿入孔軸線31aの位置が取付
孔軸線71aを中心にしてアウターリング3と同じ方向
に変位する。そのため、インナーリング挿入孔31に挿
入されているインナーリング4と共にボルト挿通孔軸線
41aの位置が取付孔軸線77を中心としてその周りで
アウターリング3と同じ方向に変位する。また、取付孔
71とアウターリング3との位置関係を一定に定めた状
態において、インナーリング4をインナーリング挿入孔
31の中で回転方向に変位させると、そのインナーリン
グ4のボルト挿通孔軸線41aが、図5に一点鎖線Pで
示したように、インナーリング挿入孔軸線31aを中心
としてその周りでインナーリング4と同じ方向に変位す
る。ここで、取付孔71、インナーリング挿入孔31、
ボルト挿通孔41の各軸線71a,31a,41aの各
位置は相互に偏心しているので、アウターリング3とイ
ンナーリング4とを個別にそれらの回転方向に変位させ
ることによって、取付孔71の中でのボルト挿通孔41
の位置を、取付孔71の周方向のみならず半径方向にも
変位させることができる。
明する。同図のように、被取付板7の取付孔71にアウ
ターリング3を挿入し、アウターリング3のインナーリ
ング挿入孔31にインナーリング4を挿入してそれらの
リング3,4の位置関係を一定に定めた状態において、
アウターリング3を取付孔71の中で回転方向に変位さ
せると、インナーリング挿入孔軸線31aの位置が取付
孔軸線71aを中心にしてアウターリング3と同じ方向
に変位する。そのため、インナーリング挿入孔31に挿
入されているインナーリング4と共にボルト挿通孔軸線
41aの位置が取付孔軸線77を中心としてその周りで
アウターリング3と同じ方向に変位する。また、取付孔
71とアウターリング3との位置関係を一定に定めた状
態において、インナーリング4をインナーリング挿入孔
31の中で回転方向に変位させると、そのインナーリン
グ4のボルト挿通孔軸線41aが、図5に一点鎖線Pで
示したように、インナーリング挿入孔軸線31aを中心
としてその周りでインナーリング4と同じ方向に変位す
る。ここで、取付孔71、インナーリング挿入孔31、
ボルト挿通孔41の各軸線71a,31a,41aの各
位置は相互に偏心しているので、アウターリング3とイ
ンナーリング4とを個別にそれらの回転方向に変位させ
ることによって、取付孔71の中でのボルト挿通孔41
の位置を、取付孔71の周方向のみならず半径方向にも
変位させることができる。
【0034】したがって、アウターリング3の外周面3
2の軸線(取付孔軸線71aに一致する)32aに対す
るインナーリング挿入孔軸線31aの偏心量をδ1と
し、インナーリング4の外周面42の軸線(インナーリ
ング挿入孔軸線31aに一致する)42aに対するボル
ト挿通孔軸線41aの偏心量をδ2とした場合に、その
δ1やδ2の値が適切に選定されていると、取付孔71
の中でのボルト挿通孔41の位置を広範な範囲で自由に
変位させることが可能になる。このことを利用すれば、
取付孔71とその取付孔71の偏心位置に挿通された上
記ボルト6との間の隙間空間の全体がアウターリング3
とインナーリング4とによって図2のように埋まるよう
なり、しかも、上記ボルト6がインナーリング4のボル
ト挿通孔41に無理なく挿通されるようになる。
2の軸線(取付孔軸線71aに一致する)32aに対す
るインナーリング挿入孔軸線31aの偏心量をδ1と
し、インナーリング4の外周面42の軸線(インナーリ
ング挿入孔軸線31aに一致する)42aに対するボル
ト挿通孔軸線41aの偏心量をδ2とした場合に、その
δ1やδ2の値が適切に選定されていると、取付孔71
の中でのボルト挿通孔41の位置を広範な範囲で自由に
変位させることが可能になる。このことを利用すれば、
取付孔71とその取付孔71の偏心位置に挿通された上
記ボルト6との間の隙間空間の全体がアウターリング3
とインナーリング4とによって図2のように埋まるよう
なり、しかも、上記ボルト6がインナーリング4のボル
ト挿通孔41に無理なく挿通されるようになる。
【0035】なお、図5には、アウターリング3の位置
を固定した場合の基準位置に位置しているボルト挿通孔
41を実線で示してあり、ボルト挿通孔41がその基準
位置から時計方向に90度変位した位置を一点鎖線X1
で、基準位置から時計方向に180度変位した位置を一
点鎖線X2で、基準位置から時計方向に270度変位し
た位置を一点鎖線X3で、それぞれ示してある。
を固定した場合の基準位置に位置しているボルト挿通孔
41を実線で示してあり、ボルト挿通孔41がその基準
位置から時計方向に90度変位した位置を一点鎖線X1
で、基準位置から時計方向に180度変位した位置を一
点鎖線X2で、基準位置から時計方向に270度変位し
た位置を一点鎖線X3で、それぞれ示してある。
【0036】図2で説明した取付構造によれば、取付孔
71とその取付孔71の偏心位置に挿通されたボルト6
との間の隙間空間の全体がアウターリング3とインナー
リング4とによって埋まっており、しかも、ボルト6が
インナーリング4のボルト挿通孔41に無理なく挿通さ
れているので、地震時などにおいてボルト6が揺れ動い
たようなときでも、アウターリング3やインナーリング
4に加えられる荷重がボルト6の揺れ方向に関係なく同
じになる。
71とその取付孔71の偏心位置に挿通されたボルト6
との間の隙間空間の全体がアウターリング3とインナー
リング4とによって埋まっており、しかも、ボルト6が
インナーリング4のボルト挿通孔41に無理なく挿通さ
れているので、地震時などにおいてボルト6が揺れ動い
たようなときでも、アウターリング3やインナーリング
4に加えられる荷重がボルト6の揺れ方向に関係なく同
じになる。
【0037】図6は、上記した鍔33,43を有しない
アウターリング3およびインナーリング4により形成さ
れるフィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示して
いる。この取付構造においても、被取付板7の取付孔7
1の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通され
た被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間
に配備された上記フィラーAによって、その隙間空間が
埋まっている。図6に示したフィラーAにおいて、図2
などで説明したフィラーAと異なる点は、アウターリン
グ3やインナーリング4が鍔33,34を持たない点だ
けである。また、図6に示した取付構造において、図2
などで説明した取付構造と異なる点は、ボルト6に座金
62が嵌合され、ボルト6にねじ込まれたナット8によ
って被取付板7が座金62を介して取付面61に対して
締め付けられている点だけである。
アウターリング3およびインナーリング4により形成さ
れるフィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示して
いる。この取付構造においても、被取付板7の取付孔7
1の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通され
た被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間
に配備された上記フィラーAによって、その隙間空間が
埋まっている。図6に示したフィラーAにおいて、図2
などで説明したフィラーAと異なる点は、アウターリン
グ3やインナーリング4が鍔33,34を持たない点だ
けである。また、図6に示した取付構造において、図2
などで説明した取付構造と異なる点は、ボルト6に座金
62が嵌合され、ボルト6にねじ込まれたナット8によ
って被取付板7が座金62を介して取付面61に対して
締め付けられている点だけである。
【0038】図7は、鍔33を有しないアウターリング
3と鍔43を有するインナーリング4により形成される
フィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示してい
る。この取付構造においても、被取付板7の取付孔71
の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通された
被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間に
配備された上記フィラーAによって、その隙間空間が埋
まっている。図7に示したフィラーAにおいて、図2な
どで説明したフィラーAと異なる点は、アウターリング
3が鍔を持たない点と、そのアウターリング3の一端面
34にインナーリング4の鍔部43が重ね合わされてい
る点だけである。また、図7に示した取付構造におい
て、図2などで説明した取付構造と異なる点は、被取付
板7の取付孔71にその取付孔71よりも径小でかつ正
円形の環状の段付面73が径方向内向きに突出されてい
る点、アウターリング3の他端面35が上記段付面73
に重ね合わされ、インナーリング4の鍔部43がアウタ
ーリング3の一端面34に重ね合わされている点、ボル
ト6にねじ込まれたナット8によってインナーリング4
の鍔部43とアウターリング3と段付面73とを介して
被取付板7がボルト6を支持している取付面61に対し
て締め付けられている点である。
3と鍔43を有するインナーリング4により形成される
フィラーAを用いた被取付板7の取付構造を示してい
る。この取付構造においても、被取付板7の取付孔71
の孔壁面72とその取付孔71の偏心位置に挿通された
被取付板固定用ボルト6との間に形成される隙間空間に
配備された上記フィラーAによって、その隙間空間が埋
まっている。図7に示したフィラーAにおいて、図2な
どで説明したフィラーAと異なる点は、アウターリング
3が鍔を持たない点と、そのアウターリング3の一端面
34にインナーリング4の鍔部43が重ね合わされてい
る点だけである。また、図7に示した取付構造におい
て、図2などで説明した取付構造と異なる点は、被取付
板7の取付孔71にその取付孔71よりも径小でかつ正
円形の環状の段付面73が径方向内向きに突出されてい
る点、アウターリング3の他端面35が上記段付面73
に重ね合わされ、インナーリング4の鍔部43がアウタ
ーリング3の一端面34に重ね合わされている点、ボル
ト6にねじ込まれたナット8によってインナーリング4
の鍔部43とアウターリング3と段付面73とを介して
被取付板7がボルト6を支持している取付面61に対し
て締め付けられている点である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、建築基礎構造や据置き
式機械装置の設置に用いられるアンカーボルトのような
被取付板固定用ボルトとそのボルトが偏心位置に挿通さ
れた被取付板の取付孔との間の隙間空間の全体を確実に
埋めることのできる取付孔用フィラーを提供することが
可能になる。また、本発明によれば、地震時などにおい
てボルトが揺れ動いたようなときでも、アウターリング
やインナーリングに加えられる荷重がボルトの揺れ方向
に関係なく同じになるような被取付板の取付構造を提供
することが可能になる。
式機械装置の設置に用いられるアンカーボルトのような
被取付板固定用ボルトとそのボルトが偏心位置に挿通さ
れた被取付板の取付孔との間の隙間空間の全体を確実に
埋めることのできる取付孔用フィラーを提供することが
可能になる。また、本発明によれば、地震時などにおい
てボルトが揺れ動いたようなときでも、アウターリング
やインナーリングに加えられる荷重がボルトの揺れ方向
に関係なく同じになるような被取付板の取付構造を提供
することが可能になる。
【図1】請求項2および請求項5に係る発明の実施の一
形態に係る取付孔用フィラーを横断面で表した使用状態
の説明図である。
形態に係る取付孔用フィラーを横断面で表した使用状態
の説明図である。
【図2】上記取付用フィラーや被取付板を縦断面で表し
た使用状態の説明図である。
た使用状態の説明図である。
【図3】アウターリングの底面図である。
【図4】インナーリングの底面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】請求項1および請求項4に係る発明の実施の一
形態に係る取付孔用フィラーや被取付板を縦断面で表し
た使用状態の説明図である。
形態に係る取付孔用フィラーや被取付板を縦断面で表し
た使用状態の説明図である。
【図7】請求項3および請求項6に係る発明の実施の一
形態に係る取付孔用フィラーや被取付板を縦断面で表し
た使用状態の説明図である。
形態に係る取付孔用フィラーや被取付板を縦断面で表し
た使用状態の説明図である。
【図8】本発明に係る取付孔用フィラーを好適に用い得
る建築基礎構造の概要を例示した縦断面図である。
る建築基礎構造の概要を例示した縦断面図である。
A フィラー 3 アウターリング 4 インナーリング 6 被取付板固定用ボルト 7 被取付板 8 ナット 31 インナーリング挿入孔 32 アウターリングの外周面 33 アウターリングの鍔部 34 係合面 35 アウターリングの他端面 41 ボルト挿通孔 42 インナーリングの外周面 43 インナーリングの鍔部 61 取付面 71 取付孔 72 取付孔の孔壁面 73 段付面
Claims (6)
- 【請求項1】 被取付板に開設された正円形の取付孔の
孔壁面とその取付孔に挿通された被取付板固定用ボルト
との間に形成される隙間空間に配備されるフィラーであ
って、 上記ボルトが挿通されてそのボルトを同心に位置決めす
る正円形のボルト挿通孔を偏心箇所に有しその外周面が
正円筒形に形成されたインナーリングと、このインナー
リングが挿入されてそのインナーリングの外周面を同心
に位置決めする正円形のインナーリング挿入孔を有する
と共に上記取付孔に挿入されてその正円筒形の外周面が
上記取付孔によって同心に位置決めされるアウターリン
グと、を有することを特徴とする取付孔用フィラー。 - 【請求項2】 上記アウターリングの一端部に、そのア
ウターリングが上記被取付板の取付孔に挿入されたとき
にその被取付板に重ね合わされる鍔部が設けられ、上記
インナーリングの一端部に、そのインナーリングが上記
アウターリングの上記インナーリング取付孔に挿入され
たときにそのアウターリングの上記鍔部に重ね合わされ
る鍔部が設けられている請求項1に記載した取付孔用フ
ィラー。 - 【請求項3】 上記アウターリングの一端面が係合面に
形成され、上記インナーリングの一端部に、そのインナ
ーリングが上記アウターリングの上記インナーリング取
付孔に挿入されたときにそのアウターリングの上記係合
面に重ね合わされる鍔部が設けられている請求項1に記
載した取付孔用フィラー。 - 【請求項4】 請求項1に記載した取付孔用フィラーを
用いる被取付板の取付構造であって、 被取付板に開設された正円形の取付孔の偏心位置に被取
付板固定用ボルトが挿通され、そのボルトと上記取付孔
の上記孔壁面との間の上記隙間空間に、その外周面が上
記取付孔に対し同心に位置決めされてその取付孔に挿入
された上記アウターリングと、その外周面が上記アウタ
ーリングのインナーリング挿入孔に対して同心に位置決
めされてそのインナーリング挿入孔に挿入された上記イ
ンナーリングとが配備され、上記ボルトにねじ込まれた
ナットによって上記被取付板が上記ボルトを支持してい
る取付面に対して締め付けられていることを特徴とする
取付孔用フィラーを用いる被取付板の取付構造。 - 【請求項5】 請求項2に記載した取付孔用フィラーを
用いる被取付板の取付構造であって、 被取付板に開設された正円形の取付孔の偏心位置に被取
付板固定用ボルトが挿通され、そのボルトと上記取付孔
の上記孔壁面との間の上記隙間空間に、その外周面が上
記取付孔に対し同心に位置決めされてその取付孔に挿入
された上記アウターリングと、その外周面が上記アウタ
ーリングのインナーリング挿入孔に対して同心に位置決
めされてそのインナーリング挿入孔に挿入された上記イ
ンナーリングとが配備されていると共に、上記アウター
リングの上記鍔部が上記被取付板に重ね合わされかつ上
記インナーリングの上記鍔部が上記アウターリングの上
記鍔部に重ね合わされ、上記ボルトにねじ込まれたナッ
トによって上記インナーリングの上記鍔部と上記アウタ
ーリングの上記鍔部とを介して上記被取付板が上記ボル
トを支持している取付面に対して締め付けられているこ
とを特徴とする取付孔用フィラーを用いる被取付板の取
付構造。 - 【請求項6】 請求項3に記載した取付孔用フィラーを
用いる被取付板の取付構造であって、 被取付板に開設された正円形の取付孔にその取付孔より
も径小でかつ正円形の環状の段付面が径方向内向きに突
出されており、その取付孔の偏心位置に被取付板固定用
ボルトが挿通され、そのボルトと上記取付孔の上記孔壁
面との間の上記隙間空間に、その外周面が上記取付孔に
対し同心に位置決めされてその取付孔に挿入された上記
アウターリングと、その外周面が上記アウターリングの
インナーリング挿入孔に対して同心に位置決めされてそ
のインナーリング挿入孔に挿入された上記インナーリン
グとが配備されていると共に、上記アウターリングの他
端面が上記段付面に重ね合わされ、上記インナーリング
の上記鍔部が上記アウターリングの上記一端面に重ね合
わされ、上記ボルトにねじ込まれたナットによって上記
インナーリングの上記鍔部と上記アウターリングと上記
段付面とを介して上記被取付板が上記ボルトを支持して
いる取付面に対して締め付けられていることを特徴とす
る取付孔用フィラーを用いる被取付板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1255797A JPH10213123A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 取付孔用フィラーとそのフィラーを用いた被取付板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1255797A JPH10213123A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 取付孔用フィラーとそのフィラーを用いた被取付板の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10213123A true JPH10213123A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11808654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1255797A Pending JPH10213123A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 取付孔用フィラーとそのフィラーを用いた被取付板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10213123A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209557A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Asahi Kasei Homes Co | 接合構造 |
JP2012193850A (ja) * | 2012-04-18 | 2012-10-11 | Fuso Kiko Kk | ベースプレート設置構造とその施工方法 |
JP2017218796A (ja) * | 2016-06-08 | 2017-12-14 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 固定器具及び構造体の施工方法 |
CN110735832A (zh) * | 2018-07-20 | 2020-01-31 | 福州百益百利自动化科技有限公司 | 一种双向平衡定位的背栓结构及其安装方法 |
JP2020176568A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 株式会社酉島製作所 | ポンプ及びポンプに用いる座金 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1255797A patent/JPH10213123A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009209557A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Asahi Kasei Homes Co | 接合構造 |
JP2012193850A (ja) * | 2012-04-18 | 2012-10-11 | Fuso Kiko Kk | ベースプレート設置構造とその施工方法 |
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