JPH10212654A - 繊維ウエブのニードルパンチ方法及び装置 - Google Patents

繊維ウエブのニードルパンチ方法及び装置

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JPH10212654A
JPH10212654A JP37005197A JP37005197A JPH10212654A JP H10212654 A JPH10212654 A JP H10212654A JP 37005197 A JP37005197 A JP 37005197A JP 37005197 A JP37005197 A JP 37005197A JP H10212654 A JPH10212654 A JP H10212654A
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JP
Japan
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needle
fiber web
web
roll
punching
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JP37005197A
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Ernst Fehrer
エルンスト・フエーレル
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H18/00Needling machines
    • D04H18/02Needling machines with needles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維ウエブの望ましくない引張り荷重又は伸
張のおそれなしに、特に良好なニードルパンチを簡単に
実現できるニードルパンチ方法及び装置を提供する。 【構成】 繊維ウエブ5へ繰返し突刺さるニードル4に
より繊維ウエブ5をニードルパンチする方法及び装置に
おいて、ニードル4の所へ連続的に供給される繊維ウエ
ブ5が、ニードル係合の間におけるニードルからの釈放
中に、ニードル4に対して段階的に更に送られ、それか
ら引出しロール9により引出される。引出しロール9に
よる引出しとは無関係な繊維ウエブ5の引張り荷重が得
られるようにするため、引出しの前に行われるダンサロ
ール11の重量負荷により、繊維ウエブ5がニードル範
囲から送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニードルの所へ連続的
に送られる繊維ウエブを、ニードル係合の間におけるニ
ードルからの釈放中に、ニードルに対して段階的に更に
送り、それから引出す、繊維ウエブへ繰返し突刺さるニ
ードルによる繊維ウエブのニードルパンチ方法、及びこ
の方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知のニードルパンチ機では、ニードル
パンチの際ベツドボードとストリツパプレートとの間に
案内される繊維ウエブの送りは、引出しロールによる連
続的な引出しを介して行われる。この連続的な引出しに
もかかわらず、ニードル範囲に対して繊維ウエブの段階
的な送りが行われる。なぜならば、繊維ウエブは突刺さ
るニードルにより引出しロールに対して拘束され、順次
に続くニードル係合の間におけるニードルからの釈放中
にのみ更に送られるからである。従つて連続的な引出し
は、必然的に繊維ウエブの伸張を伴い、引出し速度は繊
維ウエブの許容伸張度、ニードルの突刺し頻度及びニー
ドル行程従つてニードルからの釈放の時間に関係する。
これらの影響量が引出し速度を限定することを別として
も、引出し速度と共に増大するニードル係合中の引張り
荷重のため、ニードルパンチ結果が著しく損なわれる。
これに関連して更に考慮すべきことは、ニードルの分布
密度の増大と共に繊維ウエブの引張り荷重が大きくなる
ことである。なぜならば、繊維ウエブへ突刺さるニード
ルの数の増大と共に、個々のニードルの曲げ弾性は、引
出しロールに対する繊維ウエブの可撓的な拘束のために
ますます利用できなくなるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の基礎に
なつている課題は、最初にあげた種類の繊維ウエブのニ
ードルパンチ方法において、繊維ウエブの望ましくない
引張り荷重又は伸張のおそれなしに、特に良好なニード
ルパンチを簡単に実現できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、引出しの前に
設けられる重量負荷によつて繊維ウエブをニードル範囲
から送ることによつて、この課題を解決する。
【0005】引出しロールの前に設けられる繊維ウエブ
の重量負荷装置によつて、ニードルからの釈放中に繊維
ウエブが引出しロールに対して先行してニードルボード
の範囲で更に送られるので、次のニードル突刺しの際従
つてそれに伴う繊維ウエブの固定の際、重量による先行
によつてニードルボードと引出しロールとの間に形成さ
れた繊維ウエブの垂れ下がりがまず引出されるようにす
ることができる。従つてニードル突刺しの間に形成され
る垂れ下がりが重量負荷に抗して引出される限り、繊維
ウエブは、ニードルからの釈放中だけでなくニードルの
係合中も、所定の重量負荷のみによつて引張り荷重を受
ける。繊維ウエブはニードル範囲へ連続的に送られるの
で、ニードル係合中にニードル範囲の前にたまる備蓄長
は、繊維ウエブがニードルから 釈放される時、ニード
ル範囲の後に設けられる繊維ウエブの重量負荷を介して
引出される。従つて繊維ウエブの供給速度を介して、個
々のニードル係合の間の送り段階の長さは、ニードル係
合中にたまる備蓄長が送り空気流により助長される重量
負荷を介して完全に引出され得るという前提のもとに、
調節することができる。重量負荷を介して大きく調節可
能な繊維ウエブの引張り荷重のため、ニードルの弾性曲
げ性能は繊維ウエブの段階的送りに対して重要な役割を
果たさないので、ニードルの比較的大きい分布密度によ
るニードルパンチも引張り荷重の増大なしに可能とな
る。
【0006】この方法を実施するため突刺し方向に往復
駆動可能な少なくとも1つのニードルボードと、このニ
ードルボードに対向するベツドボードと、連続的に駆動
可能な引出しロールとを有する装置において、ベツドボ
ードと引出しロールとの間に、繊維ウエブ用の重量負荷
装置としてダンサロールが設けられている。このダンサ
ロールは、簡単な構造で、繊維ウエブ幅にわたつて均一
な重量負荷を生じ、それによりニードルからの繊維ウエ
ブの釈放中に形成される備蓄ループが、ダンサロールの
荷重を受ける繊維ウエブの垂れ下がりを生ずる。ニード
ル突刺しにより、この備蓄ループがダンサロールを持ち
上げながら引出しロールにより送り出される。それによ
りダンサロールの有効重量を介して、繊維ウエブの引張
り荷重を予め選択することができる。この目的のため、
自由に揺動可能に支持される腕上に支持されるダンサロ
ールの有効重量が、平衡おもりにより調節可能である。
垂れ下がりの高さによつて決定される備蓄ループの長さ
は、一般にニードル係合中における引出しロールの引出
し長さに合わされる。繊維ウエブに対する特定の伸張度
を得るため、事情によつては備蓄ループの長さを引出し
ロールの引出し長さより短く選ぶことができる。
【0007】ニードルの係合中に、自重及びダンサロー
ルの重量負荷により決定される比較的僅かな張力のみが
繊維ウエブへ作用するので、それにより生ずる張力が殆
どないため、ベツドボードからニードルを引出す際に繊
維ウエブは、ニードルパンチの結果を損なうように持ち
上げられることがある。ベツドボードに対する繊維ウエ
ブの持ち上げ傾向を制限するため、ベツドボードの退出
側に、ウエブ通過方向における滑り抵抗より大きい滑り
抵抗をウエブ通過方向とは逆の方向に持つ繊維ウエブ用
転向面を設けることができる。ニードルを引出す際にお
けるベツドボードからの繊維ウエブの持ち上げが、退出
側においてウエブ通過方向とは逆向きに繊維ウエブの適
当な再引張りを行うので、ウエブ通過方向とは逆向きに
この再引張り運動を阻止することにより、ベツドボード
から繊維ウエブが持ち上がる傾向が制限され、従つて繊
維ウエブからのニードルの引出しが容易になり、これが
直ちにニードルパンチ結果に有利な影響を与える。転向
面の範囲でウエプ通過方向とは逆向きに滑り抵抗を適当
に増大することにより、ニードルの引出しの際繊維ウエ
ブのこのような再引張りを効果的に阻止することができ
る。繊維ウエブの転向により、転向面への繊維ウエブの
接触が保証される。
【0008】繊維ウエブ用ダンサロールが、ウエブ通過
方向におけるより大きい送り抵抗をウエブ通過方向とは
逆の方向に形成して、ダンサロールの範囲でも適当な拘
束力が繊維ウエブへ及ぼすことができると、ウエブ通過
方向とは逆の方向に再引張りに対して繊維ウエブへの拘
束作用を更に大きくすることができる。
【0009】ウエブ通過方向とは逆の方向に繊維ウエブ
に対して送り抵抗を増大する手段は、もちろんウエブ通
過方向における繊維ウエブの引出しに悪影響を与えては
ならない。更に摩耗の危険が考慮されるので、ベツドボ
ードの退出側にある転向面及び/又はダンサロールが、
ウエブ通過方向に対して直角に延びる復数のリブを持
ち、これらのリブがウエブ通過方向へ上昇する歯背面を
持つ鋸歯状断面を持つている。繊維ウエブはウエブ通過
方向に歯背面を越えて滑り、繊維ウエブと転向面又はダ
ンサロールとの間における滑り抵抗の増大を甘受する必
要がない。しかしウエブ通過方向とは逆の方向には、歯
の先端が繊維ウエブへ制動作用するので、ウエブ通過方
向とは逆への繊維ウエブの運動は著しく困難になる。し
かし鋸歯状断面のリブを介する一方の運動方向の滑り摩
擦の増大は、1つの構造可能性のみを示す。別の可能性
は、ブラシ状滑り面を設け、その剛毛がウエブ通過方向
へ傾斜して延びるようにすることである。
【0010】図面に基いて本発明による方法及び装置を
以下に説明する。
【0011】
【実施例】図示した実施例による装置はニードルビーム
1に保持されるニードルボード2を持ち、このニードル
ボード2は図示しない推動クランクを介して駆動され、
このクランクの突き棒3がニードルビーム1に係合して
いる。ニードルボード2に対向するベツドプレート6及
びこのベツドプレート6とニードルボード2との間のス
トリツパプレート7から成りかつ連続的に駆動される供
給ロール8と引出しロール9との間に設けられている繊
維ウエブ案内装置の範囲で、ニードルボード2のニード
ル4が鎖線で示す繊維ウエブ5へ突刺さる。突刺し深さ
を調節しかつそれぞれの繊維ウエブ厚さに合わせるた
め、範囲もストリツパプレート7も操作駆動装置を介し
て高さを調節可能である。
【0012】ベツドプレート6及びストリツパプレート
7は連続する曲率を持つているので、繊維ウエブ案内装
置に対してウエブ通過方向に異なる傾斜の区域が形成さ
れる。繊維ウエブ5は面でベツドプレート6に接してい
るので、ニードル4のために繊維ウエブ表面に対して、
ベツドプレート6のそれぞれの傾斜に関係して異なる傾
斜の突刺し通路が生ずる。ベツドプレート6の平均傾斜
はニードルボード2の運動方向に対して傾斜して延びて
いるので、繊維ウエブ5へのニードル突刺しの適当な主
要傾斜が生じ、しかもウエブ通過方向に成分を持つ突刺
しの方向に生ずる。この主要な突刺し方向は、繊維ウエ
ブ5の縦方向強度の増大を伴う。湾曲する繊維ウエブ案
内装置の代りに、従来の直線状繊維ウエブ案内装置も当
然使用することができる。
【0013】ベツドプレート6は退出側で繊維ウエブ5
を受入れる案内面10となるように延長され、この案内
面10と引出しロール9との間にダンサロール11が設
けられている。このダンサロール11は、引出しロール
9を外側から包囲しかつ自由に揺動可能に支持される2
つの腕12の間に保持され、これらの腕の揺動軸は13
で示されている。腕12は揺動軸13を越えて延長され
て、ダンサロール11の有効重量を調節する平衡おもり
14を取付けることができる。
【0014】ニードル4からの繊維ウエブ5の釈放中に
繊維ウエブ5は、ダンサロール11を介する重量負荷の
ため、ベツドプレート6とストリツパプレート7との間
の案内間隙を通つて送られ、その際案内面10と引出し
ロール9との間に繊椎ウエブ5の垂れ下がり15が形成
され、一方ダンサロール11は、鎖線で示す腕12の揺
動位置から実線で示す腕揺動位置へ移動する。連続的に
駆動される引出しロール9による引出しに先行するこの
備蓄ループの形成は、ニードル4の突刺しにより終了せ
しめられる。なぜならば、ニードル突刺しにより繊維ウ
エブ5が引出しロール9に対して拘束され、ニードル突
刺し中にこの引出しロール9がダンサロール11を持ち
上げながら備蓄ループを送り出し、それから繊維ウエブ
5が再びニードル4から釈放され、ニードル係合中に供
給側に形成される備蓄ループから供給される新しい垂れ
下がり15が形成可能である。供給ロール8は連続的に
駆動されるので、ニードル係合中にこの供給ロール8を
経て供給される繊維ウエブ5は、適当な備蓄ループとな
るようにたまる。
【0015】繊維ウエブ5の引張り荷重はダンサロール
11を介する重量負荷によつて決定され、従来の繊維ウ
エブニードルパンチ装置の場合のように、引出しロール
9によつて決定されるのではない。それにより所定の引
張り荷重で繊維ウエブ5をニードルパンチ、又は所定の
伸張を維持することが有利に可能となる。
【0016】ニードル4からの繊維ウエブ5の釈放中に
垂れ下がり15の形成を助長するために、案内面10に
対向して配置されて繊維ウエブ5の送り方向に流れ成分
を持つ吹出しノズル16を付加的に設けることができ
る。この吹出しノズル16の空気流は、繊維ウエブ5の
大きい加速従つてニードル突刺しの間の大きい送り段階
を生ずる。しかし繊維ウエブ5の引張り荷重に関しては
状況は変らない。
【0017】垂れ下がり15の大きさを監視するため
に、ダンサロール11を誘導変位センサ17に接続し、
この変位センサを介して場合によつては引出しロール9
の引出し速度を制御することができる。
【0018】図2及び3による実施例では、転向面10
としての案内面が、繊維ウエブ5の通過方向に対し直角
に向きかつ鋸歯状断面を持つリブ18を備えている。リ
ブ18の配置は、特に図3からわかるように、歯背面が
ウエブ通過方向へ上昇するように行われている。ダンサ
ロール11も同様に鋸歯状断面を持つリブ18を備えて
いる。
【0019】転向面10又はダンサロール11のリブ1
8は、図から直ちに推論されるように、ウエブ通過方向
とは逆向きに繊維ウエブ5が動くのを阻止する。それに
よりニードル4の引出しの際ベツドプレート6からの繊
維ウエブ5の持ち上げが簡単に阻止される。なぜなら
ば、充分な繊維ウエブ長が利用可能である時にのみ、繊
維ウエブ5は持ち上げられることができ、これは、繊維
ウエブ5がウエブ通過方向とは逆向きにベツドプレート
6とストリツパプレート7との間の案内間隙へ退出側で
引込まれる場合のみだからである。ウエブ通過方向とは
逆向きのこのような引込み可能性の阻止により、引張り
荷重による繊維ウエブ5の大幅な荷重軽減の際、有利な
ニードルパンチ条件が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による繊維ウエブのニードルパンチ装置
の概略側面図である。
【図2】本発明によるニードルパンチ装置の別の実施例
の概略側面図である。
【図3】図2によるニードルパンチ装置のダンサロール
の範囲の拡大図である。
【符号の説明】
2 ニードルボード 4 ニードル 5 繊維ウエブ 6 ベツドプレート 9 引出しロール 11 ダンサロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】公知のニードルパンチ機では、ニードル
パンチの際ベツドプレートとストリツパプレートとの間
に案内される繊維ウエブの送りは、引出しロールによる
連続的な引出しを介して行われる。この連続的な引出し
にもかかわらず、ニードル範囲に対して繊維ウエブの段
階的な送りが行われる。なせならば、繊維ウエブは突刺
さるニードルにより引出しロールに対して拘束され、順
次に続くニードル係合の間におけるニードルからの釈放
中にのみ更に送られるからである。従つて連続的な引出
しは、必然的に繊維ウエブの伸張を伴い、引出し速度は
繊維ウエブの許容伸張度、ニードルの突刺し頻度及びニ
ードル行程従つてニードルからの釈放の時間に関係す
る。これらの影響量が引出し速度を限定することを別と
しても、引出し速度と共に増大するニードル係合中の引
張り荷重のため、ニードルパンチ結果が著しく損なわれ
る。これに関連して更に考慮すべきことは、ニードルの
分布密度の増大と共に繊維ウエブの引張り荷重が大きく
なることである。なぜならば、繊維ウエプへ突刺さるニ
ードルの数の増大と共に、個々のニードルの曲げ弾性
は、引出しロールに対する繊維ウエブの可撓的な拘束の
ためにますます利用できなくなるからである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】この方法を実施するため突刺し方向に往復
駆動可能な少なくとも1つのニードルボードと、このニ
ードルボードに対向するベツドプレートと、連続的に駆
動可能な引出しロールとを有する装置において、ベツド
プレートと引出しロールとの間に、繊維ウエブ用の重量
負荷装置としてダンサロールが設けられている。このダ
ンサロールは、簡単な構造で、繊維ウエブ輻にわたつて
均一な重量負荷を生じ、それによりニードルからの繊維
ウエブの釈放中に形成される備蓄ループが、ダンサロー
ルの荷重を受ける繊維ウエブの垂れ下がりを生ずる。ニ
ードル突刺しにより、この備蓄ループがダンサロールを
持ち上げながら引出しロールにより送り出される。それ
によりダンサロールの有効重量を介して、繊維ウエブの
引張り荷重を予め選択することができる。この目的のた
め、自由に揺動可能に支持される腕上に支持されるダン
サロールの有効重量が、平衡おもりにより調節可能であ
る。垂れ下がりの高さによつて決定される備蓄ループの
長さは、一般にニードル係合中における引出しロールの
引出し長さに合わされる。繊維ウエブに対する特定の伸
張度を得るため、事情によつては備蓄ループの長さを引
出しロールの引出し長さより短く選ぶことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】ニードルの係合中に、自重及びダンサロー
ルの重量負荷により決定される比較的僅かな張力のみが
繊維ウエブへ作用するので、それにより生ずる張力が殆
どないため、ベツドプレートからニードルを引出す際に
繊維ウエブは、ニードルパンチの結果を損なうように持
ち上げられることがある。ベツドプレートに対する繊維
ウエブの持ち上げ傾向を制限するため、ベツドプレート
の退出側に、ウエブ通過方向における滑り抵抗より大き
い滑り抵抗をウエブ通過方向とは逆の方向に持つ繊維ウ
エブ用転向面を設けることができる。ニードルを引出す
際におけるベツドプレートからの繊維ウエブの持ち上げ
が、退出側におけるウエブ通過方向とは逆向きに繊維ウ
エブの適当な再引張りを行うので、ウエブ通過方向とは
逆向きにこの再引張り運動を阻止することにより、ベツ
プレートから繊維ウエブが持ち上がる傾向が制限さ
れ、従つて繊維ウエブからのニードルの引出しが容易に
なり、これが直ちにニードルパンチ結果に有利な影響を
与える。転向面の範囲でウエブ通過方向とは逆向きに滑
り抵抗を適当に増大することにより、ニードルの引出し
の際繊維ウエブのこのような再引張りを効果的に阻止す
ることができる。繊維ウエブの転向により、転向面への
繊維ウエブの接触が保証される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】ウエブ通過方向とは逆の方向に繊維ウエブ
に対して送り抵抗を増大する手段は、もちろんウエブ通
過方向における繊維ウエブの引出しに悪影響を与えては
ならない。更に摩耗の危険が考慮されるので、ベツド
レートの退出側にある転向面及び/又はダンサロール
が、ウエブ通過方向に対して直角に延びる複数のリブを
持ち、これらのリブがウエブ通過方向へ上昇する歯背面
を持つ鋸歯状断面を持つている。繊維ウエブはウエプ通
過方向に歯背面を越えて滑り、繊維ウエブと転向面又は
ダンサロールとの間における滑り抵抗の増大を甘受する
必要がない。しかしウエブ通過方向とは逆の方向には、
歯の先端が繊維ウエブへ制動作用するので、ウエブ通過
方向とは逆への繊維ウエブの運動は著しく困難になる。
しかし鋸歯状断面のリブを介する一方の運動方向の滑り
摩擦の増大は、1つの構造可能性のみを示す。別の可能
性は、ブラシ状滑り面を設け、その剛毛がウエブ通過方
向へ傾斜して延びるようにすることである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニードルの所へ連続的に送られる繊維ウ
    エブを、ニードル係合の間におけるニードルからの釈放
    中に、ニードルに対して段階的に更に送り、それから引
    出す繊維ウエブのニードルパンチ方法において、引出し
    の前に設けられる重量負荷によつて繊維ウエブをニード
    ル範囲から送ることを特徴とする、繊維ウエブへ繰返し
    突刺さるニードルによる繊維ウエブのニードルパンチ方
    法。
  2. 【請求項2】 突刺し方向に往復駆動可能な少なくとも
    1つのニードルボードと、このニードルボードに対向す
    るベツドボードと、連続的に駆動可能な引出しロールと
    を有するものにおいて、ベツドボード(6)と引出しロ
    ール(9)との間に、繊維ウエブ(5)用の重量負荷装
    置としてダンサロール(11)が設けられていることを
    特徴とする、繊維ウエブのニードルパンチ装置。
  3. 【請求項3】 自由に揺動可能に支持される腕(12)
    上に支持されるダンサロール(11)の有効重量が、平
    衡おもり(14)により調節可能であることを特徴とす
    る、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ベツドボード(6)の退出側に、ウエブ
    通過方向における滑り抵抗より大きい滑り抵抗をウエブ
    通過方向とは逆の方向に持つ繊維ウエブ(5)用転向面
    (10)が設けられていることを特徴とする、請求項2
    又は3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 繊維ウエブ(5)用ダンサロール(1
    1)が、ウエブ通過方向におけるより大きい送り抵抗を
    ウエブ通過方向とは逆の方向に形成することを特徴とす
    る、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 ベツドボード(6)の退出側にある転向
    面(10)及び/又はダンサロール(11)が、ウエブ
    通過方向に対して直角に延びる複数のリブ(18)を持
    ち、これらのリブ(18)がウエブ通過方向へ上昇する
    歯背面を持つ鋸歯状断面を持つていることを特徴とす
    る、請求項4又は5に記載の装置。
JP37005197A 1996-12-23 1997-12-22 繊維ウエブのニードルパンチ方法及び装置 Pending JPH10212654A (ja)

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AT0074297A AT405415B (de) 1997-04-29 1997-04-29 Vorrichtung zum nadeln einer vliesbahn
AT2248/96 1997-04-29

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