JPH10211828A - 4輪駆動システム - Google Patents

4輪駆動システム

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Publication number
JPH10211828A
JPH10211828A JP3605298A JP3605298A JPH10211828A JP H10211828 A JPH10211828 A JP H10211828A JP 3605298 A JP3605298 A JP 3605298A JP 3605298 A JP3605298 A JP 3605298A JP H10211828 A JPH10211828 A JP H10211828A
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JP
Japan
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rotation
wheel
clutch
way clutch
shaft
Prior art date
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Application number
JP3605298A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Ito
健一郎 伊藤
Makoto Yasui
誠 安井
Shiro Goto
司郎 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4輪駆動車の振動防止と2輪走行切換時の燃
費向上が図れる4輪駆動システムを提供する。 【解決手段】 トランスミッションからの出力を内部の
入力軸21を介して直接後輪推進軸へ伝達し、サイレン
トチェン20を介して前輪駆動軸へ動力を分岐し得るF
Rベースの4WD車用トランスファ3の内部に、入力軸
21とチェンスプロケット18の回転伝達と遮断を行う
2ウェイクラッチ32と、該クラッチ32のロックとフ
リーを制御する電流制御手段を有する回転伝達装置12
を組込み、2WDと4WDの切換えが行えるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FRベースの4
WD車の駆動経路上において、駆動力の伝達と遮断の切
換えを行う4輪駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】前後輪を直結した4輪駆動車(4WD)
が舗装のタイトコーナを旋回すると、いわゆるタイトコ
ーナブレーキング現象が発生するが、この問題を解決す
る手段として、本出願人は、ローラクラッチと電磁コイ
ルを使用した回転伝達装置を提案している。
【0003】図27は、上記回転伝達装置の車両装着例
を示し、エンジン1及びトランスミッション2に連なる
トランスファ3によって、前輪4側のフロントプロペラ
シャフト5とリヤプロペラシャフト6が分岐されたFR
ベースの4WD車において、フロントプロペラシャフト
5上に回転伝達装置7が装着され、該回転伝達装置7に
よって2WD走行と4WD走行の切換えが行われるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転伝達装
置をフロントプロペラシャフト5に装着した状態では、
フロントプロペラシャフトが回転伝達装置の軸方向長さ
分だけ短くなるため、回転伝達装置とフロントプロペラ
シャフト5間のジョイント角度は大きくなり、走行時に
大きな振動の原因になったり、プロペラシャフト5のい
わゆるアンバランスの修正が困難である。
【0005】また、従来の装着位置であると、例えば、
この4WD車が2WD走行モードを切替選択できるもの
とし、前輪各端にハブクラッチ等の断続装置を有したと
しても、2WD走行時にフロントプロペラシャフト5を
停止させることができない。仮に従来の回転伝達装置7
のクラッチ係合をオフにしても、ドライブシャフト8と
フロントデフ9が停止するだけであり、トランスファ3
内に別途、ドッグクラッチ等の駆動切り離し機構が無い
限りはフロントプロペラシャフト5は2WD走行時も回
転してしまい、燃費悪化、振動を引き起こす。また、ト
ランスファ3内に別途、ドッグクラッチ等の駆動切り離
し機構を設けることは、せっかく、回転伝達装置7が駆
動切り離し機構を有していることからすれば、合理的で
なく、コストアップにつながる。
【0006】そこで、この発明の課題は、電流制御手段
を用いて電気的に2ウェイクラッチのロック、フリー制
御を行う回転伝達機構をトランスファ内部に組込むこと
によって、車両の振動防止と2WD走行切換時の燃費向
上が図れる4輪駆動制御システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、トランスミッションから
の出力を内部の入力軸を介して直接後輪推進軸へ伝達
し、かつ、前輪推進軸へ動力を分岐し得るFRベースの
4WD車用トランスファの内部に、2WDと4WDの切
換えを行う回転伝達装置を装着し、該回転伝達装置が、
係合子を用いた2ウェイクラッチと、この2ウェイクラ
ッチのロックとフリーを制御する電流制御手段を備えて
いる構成を採用したものである。
【0008】請求項2の発明は、前輪推進軸と前輪の間
に、前輪推進軸と前輪又は前輪軸の結合と開放を切り換
える断続装置を組み込み使用した構成を採用したもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0010】図1乃至図11に示す第1の実施の形態に
おいて、図1はこの発明の4輪駆動制御システムを用い
た4WD駆動車のレイアウトを示し、図2は内部に回転
伝達装置を装着したトランスファの断面図、図3は回転
伝達装置の詳細を示している。
【0011】図1は、前輪4、4と前輪推進軸の間に、
前輪と前輪推進軸の結合と解放を切り換える断続装置で
あるハブクラッチ10が装着されているFRベース4W
D車のトランスファ3の内部に回転伝達装置12が組込
まれ、これによって、従来の典型的な4WDの走行モー
ド(2WD、4WD−Hi、4WD−Lo)に加えて、
4WD制御オートモードおよび4WDロックモードが追
加される。
【0012】図1と図2に示すように、エンジン1に接
続されたトランスミッション2からの出力は、トランス
ファ3を介してリヤプロペラシャフト6に伝達され、か
つ、フロントプロペラシャフト5に動力を分岐し得るよ
うになっている。
【0013】トランスファ3は、シャフト13がトラン
スミッション2の出力軸とハイ・ローセレクトギヤ14
を介して結合され、このハイ・ローセレクトギヤ14は
既知の技術であり、プラネタリーギヤセット15とセレ
クト用のスライドギヤ16との組合せからなり、ハイギ
ヤを通過する場合は1対1の関係で回転トルクを伝達
し、ローギヤを通過する場合は回転が減速され、トルク
は増大する。
【0014】上記シャフト13と、フロントプロペラシ
ャフト5に結合するフロントアウトプットシャフト17
は、それぞれのシャフト13、17に装着したチェンス
プロケット18、19をサイレントチェン20で連動
し、動力を前輪4へ分岐するようになっており、上記シ
ャフト13に対するスプロケット18は、シャフト13
に回転自在に嵌合され、回転伝達装置12を介してシャ
フト13と結合される。
【0015】回転伝達装置12は、シャフト13のリヤ
プロペラシャフト6に通じる部分が入力軸21となり、
図3に示すように、入力軸21に内方部材となるカムリ
ング22を同軸上にセレーションで回転不能に外嵌固定
し、入力軸21に軸受23を介して回転可能となるよう
外嵌挿したハウジング24の筒状部がカムリング22に
外嵌する外輪25となり、該ハウジング24はチェンス
プロケット18とセレーション26で一体に回転するよ
う結合されている。
【0016】図3(B)の如く、上記カムリング22の
外周に複数のカム面27が設けられ、外輪25の内径は
円筒面28となり、各カム面27と円筒面28間に楔形
空間を形成していると共に、この楔形空間内にカムリン
グ22へ外嵌する保持器29を設け、この保持器29の
各カム面27と対応する位置に形成したポケット30内
に係合子としてのローラ31が組込まれ、2ウェイクラ
ッチ32を形成している。
【0017】上記ローラ31は、図5の如く、カム面2
7に対して中央の中立位置に位置するとき円筒面28と
の間に隙間Hを生じ、カムリング22の回転を外輪25
に伝えないオフの状態となり、図8(A)、(B)の如
く、保持器29でローラ31を楔空間の一方に片寄らす
と、ローラ31はカム面27と円筒面28間にかみ込
み、カムリング22の回転を外輪25に伝達するオンの
状態になる。
【0018】上記保持器29に一方の端部を係止したス
イッチバネ33の他方端部がカムリング22に係止さ
れ、図5の如く、ローラ31がカム面27と円筒面28
に係合しない中立位置へ保持器29を支持付勢してい
る。
【0019】前記入力軸21と外輪25の間で2ウェイ
クラッチ32を挾む一方側の位置に、2ウェイクラッチ
32をオン・オフ制御する電流制御手段としての電磁ク
ラッチ34と、他方側の位置に1ウェイクラッチ35を
介して入力軸21の回転を外輪25に伝達する湿式多板
クラッチ36が設けられている。
【0020】電磁クラッチ34は、電磁コイル37をト
ランスファケース38にボルト39等で回転不能に固定
し、該コイル37の電極はトランスファケース38を通
して外部コントローラ(以下ECU)40に接続され
る。このECU40は、図1のように、前輪4と後輪4
aの回転数、走行モード選択スイッチ41、ABS作動
スイッチ42等から入力された各信号を演算および判断
して、電磁コイル37に流す電流を制御する。なお、図
2の如く、前輪4の回転数は、フロントスピードセンサ
43で、後輪4aの回転数はリヤスピードセンサ44に
よって検出する。
【0021】上記電磁コイル37に対して回転可能とな
るよう外嵌するロータ45は、外輪25に固定されて一
体に回転するよう摩擦フランジとなり、このロータ45
と保持器29の端部の間に、該保持器29と軸方向のス
ライド可能で相対回転不能に嵌合したアマチュア46を
ロータ45と適当な隙間を介して重なるように配置し、
電磁コイル37に通電すると、ロータ45とアマチュア
46を磁力により圧接させ、外輪25と保持器29を回
転方向に固定化するようになっている。
【0022】前記湿式多板クラッチ36は、1ウェイク
ラッチ35と回転方向に一体で軸方向に可動となる複数
のインナープレート47と、外輪25と回転方向に一体
で軸方向に可動となる複数のアウタープレート48を順
次交互に重ね合わせ、重なり方向の一方端部から押圧バ
ネ49でこれらを圧接させた構造になっており、1ウェ
イクラッチ35は、入力軸21が外輪25に対して、車
両の前進方向に対応する向きに相対回転するとき空転す
るようになっている。
【0023】この発明の第1の実施の形態は上記のよう
な構成であり、図4と図7、図9、図10に示す動力伝
達経路図を主体に用いてその作用を説明する。
【0024】図4(A)は2WD前進時の動力の伝達経
路を示し、トランスミッションからの動力は、Hiレン
ジのハイ・ローセレクトギヤ14を通過し、回転伝達機
構12の入力軸21に入力される。入力軸21の回転方
向が車両の前進方向の場合は、1ウェイクラッチ35は
空転する方向に装着しており、湿式多板クラッチ36と
入力軸21は切り離されている。
【0025】また、別途設けられた走行モード選択スイ
ッチ41により、2WDを選択しているときは、電磁コ
イル37に電流は流れないようになっており、2ウェイ
クラッチ32は図5のようにニュートラル状態に保持さ
れるため、入力軸21と外輪25は切り離される。
【0026】従って、外輪25すなわち前輪駆動系には
動力は伝達されずに切り離され、また、2WDモードで
は前記ハブクラッチ10が切れているため、図6のよう
に車両走行中でもフロントプロペラシャフト5、フロン
トデフ9、ドライブシャフト8を停止させることができ
る。
【0027】次に、図4(B)に2WD後退時の動力の
伝達経路を示す。入力軸21の回転方向が車両後退方向
の場合は、1ウェイクラッチ35はロックし、入力軸2
1と外輪25が湿式多板クラッチ36のトルク(Tm
p)で結合される。従って、フロントプロペラシャフト
5を走行中に連れ回すこととなる。2ウェイクラッチ3
2は前進時と同様に図5の状態が保持される。ただし、
ハブクラッチ10は切れているので前輪4にはトルクは
つながらない。また、後退時に連れ回すことは燃費や振
動に対する影響は極めて少なく問題無い。
【0028】次に、4WD−Hiレンジのロックモード
について、前進時を図7(A)に、後退時を図7(B)
に示す。回転伝達装置12は、別途設けられた走行モー
ド選択スイッチ41のロックモードが選択されると、電
磁コイル37に電流が常時流れて、2ウェイクラッチ3
2を図8(A)、(B)の状態に保持する。この図8
(A)の状態は、保持器29と外輪25が電磁コイル3
7の吸引力により圧接されるため、入力軸21と外輪2
5が相対回転しようとすると、ローラ31が両方向に噛
み込むようになっている。したがって、トランスミッシ
ョン3から、Hiレンジのハイ・ローセレクトギヤ14
を通過してきた動力は、回転伝達装置12の2ウェイク
ラッチ32によって、前輪側に配分され、機械的に直結
な4WDとして走行できる。
【0029】次に、4WD−Loレンジのロックモード
について、前進時を図9(A)に、後退時を図9(B)
に示す。4WD−Loは、Loレンジのハイ・ローセレ
クトギヤ14を通過する以外、回転伝達装置12の作動
は同じである。
【0030】次に、制御モードについて説明する。制御
モードではHiレンジのハイ・ローセレクトギヤ14を
通過した動力が回転伝達装置12の入力軸に入力され
る。
【0031】まず、制御モードの前進加速時を図10
(A)に示す。滑りやすい路面上の加速等で、後輪4a
(入力軸)がスリップし、前輪4(外輪)に対して後輪
4aの回転が上回る(「前輪回転数<後輪回転数」)。
この回転数差が設定値以上になると電磁コイル37に電
流が流れ、2ウェイクラッチ32がロックされ、前輪4
に動力が伝達される。
【0032】次に、制御モードの前進定速走行、減速、
旋回時を図10(B)に示す。定速走行時は前後輪間の
回転数差が少なく、設定値に到達しないので、電磁コイ
ル37に電流は流れず、2ウェイクラッチ32はフリー
の状態にあり、前輪4に動力は伝達されない。
【0033】また、エンジンブレーキによる減速時にお
いては、エンジンと直結された後輪4a(入力軸)側の
回転が低下し、前輪4(外輪)よりも下回る。この時は
電磁コイル37には電流を流さない制御となっているの
で、2ウェイクラッチ32はフリーの状態である。但
し、車両が前進している場合、「前輪回転数>後輪回転
数」のような関係になった場合は、1ウェイクラッチ3
5は噛み込む方向であるため、湿式多板クラッチ36の
トルク(約3〜6kgfm)が減速トルクとして前輪4
に伝達される。この程度のトルクがあれば、雪道などの
滑りやすい路面での、エンジンブレーキによる後輪4a
のスリップを防止できる。
【0034】旋回時も同様に、「前輪回転数>後輪回転
数」の関係が成り立つため、前後輪の間には、湿式多板
クラッチ36のトルクによる前後輪の回転差を拘束する
力が発生するが、この程度の小さいトルクではタイトコ
ーナブレーキング現象は起こらない。
【0035】制御モードでの後退加速時を図11(A)
に示す。滑りやすい路面の加速時には、前進時と同様
に、「前輪回転数<後輪回転数」の関係が成り立つた
め、2ウェイクラッチ32はロックされ、前輪4に動力
を伝達する。
【0036】制御モードでの後退定速走行、減速、旋回
時を図11(B)に示す。後退の定速走行時は、回転数
差が設定値に到達しないので、電磁コイル37に電流は
流れず、2ウェイクラッチ32はフリーの状態にあり、
前輪4に動力は伝達されない。
【0037】後退時の、エンジンブレーキなどの減速に
おいては、エンジンと直結された後輪4a(入力軸)側
の回転が低下し、前輪4(外輪)よりも下回る。入力軸
21と湿式多板クラッチ36の間の1ウェイクラッチ3
5は、入力軸21が車両後退方向に回転しているとき
は、入力軸21の回転が、外輪(湿式多板のアウタープ
レートが接続)の回転を下回ったときには空転するよう
に組み込まれているため、上記のような場合は、前輪4
に動力は伝達されない。したがって、制御モードでは、
車両の後退時に限り、エンジンブレーキトルクは前輪4
には配分されない。しかし、後退時にエンジンブレーキ
が必要となることは希であり、通常はフットブレーキが
併用されるため問題では無い。
【0038】後退の旋回時は、エンジンブレーキ時と同
様の回転関係(「前輪回転数>後輪回転数」)が起こ
り、回転方向は車両後退方向であるため、2ウェイクラ
ッチ32も1ウェイクラッチ35もフリーとなり、前輪
に動力を伝達せず、タイトコーナーブレーキングを回避
する。
【0039】一方、アンチロックブレーキシステム(A
BS)が作動した場合、ABSコントローラから作動信
号を検知して、回転伝達機構12内の電磁コイル37
に、一切の電流を流さないような制御とする。そうする
ことによって、2ウェイクラッチ32はフリーの状態
(図5)に保持されるため、ABS作動時の前後輪間に
及ぼす動力循環は、湿式多板クラッチ36の3〜6kg
fmに抑えられる。これぐらいのトルク(抵抗力)が、
ABSの作動に与える影響は極僅かである。
【0040】すなわち、制御モードにおいて、加速時に
は前進時も後退時も2ウェイクラッチ32によって十分
な駆動力が伝達されるが、定速走行時、エンジンブレー
キ時、旋回時、ABS作動時は前進時のみ、湿式多板ク
ラッチ36のトルクが前輪4に伝達される。
【0041】更に、その湿式多板クラッチ36のトルク
はエンジンブレーキトルクを前輪にも配分するために充
分な大きさであり、かつ、タイトコーナブレーキングを
起こさない大きさに設定されている。
【0042】なお、回転伝達装置12において、この湿
式多板クラッチ36を無くすことも可能であり、その場
合は、エンジンブレーキ作用時に後輪がスリップした場
合をセンサーで感知し、ツーウェイクラッチ32をロッ
クさせるようにすれば良い。(以降の実施の形態におい
ても同様である。) 次に、図12と図13は回転伝達装置の第2の実施の形
態を示している。この第2の実施形態の4WD車は2W
D選択時にフロントデフ9やプロペラシャフト5を停止
させるためのハブクラッチ等の断続装置が装備されてい
ない場合である。コストを重視した4WD車に見られ
る。回転伝達装置はこのような4WDレイアウトにも対
応できる。図13にトランスファの断面図を示す。第1
の実施の形態と異なる点は、湿式多板クラッチ36と入
力軸21との間に1ウェイクラッチが必要無いことであ
る。回転伝達装置12の制御と作動は第1の実施の形態
のものとほとんど同じであるため省略する。但し、2W
Dモードでもフロント駆動系が停止せずに回転している
ことが第1の実施の形態とは異なる。湿式多板クラッチ
36が入力軸21(後輪)と外輪25(前輪)の間で、
常に摩擦トルクを伝達するため、2WDモードでも湿式
多板クラッチ36のトルクが前輪4に配分される。但
し、加速時のトルクとしては小さいのでほとんど2WD
と同等である。
【0043】図14は回転伝達装置の第3の実施の形態
であるトランスファの断面図である。第1の実施の形態
では2WDモード時に車両後退時のみではあるが、フロ
ントプロペラシャフト5を回転させてしまう。第3の実
施の形態ではこの連れ回りを防止するために、フロント
アウトプットシャフト17とフロントスプロケット19
との間に、ドッグクラッチ50を設け、運転者が2WD
を選択した場合には、上記クラッチ50を離脱させ、回
転伝達装置12の湿式多板クラッチ36のトルクをフロ
ントプロペラシャフト5に全く伝達しないようにする。
これにより、2WD時は前輪に一切のトルクを伝達しな
い。また、第1の実施の形態に対して第3の実施の形態
では内部の1ウェイクラッチは必要無くなる。
【0044】4WD(ロックモード、制御モード)時
は、上記ドッグクラッチ50は嵌合しており、作動、制
御内容は第2の実施の形態と同じであるため省略する。
【0045】次に、図15は回転伝達装置の第4の実施
の形態を示している。図15の断面図のように、第1乃
至第3の実施の形態において、回転伝達装置12の外輪
25に連結されたチェンスプロケット18及び入力軸2
1にスプロケット51、52を形成し、ドライバーが4
WDローギヤを選択した場合に、スライドギヤ16を移
動させて、両者をスプロケット51、52に嵌合させ
る。これにより、前輪4と後輪4aの駆動系がこのスプ
ロケット嵌合により直結されるため、2ウェイクラッチ
32を動力は通過しない。第1乃至第3の実施の形態で
は、4WDロックモードでは回転伝達装置12の電磁コ
イル37に電流を流し続ける必要があったが、この第4
の実施の形態では動力が回転伝達装置を通過しないため
に電磁コイル37に電流を流す必要が無く経済的であ
る。
【0046】なおかつ、この第4の実施の形態では4W
Dローギヤが選択されると入力されるトルクが減速比分
大きくなるが、この時は回転伝達装置12をその大トル
クが通過しないので、回転伝達装置12の許容トルクは
小さくて良く、より軽量、コンパクトにすることができ
る。
【0047】また、上記した第1乃至第4の各実施の形
態に使用される、2ウェイクラッチ32の構造は、図1
6(A)、(B)のように外輪25に多角形のカム面2
7、内輪22a側に円筒面28をもった構造としてもよ
い。この時、電磁クラッチ34の吸引力は保持器29と
内輪22a(図16では内輪22aと入力軸21を一体
にしている)を圧接することになる。更に、2ウェイク
ラッチ32は、ローラ31に代えてスプラグを用いたも
のを採用してもよい。
【0048】ここで、上記した第1乃至第4の各実施の
形態における回転伝達装置12は、入力軸21と出力外
輪25との間に2ウェイクラッチ32に並列に湿式多板
クラッチ36を付加し、車両が通常一定速走行中は後輪
駆動(2WD)状態である。
【0049】また、車両が加速した場合、後輪のスリッ
プを感知すると電磁クラッチ34に電流が流れ、2ウェ
イクラッチ32がロックされ4WDとなり、かつ、低μ
路で急なエンジンブレーキを掛けた場合、エンジンブレ
ーキの減速トルクは2ウェイクラッチ32を通らず、湿
式多板クラッチ36を通じて前輪4にも適度に配分され
る構成となっている。
【0050】ところが、この湿式多板クラッチ36は弾
性部材によって、常時、一定に押圧されているため摩擦
面に潤滑油が入り難く、耐久性が低く、また、この定圧
式湿式多板クラッチ36は、車両が旋回中にも前後輪間
に引きずり抵抗を作用させるため、ステアリングが重く
なり、振動を起こすことがあり、さらに、湿式多板クラ
ッチ36はこの回転伝達装置の軸方向に長さをとる。
【0051】そこで、図17乃至図26に示す第5の実
施の形態は、前記第1乃至第4の各実施の形態における
回転伝達装置12の湿式多板クラッチ36を排除し、湿
式多板クラッチ36の役目であったエンジンブレーキに
よる減速トルクの前輪4側への分配機能を、2ウェイク
ラッチ32を電気的な制御によりロックさせることによ
って代替した、シンプル、コンパクトで廉価な回転伝達
装置である。
【0052】図17はこの第5の実施の形態の回転伝達
装置12を組込んだFRベース4WD駆動レイアウト、
図18はこの回転伝達装置を装着したトランスファの断
面図、図19は同上の詳細図であり、具体的には、図2
と図3で示した第1の実施の形態の外輪25内から湿式
多板クラッチ36を排除した以外は、機構的にほとんど
同等であり、この回転伝達装置12は、典型的なパート
タイム4輪駆動車の走行モード(2WD、4WD−H
i、4WD−Lo)に加えて、本装置による4WD制御
モードおよび4WDロックモードが追加される。
【0053】図18のように、トランスミッションから
の出力はハイ・ローセレクトギヤ14を通って、リヤプ
ロペラシャフト6に伸びている。ハイ・ローセレクトギ
ヤ14は既知の技術であり、プラネタリギヤから成り、
ハイギヤを通過する場合は1対1の関係で回転トルクを
伝達し、ローギヤを通過する場合は回転が減速され、ト
ルクは増大する。
【0054】このリヤプロペラシャフト6に通じる軸は
回転伝達装置12の入力軸21となる。回転伝達装置1
2の外輪25は、動力を前輪へ分岐するためのチェンス
プロケット18にセレーション26にて結合されてい
る。尚、このスプロケット18は入力軸21に対して回
転自在に嵌合されている。
【0055】この回転伝達装置12のカムリング22は
入力軸21とセレーションによって固定され、外輪25
との間に保持器29、ローラ31を設け、2ウェイクラ
ッチ32を構成している。
【0056】図19のように、電磁コイル37はトラン
スファケース38にボルト39等で回転不可能に固定さ
れ、電磁コイル37の電極はトランスファケース38を
通して外部コントローラ40(ECU)に接続される。
【0057】外部コントローラ40(ECU)は、図1
7のように前後回転数、モード選択スイッチ41、AB
S作動信号42等から入力された各信号を演算および判
断して、回転伝達装置12の電磁コイル37に流す電流
を制御する。
【0058】まず、回転伝達装置12を組み込んだトラ
ンスファの2WDモードを説明する。図20に回転伝達
装置12の原理と2WD時の動力の伝達経路を示す。ト
ランスミッションからの動力は、Hiレンジのギヤを通
過し、回転伝達装置12の入力軸21に入力される。
【0059】また、別途設けられたモード選択スイッチ
41により、2WDを選択しているときは、電磁コイル
37に電流は流れないようになっており、2ウェイクラ
ッチ32は図5で示したようにニュートラル状態に保持
されるため、入力軸21と外輪25は切り離される。
【0060】従って、外輪25すなわち前輪駆動系には
動力は伝達されずに切り離され、また、2WDモードで
は前記ハブクラッチ10の接続が切れているため、図2
1のように車両走行中でもフロントプロペラシャフト
5、フロントデフ9、ドライブシャフト8を停止させる
ことができ燃費経済的な走行ができる。
【0061】次に、4WD−Hiレンジのロックモード
時の動力伝達経路を図22(A)に示す。回転伝達装置
12は、別途設けられたモード選択スイッチ41のロッ
クモードが選択されると、電磁コイルに電流が常時流れ
て、2ウェイクラッチ32を図8(A)、(B)の状態
に保持する。この図8(A)、(B)の状態は、保持器
29と外輪25が電磁コイル37の吸引力によりアマチ
ュア46を介して摩擦抵抗を受けるため、入力軸21と
外輪25が相対回転しようとすると、ローラ31が両方
向に噛み込むようになっている。したがって、トランス
ミッションからハイ・ローセレクトのHiレンジギヤを
通過してきた動力は、回転伝達装置12の2ウェイクラ
ッチ32によって、前輪側にも配分され、機械的に直結
な4WDとして走行できる。
【0062】次に、4WD−Loレンジのロックモード
について、図22(B)に示す。4WD−Loは、Lo
レンジギヤを通過する以外、上記Hiレンジのロックモ
ードと回転伝達装置の作動は同じである。
【0063】次に、制御モードについて説明する。制御
モードはHiレンジギヤを通過した動力が回転伝達装置
12の入力軸21に入力される。
【0064】まず、制御モードの加速時を図23(A)
に示す。滑りやすい路面上の加速等で、後輪(入力軸)
がスリップし、前輪(外輪)に対して後輪の回転が上回
る(「前輪回転数<後輪回転数」)。この回転数差が設
定値以上になると電磁コイル37に電流が流れ、2ウェ
イクラッチ32がロックされ、前輪に動力が伝達され
る。
【0065】次に、制御モードの定速走行時、および旋
回時を図23(B)に示す。定速走行時は前後輪間の回
転数差が少なく、設定値に到達しないので、電磁コイル
37に電流は流れず2ウェイクラッチ32はフリーの状
態にあり、前輪に動力は伝達されない。
【0066】次に、エンジンブレーキが作用した場合に
ついて説明する。車両にエンジンブレーキが加わった場
合、エンジンブレーキのトルクは回転伝達装置の入力軸
21を介して後輪側に直接伝達される。路面がアスファ
ルト等の高μ路であれば、エンジンブレーキのような比
較的弱いトルクでは後輪はスリップしない。したがっ
て、この状況では電磁クラッチ34に電流を流さない制
御になっている(図24(A))。このため、高μ路で
のエンジンブレーキ時はツーウェイクラッチ32がロッ
クすることが無く、タイトコーナブレーキを起こすこと
はない。
【0067】一方、雪道等の低μ路ではエンジンブレー
キトルクだけでも後輪がスリップすることが有り、後輪
は急激に減速しようとする。回転伝達装置12はこのと
き電磁クラッチ34に電流を流し、2ウェイクラッチ3
2をロックさせ、後輪のスリップを防ぎ、前輪4にもエ
ンジンブレーキトルクを配分することができる(図24
(B))。
【0068】図25にエンジンブレーキ時の制御のフロ
ーチャートを示す。この制御方法は前輪(外輪側)と後
輪(入力軸側)の回転数の微分値を演算し、後輪が減速
方向にスリップし、その減速度(後輪微分値)が前輪の
減速度(前輪微分値)を上回り、設定値に達した時、2
ウェイクラッチ32をロックせさ、4WDにさせるもの
である。
【0069】このことを式に表すと、下記のようにな
る。 |dVR /dt−dVF /dt|>D1R :後輪回転速度 VF :前輪回転速度 D1 :設定値。
【0070】図26(A)から(D)に高μ路の場合と
低μ路の場合のエンジンブレーキ時の回転速度波形とそ
の前後輪回転速度微分値(減速度)を示す。低μ路の場
合の後輪だけの減速スリップによって後輪微分値が大き
くなり、設定値を上回ることによって、電磁クラッチ3
4に電流が流れ、4WDとなる。高μ路ではエンジンブ
レーキによるスリップがほとんどないため電流は流れず
2WDのままである。
【0071】なお、2ウェイクラッチ32の構造は、図
16(B)で示したように外輪に多角形のカム面、内輪
側に円筒面をもった構造としてもよい。この時、電磁ク
ラッチの吸引力は保持器と内輪(図では内輪と入力軸を
一体にしている)を圧接することになる。
【0072】また、第1乃至第5の各実施の形態では、
外輪25を出力側(前輪)としているが、逆に、外輪2
5を入力軸に結合し、外輪からエンジン動力を入力さ
せ、内輪側をチェンスプロケットに結合してもよい。
【0073】更に、回転伝達装置12をフロントアウト
プットシャフト17とチェンスプロケット19間の動力
の断続に用いるような位置に装着することも本発明の範
疇である。
【0074】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、トラ
ンスファ内に組み込んだ回転伝達装置を、係合子を用い
た2ウェイクラッチとこのクラッチのロックとフリーを
制御する電流制御手段で形成したので、2WDと4WD
の切換えが、電気的な制御によって速やかに行え、回転
伝達装置を利用して、2WD、LOCK、制御モードを
選択利用でき、運転者が選択できる駆動モードを増やす
ことができる。
【0075】また、前輪と前輪推進軸の間にハブクラッ
チ等の断続装置を設けることにより、2WD走行時に、
前輪駆動系を停止させることができ、振動の低減や燃費
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の回転伝達装置を
組込んだ4WD駆動車のレイアウトを示す平面図
【図2】回転伝達装置を組込んだトランスファの断面図
【図3】(A)は同上における要部の拡大断面図、
(B)は(A)の矢印b−bに沿う断面図
【図4】(A)は回転伝達装置の原理と動力伝達経路を
示す2WD前進時の説明図、(B)は同じく2WD後退
時の説明図
【図5】2ウェイクラッチのニュートラル状態を示す要
部の拡大断面図
【図6】4WD駆動車の2WD走行時を示す平面図
【図7】(A)は回転伝達装置の原理と動力伝達経路を
示す4WD−Hi前進時の説明図、(B)は同じく4W
D−Hi後退時の説明図
【図8】(A)と(B)は2ウェイクラッチのロック状
態を示す拡大断面図
【図9】(A)は4WD−Lo前進時の動力伝達経路を
示す説明図、(B)は同じく4WD−Lo後退時の動力
伝達経路を示す説明図
【図10】(A)4WD制御モード前進加速時の動力伝
達経路を示す説明図、(B)は4WD制御モード前進減
速時の動力伝達経路を示す説明図
【図11】(A)は4WD制御モード後退加速時の動力
伝達経路を示す説明図、(B)は同4WD制御モード後
退減速時の動力伝達経路を示す説明図
【図12】回転伝達装置の第2の実施の形態を組込んだ
4WD駆動車のレイアウトを示す平面図
【図13】同上のトランスファを示す断面図
【図14】回転伝達装置の第3の実施の形態を示すトラ
ンスファの断面図
【図15】回転伝達装置の第4の実施の形態を示すトラ
ンスファの断面図
【図16】(A)は回転伝達装置の2ウェイクラッチの
他の実施形態を示す要部の拡大断面図、(B)は図16
の矢印b−bに沿う断面図
【図17】第5の実施の形態を組込んだ4WD駆動車の
レイアウトを示す平面図
【図18】同上の回転伝達装置を組込んだトランスファ
の断面図
【図19】同上における要部の拡大断面図
【図20】同じく回転伝達装置の原理と動力伝達経路を
示す2WD時の説明図
【図21】2WD走行時のレイアウトを示す平面図
【図22】(A)は4WD−Hi時の動力伝達経路を示
す説明図、(B)は4WD−Lo時の動力伝達経路を示
す説明図
【図23】(A)は4WD制御モード加速時の動力伝達
経路を示す説明図、(B)は4WD制御モード定速、旋
回時の動力伝達経路を示す説明図
【図24】(A)は4WD制御モードエンジンブレーキ
時の高μ路での動力伝達経路を示す説明図、(B)は4
WD制御モードエンジンブレーキ時の低μ路での動力伝
達経路を示す説明図
【図25】エンジンブレーキ作用時のロック制御を示す
フローチャート図
【図26】(A)は高μ路でのエンジンブレーキ時の車
輪速度、(B)は高μ路でのエンジンブレーキ時の車輪
速度微分値の差、(C)は低μ路でのエンジンブレーキ
時の車輪速度、(D)は低μ路でのエンジンブレーキ時
の車輪速度微分値の差を各々示す説明図
【図27】従来の回転伝達装置における車両装着実施形
態を示す平面図
【符号の説明】
3 トランスファ 4 前輪 5 フロントプロペラシャフト 12 回転伝達装置 13 シャフト 14 ハイ・ローセレクトギヤ 17 フロントアウトプットシャフト 18、19 チェンスプロケット 20 サイレントチェン 21 入力軸 22 カムリング 24 ハウジング 25 外輪 27 カム面 28 円筒面 29 保持器 30 ポケット 31 ローラ 32 2ウェイクラッチ 33 スイッチバネ 34 電磁クラッチ 35 ワンウェイクラッチ 36 湿式多板クラッチ 37 電磁コイル 38 トランスファケース 45 ロータ 46 アマチュア 47 インナープレート 48 アウタープレート 49 押圧バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションからの出力を内部の
    入力軸を介して直接後輪推進軸へ伝達し、かつ、前輪推
    進軸へ動力を分岐し得るFRベースの4WD車用トラン
    スファの内部に、2WDと4WDの切換えを行う回転伝
    達装置を装着し、該回転伝達装置が、係合子を用いた2
    ウェイクラッチと、この2ウェイクラッチのロックとフ
    リーを制御する電流制御手段を備えていることを特徴と
    する4輪駆動システム。
  2. 【請求項2】 前輪推進軸と前輪の間に、前輪推進軸と
    前輪又は前輪軸の結合と開放を切り換える断続装置を組
    み込み使用した請求項1に記載の4輪駆動システム。
JP3605298A 1996-07-02 1998-02-18 4輪駆動システム Pending JPH10211828A (ja)

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JP17259896 1996-07-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517173A (ja) * 2003-12-24 2007-06-28 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 伝動装置ロック機構及び伝動装置ロック機構を備えた重畳式操舵設備

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JP2007517173A (ja) * 2003-12-24 2007-06-28 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 伝動装置ロック機構及び伝動装置ロック機構を備えた重畳式操舵設備
JP4686478B2 (ja) * 2003-12-24 2011-05-25 コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト 伝動装置ロック機構及び伝動装置ロック機構を備えた重畳式操舵設備

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