JPH10210648A - 開閉器の遠方監視制御装置 - Google Patents

開閉器の遠方監視制御装置

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JPH10210648A
JPH10210648A JP9027176A JP2717697A JPH10210648A JP H10210648 A JPH10210648 A JP H10210648A JP 9027176 A JP9027176 A JP 9027176A JP 2717697 A JP2717697 A JP 2717697A JP H10210648 A JPH10210648 A JP H10210648A
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JP
Japan
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switch
control
remote
signal
remote control
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Application number
JP9027176A
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English (en)
Inventor
Yorihiko Tanaka
頼彦 田中
Toshiji Ishihara
逸司 石原
Naoyuki Koba
尚之 古場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Togami Electric Mfg Co Ltd
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Togami Electric Mfg Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/20Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution using protection elements, arrangements or systems

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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は遠隔地の中央監視装置から所定区分
毎に開閉器が配設された配電線を監視する開閉器の遠方
監視制御装置に関し、遠方制御ができない開閉器制御シ
ステムを装柱状態で遠方制御ができるように簡易且つ確
実に改造することができる開閉器の遠方監視制御装置を
提案することを目的とする。 【解決手段】 開閉器1と開閉器制御部2との配線間に
介装してこの配線に遠制信号を重畳させるようにしてい
るので、開閉器制御部2の配線接続状態を変更すること
なく、開閉器制御部2に特別の改造を施す必要もなく、
遠方監視による制御ができる開閉器に改造することがで
きる。特に、開閉器制御部を電柱に装柱した状態で簡易
且つ確実に開閉器の遠方監視制御装置に改造することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠隔地の中央監視装
置から所定区分毎に開閉器が配設された配電線を監視す
る開閉器の遠方監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉器制御システムとし
ては、遠方監視を行なうことができないものがあり、こ
れを図6に示す。この図6は遠方監視を行なうことがで
きない開閉器制御システムのブロック構成図である。
【0003】同図において従来の開閉器制御システム
は、手動の操作ハンドル221を操作することにより開
閉器制御部2が開閉器1の投入コイル12を励磁させて
開閉器1の接触子11を投入状態とする構成である。こ
の開閉器制御部2は電源側配電線100又は負荷側配電
線110のいづれかから制御用の電源を供給されるかを
選択する電源選択回路21と、前記操作ハンドル221
の操作により開閉器制御部2の投入コイル12に対して
制御電源を供給する制御電源線を閉結する操作ハンドル
回路22と、この操作ハンドル回路22からの操作信号
及び正常送電状態からの停電後の復電時に動作する故障
区間検出手順に基づいて開閉器制御部2を投入する制御
の演算を行なう開閉制御演算部24と、この開閉制御演
算部24の制御に基づいて前記制御電源線を閉結して制
御電源を開閉器制御部2の投入コイル12に供給する開
閉器制御回路23とを備える構成である。
【0004】また、この開閉器制御部2はそのケーシン
グに接続コネクタ2A、2B、2C、2Dが各々配設さ
れ、この接続コネクタ2A、2Bが制御電源スイッチ1
03及びトランス101を介して電源側配電線100に
接続されると共に、この接続コネクタ2B、2Cが制御
電源スイッチ103及びトランス111を介して負荷側
配電線110に接続され、この接続コネクタ2Bが共通
電源端子として構成される。前記接続コネクタ2B、2
Cは開閉器1の投入コイル12に制御コネクタ12B、
12Cを介して接続され、開閉器制御部2の電源選択回
路21及び操作ハンドル回路22を介して制御電源を供
給する。
【0005】この構成に基づく開閉器制御システムは、
作業員が何らかの事故により開放状態となった開閉器1
に出向いて、この事故原因を判断して事故復旧の確認を
した後に操作ハンドル221を操作する。この操作ハン
ドル221の操作により操作ハンドル回路22を介して
開閉制御演算部24が開閉器1の投入コイル12を励磁
させ、開閉器1の接触子11を投入状態とすることがで
きる。
【0006】また、従来の開閉器制御システムを改造し
て遠方制御による投入動作を可能とすることができる開
閉器の遠方監視制御装置として図7に示すものがあっ
た。この図7は従来の開閉器の遠方監視制御装置のブロ
ック回路構成図を示す。
【0007】同図において従来の開閉器の遠方監視制御
装置は、図6の開閉器制御システムと同様に電源側配電
線100(又は負荷側配電線110)からトランス10
1(又は111)及び制御電源スイッチ103を介して
制御用電源が供給される開閉器制御部2により開閉器1
を駆動させる構成とし、この構成に加え、通信線5を介
して受信される受信データに基づいて開閉器制御部2を
制御する遠隔制御部4を備える構成である。この遠隔制
御部4は、前記開閉器制御部2及び開閉器1との間で各
信号の授受を行なうインターフェース回路41と、この
インターフェース回路41からの信号に基づいて遠方制
御の各種演算結果に基づいて遠方制御に必要な制御電源
の接点42a、42bを駆動させる遠制機能部42とを
備える構成である。この遠隔制御部4には接続コネクタ
4A、4A1、4B、4D1、4D及び制御コネクタ4Eが
そのケーシングに各々配設され、この接続コネクタ4A
1、4B、4D1が制御電源スイッチ103及びトランス
101(又は102)を介して電源側配電線100(又
は負荷側配電線110)に接続される。
【0008】前記開閉器制御部2には遠隔制御部4の制
御コネクタ4Eに接続される制御コネクタ2Eが新たに
配設され、この制御コネクタ2Eと開閉制御演算部24
との間にインターフェース回路25を追加して接続する
構成である。次に前記構成に基づく従来の開閉器の遠方
監視制御装置の遠方制御動作について説明する。
【0009】まず、遠隔制御部4には開閉器1の制御コ
ネクタ1Fから制御コネクタ4Fを介して開閉器1の接
触子11の状態が状態信号として入力され、この状態信
号がインターフェース回路41を介して主制御回路43
へ送信される。また、遠方の中央監視装置(図示を省
略)から通信線5を介して送信される送信データが制御
コネクタ4Gから入力され、この送信データが主制御回
路43にて演算処理される。この主制御回路43の演算
処理の結果に基づいて遠制機能部42を制御すると共に
遠制入信号をインターフェース回路41を介して開閉器
制御部2へ出力する。
【0010】前記遠制機能部42が接点42a、42b
を駆動させて前記電源側配電線100又は負荷側配電線
110からの制御用の電源を開閉器制御部2に供給し、
この開閉器制御部2は前記入力された遠制入信号に基づ
いて開閉制御演算部24が開閉器1の開閉動作に関する
演算動作を実行する。この演算結果に基づいて開閉制御
演算部24は電源選択回路21、操作ハンドル221回
路22、開閉器制御回路23を制御して開閉器1の投入
コイル12に励磁電流を供給することにより開閉器1の
接触子11を投入状態にすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の開閉器の遠方監
視制御装置は都市部若しくは工業地帯周辺に限って設置
され、その他の地域では図6に示すような遠方制御を行
なうことができない開閉器制御システムが用いられてい
た。この開閉器制御システムを図7に示すような遠方制
御を行なうことができる開閉器制御システムに改造する
ためには、開閉器制御部2に大幅な改良が必要であると
いう課題を有する。即ち、開閉器制御部2のケーシング
に取付孔を穿設し、この取付孔に制御コネクタ2Eを装
着し、このケーシングを開蓋して内部にインターフェー
ス回路25を収納して接続しなければならず、このよう
な改造作業は電柱上で行なうことができないので、電柱
に装柱された開閉器制御部2を下ろして工場等で加工を
施さなければならない。
【0012】また、図6に記載の遠方制御ができない開
閉器制御システムにおける開閉器制御部2と、これを改
良した図7に記載の開閉器の遠方監視制御装置における
開閉器制御部2とはその結線状態を異なるようにしてい
ることから、改造後に正常に動作するか否かの試験を実
行しなければならず、この試験には専用の装置が必要と
なることから電柱上では実行できないという課題を有す
る。本発明は前記課題を解消するためになされたもの
で、遠方制御ができない開閉器制御システムを装柱状態
で遠方制御ができるように簡易且つ確実に改造すること
ができる開閉器の遠方監視制御装置を提案することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明における開閉器の
遠方監視制御装置は、配電線の所定区分毎の電柱上に開
閉器が配設され、当該開閉器が配設される電柱上に開閉
器を投入・開放の制御を行なう開閉器制御部が配設さ
れ、遠方に離隔した中央監視装置から送信される投入・
開放の指令信号に基づいて開閉器を投入・開放するよう
に開閉器制御部を動作させる遠隔制御部を前記開閉器が
配設される電柱上に配設される開閉器の遠方監視制御装
置において、前記遠隔制御部は開閉器と開閉器制御部と
の配線間に介装されると共に、当該配線に投入又は開放
の指令信号に相当する遠制信号を重畳させて開閉器制御
部に送信するものである。このように本発明において
は、開閉器と開閉器制御部との配線間に介装してこの配
線に遠制信号を重畳させるようにしているので、開閉器
制御部の配線接続状態を変更することなく、開閉器制御
部に特別の改造を施す必要もなく、遠方監視による制御
ができる開閉器の遠方監視制御装置に改造することがで
きる。特に、開閉器制御部を電柱に装柱した状態で簡易
且つ確実に開閉器の遠方監視制御装置に改造することが
できる。
【0014】また、本発明における開閉器の遠方監視制
御装置は必要に応じて、開閉器制御部は配線に重畳され
て送信される投入又は開放の指令信号に相当する遠制信
号の適否を判断する遠制信号確認部を備えるものであ
る。このように本発明においては、配線に重畳される投
入・開放の遠制信号の適否を開閉器制御部で判断してい
るので、符号誤り又はノイズ等の影響がなくなり、より
確実な遠方監視制御が可能となる。
【0015】また、本発明における開閉器の遠方監視制
御装置は必要に応じて、遠隔制御部が遠制信号を重畳す
る配線は開閉器制御部から開閉器に供給される制御電源
の制御電源線であるものである。このように本発明にお
いては、遠制信号の重畳する配線が制御電源線とするこ
とにより、開閉器の投入コイルに配設される制御電源線
を共用できることとなり、より簡略な構造とすることが
できる。
【0016】さらに、本発明における開閉器の遠方監視
制御装置は必要に応じて、遠隔制御部は遠制信号を重畳
する配線を介して開閉器の状態を検知するものである。
このように本発明においては、遠制信号を重畳する配線
を介して開閉器の状態を検知することにより、より確実
な遠方監視の制御ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。この図1は本実施形態
に係る開閉器の遠方監視制御装置のブロック回路構成
図、図2は図1に記載の開閉器の遠方監視制御装置を電
柱に装柱した外観斜視図、図3は図1に記載の開閉器の
遠方監視制御装置における投入・開放の各遠方制御動作
フロチャート、図4は図3における遠制「入」の制御動
作フローチャート、図5は図3における遠制「切」の制
御動作フローチャートである。
【0018】前記各図において本実施形態に係る開閉器
の遠方監視制御装置は、前記図7に記載の開閉器の遠方
監視制御装置と同様に開閉器1、開閉器制御部2、遠隔
制御部3(4に相当)を共通して備え、この遠隔制御部
3の接続構成を異にすると共に、開閉器制御部2に遠制
信号確認部26を新たに組込む構成である。この遠隔制
御部3は、開閉器1の制御コネクタ12B、12C及び
制御電源スイッチ103と開閉器制御部2の接続コネク
タ2A、2B、2C、2Dとの間に介装され、前記接続
コネクタ2A、2B、2C、2Dに各々対応する入力側
コネクタ3A1、3B1、3C1、3D1及び出力側コネクタ3
A2、3B2、3C2、3D2をケーシングに備え、このケーシ
ング内を貫通して入力側コネクタ3A1、3B1、3C1、3
D1とこれに対応する出力側コネクタ3A2、3B2、3C2、
3D2との間に制御電源線300(300A、300B、
300C、300D)が配設される構成である。
【0019】この遠隔制御部3は、前記制御電源線30
0Cを巻回した状態で配設される検出コイル31と、こ
の検出コイル31の各出力端側に接続され二つのスイッ
チからなる切換回路32と、この切換回路32の各スイ
ッチの一方に接続され、前記検出コイル31を介して開
閉器1の接触子11が投入又は開放状態を監視する開閉
器入・切監視回路33と、前記切換回路32の各スイッ
チの他方に接続され、前記検出コイル31を介して制御
電源線300Cに遠方制御による開閉器1の投入を指令
する遠制入信号に相当する微小電流信号を重畳する遠制
入及びロック信号送信回路34と、前記通信線5を伝送
される受信データ及び開閉器1の状態信号がインターフ
ェース回路37を介して入力され、装置全体を制御する
主制御回路36と、この主制御回路36の制御に基づい
て遠方制御による開閉器1の開放を指令する遠制切信号
が入力された場合に制御電源線300Aに介装される接
点351又は制御電源線300Dに介装される接点35
2を開放する遠制切信号回路35とを備える構成であ
る。
【0020】また、この遠隔制御部3は、そのケーシン
グには通信線5を接続する制御コネクタ3Gが配設され
ると共に、開閉器伝送線13を接続する制御コネクタ3
Fが配設され、この制御コネクタ3G、3Fにより通信
線5及び開閉器伝送線13が前記インターフェース回路
37に接続される構成である。前記制御電源線300
A、300B、300Dを入力側コネクタ3A1、3B1、
3D1で分岐して入力される交流電流がDC電源回路38
に入力され、このDC電源回路38から開閉器入・切監
視回路33、遠制入及びロック信号送信回路34、遠制
切信号回路35、主制御回路36へ制御用の電源として
供給される。
【0021】前記開閉器制御部2に組込まれた遠制信号
確認部26は、遠制入及びロック信号送信回路34によ
り検出コイル31を介して重畳された微小電流信号を検
知し、この検知した微小電流信号の適否を判断し、遠制
入信号として適正と判断された場合に操作ハンドル回路
22、開閉器制御回路23をON状態にして開閉器1の
投入コイル12に励磁電流を供給し、遠制ロック信号と
して適正と判断された場合、開閉制御演算部24をロッ
ク状態にする構成である。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
改造動作及び遠方制御動作について説明する。まず、遠
方制御動作が実行できない従来の開閉器制御システム
(図6に示す。)の改造動作については、電柱120に
開閉器1及び開閉器制御部2が装柱されてこれを遠方制
御化する場合に、遠方制御用の通信線5が敷設されるこ
ととなる。前記開閉器制御部2の上部ケース201を電
柱120の腕金121に吊支される状態で固定ナット2
02Aを緩めて支持ボルト202Bに沿って下部ケース
202を所定位置まで下降させる。この所定位置に下部
ケース202を降下させた状態で、開閉器制御部2内に
遠制信号確認部26を装着して対応する配線を結線す
る。
【0023】前記電柱120における腕金121の開閉
器制御部2近傍に新たな遠隔制御部3を装柱する。この
ように遠隔制御部3を装柱した状態で、開閉器制御部2
の接続コネクタ2A、2B、2C、2Dから制御電源線
301A、、301B、302B、301C、301D
を取り外し、この取り外した制御電源線301A、30
1B、302B、301Dを遠隔制御部3の入力側コネ
クタ3A1、3B1、3C1、3D1に各々接続する。前記開閉
器制御部2の接続コネクタ2A、2B、2C、2Dは遠
隔制御部3の出力側コネクタ3A2、3B2、3C2、3D2に
各々対応付けて結線することにより改造動作を終了す
る。
【0024】次に、改造された開閉器の遠方監視制御装
置の遠方制御動作については、遠隔制御部3の主制御回
路36の制御により開閉器入・切監視回路33が開閉器
1の状態を解析・監視を常時行なうことなる(ステップ
1)。この遠隔制御部3は、制御中において通信線5か
ら伝送される受信データがインターフェース回路37を
介して受信したかを判断し(ステップ2)、受信データ
が受信されたと判断された場合にはこの受信データが自
局アドレスか否かを判断する(ステップ3)。この受信
データが自局アドレスを含むものであれば、受信データ
に続く信号が遠制入信号か遠制切信号かを判断する(ス
テップ4)。なお、前記ステップ2において受信データ
が受信されないと判断され、また、ステップ3において
受信データが自局アドレスを含まないと判断された場合
には、いづれの場合も前記ステップ1の初期状態に戻り
これを繰り返すこととなる。
【0025】前記ステップ4において受信データに続い
て遠制入信号が入力されたと判断された場合には遠制
「入」の制御動作を実行することとなり(ステップ
5)、他方、受信データに続いて遠制切信号が入力され
たと判断された場合には遠制「切」の制御動作を実行す
る(ステップ6)。
【0026】前記遠制「入」の制御動作ステップ5にお
いては、開閉器入・切監視回路33は検出コイル31を
介して開閉器1が開放(「切」)状態であるか否かを判
断する(ステップ50)。この開閉器1の状態の判断
は、制御電源線300B及び制御電源線300Cからな
る回路に投入コイル12に対する励磁電流が流れている
か否かを検出コイル31に生じる起電力の有無で行なう
ことができる。
【0027】このステップ50において開閉器1が開放
(「切」)状態であると判断された場合には、切換回路
32の接点を開閉器入・切監視回路33のA側から遠制
入及びロック信号送信回路34のB側へ切換える(ステ
ップ51)。この切換回路32の接点がB側へ切換られ
ると、遠制入及びロック信号送信回路34から遠制入信
号に相当する微小電流信号を出力する。この微小電流信
号は切換回路32を介して検出コイル31に流れて微小
電流信号に対応する磁界を発生させ、この検出コイル3
1と磁気結合している制御電源線300Cに微小電流信
号を重畳することとなる(ステップ52)。
【0028】前記微小電流信号が制御電源線300Cを
伝送して遠制信号確認部26で検出され、この遠制信号
確認部26は微小電流信号の適否を解析する(ステップ
53)。この微小電流信号がコード化されている場合に
は遠制信号確認部26がパリティチェック(Parrity Ch
eck)等の方式により符号誤りを検出し又は訂正するこ
ともできる。この遠制信号確認部26は、検出し、訂正
した微小電流信号を予め登録された基準信号と比較して
一致するか否かを判断する(ステップ54)。
【0029】このステップ54において基準信号が微小
電流信号が一致したと判断された場合には開閉器1の投
入(「入」)動作を実行する(ステップ55)。この開
閉器1の投入動作は遠制信号確認部26が接点223を
閉結することにより操作ハンドル221を操作して接点
223を閉結した場合と同様な状態とする。この接点2
23の閉結により操作ハンドル回路22が連動して投入
状態となり、開閉制御演算部24が開閉器制御回路23
を閉結するように制御する。この操作ハンドル回路22
の投入状態及び開閉器制御回路23の閉結状態により制
御電源線300B及び300Cからなる閉回路に励磁電
流が流れて投入コイル12を励磁状態にして開閉器1の
接触子11を投入「入」に動作させる。
【0030】前記ステップ52で制御電源線300Cに
微小電流信号が重畳された後の所定時間T経過後に、切
換回路32を遠制入及びロック信号送信回路34のB側
から開閉器入・切監視回路33のA側へ切換える(ステ
ップ56)。この所定時間Tは、前記ステップ55にお
いて開閉器1を投入「入」状態に移行させる十分な時間
で設定される。
【0031】この切換回路32切換えにより検出コイル
31が開閉器入・切監視回路33に接続されることとな
り、この開閉器入・切監視回路33は開閉器1が投入
「入」状態か否かを判断する。この開閉器1が投入
「入」状態と判断された場合には、主制御回路36がイ
ンターフェース回路37を介して通信線5へ投入完了を
意味する返信データを出力する(ステップ58)。
【0032】また、前記ステップ54において微小電流
信号が基準信号と一致しないと判断された場合、及びス
テップ57において開閉器1が投入「入」状態でないと
判断された場合には、リトライ回数を1回加え(ステッ
プ571)、この1回加えたリトライ回数が予め設定さ
れた回数Nに達したか否かを判断する(ステップ57
2)。このリトライ回数が回数Nに達していると判断さ
れた場合には、主制御回路36がインターフェース回路
37を介して通信線5へエラー信号を返信データとして
出力する(ステップ573)。なお、前記ステップ57
2において回数Nに達していないと判断された場合に
は、前記ステップ51に戻り前記各種動作を繰り返すこ
ととなる。
【0033】前記ステップ4から遠制「切」の制御動作
を実行するステップ6へ移行した場合には、開閉器入・
切監視回路33は検出コイル31を介して1が投入
(「入」)状態であるか否かを前記開放(「切」)状態
の判断と同様に判断する(ステップ60)。この開閉器
入・切監視回路33が投入(「入」)状態と判断した場
合には遠制切信号回路35が接点351及び接点352
を相補的に駆動させ、制御電源線300A又は300D
を一定時間開放状態とする(ステップ61)。この制御
電源線300A又は300Dの開放により開閉器1の投
入コイル12に供給する励磁電流を遮断することとなり
開閉器1を開放(「切」)状態とすることができる(ス
テップ62)。
【0034】このステップ62において開閉器1が開放
(「切」)状態となった後は、切換回路32の接点を開
閉器入・切監視回路33のA側から遠制入及びロック信
号送信回路34のB側へ切換える(ステップ63)。こ
の切換回路32の接点がB側へ切換られると、遠制入及
びロック信号送信回路34からロック信号に相当する微
小電流信号を出力する。この微小電流信号は切換回路3
2を介して検出コイル31に流れて微小電流信号に対応
する磁界を発生させ、この検出コイル31と磁気結合し
ている制御電源線300Cに微小電流信号を重畳するこ
ととなる(ステップ64)。
【0035】前記微小電流信号が制御電源線300Cを
伝送して遠制信号確認部26で検出され、この遠制信号
確認部26は微小電流信号の適否を解析する(ステップ
65)。この微小電流信号がコード化されている場合に
は遠制信号確認部26がパリティチェック(Parrity Ch
eck)等の方式により符号誤りを検出し又は訂正するこ
ともできる。この遠制信号確認部26は、検出し、訂正
した微小電流信号を予め登録された基準信号と比較して
一致するか否かを判断する(ステップ66)。
【0036】このステップ66において基準信号が微小
電流信号が一致したと判断された場合には開閉器1の
「ロック」動作を実行する(ステップ67)。この開閉
器1のロック動作は遠制信号確認部26が接点224を
閉結させ、開閉制御演算部24に開閉器1をロック状態
に維持するような制御が行なわれる。この開閉器1の開
放(「切」)状態となった後のロック状態の所定時間T
1が経過した後に切換回路32を開閉器入・切監視回路
33のA側へ切換える(ステップ68)。この所定時間
T1も前記所定時間Tと同様に、開閉器1の開放
(「切」)動作を実行するのに必要な十分な時間で設定
される。
【0037】この切換回路32切換えにより検出コイル
31が開閉器入・切監視回路33に接続されることとな
り、この開閉器入・切監視回路33は開閉器1が投入
「入」状態か否かを判断する(ステップ69)。この開
閉器1が開放(「切」)状態と判断された場合には、主
制御回路36がインターフェース回路37を介して通信
線5へ開放完了を意味する返信データを出力する(ステ
ップ70)。
【0038】また、前記ステップ69において開閉器1
が開放(「切」)状態でないと判断された場合、又は前
記ステップ66で基準信号に微小電流信号が一致しない
と判断された場合には、リトライ回数を1回加え(ステ
ップ691)、この1回加えたリトライ回数が予め設定
された回数Nに達したか否かを判断する(ステップ69
2)。このリトライ回数が回数Nに達していると判断さ
れた場合には、主制御回路36がインターフェース回路
37を介して通信線5へエラー信号を返信データとして
出力する(ステップ693)。なお、前記ステップ69
2において回数Nに達していないと判断された場合に
は、前記ステップ61に戻り前記各種動作を繰り返すこ
ととなる。
【0039】また、前記主制御回路36と遠方の中央監
視装置間を通信線5を介して信号の送受信する通信手段
を述べたが、無線方式による通信若しくは配電線搬送方
式による通信手段に置き換えて構成することもできる。
また、前記の各制御手段は、開閉器伝送線13が無い構
成においても適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明においては、開閉器
と開閉器制御部との配線間に介装してこの配線に遠制信
号を重畳させるようにしているので、開閉器制御部の配
線接続状態を変更することなく、開閉器制御部に特別の
改造を施す必要もなく、遠方監視による制御ができる開
閉器の遠方監視制御装置に改造することができる。特
に、開閉器制御部を電柱に装柱した状態で簡易且つ確実
に開閉器の遠方監視制御装置に改造することができると
いう効果を奏する。また、本発明においては、配線に重
畳される投入・開放の遠制信号の適否を開閉器制御部で
判断しているので、符号誤り又はノイズ等の影響がなく
なり、より確実な遠方監視制御が可能となるという効果
を有する。また、本発明においては、遠制信号の重畳す
る配線が制御電源線とすることにより、開閉器の投入コ
イルに配設される制御電源線を共用できることとなり、
より簡略な構造とすることができるという効果を有す
る。さらに、本発明においては、遠制信号を重畳する配
線を介して開閉器の状態を検知することにより、より確
実な遠方監視の制御ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る開閉器の遠方監視制御装置の
ブロック回路構成図である。
【図2】図1に記載の開閉器の遠方監視制御装置を電柱
に装柱した外観斜視図である。
【図3】図1に記載の開閉器の遠方監視制御装置におけ
る投入・開放の各遠方制御動作フローチャートである。
【図4】図3における遠制「入」の制御動作フローチャ
ートである。
【図5】図3における遠制「切」の制御動作フローチャ
ートである。
【図6】遠方監視を行なうことができない従来の開閉器
制御システムのブロック構成図である。
【図7】従来の開閉器の遠方監視制御装置のブロック回
路構成図である。
【符号の説明】
1 開閉器 2 開閉器制御部 2A、2B、2C、2D 接続コネクタ 1F、2E、3F,3G、4E、4F、4G、12B、
12C 制御コネクタ 3A1、3B1、3C1、3D1 入力側コネクタ 3A2、3B2、3C2、3D2 出力側コネクタ 3、4 遠隔制御部 5 通信線 11 接触子 12 投入コイル 13 開閉器伝送線 21 電源選択回路 22 操作ハンドル回路 23 開閉器制御回路 24 開閉制御演算部 25、37、41 インターフェース回路 26 遠制信号確認部 27 内部端子部 28、101、102、111 トランス 31 検出コイル 32 切換回路 33 開閉器入・切監視回路 34 遠制入及びロック信号送信回路 35 遠制切信号送信回路 36、43 主制御回路 38 DC電源回路 42 遠制機能部 100 電源側配電線 103 制御電源スイッチ 110 負荷側配電線 120 電柱 121 腕金 201 上部ケース 202 下部ケース 202A 固定ナット 202B 支持ボルト 221 操作ハンドル 223、351、352 接点 300、300A、300B、300C、300D 3
01A、301B、301C、301D、302B 制
御電源線
フロントページの続き (72)発明者 古場 尚之 佐賀県佐賀市大財北町1番1号 株式会社 戸上電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の所定区分毎の電柱上に開閉器が
    配設され、当該開閉器が配設される電柱上に開閉器を投
    入・開放の制御を行なう開閉器制御部が配設され、遠方
    に離隔した中央監視装置から送信される投入・開放の指
    令信号に基づいて開閉器を投入・開放するように開閉器
    制御部を動作させる遠隔制御部を前記開閉器が配設され
    る電柱上に配設される開閉器の遠方監視制御装置におい
    て、 前記遠隔制御部は開閉器と開閉器制御部との配線間に介
    装されると共に、当該配線に投入又は開放の指令信号に
    相当する遠制信号を重畳させて開閉器制御部に送信する
    ことを特徴とする開閉器の遠方監視制御装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の開閉器の遠方監視
    制御装置において、 前記開閉器制御部は配線に重畳されて送信される投入又
    は開放の指令信号に相当する遠制信号の適否を判断する
    遠制信号確認部を備えることを特徴とする開閉器の遠方
    監視制御装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の開閉器の遠
    方監視制御装置において、 前記遠隔制御部が遠制信号を重畳する配線は開閉器制御
    部から開閉器に供給される制御電源の制御電源線である
    ことを特徴とする開閉器の遠方監視制御装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいづれかに記載
    の開閉器の遠方監視制御装置において、 前記遠隔制御部は遠制信号を重畳する配線を介して開閉
    器の状態を検知することを特徴とする開閉器の遠方監視
    制御装置。
JP9027176A 1997-01-27 1997-01-27 開閉器の遠方監視制御装置 Pending JPH10210648A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002190409A (ja) * 2000-09-15 2002-07-05 General Electric Co <Ge> 機械装置を作動させる装置及び方法
KR100413196B1 (ko) * 1999-12-07 2003-12-31 한국전력공사 변발전소용 전압절환스위치
CN103683514A (zh) * 2013-12-26 2014-03-26 江苏有能电气成套有限公司 一种智能化中压开关柜

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JP2002190409A (ja) * 2000-09-15 2002-07-05 General Electric Co <Ge> 機械装置を作動させる装置及び方法
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