JPH10210643A - プーリングアイ - Google Patents

プーリングアイ

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Publication number
JPH10210643A
JPH10210643A JP9009519A JP951997A JPH10210643A JP H10210643 A JPH10210643 A JP H10210643A JP 9009519 A JP9009519 A JP 9009519A JP 951997 A JP951997 A JP 951997A JP H10210643 A JPH10210643 A JP H10210643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
compression processing
protection tube
waterproofing
cable sheath
Prior art date
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Pending
Application number
JP9009519A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kuroda
雅彦 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP9009519A priority Critical patent/JPH10210643A/ja
Publication of JPH10210643A publication Critical patent/JPH10210643A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水処理部を布設時の外傷等から確実に保護
し、防水処理部によるケーブル内部の防水性を確保す
る。 【解決手段】 本発明のプーリングアイ20は、防水処
理部26が基端側圧縮処理部21とケーブルシース11
とに跨がって、それらの外周面に自己融着テープ又は熱
収縮チューブ等27を巻回或いは収縮させることで形成
されており、その防水処理部26の外面には保護管取付
部23にビス止めされる保護管28が外嵌されている。
すなわち、保護管28は、防水処理部26をなす自己融
着テープ又は熱収縮チューブ等27の外面を覆った状態
で保護管取付部23の嵌合部24に嵌合されてビス止め
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル牽引端末
としてのプーリングアイに関し、詳しくはプーリングア
イの防水処理部を布設時の外傷等から保護するための構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のケーブル牽引端末としてプーリン
グアイは、図5及び図6に示すようにケーブルシース4
0から所定量突出したケーブル導体41を圧縮処理部4
2に遊挿させて圧縮処理することにより、ケーブル導体
41に固定されるものである。この圧縮処理部42の外
周面及びケーブルシース40の先端部の外周面には、圧
縮処理部42とケーブルシース40とに跨がって防水処
理部43が設けられる。この防水処理部43は、ケーブ
ル45内部の防水性を確保するためのものであり、自己
融着テープ又は熱収縮チューブ等44を巻回或いは収縮
させることで形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプーリングアイは、ケーブル延線等の布設時に
おいて、防水処理部43が石や管の端部等に当たると、
防水処理部43をなす自己融着テープ又は熱収縮チュー
ブ等44が傷付いたり、又は剥がれてしまうことがあ
り、ケーブル45内部の防水性が確保できないという問
題があった。
【0004】本発明の目的は、防水処理部を布設時の外
傷等から確実に保護することができ、ケーブル内部の防
水性を確保することができるプーリングアイを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、ケーブルシースから所定量露出させたケーブル導体
を内方に遊挿された状態で圧縮処理されることにより、
ケーブル導体に固定される圧縮処理部と、前記圧縮処理
部の長手方向における所定の位置に前記圧縮処理部の外
周面から放射方向に所定量突出して設けられた保護管取
付部と、前記保護管取付部より前記ケーブルシース側の
前記圧縮処理部と前記ケーブルシースとに跨がって、前
記圧縮処理部及び前記ケーブルシースの外周面に設けら
れ、ケーブル内部の防水性を確保する防水処理部と、前
記防水処理部の外面を被覆した状態で一端部を前記保護
管取付部に固定され、前記防水処理部を保護する保護管
とを備えたことを特徴とするプーリングアイによって解
決することができる。
【0006】また、上記課題は、保護管取付部よりケー
ブルシース側の圧縮処理部の長さが、40mm以上、好
ましくは50mm以上であることが好ましい。
【0007】上記構成のプーリングアイにおいては、防
水処理部が保護管取付部よりケーブルシース側の圧縮処
理部とケーブルシースとに跨がって、圧縮処理部及びケ
ーブルシースの外周面に設けられており、防水処理部の
外面が一端部を保護管取付部に固定された保護管によっ
て被覆されている。したがって、例えばケーブル延線等
の布設時、防水処理部は保護管によって外傷等から保護
されるとともに、防水処理部によるケーブル内部の防水
性の確保が確実に行われる。
【0008】また、保護管取付部よりケーブルシース側
の圧縮処理部の長さが、40mm以上、好ましくは50
mm以上であることで、防水処理部の長さが十分確保さ
れ、例えばケーブル延線等の布設時に、防水処理部は保
護管によって外傷等から保護されるとともに、防水処理
部によるケーブル内部の防水性の確保が一層確実に行わ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプーリングアイの
一実施の形態例を図1乃至図4に基づいて詳細に説明す
る。図1は本発明のプーリングアイの一実施の形態例を
示す分解斜視図、図2は図1における防水処理部が設け
られる前の状態を示す斜視図、図3は図1における防水
処理部が設けられた状態を示す斜視図、図4は図1にお
ける保護管が取り付けられた状態を示す斜視図である。
【0010】図1に示すように、本実施の形態のプーリ
ングアイ20は、ケーブルシース11から所定量露出さ
せたケーブル導体10を内方に遊挿させて圧縮処理する
ことでケーブル導体10に固定される圧縮処理部21、
22と、該圧縮処理部21、22の長手方向における所
定位置に圧縮処理部21、22の外周面から放射方向に
所定量Aだけ突出して設けられた保護管取付部23と、
該保護管取付部23よりケーブルシース11側の圧縮処
理部21とケーブルシース11とに跨がり、圧縮処理部
21及びケーブルシース11の外周面を覆うことでケー
ブル12内部の防水性を確保する防水処理部26と、該
防水処理部26の外面を被覆した状態で一端部を保護管
取付部23に固定され、防水処理部26を保護する保護
管28とを備えている。
【0011】さらに詳細には、保護管取付部23には、
保護管28の一端部を嵌合させる嵌合部24が形成され
ており、この嵌合部24には保護管取り付け用ビス30
を螺合させるビス取付孔25が、周方向に沿って複数設
けられている。
【0012】また、防水処理部26は、保護管取付部2
3よりケーブルシース11側の圧縮処理部21(以下、
基端側圧縮処理部という。)とケーブルシース11の前
端部とに跨がって、それらの外周面を覆うように形成さ
れる。この防水処理部26は、自己融着テープ又は熱収
縮チューブ等27を基端側圧縮処理部21の外周面及び
ケーブルシース11の前端部の外周面に巻回或いは収縮
させて形成され、ケーブル12内部の防水性を確保す
る。
【0013】さらに、保護管28は、略円筒状の金属製
パイプからなり、防水処理部26の外面を覆うように外
嵌された状態で、保護管取付部23の嵌合部24に嵌合
され、複数箇所(例えば、2〜3箇所)でビス止めされ
る。すなわち、保護管28は、保護管取付部23の嵌合
部24に嵌合された状態で、保護管取付部23の各ビス
取付孔25に対応した貫通孔29に嵌挿された保護管取
り付け用ビス30を嵌合部24のビス取付孔25に螺合
させることにより、保護管取付部23に固定される。な
お、保護管28の保護管取付部23への固定は、溶接等
によってもよい。
【0014】すなわち、上述した本実施の形態のプーリ
ングアイ20によれば、圧縮処理部21、22が、ケー
ブルシース11から所定量露出させたケーブル導体10
を内方に遊挿させた状態で圧縮処理され、圧縮処理部2
1、22とケーブルシース11とに跨がって、それらの
外周面に自己融着テープを巻回させるか又は熱収縮チュ
ーブ等を嵌挿させて収縮させることで防水処理部26が
形成される。そして、その外周に保護管28が外嵌され
ることで、防水処理部26は、例えばケーブル延線等の
布設時における外傷等から保護され、自己融着テープ又
は熱収縮チューブ等が傷付いたり、剥がれたりするのを
防止することで、ケーブル12内部の防水性が確保され
る。
【0015】本実施の形態における保護管取付部23の
突出量Aは、防水処理部26の厚み、すなわち圧縮処理
部21、22の圧縮処理後に、基端側圧縮処理部21及
びケーブルシース11の外周面に巻回される自己融着テ
ープ又は熱収縮チューブ等27の厚みに対応して決定さ
れるもので、例えば5mm程度以上あれば良い。
【0016】また、図2に示す基端側圧縮処理部21の
長さBは、40mm以上、好ましくは50mm以上であ
り、図3に示す防水処理部26をなす自己融着テープ又
は熱収縮チューブ等27の十分な巻回長さを確保する。
基端側圧縮処理部21の長さBと、保護管取付部23よ
り先端側の圧縮処理部22(以下、先端側圧縮処理部2
2という。)の長さCを加算した寸法は、従来の同サイ
ズのプーリングアイと同等以上であり、ケーブル導体1
0の保持力を低下させないように設定されている。
【0017】さらに、図3に示す防水処理部26の長さ
Dは、40mm以上であり、好ましくは50〜60mm
である。また、図2に示す保護管28の外径Eは、保護
管取付部23の外径Fと等しい。また、保護管28の肉
厚は、1.0〜1.5mm程度で良い。更に、図4に示
す保護管28の長さGは、防水処理部26をなす自己融
着テープ又は熱収縮チューブ等27の巻回長さに合わせ
て、基端側圧縮処理部21と、ケーブルシース11の前
端部から50mm程度を被覆できる長さであれば良い。
【0018】次に、プーリングアイ20のケーブル導体
10への取り付け手順について、図2乃至図4を参照し
て説明する。先ず、図2に示すように保護管28をケー
ブルシース11に遊挿させた状態で、基端側及び先端側
圧縮処理部21、22の内方にケーブル導体10を遊挿
させる。そして、各圧縮処理部21、22をそれぞれ圧
縮処理することにより、プーリングアイ20をケーブル
導体10に固定する。
【0019】次に、図3に示すように基端側圧縮処理部
21の外周面及びケーブルシース11の前端部から約5
0mmの範囲の外周面に自己融着テープ又は熱収縮チュ
ーブ等27を巻回或いは収縮させて防水処理部26を形
成する。
【0020】次に、図4に示すように保護管28をケー
ブルシース11側から先端側に移動させ、保護管28の
前端部を保護管取付部23の嵌合部24に嵌合させてビ
ス止めする。
【0021】上述したように本実施の形態のプーリング
アイ20によれば、保護管28が、防水処理部26をな
す自己融着テープ又は熱収縮チューブ等27の外面に外
嵌された状態で、保護管取付部23の嵌合部24に嵌合
されてビス止めされ、防水処理部26が保護される。し
たがって、防水処理部26をなす自己融着テープ又は熱
収縮チューブ等27を、例えば布設時の外傷等から確実
に保護することができ、自己融着テープ又は熱収縮チュ
ーブ等27が傷付いたり又は剥がれてしまう等の不具合
を確実に防止することができ、ケーブル12内部の防水
性を確保することができる。
【0022】また、基端側圧縮処理部21の長さBが約
50mmであり、防水処理部26をなす自己融着テープ
又は熱収縮チューブ等27の十分な巻長を確保すること
ができ、ケーブル12内部の防水性の確保をより確実に
行うことができる。さらに、保護管取付部23を設けた
ことで、圧縮処理部21、22への必要以上の防水処
理、すなわち自己融着テープ又は熱収縮チューブ等27
の巻回を施すのを防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明のプーリング
アイによれば、保護管が防水処理部の外面を外嵌した状
態で、一端部を保護管取付部に固定され、防水処理部を
保護するものである。したがって、防水処理部を例えば
布設時の外傷等から確実に保護することができ、ケーブ
ル内部の防水性を確保することができる。また、保護管
取付部よりケーブルシース側の圧縮処理部の長さが、4
0mm以上、好ましくは50mm以上であることで、例
えば布設時の外傷等から確実に保護することができると
ともに、防水処理部の十分な長さを確保することがで
き、ケーブル内部の防水性をより確実に確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプーリングアイの一実施の形態例を示
す分解斜視図である。
【図2】図1における防水処理部が設けられる前の状態
を示す斜視図である。
【図3】図1における防水処理部が設けられた状態を示
す斜視図である。
【図4】図1における保護管が取り付けられた状態を示
す斜視図である。
【図5】従来のプーリングアイの防水処理部が設けられ
る前の状態を示す側面図である。
【図6】図5における防水処理部が設けられた状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 ケーブル導体 11 ケーブルシース 12 ケーブル 20 プーリングアイ 21 基端側圧縮処理部(圧縮処理部) 22 先端側圧縮処理部(圧縮処理部) 23 保護管取付部 24 嵌合部 26 防水処理部 28 保護管 30 保護管取り付け用ビス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルシースから所定量露出させたケ
    ーブル導体を内方に遊挿された状態で圧縮処理されるこ
    とにより、ケーブル導体に固定される圧縮処理部と、前
    記圧縮処理部の長手方向における所定の位置に前記圧縮
    処理部の外周面から放射方向に所定量突出して設けられ
    た保護管取付部と、前記保護管取付部より前記ケーブル
    シース側の前記圧縮処理部と前記ケーブルシースとに跨
    がって、前記圧縮処理部及び前記ケーブルシースの外周
    面に設けられ、ケーブル内部の防水性を確保する防水処
    理部と、前記防水処理部の外面を被覆した状態で一端部
    を前記保護管取付部に固定され、前記防水処理部を保護
    する保護管とを備えたことを特徴とするプーリングア
    イ。
  2. 【請求項2】 前記保護管取付部より前記ケーブルシー
    ス側の前記圧縮処理部の長さが、40mm以上、好まし
    くは50mm以上であることを特徴とする請求項1記載
    のプーリングアイ。
JP9009519A 1997-01-22 1997-01-22 プーリングアイ Pending JPH10210643A (ja)

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JP9009519A JPH10210643A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 プーリングアイ

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JP9009519A JPH10210643A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 プーリングアイ

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JP (1) JPH10210643A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100580095B1 (ko) 2005-03-15 2006-05-16 엘에스전선 주식회사 케이블 시단부 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100580095B1 (ko) 2005-03-15 2006-05-16 엘에스전선 주식회사 케이블 시단부 구조

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