JPH10210195A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10210195A
JPH10210195A JP9006608A JP660897A JPH10210195A JP H10210195 A JPH10210195 A JP H10210195A JP 9006608 A JP9006608 A JP 9006608A JP 660897 A JP660897 A JP 660897A JP H10210195 A JPH10210195 A JP H10210195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザ操作によるジョブを割り込みで優先して
処理し、割り込まれた方のジョブの再開もスムースにで
きプリンタリソースの使用を効率的に行うことを目的と
する。 【解決手段】 ユーザがコントロールパネル91を操
作したことで発生される第1ジョブがプリンタ3などの
画像形成リソースを優先的に使用することができるよう
に割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第1の所定時
間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保持したまま
割り込み前の第2ジョブを再開し、第1ジョブの待機状
態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経過したと
きに第1ジョブの設定内容を初期化することができるタ
イマを基本部CPU93に設けて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタルコピー機
能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を持つ複合型の画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機能、ファクシミリ機能、
プリンタ機能を持つ複合型の画像形成装置が広く用いら
れるようになってきた。この複合型の画像形成装置では
たとえばプリンタがこれらのデジタル複写機能、ファク
シミリ機能、プリンタ機能の実行のために共通のリソー
スとして用いられる。
【0003】デジタル複写機能、ファクシミリ機能、プ
リンタ機能を持つ複合型の画像形成装置に関して、ま
ず、実行するジョブを次のように定義することができ
る。まず、ジヨブを大きく2つに分類し、これをフロン
トジヨブとバックグラウンドジヨブと呼ぶ。
【0004】A.フロントジョブ(以下FRジョブと称
する)。 現在の操作の結果により直接起動しているジョブであ
り、ユーザが画像形成装置の側でそのコントロールパネ
ルを操作することで発生、起動しつつあるジョブを指
す。例えば、 1)原稿を原稿台においてコントロールパネルから縮小
複写機能を設定する操作を行いスタートキーの押下操作
で縮小複写を開始実行する複写機能がある。 2)複写を行うつもりでコントロールパネルを操作中と
いう状態がある。 3)割り込み複写はFRジョブに対して割り込む新たな
FRジョブとする。 4)ファクシミリ送信するためにファクシミリ操作をコ
ントロールパネル上で行い原稿をメモリヘ入力するため
宛先等を設定中の状態がある。 5)4)の操作、設定後にスタートキーでの原稿読み取
り動作中の状態がある。 6)リストの印刷操作と印刷中動作がある。 上記のジョブで4)、5)に関してはプリンタリソース
を使用しない。
【0005】B.バックグラウンドジョブ(以下、BG
ジョブと称する)。 現在の操作の結果とは直接関係無いジョブであり、ユー
ザが画像形成装置の側に存在しない状態で、コントロー
ルパネルを操作すること無しに事前に登録されたジョブ
を自動的に装置のジョブ管理プログラムが実行するジョ
ブを指す。例えば、1)ファクシミリの時刻指定の予約
送信の画像データがメモリ上にすでに存在しており、時
刻指定ジョブとして送信時刻、宛先情報、送信ファイル
名がジョブ管理プログラムで管理されている状態におい
て指定時刻に到達したためジョブ管理プログラムが自動
的にメモリ送信開始を行う。 2)ファクシミリの自動受信による受信開始でメモリ上
に受信原稿の蓄積を行い、引き続き受信原稿の印刷を行
う一連のジョブ切り替えをジョブ管理プログラムが管理
して実行する。 3)プリンタ機能においてパーソナルコンピュータ(P
C)などの外部操作装置からの印刷ジョブ要求を受け付
け印刷開始をジョブ管理が行う。上記のジョブで1)に
関してはプリンタリソースを使用しない。
【0006】従来の複合型の画像形成装置では共通のリ
ソースとしてのプリンタの管理をジョブ単位で確保し、
解放する。例えば、BGジョブである受信印刷を開始し
てプリンタリソースを確保すると、そのジョブが終了す
るまでこのプリンタリソースの解放は行わない。すなわ
ち、1つのジョブが終了するまで次のジョブに用いられ
るコピー機能はそのプリンタリソースを使えないためジ
ョブとして起動されることは無くプリンタリソースの空
くまで操作、ジョブ実行を待たされる。
【0007】また、FRジョブのコピー機能がジョブと
して実行中であればプリンタリソースが使用中であるた
め、受信印刷ジョブなどのBGジョブはプリンタリソー
スを必要とし、このプリンタリソースが空くまで待たさ
れる。プリンタリソースを使用中のFRジョブが終了後
に一定時間経過すると、無操作タイマーに設定された時
間の経過ということで操作の設定を解除すると同時に、
受信印刷などのBGジョブの開始を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成装置で
は、FRジョブを開始する際に使用するリソースが既に
実行中のBGシヨブで使用されていると、FRジョブの
開始はBGジョブが完了してリソースを解放するまで待
たされており、ジョブ単位での切り替えを行う問題点が
ある。
【0009】また、FRジョブが実行中にBGジョブの
開始要求があると、BGジョブはFRジョブが完了する
のを待たされるが、このときFRジョブ完了後にBGジ
ョブの開始されるタイミングが無操作タイマーによって
カウントされる。無操作タイマーがカウントアップした
時にBGジョブが開始されるが、無操作タイマーはそれ
までの操作による設定の有効期間にも使用されるため操
作面から見れば無操作タイマーを長くする方が繰り返し
て同じジョブを行う場合は操作性が良く好ましい。
【0010】しかし、無操作タイマーの有効期間が長く
なればBGジョブを開始するタイミングが遅くなり、操
作性を考慮して無操作タイマーを無限時間に設定するこ
とを想定するとBGジョブは再開不可能になる問題点が
ある。
【0011】そこで、この発明は、ユーザがコントロー
ルパネルを操作したことで発生される第1ジョブがプリ
ンタなどの画像形成リソースを優先的に使用することが
できるように割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第
1の所定時間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保
持したまま割り込み前の第2ジョブを再開し、第1ジョ
ブの待機状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間
経過したときに第1ジョブの設定内容を初期化すること
ができる、画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記画
像形成手段を使用する第1のジョブ実行手段と、前記画
像形成手段を使用する優先順位が前記第1のジョブ実行
手段より低い第2のジョブ実行手段と、前記第2のジョ
ブ実行手段によるジョブ実行中に第1のジョブが発生し
たときに割込みを発生する割り込み手段と、この割り込
みの発生に応じて第2のジョブ実行手段によるジョブ実
行を中断する手段と、前記割り込みの発生後、第1のジ
ョブ実行手段の待機状態の継続時間が第1の所定時間を
過ぎたときに前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実
行を再開する手段と、前記第1のジョブ実行手段の待機
状態の継続時間が前記第1の所定時間より長い第2の所
定時間を過ぎたときに前記第1のジョブ実行手段による
ジョブの初期化を行う手段とから構成されている。
【0013】上記の構成によりユーザがコントロールパ
ネルを操作したことで発生される第1ジョブがプリンタ
などの画像形成手段を優先的に使用することができるよ
うに割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第1の所定
時間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保持したま
ま割り込み前の第2ジョブを再開し、第1ジョブの待機
状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経過した
ときに第1ジョブの設定内容を初期化することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して説明する。図1は、この発明
に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の全体構成
を概略的に示すものである。このデジタル複写機1はス
キャナ2及びプリンタ(レーザエンジン)3を備え、上
部に自動原稿送り装置(ADF)4を装着している。
【0015】自動原稿送り装置4は、筐体としてのカバ
ー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部に図
示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられてお
り、必要に応じて自動原稿送り装置4全体を回動変位さ
せて原稿台5上を開放し得る構成となっている。
【0016】カバー本体21の上面やや右方向部位に
は、複数枚の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設
けられている。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ
取出し原稿台5の一端側(図中左端側)に供給する給送
手段23が設けられている。給送手段23は、原稿を取
出すためのピックアップローラ27、原稿をピックアッ
プローラ27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台2
2への原稿のセット状態を検知する原稿検知センサとし
てのエンプティセンサ29等が配設されている。さら
に、ピックアップローラ27の原稿取出し方向には、給
紙ローラ32が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送さ
れるようになっている。
【0017】原稿台5の上面には、これを覆う原稿搬送
ベルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、
一対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白
色の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示し
ない)によって正逆両方向に走行し得る構成となってい
る。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、
ベルト面を原稿台5上に押さえ付けるための複数のベル
ト押えローラ41…および自動原稿送り装置4の開閉状
態を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられて
いる。
【0018】そして、前記給送手段23によって給送さ
れた原稿を、原稿台5の一端側(左端側)から他端側
(右端側)に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38
が設けられ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この
搬送ローラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、
排紙方向に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段
としての排紙センサ46等が設けられている。原稿排出
路の下流側には、排紙ローラ48が配設されている。ま
た、原稿排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台5に導
くためにゲート49が設けられ、原稿を両面複写可能と
している。
【0019】読取手段としてのスキャナ2は、光源とし
ての露光ランプ6、ミラー15を設置した第1キャリッ
ジ7、光路を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2
キャリッジ9、レンズ10、反射光を受光するCCDセ
ンサ11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示
しない)、およびCCDセンサ11の出力つまり画像デ
ータ(情報)をアナログデータからデジタルデータに変
換するA/D変換部(図示せず)により構成されてい
る。上記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミ
ングベルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリ
ッジ9は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に
移動するようになっている。これにより、レンズ10ま
での光路長が一定になるように走査できるようになって
いる。上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光
軸方向へ移動されるようになっている。CCDセンサ1
1は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応
している。CCDセンサ11の出力はA/D変換部へ出
力されるようになっている。第1、第2キャリッジ7、
9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれステッピ
ングモータ(図示しない)により行われるようになって
いる。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記ステッ
ピングモータの回転軸に連結されたドライブプーリ(図
示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に掛渡さ
れたタイミングベルト(図示しない)の動作に応じて移
動されるようになっている。上記レンズ10は、対応す
るステッピングモータ(図示しない)によりスパイラル
シャフト(図示しない)が回転し、このスパイラルの動
きによって光軸方向へ移動されるようになっている。
【0020】60はレーザダイオードで、このレーザダ
イオード60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴ
ンミラー(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡6
8,70、レンズ72が配置され、露光装置52からレ
ーザ光を感光体ドラム50に照射するようになってい
る。
【0021】画像形成手段としてのプリンタ3は、たと
えばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写真
方式を組み合せている。すなわち、プリンタ3は、装置
内のほぼ中央部に回転自在に軸支された像担持体として
の感光体ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周
囲には、露光装置52、現像装置54、転写チャージャ
55、剥離チャージャ56、クリーニング前除電チャー
ジャ57、クリーナ58、除電ランプ59、及び帯電チ
ャージャ61が順に配置されている。感光体ドラム50
は、帯電チャージャ61によって一様に帯電されるよう
になっているとともに、スキャナ2からレーザ光を出力
して前記感光体ドラム50上に原稿の画像を結像し、静
電潜像が形成されるようになっている。
【0022】そして、前記感光体ドラム50上に形成さ
れた静電潜像は、現像装置54により現像され、後述す
る給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ2
0、アライニングローラ25を介して送紙されるコピ−
用紙(被画像形成媒体)P上に現像画像を転写チャージ
ャ55により転写される。この転写チャージャ55によ
る転写後のコピー用紙Pは、剥離チャージャ56のAC
コロナ放電により剥離されて、搬送ベルトを介して定着
器71に搬送され、この定着器71によって現像画像が
溶融定着されたコピー用紙Pは、排紙ローラ対73によ
り排紙トレイ74aを有するユニット74に排出され
る。ユニット74は排紙ローラ対73から排出されるコ
ピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対74bを有
し、さらユニット74の上部にステープルソートモード
の際に1部毎にステープルするステープラ74cを有し
ている。
【0023】一方、前記コピー用紙Pへの現像画像の転
写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、
クリーニング前除電チャージャ57で予め除電された
後、クリーナ58により清掃され、除電ランプ59によ
り感光体ドラム50上の電位が一定のレベル以下にさ
れ、次のコピー動作を可能にしている。
【0024】なお、コピー用紙Pの両面に印刷する両面
コピーの場合には、前述した定着器71によって現像画
像が溶融定着されたコピー用紙Pは搬送路75aを介し
て搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレ
イ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路7
5cを介して前述した転写チャージャ55に搬送され、
印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。ま
た、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75
dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の
有無が検知される。
【0025】また、搬送路75a、トレイ75b、搬送
路75c、及び紙センサ75dとから自動両面反転機構
としての自動両面装置(ADD)75が構成されてい
る。また、図中30は前記装置本体1のフロント側より
着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給
紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用
紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からな
り、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出
し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前
記給紙カセット30のカセットケース31内に収納され
たコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層
からピックアップされて取り出されるようになってい
る。このピックアップローラ81にて取り出されて前記
カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピ
ー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内
側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(また
は分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ
分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになって
いるものである。
【0026】また、装置本体の右サイド側には、着脱自
在に装着された給紙カセット43と大容量給紙装置(L
CF)47とが設けられている。給紙カセット43に収
納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ43aに
て最上層からピックアップされて取り出されるようにな
っている。このピックアップローラ43aにて取り出さ
れて給紙カセット43の取出し端部側に送り込まれたコ
ピー用紙Pは、給紙カセット43の取出し端部の内側上
方に設置された給紙ローラ43bと分離ローラ43cと
からなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ
3に向け搬送されるようになっている。LCF47に収
納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ47aに
て最上層からピックアップされて取り出されるようにな
っている。このピックアップローラ47aにて取り出さ
れてLCF47の取出し端部側に送り込まれたコピー用
紙Pは、LCF47の取出し端部の内側上方に設置され
た給紙ローラ47bと分離ローラ47cとからなる用紙
分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送
されるようになっている。
【0027】次に、図2乃至図6を参照してデジタル複
写機1の制御系について説明する。図2はコピー機能、
ファクシミリ機能、プリンタ機能を備えたデジタル複写
機1の制御系の全体構成を、図3はスキャナ2を、図4
は基本部CPU93を、図5はプリンタ3を、図6はフ
ァクシミリ90Aを示す。
【0028】図2に示したデジタル複写機1の制御系に
おいて、FRジョブがコピー機能を実行するジョブであ
ればコントロールパネル91を使用してパネルI/F9
2を経由して基本部CPU93でスキャナ部2から原稿
を読み取り、画像処理手段95を通じてプリンタ部3で
印刷動作を行う。このプリンタ部3の使用権をBGジヨ
ブとFRジヨブとの間でページ単位で切り替えを行う。
【0029】電話回線90から受信したファクシミリの
受信原稿データをファクシミリ90Aを通じて圧縮/伸
張回路98に送り、符号変換された受信データがページ
メモリとしての画像メモリ97に蓄積される。ファクシ
ミリのBGジョブの受信原稿印刷の際は、基本部CPU
93のジョブ管理プログラムによりプリンタ部3が使用
されていないことを確認後、画像メモリ97から画像I
/F99を通じて画像形成リソースである画像処理手段
95およびプリンタ部3を使用する。
【0030】プリンタジヨブは外部装置たとえばパーソ
ナルコンピュータ(PC)94からの印刷データをプリ
ンタI/F94Aを通じて画像メモリ97に蓄積する。
プリンタ3のBGジョブは、基本部CPU93のジョブ
管理プログラムによりプリンタ部3が使用されていない
ことを確認後、画像メモリ97から画像I/F99を通
じて画像形成リソース95、3を使用する。
【0031】スキャナ2は図3に示すように構成され
る。図4に示すエンジンCPU190は、スキャナ2に
おける露光ランプ6を制御するランプ制御部164、走
査モータ166を制御するモータドライバ168、原稿
サイズ検知センサ169を含むセンサ、スイッチ、ソレ
ノイド類170を駆動制御する駆動部172に接続して
これらを制御し、また、光電素子としてのCCDセンサ
11からの画像情報について画像処理するためのA/D
変換回路176、解像度変換回路178、シェーディン
グ補正回路179、画質改善回路180、2値化回路1
82に接続して、これらを制御する。
【0032】制御手段である基本部CPU93は図4の
ように構成される。システムCPU100には、ROM
102、RAM104、画像メモリ106、タイマメモ
リ108、暗証コードメモリ110、タイマ112が接
続されている。
【0033】また、システムCPU100には、エンジ
ンCPU190、及びファクシミリ90Aとが接続され
ている。このエンジンCPU190は、スキャナ2とプ
リンタ3とを制御するものである。
【0034】次に、図5を参照してプリンタ3について
詳細に説明する。エンジンCPU190には、プリンタ
3におけるメインモータ192を駆動するメインモータ
ドライバ194、紙サイズ検知センサ195を含むセン
サ、スイッチ、ソレノイド類196を駆動制御する駆動
部198、定着器71の定着ランプ200を制御する定
着ランプ制御部202、帯電チャージャ59、転写チャ
ージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ5
7を制御する高圧出力制御部212、除電ランプ58を
制御する除電ランプ制御部216、給紙ローラ20、ピ
ックアップローラ81用の給紙モータ222を制御する
給紙制御部224、レーザダイオード60、及びポリゴ
ンモータ228用のレーザ駆動回路230を制御する変
調回路232が接続されている。エンジンCPU190
は、それぞれ接続されている各部を制御する。高圧出力
制御部212と帯電チャ−ジャ59、転写チャージャ5
5、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57との間
には、それぞれ高圧トランス59a,55a,56a,
57aが設けられている。
【0035】次に、ファクシミリの送信手段と受信手段
としてのファクシミリ90Aについて図6を参照して説
明する。ファクシミリ90Aは公衆回線たとえば電話線
に接続され、アナログ回線接続のための変復調装置であ
るモデム242、2値画像データの符号化/復号化装置
であるCODEC244,246、通信制御プログラム
用のEPROM248、画像データの記憶手段であって
バッテリ250にバックアップされた疑似SRAM25
2、画像データの各種処理を行う際に用いられるワーク
RAM254、増設メモリ256、及びファクシミリ受
信データを画像処理部314に出力するインタフェース
用のASIC258とから構成されている。
【0036】図7は、操作手段としての操作パネル91
の構成を示すものである。すなわち、操作パネル91
は、HELPキー130、自動用紙選択キー131、自
動倍率選択キー132、ズーム/100%キー133、
用紙サイズキー134、LCDパネル135、予熱キー
136、割り込みキー137、オールクリアキー13
8、クリア/ストップキー139、スタートキー14
0、テンキー141、ポーズキー142、トータルカウ
ンター表示器143、およびクリップ受け144などか
ら構成されている。
【0037】また、円Dで囲まれている3個の表示器は
図8に示すように、コピー状態を示す表示器D1,ファ
ックスの受信原稿あり、通信中、アラームの動作状態を
示す表示器D2,およびプリンタのデータ有りとアラー
ムの状態を示す表示器D3である。
【0038】LCDパネル135は、各種の絵文字が点
滅・表示され、複写機の状態を表わす。HELPキー1
30は、操作ガイドキーとして押下されると、操作手順
を示すメッセージがLCDパネル135上に表示され、
機能設定後に押すと設定内容をやはりLCDパネル13
5上で確認することができる。
【0039】自動用紙選択キー131は、通常自動用紙
選択モードになっている。原稿台(ガラス)5上にセッ
トした原稿のサイズを自動的に検出し、それと同じサイ
ズの用紙を自動的に選択する(等倍コピーのみ)。
【0040】自動倍率選択キー132は、このキーを押
して自動倍率選択モードを選び希望する用紙サイズを指
定すると、原稿台(ガラス)5上にセットした原稿のサ
イズを検出し、自動的にコピー倍率を計算する。
【0041】ズーム/100%キー133は、左端の
「25%<」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで
25%まで小さくなる。右端の「>800%」キーを押
すと、コピー倍率は1%きざみで800%まで大きくな
る。中央の「100%」キーを押すと等倍(100%)
に戻る。
【0042】用紙サイズキー134は、用紙サイズを選
択するときに使用する。LCDパネル135は、デジタ
ル複写機1の状態、操作手順およびユーザに対する各種
の指示を文字と絵で表示する。表示手段としてのLCD
パネル135は、タッチパネルを内蔵し、機能の設定も
行うことができる。
【0043】予熱キー136は、このキーを押すと、予
熱(節電)状態に入りすべての表示ランプが消える。再
びコピーをとるときは、もう一度このボタンを押す。割
り込みキー137は、連続コピーの途中で、割り込みコ
ピーをとりたいときあるいはあとで説明するようにFR
ジョブとBGジョブとの相互の割り込みに使用する。
【0044】オールクリアキー138は、このキーを押
すと、選択したモードがすべてクリアされ、標準状態に
戻る。クリア/ストップキー139は、コピー枚数を訂
正するとき、またはコピー動作を停止させるときに使用
する。
【0045】スタートキー140は、コピーを開始する
ときなどに押す。テンキー141は、コピーしたい枚数
をセットするときに使用する。コピー枚数は1〜999
枚までセットできる。
【0046】ポーズボタン142はコピー動作の途中で
その動作を一時中断するための操作ボタンである。トー
タルカウンタ表示器143は機械据付後の合計のコピー
枚数を表示する。
【0047】クリップ受け144はコピーする原稿から
外したクリップを置くための場所でマグネットが付いて
いる。この実施例では、ファクシミリ90Aの疑似SR
AM252に記憶された受信画像データをプリンタ部3
で印刷するBGジョブ実行中に、ユーザが図2のコント
ロールパネル91を操作したことで発生されるFRジョ
ブが画像形成リソースであるプリンタ3を優先的に使用
することができるようにプログラム上で割り込みを設定
する。FRジョブが終了後、タイマ112において第1
の所定時間が経過すると、FRジョブの設定内容を保持
したまま割り込み前のBGジョブを再開し、FRジョブ
の待機状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経
過したときにFRジョブの設定内容が初期化される。
【0048】以下、図9ないし図12を参照して図1な
いし図8に示した実施例の動作を説明する。図9はFR
ジヨブとしてコピージヨブが設定されている時、ファク
シミリ90Aの疑似SRAM252に記憶された受信画
像データをプリンタ部3で印刷する内容のBGジョブの
実行中にユーザによるコピージヨブが割り込みで入った
ときの動作を示す。
【0049】この割り込みは、プリンタリソース95、
3を確実に使用するため、図9のt1の時点でユーザが
コントロールパネル91の操作、すなわちFRジョブの
操作を開始した時に始まり、それまで動作中のBGジョ
ブの中断が行われる。この割り込みが掛かったときに、
受信画像データをプリンタ部3で印刷する内容のBGジ
ョブがプリンタ部3における印刷途中で用紙が転写工程
から定着工程のいずれかの位置を搬送中であれば、この
用紙の排出まで待ってBGジョブの中断が行われる。そ
れ以外の場合、たとえばファクシミリ90Aから画像メ
モリ97への受信データの転送動作のときには即時中断
される。このことによってコピージョブの操作者に、そ
の操作によってプリンタ3が動作している錯覚を起こさ
ないようにする。
【0050】時点t1で割り込みが掛かると、タイマ1
12のクロックカウントがリセットされる。この状態で
ユーザがコントロールパネル91の操作を完了してt2
でスタートボタン140を押すと、FRジョブが動作中
の状態となり、コピー動作が実行される。
【0051】時点t3でFRジョブが終了すると、タイ
マ112のカウントが再開される。図9ではBGジョブ
開始タイマーおよび無操作タイマの2個のタイマとして
示されているが、実際には1個のタイマ112のカウン
ト値をシステムCPU100で監視して、これら2個の
タイマのカウント値が夫々のタイマに設定されている所
定値に達したときに検知するようになっている。すなわ
ち、時点t4になるとBGジョブ開始タイマがアップ
し、これに伴って中断していたBGジョブは再開する。
さらに時点t5になると無操作タイマーがアップし、t
1でユーザによりなされたコピージョブの操作内容が初
期化され、以後は割り込みが掛からない限りBGジョブ
が継続される。
【0052】つぎに、図10を参照してフアクシミリジ
ヨブがFRジョブの時の動作中のBGジョブへの割り込
み動作を説明する。今、例えばBGジョブとしてコピー
動作が実行されているとする。時点t1でユーザがコン
トロールパネル91を操作してファクシミリモードに設
定されると、タイマ112がリセットされるが、実行中
のコピー動作にはこの時点t1では割込みが掛からな
い。これは、ファクシミリ操作は送信のために行われて
いる場合が有り、この時点ではまだプリンタリソース9
5、3の使用は判断できないためである。
【0053】時点t2でFR操作が完了して、スタート
キー140による動作開始で、設定されたFRジョブが
送信リスト出力であることが判明した時に初めてBGジ
ョブの中断が行われる。このように、プリンタ部3のリ
ソースを使用することが分かるまではBGジョブを出来
るだけ動作中にしてBGジョブを終了する確率を高めて
複合機を効率よく稼動させることができる。
【0054】FRジョブにおける送信リスト出力が時点
t3で終了すると、図9の場合と同様に、タイマ112
のカウントが再開される。このタイマ112のカウント
値はシステムCPU100で監視され、これら2個のタ
イマのカウント値が夫々のタイマに設定されている所定
値に達したか否かが検知される。
【0055】時点t4になるとBGジョブ開始タイマが
アップし、これに伴って中断していたBGジョブである
コピー動作が再開される。さらに時点t5になると無操
作タイマーがアップし、t1でユーザによりなされたフ
ァクシミリジョブの操作内容が初期化され、以後は割り
込みが掛からない限りBGジョブが継続される。
【0056】図11は図9、図10で説明したコピー操
作とファクシミリ操作の2つの複合機の機能の切り替え
を行ったときの操作画面の変化を示す図である。図にお
いて、操作画面がコピー操作初期画面401である時に
コピー操作を開始するとコピー操作中画面403に切り
替わる。コピー操作中画面403から操作キャンセルで
コピー操作初期画面401に遷移する。またコピー操作
中画面403から無操作タイマーアップでコピー操作初
期画面401に遷移する。
【0057】機能切り替えによってコピ一操作初期画面
401からファクシミリ操作初期画面402に遷移す
る。ファクシミリ初期画面402の時にファクシミリ操
作を開始するとファクシミリ操作中画面404に切り替
わる。ファクシミリ操作中画面404から操作キャンセ
ルでファクシミリ操作初期画面402に遷移する。また
ファクシミリ操作中画面404から無操作タイマーアッ
プでコピー操作初期画面401に遷移する。
【0058】ここで、図9、図10により説明したFR
ジョブのBGジョブへの割り込みによるBGジョブの中
断と再開の動作を図12のフローチャートを参照して更
に詳細に説明する。
【0059】図12において、ステップST501でF
Rジョブの操作が開始されるとステップST502でB
Gジョブの動作チェックとプリンタリソースの使用チェ
ックを行う。使用していればステップ503へ進み、プ
リンタリソース以外の使用であればステップST506
に進む。
【0060】ステップST503でFRジョブがコピー
ジョブであるか否かを判断して、コピージョブであれば
ステップST504でBGジョブの中断を行う。コピー
ジョブでなければステップST506でFRジョブを開
始する。ステップST505はプリンタリソースを解放
して他のジョブへ使用権を移行させる。
【0061】ステップST507はFRジョブがフロン
トジョブ以外の場合は動作開始で初めてBGジョブへの
FRジョブの割り込みを行うため、プリンタリソースを
解放する判断を行う。ステップST508はFRジョブ
終了までは待つ。ステップST509はBGジヨブが動
作中で無いことを判断して、動作中でなければステップ
ST510へ、動作中であればST512へ行く。
【0062】ステップST510はBGジョブが再開タ
イムアップしたかの判断を行う。タイムアップしていれ
ばステップST511ヘ、タイムアップしていなければ
ステップST513へ行く。ステップST511はプリ
ンタリソースは空いているものとしてBGジヨブの再開
を行う。
【0063】ステップST512は操作状態を初期化し
たかの判断を行う。初期化していれば本ルーチンは終了
する。未だ初期化していなければ操作タイマーのタイム
アップを判断する。ステップST513は操作状態を初
期化したかの判断を行う。初期化済みであればステップ
ST509へ行く。
【0064】ステップST514はBGジョブの再開時
間と分離したため操作タイマーのアップを判断する。操
作タイマーアップであればステップST515ヘ、タイ
ムアップでなければステップST509へ行く。ステッ
プST515はFRジョブの操作が中断後無操作タイマ
ーとして一定時間経過すると操作中の設定値は全て初期
値に戻す。その後ステップST509へ戻る。
【0065】ここでタイマー112はFRジョブの無操
作タイマーで掛けることが考えられるが、無操作タイマ
ーは操作性を考えて30秒以上にする必要がある。その
場合無操作タイマーでBGジョブを開始すると少しずつ
操作が行われた場合BGジヨブ起動時間が30秒づつ延
長されてBGジョブの再開が延々と開始できなくなる。
また、無操作タイマーは無限大に設定される場合があ
り、この時はBGジョブが再開できなくなる。
【0066】そこで、無操作タイマーとは別に無操作か
ら10秒でBGジヨブ開始タイマーを設けることでBG
ジヨブの再開が可能となる。この時間は機能設定で可変
できる。
【0067】また、複合機であるため複写機能からファ
クシミリ機能に切り替えてファクシミリ操作を開始した
場合は、無操作によって画像形成装置のデフォルト操作
であるコピー機能になる場合、ファクシミリ機能操作中
にフアクシミリ操作のキャンセルを行い、引き続きファ
クシミリ機能の操作をするときはコピー機能に戻られる
と不便であるため操作キャンセルはファクシミリ機能の
操作の初期画面に戻る。 以上がBGジョブ実行中にF
Rジョブが割り込む動作と割り込まれて中断していたB
Gジョブが再開する動作を説明したものである。
【0068】ここで、従来の割り込みコピ一は公知の技
術であるが、割り込みコピーはFRジョブへの割り込み
を前提にしているため、割り込みコピー終了後は無操作
タイマーアップまたは割り込みコピー終了操作によって
割り込みコピー操作はオールクリアされると通常のFR
ジョブが操作可能になる。この場合は自動的に通常のF
Rジョブは再開されない。
【0069】ここで、図13、図14を参照して図9な
いし図12で説明したBGジョブ開始タイマおよび無操
作タイマの設定の機能について詳細に説明する。このタ
イマ112の設定は通常はユーザは行わず、工場出荷時
あるいはサービスマンによるサービスモードの設定によ
り行われる。
【0070】先ず、図14のステップST520におい
て、複合機の電源を入れながら、コントロールパネル9
1のテンキー141の2個のキー、たとえば7と9のキ
ーを同時に押し下げてLCDパネル135上に図13
(a)に示したサービスモードの設定待機画面を表示さ
せる。
【0071】つぎに図14のステップST521におい
て、テンキー141で無操作タイマ設定の3桁の項目番
号200を入力すると、図13(b)に示すように図1
3(a)の記号Dが”200”に変化して表示される。
【0072】つぎのステップST522に進み、この項
目番号200の内容を書き替えるためにスタートキー1
40を押し下げると、図13(c)に示したように、テ
ストモードの表示がシステムモードに切り替えられる。
この結果、現在の設定値が画面の最も下の3行目に1な
いし5の数字で表示される。たとえば、数字1が15
秒、2が30秒、3が45秒、4が60秒、5が無限大
を意味する。現在は2であるから、30秒が設定されて
いることを意味する。
【0073】ここで、設定を45秒に変更するためにテ
ンキー141から3をキー入力すると、図13(d)に
示したように画面が変更され、3行目の右端の数字2が
3に変化する。
【0074】サービスマンはこの表示を確認後、ステッ
プST523において図7の割り込みボタン137を押
し下げて、設定内容を確定させる。この結果、画面は図
13(a)の設定待機画面に戻る。
【0075】続いてBGジョブ開始タイマの設定を変え
るときは、ステップST524からST525に進み、
BGジョブ開始タイマ設定のための項目番号「210」
をキー入力する。以後の設定動作はステップST522
から無操作タイマの設定と同様に行われる。
【0076】以上説明したようにこの実施例によれば、
デジタルコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能
を複合した複合機の画像形成装置においてファクシミリ
機能、プリンタ機能はBGジョブとしてプリンタリソー
スを確保し使用するが、これらのBGジョブ起動中にF
Rジョブのコピー機能を操作すると、その操作の時点で
BGジョブが使用中のプリンタリソースを解放してFR
ジョブのコピー機能用にプリンタリソースを確保するこ
とでFRジョブがBGジョブにページ単位で割り込む形
でユーザを待たせない。
【0077】また、割り込む場合はFRジョブの種別に
よって確実にプリンタリソースを必要とするコピージョ
ブの場合は操作開始時のタイミングで、またジョブ起動
まではプリンタリソースの必要性が判断できないファク
シミリジョブはプリンタリソースが必要になったタイミ
ングでそれぞれBGジョブに割り込む。
【0078】また、中断したBGジョブを再開すろため
カウンターを設けているが、このカウンターは操作の開
始時毎にリセットされる。これによって1つのカウンタ
を使用してリセットタイミングが同じになり、カウンタ
値を違う用途に使うことでBGジョブはタイマーカウン
トの短め目の値を使用して、FRジョブは設定した操作
を繰り返し使えるように長めのタイマー値を使うことで
BGジョブのスムーズな再開とFRジョブの操作の設定
がオールクリアされずに再度その設定操作が可能である
ことを特徴とする効果がある。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
ユーザがコントロールパネルを操作したことで発生され
る第1ジョブがプリンタなどの画像形成リソースを優先
的に使用することができるように割り込みを設定し、第
1ジョブが終了後第1の所定時間が経過すると、第1ジ
ョブの設定内容を保持したまま割り込み前の第2ジョブ
を再開し、第1ジョブの待機状態が第1の所定時間より
長い第2の所定時間経過したときに第1ジョブの設定内
容を初期化することができる、画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係る複合型デジタル
複写機の断面図。
【図2】図1の画像形成装置のシステム構成図。
【図3】図2のスキャナの構成を示すブロック図。
【図4】図2の基本部CPUの構成を示すブロック図。
【図5】図2のプリンタの構成を示すブロック図。
【図6】図2のファクシミリの構成を示すブロック図。
【図7】図2の操作パネルの構成を示す図。
【図8】図7の操作パネルの一部を拡大して示す図。
【図9】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説明
するためのタイムチャート。
【図10】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説
明するためのタイムチャート。
【図11】コピー操作とファクシミリ操作の画面の表示
変化を示す図。
【図12】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説
明するためのフローチャート。
【図13】タイマの設定内容を変える動作を説明するた
めの図。
【図14】図13のタイマの設定内容を変える動作を説
明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…複合型複写機 2…スキャナ部 3…プリンタ部 90A…ファクシミリ 91…コントロールパネル 93…基本部CPU 94…外部装置(PC) 97…画像メモリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に画像を形成する画像形成手段
    と、 前記画像形成手段を使用する第1のジョブ実行手段と、 前記画像形成手段を使用する優先順位が前記第1のジョ
    ブ実行手段より低い第2のジョブ実行手段と、 前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実行中に第1の
    ジョブが発生したときに割込みを発生する割り込み手段
    と、 この割り込みの発生に応じて第2のジョブ実行手段によ
    るジョブ実行を中断する手段と、 前記割り込みの発生後、第1のジョブ実行手段の待機状
    態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに前記第2
    のジョブ実行手段によるジョブ実行を再開する手段と、 前記第1のジョブ実行手段の待機状態の継続時間が前記
    第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎたときに
    前記第1のジョブ実行手段によるジョブの初期化を行う
    手段と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のジョブ実行手段に設定された
    ジョブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所
    定時間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の所定時間および第2の所定時
    間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿画像を読み取って画像データを形成
    する原稿画像読取り手段と、前記画像データに基づき像
    担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体
    に形成された画像を用紙上に固定する手段とを有する複
    写機能実行手段と、 外部装置からの画像データを受信する受信手段と、 前記画像形成手段を使用する優先順位が前記複写機能実
    行手段より低い受信画像データ印刷手段と、 前記受信画像データ印刷手段によるジョブ実行中に前記
    複写機能実行手段によるジョブが発生したときに割込み
    を発生する割り込み手段と、 この割り込みの発生に応じて受信画像データ印刷手段に
    よるジョブ実行を中断する手段と、 前記割り込みの発生後、複写機能実行手段によるジョブ
    の待機状態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに
    前記受信画像データ印刷手段によるジョブ実行を再開す
    る手段と、 前記複写機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時
    間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎ
    たときに前記複写機能実行手段によるジョブの初期化を
    行う手段と、を具備することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複写機能実行手段に設定されたジョ
    ブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所定時
    間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項4に
    記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の所定時間および第2の所定時
    間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求
    項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿画像を読み取って画像データを形成
    する原稿画像読取り手段と、前記画像データに基づき像
    担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体
    に形成された画像を用紙上に固定する手段とを有する複
    写機能実行手段と、 電話回線に接続され外部装置との間で画像データの送受
    信を行う画像データ送受信手段と、 前記画像形成手段を使用するプリンタ機能実行手段と、 前記画像形成手段を使用する優先順位が前記複写機能実
    行手段およびプリンタ機能実行手段より低いファクシミ
    リ機能実行手段と、 前記ファクシミリ機能実行手段によるジョブ実行中に前
    記複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段によ
    るジョブが発生したときに割込みを発生する割り込み手
    段と、 この割り込みの発生に応じてファクシミリ機能実行手段
    によるジョブ実行を中断する手段と、 前記割り込みの発生後、複写機能実行手段あるいはプリ
    ンタ機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時間が
    第1の所定時間を過ぎたときに前記ファクシミリ機能実
    行手段によるジョブ実行を再開する手段と、 前記複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段に
    よるジョブの待機状態の継続時間が前記第1の所定時間
    より長い第2の所定時間を過ぎたときに前記複写機能実
    行手段あるいはプリンタ機能実行手段によるジョブの初
    期化を行う手段と、を具備することを特徴とする画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記複写機能実行手段に設定されたジョ
    ブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所定時
    間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の所定時間および第2の所定時
    間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求
    項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ファクシミリ機能実行手段は受信
    したファクシミリデータを格納するファクシミリメモリ
    と、このファクシミリメモリからプリンタに送られるフ
    ァクシミリデータをページ単位で一時記憶するページメ
    モリとを有し、 前記ファクシミリ機能実行手段によるジョブ実行を中断
    する手段は、前記割り込みが発生したときに前記ページ
    メモリに記憶されているファクシミリデータの印刷が終
    了してからジョブ実行を中断する手段を含むことを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。
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