JP3710579B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はデジタルコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を持つ複合型の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を持つ複合型の画像形成装置が広く用いられるようになってきた。この複合型の画像形成装置ではたとえばプリンタがこれらのデジタル複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能の実行のために共通のリソースとして用いられる。
【0003】
デジタル複写機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を持つ複合型の画像形成装置に関して、まず、実行するジョブを次のように定義することができる。まず、ジョブを大きく2つに分類し、これをフロントジョブとバックグラウンドジョブと呼ぶ。
【0004】
A.フロントジョブ(以下FRジョブと称する)。
現在の操作の結果により直接起動しているジョブであり、ユーザが画像形成装置の側でそのコントロールパネルを操作することで発生、起動しつつあるジョブを指す。例えば、
1)原稿を原稿台においてコントロールパネルから縮小複写機能を設定する操作を行いスタートキーの押下操作で縮小複写を開始実行する複写機能がある。
2)複写を行うつもりでコントロールパネルを操作中という状態がある。
3)割り込み複写はFRジョブに対して割り込む新たなFRジョブとする。
4)ファクシミリ送信するためにファクシミリ操作をコントロールパネル上で行い原稿をメモリヘ入力するため宛先等を設定中の状態がある。
5)4)の操作、設定後にスタートキーでの原稿読み取り動作中の状態がある。
6)リストの印刷操作と印刷中動作がある。
上記のジョブで4)、5)に関してはプリンタリソースを使用しない。
【0005】
B.バックグラウンドジョブ(以下、BGジョブと称する)。
現在の操作の結果とは直接関係無いジョブであり、ユーザが画像形成装置の側に存在しない状態で、コントロールパネルを操作すること無しに事前に登録されたジョブを自動的に装置のジョブ管理プログラムが実行するジョブを指す。例えば、1)ファクシミリの時刻指定の予約送信の画像データがメモリ上にすでに存在しており、時刻指定ジョブとして送信時刻、宛先情報、送信ファイル名がジョブ管理プログラムで管理されている状態において指定時刻に到達したためジョブ管理プログラムが自動的にメモリ送信開始を行う。
2)ファクシミリの自動受信による受信開始でメモリ上に受信原稿の蓄積を行い、引き続き受信原稿の印刷を行う一連のジョブ切り替えをジョブ管理プログラムが管理して実行する。
3)プリンタ機能においてパーソナルコンピュータ(PC)などの外部操作装置からの印刷ジョブ要求を受け付け印刷開始をジョブ管理が行う。
上記のジョブで1)に関してはプリンタリソースを使用しない。
【0006】
従来の複合型の画像形成装置では共通のリソースとしてのプリンタの管理をジョブ単位で確保し、解放する。例えば、BGジョブである受信印刷を開始してプリンタリソースを確保すると、そのジョブが終了するまでこのプリンタリソースの解放は行わない。すなわち、1つのジョブが終了するまで次のジョブに用いられるコピー機能はそのプリンタリソースを使えないためジョブとして起動されることは無くプリンタリソースの空くまで操作、ジョブ実行を待たされる。
【0007】
また、FRジョブのコピー機能がジョブとして実行中であればプリンタリソースが使用中であるため、受信印刷ジョブなどのBGジョブはプリンタリソースを必要とし、このプリンタリソースが空くまで待たされる。プリンタリソースを使用中のFRジョブが終了後に一定時間経過すると、無操作タイマーに設定された時間の経過ということで操作の設定を解除すると同時に、受信印刷などのBGジョブの開始を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像形成装置では、FRジョブを開始する際に使用するリソースが既に実行中のBGシヨブで使用されていると、FRジョブの開始はBGジョブが完了してリソースを解放するまで待たされており、ジョブ単位での切り替えを行う問題点がある。
【0009】
また、FRジョブが実行中にBGジョブの開始要求があると、BGジョブはFRジョブが完了するのを待たされるが、このときFRジョブ完了後にBGジョブの開始されるタイミングが無操作タイマーによってカウントされる。無操作タイマーがカウントアップした時にBGジョブが開始されるが、無操作タイマーはそれまでの操作による設定の有効期間にも使用されるため操作面から見れば無操作タイマーを長くする方が繰り返して同じジョブを行う場合は操作性が良く好ましい。
【0010】
しかし、無操作タイマーの有効期間が長くなればBGジョブを開始するタイミングが遅くなり、操作性を考慮して無操作タイマーを無限時間に設定することを想定するとBGジョブは再開不可能になる問題点がある。
【0011】
そこで、この発明は、ユーザがコントロールパネルを操作したことで発生される第1ジョブがプリンタなどの画像形成リソースを優先的に使用することができるように割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第1の所定時間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保持したまま割り込み前の第2ジョブを再開し、第1ジョブの待機状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経過したときに第1ジョブの設定内容を初期化することができる、画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は、像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段を使用する第1のジョブ実行手段と、前記画像形成手段を使用する優先順位が前記第1のジョブ実行手段より低い第2のジョブ実行手段と、前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実行中に第1のジョブが発生したときに、前記第2のジョブ実行手段により実行中であるジョブが前記画像形成手段の動作を伴うか否かに基づいて割込みを発生する割り込み手段と、この割り込みの発生に応じて第2のジョブ実行手段によるジョブ実行を中断する手段と、前記割り込みの発生後、第1のジョブ実行手段の待機状態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実行を再開する手段と、前記第1のジョブ実行手段の待機状態の継続時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎたときに前記第1のジョブ実行手段によるジョブの初期化を行う手段とから構成されている。
【0013】
上記の構成によりユーザがコントロールパネルを操作したことで発生される第1ジョブが、第2のジョブがプリンタなどの画像形成手段の動作を伴うか否かに基づいて、優先的に使用することができるように割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第1の所定時間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保持したまま割り込み前の第2のジョブを再開し、第1のジョブの待機状態が第1の所定時間よりも長い第2の所定時間経過したときに第1ジョブの設定内容を初期化することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る画像形成装置としてのデジタル複写機の全体構成を概略的に示すものである。このデジタル複写機1はスキャナ2及びプリンタ(レーザエンジン)3を備え、上部に自動原稿送り装置(ADF)4を装着している。
【0015】
自動原稿送り装置4は、筐体としてのカバー本体21の後端縁部が、装置本体の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して開閉自在に取付けられており、必要に応じて自動原稿送り装置4全体を回動変位させて原稿台5上を開放し得る構成となっている。
【0016】
カバー本体21の上面やや右方向部位には、複数枚の原稿を一括保持し得る原稿給紙台22が設けられている。装置の一端側には、原稿を順次一枚ずつ取出し原稿台5の一端側(図中左端側)に供給する給送手段23が設けられている。給送手段23は、原稿を取出すためのピックアップローラ27、原稿をピックアップローラ27に押付けるウエイト板28、原稿給紙台22への原稿のセット状態を検知する原稿検知センサとしてのエンプティセンサ29等が配設されている。さらに、ピックアップローラ27の原稿取出し方向には、給紙ローラ32が配置され、確実に原稿が一枚ずつ給送されるようになっている。
【0017】
原稿台5の上面には、これを覆う原稿搬送ベルト37が張設されている。原稿搬送ベルト37は、一対のベルトローラ40、40に掛渡された外表面が白色の幅広無端ベルトからなり、ベルト駆動機構(図示しない)によって正逆両方向に走行し得る構成となっている。また、原稿搬送ベルト37の内周部の裏面側には、ベルト面を原稿台5上に押さえ付けるための複数のベルト押えローラ41…および自動原稿送り装置4の開閉状態を検知するセットスイッチ(図示せず)が設けられている。
【0018】
そして、前記給送手段23によって給送された原稿を、原稿台5の一端側(左端側)から他端側(右端側)に搬送する。装置の右側部位に排紙手段38が設けられ、排紙手段38は、搬送ローラ44と、この搬送ローラ44に原稿を押付けるピンチローラ45と、排紙方向に送られる原稿の後端を検出する原稿検出手段としての排紙センサ46等が設けられている。原稿排出路の下流側には、排紙ローラ48が配設されている。また、原稿排出路には、原稿を表裏逆にして原稿台5に導くためにゲート49が設けられ、原稿を両面複写可能としている。
【0019】
読取手段としてのスキャナ2は、光源としての露光ランプ6、ミラー15を設置した第1キャリッジ7、光路を折曲げるミラー8a,8bを設置した第2キャリッジ9、レンズ10、反射光を受光するCCDセンサ11、これらを各部の位置を変更する駆動系(図示しない)、およびCCDセンサ11の出力つまり画像データ(情報)をアナログデータからデジタルデータに変換するA/D変換部 (図示せず)により構成されている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、互いにタイミングベルト(図示しない)で結ばれており、第2キャリッジ9は第1キャリッジ7の1/2の速さで同じ方向に移動するようになっている。これにより、レンズ10までの光路長が一定になるように走査できるようになっている。上記レンズ10は、焦点距離固定で、変倍時に光軸方向へ移動されるようになっている。CCDセンサ11は、原稿の1画素がCCDセンサの1つの素子に対応している。CCDセンサ11の出力はA/D変換部へ出力されるようになっている。第1、第2キャリッジ7、9、ミラー12a、12bの移動は、それぞれステッピングモータ(図示しない)により行われるようになっている。上記第1、第2キャリッジ7、9は、上記ステッピングモータの回転軸に連結されたドライブプーリ(図示しない)とアイドルプーリ(図示しない)間に掛渡されたタイミングベルト(図示しない)の動作に応じて移動されるようになっている。上記レンズ10は、対応するステッピングモータ(図示しない)によりスパイラルシャフト(図示しない)が回転し、このスパイラルの動きによって光軸方向へ移動されるようになっている。
【0020】
60はレーザダイオードで、このレーザダイオード60に対応してコリメートレンズ62、ポリゴンミラー(多面反射鏡)64、レンズ66、反射鏡68,70、レンズ72が配置され、露光装置52からレーザ光を感光体ドラム50に照射するようになっている。
【0021】
画像形成手段としてのプリンタ3は、たとえばレーザ光学系と転写紙に画像形成が可能な電子写真方式を組み合せている。すなわち、プリンタ3は、装置内のほぼ中央部に回転自在に軸支された像担持体としての感光体ドラム50を有し、この感光体ドラム50の周囲には、露光装置52、現像装置54、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、クリーニング前除電チャージャ57、クリーナ58、除電ランプ59、及び帯電チャージャ61が順に配置されている。感光体ドラム50は、帯電チャージャ61によって一様に帯電されるようになっているとともに、スキャナ2からレーザ光を出力して前記感光体ドラム50上に原稿の画像を結像し、静電潜像が形成されるようになっている。
【0022】
そして、前記感光体ドラム50上に形成された静電潜像は、現像装置54により現像され、後述する給紙手段としての給紙カセット30から給紙ローラ20、アライニングローラ25を介して送紙されるコピー用紙(被画像形成媒体)P上に現像画像を転写チャージャ55により転写される。この転写チャージャ55による転写後のコピー用紙Pは、剥離チャージャ56のACコロナ放電により剥離されて、搬送ベルトを介して定着器71に搬送され、この定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピー用紙Pは、排紙ローラ対73により排紙トレイ74aを有するユニット74に排出される。ユニット74は排紙ローラ対73から排出されるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対74bを有し、さらユニット74の上部にステープルソートモードの際に1部毎にステープルするステープラ74cを有している。
【0023】
一方、前記コピー用紙Pへの現像画像の転写・剥離後の感光体ドラム50上に残留した現像剤は、クリーニング前除電チャージャ57で予め除電された後、クリーナ58により清掃され、除電ランプ59により感光体ドラム50上の電位が一定のレベル以下にされ、次のコピー動作を可能にしている。
【0024】
なお、コピー用紙Pの両面に印刷する両面コピーの場合には、前述した定着器71によって現像画像が溶融定着されたコピー用紙Pは搬送路75aを介して搬送された後、トレイ75bに蓄積される。このトレイ75bに蓄積された片面印刷済みの用紙Pは搬送路75cを介して前述した転写チャージャ55に搬送され、印刷されていない他方の面に現像画像が転写される。また、トレイ75bの下部には、光反射型の紙センサ75dが設けられ、トレイ75b上にスタックされる用紙の有無が検知される。
【0025】
また、搬送路75a、トレイ75b、搬送路75c、及び紙センサ75dとから自動両面反転機構としての自動両面装置(ADD)75が構成されている。
また、図中30は前記装置本体1のフロント側より着脱自在に上下複数段に装着された給紙手段としての給紙カセットである。この給紙カセット30は、コピー用紙Pが収納された筐体であるカセットケース31からなり、このカセットケース31の取出し端部は、用紙取出し方向に向け傾斜させてなる構成を有する。そして、前記給紙カセット30のカセットケース31内に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ81にて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ81にて取り出されて前記カセットケース31の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、前記カセットケース31の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ84と分離ローラ(または分離パッド)85とからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっているものである。
【0026】
また、装置本体の右サイド側には、着脱自在に装着された給紙カセット43と大容量給紙装置(LCF)47とが設けられている。給紙カセット43に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ43aにて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ43aにて取り出されて給紙カセット43の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、給紙カセット43の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ43bと分離ローラ43cとからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっている。LCF47に収納されたコピー用紙Pは、ピックアップローラ47aにて最上層からピックアップされて取り出されるようになっている。このピックアップローラ47aにて取り出されてLCF47の取出し端部側に送り込まれたコピー用紙Pは、LCF47の取出し端部の内側上方に設置された給紙ローラ47bと分離ローラ47cとからなる用紙分離部にて一枚ずつ分離されて、プリンタ3に向け搬送されるようになっている。
【0027】
次に、図2乃至図6を参照してデジタル複写機1の制御系について説明する。図2はコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を備えたデジタル複写機1の制御系の全体構成を、図3はスキャナ2を、図4は基本部CPU93を、図5はプリンタ3を、図6はファクシミリ90Aを示す。
【0028】
図2に示したデジタル複写機1の制御系において、FRジョブがコピー機能を実行するジョブであればコントロールパネル91を使用してパネルI/F92を経由して基本部CPU93でスキャナ部2から原稿を読み取り、画像処理手段95を通じてプリンタ部3で印刷動作を行う。このプリンタ部3の使用権をBGジョブとFRジョブとの間でページ単位で切り替えを行う。
【0029】
電話回線90から受信したファクシミリの受信原稿データをファクシミリ90Aを通じて圧縮/伸張回路98に送り、符号変換された受信データがページメモリとしての画像メモリ97に蓄積される。ファクシミリのBGジョブの受信原稿印刷の際は、基本部CPU93のジョブ管理プログラムによりプリンタ部3が使用されていないことを確認後、画像メモリ97から画像I/F99を通じて画像形成リソースである画像処理手段95およびプリンタ部3を使用する。
【0030】
プリンタジョブは外部装置たとえばパーソナルコンピュータ(PC)94からの印刷データをプリンタI/F94Aを通じて画像メモリ97に蓄積する。プリンタ3のBGジョブは、基本部CPU93のジョブ管理プログラムによりプリンタ部3が使用されていないことを確認後、画像メモリ97から画像I/F99を通じて画像形成リソースすなわち、画像処理手段95およびプリンタ部3を使用する。
【0031】
スキャナ2は図3に示すように構成される。図4に示すエンジンCPU190は、スキャナ2における露光ランプ6を制御するランプ制御部164、走査モータ166を制御するモータドライバ168、原稿サイズ検知センサ169を含むセンサ、スイッチ、ソレノイド類170を駆動制御する駆動部172に接続してこれらを制御し、また、光電素子としてのCCDセンサ11からの画像情報について画像処理するためのA/D変換回路176、解像度変換回路178、シェーディング補正回路179、画質改善回路180、2値化回路182に接続して、これらを制御する。
【0032】
制御手段である基本部CPU93は図4のように構成される。システムCPU100には、ROM102、RAM104、画像メモリ106、タイマメモリ108、暗証コードメモリ110、タイマ112が接続されている。
【0033】
また、システムCPU100には、エンジンCPU190、及びファクシミリ90Aとが接続されている。このエンジンCPU190は、スキャナ2とプリンタ3とを制御するものである。
【0034】
次に、図5を参照してプリンタ3について詳細に説明する。エンジンCPU190には、プリンタ3におけるメインモータ192を駆動するメインモータドライバ194、紙サイズ検知センサ195を含むセンサ、スイッチ、ソレノイド類196を駆動制御する駆動部198、定着器71の定着ランプ200を制御する定着ランプ制御部202、帯電チャージャ59、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57を制御する高圧出力制御部212、除電ランプ58を制御する除電ランプ制御部216、給紙ローラ20、ピックアップローラ81用の給紙モータ222を制御する給紙制御部224、レーザダイオード60、及びポリゴンモータ228用のレーザ駆動回路230を制御する変調回路232が接続されている。エンジンCPU190は、それぞれ接続されている各部を制御する。高圧出力制御部212と帯電チャ−ジャ59、転写チャージャ55、剥離チャージャ56、PCCチャージャ57との間には、それぞれ高圧トランス59a,55a,56a,57aが設けられている。
【0035】
次に、ファクシミリの送信手段と受信手段としてのファクシミリ90Aについて図6を参照して説明する。ファクシミリ90Aは公衆回線たとえば電話線に接続され、アナログ回線接続のための変復調装置であるモデム242、2値画像データの符号化/復号化装置であるCODEC244,246、通信制御プログラム用のEPROM248、画像データの記憶手段であってバッテリ250にバックアップされた疑似SRAM252、画像データの各種処理を行う際に用いられるワークRAM254、増設メモリ256、及びファクシミリ受信データを画像処理部314に出力するインタフェース用のASIC258とから構成されている。
【0036】
図7は、操作手段としての操作パネル91の構成を示すものである。すなわち、操作パネル91は、HELPキー130、自動用紙選択キー131、自動倍率選択キー132、ズーム/100%キー133、用紙サイズキー134、LCDパネル135、予熱キー136、割り込みキー137、オールクリアキー138、クリア/ストップキー139、スタートキー140、テンキー141、ポーズキー142、トータルカウンタ表示器143、およびクリップ受け144などから構成されている。
【0037】
また、円Dで囲まれている3個の表示器は図8に示すように、コピー状態を示す表示器D1,ファックスの受信原稿あり、通信中、アラームの動作状態を示す表示器D2,およびプリンタのデータ有りとアラームの状態を示す表示器D3である。
【0038】
LCDパネル135は、各種の絵文字が点滅・表示され、複写機の状態を表わす。
HELPキー130は、操作ガイドキーとして押下されると、操作手順を示すメッセージがLCDパネル135上に表示され、機能設定後に押すと設定内容をやはりLCDパネル135上で確認することができる。
【0039】
自動用紙選択キー131は、通常自動用紙選択モードになっている。原稿台 (ガラス)5上にセットした原稿のサイズを自動的に検出し、それと同じサイズの用紙を自動的に選択する(等倍コピーのみ)。
【0040】
自動倍率選択キー132は、このキーを押して自動倍率選択モードを選び希望する用紙サイズを指定すると、原稿台(ガラス)5上にセットした原稿のサイズを検出し、自動的にコピー倍率を計算する。
【0041】
ズーム/100%キー133は、左端の「25%<」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで25%まで小さくなる。右端の「>800%」キーを押すと、コピー倍率は1%きざみで800%まで大きくなる。中央の「100%」キーを押すと等倍(100%)に戻る。
【0042】
用紙サイズキー134は、用紙サイズを選択するときに使用する。
LCDパネル135は、デジタル複写機1の状態、操作手順およびユーザに対する各種の指示を文字と絵で表示する。表示手段としてのLCDパネル135は、タッチパネルを内蔵し、機能の設定も行うことができる。
【0043】
予熱キー136は、このキーを押すと、予熱(節電)状態に入りすべての表示ランプが消える。再びコピーをとるときは、もう一度このボタンを押す。
割り込みキー137は、連続コピーの途中で、割り込みコピーをとりたいときあるいはあとで説明するようにFRジョブとBGジョブとの相互の割り込みに使用する。
【0044】
オールクリアキー138は、このキーを押すと、選択したモードがすべてクリアされ、標準状態に戻る。
クリア/ストップキー139は、コピー枚数を訂正するとき、またはコピー動作を停止させるときに使用する。
【0045】
スタートキー140は、コピーを開始するときなどに押す。
テンキー141は、コピーしたい枚数をセットするときに使用する。コピー枚数は1〜999枚までセットできる。
【0046】
ポーズボタン142はコピー動作の途中でその動作を一時中断するための操作ボタンである。
トータルカウンタ表示器143は機械据付後の合計のコピー枚数を表示する。
【0047】
クリップ受け144はコピーする原稿から外したクリップを置くための場所でマグネットが付いている。
この実施例では、ファクシミリ90Aの疑似SRAM252に記憶された受信画像データをプリンタ部3で印刷するBGジョブ実行中に、ユーザが図2のコントロールパネル91を操作したことで発生されるFRジョブが画像形成リソースであるプリンタ3を優先的に使用することができるようにプログラム上で割り込みを設定する。FRジョブが終了後、タイマ112において第1の所定時間が経過すると、FRジョブの設定内容を保持したまま割り込み前のBGジョブを再開し、FRジョブの待機状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経過したときにFRジョブの設定内容が初期化される。
【0048】
以下、図9ないし図12を参照して図1ないし図8に示した実施例の動作を説明する。
図9はFRジョブとしてコピージョブが設定されている時、ファクシミリ90Aの疑似SRAM252に記憶された受信画像データをプリンタ部3で印刷する内容のBGジョブの実行中にユーザによるコピージョブが割り込みで入ったときの動作を示す
【0049】
この割り込みは、プリンタリソースである画像処理手段95およびプリンタ部3を確実に使用するため、図9のt1の時点でユーザがコントロールパネル91の操作、すなわちFRジョブの操作を開始した時に始まり、それまで動作中のBGジョブの中断が行われる。この割り込みが掛かったときに、受信画像データをプリンタ部3で印刷する内容のBGジョブがプリンタ部3における印刷途中で用紙が転写工程から定着工程のいずれかの位置を搬送中であれば、この用紙の排出まで待ってBGジョブの中断が行われる。それ以外の場合、たとえばファクシミリ90Aから画像メモリ97への受信データの転送動作のときには即時中断される。このことによってコピージョブの操作者に、その操作によってプリンタ3が動作している錯覚を起こさないようにする。
【0050】
時点t1で割り込みが掛かると、タイマ112のクロックカウントがリセットされる。この状態でユーザがコントロールパネル91の操作を完了してt2でスタートボタン140を押すと、FRジョブが動作中の状態となり、コピー動作が実行される。
【0051】
時点t3でFRジョブが終了すると、タイマ112のカウントが再開される。図9ではBGジョブ開始タイマーおよび無操作タイマの2個のタイマとして示されているが、実際には1個のタイマ112のカウント値をシステムCPU100で監視して、これら2個のタイマのカウント値が夫々のタイマに設定されている所定値に達したときに検知するようになっている。すなわち、時点t4になるとBGジョブ開始タイマがアップし、これに伴って中断していたBGジョブは再開する。さらに時点t5になると無操作タイマーがアップし、t1でユーザによりなされたコピージョブの操作内容が初期化され、以後は割り込みが掛からない限りBGジョブが継続される。
【0052】
つぎに、図10を参照してファクシミリジョブがFRジョブの時の動作中のBGジョブへの割り込み動作を説明する。今、例えばBGジョブとしてコピー動作が実行されているとする。時点t1でユーザがコントロールパネル91を操作してファクシミリモードに設定されると、タイマ112がリセットされるが、実行中のコピー動作にはこの時点t1では割込みが掛からない。これは、ファクシミリ操作は送信のために行われている場合が有り、この時点ではまだプリンタリソースである画像処理手段95およびプリンタ部3の使用は判断できないためである。
【0053】
時点t2でFR操作が完了して、スタートキー140による動作開始で、設定されたFRジョブが送信リスト出力であることが判明した時に初めてBGジョブの中断が行われる。このように、プリンタ部3のリソースを使用することが分かるまではBGジョブを出来るだけ動作中にしてBGジョブを終了する確率を高めて複合機を効率よく稼動させることができる。
【0054】
FRジョブにおける送信リスト出力が時点t3で終了すると、図9の場合と同様に、タイマ112のカウントが再開される。このタイマ112のカウント値はシステムCPU100で監視され、これら2個のタイマのカウント値が夫々のタイマに設定されている所定値に達したか否かが検知される。
【0055】
時点t4になるとBGジョブ開始タイマがアップし、これに伴って中断していたBGジョブであるコピー動作が再開される。さらに時点t5になると無操作タイマーがアップし、t1でユーザによりなされたファクシミリジョブの操作内容が初期化され、以後は割り込みが掛からない限りBGジョブが継続される。
【0056】
図11は図9、図10で説明したコピー操作とファクシミリ操作の2つの複合機の機能の切り替えを行ったときの操作画面の変化を示す図である。
図において、操作画面がコピー操作初期画面401である時にコピー操作を開始するとコピー操作中画面403に切り替わる。コピー操作中画面403から操作キャンセルでコピー操作初期画面401に遷移する。またコピー操作中画面403から無操作タイマーアップでコピー操作初期画面401に遷移する。
【0057】
機能切り替えによってコピー操作初期画面401からファクシミリ操作初期画面402に遷移する。ファクシミリ初期画面402の時にファクシミリ操作を開始するとファクシミリ操作中画面404に切り替わる。ファクシミリ操作中画面404から操作キャンセルでファクシミリ操作初期画面402に遷移する。またファクシミリ操作中画面404から無操作タイマーアップでコピー操作初期画面401に遷移する。
【0058】
ここで、図9、図10により説明したFRジョブのBGジョブへの割り込みによるBGジョブの中断と再開の動作を図12のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。
【0059】
図12において、ステップST501でFRジョブの操作が開始されるとステップST502でBGジョブの動作チェックとプリンタリソースの使用チェックを行う。使用していればステップ503へ進み、プリンタリソース以外の使用であればステップST506に進む。
【0060】
ステップST503でFRジョブがコピージョブであるか否かを判断して、コピージョブであればステップST504でBGジョブの中断を行う。コピージョブでなければステップST506でFRジョブを開始する。ステップST505はプリンタリソースを解放して他のジョブへ使用権を移行させる。
【0061】
ステップST507はFRジョブがフロントジョブ以外の場合は動作開始で初めてBGジョブへのFRジョブの割り込みを行うため、プリンタリソースを解放する判断を行う。ステップST508はFRジョブ終了までは待つ。ステップST509はBGジョブが動作中で無いことを判断して、動作中でなければステップST510へ、動作中であればST512へ行く。
【0062】
ステップST510はBGジョブが再開タイムアップしたかの判断を行う。タイムアップしていればステップST511ヘ、タイムアップしていなければステップST513へ行く。ステップST511はプリンタリソースは空いているものとしてBGジョブの再開を行う。
【0063】
ステップST512は操作状態を初期化したかの判断を行う。初期化していれば本ルーチンは終了する。未だ初期化していなければ操作タイマーのタイムアップを判断する。ステップST513は操作状態を初期化したかの判断を行う。初期化済みであればステップST509へ行く。
【0064】
ステップST514はBGジョブの再開時間と分離したため操作タイマーのアップを判断する。操作タイマーアップであればステップST515ヘ、タイムアップでなければステップST509へ行く。ステップST515はFRジョブの操作が中断後無操作タイマーとして一定時間経過すると操作中の設定値は全て初期値に戻す。その後ステップST509へ戻る。
【0065】
ここでタイマー112はFRジョブの無操作タイマーで掛けることが考えられるが、無操作タイマーは操作性を考えて30秒以上にする必要がある。その場合無操作タイマーでBGジョブを開始すると少しずつ操作が行われた場合BGジョブ起動時間が30秒づつ延長されてBGジョブの再開が延々と開始できなくなる。また、無操作タイマーは無限大に設定される場合があり、この時はBGジョブが再開できなくなる。
【0066】
そこで、無操作タイマーとは別に無操作から10秒でBGジョブ開始タイマーを設けることでBGジョブの再開が可能となる。この時間は機能設定で可変できる。
【0067】
また、複合機であるため複写機能からファクシミリ機能に切り替えてファクシミリ操作を開始した場合は、無操作によって画像形成装置のデフォルト操作であるコピー機能になる場合、ファクシミリ機能操作中にファクシミリ操作のキャンセルを行い、引き続きファクシミリ機能の操作をするときはコピー機能に戻られると不便であるため操作キャンセルはファクシミリ機能の操作の初期画面に戻る。
以上がBGジョブ実行中にFRジョブが割り込む動作と割り込まれて中断していたBGジョブが再開する動作を説明したものである。
【0068】
ここで、従来の割り込みコピーは公知の技術であるが、割り込みコピーはFRジョブへの割り込みを前提にしているため、割り込みコピー終了後は無操作タイマーアップまたは割り込みコピー終了操作によって割り込みコピー操作はオールクリアされると通常のFRジョブが操作可能になる。この場合は自動的に通常のFRジョブは再開されない。
【0069】
ここで、図13、図14を参照して図9ないし図12で説明したBGジョブ開始タイマおよび無操作タイマの設定の機能について詳細に説明する。
このタイマ112の設定は通常はユーザは行わず、工場出荷時あるいはサービスマンによるサービスモードの設定により行われる。
【0070】
先ず、図14のステップST520において、複合機の電源を入れながら、コントロールパネル91のテンキー141の2個のキー、たとえば7と9のキーを同時に押し下げてLCDパネル135上に図13(a)に示したサービスモードの設定待機画面を表示させる。
【0071】
つぎに図14のステップST521において、テンキー141で無操作タイマ設定の3桁の項目番号200を入力すると、図13(b)に示すように図13 (a)の記号Dが”200”に変化して表示される。
【0072】
つぎのステップST522に進み、この項目番号200の内容を書き替えるためにスタートキー140を押し下げると、図13(c)に示したように、テストモードの表示がシステムモードに切り替えられる。この結果、現在の設定値が画面の最も下の3行目に1ないし5の数字で表示される。たとえば、数字1が15秒、2が30秒、3が45秒、4が60秒、5が無限大を意味する。現在は2であるから、30秒が設定されていることを意味する。
【0073】
ここで、設定を45秒に変更するためにテンキー141から3をキー入力すると、図13(d)に示したように画面が変更され、3行目の右端の数字2が3に変化する。
【0074】
サービスマンはこの表示を確認後、ステップST523において図7の割り込みボタン137を押し下げて、設定内容を確定させる。この結果、画面は図13(a)の設定待機画面に戻る。
【0075】
続いてBGジョブ開始タイマの設定を変えるときは、ステップST524からST525に進み、BGジョブ開始タイマ設定のための項目番号「210」をキー入力する。以後の設定動作はステップST522から無操作タイマの設定と同様に行われる。
【0076】
以上説明したようにこの実施例によれば、デジタルコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能を複合した複合機の画像形成装置においてファクシミリ機能、プリンタ機能はBGジョブとしてプリンタリソースを確保し使用するが、これらのBGジョブ起動中にFRジョブのコピー機能を操作すると、その操作の時点でBGジョブが使用中のプリンタリソースを解放してFRジョブのコピー機能用にプリンタリソースを確保することでFRジョブがBGジョブにページ単位で割り込む形でユーザを待たせない。
【0077】
また、割り込む場合はFRジョブの種別によって確実にプリンタリソースを必要とするコピージョブの場合は操作開始時のタイミングで、またジョブ起動まではプリンタリソースの必要性が判断できないファクシミリジョブはプリンタリソースが必要になったタイミングでそれぞれBGジョブに割り込む。
【0078】
また、中断したBGジョブを再開するためカウンタを設けているが、このカウンタは操作の開始時毎にリセットされる。これによって1つのカウンタを使用してリセットタイミングが同じになり、カウンタ値を違う用途に使うことでBGジョブはタイマーカウントの短め目の値を使用して、FRジョブは設定した操作を繰り返し使えるように長めのタイマー値を使うことでBGジョブのスムーズな再開とFRジョブの操作の設定がオールクリアされずに再度その設定操作が可能であることを特徴とする効果がある。
【0079】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザがコントロールパネルを操作したことで発生される第1ジョブがプリンタなどの画像形成リソースを優先的に使用することができるように割り込みを設定し、第1ジョブが終了後第1の所定時間が経過すると、第1ジョブの設定内容を保持したまま割り込み前の第2ジョブを再開し、第1ジョブの待機状態が第1の所定時間より長い第2の所定時間経過したときに第1ジョブの設定内容を初期化することができる、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置に係る複合型デジタル複写機の断面図。
【図2】図1の画像形成装置のシステム構成図。
【図3】図2のスキャナの構成を示すブロック図。
【図4】図2の基本部CPUの構成を示すブロック図。
【図5】図2のプリンタの構成を示すブロック図。
【図6】図2のファクシミリの構成を示すブロック図。
【図7】図2の操作パネルの構成を示す図。
【図8】図7の操作パネルの一部を拡大して示す図。
【図9】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説明するためのタイムチャート。
【図10】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説明するためのタイムチャート。
【図11】コピー操作とファクシミリ操作の画面の表示変化を示す図。
【図12】BGジョブにFRジョブが割り込む動作を説明するためのフローチャート。
【図13】タイマの設定内容を変える動作を説明するための図。
【図14】図13のタイマの設定内容を変える動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…複合型複写機
2…スキャナ部
3…プリンタ部
90A…ファクシミリ
91…コントロールパネル
93…基本部CPU
94…外部装置(PC)
97…画像メモリ
Claims (9)
- 像担持体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段を使用する第1のジョブ実行手段と、
前記画像形成手段を使用する優先順位が前記第1のジョブ実行手段より低い第2のジョブ実行手段と、
前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実行中に第1のジョブが発生したときに、前記第2のジョブ実行手段により実行中であるジョブが前記画像形成手段の動作を伴うか否かに基づいて割込みを発生する割り込み手段と、
この割り込みの発生に応じて第2のジョブ実行手段によるジョブ実行を中断する手段と、
前記割り込みの発生後、第1のジョブ実行手段の待機状態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに前記第2のジョブ実行手段によるジョブ実行を再開する手段と、
前記第1のジョブ実行手段の待機状態の継続時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎたときに前記第1のジョブ実行手段によるジョブの初期化を行う手段と、を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1のジョブ実行手段に設定されたジョブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所定時間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定時間および第2の所定時間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 原稿画像を読み取って画像データを形成する原稿画像読取り手段と、前記画像データに基づき像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像を用紙上に固定する手段とを有する複写機能実行手段と、
外部装置からの画像データを受信する受信手段と、
前記画像形成手段を使用する優先順位が前記複写機能実行手段より低い受信画像データ印刷手段と、
前記受信画像データ印刷手段によるジョブ実行中に前記複写機能実行手段によるジョブが発生したときに、前記受信画像データ印刷手段により実行中であるジョブが前記複写機能実行手段の動作を伴うか否かに基づいて割込みを発生する割り込み手段と、
この割り込みの発生に応じて受信画像データ印刷手段によるジョブ実行を中断する手段と、
前記割り込みの発生後、複写機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに前記受信画像データ印刷手段によるジョブ実行を再開する手段と、
前記複写機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎたときに前記複写機能実行手段によるジョブの初期化を行う手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記複写機能実行手段に設定されたジョブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所定時間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定時間および第2の所定時間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 原稿画像を読み取って画像データを形成する原稿画像読取り手段と、前記画像データに基づき像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された画像を用紙上に固定する手段とを有する複写機能実行手段と、
電話回線に接続され外部装置との間で画像データの送受信を行う画像データ送受信手段と、前記画像形成手段を使用するプリンタ機能実行手段と、
前記画像形成手段を使用する優先順位が前記複写機能実行手段およびプリンタ機能実行手段より低いファクシミリ機能実行手段と、
前記ファクシミリ機能実行手段によるジョブ実行中に前記複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段によるジョブが発生したときに、前記ファクシミリ機能実行手段により実行中であるジョブが前記複写機能実行手段の動作を伴うか否かに基づいて割込みを発生する割り込み手段と、
この割り込みの発生に応じてファクシミリ機能実行手段によるジョブ実行を中断する手段と、
前記割り込みの発生後、複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時間が第1の所定時間を過ぎたときに前記ファクシミリ機能実行手段によるジョブ実行を再開する手段と、
前記複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段によるジョブの待機状態の継続時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間を過ぎたときに前記複写機能実行手段あるいはプリンタ機能実行手段によるジョブの初期化を行う手段と、
を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 前記複写機能実行手段に設定されたジョブ内容を前記第1の所定時間を経過しても第2の所定時間内は保持する手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記第1の所定時間および第2の所定時間の計測のためのタイマを有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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