JPH1020927A - 協調分散型監視制御システム - Google Patents

協調分散型監視制御システム

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JPH1020927A
JPH1020927A JP17267696A JP17267696A JPH1020927A JP H1020927 A JPH1020927 A JP H1020927A JP 17267696 A JP17267696 A JP 17267696A JP 17267696 A JP17267696 A JP 17267696A JP H1020927 A JPH1020927 A JP H1020927A
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JP
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monitoring
control
control device
control command
processing unit
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Application number
JP17267696A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nakabayashi
智 中林
Toshiharu Nozawa
俊治 野沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作保障を確保する監視制御装置200a〜
200cの全てについて待機監視制御装置290a〜2
90cを用意する必要があり、H/Wコストが非常にか
かる課題があった。 【解決手段】 監視制御装置200a〜200cとその
管理下の設備制御装置400a〜400c,410a〜
410cとを共有伝送路2で接続し、それら監視制御装
置200a〜200cに、他の監視制御装置の監視制御
コマンド処理部211a〜211cが持つ、該当監視制
御装置の管埋下にある設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cに対する制御および監視機能の
一部もしくは全てを実行する拡張監視制御コマンド処理
部213a〜213cを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビル管理システ
ムやプラント監視システム等、監視用端末と監視制御装
置、および設備制御装置が通信上論理的な階層構造を形
成している協調分散型監視制御システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図22は従来の分散型監視制御システム
を示す構成図であり、図において、100は操作者が各
種設備を監視制御するのに用いる監視用端末である。4
00a〜400c,410a〜410cは設備機器50
0a〜519a,500b〜519b,500c〜51
9cを制御する設備制御装置、200a〜200cは、
少なくとも1台の設備制御装置400a〜400c,4
10a〜410cと通信上物理的かつ論理的な分散単位
A〜Cを構成し、設備制御装置400a〜400c,4
10a〜410cに応じた制御パラメータ212a〜2
12cを備え、その制御パラメータ212a〜212c
に基づいて監視用端末100からの監視制御コマンドを
解釈・変換し、管理下の設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cを制御する制御機能と、管理下
の設備制御装置400a〜400c,410a〜410
cからの設備状態情報を解釈・変換し、監視用端末10
0に通知する監視機能の両方もしくはどちらか一方の機
能を持った監視制御コマンド処理部211a〜211c
を備えた監視制御装置である。これら監視制御装置20
0a〜200cと、分散単位A〜Cを構成している設備
制御装置400a〜400c,410a〜410cは伝
送路9で接続されている。また、監視用端末100と複
数台の監視制御装置200a〜200cとが伝送路1で
接続されている。
【0003】次に動作について説明する。このようなシ
ステム構成において、監視用端末100と設備制御装置
400a〜400c,410a〜410cとの間に位置
する監視制御装置200a〜200cが故障や保守点検
等により監視制御コマンド処理部211a〜211cで
行っていた制御・監視機能が停止状態になったとき、機
能停止状態にある監視制御装置200a〜200cと伝
送路9で接続されている設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cに対する監視用端末100から
の監視制御コマンドは、設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cが動作状態にあっても、それら
設備制御装置400a〜400c,410a〜410c
には到達不能である。また、設備制御装置400a〜4
00c,410a〜410cからの設備状態情報も、監
視用端末100には到達不能である。
【0004】従来、このような監視制御装置200a〜
200cの監視制御コマンド処理部211a〜211c
の機能停止状態による一部の設備制御装置400a〜4
00c,410a〜410cに対する制御・監視機能の
不能状態を解決する手段として、図23に示すような分
散型監視制御システムが提案されている。図において、
監視制御装置200a〜200cと同一機能を持った待
機監視制御装置290a〜290cを用意し、監視制御
装置200a〜200cの監視制御コマンド処理部21
1a〜211cが機能停止状態になったとき、待機監視
制御装置290a〜290cへと系を切り替えることに
より、機能停止状態にある監視制御装置200a〜20
0cと伝送路9で接続されている設備制御装置400a
〜400c,410a〜410cに対する監視用端末1
00からの監視制御コマンドは、待機監視制御装置29
0a〜290cを介して処理を行い、監視制御装置20
0a〜200cの監視制御コマンド処理部211a〜2
11cの機能停止状態に対するシステム動作保障を実現
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の協調分散型監視
制御システムは以上のように構成されているので、従来
のシステム動作保障方法では、動作保障を確保する監視
制御装置200a〜200cの全てについて待機監視制
御装置290a〜290cを用意する必要があるため、
H/Wコストが非常にかかるなどの課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、H/Wコストの増大を抑えながら
システム動作保障を実現する協調分散型監視制御システ
ムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る協調分散型監視制御システムは、複数の監視制御装置
とその管理下の設備制御装置とを共有伝送路で接続し、
それら監視制御装置に、自監視制御装置の監視制御コマ
ンド処理部が持つ、管理下にある設備制御装置に対する
制御および監視機能に加えて、他の監視制御装置の監視
制御コマンド処理部が持つ、該当監視制御装置の管理下
にある設備制御装置に対する制御および監視機能の一部
もしくは全てを実行する拡張監視制御コマンド処理部を
備えたものである。
【0008】請求項2記載の発明に係る協調分散型監視
制御システムは、監視制御装置毎に、監視制御装置の拡
張監視制御コマンド処理部において、どの監視制御装置
の監視制御コマンド処理部が持つ制御および監視機能を
代替するかという関係を予め決めておき、監視制御装置
に、被代替監視制御装置の監視制御コマンド処理部の機
能停止状態を検出し、拡張監視制御コマンド処理部に通
知する機能停止検出部と、被代替監視制御装置の監視制
御コマンド処理部の代替に必要な代替用制御パラメータ
とを備えたものである。
【0009】請求項3記載の発明に係る協調分散型監視
制御システムは、代替監視制御装置と被代替監視制御装
置との関係を予め代替関係データに決めておき、被代替
監視制御装置の監視制御コマンド処理部の機能停止状態
を検出する機能停止検出部と、その機能停止検出部で監
視制御コマンド処理部の機能停止状態を検出した被代替
監視制御装置から、代替関係データを用いて代替監視制
御装置の拡張監視制御コマンド処理部に通知する停止装
置通知部を監視用端末と監視制御装置とが接続されてい
る伝送路に接続し、被代替監視制御装置の監視制御コマ
ンド処理部の代替に必要な代替用制御パラメータを監視
制御装置に備えたものである。
【0010】請求項4記載の発明に係る協調分散型監視
制御システムは、被代替監視制御装置の監視制御コマン
ド処理部の機能停止状態を検出する機能停止検出部と、
被代替監視制御装置の代替に必要な代替用制御パラメー
タと、前記機能停止検出部で監視制御コマンド処理部の
機能停止状態を検出した被代替監視制御装置の代替を実
行する監視制御装置を選択し、代替用制御パラメータか
ら被代替監視制御装置の制御パラメータを読み出し、選
択した代替監視制御装置の拡張制御コマンド処理部に前
記制御パラメータと代替実行の指示を通知する代替実行
指示部を監視用端末と監視制御装置とが接続されている
伝送路に接続したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による協
調分散型監視制御システムを示す構成図であり、図1に
おいて、100は操作者が各種設備を監視制御するのに
用いる監視用端末である。400a〜400c,410
a〜410cは設備機器500a〜519a,500b
〜519b,500c〜519cを制御する設備制御装
置、200a〜200cは、少なくとも1台の設備制御
装置400a〜400c,410a〜410cを管理下
に置き、管理下および管理下外の設備制御装置400a
〜400c,410a〜410cに応じた制御パラメー
タ212a〜212cを備え、それら制御パラメータ2
12a〜212cに基づいて監視用端末100からの監
視制御コマンドを解釈・変換し、管理下の設備制御装置
400a〜400c,410a〜410cを制御する制
御機能と、管理下の設備制御装置400a〜400c,
410a〜410cからの設備状態情報を解釈・変換
し、監視用端末100に通知する監視機能を持った監視
制御コマンド処理部211a〜211cを備え、さら
に、前記制御パラメータ212a〜212cに基づいて
管理下外の設備制御装置400a〜400c,410a
〜410cに対する制御・監視機能を持った拡張監視制
御コマンド処理部213a〜213cを備えた監視制御
装置である。
【0012】監視用端末100と3台の監視制御装置2
00a〜200cが伝送路1で接続されており、全ての
監視制御装置200a〜200cと全ての設備制御装置
400a〜400c,410a〜410cが共有伝送路
2で接続されている。ところで、監視制御装置200a
〜200cと設備制御装置400a〜400c,410
a〜410cとで構成する論理的な分散単位を表す管理
関係A〜Cは、監視制御装置200aの管理下に設備制
御装置400a,410a、監視制御装置200bの管
理下に設備制御装置400b,410b、そして、監視
制御装置200cの管理下に設備制御装置400c,4
10cが管理されている。
【0013】図2はこの発明の実施の形態1による協調
分散型監視制御システムの通信リンク関係図であり、監
視用端末100は、監視制御装置200a〜200cの
3台と個別の通信リンクを張っている。監視制御装置2
00aは、監視用端末100と通信リンクを張ってお
り、下位層に対しては設備制御装置400a,410a
および400b,410bの合計4台と通信リンクを張
っている。同様に監視制御装置200bは、監視用端末
100と通信リンクを張っており、下位層に対しては設
備制御装置400b,410bおよび400c,410
cの合計4台と通信リンクを張っている。また監視制御
装置200cは、監視用端末100と通信リンクを張っ
ており、下位層に対しては設備制御装置400c,41
0cおよび400a,410aの合計4台と通信リンク
を張っている。設備制御装置400aと410aは、監
視制御装置200aと200cに通信リンクを張ってい
る。同様に設備制御装置400bと410bは、監視制
御装置200bと200aに通信リンクを張っている。
また、設備制御装置400cと410cは、監視制御装
置200cと200bに通信リンクを張っている。
【0014】図3はこの発明の実施の形態1による協調
分散型監視制御システムにおける監視制御装置の代替関
係を示す説明図である。図において、被代替監視制御装
置とは、監視制御装置200a〜200cの監視制御コ
マンド処理部211a〜211cが機能停止状態になっ
た監視制御装置のことであり、代替監視制御装置とは、
他の監視制御装置200a〜200cの監視制御コマン
ド処理部211a〜211cの制御・監視機能の一部も
しくは全てを代替する監視制御装置のことである。実施
の形態1では、監視制御装置200aの代替を監視制御
装置200bが行い、監視制御装置200bの代替は監
視制御装置200cが行う。そして、監視制御装置20
0cの代替は監視制御装置200aが行うものと定義し
ている。
【0015】図4(a)は制御コマンドのフォーマット
例を示す説明図であり、制御コマンドは、ヘッダ部とデ
ータ部とからなり、さらに、ヘッダ部は、送信元アドレ
ス、送信先アドレスからなる。また、データ部は制御コ
ードと制御対象ID、制御データからなる。また、図4
(b)は、制御パラメータの一部のフォーマット例を示
す説明図であり、監視用端末100で使用する上位層制
御対象IDと設備制御装置400a〜400c,410
a〜410cで使用する下位層制御対象IDとの関係を
示す表と、制御対象IDを管理する設備制御装置400
a〜400c,410a〜410cのアドレス、現在
値、設定値を示す表である。
【0016】図5は監視制御コマンド処理部211a〜
211cの動作を示すフローチャートであり、拡張監視
制御コマンド処理部213a〜213cもほぼ同様のフ
ローチャートで表される。制御コマンドを受け取り、そ
の制御コマンドが制御機能に関するものか、監視機能に
関するものかにより処理が分かれる(ステップST
1)。次に、制御機能に関するものの場合、制御コマン
ド内の制御対象IDが上位層制御対象IDである場合に
は(ステップST2)、制御パラメータ212a〜21
2cから下位層制御対象IDへ変換し(ステップST
3)、制御コード、制御データも変換する(ステップS
T4)。そして制御対象IDを制御している設備制御装
置400a〜400c,410a〜410cのアドレス
を制御パラメータ212から求め(ステップST5)、
制御コマンドを作成する(ステップST6)。監視機能
(ステップST7〜ST9)については説明を省略す
る。
【0017】図6はシステムが通常動作時において設備
制御装置400aにて制御されている設備機器500a
〜519aに対して、監視用端末100から制御コマン
ドを発行した場合のシステム内の処理部の動作順序図で
あり、常に監視用端末100では、監視制御装置200
a〜200cを介して設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cが制御している設備機器500
a〜519a,500b〜519b,500c〜519
cに対する制御・監視機能を行う必要がある。
【0018】次に動作について説明する。まず、通常時
の動作について図1〜図6を用いて説明する。操作者の
指示操作等により監視用端末100で生成した制御コマ
ンドを各監視制御装置200a〜200cに対して送信
する。監視制御装置200aの監視制御コマンド処理部
211aでは、受信した制御コマンドの制御対象IDか
ら制御パラメータ212aを用いて設備制御装置のアド
レスを求めたところ、当該監視制御装置200aの管理
下の設備制御装置400aに対する制御コマンドである
ため、監視制御コマンド処理部211aにおいて、制御
パラメータ212aを用いて上位層制御対象IDに対す
る前記制御コマンドの制御コードとデータを下位層制御
対象IDに対する制御コードとデータに変換し、設備制
御装置400aに対して制御コマンドを送信する。ま
た、監視制御装置200bでは、管理下外ではあるが通
信リンクが張られている設備制御装置400aに対する
制御コマンドであるため、拡張監視制御コマンド処理部
213bにおいて制御パラメータ212bを用いて前記
制御コマンドを解釈・変換し、管理外設備制御装置に対
する制御コマンドであることを示すフラグを付与して設
備制御装置400aに送信する。監視制御装置200c
では、管理下外であり通信リンクも張られていない設備
制御装置400aに対する制御コマンドであるため、こ
の制御コマンドを処理することなく破棄する。
【0019】設備制御装置400aでは、監視制御装置
200aと200bから同様の制御コマンドを受信する
ことになるが、上記フラグを判定することにより、監視
制御装置200aから受信した制御コマンドに対しての
み処理を行い、設備機器500a〜509aの制御を実
施する。なお、監視制御装置200bから受信した制御
コマンドに対しては何も処理を行わない。
【0020】次に、監視制御装置200aが故障や保守
点検等により機能が停止している場合の動作について、
図1、図2、図5を用いて説明する。図7は設備制御装
置400aにて制御されている設備機器500a〜50
9aに対して、監視用端末100から制御コマンドを発
行した場合のシステム内の処理部の動作順序図である。
操作者の指示操作等により監視用端末100で生成した
制御コマンドを、各監視制御装置200a〜200cに
対して送信する。監視制御装置200aでは、機能停止
状態にあるため制御コマンドの処理を行えない。また、
監視制御装置200bでは、管理下外ではあるが通信リ
ンクが張られている設備制御装置400aに対する制御
コマンドであるため、拡張監視制御コマンド処理部21
3bにおいて制御パラメータ212bを用いて前記制御
コマンドを解釈・変換し、管理外設備制御装置に対する
制御コマンドであることを示すフラグを付与して設備制
御装置400aに送信する。監視制御装置200cで
は、管理下外であり通信リンクも張られていない設備制
御装置400aに対する制御コマンドであるため、この
制御コマンドを処理することなく破棄する。
【0021】設備制御装置400aでは、フラグを判定
するが監視制御装置200bからの制御コマンドのみを
受信することになるので、受信した監視制御装置200
bからの制御コマンドに対して処理を行い、設備機器5
00a〜509aの制御を実施する。同様に、監視制御
装置200bや200cが機能停止した場合について
も、同様の動作により機能停止状態になった監視制御装
置の管理下にある設備制御装置に対する制御・監視機能
を他の監視制御装置200cや200aにより補うこと
ができる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、監視制御装置200a〜200cのいずれかが故障
や保守点検等により機能が停止している場合でも、通信
リンクが張られている監視制御装置200a〜200c
の拡張監視制御コマンド処理部213a〜213cにお
いて制御パラメータ212a〜212cを用いて制御コ
マンドを解釈・変換し、機能が停止した監視制御装置2
00a〜200cの管理下の設備制御装置400a〜4
00c,410a〜410cに送信するように構成した
ので、H/Wコストの増大を抑えながら機能が停止した
監視制御装置200a〜200cの管理下の設備制御装
置400a〜400c,410a〜410cに対する制
御・監視機能を実行することができる効果がある。
【0023】実施の形態2.図8はこの発明の実施の形
態2による協調分散型監視制御システムを示す構成図で
あり、図8において、200a〜200cは管理下外の
設備制御装置400a〜400c,410a〜410c
に応じた代替用制御パラメータ222a〜222cと、
この代替用制御パラメータ222a〜222cに基づい
て管理下外の設備制御装置400a〜400c,410
a〜410cに対する制御・監視機能を持った拡張監視
制御コマンド処理部213a〜213cと、予め決めら
れた他の監視制御装置200a〜200cの監視制御コ
マンド処理部211a〜211cの機能停止状態を検出
する機能停止検出部221a〜221cとを備えた監視
制御装置である。その他の構成については、実施の形態
1と同様であるのでその重複する説明を省略する。
【0024】次に動作について説明する。まず、通常時
の動作について、図8、図9を用いて説明する。図9は
設備制御装置400aにて制御されている設備機器50
0a〜509aに対して監視用端末100から制御コマ
ンドを発行した場合のシステム内の処理部の動作順序図
である。
【0025】操作者の指示操作等により監視用端末10
0で生成した制御コマンドを、各監視制御装置200a
〜200cに対して送信する。監視制御装置200aで
は、管理下にある設備制御装置400aに対する制御コ
マンドであるため、監視制御コマンド処理部211aに
おいて制御パラメータ212aを用いて前記制御コマン
ドを解釈・変換し、設備制御装置400aに対して制御
コマンドを送信する。また、監視制御装置200bと2
00cでは、管理下外である設備制御装置400aに対
する制御コマンドであるため、この制御コマンドを処理
することなく破棄する。設備制御装置400aでは、監
視制御装置200aから制御コマンドを受信し、設備機
器500a〜509aに対する制御を実施する。
【0026】次に、監視制御装置200aが故障や保守
点検等により機能が停止している場合の動作について、
図10および図11を用いて説明する。図10は監視制
御装置200aが機能停止状態になった場合のシステム
内の処理部の動作順序図であり、図11は監視制御装置
200aが停止状態にある場合において設備制御装置4
00aにて制御されている設備機器500a〜509a
に対して監視用端末100から制御コマンドを発行した
場合のシステム内の処理部の動作順序図である。監視制
御装置200aが故障や保守点検等により機能が停止し
た場合、図3に示した代替関係からわかるように、監視
制御装置200aの制御・監視機能を代替するのは監視
制御装置200bである。監視制御装置200bの機能
停止検出部221bにおいて、監視制御装置200aの
監視制御コマンド処理部211aが機能停止状態にある
と判断し、監視制御装置200bの拡張監視制御コマン
ド処理部213bに対して代替用制御パラメータ222
bを用いて監視制御装置200aの監視制御コマンド処
理部211aの代替を実行すべく起動を指示する。
【0027】そして、操作者の指示操作等により監視用
端末100で生成した制御コマンドを、各監視制御装置
200a〜200cに対して送信する。監視制御装置2
00aでは、機能停止状態にあるため制御コマンドの処
理を行えない。また、監視制御装置200bでは、管理
下外ではあるが監視制御装置200aの制御・監視機能
の代替を実行すべく拡張監視制御コマンド処理部213
bが起動されているため、拡張監視制御コマンド処理部
213bにおいて代替用制御パラメータ222bを用い
て前記制御コマンドを解釈・変換し、管理外設備制御装
置に対する制御コマンドであることを示すフラグを付与
して設備制御装置400aに送信する。監視制御装置2
00cでは、管理下外である設備制御装置400aに対
する制御コマンドであるため、この制御コマンドを処理
することなく破棄する。
【0028】設備制御装置400aでは、監視制御装置
200bから制御コマンドを受信し、フラグを判定する
が監視制御装置200bからの制御コマンドのみを受信
することになるので、その監視制御装置200bからの
制御コマンドにより設備機器500a〜509aに対す
る制御を実施する。同様に、監視制御装置200bや2
00cが機能停止した場合についても、同様の動作によ
り機能停止状態になった監視制御装置の管理下にある設
備制御装置に対する制御・監視機能を他の監視制御装置
200cや200aにより補うことができる。
【0029】ここで、上記機能停止検出部221a〜2
21cの監視制御装置200a〜200cの監視制御コ
マンド処理部211a〜211cの機能停止状態を判断
する手段としては、以下に示すような方法が考えられ
る。自装置内の監視制御コマンド処理部211a〜21
1cが正常に動作しているかどうかを判断する手段を設
け、 1.機能停止検出部221a〜221cからの定期的あ
るいは不定期による被代替監視制御装置への問い合わせ
を行い、その問い合わせに対して上記手段の判断結果を
返す。そして、この被代替監視制御装置からの応答が定
時間内に返ってこない場合、あるいは定回数続けて返っ
てこない場合に、被代替監視制御装置内の監視制御コマ
ンド処理部211a〜211cが機能停止状態にあると
判断する。 2.上記手段の判断結果を定期的あるいは不定期に自監
視制御装置の監視制御コマンド処理部211a〜211
cの機能停止を検出しようとしている監視制御装置に対
して通知する。そして、機能停止検出部221a〜22
1cでは、前記通知が定時間内に届かない場合、あるい
は定回数続けて受け取らなかった場合に、被代替監視制
御装置内の監視制御コマンド処理部211a〜211c
が機能停止状態にあると判断する。また、制御パラメー
タ212a〜212cや代替用制御パラメータ222a
〜222cとしては、設備制御装置400a〜400
c,410a〜410cや設備機器500a〜519
a,500b〜519b,500c〜519cの種類な
どに応じた制御・監視機能を実現するのに必要な属性デ
ータなどが考えられる。
【0030】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、監視制御装置200a〜200cのいずれかが故障
や保守点検等により機能が停止している場合でも、通信
リンクが張られている他の監視制御装置200a〜20
0cの機能停止検出部221a〜221cにおいて機能
が停止している監視制御装置200a〜200cを判断
し、拡張監視制御コマンド処理部213a〜213cに
対して代替用制御パラメータ222a〜222cを用い
て機能が停止した監視制御装置200a〜200cの監
視制御コマンド処理部211a〜211cの代替を実行
すべく起動を指示するように構成したので、監視制御装
置200a〜200cに付加した手段だけで、自律的に
停止状態になった被代替監視制御装置の持つ制御・監視
機能の代替を行うことができる効果がある。
【0031】実施の形態3.図12はこの発明の実施の
形態3による協調分散型監視制御システムを示す構成図
であり、図12において、221は監視用端末100に
設けられ、各監視制御装置200a〜200cの監視制
御コマンド処理部211a〜211cの機能停止状態を
検出する機能停止検出部、231は監視用端末100に
設けられ、機能停止検出部221において、ある監視制
御装置200a〜200cの機能停止状態を検出した場
合に、代替関係データ232を用いて代替監視制御装置
に被代替監視制御装置が機能停止状態にあることを通知
する停止装置通知部である。その他の構成については、
実施の形態2と同様であるのでその重複する説明を省略
する。
【0032】次に動作について説明する。まず、通常時
の動作について、図12および図13を用いて説明す
る。図13は設備制御装置400aにて制御されている
設備機器500a〜509aに対して、監視用端末10
0から制御コマンドを発行した場合のシステム内の処理
部の動作順序図であり、操作者の指示操作等により監視
用端末100で生成した制御コマンドを、各監視制御装
置200a〜200cに対して送信する。監視制御装置
200aでは、管理下にある設備制御装置400aに対
する制御コマンドであるため、監視制御コマンド処理部
211aにおいて制御パラメータ212aを用いて前記
制御コマンドを解釈・変換し、設備制御装置400aに
対して制御コマンドを送信する。また、監視制御装置2
00bと200cでは、管理下外である設備制御装置4
00aに対する制御コマンドであるため、この制御コマ
ンドを処理することなく破棄する。設備制御装置400
aでは、監視制御装置200aから制御コマンドを受信
し、設備機器500a〜509aに対する制御を実施す
る。
【0033】次に、監視制御装置200aが故障や保守
点検等により機能が停止している場合の動作について、
図14、図15を用いて説明する。図14は監視制御装
置200aが機能停止状態になった場合のシステム内の
処理部の動作順序図であり、図15は監視制御装置20
0aが停止状態にある場合において、設備制御装置40
0aにて制御されている設備機器500a〜509aに
対して、監視用端末100から制御コマンドを発行した
場合のシステム内の処理部の動作順序図である。
【0034】監視制御装置200aが故障や保守点検等
により機能が停止した場合、監視用端末100の機能停
止検出部221において、監視制御装置200aの監視
制御コマンド処理部211aが機能停止状態にあると判
断し、代替関係データ232を用いて監視制御装置20
0aの代替する監視制御装置200bを選択し、監視制
御装置200bに監視制御装置200aが機能停止した
ことを通知する。次に、監視制御装置200bでは、監
視用端末100から監視制御装置200aが機能停止し
たという通知を受け、拡張監視制御コマンド処理部21
3bに対して代替用制御パラメータ222bを用いて監
視制御装置200aの監視制御コマンド処理部211a
の代替を実行すべく起動を指示する。
【0035】そして、操作者の指示操作等により監視用
端末100で生成した制御コマンドを、各監視制御装置
200a〜200cに対して送信する。監視制御装置2
00aでは、機能停止状態にあるため制御コマンドの処
理を行えない。また、監視制御装置200bでは、管理
下外ではあるが監視制御装置200aの制御・監視機能
の代替を実行すべく拡張監視制御コマンド処理部213
bが起動されているため、拡張監視制御コマンド処理部
213bにおいて代替用制御パラメータ222bを用い
て前記制御コマンドを解釈・変換し、管理外設備制御装
置に対する制御コマンドであることを示すフラグを付与
して設備制御装置400aに送信する。監視制御装置2
00cでは、管理下外である設備制御装置400aに対
する制御コマンドであるため、この制御コマンドを処理
することなく破棄する。
【0036】設備制御装置400aでは、監視制御装置
200bから制御コマンドを受信し、設備機器500a
〜509aに対する制御を実施する。同様に、監視制御
装置200bや200cが機能停止した場合について
も、同様の動作により機能停止状態になった監視制御装
置の管理下にある設備制御装置に対する制御・監視機能
を他の監視制御装置200cや200aにより補うこと
ができる。
【0037】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、監視制御装置200a〜200cが故障や保守点検
等により機能が停止した場合、監視用端末100の機能
停止検出部221において、監視制御装置200a〜2
00cが機能停止状態にあると判断し、代替関係データ
232を用いて監視制御装置200a〜200cの代替
する監視制御装置200a〜200cを選択するように
構成したので、機能停止検出部221が1台で済み、構
成を簡単にできる効果がある。
【0038】実施の形態4.図16はこの発明の実施の
形態4による協調分散型監視制御システムを示す構成図
であり、図16において、241は監視用端末100に
設けられ、機能停止検出部221において、ある監視制
御装置200a〜200cの機能停止状態を検出した場
合に、代替監視制御装置選択手段において代替すべき監
視制御装置200a〜200cを選択し、前記代替監視
制御装置選択手段で選択した代替監視制御装置に被代替
監視制御装置の代替に必要な代替用制御パラメータ22
2と被代替監視制御装置の制御・監視機能の代替実行を
指示する代替実行指示部であり、その他の構成について
は、実施の形態1と同様であるのでその重複する説明を
省略する。
【0039】次に動作について説明する。まず、通常時
の動作について図16および図17を用いて説明する。
図17は設備制御装置400aにて制御されている設備
機器500a〜509aに対して、監視用端末100か
ら制御コマンドを発行した場合のシステム内の処理部の
動作順序図であり、操作者の指示操作等により監視用端
末100で生成した制御コマンドを、各監視制御装置2
00a〜200cに対して送信する。監視制御装置20
0aでは、管理下にある設備制御装置400aに対する
制御コマンドであるため、監視制御コマンド処理部21
1aにおいて制御パラメータ212aを用いて前記制御
コマンドを解釈・変換し、設備制御装置400aに対し
て制御コマンドを送信する。また、監視制御装置200
bと200cでは、管理下外である設備制御装置400
aに対する制御コマンドであるため、この制御コマンド
を処理することなく破棄する。設備制御装置400aで
は、監視制御装置200aから制御コマンドを受信し、
設備機器500a〜509aに対する制御を実施する。
【0040】次に、監視制御装置200aが故障や保守
点検等により機能が停止している場合の動作について、
図18、図19を用いて説明する。図18は監視制御装
置200aが機能停止状態になった場合のシステム内の
処理部の動作順序図であり、図19は監視制御装置20
0aが停止状態にある場合において、設備制御装置40
0aにて制御されている設備機器500a〜509aに
対して、監視用端末100から制御コマンドを発行した
場合のシステム内の処理部の動作順序図である。
【0041】監視制御装置200aが故障や保守点検等
により機能が停止した場合、監視用端末100の機能停
止検出部221において、監視制御装置200aの監視
制御コマンド処理部211aが機能停止状態にあると判
断し、代替実行指示部241で代替を実行する監視制御
装置200bを選択する。そして、代替用制御パラメー
タ222から監視制御装置200aの代替に必要な制御
パラメータを読み出し、監視制御装置200bに代替用
制御パラメータ222bとともに監視制御装置200a
の代替を指示する。次に、監視制御装置200bでは、
監視用端末100からの代替実行指示により、拡張監視
制御コマンド処理部213bに対して受信した代替用制
御パラメータ222bを用いて監視制御装置200aの
監視制御コマンド処理部211aの代替を実行すべく起
動を指示する。
【0042】そして、操作者の指示操作等により監視用
端末100で生成した制御コマンドを、各監視制御装置
200a〜200cに対して送信する。監視制御装置2
00aでは、機能停止状態にあるため制御コマンドの処
理を行えない。また、監視制御装置200bでは、管理
下外ではあるが監視制御装置200aの制御・監視機能
の代替を実行すべく拡張監視制御コマンド処理部213
bが起動されているため、拡張監視制御コマンド処理部
213bにおいて代替用制御パラメータ222を用いて
前記制御コマンドを解釈・変換し、管理外設備制御装置
に対する制御コマンドであることを示すフラグを付与し
て設備制御装置400aに送信する。監視制御装置20
0cでは、管理下外である設備制御装置400aに対す
る制御コマンドであるため、この制御コマンドを処理す
ることなく破棄する。設備制御装置400aでは、監視
制御装置200bから制御コマンドを受信し、設備機器
500a〜509aに対する制御を実施する。同様に、
監視制御装置200bや200cが機能停止した場合に
ついても、同様の動作により機能停止状態になった監視
制御装置の管理下にある設備制御装置に対する制御・監
視機能を他の監視制御装置200cや200aにより補
うことができる。
【0043】ここで、代替監視制御装置選択手段として
は、以下に示すような方法が考えられる。 1.被代替監視制御装置との装置アドレスが近い監視制
御装置とする。 2.監視制御装置の処理能力を事前にあるいは随時求
め、その処理能力に余裕がある監視制御装置とする。 3.監視制御装置に問い合わせて、監視制御装置からの
応答が早い監視制御装置とする。 4.監視制御装置が受け持っている設備機器数を事前に
求め、その担当設備機器数が少ない監視制御装置とす
る。
【0044】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、機能停止検出部221において、ある監視制御装置
200a〜200cの機能停止状態を検出した場合に、
代替すべき監視制御装置200a〜200cを選択し、
代替監視制御装置に被代替監視制御装置の代替に必要な
代替用制御パラメータ222と被代替監視制御装置の制
御・監視機能の代替実行を指示する代替実行指示部24
1を設けるように構成したので、代替用制御パラメータ
222が1台で済み、構成を簡単にできる効果がある。
【0045】実施の形態5.上記実施の形態3および実
施の形態4では、機能停止検出部221、停止装置通知
部231、代替関係データ232、代替実行指示部24
1、代替用制御パラメータ222を監視用端末100に
備えた場合について説明したが、図20に示すように、
伝送路1に接続される新たな構成管理装置600を用意
し、その構成管理装置600内に備えた場合についても
適用可能である。
【0046】実施の形態6.上記実施の形態1から実施
の形態5では、監視用端末100からの制御コマンドは
監視制御装置200a〜200cに通信しているが、監
視用端末100内に制御コマンドとその制御コマンドに
応じた通信先監視制御装置アドレスの関係を示す表を用
意し、監視制御装置200a〜200cが機能停止状態
になった場合、監視用端末100内の前記アドレス関係
表を変更する手段を設ける事により、監視用端末100
からの制御コマンドを1台の監視制御装置200にのみ
通信するようにしてもよい。
【0047】実施の形態7.上記実施の形態1から実施
の形態5では、各装置または端末間の論理的な通信リン
クを図2に示すように1対1としていたが、図21に示
すように、監視用端末100と監視制御装置200a〜
200cは、伝送路1に接続されている全装置に対する
通信リンクを張る。また、監視制御装置200a〜20
0cと設備制御装置400a〜400c,410a〜4
10cは、共有伝送路2に接続されている全装置に対す
る通信リンクを張る。このようにすることで、通信時に
相手先を特定する必要が無く、さらに、同じ内容の制御
コマンドを複数の装置に送信する必要が無くなる。
【0048】実施の形態8.上記実施の形態1から実施
の形態7では、伝送路1と共有伝送路2としてバス型の
伝送路を想定していたが、スター型、リング型、メッシ
ュ型等においても適用可能である。
【0049】実施の形態9.上記実施の形態1から実施
の形態8では、伝送路1と共有伝送路2を別の伝送路と
して想定していたが、共通の伝送路を用いた場合にも適
用可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、複数の監視制御装置とその管理下の設備制御装置
とを共有伝送路で接続し、それら監視制御装置に、自監
視制御装置の監視制御コマンド処理部が持つ、管理下に
ある設備制御装置に対する制御および監視機能に加え
て、他の監視制御装置の監視制御コマンド処理部が持
つ、該当監視制御装置の管理下にある設備制御装置に対
する制御および監視機能の一部もしくは全てを実行する
拡張監視制御コマンド処理部を備えるように構成したの
で、ある監視制御装置が故障や保守点検等により停止状
態になったとしても、他の監視制御装置において、その
監視制御装置が通常行っている制御・監視機能に加え
て、停止状態になった監視制御装置とその管理下にある
設備制御装置に対する制御・監視機能を実行することが
でき、H/Wコストの増大を抑えながらシステム動作保
障を実現できる効果がある。
【0051】請求項2記載の発明によれば、監視制御装
置毎に、監視制御装置の拡張監視制御コマンド処理部に
おいて、どの監視制御装置の監視制御コマンド処理部が
持つ制御および監視機能を代替するかという関係を予め
決めておき、監視制御装置に、被代替監視制御装置の監
視制御コマンド処理部の機能停止状態を検出し、拡張監
視制御コマンド処理部に通知する機能停止検出部と、被
代替監視制御装置の監視制御コマンド処理部の代替に必
要な代替用制御パラメータとを備えるように構成したの
で、ある監視制御装置が停止状態になった場合に、監視
制御装置に付加した機能停止検出部と代替用制御パラメ
ータの手段だけで、自律的に停止状態になった被代替監
視制御装置の持つ制御・監視機能の代替を行うことがで
きる効果がある。
【0052】請求項3記載の発明によれば、機能停止検
出部で監視制御コマンド処理部の機能停止状態を検出し
た被代替監視制御装置から、代替関係データを用いて代
替監視制御装置の拡張監視制御コマンド処理部に通知す
る停止装置通知部を監視用端末と監視制御装置とが接続
されている伝送路に接続し、被代替監視制御装置の監視
制御コマンド処理部の代替に必要な代替用制御パラメー
タを監視制御装置に備えるように構成したので、機能停
止検出部を各監視制御装置に備えるのではなく、監視用
端末と監視制御装置とが接続された伝送路上に備えるこ
とにより、各監視制御装置に備えていた機能停止検出部
が一つで済む効果がある。
【0053】請求項4記載の発明によれば、被代替監視
制御装置の監視制御コマンド処理部の機能停止状態を検
出する機能停止検出部と、被代替監視制御装置の代替に
必要な代替用制御パラメータと、前記機能停止検出部で
監視制御コマンド処理部の機能停止状態を検出した被代
替監視制御装置の代替を実行する監視制御装置を選択
し、代替用制御パラメータから被代替監視制御装置の制
御パラメータを読み出し、選択した代替監視制御装置の
拡張制御コマンド処理部に前記制御パラメータと代替実
行の指示を通知する代替実行指示部とを監視用端末と監
視制御装置とが接続されている伝送路に接続するように
構成したので、代替監視制御装置と被代替監視制御装置
の関係を予め決めておかず、ある監視制御装置が停止状
態になったときに、どの監視制御装置で代替すべきかを
代替用制御パラメータから決定することにより、被代替
監視制御装置と代替監視制御装置が同時に停止状態にな
ったとしても、他の監視制御装置で代替することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による協調分散型監
視制御システムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による協調分散型監
視制御システムの通信リンク関係図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による協調分散型監
視制御システムにおける監視制御装置の代替関係を示す
説明図である。
【図4】 (a)は制御コマンドのフォーマット例を示
す説明図、(b)は制御パラメータの一部のフォーマッ
ト例を示す説明図である。
【図5】 監視制御コマンド処理部の動作を示すフロー
チャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による制御コマンド
発行時の動作順序図(正常時)である。
【図7】 この発明の実施の形態1による制御コマンド
発行時の動作順序図(停止時)である。
【図8】 この発明の実施の形態2による協調分散型監
視制御システムを示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による制御コマンド
発行時の動作順序図(正常時)である。
【図10】 この発明の実施の形態2による監視制御装
置の機能停止時の動作順序図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による制御コマン
ド発行時の動作順序図(停止時)である。
【図12】 この発明の実施の形態3による協調分散型
監視制御システムを示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態3による制御コマン
ド発行時の動作順序図(正常時)である。
【図14】 この発明の実施の形態3による監視制御装
置の機能停止時の動作順序図である。
【図15】 この発明の実施の形態3による制御コマン
ド発行時の動作順序図(停止時)である。
【図16】 この発明の実施の形態4による協調分散型
監視制御システムを示す構成図である。
【図17】 この発明の実施の形態4による制御コマン
ド発行時の動作順序図(正常時)である。
【図18】 この発明の実施の形態4による監視制御装
置の機能停止時の動作順序図である。
【図19】 この発明の実施の形態4による制御コマン
ド発行時の動作順序図(停止時)である。
【図20】 この発明の実施の形態5による協調分散型
監視制御システムを示す構成図である。
【図21】 この発明の実施の形態7による協調分散型
監視制御システムの通信リンク関係図である。
【図22】 従来の分散型監視制御システムを示す構成
図である。
【図23】 従来の分散型監視制御システムを示す構成
図である。
【符号の説明】
1 伝送路、2 共有伝送路、100 監視用端末、2
00a〜200c 監視制御装置、211a〜211c
監視制御コマンド処理部、212a〜212c 制御
パラメータ、213a〜213c 拡張監視制御コマン
ド処理部、221,221a〜221c 機能停止検出
部、222a〜222c 代替用制御パラメータ、23
1 停止装置通知部、232 代替関係データ、241
代替実行指示部、400a〜400c,410a〜4
10c 設備制御装置、500a〜519a,500b
〜519b,500c〜519c 設備機器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作者により各種設備を監視制御する監
    視用端末と、設備機器を制御する設備制御装置と、少な
    くとも1台の前記設備制御装置を管理下に置き、管理下
    のその設備制御装置と通信接続され、管理下のその設備
    制御装置の監視制御に必要な制御パラメータを設け、そ
    の制御パラメータに基づいて前記監視用端末からの監視
    制御コマンドを変換し、管理下のその設備制御装置を制
    御する制御機能、および管理下のその設備制御装置から
    の設備状態情報を変換し、その監視用端末に通知する監
    視機能を有する監視制御コマンド処理部を設け、その監
    視用端末と伝送路で接続された複数の監視制御装置とを
    備えた分散型監視制御システムにおいて、前記複数の監
    視制御装置とその管理下の前記設備制御装置とを共有伝
    送路で接続し、それら監視制御装置に、自監視制御装置
    の監視制御コマンド処理部が持つ、管理下にある設備制
    御装置に対する制御および監視機能に加えて、他の監視
    制御装置の監視制御コマンド処理部が持つ、該当監視制
    御装置の管理下にある設備制御装置に対する制御および
    監視機能の一部もしくは全てを実行する拡張監視制御コ
    マンド処理部を備えたことを特徴とする協調分散型監視
    制御システム。
  2. 【請求項2】 監視制御装置毎に、監視制御装置の拡張
    監視制御コマンド処理部において、どの監視制御装置の
    監視制御コマンド処理部が持つ制御および監視機能を代
    替するかという関係を予め決めておき、監視制御装置毎
    に、被代替監視制御装置の監視制御コマンド処理部の機
    能停止状態を検出し、当該監視制御装置に設けられた拡
    張監視制御コマンド処理部に通知する機能停止検出部
    と、被代替監視制御装置の監視制御コマンド処理部の代
    替に必要な代替用制御パラメータとを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の協調分散型監視制御システム。
  3. 【請求項3】 代替監視制御装置と被代替監視制御装置
    との関係を予め代替関係データに決めておき、被代替監
    視制御装置の監視制御コマンド処理部の機能停止状態を
    検出する機能停止検出部と、その機能停止検出部で監視
    制御コマンド処理部の機能停止状態を検出した被代替監
    視制御装置から、前記代替関係データを用いて代替監視
    制御装置の拡張監視制御コマンド処理部に通知する停止
    装置通知部とを監視用端末と監視制御装置とが接続され
    ている伝送路に接続し、被代替監視制御装置の監視制御
    コマンド処理部の代替に必要な代替用制御パラメータを
    監視制御装置に備えたことを特徴とする請求項1記載の
    協調分散型監視制御システム。
  4. 【請求項4】 被代替監視制御装置の監視制御コマンド
    処理部の機能停止状態を検出する機能停止検出部と、被
    代替監視制御装置の代替に必要な代替用制御パラメータ
    と、前記機能停止検出部で監視制御コマンド処理部の機
    能停止状態を検出した被代替監視制御装置の代替を実行
    する監視制御装置を選択し、その代替用制御パラメータ
    から被代替監視制御装置の制御パラメータを読み出し、
    選択した代替監視制御装置の拡張制御コマンド処理部に
    前記制御パラメータと代替実行の指示を通知する代替実
    行指示部を監視用端末と監視制御装置とが接続されてい
    る伝送路に接続したことを特徴とする請求項1記載の協
    調分散型監視制御システム。
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