JPH10208686A - イオン注入装置 - Google Patents
イオン注入装置Info
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- JPH10208686A JPH10208686A JP9007302A JP730297A JPH10208686A JP H10208686 A JPH10208686 A JP H10208686A JP 9007302 A JP9007302 A JP 9007302A JP 730297 A JP730297 A JP 730297A JP H10208686 A JPH10208686 A JP H10208686A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不所望の汚染不純物のノックオンを防止し、
ドーズ量を正確に制御しうるイオン注入装置を提供す
る。 【解決手段】 イオン注入室6内の被処理基板7に近接
して、アウトガスや残留ガス等の汚染源となる不純物分
析用質量分析器10を設ける。 【効果】 イオン注入室内の被処理基板7近傍の不純物
濃度を、個々の不純物毎にモニタでき、特定の不純物に
よる汚染が防止される。
ドーズ量を正確に制御しうるイオン注入装置を提供す
る。 【解決手段】 イオン注入室6内の被処理基板7に近接
して、アウトガスや残留ガス等の汚染源となる不純物分
析用質量分析器10を設ける。 【効果】 イオン注入室内の被処理基板7近傍の不純物
濃度を、個々の不純物毎にモニタでき、特定の不純物に
よる汚染が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造工
程等に用いられるイオン注入装置に関し、さらに詳しく
は、イオン注入室や被処理基板から発生する不純物の混
入防止や、ドーズ量の精度を向上しうるイオン注入装置
に関する。
程等に用いられるイオン注入装置に関し、さらに詳しく
は、イオン注入室や被処理基板から発生する不純物の混
入防止や、ドーズ量の精度を向上しうるイオン注入装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置の製造工程におい
ては、半導体基板にP型あるいはN型半導体領域を形成
するために、イオン注入装置が用いられる。これは、
B、PあるいはAs等の3価あるいは5価のイオンを高
真空中で電界により加速し、シリコン等の半導体基板に
注入する装置である。
ては、半導体基板にP型あるいはN型半導体領域を形成
するために、イオン注入装置が用いられる。これは、
B、PあるいはAs等の3価あるいは5価のイオンを高
真空中で電界により加速し、シリコン等の半導体基板に
注入する装置である。
【0003】イオン注入装置は周知のように、所望の3
価あるいは5価の元素を含むガスをイオン化するイオン
発生源、所望のイオンのみを単離するイオン分離用質量
分析器、単離されたイオンを加速する加速器、半導体基
板等の被処理基板をローディング・アンローディングす
るイオン注入室とから大略構成される。これらの構成要
素以外にも、イオンビーム走査手段やファラデーカップ
等があるが、これらはいずれも高真空中で作動するた
め、ディフュージョンポンプやターボ分子ポンプ等の高
真空ポンプや真空計が必須である。
価あるいは5価の元素を含むガスをイオン化するイオン
発生源、所望のイオンのみを単離するイオン分離用質量
分析器、単離されたイオンを加速する加速器、半導体基
板等の被処理基板をローディング・アンローディングす
るイオン注入室とから大略構成される。これらの構成要
素以外にも、イオンビーム走査手段やファラデーカップ
等があるが、これらはいずれも高真空中で作動するた
め、ディフュージョンポンプやターボ分子ポンプ等の高
真空ポンプや真空計が必須である。
【0004】イオン注入室も高真空に保たれるが、ここ
に被処理基板をローディングする場合には大気が混入
し、イオン注入室内に残留し、またイオン注入室の内壁
や被処理基板に吸着する。またイオンを注入する個所を
制限するために、被処理基板上に選択的にレジストマス
クを形成してある場合には、イオン注入時の被処理基板
の温度上昇により、レジストマスクから残留溶剤や水分
等が放出される。
に被処理基板をローディングする場合には大気が混入
し、イオン注入室内に残留し、またイオン注入室の内壁
や被処理基板に吸着する。またイオンを注入する個所を
制限するために、被処理基板上に選択的にレジストマス
クを形成してある場合には、イオン注入時の被処理基板
の温度上昇により、レジストマスクから残留溶剤や水分
等が放出される。
【0005】このように、イオン注入室内は本来高真空
に保持されるべきところが、各種アウトガスや残留大気
等の不純物が数多く浮遊している。本明細書中で使用す
る不純物という用語は、本来被処理基板に導入したい
B、PあるいはAs等の元素のことではなく、汚染(コ
ンタミネーション)源となる炭素、酸素、窒素元素等の
不所望の不純物のことである。
に保持されるべきところが、各種アウトガスや残留大気
等の不純物が数多く浮遊している。本明細書中で使用す
る不純物という用語は、本来被処理基板に導入したい
B、PあるいはAs等の元素のことではなく、汚染(コ
ンタミネーション)源となる炭素、酸素、窒素元素等の
不所望の不純物のことである。
【0006】かかる不所望の不純物がイオン注入室に浮
遊していると、注入イオン種との電荷交換作用等により
注入イオンが中性化されて注入されるため、ドーズ量の
計測エラーが発生する。また同じく、電荷交換作用によ
りイオン化した不所望の不純物が被処理基板にノックオ
ンされるため、コンタミネーションや半導体素子の特性
の偏差が発生する。イオン注入室で発生するこれら不所
望の不純物は、イオン分離用質量分析器でいかに高精度
に注入イオンを単離しても、防止することは原理的に不
可能である。
遊していると、注入イオン種との電荷交換作用等により
注入イオンが中性化されて注入されるため、ドーズ量の
計測エラーが発生する。また同じく、電荷交換作用によ
りイオン化した不所望の不純物が被処理基板にノックオ
ンされるため、コンタミネーションや半導体素子の特性
の偏差が発生する。イオン注入室で発生するこれら不所
望の不純物は、イオン分離用質量分析器でいかに高精度
に注入イオンを単離しても、防止することは原理的に不
可能である。
【0007】従来のイオン注入装置においては、不所望
の不純物を制限するため、装置内の真空度をモニタし、
ある一定の高真空度、例えば10-5Paに達した時点で
イオン注入を開始するとともに、イオン注入工程中にあ
る一定の真空度に劣化した場合には、イオン注入を停止
するインターロック手段が設けられている。
の不純物を制限するため、装置内の真空度をモニタし、
ある一定の高真空度、例えば10-5Paに達した時点で
イオン注入を開始するとともに、イオン注入工程中にあ
る一定の真空度に劣化した場合には、イオン注入を停止
するインターロック手段が設けられている。
【0008】しかしこの方法ではイオン注入室の真空度
を全圧としてモニタしているので、ある特定の不純物分
子が多く発生してその分圧が上昇し、全圧に変化があま
りない場合には、その不純物分子が確率的に多くノック
オンされ、特定分子あるいは原子によるコンタミネーシ
ョンが増加する。
を全圧としてモニタしているので、ある特定の不純物分
子が多く発生してその分圧が上昇し、全圧に変化があま
りない場合には、その不純物分子が確率的に多くノック
オンされ、特定分子あるいは原子によるコンタミネーシ
ョンが増加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案するものである。すなわち本
発明は、イオン注入室や被処理基板から発生する不所望
の不純物の混入を防止し、またドーズ量の精度を向上し
うるイオン注入装置を提供することをその課題とする。
技術の問題点に鑑みて提案するものである。すなわち本
発明は、イオン注入室や被処理基板から発生する不所望
の不純物の混入を防止し、またドーズ量の精度を向上し
うるイオン注入装置を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために提案するものである。すなわち本発明のイ
オン注入装置は、イオン発生源、イオン分離用質量分析
器、イオン加速器および被処理基板を配設するイオン注
入室を具備するイオン注入装置において、このイオン注
入室には、不純物分析用質量分析器を有することを特徴
とする。不純物分析用質量分析器の測定点としては、イ
オン注入に支障を来さない限り、被処理基板に近接した
点とすることが望ましい。
決するために提案するものである。すなわち本発明のイ
オン注入装置は、イオン発生源、イオン分離用質量分析
器、イオン加速器および被処理基板を配設するイオン注
入室を具備するイオン注入装置において、このイオン注
入室には、不純物分析用質量分析器を有することを特徴
とする。不純物分析用質量分析器の測定点としては、イ
オン注入に支障を来さない限り、被処理基板に近接した
点とすることが望ましい。
【0011】本発明が特徴とする不純物分析用質量分析
器は、被処理基板やイオン注入室内壁からのアウトガ
ス、あるいはイオン注入室内の残留ガスを測定するもの
であり、当然注入イオン分離用の質量分析器とは異なる
ものである。不純物分析用質量分析器としては、小型化
が可能な四重極型質量分析器が望ましい。またこの不純
物分析用質量分析器の測定結果が所定値以下となった場
合にイオン注入を開始するとともに、イオン注入工程中
にこの不純物分析用質量分析器の測定結果が所定値以上
となった場合にイオン注入を中断するインターロック手
段をさらに有することが望ましい。
器は、被処理基板やイオン注入室内壁からのアウトガ
ス、あるいはイオン注入室内の残留ガスを測定するもの
であり、当然注入イオン分離用の質量分析器とは異なる
ものである。不純物分析用質量分析器としては、小型化
が可能な四重極型質量分析器が望ましい。またこの不純
物分析用質量分析器の測定結果が所定値以下となった場
合にイオン注入を開始するとともに、イオン注入工程中
にこの不純物分析用質量分析器の測定結果が所定値以上
となった場合にイオン注入を中断するインターロック手
段をさらに有することが望ましい。
【0012】かかる装置構成により、イオン注入室で発
生する特定の不純物の濃度を個別にモニタすることがで
き、不所望の特定の不純物のノックオンの防止、あるい
はドーズ量の正確な制御が可能となる。
生する特定の不純物の濃度を個別にモニタすることがで
き、不所望の特定の不純物のノックオンの防止、あるい
はドーズ量の正確な制御が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施形態例
につき添付図面を参照して説明する。
につき添付図面を参照して説明する。
【0014】実施の形態例1 本形態例は枚葉式のイオン注入装置に本発明を適用した
例であり、これを図1(a)〜(b)を参照して説明す
る。これらのうち、図1(a)はイオン注入工程前、あ
るいはイオン注入工程を中断した状態を示し、図1
(b)はイオン注入工程中の状態を示すいずれも要部概
略断面図である。符号1はイオン注入装置であり、その
チャンバ内を高真空に保持する真空ポンプ2および真空
計3等が配設されている。図の左側にはイオン発生源、
イオン分離用質量分析器、イオン加速器等が接続されて
いるが、これらはいずれも周知の構造であるので図示を
省略する。これら不図示の構成手段から、単離された所
望のイオン種のイオンビーム4が出射される。図の右方
にはゲートバルブ5を介してイオン注入室6が連結され
ており、このイオン注入室6内には、1枚の被処理基板
7が基板ホルダにより固定して配設されている。イオン
注入室6を高真空に真空引きする別段の真空ポンプと真
空計、ファラデーカップおよび被処理基板7の搬入搬出
手段等の装置細部はいずれも図示を省略する。本イオン
注入装置の特徴は、イオン注入室6内に臨んで配設され
た不純物分析用質量分析器10である。不純物分析用質
量分析器10および真空計3等の出力信号は、マイクロ
コンピュータを備えた不図示のシステムコントローラへ
入力される。このシステムコントローラは、個々の不純
物毎の許容濃度データ、イオンビーム出射/中断あるい
はゲートバルブ5の開閉を指令するインターロック手段
等を有し、イオン注入装置1全体の作動を制御するよう
に構成されている。
例であり、これを図1(a)〜(b)を参照して説明す
る。これらのうち、図1(a)はイオン注入工程前、あ
るいはイオン注入工程を中断した状態を示し、図1
(b)はイオン注入工程中の状態を示すいずれも要部概
略断面図である。符号1はイオン注入装置であり、その
チャンバ内を高真空に保持する真空ポンプ2および真空
計3等が配設されている。図の左側にはイオン発生源、
イオン分離用質量分析器、イオン加速器等が接続されて
いるが、これらはいずれも周知の構造であるので図示を
省略する。これら不図示の構成手段から、単離された所
望のイオン種のイオンビーム4が出射される。図の右方
にはゲートバルブ5を介してイオン注入室6が連結され
ており、このイオン注入室6内には、1枚の被処理基板
7が基板ホルダにより固定して配設されている。イオン
注入室6を高真空に真空引きする別段の真空ポンプと真
空計、ファラデーカップおよび被処理基板7の搬入搬出
手段等の装置細部はいずれも図示を省略する。本イオン
注入装置の特徴は、イオン注入室6内に臨んで配設され
た不純物分析用質量分析器10である。不純物分析用質
量分析器10および真空計3等の出力信号は、マイクロ
コンピュータを備えた不図示のシステムコントローラへ
入力される。このシステムコントローラは、個々の不純
物毎の許容濃度データ、イオンビーム出射/中断あるい
はゲートバルブ5の開閉を指令するインターロック手段
等を有し、イオン注入装置1全体の作動を制御するよう
に構成されている。
【0015】次に図1に示したイオン注入装置1によ
り、実際にイオン注入を施す動作を更に詳しく説明す
る。まず図1(a)に示すように、イオン注入領域以外
をレジストマスクで保護した被処理基板7を、イオン注
入室6の基板ホルダ上にセッティングする。真空ポンプ
2等により真空引きし、イオン注入室6を含めたイオン
注入装置1内を例えば10-5Pa台の高真空とする。従
来はこの段階で直ちにイオン注入を開始したが、本実施
例ではさらに不純物分析用質量分析器10により、イオ
ン注入室6内の被処理基板7近傍の複数の不純物濃度を
個別にモニタする。イオン注入装置1のシステムコント
ローラのコンピュータ内には、レジストマスクからのア
ウトガス、イオン注入室6内壁からのアウトガス、ある
いはイオン注入室6内の残留ガス等、各種不純物分子毎
の許容濃度が入力されており、不純物分析用質量分析器
10の測定データがすべてこの許容濃度以下となったと
きに、初めてインターロック手段が解除され、図1
(b)に示されるようにイオン注入が開始される。
り、実際にイオン注入を施す動作を更に詳しく説明す
る。まず図1(a)に示すように、イオン注入領域以外
をレジストマスクで保護した被処理基板7を、イオン注
入室6の基板ホルダ上にセッティングする。真空ポンプ
2等により真空引きし、イオン注入室6を含めたイオン
注入装置1内を例えば10-5Pa台の高真空とする。従
来はこの段階で直ちにイオン注入を開始したが、本実施
例ではさらに不純物分析用質量分析器10により、イオ
ン注入室6内の被処理基板7近傍の複数の不純物濃度を
個別にモニタする。イオン注入装置1のシステムコント
ローラのコンピュータ内には、レジストマスクからのア
ウトガス、イオン注入室6内壁からのアウトガス、ある
いはイオン注入室6内の残留ガス等、各種不純物分子毎
の許容濃度が入力されており、不純物分析用質量分析器
10の測定データがすべてこの許容濃度以下となったと
きに、初めてインターロック手段が解除され、図1
(b)に示されるようにイオン注入が開始される。
【0016】イオン注入工程中に、被処理基板7温度が
上昇する等の原因でアウトガスが増加し、イオン注入室
6内の不純物濃度が許容値を超える場合には、直ちにイ
ンターロック手段が働き、再び図1(a)に示すように
ゲートバルブ5が閉の状態となる。それまでのイオン注
入量はシステムコントローラのコンピュータ内にメモリ
され、イオン注入室6内の不純物濃度が再び許容値以下
となった場合には、またゲートバルブ5が開いて図1
(b)の状態となり、不足ドーズ量分のイオン注入が続
行される。イオン注入終了後、被処理基板7はイオン注
入室6から搬出される。
上昇する等の原因でアウトガスが増加し、イオン注入室
6内の不純物濃度が許容値を超える場合には、直ちにイ
ンターロック手段が働き、再び図1(a)に示すように
ゲートバルブ5が閉の状態となる。それまでのイオン注
入量はシステムコントローラのコンピュータ内にメモリ
され、イオン注入室6内の不純物濃度が再び許容値以下
となった場合には、またゲートバルブ5が開いて図1
(b)の状態となり、不足ドーズ量分のイオン注入が続
行される。イオン注入終了後、被処理基板7はイオン注
入室6から搬出される。
【0017】実施の形態例2 本形態例はバッチ式のイオン注入装置に本発明を適用し
た例であり、これを図2(a)〜(b)を参照して説明
する。これらのうち、図2(a)はイオン注入工程前、
あるいはイオン注入工程を中断した状態を示し、図2
(b)はイオン注入工程中の状態を示すいずれも要部概
略断面図である。
た例であり、これを図2(a)〜(b)を参照して説明
する。これらのうち、図2(a)はイオン注入工程前、
あるいはイオン注入工程を中断した状態を示し、図2
(b)はイオン注入工程中の状態を示すいずれも要部概
略断面図である。
【0018】図2に示すイオン注入装置の基本構成は前
実施の形態例で参照した図1に示すイオン注入装置と同
様であるので重複する説明は省略し、特徴部分の説明に
とどめる。図2に示すイオン注入装置のイオン注入室6
は、複数の被処理基板7を載置した回転ディスク8が収
納されており、この回転ディスク8は回転およびスキャ
ンすることが可能である。不純物分析用質量分析器10
や不図示のシステムコントローラ等の機能は前実施の形
態例1に準じる。本実施の形態例によれば、複数の被処
理基板7に対して均一なイオン注入を施すことが可能で
ある。
実施の形態例で参照した図1に示すイオン注入装置と同
様であるので重複する説明は省略し、特徴部分の説明に
とどめる。図2に示すイオン注入装置のイオン注入室6
は、複数の被処理基板7を載置した回転ディスク8が収
納されており、この回転ディスク8は回転およびスキャ
ンすることが可能である。不純物分析用質量分析器10
や不図示のシステムコントローラ等の機能は前実施の形
態例1に準じる。本実施の形態例によれば、複数の被処
理基板7に対して均一なイオン注入を施すことが可能で
ある。
【0019】以上、本発明のイオン注入装置につき2例
の実施の形態例により説明を加えたが、本発明はこれら
実施例に限定されることなく各種の実施態様が可能であ
る。例えば、イオン注入対象の被処理基板は、シリコン
やGaAs、InP等の半導体基板の他に、磁性体材料
や光機能材料等、各種電子材料を対象とすることができ
る。
の実施の形態例により説明を加えたが、本発明はこれら
実施例に限定されることなく各種の実施態様が可能であ
る。例えば、イオン注入対象の被処理基板は、シリコン
やGaAs、InP等の半導体基板の他に、磁性体材料
や光機能材料等、各種電子材料を対象とすることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のイオン注入装置によれば、イオン注入室や被処理基板
から発生する不所望の不純物の混入を防止し、またドー
ズ量の精度を向上しうるイオン注入装置を提供すること
が可能となる。
のイオン注入装置によれば、イオン注入室や被処理基板
から発生する不所望の不純物の混入を防止し、またドー
ズ量の精度を向上しうるイオン注入装置を提供すること
が可能となる。
【図1】本発明のイオン注入装置を示す概略断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他のイオン注入装置を示す概略断面図
である。
である。
1…イオン注入装置、2…真空ポンプ、3…真空計、4
…イオンビーム、5…ゲートバルブ、6…イオン注入
室、7…被処理基板、8…回転ディスク、10…不純物
分析用質量分析器
…イオンビーム、5…ゲートバルブ、6…イオン注入
室、7…被処理基板、8…回転ディスク、10…不純物
分析用質量分析器
Claims (5)
- 【請求項1】 イオン発生源、イオン分離用質量分析
器、イオン加速器および被処理基板を配設するイオン注
入室を具備するイオン注入装置において、 前記イオン注入室には、不純物分析用質量分析器を有す
ることを特徴とするイオン注入装置。 - 【請求項2】 前記不純物分析用質量分析器は、前記被
処理基板からのアウトガスを測定するものであることを
特徴とする請求項1記載のイオン注入装置。 - 【請求項3】 前記不純物分析用質量分析器は、前記イ
オン注入室内壁からのアウトガスを測定するものである
ことを特徴とする請求項1記載のイオン注入装置。 - 【請求項4】 前記不純物分析用質量分析器は、前記イ
オン注入室内の残留ガスを測定するものであることを特
徴とする請求項1記載のイオン注入装置。 - 【請求項5】 前記不純物分析用質量分析器の測定結果
が所定値以下となった場合にイオン注入を開始するとと
もに、 前記不純物分析用質量分析器の測定結果が所定値以上と
なった場合にイオン注入を中断するインターロック手段
をさらに有することを特徴とする請求項1記載のイオン
注入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9007302A JPH10208686A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | イオン注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9007302A JPH10208686A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | イオン注入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208686A true JPH10208686A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11662234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9007302A Pending JPH10208686A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | イオン注入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10208686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006269991A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sumco Corp | 検査方法及び半導体基板製造方法 |
JP4881863B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2012-02-22 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 半導体デバイス製造装置 |
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1997
- 1997-01-20 JP JP9007302A patent/JPH10208686A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4881863B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2012-02-22 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | 半導体デバイス製造装置 |
JP2006269991A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Sumco Corp | 検査方法及び半導体基板製造方法 |
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