JPH11339706A - イオン注入装置及び方法 - Google Patents

イオン注入装置及び方法

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JPH11339706A
JPH11339706A JP10143562A JP14356298A JPH11339706A JP H11339706 A JPH11339706 A JP H11339706A JP 10143562 A JP10143562 A JP 10143562A JP 14356298 A JP14356298 A JP 14356298A JP H11339706 A JPH11339706 A JP H11339706A
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JP
Japan
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wafer
ion
ions
ion implantation
shutter
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Pending
Application number
JP10143562A
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English (en)
Inventor
Minoru Ikeda
穣 池田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーハ面内でイオン照射量の異なる領域の
形成と、ウェーハ面でイオンを注入したい領域へ任意に
イオン注入を行える等、様々なイオン照射条件を満足で
きるイオン注入装置及び方法の提供する。 【解決手段】 イオン源1と、このイオン源から出る種
々のイオンから所望のイオンを分離する質量分析器2
と、この質量分析器で分離された目的のイオンをウェー
ハ中の目的の深さまで注入するために加速させる加速器
3と、この加速器で加速されたイオンをウェーハ全面に
均一に注入するための偏向器4と、照射すべき半導体ウ
ェーハ5を保持する支持台6とを有するイオン注入装置
において、前記支持台6直前に、シャッター7を設け、
ウェーハ5へのイオンの注入面積を任意に変更可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン注入装置及び
方法に関する。より詳しくは、半導体製造プロセスにお
いて様々なイオンをウェーハ面に照射する際に、ウェー
ハ面に照射されるイオンの注入条件を、ウェーハ面内で
変更可能とするイオン注入装置及び方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、シリコン
等からなる半導体ウェーハに、必要とする半導体特性に
応じた不純物を導入するために、枚葉式のイオン注入装
置が用いられている。この枚葉式イオン注入装置は、ウ
ェーハ1枚毎にイオンを直接注入して、トランジスタの
ベース等になる不純物層を形成させるものである。
【0003】図5は従来のイオン注入装置の構成図であ
る。図5に示すようにイオン注入装置は、イオン源1で
発生したイオンの中から質量分析器2で必要なイオンを
選別して分離し、加速器3で加速してイオンビームと
し、偏向器4を用いてイオン注入室内に保持された半導
体ウェーハ5の全面にイオンを注入するもので、前記ウ
ェーハ5を、機械的その他適当な手段で保持する支持台
6を備えている。この時、ウェーハ5面は前記偏向器4
より放出されるイオンビームの進行方向に対向するよう
に支持台6に保持される。
【0004】この場合、イオン照射条件として使用する
イオンやイオン注入量等を設定し、注入目標であるウェ
ーハ5の全面に対し同一条件でイオン照射を行ってい
る。従って1つの条件でイオン注入を行うごとに1枚の
ウェーハが用いられる。
【0005】また、特性異状の早期発見のためにサンプ
ルウェーハを用いて特性の判定を行う場合があり、この
場合特性確認のためのサンプルを各イオン照射毎に1枚
づつ作成しなければならず、数多くのウェーハ5を使用
する。これを防ぐため、フォトレジストによりウェーハ
5にマスキングを行い、フォトレジストでマスキングさ
れた場所にイオン照射が行われないようにして、ウェー
ハ5面内で複数のイオン照射場所ができるようにして、
ウェーハ5の使用枚数を削減している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、新規ウ
ェーハデバイスの開発や新規設備の立ち上げ等では複数
の条件でのイオン照射を行い、ICの基本特性の条件出
しや、基本特性を満足するためのイオン照射条件を決定
したり、新規イオン注入機の立ち上げ等では、設備の基
本性能や従来機との合わせ込みを行うため、1つの条件
でイオン照射を行う前記従来のウェーハ全面へのイオン
照射方法では膨大な量のウェーハが必要となる。
【0007】また、特性異状の早期発見のためにサンプ
ルウェーハを使用する場合、ウェーハの使用枚数を削減
するためには、フォトレジストでのマスキング作業と、
マスキングされた部分のフォトレジスト除去を行わない
と次のイオン照射の際に使用できないので、フォトレジ
スト剥離作業を行う必要があり、作業が面倒であり、コ
スト的には軽減されない。
【0008】図6はこのようなサンプルウェーハに対す
る従来のイオン注入装置によるイオン分割注入方法の説
明図である。フォトレジストのついていない部分aはイ
オン照射が行われるが、フォトレジストのついた部分b
〜dはフォトレジスト中でイオンが阻止されるのでウェ
ーハ5へのイオン照射は行われない。また、フォトレジ
ストを除去しマスキングの場所を変更すれば、ウェーハ
5で4分割の注入を行えるが、マスキング作業とフォト
レジスト除去の作業に手間がかかり、操作が煩雑であっ
た。
【0009】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、ウェーハ面内でイオン照射量の異なる領域の形成
と、ウェーハ面でイオンを注入したい領域へ任意にイオ
ン注入を行える等、様々なイオン照射条件を満足できる
イオン注入装置及び方法の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、イオン源と、このイオン源から出る種
々のイオンから所望のイオンを分離する質量分析器と、
この質量分析器で分離された目的のイオンをウェーハ中
の目的の深さまで注入するために加速させる加速器と、
この加速器で加速されたイオンをウェーハ全面に均一に
注入するための偏向器と、照射すべき半導体ウェーハを
保持する支持台とを有するイオン注入装置において、前
記支持台直前に、シャッターを設け、ウェーハへのイオ
ンの注入面積を任意に変更可能としたことを特徴とする
イオン注入装置を提供する。
【0011】この構成によれば、シャッターによりウェ
ーハへのイオンの注入面積を任意に変更可能としたの
で、シャッターの開口場所を変更してウェーハ面内でイ
オン照射量の異なる領域を形成でき、1枚のウェーハで
様々なイオン照射条件を満たすことができる。
【0012】好ましい構成例においては、前記シャッタ
ーは、スライド式でありウェーハ表面に沿って摺動可能
であることを特徴としている。
【0013】この構成によれば、シャッターをウェーハ
表面に沿ってスライドさせることにより、イオン照射量
に応じて開く(またはその逆に閉じる)ことができるの
で、様々なイオン照射条件を容易に確実に照射面積を変
えることにより満たすことができる。
【0014】さらに本発明ではイオン源と、このイオン
源から出る種々のイオンから所望のイオンを分離する質
量分析器と、この質量分析器で分離された目的のイオン
をウェーハ中の目的の深さまで注入するために加速させ
る加速器と、この加速器で加速されたイオンをウェーハ
全面に均一に注入するための偏向器と、照射すべき半導
体ウェーハを保持する支持台とを有するイオン注入装置
を用いたイオン注入方法において、前記支持台直前にシ
ャッターを設け、前記ウェーハに対するイオン照射中
に、イオンの注入量を測定しイオンの注入量に応じて前
記シャッターの開口面積を変化させ、このウェーハに注
入されるイオンの量をウェーハ面内で任意に変化させら
れることを特徴とするイオン注入方法を提供する。
【0015】この構成によれば、ウェーハ面内でイオン
照射量の異なる領域を形成したい場合、シャッターの開
口場所を変更するか、シャッターをイオン照射量に応じ
て開く(またはその逆に閉じる)ことができる。これに
より、ウェーハ面内でイオン照射量の異なる領域が希望
する場所に、希望するイオン照射量で形成されるため、
様々なイオン照射条件を満足することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態に係る
イオン注入装置の構成図である。この実施形態における
イオン注入装置の構造はイオン源1から偏向器4まで
は、前述の図5に示した従来のイオン注入装置の構造と
ほぼ同様である。
【0017】即ちイオン源1で発生したイオンの中から
質量分析器2で必要なイオンを選別して分離し、加速器
3で加速してイオンビームとし、偏向器4を用いてイオ
ン注入室内に保持された半導体ウェーハ5の全面にイオ
ンを注入するもので、前記ウェーハ5を、機械的その他
適当な手段で保持する支持台6を備えている。この時、
ウェーハ5面は前記偏向器4より放出されるイオンビー
ムの進行方向に対向するように支持台6に保持される。
【0018】本実施形態においては、図1に示すように
前記支持台6のウェーハ5の直前にイオン照射を遮るよ
うにステンレス製のシャッター7を設置し、シャッター
7は注入したい領域のみ開口可能である。このシャッタ
ー7の開閉動作はシャッター制御装置8を介して行われ
る。
【0019】この時、注入したい領域を前記シャッター
制御装置8に入力することによって注入したくない領域
をシャッター7で閉めてイオンが照射されないように
し、イオンのウェーハ5面への分割照射の操作が簡単に
できる。
【0020】図2から図4は本発明の実施の形態にかか
るイオン注入方法の説明図である。ウェーハ5内でイオ
ンの注入量の違う領域を同時に形成したい場合には、図
2から図4に示すように、最大注入量に対してeの領域
は80%、fの領域は90%、gの領域は100%注入
量と指定しておき、まず図2に示すようにgの領域のみ
シャッター7が開口され、10%注入した時点で図3に
示すようにfの領域までシャッター7が開口し、20%
注入されたところで図4に示すようにシャッター7が全
て開口し、ウェーハ5全面のイオン照射となる。
【0021】前述した照射方法とは逆に最初は図4に示
すようにウェーハ5全面に注入を開始し、80%注入し
たところで図3に示すようにeの領域のシャッター7を
閉じる。90%注入したところで図2のようにfまで閉
じてgのみ100%の注入を行えば同じ注入が可能であ
る。
【0022】このようにシャッター7の開口面積により
イオンの照射面積は任意に変更可能であり、この場合ウ
ェーハ5のオリフラットに対し直角分割するか、平行に
分割するかはイオン注入装置に備え付けのオリフラット
アライナー(図示しない)によりオリフラットをどの位
置で注入するかで任意に変更できるので、注入領域作成
パターンは無数に選べ、様々な照射条件を満たすことが
できる。
【0023】また、シャッター7の材質はステンレスに
限らず、アルミニウムやカーボンその他適当な材質を用
いることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ウェ
ーハ支持台の直前にシャッターを設けイオン照射領域を
任意に変更可能な構成とすることにより、1枚のウェー
ハに複数の異なるイオン注入領域を簡単に作成できる。
これにより、条件の異なる複数のイオン注入領域を有す
るイオン注入プロセスにおいて使用されるウェーハの枚
数を減らすことができ、また今まで特性確認のためやサ
ンプル評価等で行っていたフォトレジストでのマスキン
グ作業及びフォトレジスト剥離作業等の面倒な作業を行
うことなく使用するウェーハの枚数を大幅に削減でき、
コスト削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかるイオン注入装置
の構成図。
【図2】 本発明の実施の形態にかかるイオン注入方法
の説明図。
【図3】 本発明の実施の形態にかかるイオン注入方法
の説明図。
【図4】 本発明の実施の形態にかかるイオン注入方法
の説明図。
【図5】 従来のイオン注入装置の構成図。
【図6】 従来のイオン分割注入方法の説明図。
【符号の説明】
1:イオン源、2:質量分析器、3:加速器、4:偏向
器、5:ウェーハ、6:支持台、7:シャッター、8シ
ャッター制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源と、 このイオン源から出る種々のイオンから所望のイオンを
    分離する質量分析器と、 この質量分析器で分離された目的のイオンをウェーハ中
    の目的の深さまで注入するために加速させる加速器と、 この加速器で加速されたイオンをウェーハ全面に均一に
    注入するための偏向器と、 照射すべき半導体ウェーハを保持する支持台とを有する
    イオン注入装置において、 前記支持台直前に、シャッターを設け、ウェーハへのイ
    オンの注入面積を任意に変更可能としたことを特徴とす
    るイオン注入装置。
  2. 【請求項2】前記シャッターは、スライド式でありウェ
    ーハ表面に沿って摺動可能であることを特徴とする請求
    項1に記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】イオン源と、 このイオン源から出る種々のイオンから所望のイオンを
    分離する質量分析器と、 この質量分析器で分離された目的のイオンをウェーハ中
    の目的の深さまで注入するために加速させる加速器と、 この加速器で加速されたイオンをウェーハ全面に均一に
    注入するための偏向器と、 照射すべき半導体ウェーハを保持する支持台とを有する
    イオン注入装置を用いたイオン注入方法において、 前記支持台直前にシャッターを設け、前記ウェーハに対
    するイオン照射中に、イオンの注入量を測定しイオンの
    注入量に応じて前記シャッターの開口面積を変化させ、
    このウェーハに注入されるイオンの量をウェーハ面内で
    任意に変化させられることを特徴とするイオン注入方
    法。
JP10143562A 1998-05-26 1998-05-26 イオン注入装置及び方法 Pending JPH11339706A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084713A3 (en) * 2001-04-11 2003-03-13 Varian Semiconductor Equipment Occluding beamline ion implanter
US6777695B2 (en) 2002-07-12 2004-08-17 Varian Semiconductors Equipment Associates, Inc. Rotating beam ion implanter
CN104979152A (zh) * 2015-07-28 2015-10-14 中国科学技术大学 一种离子注入设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002084713A3 (en) * 2001-04-11 2003-03-13 Varian Semiconductor Equipment Occluding beamline ion implanter
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