JPH10208465A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH10208465A
JPH10208465A JP9025964A JP2596497A JPH10208465A JP H10208465 A JPH10208465 A JP H10208465A JP 9025964 A JP9025964 A JP 9025964A JP 2596497 A JP2596497 A JP 2596497A JP H10208465 A JPH10208465 A JP H10208465A
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power supply
supply voltage
supply line
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sub
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JP9025964A
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English (en)
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Michiyo Suzuki
美知代 鈴木
Shuichi Kubonai
修一 久保内
Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Shinichi Miyatake
伸一 宮武
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Shuichi Miyaoka
修一 宮岡
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタンバイ電流低減方式を採るダイナミック
型RAM等のレイアウト設計を効率化し、その設計工数
を削減する。 【解決手段】 ダイナミック型RAM等において、イン
バータ等のCMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード又
は接地電位供給ノードとなる金属配線層を、メイン電源
電圧供給線MVCS,サブ電源電圧供給線SVCS,メ
イン接地電位供給線MVSSならびにサブ接地電位供給
線SVSSと交差させて配置し、マスタースライスによ
り選択的にコンタクトCON11〜CON41ならびに
CON12〜CON42を形成して、いずれの電源電圧
供給線又は接地電位供給線とも容易に結合できるように
することで、共通のセルパターンをもって、スタンバイ
電流低減に必要な結合形態の異なる各種CMOS論理ゲ
ートを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置に関
し、例えば、CMOS論理ゲートをその基本構成素子と
しかつスタンバイ電流低減方式を採るダイナミック型R
AMならびにその配置設計の効率化に利用して特に有効
な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Pチャンネル及びNチャンネルMOSF
ET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この
明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの総称とする)が組み合わされてなるCM
OS(相補型MOS)論理ゲートがある。また、このよ
うなCMOS論理ゲートをその基本構成素子とするダイ
ナミック型RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導
体装置がある。
【0003】一方、CMOS論理ゲートを基本構成素子
とするダイナミック型RAM等に、電源電圧VCCを伝
達するメイン電源電圧供給線(メイン電源線)と、アク
ティブ状態時は電源電圧VCCを伝達しスタンバイ状態
時には電源電圧VCCより所定値だけ低い電位を伝達す
るサブ電源電圧供給線(サブ電源線)と、接地電位VS
Sを伝達するメイン接地電位供給線(メイン電源線)
と、アクティブ状態時は接地電位VSSを伝達しスタン
バイ状態時には接地電位VSSより所定値だけ高い電位
を伝達するサブ接地電位供給線(サブ電源線)とを設
け、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード及び接地
電位供給ノードを、その入力信号のスタンバイ時の論理
レベルに応じて選択的にメイン電源電圧供給線又はサブ
電源電圧供給線あるいはメイン接地電位供給線又はサブ
接地電位供給線に結合することで、オフ状態にあるPチ
ャンネル又はNチャンネルMOSFETのサブスレッシ
ョルド電流を抑制し、スタンバイ状態時におけるダイナ
ミック型RAM等の動作電流を削減するいわゆるスタン
バイ電流低減方式が、例えば、1993シンポジウム・
オン・VLSI・サーキット、ダイジェスト・オブ・テ
クニカル・ペーパーズの第47頁〜第48頁ならびに第
84頁〜第84頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記スタンバイ電流低減方式を採るダ
イナミック型RAMを開発しようとして、次のような問
題点に直面した。すなわち、このダイナミック型RAM
において、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード及
び接地電位供給ノードは、前述のように、その入力信号
の論理レベルに応じて選択的にメイン電源電圧供給線又
はサブ電源電圧供給線あるいはメイン接地電位供給線又
はサブ接地電位供給線に結合されるが、これらのCMO
S論理ゲートは、その電源電圧供給線又は接地電位供給
線との結合形態に応じて個別のセルパターンをもって形
成されるため、CMOS論理ゲートの論理機能ごとに少
なくとも2種類のセルパターンが必要となる。この結
果、ダイナミック型RAM等の所要セルパターン数が増
大するとともに、ダイナミック型RAM等のレイアウト
設計が思うように効率化されず、その設計工数が増大す
る。
【0005】この発明の目的は、スタンバイ電流低減方
式を採るダイナミック型RAM等のレイアウト設計を効
率化し、その設計工数を削減することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、メイン電源電圧供給線及びサ
ブ電源電圧供給線ならびにメイン接地電位供給線及びサ
ブ接地電位供給線を設け、CMOS論理ゲートの電源電
圧供給ノード及び接地電位供給ノードを、その入力信号
のスタンバイ状態時における論理レベルに応じて選択的
にメイン電源電圧供給線又はサブ電源電圧供給線あるい
はメイン接地電位供給線又はサブ接地電位供給線に結合
することで、サブスレッショルド電流を削減するスタン
バイ電流低減方式を採るダイナミック型RAM等におい
て、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード又は接地
電位供給ノードとなる金属配線層を、メイン電源電圧供
給線及びサブ電源電圧供給線あるいはメイン接地電位供
給線及びサブ接地電位供給線と交差させて配置し、マス
タースライスにより選択的にコンタクトを形成して、い
ずれの電源電圧供給線又は接地電位供給線とも容易に結
合できるようにする。
【0008】上記した手段によれば、共通のセルパター
ンをもって、その電源電圧供給ノード及び接地電位供給
ノードをメイン電源電圧供給線又はサブ電源電圧供給線
あるいはメイン接地電位供給線又はサブ接地電位供給線
のいずれにも選択的にかつ容易に結合しうるCMOS論
理ゲートを実現できる。この結果、セルパターンの所要
数を削減して、スタンバイ電流低減方式を採るダイナミ
ック型RAM等のレイアウト設計を効率化し、その設計
工数を削減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
ダイナミック型RAMの一実施例のブロック図が示され
ている。同図をもとに、まずこの実施例のダイナミック
型RAMの構成及び動作の概要について説明する。な
お、図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限
されないが、公知のMOSFET集積回路の製造技術に
より、単結晶シリコンのような1個の半導体基板面上に
形成される。
【0010】図1において、この実施例のダイナミック
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。メモリ
アレイMARYは、同図の垂直方向に平行して配置され
る所定数のワード線と、水平方向に平行して配置される
所定数組の相補ビット線とを含む。これらのワード線及
び相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタ及びア
ドレス選択MOSFETからなる多数のダイナミック型
メモリセルが格子状に配置される。
【0011】メモリアレイMARYを構成するワード
は、その下方においてXアドレスデコーダXDに結合さ
れ、択一的に選択状態とされる。このXアドレスデコー
ダXDには、XアドレスバッファXBからi+1ビット
の内部アドレス信号X0〜Xiが供給され、タイミング
発生回路TGから内部制御信号XDGが供給される。ま
た、XアドレスバッファXBには、アドレス入力端子A
0〜Aiを介してXアドレス信号AX0〜AXiが時分
割的に供給され、タイミング発生回路TGから内部制御
信号XLが供給される。
【0012】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子A0〜Aiを介して供給されるXアドレス信号AX
0〜AXiを内部制御信号XLに従って取り込み、保持
するとともに、これらのXアドレス信号をもとに内部ア
ドレス信号X0〜Xiを形成して、Xアドレスデコーダ
XDに供給する。また、XアドレスデコーダXDは、内
部制御信号XDGのハイレベルを受けて選択的に動作状
態とされ、内部アドレス信号X0〜Xiをデコードし
て、メモリアレイMARYの対応するワード線を択一的
にハイレベルの選択状態とする。
【0013】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線は、その左方においてセンスアンプSAに結
合され、これを介して相補共通データ線CD*に択一的
に接続される。センスアンプSAには、Yアドレスデコ
ーダYDから所定数のビット線選択信号が供給され、タ
イミング発生回路TGから内部制御信号PAが供給され
る。また、YアドレスデコーダYDには、Yアドレスバ
ッファYBから内部アドレス信号Y0〜Yiが供給さ
れ、タイミング発生回路TGから内部制御信号YDGが
供給される。さらに、YアドレスバッファYBには、ア
ドレス入力端子A0〜Aiを介してYアドレス信号AY
0〜AYiが時分割的に供給され、タイミング発生回路
TGから内部制御信号YLが供給される。
【0014】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子A0〜Aiを介して供給されるYアドレス信号AY
0〜AYiを内部制御信号YLに従って取り込み、保持
するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内部ア
ドレス信号Y0〜Yiを形成して、Yアドレスデコーダ
YDに供給する。また、YアドレスデコーダYDは、内
部制御信号YDGがハイレベルとされることで選択的に
動作状態とされ、内部アドレス信号Y0〜Yiをデコー
ドして、ビット線選択信号の対応するビットを択一的に
ハイレベルの選択状態とする。
【0015】センスアンプSAは、メモリアレイMAR
Yの各相補ビット線に対応して設けられるn+1個の単
位回路を含む。これらの単位回路は、一対のCMOSイ
ンバータが交差結合されてなる単位増幅回路と、一対の
スイッチMOSFETとをそれぞれ含む。このうち、各
単位回路の単位増幅回路は、内部制御信号PAがハイレ
ベルとされることで選択的にかつ一斉に動作状態とさ
れ、メモリアレイMARYの選択されたワード線に結合
される所定数のメモリセルから対応する相補ビット線を
介して出力される微小読み出し信号を増幅して、ハイレ
ベル又はロウレベルの2値読み出し信号とする。また、
各スイッチMOSFET対は、対応するビット線選択信
号がハイレベルとされることで選択的にオン状態とさ
れ、メモリアレイMARYの対応する1組の相補ビット
線と相補共通データ線CD*つまりはデータ入出力回路
IOとの間を選択的に接続状態とする。
【0016】相補共通データ線CD*は、データ入出力
回路IOに結合される。データ入出力回路IOは、図示
されないライトアンプ及びメインアンプならびにデータ
入力バッファ及びデータ出力バッファを含む。このう
ち、ライトアンプの出力端子及びメインアンプの入力端
子は、相補共通データ線CD*に共通結合される。ライ
トアンプの入力端子は、データ入力バッファの出力端子
に結合され、データ入力バッファの入力端子は、データ
入力端子Dinに結合される。また、メインアンプの出
力端子は、データ出力バッファの入力端子に結合され、
データ出力バッファの出力端子は、データ出力端子Do
utに結合される。
【0017】データ入出力回路IOのデータ入力バッフ
ァは、ダイナミック型RAMが書き込みモードで選択状
態とされるとき、データ入力端子Dinを介して供給さ
れる書き込みデータを取り込み、ライトアンプに伝達す
る。この書き込みデータは、ライトアンプによって所定
の相補書き込み信号とされた後、相補共通データ線CD
*を介してメモリアレイMARYの選択された1個のメ
モリセルに書き込まれる。一方、データ入出力回路IO
のメインアンプは、ダイナミック型RAMが読み出しモ
ードで選択状態とされるとき、メモリアレイMARYの
選択されたメモリセルから相補共通データ線CD*を介
して出力される2値読み出し信号をさらに増幅して、デ
ータ出力バッファに伝達する。この読み出しデータは、
データ出力バッファからデータ出力端子Doutを介し
て外部送出される。
【0018】タイミング発生回路TGは、特に制限され
ないが、外部から起動制御信号として供給されるロウア
ドレスストローブ信号RASB(ここで、それが有効と
されるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信
号等については、その名称の末尾にBを伏して表す。以
下同様),カラムアドレスストローブ信号CASBなら
びにライトイネーブル信号WEBをもとに上記各種の内
部制御信号を選択的に形成し、ダイナミック型RAMの
各部に供給する。
【0019】この実施例において、タイミング発生回路
TGを含むダイナミック型RAMの周辺回路は、CMO
S論理ゲートをその基本構成素子として構成され、各C
MOS論理ゲートの電源電圧供給ノード及び接地電位供
給ノードは、その入力信号の論理レベルに応じて対応す
るコンタクトの位置をマスタースライスにより変更する
だけで、選択的にメイン電源電圧供給線又はサブ電源電
圧供給線あるいはメイン接地電位供給線又はサブ接地電
位供給線に結合できる構成とされる。これにより、共通
のセルパターンをもとに、その電源電圧供給ノード及び
接地電位供給ノードがメイン電源電圧供給線又はサブ電
源電圧供給線あるいはメイン接地電位供給線又はサブ接
地電位供給線に結合されたCMOS論理ゲートを容易に
実現できる。この結果、セルパターンの所要数を削減し
て、ダイナミック型RAMのレイアウト設計を効率化
し、その設計工数を削減することができる。
【0020】この実施例のダイナミック型RAMは、さ
らに、内部電圧発生回路VGを備える。この内部電圧発
生回路VGは、電源電圧VCC及び接地電位VSSをも
とに所定のサブ電源電圧VCT及びサブ接地電位VST
を形成し、その電位をタイミング発生回路TGから供給
される反転内部信号R0Bに従って選択的に切り換え
る。すなわち、内部電圧発生回路VGは、ダイナミック
型RAMがアクティブ状態とされ反転内部信号R0Bが
ロウレベルとされるとき、サブ電源電圧VCTを電源電
圧VCCと同電位とし、サブ接地電位VSTを接地電位
VSSと同電位とする。また、ダイナミック型RAMが
スタンバイ状態とされ反転内部信号R0Bがハイレベル
とされるときには、サブ電源電圧VCTを、電源電圧V
CCより所定電位だけ低い第1の電位V1とし、サブ接
地電位VSTを、接地電位VSSより所定電位だけ高い
第2の電位V2とする。
【0021】内部電圧発生回路VGにより形成されるサ
ブ電源電圧VCTは、サブ電源電圧供給線SVCSを介
してダイナミック型RAMの各部に供給され、サブ接地
電位VSTは、サブ接地電位供給線SVSSを介してダ
イナミック型RAMの各部に供給される。なお、電源電
圧VCCは、メイン電源電圧供給線MVCSを介してダ
イナミック型RAMの各部に供給され、接地電位VSS
は、メイン接地電位供給線MVSSを介してダイナミッ
ク型RAMの各部に供給される。
【0022】図2には、図1のダイナミック型RAMに
含まれるタイミング発生回路TGの一実施例の部分的な
回路図が示され、図3には、その一実施例の信号波形図
が示されている。これらの図をもとに、タイミング発生
回路TGの部分的な回路構成とその動作の概要について
説明する。
【0023】図2において、タイミング発生回路TG
は、特に制限されないが、ロウアドレスストローブ信号
RASBを受ける入力回路IBを含む。この入力回路I
Bの出力信号つまり反転内部信号R0Bは、前述のよう
に、内部電圧発生回路VGに供給されるとともに、CM
OS型のナンド(NAND)ゲートNA1の一方の入力
端子に供給される。ナンドゲートNA1の他方の入力端
子には、反転内部信号R0BのCMOSインバータV1
〜V4による遅延信号が供給される。さらに、反転内部
信号R0Bは、CMOSインバータV6を経て内部信号
R2となり、さらにCMOSインバータV7を経て反転
内部信号R2Bとなる。
【0024】インバータV1の出力信号は、内部信号D
1となり、インバータV2,V3ならびにV4の出力信
号は、それぞれ内部信号D2,D3ならびにD4とな
る。また、ナンドゲートNA1の出力信号は、内部信号
R1となり、この内部信号R1は、上記反転内部信号R
0B及びインバータV4の出力信号つまり内部信号D4
がともにハイレベルとされるとき、選択的にロウレベル
とされる。内部信号R1は、CMOSインバータV5を
経て反転内部信号R1Bとなる。
【0025】ここで、ロウアドレスストローブ信号RA
SBは、図3に示されるように、ダイナミック型RAM
がスタンバイ状態とされるとき電源電圧VCCのような
ハイレベル(H)とされ、ダイナミック型RAMがアク
ティブ状態とされるときには接地電位VSSのようなロ
ウレベル(L)とされる。
【0026】ロウアドレスストローブ信号RASBがハ
イレベルとされダイナミック型RAMがスタンバイ状態
とされるとき、タイミング発生回路TGでは、反転内部
信号R0Bならびに内部信号D2及びD4がハイレベル
とされ、内部信号D1及びD3ならびに内部信号R1が
ロウレベルとされる。内部電圧発生回路VGでは、反転
内部信号R0Bのハイレベルを受けて、サブ電源電圧V
CTが電源電圧VCCより所定電位だけ低い第1の電位
V1とされ、サブ接地電位VSTは接地電位VSSより
所定電位だけ高い第2の電位V2とされる。
【0027】次に、ロウアドレスストローブ信号RAS
Bがロウレベルとされダイナミック型RAMがアクティ
ブ状態とされると、タイミング発生回路TGでは、まず
反転内部信号R0Bがロウレベルとされた後、インバー
タV1〜V4からなる遅延回路の遅延時間が経過した時
点で内部信号D4がロウレベルとされる。ナンドゲート
NA1の出力信号つまり内部信号R1は、反転内部信号
R0Bのロウレベルを受けてハイレベルに変化される。
また、内部電圧発生回路VGでは、反転内部信号R0B
のロウレベルを受けて、サブ電源電圧VCTが電源電圧
VCCと同電位とされ、サブ接地電位VSTは接地電位
VSSと同電位とされる。
【0028】一方、ロウアドレスストローブ信号RAS
Bがハイレベルに戻されダイナミック型RAMがスタン
バイ状態に戻されると、タイミング発生回路TGでは、
まず反転内部信号R0Bがハイレベルに戻され、続いて
インバータV1〜V4からなる遅延回路の遅延時間が経
過した時点で内部信号D4がハイレベルに戻される。ナ
ンドゲートNA1の出力信号つまり内部信号R1は、反
転内部信号R0Bがハイレベルに戻されかつ内部信号D
4がハイレベルに戻されたのを受けてロウレベルに戻さ
れる。また、内部電圧発生回路VGでは、反転内部信号
R0Bのハイレベルを受けて、サブ電源電圧VCTが第
1の電位V1に戻され、サブ接地電位VSTが第2の電
位V2に戻される。
【0029】図4には、図2のタイミング発生回路TG
の点線で囲まれた部分の一実施例の接続図が示され、図
5には、その一実施例の拡大配置図が示されている。こ
れらの図をもとに、ダイナミック型RAMの周辺回路を
構成するCMOS論理ゲートの具体的構成,接続形態及
びレイアウトならびにその特徴について説明する。な
お、図4には、各内部信号の名称の後に、そのスタンバ
イ状態時における論理レベルH又はLが括弧を付して示
されている。また、図5に関する記述では、同図の位置
関係をもって半導体基板面での上下左右を表す。以下の
回路図において、そのチャネル(バックゲート)部に矢
印が付されるMOSFETはPチャンネル型であり、矢
印の付されないMOSFETはNチャンネル型である。
【0030】図4において、タイミング発生回路TGの
インバータV1は、一対のPチャンネルMOSFETP
1及びNチャンネルMOSFETN1からなり、インバ
ータV2,V3ならびにV4も、それぞれ一対のPチャ
ンネルMOSFETP2及びNチャンネルMOSFET
N2,PチャンネルMOSFETP3及びNチャンネル
MOSFETN3ならびにPチャンネルMOSFETP
4及びNチャンネルMOSFETN4からなる。インバ
ータV1の入力端子つまりMOSFETP1及びN1の
共通結合されたゲートには、入力回路IBの出力信号つ
まり反転内部信号R0Bが供給され、インバータV2の
入力端子つまりMOSFETP2及びN2の共通結合さ
れたゲートには、前段のインバータV1の出力信号つま
り内部信号D1が供給される。また、インバータV3の
入力端子つまりMOSFETP3及びN3の共通結合さ
れたゲートには、インバータV2の出力信号つまり内部
信号D2が供給され、インバータV4の入力端子つまり
MOSFETP4及びN4の共通結合されたゲートに
は、インバータV3の出力信号つまり内部信号D3が供
給される。インバータV4の出力信号つまり内部信号D
4は、タイミング発生回路TGの図示されない後段回路
の入力端子に供給される。
【0031】この実施例において、ダイナミック型RA
Mのスタンバイ状態時におけるインバータV1の入力信
号つまり反転内部信号R0Bの論理レベルは、前記図3
に示したように、ハイレベル(H)とされ、インバータ
V2の入力信号つまり内部信号D1の論理レベルは、ロ
ウレベル(L)とされる。また、インバータV3の入力
信号つまり内部信号D2のスタンバイ時の論理レベル
は、ハイレベル(H)とされ、インバータV4の入力信
号つまり内部信号D3の論理レベルは、ロウレベル
(L)とされる。さらに、インバータV4の出力信号つ
まり内部信号D4のスタンバイ時の論理レベルは、ハイ
レベル(H)とされる。
【0032】ここで、インバータV1〜V4を構成する
PチャンネルMOSFETP1〜P4は、図5に示され
るように、半導体基板上に形成されたP型拡散層をその
ソース又はドレイン領域とし、NチャンネルMOSFE
TN1〜N4は、N型拡散層をそのソース又はドレイン
領域とする。対応するP型拡散層及びN型拡散層は、そ
の中央部を縦に走るポリシリコン(PolySi)のゲ
ート層を介してそれぞれ結合され、各インバータの入力
端子となる。図5から明らかなように、各P型拡散層及
びN型拡散層のゲート層の左側は、それぞれMOSFE
TP1〜P4あるいはN1〜N4のソースとなり、ゲー
ト層の右側は、それぞれMOSFETP1〜P4あるい
はN1〜N4のドレインとなる。
【0033】インバータV1の入力端子つまりMOSF
ETP1及びN1の共通結合されたゲートは、対応する
第1層の金属配線層を介して入力回路IBの出力端子に
結合される。また、インバータV2の入力端子つまりM
OSFETP2及びN2の共通結合されたゲートは、対
応する第1層の金属配線層を介して前段のインバータV
1の出力端子つまりMOSFETP1及びN1の共通結
合されたドレインに結合され、インバータV3の入力端
子つまりMOSFETP3及びN3の共通結合されたゲ
ートは、対応する第1層の金属配線層を介して前段のイ
ンバータV2の出力端子つまりMOSFETP2及びN
2の共通結合されたドレインに結合される。さらに、イ
ンバータV4の入力端子つまりMOSFETP4及びN
4の共通結合されたゲートは、対応する第1層の金属配
線層を介して前段のインバータV3の出力端子つまりM
OSFETP3及びN3の共通結合されたドレインに結
合され、インバータV4の出力端子つまりMOSFET
P4及びN4の共通結合されたドレインは、対応する第
1層の金属配線層を介してタイミング発生回路TGの図
示されない後段回路の入力端子に結合される。
【0034】一方、インバータV1〜V4を構成するP
チャンネルMOSFETP1〜P4のソースは、特に制
限されないが、それぞれ1個のコンタクトを介して対応
する第1層の金属配線層に結合され、各インバータの第
1の電源供給ノードつまり電源電圧供給ノードとなる。
これらの第1層の金属配線層の上層には、第2層の金属
配線層からなるメイン電源電圧供給線MVCS(第1の
メイン電源電圧供給線)及びサブ電源電圧供給線SVC
S(第1のサブ電源電圧供給線)が、横方向に平行して
配置される。このうち、メイン電源電圧供給線MVCS
には、前述のように、内部電圧発生回路VGから電源電
圧VCC(第1の電源電圧)が常に伝達され、サブ電源
電圧供給線SVCSには、サブ電源電圧VCTが伝達さ
れる。すでに記述したように、サブ電源電圧VCTは、
ダイナミック型RAMがアクティブ状態とされるとき電
源電圧VCCと同電位とされ、スタンバイ状態時には電
源電圧VCCより所定値だけ低い第1の電位V1とされ
る。
【0035】同様に、インバータV1〜V4を構成する
NチャンネルMOSFETN1〜N4のソースは、それ
ぞれ1個のコンタクトを介して対応する第1層の金属配
線層に結合され、各インバータの第2の電源供給ノード
つまり接地電位供給ノードとなる。これらの金属配線層
の上層には、第2層の金属配線層からなるメイン接地電
位供給線MVSS(第2のメイン電源電圧供給線)及び
サブ接地電位供給線SVSS(第2のサブ電源電圧供給
線)が平行して配置される。このうち、メイン接地電位
供給線MVSSには、内部電圧発生回路VGから接地電
位VSS(第2の電源電圧)が定常的に伝達され、サブ
接地電位供給線SVSSには、サブ接地電位VSTが伝
達される。サブ接地電位VSTは、ダイナミック型RA
Mがアクティブ状態とされるとき接地電位VSSと同電
位とされ、スタンバイ状態時には接地電位VSSより所
定値だけ高い第2の電位V2とされる。
【0036】この実施例において、その入力信号つまり
反転内部信号R0B又は内部信号D2のスタンバイ状態
時における論理レベルがハイレベルとされるインバータ
V1及びV3では、その電源電圧供給ノードとなるMO
SFETP1又はP3のソースつまり対応する第1の金
属配線層が、対応する第1のコンタクトCON11又は
CON31を介してサブ電源電圧供給線SVCSに結合
され、その接地電位供給ノードとなるMOSFETN1
又はN3のソースつまり対応する第1の金属配線層は、
対応する第2のコンタクトCON12又はCON32を
介してメイン接地電位供給線MVSSに結合される。一
方、その入力信号つまり内部信号D1又はD3のスタン
バイ状態時における論理レベルがロウレベルとされるイ
ンバータV2及びV4では、その電源電圧供給ノードと
なるMOSFETP2又はP4のソースつまり対応する
第1の金属配線層が、対応する第1のコンタクトCON
21又はCON41を介してメイン電源電圧供給線MV
CSに結合され、その接地電位供給ノードとなるMOS
FETN2又はN4のソースつまり対応する第1の金属
配線層は、対応する第2のコンタクトCON22又はC
ON42を介してサブ接地電位供給線SVSSに結合さ
れる。
【0037】ダイナミック型RAMがスタンバイ状態と
されるとき、その入力信号つまり反転内部信号R0B又
は内部信号D2の論理レベルがハイレベルとされるイン
バータV1及びV3では、Nチャンネル型のMOSFE
TN1及びN3がオン状態となり、Pチャンネル型のM
OSFETP1及びP3はオフ状態となる。周知のよう
に、オフ状態にあるPチャンネルMOSFETP1及び
P3は、そのソースつまり電源電圧供給ノードが従来の
ように反転内部信号R0B及び内部信号D2のハイレベ
ルと同電位の電源電圧VCCに結合される場合、そのゲ
ート・ソース間電圧がゼロとなって所定のサブスレッシ
ョルド電流を流す。しかし、この実施例のように、その
電源電圧供給ノードが電源電圧VCCより所定値だけ低
い第1の電位V1つまりサブ電源電圧供給線SVCSに
結合される場合、PチャンネルMOSFETP1及びP
3は、そのゲート・ソース間電圧が逆向きとされること
で完全なオフ状態となり、サブスレッショルド電流が抑
制される。
【0038】同様に、ダイナミック型RAMがスタンバ
イ状態とされるとき、その入力信号つまり内部信号D1
又はD3の論理レベルがロウレベルとされるインバータ
V2及びV4では、Pチャンネル型のMOSFETP2
及びP4がオン状態となり、Nチャンネル型のMOSF
ETN2及びN4はオフ状態となる。周知のように、オ
フ状態にあるNチャンネルMOSFETN2及びN4
は、そのソースつまり接地電位供給ノードが従来のよう
に内部信号D2及びD4のロウレベルと同電位の接地電
位VSSに結合される場合、そのゲート・ソース間電圧
がゼロとなって所定のサブスレッショルド電流を流す。
しかし、この実施例のように、その接地電位供給ノード
が接地電位VSSより所定値だけ高い第2の電位V2つ
まりサブ接地電位供給線SVSSに結合される場合に
は、NチャンネルMOSFETN2及びN4は、そのゲ
ート・ソース間電圧が逆向きとされることで完全なオフ
状態となり、サブスレッショルド電流が抑制される。
【0039】なお、CMOS論理ゲートに関する以上の
ような対策は、図3の部分を除くタイミング発生回路T
Gの各部ならびにダイナミック型RAMのタイミング発
生回路TGを除く各ブロックでも同様に行われる。この
結果、この実施例では、ダイナミック型RAMのスタン
バイ状態時におけるサブスレッショルド電流が全体的に
抑制され、そのスタンバイ電流が低減されるものとな
る。
【0040】一方、この実施例のダイナミック型RAM
では、図5に例示したように、CMOSインバータV1
〜V4がすべて同一のセルパターンをもとに形成され、
その電源電圧供給ノード及び接地電位供給ノードは、対
応する第1層の金属配線層に対する第1又は第2のコン
タクトの位置がマスタースライスによって選択的に変更
されることで、メイン電源電圧供給線MVCS又はサブ
電源電圧供給線SVCSあるいはメイン接地電位供給線
MVSS又はサブ接地電位供給線SVSSと選択的に結
合される。つまり、この実施例では、共通のセルパター
ンをもって、サブスレッショルド電流を抑制するための
各種結合形態のCMOS論理ゲートが容易に実現できる
訳であって、これによってセルパターンの所要数を削減
することができるとともに、ダイナミック型RAMのレ
イアウト設計を効率化し、その設計工数を削減すること
ができるものである。
【0041】ところで、以上の実施例では、各CMOS
論理ゲートの電源電圧供給ノード又は接地電位供給ノー
ドの一方がメイン電源電圧供給線MVCS又はメイン接
地電位供給線MVSSに結合され、その他方がサブ電源
電圧供給線SVCS又はサブ接地電位供給線SVSSに
結合されるものとしているが、上記共通のセルパターン
は、その電源電圧供給ノード及び接地電位供給ノードが
ともに第1及び第2のメイン電源供給線つまりメイン電
源電圧供給線MVCS及びメイン接地電位供給線MVS
Sにそれぞれ結合され、かつスタンバイ電流低減方式を
採らない通常のCMOS論理ゲートの構成にも使用する
ことができる。
【0042】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)メイン電源電圧供給線及びサブ電源電圧供給線な
らびにメイン接地電位供給線及びサブ接地電位供給線を
設け、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード及び接
地電位供給ノードを、その入力信号のスタンバイ時の論
理レベルに応じて選択的にメイン電源電圧供給線又はサ
ブ電源電圧供給線あるいはメイン接地電位供給線又はサ
ブ接地電位供給線に結合し、サブスレッショルド電流を
削減するスタンバイ電流低減方式のダイナミック型RA
M等において、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノー
ド又は接地電位供給ノードとなる金属配線層を、メイン
電源電圧供給線及びサブ電源電圧供給線あるいはメイン
接地電位供給線及びサブ接地電位供給線と交差させて配
置し、マスタースライスにより選択的にコンタクトを形
成して、いずれの電源電圧供給線又は接地電位供給線と
も容易に結合できるようにすることで、共通のセルパタ
ーンをもって、その電源電圧供給ノード及び接地電位供
給ノードをメイン電源電圧供給線又はサブ電源電圧供給
線あるいはメイン接地電位供給線又はサブ接地電位供給
線のいずれにも選択的にかつ容易に結合しうるCMOS
論理ゲートを実現できるという効果が得られる。
【0043】(2)上記(1)項により、スタンバイ電
流低減方式を採るダイナミック型RAM等のセルパター
ンの所要数を削減できるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、ダイナミック
型RAM等のレイアウト設計を効率化し、その設計工数
を削減できるという効果が得られる。
【0044】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、サブ電源電圧VCT及びサブ接地電
位VSTは、第1の電位V1及び第2の電位V2を電源
電圧VCC及び接地電位VSSと同様に外部から供給
し、これらを内部電圧発生回路VGにより選択的に切り
換えることで生成してもよい。また、ダイナミック型R
AMは、複数ビットの記憶データを同時に入力又は出力
するいわゆる多ビット構成を採ることができる。メモリ
アレイMARYは、任意数の冗長素子を含むことがてき
るし、その周辺回路を含めて複数のメモリマットに分割
することもできる。さらに、ダイナミック型RAMは、
アドレスマルチプレックス方式を採ることを必須条件と
しないし、そのブロック構成や起動制御信号及びアドレ
ス信号の組み合わせならびに電源電圧の極性等は、種々
の実施形態を採りうる。言うまでもなく、例えばダイナ
ミック型RAMの電源電圧が負電位とされる場合、サブ
電源電圧VCTは、その絶対値が電源電圧VCCより小
さな負電位となり、サブ接地電位VSTは、さらに小さ
な絶対値の負電位となる。
【0045】図2において、タイミング発生回路TGの
構成は、この発明の主旨を説明するための簡素な一例で
あって、ダイナミック型RAMの機能に影響を与えな
い。図3において、各内部信号の具体的なタイミング関
係やサブ電源電圧VCT及びサブ接地電位VSTの具体
的な電位等は、種々の実施形態を採りうる。
【0046】図5において、インバータV1〜V4とな
るセルパターンの具体的形状は、任意に設定できるし、
その結合方法等も同様である。また、各インバータの電
源電圧供給ノード又は接地電位供給ノードとなる各Pチ
ャンネルMOSFET又はNチャンネルMOSFETの
ソース領域と対応する第1の金属配線層との間、ならび
にこれらの第1の金属配線層とメイン電源電圧供給線M
VCS又はサブ電源電圧供給線SVCSあるいはメイン
接地電位供給線MVSS又はサブ接地電位供給線SVS
Sとの間は、複数のコンタクトを介して結合することも
できる。ダイナミック型RAMの配線配置には、3層以
上の金属配線層を使用することができるし、その材料に
ついても任意に選定することができる。
【0047】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、スタティック
型RAM等の各種メモリ集積回路やゲートアレイ集積回
路ならびにこれを含むデジタルシステム等にも適用でき
る。この発明は、少なくともCMOS論理ゲートをその
基本構成素子とする半導体装置ならびにこれを含む装置
又はシステムに広く適用できる。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、メイン電源電圧供給線及び
サブ電源電圧供給線ならびにメイン接地電位供給線及び
サブ接地電位供給線を設け、CMOS論理ゲートの電源
電圧供給ノード及び接地電位供給ノードを、その入力信
号のスタンバイ状態時における論理レベルに応じて選択
的にメイン電源電圧供給線又はサブ電源電圧供給線ある
いはメイン接地電位供給線又はサブ接地電位供給線に結
合することで、サブスレッショルド電流を削減するスタ
ンバイ電流低減方式を採るダイナミック型RAM等にお
いて、CMOS論理ゲートの電源電圧供給ノード又は接
地電位供給ノードとなる金属配線層を、メイン電源電圧
供給線及びサブ電源電圧供給線あるいはメイン接地電位
供給線及びサブ接地電位供給線と交差させて配置し、マ
スタースライスによって選択的にコンタクトを形成し
て、いずれの電源電圧供給線又は接地電位供給線とも容
易に結合できるようにすることで、共通のセルパターン
をもって、その電源電圧供給ノード及び接地電位供給ノ
ードをメイン電源電圧供給線又はサブ電源電圧供給線あ
るいはメイン接地電位供給線又はサブ接地電位供給線の
いずれにも選択的にかつ容易に結合しうるCMOS論理
ゲートを実現することができる。この結果、セルパター
ンの所要数を削減できるとともに、スタンバイ電流低減
方式を採るダイナミック型RAM等のレイアウト設計を
効率化し、その設計工数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMに含まれるタイミ
ング発生回路の一実施例を示す部分的な回路図である。
【図3】図2のタイミング発生回路の一実施例を示す信
号波形図である。
【図4】図2のタイミング発生回路の点線で囲まれた部
分の一実施例を示す部分的な接続図である。
【図5】図2のタイミング発生回路の点線で囲まれた部
分の一実施例を示す部分的な拡大配置図である。
【符号の説明】
MARY……メモリアレイ、XD……Xアドレスデコー
ダ、XB……Xアドレスバッファ、SA……センスアン
プ、YD……Yアドレスデコーダ、YB……Yアドレス
バッファ、IO……データ入出力回路、VG……内部電
圧発生回路、TG……タイミング発生回路。IB……入
力回路、V1〜V7……CMOSインバータ、NA1…
…CMOSナンド(NAND)ゲート。RASB……ロ
ウアドレスストローブ信号、R0B,D1〜D4,R1
……内部信号、VCC……電源電圧、VCT……サブ電
源電圧、VSS……接地電位、VST……サブ接地電
位。P1〜P4……PチャンネルMOSFET、N1〜
N4……NチャンネルMOSFET、CON11〜CO
N12,CON21〜CON22,CON31〜CON
32,CON41〜CON42……コンタクト。MVC
S……メイン電源電圧供給線、SVCS……サブ電源電
圧供給線、MVSS……メイン接地電位供給線、SVS
S……サブ接地電位供給線。
フロントページの続き (72)発明者 久保内 修一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 長谷川 雅俊 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 宮武 伸一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 梶谷 一彦 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 宮岡 修一 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源電圧を伝達する第1のメイン
    電源電圧供給線と、上記第1の電源電圧又はその絶対値
    が上記第1の電源電圧より所定値だけ小さな第1の電圧
    を選択的に伝達する第1のサブ電源電圧供給線と、 第2の電源電圧を伝達する第2のメイン電源電圧供給線
    と、 上記第2の電源電圧又はその絶対値が上記第2の電源電
    圧より所定値だけ大きな第2の電圧を選択的に伝達する
    第1のサブ電源電圧供給線と、 その第1の電源供給ノードが、第1のコンタクトの位置
    をマスタースライスによって変更するだけで選択的に、
    上記第1のメイン電源電圧供給線又は第1のサブ電源電
    圧供給線に結合され、その第2の電源供給ノードが、第
    2のコンタクトの位置をマスタースライスによって変更
    するだけで選択的に、上記第2のメイン電源電圧供給線
    又は第2のサブ電源電圧供給線に結合されるCMOS論
    理ゲートとを具備することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記第1のサブ電源電圧供給線には、上記半導体装置が
    アクティブ状態にあるとき上記第1の電源電圧が伝達さ
    れ、スタンバイ状態にあるとき上記第1の電圧が伝達さ
    れるものであり、 上記第2のサブ電源電圧供給線には、上記半導体装置が
    アクティブ状態にあるとき上記第2の電源電圧が伝達さ
    れ、スタンバイ状態にあるとき上記第2の電圧が伝達さ
    れるものであることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記第1の電源供給ノードは、対応する上記CMOS論
    理ゲートの入力信号のスタンバイ状態時におけるレベル
    がハイレベルである場合に選択的に上記第1のサブ電源
    電圧供給線に結合されるものであり、 上記第2の電源供給ノードは、対応する上記CMOS論
    理ゲートの入力信号のスタンバイ状態時におけるレベル
    がロウレベルである場合に選択的に上記第2のサブ電源
    電圧供給線に結合されるものであって、 上記第1及び第2の電源供給ノードに対する結合形態の
    異なる各種の上記CMOS論理ゲートは、共通のセルパ
    ターンをもって形成されるものであることを特徴とする
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記半導体装置は、ダイナミック型RAMであって、 上記CMOS論理ゲートは、上記ダイナミック型RAM
    のタイミング発生回路を含む周辺回路を構成するもので
    あることを特徴とする半導体装置。
JP9025964A 1997-01-24 1997-01-24 半導体装置 Withdrawn JPH10208465A (ja)

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