JPH10207903A - 情報提示システムおよび情報提示方法 - Google Patents

情報提示システムおよび情報提示方法

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JPH10207903A
JPH10207903A JP9011218A JP1121897A JPH10207903A JP H10207903 A JPH10207903 A JP H10207903A JP 9011218 A JP9011218 A JP 9011218A JP 1121897 A JP1121897 A JP 1121897A JP H10207903 A JPH10207903 A JP H10207903A
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Kazuyuki Goto
和之 後藤
Yasuko Tsutsumidake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】参照文書とデータベースのデータとを動的に関
連づけてそれらを利用者に提示する。 【解決手段】検索キーとして使用可能な語句は、語句抽
出部6によって、利用者が参照する文書つまり文書表示
部7にて表示されている文書の中から自動的に抽出され
る。次いで、その抽出された語句をキーとする検索処理
がその語句の種類に応じた検索方法で行われ、抽出され
た語句に対応するデータがデータ記憶部3から検索され
て画面表示される。よって、参照文書とそれに関連する
情報とを関連づけるための作業を行うことなく、それら
参照文書と関連情報とを動的に関連づけられるようにな
り、例えばプレーンテキストなどからデータベースのデ
ータなどの他の情報を動的に関係づけて利用者に提示す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用したオフィス業務支援や情報提供サービスなどにおい
て情報の検索・提示を効果的に行なうために使用される
情報提示システムおよび情報提示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、文書中のある特定の領域とデ
ータベースなどに格納されているデータとを関連付ける
ことにより、文書の作成・理解を効率化するシステムが
実現さている。例えば、帳票を電子化したシステムで
は、帳票中の特定の領域にデータベースのデータを参照
するためのリンクを埋め込むことなどが行われている。
このように文書の特定の領域にデータベース中のデータ
あるいはデータベースへのアクセス機能を関連付けてお
くことにより、利用者は、文書を参照しながら、その文
書に関連する情報を参照することができる。
【0003】しかしながら、この方法では、予め文書毎
にその特定の領域にデータあるいはデータベースへのア
クセス機能を明示的に関連付けておくという作業を要す
る。帳票など多用されるフォーマットの文書の場合に
は、フォーマットに対してデータベースへのアクセス機
能を関連付けておいてこれを再利用するという方法によ
り複数文書で同一の関連付けを共用することも可能であ
るが、この場合でも、帳票の種類毎にこのようなフォー
マットを作成する必要がある。
【0004】また、電子メイルなどの形で流通している
大多数の文書は、形式が自由のプレーンテキストであ
る。このようなプレーンテキストについても、データを
動的に関連付けて利用したいという要求がある。しか
し、従来の方法では、予め文書の特定の領域にデータあ
るいはデータベースへのアクセス機能を明示的に関連付
けておくことが必要であるため、このようなプレーンテ
キストからデータベースのデータなどの他の情報とを動
的に関係づけることは困難であった。
【0005】また、関連情報を参照するための文書構造
として、ハイパーテキストが知られている。ハイパーテ
キストは、複数の文書の間にリンクを付け、そのリンク
をナビゲートして関連する文書を参照することを可能に
する文書構造である。一方、データベース・サービスの
一つとして、データベース中のデータをハイパーテキス
トに変換し、複数のデータ間の関連をハイパーテキスト
のリンクをナビゲートする形式で参照するというサービ
スも一般的になっている。
【0006】このようなハイパーテキストを利用した場
合においても、文書から他の文書やデータへのリンクを
予め作成しておくことが必要である。このことは、予め
特定の文書やデータにリンクを作成しておく静的リンク
の場合も、データの検索条件などをリンクとして記述す
る動的なリンクの場合も同様である。さらに、動的なリ
ンクを用いた場合でも、文書の内容や利用の文脈、例え
ば、文書を参照している利用者、文書を作成した人物、
文書の他の部分の記述内容などに応じてリンク先のデー
タを動的に変更させる一般的な方法は実現できていな
い。
【0007】また、文書の分類を自動化する技術として
は、文書につけられたキーワードや文書中に現われる語
句を、予め用意された語彙の分類体系すなわちシソーラ
スに基づいて解釈し、文書が内容的にどのような範疇に
属するかの分類を自動的に行なう方法が知られている。
【0008】シソーラス等を用いて文書を内容別に分類
する方法では、まず、シソーラスを用意する必要がある
という問題と、分類の観点がシソーラスに依存するとい
う問題、および、複数の観点で文書を分類することが困
難であるという問題がある。たとえば、複数の文書の中
から、「A発電所のB社製のP型ポンプについてのDR
会議の資料としてN氏が作成した購入仕様書をすぐに見
つけたい」という要求がある場合、シソーラスを用いた
分類方法では対応できない。この要求には、「A発電
所」(発電所名)、「B社」(組織名)、「P型ポン
プ」(機器の型式)、「DR会議」(会議名)、「N
氏」(人名)、「購入仕様書」(文書の種類)といった
多種の意味の語句が含まれるので、利用者は、どのよう
なシソーラスを用いて分類すべきかを逐一指定する必要
がある。また、この場合、組織名・会議名・人名など、
一般にはシソーラスとして作成できないか、作成しても
有効な期間が短いためすぐ適用できなくなるような語句
が含まれているので、シソーラスの作成・管理には多大
な労力が必要とされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、文書を参照しながら関連情報を参照できるように
するためには、予め明示的にそれらを関連づけるための
リンクを作成する作業が必要とされ、例えばプレーンテ
キストなどからデータベースのデータなどの他の情報を
動的に関係づけることは困難であった。
【0010】また、シソーラスを用いて文書を分類する
方法を使用して目的とする情報を得るようにした場合に
は、利用者がどのようなシソーラスを利用するかを逐一
指定する必要があり、目的とする情報を得るまでの作業
が煩雑化されるという問題がある。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、参照文書と関連情報とを動的に関連づけてそ
れらを利用者に提示できるようにし、文書理解の支援や
利用者に対する必要な情報の提示を効率良く実現するこ
とが可能な情報提示システムおよび情報提示方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の情報提示システムは、複数の文書の文書名
の一覧および個々の文書の内容を画面表示する文書表示
手段と、複数のデータを記憶したデータ記憶手段のデー
タを、語句の種類毎に定義された検索方法を用いて検索
するデータ検索手段であって、入力された語句の種類に
対応する検索方法を選択し、その選択した検索方法を使
用して前記入力語句に対応するデータを該入力語句をキ
ーとして検索するデータ検索手段と、前記データ検索手
段が検索のキーとして使用可能な種類の語句を前記文書
表示手段で表示された文書の中から抽出して前記データ
検索手段に入力する語句抽出手段と、前記データ検索手
段で得られたデータの一覧およびそれら個々のデータの
諸属性を画面表示するデータ表示手段とを具備すること
を特徴とする。
【0013】この情報提示システムによれば、データベ
ースなどのデータ記憶手段の検索処理を行うための検索
方法が語句の種類毎に用意されており、データ検索手段
は、入力語句の種類に対応した検索方法を用いてその入
力語句をキーとする検索を行うことにより、データ記憶
手段の中から入力語句に対応するデータを得る。この場
合、入力語句は、語句抽出手段によって利用者が参照す
る文書つまり文書表示手段にて表示されている文書の中
から自動的に抽出される。抽出される語句は、データ検
索手段が検索のキーとして使用可能な種類の語句であ
る。この結果、例えば、組織・会議・人などに関して構
築されている複数のデータを含むデータベースを組織名
・会議名・人名などをキーとして検索するための検索方
法が用意されている場合には、文書中からそれら組織名
・会議名・人名に関する語句が抽出され、その抽出され
た語句に対応するデータがデータベースから自動的に検
索されて利用者に提示される。よって、参照文書とそれ
に関連する情報とを関連づけるための作業を行うことな
く、それら参照文書と関連情報とを動的に関連づけられ
るようになり、例えばプレーンテキストなどからデータ
ベースのデータなどの他の情報を動的に関係づけて利用
者に提示することが可能となる。
【0014】また、より好ましくは、本発明の情報提示
システムは、前記文書表示手段にて表示される文書名一
覧中の文書名または個々の文書の内容中の語句と前記デ
ータ表示手段にて表示されるデータとの間の対応関係に
基づいて、両表示が連携されるように前記文書表示手段
および前記データ表示手段を制御する手段をさらに具備
することを特徴とする。これにより、例えば参照文書中
の語句とデータ検索手段で得られたデータとの対応関係
を強調表示などによって明示的に利用者に示したり、デ
ータ一覧の中から利用者によって選択された語句に対応
するデータの内容を画面上に開くといった支援を行うこ
とが可能となる。
【0015】また、より好ましくは、前記データ表示手
段は、複数のデータの一覧を、個々のデータをノードと
しデータ間の関連をリンクとするグラフ構造で表示する
ことを特徴とする。これにより、検索されたデータ個々
の属性のみならず、それらデータ間の関係についても利
用者に提示できるようになるため、利用者は利用可能な
データ全体を把握でき、また複数のデータの中から必要
な情報を容易に見つけだすことができる。
【0016】また、より好ましくは、入力語句の種類に
対応するデータを検索するための検索方法が複数ある場
合に、それら複数の検索方法を利用者に提示して選択せ
しめるためのメニュー画面を表示、あるいは、検索方法
を文書の種別に応じて自動的に選択する手段を具備する
ことを特徴とする。一般に、同一種の語句であってもそ
の語句とデータとを関連づけるための検索方法は複数通
り考えられるが、この構成により、その中で適切な検索
方法をユーザに選定させる、または文書種別に基づいて
自動選択することが可能となる。同一種の語句であって
も利用者が必要とする関連情報は文書の種別によって大
きく異なることがあるため、文書種別に基づいて複数通
りの検索方法から使用する検索方法を自動的に選択する
という技術は、適切な関連情報の提示の実現に好適であ
る。また、文書種別のみならず、文書を参照する利用者
名、またはその参照文書の文書作成者名などを基準とし
て検索方法を自動的に選択することも可能である。
【0017】また、より好ましくは、前記データ検索手
段は、語句に対応するデータとして、文書の作成者また
は利用者に関連するデータ、または、同一文章中の他の
語句に対応するデータに、関連するデータを、優先的に
検索することを特徴とする。これにより、ある語句に対
応するデータが多数ありすぎる場合でも、情報提示シス
テムの現在の利用環境に最も関連性が大きいデータを提
示できるようになる。また、より好ましくは、前記デー
タ検索手段は、語句に直接対応するデータに加え、それ
以外の関連データ、つまり入力語句に対応するデータに
関連するデータを、利用者からの要求に応じて、また
は、自動的に、検索することを特徴とする。これによ
り、例えば、文書中には含まれてない語句に対応するデ
ータであるが、その文書の内容と関連の大きいデータも
一緒に提示できるようになる。
【0018】また、本発明は、文書中の語句とそれに関
係するデータベース中のデータとを関連づけて画面表示
する情報提示システムであって、入力された語句の種類
に対応した検索方法を使用して前記入力語句に対応する
データを該入力語句をキーとして前記データベースから
検索するデータ検索手段と、前記データベースのデータ
から前記データ検索手段が検索のキーとして使用可能な
語句とその語句の種類を示す辞書情報を生成する手段
と、前記辞書情報を参照して前記文書の中から検索のキ
ーとして使用可能な語句を抽出し、その抽出した語句と
その語句の種類を前記データ検索手段に入力する語句抽
出手段と、前記データ検索手段で得られたデータの一覧
およびそれら個々のデータの諸属性を画面表示するデー
タ表示手段とを具備することを特徴とする。
【0019】この情報提示システムによれば、データベ
ースのデータからデータ検索手段が検索のキーとして使
用可能な語句とその語句の種類を示す辞書情報が生成さ
れ、その辞書に基づいて参照文書中からの語句抽出およ
び検索方法の選択が行われる。したがって、データベー
スに新たなデータが追加された場合であっても、そのデ
ータベースの内容にあわせて文書とデータとの動的な関
連づけを行うことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態に係る情報提
示システムの構成を示すブロック図である。この情報提
示システムは、コンピュータ上で実行されるプログラム
として実現されており、複数の文書が格納される文書記
憶部2とデータベースが構築されているデータ記憶部3
との間に位置し、プレーンテキストなどの通常の文書中
の語句とデータベース中のデータとを動的に関係づけて
利用者に提示する機能を有している。文書記憶部2に
は、各文書についてそのタイトル・内容・諸属性などが
格納されている。典型的な実施形態では、文書記憶部2
は文書データベースやファイルシステムである。データ
記憶部3は、データベース化された各種データを保持す
るためのものであり、人・組織のデータを格納する人事
データベースや顧客データベース、スケジュール・デー
タを格納するデータベース、工程管理データを格納する
ワークフロー管理システム、各種エンジニアリング・デ
ータを格納するエンジニアリング・データベース、およ
びファイルシステムなどから構成されている。なお、文
書記憶部2は、データ記憶部3の1つに含まれていても
よい。
【0022】情報提示システムは、図示のように、ユー
ザインタフェース1、辞書生成部4、辞書記憶部5、語
句抽出部6、文書表示部7、データ検索部8、データ表
示部9、検索方法選択部10、検索方法記憶部11、お
よび表示制御部12から構成されている。
【0023】ユーザインタフェース1は、コンピュータ
のキーボートおよびCRTディスプレイモニタを通して
利用者からの指示の受付および情報表示を行うためのグ
ラフィカルユーザインターフェースであり、CRTディ
スプレイモニタの表示画面には、利用者により選択され
た文書の一覧や内容、およびその文書に関連するデータ
の一覧や内容などが表示される。
【0024】辞書生成部4は、データ記憶部3に格納さ
れているデータから、文書からデータを検索する際のキ
ーとして使用可能な語句とその語句の種類などを示す辞
書情報を自動的に生成し、辞書記憶部5に格納する。こ
の辞書情報は、後述するように、文書から検索キーとし
て使用可能な語句を抽出する処理、および抽出した語句
の種類を判別するために使用される。
【0025】語句抽出部6は、辞書記憶部5に格納され
ている辞書を参照して、表示対象の文書データの内容か
ら辞書記憶部5に登録されている各語句を抽出する。抽
出した各語句とその種類を示す種別情報は、その語句の
種類ににあった検索方法でその語句の内容を検索キーと
するデータ検索を実行させるために、検索方法選択部1
0を通してデータ検索部8に送られる。また、表示文書
中から検索キーとして使用可能な語句を画面上で強調表
示させてそれを利用者に提示できるようにするために、
抽出された語句は文書表示部7にも送られる。
【0026】文書表示部7は、文書記憶部2に格納され
ている複数の文書データの、文書名および各種属性の一
覧と、利用者により選択された個々の文書の内容を画面
表示するものであり、語句抽出部6により文書中から抽
出された語句を、他の領域から区別するための網掛けや
下線などによってその部分を強調表示する機能を有す
る。
【0027】データ検索部8は、検索方法選択部10を
介して語句抽出部6から入力された語句を検索キーにし
てデータ記憶部3からその語句に対応するデータを検索
して、データ表示部9に渡す。この場合、その検索キー
を用いてどのようなデータ検索を行うかを規定する検索
方法は、検索キーとなる語句の種類毎に予め規定されて
いる。データ表示部9は、データ検索部8によって検索
された複数のデータの一覧と、個々のデータの諸属性な
どの内容を参照文書の関連情報として画面表示する。
【0028】検索方法選択部10は、語句の種類毎にそ
れに対応する検索方法が複数定義されている検索方法記
憶部11を参照して、検索キーとして使用される各語句
毎にそれに対応する検索方法を選択し、それをデータ検
索部8に通知する。また、検索方法選択部10は、同一
種の語句について検索方法が複数定義されている場合に
は、複数の検索方法の中から適切なものを利用者に選択
せしめるためのメニューを画面表示したり、あるいは、
参照文書の文書種別に応じて適切な検索方法を自動的に
選択する機能も有している。
【0029】表示制御12は、文書とデータとの対応関
係に基づいて文書表示手段7とデータ表示手段9の各々
における表示を連動させて制御する。例えば、具体的に
は、文書表示部7にて提供される画面上で選択された文
書あるいは語句と関連するデータをデータ表示部9に他
のデータと区別して表示させたり、逆に、データ表示部
9にて提供される画面上で選択されたデータに関連する
文書あるいは語句を文書表示部7に他の文書あるいは語
句と区別して表示させるといった表示制御を行う。
【0030】このように、この情報提示システムにおい
ては、データ記憶部3の検索処理を行うための検索方法
が検索キーとして使用可能な語句の種類毎に用意されて
おり、検索キーとして使用可能な語句は、語句抽出部6
によって、利用者が参照する文書つまり文書表示部7に
て表示されている文書の中から自動的に抽出される。こ
の結果、例えば、組織・会議・人などに関して構築され
ている複数のデータを含むデータベースを組織名・会議
名・人名などをキーとして検索するための検索方法が用
意されている場合には、文書中からそれら組織名・会議
名・人名に関する語句が抽出され、その抽出された語句
に対応するデータがデータベースから自動的に検索され
て利用者に提示される。よって、参照文書とそれに関連
する情報とを関連づけるための作業を行うことなく、そ
れら参照文書と関連情報とを動的に関連づけられるよう
になり、例えばプレーンテキストなどからデータベース
のデータなどの他の情報を動的に関係づけて利用者に提
示することが可能となる。次に、図2を参照して、文書
記憶部2に格納された文書データの例を説明する。
【0031】図2に示されているように、文書データ2
1は、「文書名」211、その文書の種類を示す「種
別」212、「作成日」213、および「作成者」21
4などを含む文書属性情報と、文書の「内容」215か
ら成る。本実施形態では、文書21の属性の1つである
「作成者」には、人データベース中の対応する人データ
24との関連を記述するという方法を採っているが、リ
レーショナル・データベースを用いた場合は、ユニーク
・キーを用いて各種データ間の関連付けを実装すること
ができる。また、オブジェクト指向データベースを用い
た場合には、オブジェクト識別子(または、永続記憶領
域へのポインタ)を用いて実装する。以下では、説明に
用いるデータは全て、ユニーク・キーあるいはオブジェ
クト識別子を、属性「ID」として持つことを前提とす
る。簡略化のため、属性「ID」は図中には表記せず、
データ間の関連は矢印216で示す。
【0032】文書の「内容」215は、図2中では文字
列として表しているが、ファイルでも良いし、図・表・
画像等を含んでいてもよい。人データ24は、データ記
憶部3に格納されており、これについては後述する。
【0033】次に、図3乃至図5を参照して、データ記
憶部3に格納されたデータベースの例を説明する。
【0034】なお、図2で示した文書データを格納する
文書記憶部2も、図3のデータ記憶部3の一つに含めて
もよい。
【0035】上述のように、データ記憶部3は、人・組
織のデータ、文書データ、スケジュール・データ、工程
管理データ、エンジニアリング・データ、あるいはファ
イルシステムなど、多種多様なデータベース化された複
数のデータを格納する。本発明では、データの内容、形
式に関してなんら限定は行なわないが、図3、図4、図
5では、特に有用で典型的なデータの例を示す。
【0036】図3は、人・組織のデータの例を表す図で
ある。
【0037】図中、組織データ31は、「組織名」31
1、その組織の「種別」312、「上位組織」313、
「連絡先」314、「部課長」315などの属性を持
つ。また、人データ37は、「氏名」371、「役職」
372、「所属」373などの属性を持つ。ここで、組
織データの属性「上位組織」および「部課長」と、人デ
ータの属性「所属」は、各々、他のデータへの関連を記
述する。図では、例えば、組織データ31の組織名「電
力事業部」は、組織データ32の組織名「プラント技術
部」の上位組織であることが記述されている。また、図
2の人データ24は、図3の人データ39と同一のデー
タである。
【0038】図4は、業務の工程管理に用いるデータの
例として、業務のテンプレートの例を表す図であり、図
5は、実業務のデータの例およびエンジニアリング・デ
ータの例を表す図である。
【0039】一般に利用されているデータベース型ワー
クフロー管理システムなどでは、事務手続きや作業工程
を一連の順序付けされた業務の集まりとしてモデル化
し、その各々の業務のタイムスタンプや、業務の担当者
・担当組織、作成する文書、作業の対象物などのデータ
を関連付けて管理し、それらを工程管理や帳票の回覧に
用いている。
【0040】図4の業務テンプレート41は、業務のデ
ータを記述するための離型であり、属性として「業務
名」411、「次業務」412、「担当」413、「対
象」414、「文書」415などを持つ。業務テンプレ
ート間の順序関係を属性「次業務」で記述することによ
り、例えば、「客先スペック検討(業務テンプレート4
1)のあとにボイラ計画(同42)とポンプ計画(同4
3)を行う」という業務の手順がモデル化されている。
また、業務で作成する文書の離型を、文書テンプレート
46として記述し、文書テンプレートと業務テンプレー
トを属性「文書」で関連付けることにより、例えば、
「ポンプ計画(業務テンプレート43)では、決定根拠
書(文書テンプレート46)を作成する」という規則が
モデル化されている。
【0041】文書テンプレート自体は、図2で説明した
文書データのテンプレートでもあり、属性として、文書
データと同じ属性「種別」461を持つ。
【0042】また、文書テンプレートの「内容」462
も、文書データの「内容」と同様であるが、文書テンプ
レートの「内容」には、文書を作成するための離型が記
述されている。また、業務テンプレートと、図3で説明
した人データや組織データとを、属性「担当」で関連付
けることにより、例えば、「見積依頼(業務テンプレー
トの45)担当は機器調達部(組織データ47)であ
る」という規則がモデル化されている。ここで、組織デ
ータ47は、図3の組織データ34と同一のデータであ
る。
【0043】図5は、図4で説明した業務テンプレート
を、実際の業務に適用(インスタンシェイト)して作成
した業務データと、業務データに関連する各種データを
表した図である。
【0044】図中、業務データ51,52,53,5
4,55は、各々、図4の業務テンプレート41,4
2,43,44,45のインスタンスであり、51〜5
5の業務データ同士では、41〜44の業務テンプレー
ト同士の順序関係と同じ順序関係が付けられている。ま
た、図5の文書データ56は、図4の文書テンプレート
46のインスタンスであり、業務テンプレート43のイ
ンスタンス、すなわち、業務データ53の「文書」とし
て関連付けられている。組織データ57は、図4の組織
データ47と同一のデータであり、業務データ55の
「担当」として関連付けられている。以上のように、業
務データは、業務テンプレートと同様の構造を継承して
いるが、業務データ固有の属性として、業務の開始・終
了の日時を記述する属性「期間」5101などがある。
【0045】また、業務データは実業務を表すデータで
あるから、その属性「担当」や「対象」として、具体的
なデータが設定されている。例えば、人データ58は、
業務データ53「ポンプ計画」および54「デザイン・
レビュー」の担当であるし、業務データ51「客先スペ
ック検討」の対象として、プラントデータ59が設定さ
れている。プラントデータ59、機器データ511など
は、業務の対象、たとえば、設計や見積りの対象を表す
エンジニアリング・データであり、種々の属性を持つ。
機器データ511の属性「プラント」5111は、機器
と、機器が属するプラントとの関連を記述するものであ
る。また、企業データ512は、企業を表すデータであ
り、プラントデータ59の属性「客先」5901や、機
器データ511の属性「メーカ」5112によって、関
連付けられている。
【0046】図6のフローチャートは、本発明の情報提
示システムの処理の流れを示す図である。以下、図2、
図3、図4、図5で示したデータの例に基づいて、本シ
ステムの処理手順を図6のを参照して説明する。
【0047】本発明の情報提示システムは、まず、辞書
生成部4を用いて、データ記憶部3に格納されている各
データの特定の属性について、データの種類、属性名、
および属性値を辞書記憶部5に登録する(ステップS6
01)。特定の属性とは、属性値に、データを検索する
キーとして利用可能な語句が設定されているという特徴
を持つ属性である。
【0048】図7には、辞書生成部5によって生成され
た辞書記憶部6に格納される辞書の例として、図2、図
3、図4、図5で説明したデータから生成された辞書の
一部が示されている。図中、<語句>701の例として
は、文書データの場合には、文書の「種別」を表す語句
がある。例えば語句「購入仕様書」711は、文書デー
タ(あるいは文書テンプレート)を検索するためのキー
となり得る。辞書には、<語句>701すなわち属性値
と、それが表す<データの種類>702、<語句の種類
>703すなわち属性名、の組を登録する。ここでは、
語句「購入仕様書」711に対応するデータの種類が
「文書データ」712、その語句の種類がデータの種別
を示す「種別」713であることが登録されている。な
お、語句の<同義語・略称>704には、<語句>70
1の同義語あるいは略称として一般的に用いられる語句
を設定する。例えば、語句「購入仕様書」711に対応
する<同義語・略称>704は、「購入スペック」71
4である。これにより、同様の概念を異なる語句で記述
する場合に対処できる。
【0049】また、人名や組織名などの固有名詞も辞書
に登録する。たとえば、語句「上杉賢司」721は、
「人」722の「氏名」723である。人の名前は姓の
みで呼ばれることが多いので、<同義語・略称>として
「上杉」724が記述されている。
【0050】なお、辞書の生成処理(ステップS60
1)は、利用者が本発明の情報提示システムを利用する
都度行なうのではなく、データ記憶部3中のデータの内
容が更新された際に、管理者が実行する、前処理であ
る。
【0051】ステップS602以降の処理が、情報提示
システムが作業中に動的に行なう情報提示機能の処理で
ある。
【0052】まず、ステップS602では、与えられた
文書について、その内容中に含まれる、辞書に登録され
た語句を抽出する。同義語が抽出された場合にも、その
同義語に対応する語句を同定する。この結果、文書中に
含まれる語句Tm(m=1〜M)が求められる。
【0053】次に、文書の利用者(すなわち、情報提示
システムを利用して文書を閲覧するユーザ)、または、
文書の作成者に対応する人データを、データ記憶部3よ
り検索し、データが検索されたらこれをD0とする(ス
テップS603)。文書の利用者または作成者のデータ
D0は、後述するように、文書中の各語句に対応するデ
ータを検索し特定するために利用する。
【0054】文書の利用者をD0とする場合は、語句と
データとの対応関係を文書の利用者の文脈で判断したい
場合である。逆に、文書の作成者をD0とする場合は、
語句とデータとの対応関係を文書の作成者の文脈で判断
したい場合である。両者のいずれを選択するかは、図
9、図10で後述する設定部(903、103)にて設
定する。
【0055】次に、S602で抽出された各々の語句T
mについて、S604からS609までの処理を繰り返
す。まず、語句Tmの種類に応じた検索方法が複数ある
かどうか調べ、複数ある場合には、検索方法を利用者が
明示的に選択するか、それとも、自動的に選択するかを
問い(ステップS605)、前者の場合は利用者に選択
させ(ステップS606)、後者の場合は、システムが
文書の種別から自動的に検索方法を判断する(ステップ
S607)。
【0056】語句に対応する検索方法は、一般に、複数
考えられる。図8は、検索方法記憶部11に登録される
検索方法の定義情報の一例であり、ここには、語句が表
すデータの種類および語句の種類に応じた検索方法の一
覧の一部が示されている。例えば、「購入仕様書」とい
う、文書の種別を表す語句がある場合、この語句をキー
にしてどのようなデータを検索したいかは、利用者の意
図により様々である。ここでは、「購入仕様書」のテン
プレートを利用したい場合(図8の801に相当)、
「購入仕様書」の実際の事例を見たい場合(同80
2)、「購入仕様書」の作成方法などに詳しい人物を探
したい場合(同803)、「購入仕様書」に関連する文
書を調べたい場合(同804)、「購入仕様書」に関連
する業務を知りたい場合(同805)、それぞれに対応
する検索方法が定義されている。例えば、801の検索
方法では種別が<購入仕様書>の文書テンプレートが検
索され、802の検索方法では種別が<購入仕様書>の
文書が検索され、803の検索方法では種別が<購入仕
様書>の文書の作成者が検索され、804の検索方法で
は種別が<購入仕様書>の文書と関連する業務に関連す
る文書が検索され、805の検索方法では種別が<購入
仕様書>の文書と関連する業務が検索される。また、同
様にして、データの種類「人」と「企業」などについて
も同様にして、それぞれ語句の種類「種別」、「役
職」、「種別」など毎に1以上の検索方法が定義されて
いる。このように、利用者の複数の意図の各々に対応し
た検索方法が検索方法記憶部11に格納されており、検
索方法選択部10により実際に使用する検索方法が選択
される。ステップS606においては、検索方法の候補
をメニュー画面によって利用者に提示し、その中から使
用する検索方法を利用者に選択させる処理が行われる。
【0057】ここで、図11、図12、図13、図1
4、図15は、使用される画面イメージの例であるが、
このうち、図14中の1401,1402,1403
は、各々の語句「購入仕様書」、「課長」、「機械メー
カ」について、利用者に検索方法の候補を提示して選択
させるための選択メニューがウインドウ表示される様子
を示したものである。図14においては、「機器見積の
手続」という文書中の語句の中で検索キーとして抽出さ
れた語句が強調表示されており、それら語句に対応する
検索結果がグラフ構造でデータ一覧画面上に表示され
る。複数の検索方法が定義された語句「購入仕様書」、
「課長」、「機械メーカ」については、それら語句から
検索可能なデータの候補を選択させるための1401,
1402,1403が表示される。例えば、語句「購入
仕様書」については、図示のように「テンプレート」、
「文書の事例」、「詳しい人」、「関連書類」などのメ
ニュー1401が表示される。
【0058】一方、ステップS607においては、検索
方法選択部10は、文書の種類に応じた検索方法の設定
(図9、図10)に基づいて、自動的に検索方法を決定
する。例えば、図9は、複数の検索方法の1つを文書種
別によって選択するための情報の一例であり、これは検
索方法記憶部11に登録されている。図9の例では、文
書種別「一般」901、すなわち、種別を問わず一般的
な文書についての設定例である。一般文書の場合におい
ては、データの種類が文書で語句の種類が種別を表す場
合には、「種別が<語句>の文書」、すなわち、図8の
検索方法802を用いて検索すると設定されている。具
体的には、例えば上記の「購入仕様書」という語句につ
いては、種別が「購入仕様書」である文書データを検索
することになる。
【0059】図8の8012は、実際に検索する際に適
用する検索条件をSQLで記述したもので、例えば、種
別が「購入仕様書」の文書データを検索する例では、8
021の<語句>の部分に語句「購入仕様書」を埋め込
み、 SELECT ID FROM 文書データ WHERE 種別=“購入仕様書” という検索条件で検索を行なう。ここで、SELECT
句に指定する「ID」は、前述した、各データ固有のユ
ニーク・キーまたはオブジェクト識別子である。なお、
図8で示した検索方法は、データ記憶部3からのデータ
の検索がSQLで可能な場合の例である。データ記憶部
3の構成により、検索方法の記述は異なるものとなる
が、本発明は、検索方法の具体的な記述に関しては何ら
限定しない。本発明の本質的な部分は、語句の種類に応
じて検索方法が一つあるいは複数定められており、か
つ、検索方法が複数ある場合の選択を、利用者に行わせ
るための機能と、文書の種別から自動的に判断する機能
とを有することにある。
【0060】次に、ステップS608では、前記ステッ
プS606またはS607にて選択した検索方法を用い
て、データ検索部8によって、語句Tmに対応するデー
タDmn(n=1〜Nm)を検索する。なお、S606
またはS607にて検索方法が選択されなかった場合、
または、検索しないと明示的に指定された場合(図10
の1002など)は、ステップS608は実行しない。
これは、文書の種別や利用者の意図によっては、必ずし
も全ての語句について対応するデータを提示する必要が
ないことを意味する。
【0061】上記ステップS603〜S609を、全て
の語句Tm(m=1〜M)について実行した後、ステッ
プS610では、各語句について検索されたデータDm
n(m=1〜M、n=1〜Nm)のうち、どのデータを
提示するかを決定する。一般に、一つの語句Tmについ
て、その語句をキーにして検索されるデータの個数は任
意個(0個、1個、あるいは複数個)である。検索され
たデータを全て利用者に提示するという方法もあり、こ
の方法は処理が最も単純であるが、利用者が必要としな
いデータが多数提示されてしまう可能性がある。したが
って、本実施例では、検索されたデータのうち、相互の
関連性が大きいデータを選んで提示する。これは、同一
の文書中に現われる語句同士には何らかの関連性があ
り、一方、各々の語句に対応するデータ同士も、データ
記憶部3中で何らかの関連性を持つことが多い、という
仮定に基づいている。ステップS610は、そのための
一手法である。
【0062】すなわち、ある語句Tmをキーにして検索
されたデータDmn(m=1〜M、n=1〜Nm)の各
々について、他の語句Tiをキーにして検索されたデー
タDij(i=1〜Mかつiはmでなく、j=1〜N
i)の中に、Dmnと関連するデータが存在するかどう
か調べる。また、これとは別に、Dmnが、文書の利用
者あるいは作成者に対応するデータD0と関連するかど
うかを調べる。ここで、データ同士が「関連する」と
は、例えば、図3における属性「上位組織」313や
「部課長」315、「所属」373や、図4における属
性「次業務」412、「担当」413、「対象」41
4、「文書」415などの属性によって、二つのデータ
が関連付けられているということを意味する。なお、二
つのデータが同一である場合にも、「関連する」と見倣
すことにする。このようにデータ間の関連を調べ、ある
mの各Dmnについて、 (Dmnと関連するDijが存在するようなiの個数)
+(DmnとD0が関連する場合 W、関連しない場合
O) の値を計算し、この値が最大のDmnを、Tmに対応す
るデータDmとする。ここで、Wは0以上の値で、Dm
nとD0の関連がDmnを採用するかどうかの判断に寄
与する度合いを表す数値である。Wが大きい程、Dmn
とD0の関連を重要視し、Wが0だと、DmnとD0の
関連は全く考慮しない。普通は、Wを1より大きく設定
するが、この場合、データD0は、文書中のTm以外の
語句Tiをキーに検索したデータDijよりも、Dmを
決定する上で重要であることを意味する。
【0063】上記のようにして、全ての語句Tmに対応
するデータDmを求めて、文書データとともにユーザに
提示した結果の例が、図11である。この例では、文書
「ボイラ給水ポンプ購入仕様書」の内容中の語句「○○
電力株式会社」1111、「××発電所 第2号機」1
112、「ボイラ給水ポンプ」1113、「ブースタポ
ンプ」1114について、それぞれ対応する企業データ
1121、プラントデータ1122、機器データ112
3、機器データ1124が検索され、それらがグラフ構
造で一括して提示されている。図中、たとえば、語句
「ボイラ給水ポンプ」1113という、一般的に用いら
れる機器の名称だけでは、この語句がどのプラントの
「ボイラ給水ポンプ」であるかが特定できず、本文書の
記述対象以外のプラントの機器データも検索されてしま
うが、ステップS610の処理を行なうことにより、相
互に関連のあるデータが選択され、文書の記述対象のデ
ータが正しく提示される。図11においては、ノード1
123を選択することにより、××発電所 第2号のボ
イラ吸水ポンプに関する機器データ113が画面表示さ
れた様子を示している。
【0064】以上S610まで処理は、文書中の語句お
よび文書の作成者または利用者に対応するデータDm
(m=0〜M)の検索を行なう処理であるが、本システ
ムでは、これらのデータに加え、文書中の語句として明
示的に現われないデータを検索し提示する機能も有す
る。すなわち、ステップS611において、Dm(m=
0〜M)以外のデータを提示するよう要求された場合に
は、ステップS612にて、Dmのうちの複数のデータ
に関連するDm以外のデータDk(k=1〜k)を検索
する。データDkを検索するか否かは、図9、図10に
示した設定部にて設定する(905、1005)。ま
た、Dkを、Dmのうちの複数のデータに関連するDm
以外のデータとしているのは、Dm中の一つにしか関連
しないデータを検索・提示するとデータの個数が多くな
り利用者が必要としないデータが提示される恐れがある
ためであるが、Dkを検索する際、関連するDmの個数
の下限を設定できるようにしてもよい。
【0065】例えば、図12は、文書「デザイン・レビ
ュー議事録」121について、その内容中に含まれる語
句をキーにして検索したデータの提示例であるが、図
中、データ一覧122にて表示されているデータのう
ち、組織データ「電力事業部」1221、組織データ
「第一担当」1222、および業務データ「ポンプ計
画」1223は、ステップS612によって検索された
データ、つまり文書中に現れる語句とは直接関係しない
が検索されたデータと関連の強いデータである。
【0066】ステップS613、S614以降の処理
は、検索したデータを文書と併せて提示する処理であ
る。ステップS613は、文書表示部7によって、文書
中の語句Tmのうち対応するデータDmが検索できた語
句を、文書中の他の部分と区別して強調表示する。な
お、この方法とは別に、例えば、ステップS602にて
抽出された語句を前述したように網掛けなどによって全
て強調表示し、かつ、語句に対応するデータの有無や種
類に応じて各語句の強調表示の仕方を変える、などの方
法も容易に実現可能である。
【0067】一方、ステップS614では、データ表示
部9によって、検索されたDmおよびDkを表示する。
上記の処理で、表示すべきデータのID(ユニーク・キ
ーまたは識別子)の集合が得られているので、データ表
示部9では、そのIDを持つデータの名称およびデータ
間の関連を、データをノードとし、データ間の関連をリ
ンクとするグラフ構造で表示する。
【0068】また、文書の利用者あるいは作成者に対応
するデータD0は、その表示/否表示を、図9、図10
で示した設定部によって設定することができる(90
4、1004)。また、データ表示部9は、図11に示
すように、データ一覧表示112の上で利用者が指定し
たデータの諸属性を表示する。図11中、113は、機
器データ1123の諸属性を表示した例である。
【0069】さらに、図12に示すように、D0、D
m、Dkで表示の仕方を変えても良い。図12は、文書
の作成者に対応する人データ1224と、文書中の語句
の対応するデータ、および、ステップS611で検索さ
れたデータ1221,1222,1223とで、表示の
仕方を変えた例である。
【0070】ステップS615,S616,S617,
S618は、表示制御部12が行なう処理である。文書
表示部7上で、利用者が語句Tmを選択すると(ステッ
プS615)、表示制御部12はその旨をデータ表示部
9に伝え、同9はこれを受けて語句Tmに対応するデー
タDmを強調表示する(ステップS616)。また、逆
に利用者がデータ表示部9上でデータDmが選択すると
(ステップS617)、表示制御部12はその旨を文書
表示部7に伝え、同7はこれを受けてデータDmに対応
する語句Tmを強調表示する(ステップS618)。利
用者は、S615〜S618の処理を適宜行ない、参照
している文書に関連するデータを効果的に利用すること
ができる。
【0071】以上、情報提示システムの処理の流れを説
明した。以下、図13、図14、図15を用いた説明で
は、本システムの他の効果および変形例を説明する。
【0072】図13は、文書「機器見積の手続き」13
1に関連するデータを提示した例である。この場合、文
書131は、種別が「業務ガイド」(図2の23)なの
で、検索方法やデータの提示方法についての設定は、図
10に示した設定が適用される。すなわち、業務ガイド
の内容中の語句に対応するデータを検索する方法とし
て、図10中の1006,1008などの検索方法が適
用され、結果として、図13の132に示すように、文
書のテンプレートおよび業務のテンプレート(図4)が
互いに関連付けられて提示される。データの表示132
は、「機器見積」という業務の手順や作成する書類につ
いての、図による説明になっている。
【0073】このように、「業務ガイド」という文書の
目的、すなわち、業務の手順をガイドするという目的に
適合するようなデータの検索方法を設定することによ
り、本情報提示システムを、文書理解の支援という目的
に適用することができる。これをより効果的にするため
には、図で表されているように、業務(1321)、文
書(1325)、組織(1324)といったデータの表
示を、その種類の違いに応じて変えてもよい。また、デ
ータ間の関連(リンク)の表示を、そのリンクの性質に
応じて変えることもできる。例えば、1322は、業務
の順序関係(属性「次業務」)を表すリンクであるが、
図のように矢印で表示することにより、順序関係がより
理解しやすくなる。また、1323のように、リンクに
ラベル(リンクが表す属性の属性名)を付加してもよ
い。データのレイアウト方法を、データの種類やリンク
の種類に応じて決めることも可能である。例えは、業務
の順序関係を左から右の順で表したり、組織の階層は上
位組織を上に下位組織を下にしてレイアウトしてもよ
い。
【0074】図14は、図13と同じ文書「機器見積の
手続き」について、各語句に対応するデータの検索方法
を、利用者が各々明示的に選択した場合の例である。図
中、1401,1402,1403は、それぞれ、語句
「購入仕様書」、「課長」、「機器メーカ」について可
能な検索方法の候補である。
【0075】人データ1411「青木 繁夫」は選択メ
ニュー1401にて検索方法「詳しい人」(図8の80
3)を選択して検索した、「購入仕様書」の作成者の人
データである。また、文書データ1412等は、選択メ
ニュー1401において検索方法「文書の事例」(図8
の802)を選択して検索した「購入仕様書」の文書デ
ータである。このように、本システムの利用者は、文書
に関連する特定のデータを検索するだけでなく、業務上
参考になると考える様々なデータを自由に検索し参照す
ることができる。また、たとえば、「購入仕様書」の文
書データおよびその作成者が多数存在する場合にも、図
6のステップS610の処理により、利用者に最も関連
のあるデータが選択され提示される。図14の例では、
「購入仕様書」に「詳しい人」として、利用者(人デー
タ「松本 友洋」1413)と組織上近い人データ14
11が選択されるし、また、「購入仕様書」の事例とし
ては、その人1411が作成した文書が選択される。
【0076】図14中の人データ「加藤 康雄」141
4は、語句「課長」に対する検索方法の選択メニュー1
402において、検索方法「自分の課長」、すなわち、
「役職が<語句>(=課長)で<自分>と同じ組織の
人」(図10の1007)を選択して検索した人データ
である。この場合の検索には、図10の設定1003に
基づき、<自分>=<文書の利用者>としてデータの検
索を行なう。具体的には、ステップS603において<
自分>=<文書の利用者>の人データD0を求め、これ
を図8の8121に埋め込んだSQLを、検索の条件と
する。
【0077】業務ガイド中の「購入仕様書について、所
属課長の承認を得る」という記述(業務の規則)におけ
る「課長」は、業務ガイドの利用者、すなわち、承認を
得たいと考えている人物の課長を意味する。したがっ
て、8121の検索方法において、<自分>を(文書の
利用者>と解釈すべきである。逆に、例えば、週報に、
「出張報告を課長に行なった」と書かれてある場合の
「課長」は、週報の作成者の課長を意味する。本システ
ムでは、文書の種別に応じて、<自分>=(文書の作成
者>として解釈するか、<自分>=(文書の利用者>と
して解釈するかを選択することによって(図9の90
3、図10の1003)、文書の意図通りの適切なデー
タを検索することができる。
【0078】図14中の語句「機器メーカ」に対する選
択メニュー1403の中には、「機器メーカ」である企
業の具体的名称である「△△重工」、「□□製作所」が
含められている。利用者は、これらのメニューを選択す
ることにより、直接、「△△重工」、「□□製作所」な
どの企業のデータを得ることができるようになってい
る。「機器メーカ」という語句からこのようなメニュー
を生成する処理は、 SELECT 名称,LD FROM 企業データ WHERE 種別=“機器メーカ” という検索条件を用いて、企業データの「名称」と「I
D」を取得することによって行なわれる。ユーザがメニ
ューを選択した際の処理には、単に、選択されたメニュ
ーに対応するIDを持つデータをデータ表示部に表示さ
せる処理で済む。語句に対応するデータの個数が少数で
あることが分かっている場合には、このように、そのデ
ータを予め検索しておき、メニューに登録しておくと有
効である。
【0079】図15は、図6で説明した処理を複数の文
書について行ない、各々の文書の内容中の各々の語句に
対応するデータを一つのグラフ構造上で全て提示した例
である。この例では、文書表示部は、文書の一覧を表示
する部151と、個々の文書の内容を表示する部153
で構成している。
【0080】複数の文書に関連するデータを併せて表示
することにより、利用者は、複数の文書が全体としてど
のような内容であるかを直観的に理解することができ
る。また、各々の文書と、その内容に含まれる語句に対
応するデータとが対応付けられているので、例えば、デ
ータの一覧表示上において業務データ1521「現地試
験」が指定された場合、ステップS617〜S618と
類似の方法により、データ1521に関連する文書15
11,1512,1513を文書一覧表示151上で強
調して表示することが可能である。これにより、利用者
は、複数の文書からあるデータに関する文書を効率的に
見つけることができる。
【0081】逆に、例えば、文書の一覧表示上で文書1
514「週報#29」を指定した場合、ステップS61
5〜S616と同様の方法により、その文書と関連する
データをデータ一覧表示部152上で強調して表示する
ことができる。これにより、利用者は、指定した文書の
内容が他の文書と比べてどのような特徴を持つかを直観
的に理解することができる。この他にも、例えば、複数
の文書に共通に関連するデータを求めたり、また逆に、
ある文書にのみ関連し他の文書には関連しないデータを
求めるなどの機能が、本発明によって容易に実現でき
る。
【0082】文書記憶部2をデータ記憶部3の一つに含
めた場合の効果は、文書に関連する他の文書を容易に検
索できることである。
【0083】図15に示した利用例では、文書「週報#
29」中の語句「議事録」1531をキーにして文書デ
ータ「デザイン・レビュー議事録」1522を検索し、
さらに、その文書データの内容154を表示した例が示
されている。すなわち、本発明によれば、ハイパーリン
クなどの部を用いて文書間の関連を明示的・固定的に定
義しておかずとも、文書間の関連が動的に求められ、利
用者は、関連する文書を労力なく参照することができ
る。
【0084】本発明の情報提示システムの構成上の利点
は以下の通りである。
【0085】まず、辞書生成部4は、データ記憶部3の
データから特定の種類のデータの特定の属性の属性値を
取得して辞書を自動的に生成するので、語句の辞書・シ
ソーラスなどを手作業で作成・管理する必要がない。
【0086】次に、語句の種類に応じた検索方法(図
8)は、検索方法記憶部11中に、検索部8と独立に記
憶されているので、データ記憶部3に新しい種類のデー
タが登録されても、データ検索部8自体を作り直さなく
ても、検索方法記憶部11にその新しい種類のデータが
検索できるような検索方式を登録するだけで対応でき
る。文書の種別に応じた検索方法の設定(図9、図1
0)は、検索方法記憶部11に格納しても、また、文書
テンプレートとして文書記憶部2(またはかつデータ記
憶部3)に記憶してもよいが、これについても同様に、
新しい文書の種別が加わった場合にも、種別に応じた検
索方法の設定のみを新規に登録するだけで、システムの
他の部分を変更する必要はない。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者は、文書中に含まれる語句から、その語句に対応
するデータを労力無く参照することができる。語句をキ
ーにしてデータを検索する方法は、語句の種類に応じて
予め有効なものが与えられているので、文書の作成者
は、文書中の語句とデータとを明示的に関連付けたり、
あるいはデータの検索方法を文書に組み込んだりする作
業を行なう必要がない。また、データ記憶部にデータが
追加された場合にも、語句の辞書を自動的に更新させる
だけで、追加した新しいデータが検索できるようにな
り、語句の辞書を管理する必要はない。
【0088】また、語句に対応するデータが多数検索さ
れた場合にも、文書中の他の語句に対応するデータや、
文書の作成者または利用者に対応するデータとの関係に
基づき、文書の意味内容に最も適したデータの組が提示
されるので、利用者は、大量のデータから求めるデータ
を探す労力から解放される。
【0089】また、語句に対応するデータを検索する方
法が複数存在する場合には、文書の種別に応じて自動的
に適切な検索方法を選択するように設定することや、利
用者が自分の意図通りの検索方法を自由に実行すること
が可能である。
【0090】さらに、文書に関連するデータをグラフ構
造で表示することにより、利用者の文書理解を支援する
ことができる。これは複数の文書についても可能であ
り、利用者は、複数の文書の中から着目するデータに関
連する文書を効率よく選択したり、複数の文書の中のあ
る文書が他の文書と比べてどう特徴的かを示すデータを
見出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報提示システムの
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で使用される文書データの例を示す
図。
【図3】同実施形態で使用される人・組織データの例を
示す図。
【図4】同実施形態で使用される業務テンプレートの例
を表す図。
【図5】同実施形態で使用される業務データおよびエン
ジニアリング・データの例を表す図。
【図6】同実施形態の情報提示システムの処理の流れを
示すフローチャート。
【図7】同実施形態で使用される辞書の例を表す図。
【図8】同実施形態で使用される語句の種類に応じた検
索方法の例を表す図。
【図9】同実施形態で使用される文書の種別に応じた検
索方法の設定の例を表す図。
【図10】同実施形態で使用される文書の種別に応じた
検索方法の設定の例を表す図。
【図11】同実施形態における文書に関連するデータの
提示例を表す図。
【図12】同実施形態における文書に関連するデータの
他の提示例を表す図。
【図13】同実施形態における文書に関連するデータの
別の提示例を表す図。
【図14】同実施形態における文書に関連するデータの
さらに別の提示例を表す図。
【図15】同実施形態における複数の文書に関連するデ
ータのさらにまた別の提示例を表す図。
【符号の説明】
1…ユーザ・インタフェース、2…文書記憶部、3…デ
ータ記憶部、4…辞書生成部、5…語句辞書、6…語句
抽出部、7…文書表示部、8…データ検索部、9…デー
タ表示部、10…検索方法選択部、11…検索方法規約
部、12…表示制御部。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文書の文書名の一覧および個々の
    文書の内容を画面表示する文書表示手段と、 複数のデータを記憶したデータ記憶手段のデータを、語
    句の種類毎に定義された検索方法を用いて検索するデー
    タ検索手段であって、入力された語句の種類に対応する
    検索方法を選択し、その選択した検索方法を使用して前
    記入力語句に対応するデータを該入力語句をキーとして
    検索するデータ検索手段と、 前記データ検索手段が検索のキーとして使用可能な種類
    の語句を前記文書表示手段で表示された文書の中から抽
    出して前記データ検索手段に入力する語句抽出手段と、 前記データ検索手段で得られたデータの一覧およびそれ
    ら個々のデータの諸属性を画面表示するデータ表示手段
    とを具備することを特徴とする情報提示システム。
  2. 【請求項2】 前記文書表示手段にて表示される文書名
    一覧中の文書名または個々の文書の内容中の語句と前記
    データ表示手段にて表示されるデータとの間の対応関係
    に基づいて、両表示が連携されるように前記文書表示手
    段および前記データ表示手段を制御する手段をさらに具
    備することを特徴とする請求項1記載の情報提示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記データ表示手段は、 検索によって得られた複数のデータの一覧を、個々のデ
    ータをノードとしデータ間の関係をリンクとするグラフ
    構造で表示することを特徴とする請求項1記載の情報提
    示システム。
  4. 【請求項4】 前記入力語句の種類に対応する検索方法
    が複数定義されているとき、前記入力語句を含む文書の
    種別に基づいて使用すべき検索方法を前記複数の検索方
    法の中から選択し、その選択した検索方法を用いたデー
    タ検索を前記データ検索手段に実行させる手段をさらに
    具備することを特徴とする請求項1記載の情報提示シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記入力語句の種類に対応する検索方法
    が複数定義されているとき、前記複数の検索方法から使
    用すべき検索方法を利用者に選択させるためのメニュー
    を画面表示する手段と、前記メニュー上で選択された検
    索方法を用いたデータ検索を前記データ検索手段に実行
    させる手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    1記載の情報提示システム。
  6. 【請求項6】 前記データ検索手段は、 前記入力語句に対応するデータの中で、文書を参照して
    いる利用者、または前記入力語句を含む文書の作成者に
    関連するデータを優先して検索することを特徴とする請
    求項1記載の情報提示システム。
  7. 【請求項7】 前記データ検索手段は、 前記入力語句に対応するデータの中で、前記入力語句を
    含む文書中の他の語句と関連するデータを優先して検索
    することを特徴とする請求項1記載の情報提示システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記データ検索手段は、 前記入力語句に対応するデータに加え、前記入力語句に
    対応するデータに関連するデータを検索することを特徴
    とする請求項1記載の情報提示システム。
  9. 【請求項9】 文書中の語句とそれに関係するデータベ
    ース中のデータとを関連づけて画面表示する情報提示シ
    ステムであって、 入力された語句の種類に対応した検索方法を使用して前
    記入力語句に対応するデータを該入力語句をキーとして
    前記データベースから検索するデータ検索手段と、 前記データベースのデータから前記データ検索手段が検
    索のキーとして使用可能な語句とその語句の種類を示す
    辞書情報を生成する手段と、 前記辞書情報を参照して前記文書の中から検索のキーと
    して使用可能な語句を抽出し、その抽出した語句とその
    語句の種類を前記データ検索手段に入力する語句抽出手
    段と、 前記データ検索手段で得られたデータの一覧およびそれ
    ら個々のデータの諸属性を画面表示するデータ表示手段
    とを具備することを特徴とする情報提示システム。
  10. 【請求項10】 画面表示される文書中の語句からそれ
    に関係するデータをデータ記憶手段に格納されているデ
    ータの中から検索して表示する情報提示方法であって、 前記文書の中から前記データ記憶手段のデータを検索す
    るためのキーとして使用可能な語句とその語句の種類を
    決定し、 前記決定された語句の種類に対応した検索方法を使用し
    て、前記語句に対応するデータを該語句をキーとして検
    索することを特徴とする情報提示方法。
  11. 【請求項11】 前記検索方法は語句の種類毎に1以上
    定義されており、 前記決定された語句の種類に対応した検索方法が複数存
    在するとき、前記決定された語句を含む文書の種別に基
    づいて使用すべき検索方法を前記複数の検索方法の中か
    ら選択することを特徴とする請求項10記載の情報提示
    方法。
  12. 【請求項12】 前記検索方法は語句の種類毎に1以上
    定義されており、 前記決定された語句の種類に対応した検索方法が複数存
    在するとき、前記複数の検索方法から使用すべき検索方
    法を利用者に選択させるためのメニューを画面表示し、
    前記メニュー上で選択された検索方法を用いたデータ検
    索を行うことを特徴とする請求項10記載の情報提示方
    法。
  13. 【請求項13】 前記決定された語句に対応するデータ
    の中で、文書を参照している利用者、前記語句を含む文
    書の作成者に関連するデータ、または前記語句に対応す
    るデータの中で前記語句を含む文書中の他の語句と関連
    するデータを優先して検索することを特徴とする請求項
    10記載の情報提示方法。
  14. 【請求項14】 前記決定された語句に対応するデータ
    に加え、前記語句に対応するデータに関連する他のデー
    タを検索することを特徴とする請求項10記載の情報提
    示方法。
  15. 【請求項15】 画面表示される文書中の語句からそれ
    に関係するデータベース中のデータを検索して表示する
    情報提示方法であって、 前記データベースのデータからそれを検索するためのキ
    ーとして使用される語句とその語句の種類を示す辞書情
    報を生成し、 前記辞書情報を参照して前記文書の中から検索のキーと
    して使用可能な語句とその語句の種類を決定し、 前記決定された語句の種類に対応した検索方法を使用し
    て、前記語句に対応するデータを該語句をキーとして前
    記データベースから検索することを特徴とする情報提示
    方法。
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