JPH10207320A - 感光ドラムの支持構造 - Google Patents

感光ドラムの支持構造

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JPH10207320A
JPH10207320A JP9005557A JP555797A JPH10207320A JP H10207320 A JPH10207320 A JP H10207320A JP 9005557 A JP9005557 A JP 9005557A JP 555797 A JP555797 A JP 555797A JP H10207320 A JPH10207320 A JP H10207320A
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JP
Japan
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photosensitive drum
cam
bearing
groove
cam link
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JP9005557A
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Inventor
Shuya Kimura
修也 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、感光ドラム回転時の振動を抑
え、忠実な画像印画ができるとともに、着脱操作性に優
れた感光ドラムの支持構造を得る。 【解決手段】 回転ドラムを支承する支持軸7が、軸受
ブッシュ26に軸心方向にスライド可能に支持された第
1のベアリングケース25に回転可能に支持されてい
る。締付バンド27が、軸受ブッシュ27を取り囲んで
配設され、カム29がフランジ27a、27bに締付動
作/緩め動作するように設けられている。第1のベアリ
ングケース25およびカム29に立設された係合ピン2
5aおよび操作ピン29bが本体フレーム6に設けられ
たカムリンク24のスライド移動に連動して動作され、
第1のベアリングケース25がスライド移動され、締付
バンド26が締付動作/緩め動作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感光体を用いて
画像を形成する電子写真記録装置の感光ドラムユニット
の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば実開昭62−76374
号公報に記載された従来の電子写真記録装置の感光ドラ
ムの支持構造を示す断面図である。図において、感光ド
ラム1は円筒形をなし、その表面に感光物質が塗布され
て構成されている。そして、この感光ドラム1の両端に
は、それぞれ感光ドラム1の回転軸芯となる凹円錐状の
軸受穴2a、3aが設けられたフランジ2、3が嵌合さ
れている。また、フランジ3には歯車3bが設けられて
おり、感光ドラム1がこの歯車3bに歯合する歯車5を
介して駆動モータ(図示せず)により回転駆動させるよ
うに構成されている。カバー筐体4は、フランジ2、3
の軸部を介して感光ドラム1を回転可能に軸支し、感光
ドラム1を覆って感光物質を保護している。電子写真記
録装置の本体フレーム6には、軸受ブッシュ9、10が
取り付けられている。この軸受ブッシュ9、10には、
それぞれ凸円錐状の支持軸7、8が図中左右方向にスラ
イド移動可能に取り付けられている。そして、支持軸
7、8が軸受穴2a、3aに係合し、感光ドラム1を回
転可能に軸支している。さらに、これらの支持軸7、8
はそれぞれバネ11により感光ドラム1側に付勢されて
いる。このように、感光ドラム1、フランジ2、3およ
びカバー筐体4は一体となり、感光ドラムユニット12
を構成している。そして、感光ドラム1の表面に塗布さ
れた感光物質は寿命があることから、感光ドラム1の交
換が必要となるが、感光ドラム1は感光ドラムユニット
12ごと定期的に交換される。
【0003】つぎに、上記従来の感光ドラム1の支持構
造の動作について説明する。凸円錐状の支持軸7、8が
感光ドラム1の両側からフランジ2、3の凹円錐状の軸
受穴2a、3aに係合され、感光ドラム1が回転可能に
装着されている。この時、バネ11の付勢力により支持
軸7、8が感光ドラム1側に押圧され、支持軸7、8と
軸受穴2a、3aとの係合状態が保持されている。そし
て、駆動モータの回転トルクが歯車5、3bを介して伝
達され、感光ドラム1が回転駆動される。
【0004】そこで、感光ドラムユニット12を交換す
るために取り出すには、感光ドラムユニット12を図中
矢印D方向に引っ張る。この時、支持軸7、8と軸受穴
2a、3aとが円錐状凹凸係合しているので、支持軸
7、8は軸受穴2a、3aの矢印D方向への移動にとも
なってバネ11の付勢力に抗して感光ドラム1から離反
する方向に軸受ブッシュ9、10内をスライド移動し、
ついには支持軸7、8との係合状態が解除され、感光ド
ラムユニット12が取り出される。そして、感光ドラム
ユニット12が取り出された後、支持軸7、8はバネの
付勢力により軸受ブッシュ9、10内をスライド移動し
て突出状態となる。一方、感光ドラムユニット12を取
り付けるには、感光ドラムユニット12を図中矢印Dと
逆方向に押し入れる。この時、支持軸7、8は軸受穴2
a、3aの矢印Dと逆方向への移動にともなってバネ1
1の付勢力に抗して感光ドラム1から離反する方向に軸
受ブッシュ9、10内をスライド移動する。そして、軸
受穴2a、3aが支持軸7、8の先端の位置まで移動す
ると、支持軸7、8がバネ11の付勢力により感光ドラ
ム1側に押し出されて、軸受穴2a、3aと係合し、感
光ドラム12が取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の感光ドラムの支
持構造は以上のように、支持軸7、8が軸受ブッシュ
9、10内をスライド移動できるように構成されている
ので、支持軸7、8と軸受ブッシュ9、10との間に適
度の隙間をもつ必要があった。そこで、感光ドラム1が
回転駆動されると、該隙間から振動が発生し、感光ドラ
ム1の回転を乱し感光ドラム1の表面に形成される潜画
像の歪みとなり、忠実な画像印画ができなくなるという
課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、感光ドラム回転時の振動を抑
え、忠実な画像印画ができるとともに、簡易な構成で、
かつ、着脱操作性に優れた感光ドラムの支持構造を得る
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る感光ドラ
ムの支持構造は、感光ドラムを有する感光ドラムユニッ
トが本体フレーム内に着脱可能に配設された記録装置の
感光ドラムの支持構造において、上記感光ドラムの両端
面の軸心上にそれぞれ設けられた一対の軸受穴にそれぞ
れ嵌合し、該感光ドラムを回転可能に支承する第1およ
び第2の支持軸と、上記感光ドラムの一端面と相対して
上記本体フレームを貫通して設けられ、ベアリングを介
して上記第1の支持軸を回転可能に支承する第1のベア
リングケースと、上記感光ドラムの他端面と相対して設
けられ、ベアリングを介して上記第2の支持軸を回転可
能に支承する第2のベアリングケースと、固定部とこの
固定部に連なって一体に設けられた変形部とを有し、該
変形部を外方に突出させるように該固定部が上記本体フ
レームに固着され、上記第1のベアリングケースを軸心
方向にスライド移動可能に支持する軸受ブッシュと、上
記変形部の外周に配設され、該変形部を上記第1のベア
リングケースに締め付けて、上記軸受ブッシュと該第1
のベアリングケースとを固定する締付バンドと、上記感
光ドラムを装着する場合には、上記第1のベアリングケ
ースを上記感光ドラム側に移動させ、上記第1の支持軸
を上記軸受穴に嵌合させた後、上記締付バンドの締付動
作を行わせ、上記感光ドラムを取り出す場合には、上記
締付バンドの緩め動作を開始させ、該緩め動作を終了さ
せた後、上記第1のベアリングケースを上記感光ドラム
から離反する方向に移動させる操作手段とを備えたもの
である。
【0008】また、上記締付バンドは、一部に切り欠き
を有し、その両端に相対して一対のフランジが設けられ
た環状をなし、一方のフランジに雌ねじが形成され、他
方のフランジに該雌ねじと同軸に貫通穴が設けられ、上
記操作手段は、コの字状をなし、その開口側から上記締
付バンドを出し入れできるように上記本体フレームにス
ライド移動可能に取り付けられたカムリンクと、上記カ
ムリンクの側辺の開口部側に設けられ、開口側から底辺
側に向かって上記本体フレーム側に漸次近付く第1の傾
斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カムリンクのスライ
ド方向に延びる第1の直線溝部とからなる第1のカム溝
と、上記カムリンクの側辺の底辺側に設けられ、開口側
から底辺側に向かって上記カムリンクのスライド方向に
延びる第2の直線溝部と該第2の直線溝部から上記本体
フレームと漸次近付くもしくは遠ざかる第2の傾斜溝部
とからなる第2のカム溝と、上記第1のベアリングケー
スの胴部に上記カムリンクのスライド方向と直交し上記
第1のカム溝内に臨むように立設され、上記カムリンク
のスライド移動時に、上記第1の傾斜溝部に案内されて
該第1のベアリングケースを軸心方向にスライド移動さ
せ、上記第1の支持軸と上記軸受穴との嵌脱動作を行う
係合ピンと、上記他方のフランジの貫通穴に挿通され、
上記一方のフランジの雌ねじに螺着されて、該雄ねじの
軸周りの回動により上記締付バンドを締付動作/緩め動
作を行うカムと、上記カムに上記カムリンクのスライド
方向と直交し上記第2のカム溝内に臨むように立設され
た操作ピンと、上記本体フレームに上記カムリンクのス
ライド方向と直交する軸周りに回動可能に取り付けられ
た操作ハンドルと、上記操作ハンドルの回動トルクを上
記カムリンクに伝達するリンクとを備え、上記第1のカ
ム溝と上記第2のカム溝とは、上記係合ピンが上記第1
の傾斜溝部に位置しているときに上記操作ピンが上記第
2の直線溝部に位置し、上記係合ピンが上記第1の直線
溝部に位置しているときに上記操作ピンが上記第2の傾
斜溝部に位置するように構成されているものである。
【0009】また、上記締付バンドは、一部に切り欠き
を有し、その両端に相対して一対の締付爪が設けられた
環状をなし、上記操作手段は、コの字状をなし、その開
口側から上記締付バンドを出し入れできるように上記本
体フレームにスライド移動可能に取り付けられたカムリ
ンクと、上記カムリンクの側辺の開口部側に設けられ、
開口側から底辺側に向かって上記本体フレーム側に漸次
近付く第1の傾斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カム
リンクのスライド方向に延びる第1の直線溝部とからな
る第1のカム溝と、上記カムリンクの底辺に設けられ、
上記一対の締付爪と係合して上記締付バンドの締付を行
う挟み部材と、上記第1のベアリングケースの胴部に上
記カムリンクのスライド方向と直交し上記第1のカム溝
内に臨むように立設され、上記カムリンクのスライド移
動時に、上記第1の傾斜溝部に案内されて該第1のベア
リングケースを軸心方向にスライド移動させ、上記第1
の支持軸と上記軸受穴との嵌脱動作を行う係合ピンと、
上記本体フレームに上記カムリンクのスライド方向と直
交する軸周りに回動可能に取り付けられた操作ハンドル
と、上記操作ハンドルの回動トルクを上記カムリンクに
伝達するリンクとを備え、上記第1のカム溝と上記挟み
部材とは、上記係合ピンが上記第1の傾斜溝部に位置し
ているときに上記挟み部材が上記一対の締付爪に係合せ
ず、上記係合ピンが上記第1の直線溝部に位置している
ときに上記挟み部材が上記一対の締付爪と係合して該一
対の締付爪を挟み込むように構成されているものであ
る。
【0010】また、上記操作ハンドルの一端に延在部材
が設けられ、該操作ハンドルは、上記感光ドラムを上記
第1の支持軸で回転可能に支承し、かつ、上記締付バン
ドにより上記軸受ブッシュの変形部を上記第1のベアリ
ングケースに締付固定するように回動させた状態では、
該延在部材が上記感光ドラムユニットの着脱動作を干渉
する位置にあり、上記締付バンドを緩め上記第1のベア
リングケースを上記軸受ブッシュに回転可能に支承し、
かつ、上記第1の支持軸を上記感光ドラムの軸受穴から
離脱するように回動させた状態では、該延在部材が上記
感光ドラムユニットの着脱動作を干渉しない位置にある
ように構成されているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る感
光ドラムの支持構造を採用した電子写真記録装置を示す
斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係る感光ドラ
ムの支持構造を示す斜視図、図3はその要部断面図、図
4乃至図6はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る感
光ドラムの支持構造の動作を説明する図であり、図にお
いて図10に示した従来の電子写真記録装置と同一また
は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0012】図1において、感光ドラムユニット12を
構成するカバー筐体4の後端面には把手13が取り付け
られ、カバー筐体4の両側壁面には、それぞれガイドレ
ール14が取り付けられている。そして、本体フレーム
6の両内側壁面には、該ガイドレール14の案内溝15
が設けられている。また、本体フレーム6の外側壁に、
後述する感光ドラムの支持機構50が取り付けられてい
る。そこで、把手13を持って感光ドラムユニット12
を持ち上げ、ガイドレール14を案内溝15に嵌合させ
て押すことにより、感光ドラムユニット12は案内溝1
5に案内されて本体フレーム6内に挿入され、所定の状
態に装着される。
【0013】図2および図3において、操作ハンドル2
1が本体フレーム6の側壁面に立設された軸20を支点
として回動可能に取り付けられている。そして、リンク
22が本体フレーム6の側壁面に並設された2対のコロ
23に摺動自在に支持されている。さらに、コの字状に
構成されたカムリンク24が本体フレーム6の側壁面に
スライド可能に支持されている。そして、操作ハンドル
21に立設されたピン21aがリンク22の一端に穿設
された長穴22a内に挿入され、さらにリンク22の他
端がカムリンク24に連結されて、操作ハンドル21の
軸20周りの回動動作がリンク22を介してカムリンク
24に伝達され、カムリンク24の往復直線移動が行わ
れる。また、このカムリンク24のコの字状の両側辺の
先端側(開口側)には、第1のカム溝24aが相対して
設けられている。また、カムリンク24の上側辺後端側
には、第2のカム溝24bが設けられている。そして、
図4に示すように、第1のカム溝24aは、先端側から
後端に向かって本体フレーム6方向に漸次近づき(第1
の傾斜溝部)、その後本体フレーム6と平行、即ちスラ
イド方向と平行(第1の直線溝部)となる穴形状に形成
されている。また、第2のカム溝24bは、先端側から
後端に向かって本体フレーム6と平行、即ちスライド方
向と平行(第2の直線溝部)に、その後本体フレーム6
から漸次離反(第2の傾斜溝部)する穴形状に形成され
ている。
【0014】第1の支持軸としての支持軸7はベアリン
グ28を介して第1のベアリングケース25に回転自在
に支承されている。軸受ブッシュ26は環状の厚肉の固
定部26aと一部に切り欠きが形成された環状の薄肉の
変形部26bとが連なって一体に形成されている。そし
て、この軸受ブッシュ26は、変形部26bを外方に突
出させるように固定部26aが本体ケース6を貫通さ
れ、かつ、本体ケース6に固着されている。そして、第
1のベアリングケース25がこの軸受ブッシュ26にス
ライド移動可能に支持されている。また、C状に成形さ
れた締付バンド27がこの軸受ブッシュ26の外周に配
設されている。この締付バンド27のC状の両端には、
一対のフランジ27a、27bが相対して形成されてい
る。そして、フランジ27aには貫通孔が、フランジ2
7bには雌ねじ穴が、同軸的に設けられている。また、
カム29は雄ねじ29aを有し、該雄ねじ29aをフラ
ンジ27aの貫通孔を通し、フランジ27bの雌ねじ穴
に螺合させて、締付バンド26に取り付けられている。
また、係合ピン25aがベアリングケース25の胴部に
対称立設され、これらの係合ピン25aの先端部はそれ
ぞれ第1のカム溝24a内に挿入されている。さらに、
操作ピン29bがカム29に立設され、この操作ピン2
9bの先端部は第2のカム溝24b内に挿入されてい
る。なお、第2の支持軸としての支持軸8は、図示して
いないが、第1のベアリングケース25と相対する本体
フレーム6の位置に取り付けられた第2のベアリングケ
ースにベアリングを介して回転自在に支承されている。
【0015】つぎに、このように構成された感光ドラム
の支持機構50の動作を図1乃至図6を参照しつつ説明
する。まず、図1に示すように、把手13を持って感光
ドラムユニット12を持ち上げ、ガイドレール14を案
内溝15に嵌合させて矢印A方向に押す。感光ドラムユ
ニット12は案内溝15に案内されて本体フレーム6内
に挿入され、所定の状態に装着される。この時、感光ド
ラム1は、その軸受穴2aの軸心が、図4に示すよう
に、支持軸7の軸心とほぼ一致した位置にある。同様
に、図示していないが、軸受穴3aの軸心も、支持軸8
の軸心とほぼ一致した位置にある。そして、係合ピン2
5aおよび操作ピン29bが第1および第2のカム溝2
4a、24bの先端に位置している。そこで、ベアリン
グケース25が最大突出状態にあり、締付バンド27が
締め付け開放(緩められた)状態となっている。
【0016】ついで、操作ハンドル21を軸20を支点
として図2中矢印B方向に回動させる。すると、操作ハ
ンドル21の回動トルクがピン21aおよび長穴22a
を介してリンク22に伝達され、リンク22がコロ23
に案内されて図2中左方向に移動される。そして、この
リンク22の移動に伴って、カムリンク24が図2中左
方向に移動される。この時、係合ピン25aは、図5に
示すように、第1のカム溝24aの第1の傾斜溝部に案
内されて移動し、第1のカム溝24aの第1の直線溝部
に至る。この係合ピン25aの動作により、第1のベア
リングケース25が軸受ブッシュ26内を感光ドラム1
側にスライド移動し、支持軸7が感光ドラム1の軸受穴
2aに嵌合する。さらに、第1のベアリングケース25
が感光ドラム1側にスライド移動し、支持軸7を介して
感光ドラム1が反対側に送り出され、ついには軸受穴3
aが反対側の支持軸8に嵌合され、感光ドラム1が支持
軸7、8により回転可能に支承される。また、係合ピン
25aが第1のカム溝24aの第1の傾斜溝部に案内さ
れている期間では、操作ピン29bは第2のカム溝24
bの第2の直線溝部を移動し、締付バンド27の締め付
け開放状態が維持される。
【0017】さらに、操作ハンドル21を軸20を支点
として図2中矢印B方向に回動させる。係合ピン25a
は、図6に示すように、第1のカム溝24aの第1の直
線溝部内を移動し、支持軸7と感光ドラム1の軸受穴2
aとの嵌合状態が維持される。また、操作ピン29b
は、第2のカム溝24bの第2の傾斜溝部に案内されて
本体フレーム6から離反するように移動する。この操作
ピン29bの動作により、カム29が回動し、雄ネジ2
9aがフランジ27bの雌ねじ穴にねじ込まれ、フラン
ジ27a、27b間が締着される。そして、フランジ2
7a、27b間の隙間が縮小され、締付バンド27が軸
受ブッシュ26を締め付ける。そこで、軸受ブッシュ2
6の径が縮小し、軸受ブッシュ26が第1のベアリング
ケース25に締着固定される。これにより、第1のベア
リングケース25をスライド移動可能としていた軸受ブ
ッシュ26と第1のベアリングケース25との隙間が無
くなり、支持軸7は感光ドラム1をガタなく回転可能に
支承することになる。なお、この状態では、支持軸7
は、バネ11により図3中右方向に押圧され、ボールベ
アリング28のガタがなくなっている。
【0018】また、操作ハンドル21を図2中矢印Bと
逆方向に軸20周りに回動させることにより、上述と逆
の動作が行われる。つまり、まず軸受ブッシュ26と第
1のベアリングケース25との締着が開放される。その
後、第1のベアリングケース25が突出する方向に移動
され、支持軸7と軸受穴2aとの嵌合が解除され、つい
にはベアリング25が最大突出状態となる。そこで、把
手13を持って感光ドラムユニット12を本体フレーム
6から引き出し、感光ドラム1の交換が行われる。
【0019】このように、この実施の形態1によれば、
第1のベアリングケース25と軸受ブッシュ26とのス
ライド部の隙間をなくすことができ、感光ドラム1の回
転時に支持軸から発生する振動を抑えることができる。
そこで、感光ドラム1が安定して回転し、感光ドラム1
の表面に形成される潜画像の歪みがなく、忠実な画像印
画を達成することができる。また、操作ハンドル21の
回動動作により、支持軸7と軸受穴2aとの嵌合動作/
嵌合解除(離脱)動作および第1のベアリングケース2
5と軸受ブッシュ26との締付動作/緩め動作が連動し
て行えるので、感光ドラム1の着脱操作が簡易、かつ、
容易に行え、感光ドラム1の着脱操作性が著しく向上で
きるとともに、誤操作に伴う感光ドラム1の損傷を防止
することができる。
【0020】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2に係る感光ドラムの支持構造を示す側面図、図8は
この発明の実施の形態2に係る感光ドラムの支持構造に
おけるベアリングケースと軸受ブッシュとの締付状態を
示す側面図である。この実施の形態2では、締付爪27
cがC状の締付バンド27の両端部に相対して設けられ
ている。さらに、一対の締付爪27cと係合して締付爪
27c間の間隙を縮小する挟み部材24cがコの字状の
カムリンク24の底辺に設けられている。なお、この実
施の形態2では、締付バンド27の締付機構として、第
2のカム溝24b、カム29、雄ねじ29aおよび操作
ピン29bに代えて、締付爪27cおよび挟み部材24
cを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に
構成されている。
【0021】つぎに、この実施の形態2による感光ドラ
ムの支持構造の動作について説明する。まず、図7に示
す状態では、第1のベアリングケース25が最大突出状
態にあり、締付バンド27が締め付け開放状態となって
いる。即ち、感光ドラム1は、その軸受穴2a、3aの
軸心が、支持軸7、8の軸心とほぼ一致した位置にあ
り、係合ピン25aが第1のカム溝24aの第1の傾斜
溝部の先端に位置している。そこで、操作ハンドル21
を図中矢印B方向に回動させることにより、上記実施の
形態1と同様に、係合ピン25aが第1のカム溝24a
の第1の傾斜溝部に案内されて移動し、第1のカム溝2
4aの第1の直線溝部に至る。この係合ピン25aの動
作により、第1のベアリングケース25が軸受ブッシュ
26内を感光ドラム1側にスライド移動し、支持軸7が
感光ドラム1の軸受穴2aに嵌合する。さらに、第1の
ベアリングケース25が感光ドラム1側にスライド移動
し、支持軸7を介して感光ドラム1が反対側に送り出さ
れ、ついには軸受穴3aが反対側の支持軸8に嵌合さ
れ、感光ドラム1が支持軸7、8により回転可能に支承
される。この係合ピン25aが第1のカム溝24aの第
1の傾斜溝部に案内されている期間では、挟み部材24
cが締付爪27cと係合に至らず、締付バンド27の締
め付け開放状態が維持される。
【0022】さらに、操作ハンドル21を軸20を支点
として図7中矢印B方向に回動させる。係合ピン25a
は、第1のカム溝24aの第1の直線溝部内を移動し、
支持軸7と感光ドラム1の軸受穴2aとの嵌合状態が維
持される。一方、挟み部材24cは締付爪27cに当接
し、ついには図8に示すように、締付爪27cを挟み付
ける。そして、締付爪27c間の隙間が縮小され、締付
バンド27が軸受ブッシュ26を締め付ける。そこで、
軸受ブッシュ26の径が縮小し、軸受ブッシュ26が第
1のベアリングケース25に締着固定される。これによ
り、第1のベアリングケース25をスライド移動可能と
していた軸受ブッシュ26と第1のベアリングケース2
5との隙間が無くなり、支持軸7は感光ドラム1をガタ
なく回転可能に支承することになる。なお、感光ドラム
1の取り外し動作は、上述の逆の操作を行えばよい。
【0023】このように、この実施の形態2において
も、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0024】実施の形態3.図9はこの実施の形態3に
係る感光ドラムの支持構造を採用した電子写真記録装置
を示す斜視図である。図において、操作ハンドル21の
先端を装置の中心線方向に折り曲げて延在させて延在部
材としての操作腕21bを形成している。なお、他の構
成は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0025】この実施の形態3では、操作腕21bは、
軸受ブッシュ26と第1のベアリングケース25との締
着が開放されている状態では、感光ドラムユニット12
の本体フレーム6への出し入れに対して干渉しない位置
にあり、支持軸7と感光ドラム1の軸受穴2aとが嵌合
されている状態では、図中破線で示されるように、感光
ドラムユニット12の本体フレーム6への出し入れに対
して干渉する位置にある。
【0026】このように構成された感光ドラムの支持構
造では、支持軸7と感光ドラム1の軸受穴2aとが嵌合
されている状態、即ち支持軸7が本体フレーム6内に突
出している状態では、感光ドラムユニット12の本体フ
レーム6への着脱が操作腕21bにより阻止される。そ
こで、感光ドラムユニット12の挿入時における支持軸
7と感光ドラム1との衝突が未然に防止され、感光ドラ
ムユニット1の引き出し時における支持軸7と感光ドラ
ム1の軸受穴2aとの嵌合状態での無理な引き出しが未
然に阻止され、誤動作に伴う装置の損傷を確実に無くす
ことができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】この発明によれば、感光ドラムを有する感
光ドラムユニットが本体フレーム内に着脱可能に配設さ
れた記録装置の感光ドラムの支持構造において、上記感
光ドラムの両端面の軸心上にそれぞれ設けられた一対の
軸受穴にそれぞれ嵌合し、該感光ドラムを回転可能に支
承する第1および第2の支持軸と、上記感光ドラムの一
端面と相対して上記本体フレームを貫通して設けられ、
ベアリングを介して上記第1の支持軸を回転可能に支承
する第1のベアリングケースと、上記感光ドラムの他端
面と相対して設けられ、ベアリングを介して上記第2の
支持軸を回転可能に支承する第2のベアリングケース
と、固定部とこの固定部に連なって一体に設けられた変
形部とを有し、該変形部を外方に突出させるように該固
定部が上記本体フレームに固着され、上記第1のベアリ
ングケースを軸心方向にスライド移動可能に支持する軸
受ブッシュと、上記変形部の外周に配設され、該変形部
を上記第1のベアリングケースに締め付けて、上記軸受
ブッシュと該第1のベアリングケースとを固定する締付
バンドと、上記感光ドラムを装着する場合には、上記第
1のベアリングケースを上記感光ドラム側に移動させ、
上記第1の支持軸を上記軸受穴に嵌合させた後、上記締
付バンドの締付動作を行わせ、上記感光ドラムを取り出
す場合には、上記締付バンドの緩め動作を開始させ、該
緩め動作を終了させた後、上記第1のベアリングケース
を上記感光ドラムから離反する方向に移動させる操作手
段とを備えているので、感光ドラムの回転の安定化が図
られ、潜画像の歪みがなく、忠実な画像印画を達成で
き、さらに感光ドラムの着脱操作性を向上できる感光ド
ラムの支持構造が得られる。
【0029】また、上記締付バンドは、一部に切り欠き
を有し、その両端に相対して一対のフランジが設けられ
た環状をなし、一方のフランジに雌ねじが形成され、他
方のフランジに該雌ねじと同軸に貫通穴が設けられ、上
記操作手段は、コの字状をなし、その開口側から上記締
付バンドを出し入れできるように上記本体フレームにス
ライド移動可能に取り付けられたカムリンクと、上記カ
ムリンクの側辺の開口部側に設けられ、開口側から底辺
側に向かって上記本体フレーム側に漸次近付く第1の傾
斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カムリンクのスライ
ド方向に延びる第1の直線溝部とからなる第1のカム溝
と、上記カムリンクの側辺の底辺側に設けられ、開口側
から底辺側に向かって上記カムリンクのスライド方向に
延びる第2の直線溝部と該第2の直線溝部から上記本体
フレームと漸次近付くもしくは遠ざかる第2の傾斜溝部
とからなる第2のカム溝と、上記第1のベアリングケー
スの胴部に上記カムリンクのスライド方向と直交し上記
第1のカム溝内に臨むように立設され、上記カムリンク
のスライド移動時に、上記第1の傾斜溝部に案内されて
該第1のベアリングケースを軸心方向にスライド移動さ
せ、上記第1の支持軸と上記軸受穴との嵌脱動作を行う
係合ピンと、上記他方のフランジの貫通穴に挿通され、
上記一方のフランジの雌ねじに螺着されて、該雄ねじの
軸周りの回動により上記締付バンドを締付動作/緩め動
作を行うカムと、上記カムに上記カムリンクのスライド
方向と直交し上記第2のカム溝内に臨むように立設され
た操作ピンと、上記本体フレームに上記カムリンクのス
ライド方向と直交する軸周りに回動可能に取り付けられ
た操作ハンドルと、上記操作ハンドルの回動トルクを上
記カムリンクに伝達するリンクとを備え、上記第1のカ
ム溝と上記第2のカム溝とは、上記係合ピンが上記第1
の傾斜溝部に位置しているときに上記操作ピンが上記第
2の直線溝部に位置し、上記係合ピンが上記第1の直線
溝部に位置しているときに上記操作ピンが上記第2の傾
斜溝部に位置するように構成されているので、簡素な構
成で、操作性に優れた感光ドラムの支持構造を達成でき
る。
【0030】また、上記締付バンドは、一部に切り欠き
を有し、その両端に相対して一対の締付爪が設けられた
環状をなし、上記操作手段は、コの字状をなし、その開
口側から上記締付バンドを出し入れできるように上記本
体フレームにスライド移動可能に取り付けられたカムリ
ンクと、上記カムリンクの側辺の開口部側に設けられ、
開口側から底辺側に向かって上記本体フレーム側に漸次
近付く第1の傾斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カム
リンクのスライド方向に延びる第1の直線溝部とからな
る第1のカム溝と、上記カムリンクの底辺に設けられ、
上記一対の締付爪と係合して上記締付バンドの締付を行
う挟み部材と、上記第1のベアリングケースの胴部に上
記カムリンクのスライド方向と直交し上記第1のカム溝
内に臨むように立設され、上記カムリンクのスライド移
動時に、上記第1の傾斜溝部に案内されて該第1のベア
リングケースを軸心方向にスライド移動させ、上記第1
の支持軸と上記軸受穴との嵌脱動作を行う係合ピンと、
上記本体フレームに上記カムリンクのスライド方向と直
交する軸周りに回動可能に取り付けられた操作ハンドル
と、上記操作ハンドルの回動トルクを上記カムリンクに
伝達するリンクとを備え、上記第1のカム溝と上記挟み
部材とは、上記係合ピンが上記第1の傾斜溝部に位置し
ているときに上記挟み部材が上記一対の締付爪に係合せ
ず、上記係合ピンが上記第1の直線溝部に位置している
ときに上記挟み部材が上記一対の締付爪と係合して該一
対の締付爪を挟み込むように構成されているので、簡素
な構成で、操作性に優れた感光ドラムの支持構造を達成
できる。
【0031】また、上記操作ハンドルの一端に延在部材
が設けられ、該操作ハンドルは、上記感光ドラムを上記
第1の支持軸で回転可能に支承し、かつ、上記締付バン
ドにより上記軸受ブッシュの変形部を上記第1のベアリ
ングケースに締付固定するように回動させた状態では、
該延在部材が上記感光ドラムユニットの着脱動作を干渉
する位置にあり、上記締付バンドを緩め上記第1のベア
リングケースを上記軸受ブッシュに回転可能に支承し、
かつ、上記第1の支持軸を上記感光ドラムの軸受穴から
離脱するように回動させた状態では、該延在部材が上記
感光ドラムユニットの着脱動作を干渉しない位置にある
ように構成されているので、感光ドラムユニットの着脱
操作時の誤操作による感光ドラムや第1および第2の支
持軸等の損傷事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造を採用した電子写真記録装置を示す斜視図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造を示す要部断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造の動作を説明する図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造の動作を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
支持構造の動作を説明する図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る感光ドラムの
支持構造を示す側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る感光ドラムの
支持構造におけるベアリングケースと軸受ブッシュとの
締付状態を示す側面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に係る感光ドラムの
支持構造を採用した電子写真記録装置を示す斜視図であ
る。
【図10】 従来の電子写真記録装置の感光ドラムの支
持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム、2a、3a 軸受穴、6 本体フレー
ム、7 支持軸(第1の支持軸)、8 支持軸(第2の
支持軸)、12 感光ドラムユニット、20軸、21
操作ハンドル(操作手段)、21b 操作腕(延在部
材)、22 リンク(操作手段)、24 カムリンク
(操作手段)、24a 第1のカム溝(操作手段)、2
4b 第2のカム溝(操作手段)、24c 挟み部材
(操作手段)、25 第1のベアリングケース、25a
係合ピン(操作手段)、26 軸受ブッシュ、26a
固定部、26b 変形部、27 締付バンド、27
a、27b フランジ、27c 締付爪(操作手段)、
28 ベアリング、29 カム(操作手段)、29a
雄ねじ(操作手段)、29b 操作ピン(操作手段)、
50 支持機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラムを有する感光ドラムユニット
    が本体フレーム内に着脱可能に配設された記録装置の感
    光ドラムの支持構造において、 上記感光ドラムの両端面の軸心上にそれぞれ設けられた
    一対の軸受穴にそれぞれ嵌合し、該感光ドラムを回転可
    能に支承する第1および第2の支持軸と、 上記感光ドラムの一端面と相対して上記本体フレームを
    貫通して設けられ、ベアリングを介して上記第1の支持
    軸を回転可能に支承する第1のベアリングケースと、 上記感光ドラムの他端面と相対して設けられ、ベアリン
    グを介して上記第2の支持軸を回転可能に支承する第2
    のベアリングケースと、 固定部とこの固定部に連なって一体に設けられた変形部
    とを有し、該変形部を外方に突出させるように該固定部
    が上記本体フレームに固着され、上記第1のベアリング
    ケースを軸心方向にスライド移動可能に支持する軸受ブ
    ッシュと、 上記変形部の外周に配設され、該変形部を上記第1のベ
    アリングケースに締め付けて、上記軸受ブッシュと該第
    1のベアリングケースとを固定する締付バンドと、 上記感光ドラムを装着する場合には、上記第1のベアリ
    ングケースを上記感光ドラム側に移動させ、上記第1の
    支持軸を上記軸受穴に嵌合させた後、上記締付バンドの
    締付動作を行わせ、上記感光ドラムを取り出す場合に
    は、上記締付バンドの緩め動作を開始させ、該緩め動作
    を終了させた後、上記第1のベアリングケースを上記感
    光ドラムから離反する方向に移動させる操作手段とを備
    えたことを特徴とする感光ドラムの支持構造。
  2. 【請求項2】 上記締付バンドは、一部に切り欠きを有
    し、その両端に相対して一対のフランジが設けられた環
    状をなし、一方のフランジに雌ねじが形成され、他方の
    フランジに該雌ねじと同軸に貫通穴が設けられ、 上記操作手段は、コの字状をなし、その開口側から上記
    締付バンドを出し入れできるように上記本体フレームに
    スライド移動可能に取り付けられたカムリンクと、上記
    カムリンクの側辺の開口部側に設けられ、開口側から底
    辺側に向かって上記本体フレーム側に漸次近付く第1の
    傾斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カムリンクのスラ
    イド方向に延びる第1の直線溝部とからなる第1のカム
    溝と、上記カムリンクの側辺の底辺側に設けられ、開口
    側から底辺側に向かって上記カムリンクのスライド方向
    に延びる第2の直線溝部と該第2の直線溝部から上記本
    体フレームと漸次近付くもしくは遠ざかる第2の傾斜溝
    部とからなる第2のカム溝と、上記第1のベアリングケ
    ースの胴部に上記カムリンクのスライド方向と直交し上
    記第1のカム溝内に臨むように立設され、上記カムリン
    クのスライド移動時に、上記第1の傾斜溝部に案内され
    て該第1のベアリングケースを軸心方向にスライド移動
    させ、上記第1の支持軸と上記軸受穴との嵌脱動作を行
    う係合ピンと、上記他方のフランジの貫通穴に挿通さ
    れ、上記一方のフランジの雌ねじに螺着されて、該雄ね
    じの軸周りの回動により上記締付バンドを締付動作/緩
    め動作を行うカムと、上記カムに上記カムリンクのスラ
    イド方向と直交し上記第2のカム溝内に臨むように立設
    された操作ピンと、上記本体フレームに上記カムリンク
    のスライド方向と直交する軸周りに回動可能に取り付け
    られた操作ハンドルと、上記操作ハンドルの回動トルク
    を上記カムリンクに伝達するリンクとを備え、上記第1
    のカム溝と上記第2のカム溝とは、上記係合ピンが上記
    第1の傾斜溝部に位置しているときに上記操作ピンが上
    記第2の直線溝部に位置し、上記係合ピンが上記第1の
    直線溝部に位置しているときに上記操作ピンが上記第2
    の傾斜溝部に位置するように構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の感光ドラムの支持構造。
  3. 【請求項3】 上記締付バンドは、一部に切り欠きを有
    し、その両端に相対して一対の締付爪が設けられた環状
    をなし、 上記操作手段は、コの字状をなし、その開口側から上記
    締付バンドを出し入れできるように上記本体フレームに
    スライド移動可能に取り付けられたカムリンクと、上記
    カムリンクの側辺の開口部側に設けられ、開口側から底
    辺側に向かって上記本体フレーム側に漸次近付く第1の
    傾斜溝部と該第1の傾斜溝部から上記カムリンクのスラ
    イド方向に延びる第1の直線溝部とからなる第1のカム
    溝と、上記カムリンクの底辺に設けられ、上記一対の締
    付爪と係合して上記締付バンドの締付を行う挟み部材
    と、上記第1のベアリングケースの胴部に上記カムリン
    クのスライド方向と直交し上記第1のカム溝内に臨むよ
    うに立設され、上記カムリンクのスライド移動時に、上
    記第1の傾斜溝部に案内されて該第1のベアリングケー
    スを軸心方向にスライド移動させ、上記第1の支持軸と
    上記軸受穴との嵌脱動作を行う係合ピンと、上記本体フ
    レームに上記カムリンクのスライド方向と直交する軸周
    りに回動可能に取り付けられた操作ハンドルと、上記操
    作ハンドルの回動トルクを上記カムリンクに伝達するリ
    ンクとを備え、上記第1のカム溝と上記挟み部材とは、
    上記係合ピンが上記第1の傾斜溝部に位置しているとき
    に上記挟み部材が上記一対の締付爪に係合せず、上記係
    合ピンが上記第1の直線溝部に位置しているときに上記
    挟み部材が上記一対の締付爪と係合して該一対の締付爪
    を挟み込むように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の感光ドラムの支持構造。
  4. 【請求項4】 上記操作ハンドルの一端に延在部材が設
    けられ、該操作ハンドルは、上記感光ドラムを上記第1
    の支持軸で回転可能に支承し、かつ、上記締付バンドに
    より上記軸受ブッシュの変形部を上記第1のベアリング
    ケースに締付固定するように回動させた状態では、該延
    在部材が上記感光ドラムユニットの着脱動作を干渉する
    位置にあり、上記締付バンドを緩め上記第1のベアリン
    グケースを上記軸受ブッシュに回転可能に支承し、か
    つ、上記第1の支持軸を上記感光ドラムの軸受穴から離
    脱するように回動させた状態では、該延在部材が上記感
    光ドラムユニットの着脱動作を干渉しない位置にあるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2または請
    求項3記載の感光ドラムの支持構造。
JP9005557A 1997-01-16 1997-01-16 感光ドラムの支持構造 Pending JPH10207320A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093700A (ja) * 2010-09-30 2012-05-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012113214A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Sharp Corp 軸受保持器および画像形成装置

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JP2012093700A (ja) * 2010-09-30 2012-05-17 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US8509654B2 (en) 2010-09-30 2013-08-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having mechanism for placing fixing unit in nip relaxed state
US8693918B2 (en) 2010-09-30 2014-04-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having mechanism for placing fixing unit in nip relaxed state
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