JPH0572954A - ドラム支持装置 - Google Patents
ドラム支持装置Info
- Publication number
- JPH0572954A JPH0572954A JP23809391A JP23809391A JPH0572954A JP H0572954 A JPH0572954 A JP H0572954A JP 23809391 A JP23809391 A JP 23809391A JP 23809391 A JP23809391 A JP 23809391A JP H0572954 A JPH0572954 A JP H0572954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- flange
- main body
- photosensitive drum
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 感光体ドラム9に設けられた後側フランジ1
1のテーパ部11aに、本体側に固定されたドラム駆動
ギヤ4のテーパ部4aを嵌合させることにより、後側フ
ランジ11とドラム駆動ギヤ4とを固定し、本体側から
の回転駆動力を伝達する。また、感光体ドラム9内を挿
通するドラム軸1の前端部に、スプリング21、固定ビ
ス22、及びスプリング押え24を備えた固定部材13
を取付ける。 【効果】 ドラム駆動ギヤ4を本体から取り外すことな
く、ドラムの交換作業を行い得るので、高い咬合精度を
有する駆動力伝達系を構成することができる。さらに、
固定部材13により、所定の押圧力を感光体ドラム9に
作用させ、後側フランジ11のテーパ部11aと、ドラ
ム駆動ギヤ4のテーパ部4aとを圧接させ、固定する。
したがって、ドラム9の回転位置精度が向上する。
1のテーパ部11aに、本体側に固定されたドラム駆動
ギヤ4のテーパ部4aを嵌合させることにより、後側フ
ランジ11とドラム駆動ギヤ4とを固定し、本体側から
の回転駆動力を伝達する。また、感光体ドラム9内を挿
通するドラム軸1の前端部に、スプリング21、固定ビ
ス22、及びスプリング押え24を備えた固定部材13
を取付ける。 【効果】 ドラム駆動ギヤ4を本体から取り外すことな
く、ドラムの交換作業を行い得るので、高い咬合精度を
有する駆動力伝達系を構成することができる。さらに、
固定部材13により、所定の押圧力を感光体ドラム9に
作用させ、後側フランジ11のテーパ部11aと、ドラ
ム駆動ギヤ4のテーパ部4aとを圧接させ、固定する。
したがって、ドラム9の回転位置精度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカラー複写機や
デジタル複写機等に設けられた感光体ドラムを支持する
ドラム支持装置に関するものである。
デジタル複写機等に設けられた感光体ドラムを支持する
ドラム支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラム支持装置は、例えば特公昭
57−9067号公報や特公昭57−21710号公報
に開示されているように、感光体ドラムの両端開口部に
設けられたフランジと、一方のフランジの外側端面に取
り付けられたドラム駆動ギヤとを有しており、ドラム駆
動ギヤを複写機本体に設けられたアイドルギヤと咬合さ
せることによって、複写機本体側の駆動ユニットからの
駆動力を感光体ドラムに伝達させるようになっている。
57−9067号公報や特公昭57−21710号公報
に開示されているように、感光体ドラムの両端開口部に
設けられたフランジと、一方のフランジの外側端面に取
り付けられたドラム駆動ギヤとを有しており、ドラム駆
動ギヤを複写機本体に設けられたアイドルギヤと咬合さ
せることによって、複写機本体側の駆動ユニットからの
駆動力を感光体ドラムに伝達させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ドラム支持装置では、感光体ドラムの十分な回転位置精
度を得ることが困難であり、特に、ドラムの回転速度の
変動に影響を受けやすいカラー複写機やデジタル複写機
等においては、コピー品位が低下するという問題が生じ
ている。
ドラム支持装置では、感光体ドラムの十分な回転位置精
度を得ることが困難であり、特に、ドラムの回転速度の
変動に影響を受けやすいカラー複写機やデジタル複写機
等においては、コピー品位が低下するという問題が生じ
ている。
【0004】即ち、ドラム駆動ギヤが感光体ドラム側に
設けられた従来のドラム支持装置では、感光体ドラム交
換時の操作性を向上させるため、複写機本体に設けられ
たアイドルギヤと、上記ドラム駆動ギヤとの軸間距離を
比較的大きくとる必要がある。そのため、上記アイドル
ギヤとドラム駆動ギヤとの咬合箇所においては、バック
ラッシが大きくなり、高い咬合精度を有する駆動力伝達
系を構成することができない。したがって、感光体ドラ
ムの回転位置精度を十分に確保することができず、結果
としてコピー品位を低下させることになっている。
設けられた従来のドラム支持装置では、感光体ドラム交
換時の操作性を向上させるため、複写機本体に設けられ
たアイドルギヤと、上記ドラム駆動ギヤとの軸間距離を
比較的大きくとる必要がある。そのため、上記アイドル
ギヤとドラム駆動ギヤとの咬合箇所においては、バック
ラッシが大きくなり、高い咬合精度を有する駆動力伝達
系を構成することができない。したがって、感光体ドラ
ムの回転位置精度を十分に確保することができず、結果
としてコピー品位を低下させることになっている。
【0005】さらに、従来のドラム支持装置では、感光
体ドラムの交換時に、感光体ドラムの取り外しに伴っ
て、上記ドラム駆動ギヤも同時に本体から取り外すた
め、ドラム駆動ギヤに損傷を与え易く、このドラム駆動
ギヤの損傷による駆動力伝達系の精度の低下によって、
感光体ドラムの回転位置精度を低下させるという問題も
有している。
体ドラムの交換時に、感光体ドラムの取り外しに伴っ
て、上記ドラム駆動ギヤも同時に本体から取り外すた
め、ドラム駆動ギヤに損傷を与え易く、このドラム駆動
ギヤの損傷による駆動力伝達系の精度の低下によって、
感光体ドラムの回転位置精度を低下させるという問題も
有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るド
ラム支持装置は、上記課題を解決するために、円筒状の
ドラムの両端部にフランジがそれぞれ設けられ、一方の
フランジに、本体からの回転駆動力が伝達される駆動力
伝達手段が固定されることによって、上記ドラムが回転
駆動され、ドラムの外周面に形成された感光体に静電潜
像を形成させるドラム支持装置において、上記駆動伝達
手段が本体に設けられていると共に、この駆動伝達手段
とドラムに設けられた上記一方のフランジとの固定箇所
に、それぞれテーパ部が形成されていることを特徴とし
ている。
ラム支持装置は、上記課題を解決するために、円筒状の
ドラムの両端部にフランジがそれぞれ設けられ、一方の
フランジに、本体からの回転駆動力が伝達される駆動力
伝達手段が固定されることによって、上記ドラムが回転
駆動され、ドラムの外周面に形成された感光体に静電潜
像を形成させるドラム支持装置において、上記駆動伝達
手段が本体に設けられていると共に、この駆動伝達手段
とドラムに設けられた上記一方のフランジとの固定箇所
に、それぞれテーパ部が形成されていることを特徴とし
ている。
【0007】また、請求項2の発明に係るドラム支持装
置は、上記課題を解決するために、請求項1の発明に係
るドラム支持装置において、上記ドラムを駆動力伝達手
段側に所定の押圧力で押圧する付勢手段が設けられてい
ることを特徴としている。
置は、上記課題を解決するために、請求項1の発明に係
るドラム支持装置において、上記ドラムを駆動力伝達手
段側に所定の押圧力で押圧する付勢手段が設けられてい
ることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の構成によれば、本体側に設けられた
駆動力伝達手段およびドラムの一端に設けられたフラン
ジには、それぞれにテーパ部が形成されており、このテ
ーパ部で駆動力伝達手段とフランジとを固定することに
より、本体側からの回転駆動力が伝達され、ドラムが回
転駆動される。
駆動力伝達手段およびドラムの一端に設けられたフラン
ジには、それぞれにテーパ部が形成されており、このテ
ーパ部で駆動力伝達手段とフランジとを固定することに
より、本体側からの回転駆動力が伝達され、ドラムが回
転駆動される。
【0009】一方、ドラムを本体から取り外す際には、
上記テーパ部において駆動力伝達手段とフランジとを分
離する。したがって、ドラムを回転駆動させる駆動力伝
達手段は、本体から取り出されることがなく、常時、本
体に固定されていることとなる。したがって、駆動力伝
達手段の損傷を防ぐと共に、例えば、駆動力伝達経路と
して歯車列等が使用された場合でも、その歯車列の咬合
箇所において、バックラッシをより小さくした咬合精度
の高い構成とすることが可能である。これにより、ドラ
ムの回転位置精度を向上させることができるので、特
に、ドラム回転速度の変動に影響を受けやすい、例え
は、カラー複写機、及びデジタル複写機等において、コ
ピー品位の低下を防ぐことができる。
上記テーパ部において駆動力伝達手段とフランジとを分
離する。したがって、ドラムを回転駆動させる駆動力伝
達手段は、本体から取り出されることがなく、常時、本
体に固定されていることとなる。したがって、駆動力伝
達手段の損傷を防ぐと共に、例えば、駆動力伝達経路と
して歯車列等が使用された場合でも、その歯車列の咬合
箇所において、バックラッシをより小さくした咬合精度
の高い構成とすることが可能である。これにより、ドラ
ムの回転位置精度を向上させることができるので、特
に、ドラム回転速度の変動に影響を受けやすい、例え
は、カラー複写機、及びデジタル複写機等において、コ
ピー品位の低下を防ぐことができる。
【0010】また、請求項2の構成によれば、ドラム
は、付勢手段により、所定の押圧力で駆動力伝達手段側
に押圧される。したがって、上記ドラムの一端に設けら
れたフランジのテーパ部と、駆動力伝達手段に設けられ
たテーパ部とが、常に一定の押圧力で圧接されることに
なる。この結果、押圧力の不足によるドラムのスリップ
を防ぎ、良好な回転駆動力の伝達が行われるため、ドラ
ムの回転位置精度が向上し、コピー品位の低下を防ぐこ
とができる。
は、付勢手段により、所定の押圧力で駆動力伝達手段側
に押圧される。したがって、上記ドラムの一端に設けら
れたフランジのテーパ部と、駆動力伝達手段に設けられ
たテーパ部とが、常に一定の押圧力で圧接されることに
なる。この結果、押圧力の不足によるドラムのスリップ
を防ぎ、良好な回転駆動力の伝達が行われるため、ドラ
ムの回転位置精度が向上し、コピー品位の低下を防ぐこ
とができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0012】図1に示すように、本実施例のドラム支持
装置を適用して構成された複写機本体には、前側板14
及び後側板15を有するラックが、本体内から前方(図
において左方向)に引き出し自在に設けられている。ま
た、複写機本体に固定されたリアフレーム2には、後述
するドラム駆動ギヤ4の後方突出部4bが圧入された後
側ベアリング5が組付けられている。
装置を適用して構成された複写機本体には、前側板14
及び後側板15を有するラックが、本体内から前方(図
において左方向)に引き出し自在に設けられている。ま
た、複写機本体に固定されたリアフレーム2には、後述
するドラム駆動ギヤ4の後方突出部4bが圧入された後
側ベアリング5が組付けられている。
【0013】上記リアフレーム2のさらに後方(図にお
いて、右方向)には、上記後側ベアリング5を覆うドラ
ム軸固定板3が取付けられており、このドラム軸固定板
3には、棒状のドラム軸1の後端側が固定されている。
このように、片側支持でドラム軸固定板3に固定された
ドラム軸1は、ドラム軸固定板3への固定取付け箇所か
ら前面側へと延びる棒状に形成されている。そして、上
記ドラム駆動ギヤ4の軸芯穴には、ドラム軸1が、約0.
5mmのクリアランスを設けた遊嵌状態で貫通されてお
り、ドラム駆動ギヤ4は、ドラム軸1の回りに回転自在
に設けられている。
いて、右方向)には、上記後側ベアリング5を覆うドラ
ム軸固定板3が取付けられており、このドラム軸固定板
3には、棒状のドラム軸1の後端側が固定されている。
このように、片側支持でドラム軸固定板3に固定された
ドラム軸1は、ドラム軸固定板3への固定取付け箇所か
ら前面側へと延びる棒状に形成されている。そして、上
記ドラム駆動ギヤ4の軸芯穴には、ドラム軸1が、約0.
5mmのクリアランスを設けた遊嵌状態で貫通されてお
り、ドラム駆動ギヤ4は、ドラム軸1の回りに回転自在
に設けられている。
【0014】上記ドラム駆動ギヤ4は、後方突出部4b
の右端段差部が後側ベアリング5の前面側に当接するこ
とにより、後方への移動が阻止されるようになってい
る。また、ドラム駆動ギヤ4の下方には、上記リアフレ
ーム2に固定されたアイドルギヤ8、モータギヤ7、及
びモータ6が設けられている。そして、このモータ6
は、モータギヤ7及びアイドルギヤ8を介してドラム駆
動ギヤ4を回転駆動させるようになっている。
の右端段差部が後側ベアリング5の前面側に当接するこ
とにより、後方への移動が阻止されるようになってい
る。また、ドラム駆動ギヤ4の下方には、上記リアフレ
ーム2に固定されたアイドルギヤ8、モータギヤ7、及
びモータ6が設けられている。そして、このモータ6
は、モータギヤ7及びアイドルギヤ8を介してドラム駆
動ギヤ4を回転駆動させるようになっている。
【0015】また、ドラム駆動ギヤ4、モータギヤ7、
及びアイドルギヤ8は、いずれも複写機本体に固定され
たリアフレーム2に取付けられており、それぞれのギヤ
の軸間距離は、常に一定に、かつ高い精度で保持される
ようになっている。
及びアイドルギヤ8は、いずれも複写機本体に固定され
たリアフレーム2に取付けられており、それぞれのギヤ
の軸間距離は、常に一定に、かつ高い精度で保持される
ようになっている。
【0016】一方、感光体ドラム9には、感光層が金属
筒体の周辺に形成されており、この感光体ドラム9の両
端開口部には、ロッド12によって連結された前側フラ
ンジ10及び後側フランジ11が取付けられている。上
記ドラム軸1には、感光体ドラム9内に位置して、この
感光体ドラム9を所定の温度に加熱するための円筒状の
固定式ヒータ18が同軸上に設けられている。この固定
式ヒータ18が感光体ドラム9内に設けられたことによ
り、低温時におけるコピー品質の劣下が防止されるよう
になっている。また、後側フランジ11には、固定式ヒ
ータ18よりも大きな径を有する軸芯穴が形成されてい
る。したがって、上記感光体ドラム9を着脱する際に
は、固定式ヒータ18が、後側フランジ11に当たらな
いようになっている。
筒体の周辺に形成されており、この感光体ドラム9の両
端開口部には、ロッド12によって連結された前側フラ
ンジ10及び後側フランジ11が取付けられている。上
記ドラム軸1には、感光体ドラム9内に位置して、この
感光体ドラム9を所定の温度に加熱するための円筒状の
固定式ヒータ18が同軸上に設けられている。この固定
式ヒータ18が感光体ドラム9内に設けられたことによ
り、低温時におけるコピー品質の劣下が防止されるよう
になっている。また、後側フランジ11には、固定式ヒ
ータ18よりも大きな径を有する軸芯穴が形成されてい
る。したがって、上記感光体ドラム9を着脱する際に
は、固定式ヒータ18が、後側フランジ11に当たらな
いようになっている。
【0017】さらに、後側フランジ11の後方突出部の
内側には、感光体ドラム9の位置決めおよび動力伝達を
行うためのテーパ部11aが形成されており、このテー
パ部11aに、前記ドラム駆動ギヤ4の前方突出部の外
周面に形成されたテーパ部4aが嵌合されるようになっ
ている。一方、感光体ドラム9の着脱の際には、この後
側フランジ11とドラム駆動ギヤ4とが分離されるよう
になっている。後側フランジ11とドラム駆動ギヤ4と
の嵌合箇所は、テーパ状に形成されているため、接続時
には、軸ズレもなくスムーズに、かつ高精度に連結され
るようになっている。また、後側フランジ11及びドラ
ム駆動ギヤ4の嵌合位置は、ドラム軸1から離間して設
けられているため、テーパ部11aとテーパ部4aとの
接触面積が増大し、後側フランジ11とドラム駆動ギヤ
4との駆動力伝達はより確実なものとなっている。
内側には、感光体ドラム9の位置決めおよび動力伝達を
行うためのテーパ部11aが形成されており、このテー
パ部11aに、前記ドラム駆動ギヤ4の前方突出部の外
周面に形成されたテーパ部4aが嵌合されるようになっ
ている。一方、感光体ドラム9の着脱の際には、この後
側フランジ11とドラム駆動ギヤ4とが分離されるよう
になっている。後側フランジ11とドラム駆動ギヤ4と
の嵌合箇所は、テーパ状に形成されているため、接続時
には、軸ズレもなくスムーズに、かつ高精度に連結され
るようになっている。また、後側フランジ11及びドラ
ム駆動ギヤ4の嵌合位置は、ドラム軸1から離間して設
けられているため、テーパ部11aとテーパ部4aとの
接触面積が増大し、後側フランジ11とドラム駆動ギヤ
4との駆動力伝達はより確実なものとなっている。
【0018】一方、感光体ドラム9に取付けられた前側
フランジ10には、前側ベアリング20が圧入されてい
る。そして、ドラム軸1の前端部には、前記ラックの前
側板14の貫通穴に位置決めされた固定部材13の先端
部が、上記前側ベアリング20を介して挿入されてい
る。この固定部材13の先端部は、テーパ状に形成され
ているため、ドラム軸1内への挿入がスムーズに行われ
るようになっている。
フランジ10には、前側ベアリング20が圧入されてい
る。そして、ドラム軸1の前端部には、前記ラックの前
側板14の貫通穴に位置決めされた固定部材13の先端
部が、上記前側ベアリング20を介して挿入されてい
る。この固定部材13の先端部は、テーパ状に形成され
ているため、ドラム軸1内への挿入がスムーズに行われ
るようになっている。
【0019】また、固定部材13の内部には、スプリン
グ(付勢手段)21、スプリング押え24、及び固定ビ
ス22が設けられている。この固定ビス22を時計回り
に回すことにより、固定ビス22の先端部が、ドラム軸
1の内に設けられているナット部23に固定されるよう
になっている。このとき、上記スプリング21は、固定
ビス22の締め付けに伴って、固定ビス22の他端に設
けられたスプリング押え板24により圧縮される。この
結果、固定ビス22の締め付けによって生じた押圧力
は、固定部材13の段差部13aに当接した前側ベアリ
ング20および前側フランジ10を介して、感光体ドラ
ム9に作用し、感光体ドラム9をドラム駆動ギヤ4側に
押圧する。これにより、感光体ドラム9の後端側に設け
られた後側フランジ11のテーパ部11aに、ドラム駆
動ギヤ4のテーパ部4aが押し込まれるようになってい
る。
グ(付勢手段)21、スプリング押え24、及び固定ビ
ス22が設けられている。この固定ビス22を時計回り
に回すことにより、固定ビス22の先端部が、ドラム軸
1の内に設けられているナット部23に固定されるよう
になっている。このとき、上記スプリング21は、固定
ビス22の締め付けに伴って、固定ビス22の他端に設
けられたスプリング押え板24により圧縮される。この
結果、固定ビス22の締め付けによって生じた押圧力
は、固定部材13の段差部13aに当接した前側ベアリ
ング20および前側フランジ10を介して、感光体ドラ
ム9に作用し、感光体ドラム9をドラム駆動ギヤ4側に
押圧する。これにより、感光体ドラム9の後端側に設け
られた後側フランジ11のテーパ部11aに、ドラム駆
動ギヤ4のテーパ部4aが押し込まれるようになってい
る。
【0020】一方、上記ラックの前側板14及び後側板
15には、感光体ドラム9と共に、ラックを複写機本体
から引き出した際、前側フランジ10及び後側フランジ
11をそれぞれ下側から支持し得るように、前側ガイド
部16及び後側ガイド17部がそれぞれ設けられてい
る。
15には、感光体ドラム9と共に、ラックを複写機本体
から引き出した際、前側フランジ10及び後側フランジ
11をそれぞれ下側から支持し得るように、前側ガイド
部16及び後側ガイド17部がそれぞれ設けられてい
る。
【0021】尚、これら前側ガイド部16及び後側ガイ
ド部17は、感光体ドラム9が上記のように複写機本体
に組付けられた状態において、感光体ドラム9との間
に、僅かな隙間が生じる位置に設けられ、感光体ドラム
9の回転に支障をきたさないようになっている。
ド部17は、感光体ドラム9が上記のように複写機本体
に組付けられた状態において、感光体ドラム9との間
に、僅かな隙間が生じる位置に設けられ、感光体ドラム
9の回転に支障をきたさないようになっている。
【0022】上記の構成において、感光体ドラム9を交
換する手順について、以下に説明する。
換する手順について、以下に説明する。
【0023】感光体ドラム9を取り外すときは、まず、
ドラム軸1の前端部に挿入されている固定部材13の固
定ビス22をドライバ等を用いて、反時計回りに回し、
スプリング21の押圧力を解除して、固定ビス22をド
ラム軸1内のナット部23から外し、固定部材13を引
き抜く。これにより、前側板14及び後側板15を有す
るラックを複写機本体内より前面側に引き出すことが可
能となる。
ドラム軸1の前端部に挿入されている固定部材13の固
定ビス22をドライバ等を用いて、反時計回りに回し、
スプリング21の押圧力を解除して、固定ビス22をド
ラム軸1内のナット部23から外し、固定部材13を引
き抜く。これにより、前側板14及び後側板15を有す
るラックを複写機本体内より前面側に引き出すことが可
能となる。
【0024】そして、ラックの引き出し操作を行うと、
上記後側板15に設けられた後側ガイド部17が、感光
体ドラム9の後端部を引っ掛け、感光体ドラム9を、そ
の前後に固定されている前側フランジ10及び後側フラ
ンジ11と共に、前方へと押動する。この結果、後側フ
ランジ11のテーパ部11aと、ドラム駆動ギヤ4のテ
ーパ部4aとが分離され、感光体ドラム9は、ラックと
共に前方に引き出される。このようにして、複写機本体
に片側支持されたドラム軸1から、引き抜かれた感光体
ドラム9は、僅かな隙間範囲で下降して、前側フランジ
10及び後側フランジ11の下側をそれぞれ前側ガイド
部16及び後側ガイド部17に当接させる。したがっ
て、感光体ドラム9は、ドラム軸1から引き抜かれて
も、落下することはない。
上記後側板15に設けられた後側ガイド部17が、感光
体ドラム9の後端部を引っ掛け、感光体ドラム9を、そ
の前後に固定されている前側フランジ10及び後側フラ
ンジ11と共に、前方へと押動する。この結果、後側フ
ランジ11のテーパ部11aと、ドラム駆動ギヤ4のテ
ーパ部4aとが分離され、感光体ドラム9は、ラックと
共に前方に引き出される。このようにして、複写機本体
に片側支持されたドラム軸1から、引き抜かれた感光体
ドラム9は、僅かな隙間範囲で下降して、前側フランジ
10及び後側フランジ11の下側をそれぞれ前側ガイド
部16及び後側ガイド部17に当接させる。したがっ
て、感光体ドラム9は、ドラム軸1から引き抜かれて
も、落下することはない。
【0025】上記前側ガイド部16及び後側ガイド部1
7に載置された感光体ドラム9は、ラックの後側板15
が完全にドラム軸1から引き出された状態で、そのまま
上方に持ち上げることによって簡単に取り出すことがで
きる。
7に載置された感光体ドラム9は、ラックの後側板15
が完全にドラム軸1から引き出された状態で、そのまま
上方に持ち上げることによって簡単に取り出すことがで
きる。
【0026】その後、前側フランジ10及び後側フラン
ジ11を感光体ドラム9から取り外し、感光体ドラム9
を交換する。交換した新しい感光体ドラム9を取り付け
るときには、新しい感光体ドラム9の両端部に、前側フ
ランジ10及び後側フランジ11をそれぞれ取付け、こ
の感光体ドラム9をラックの前側ガイド部16及び後側
ガイド部17に載置する。そして、後側板15側から、
感光体ドラム9の後側フランジ11の軸芯穴にドラム軸
1を挿入し、ラックを複写機本体に押し込む。
ジ11を感光体ドラム9から取り外し、感光体ドラム9
を交換する。交換した新しい感光体ドラム9を取り付け
るときには、新しい感光体ドラム9の両端部に、前側フ
ランジ10及び後側フランジ11をそれぞれ取付け、こ
の感光体ドラム9をラックの前側ガイド部16及び後側
ガイド部17に載置する。そして、後側板15側から、
感光体ドラム9の後側フランジ11の軸芯穴にドラム軸
1を挿入し、ラックを複写機本体に押し込む。
【0027】次に、固定部材13を前側板14の貫通穴
および前側フランジ10に圧入された前側ベアリング2
0に貫通させ、その先端部をドラム軸1の前端に挿入す
る。
および前側フランジ10に圧入された前側ベアリング2
0に貫通させ、その先端部をドラム軸1の前端に挿入す
る。
【0028】さらに、固定部材13内の固定ビス22を
ドライバ等により時計回りに回転させて、スプリング押
え板24により、スプリング21を圧縮すると共に、ド
ラム軸1内のナット部23に、固定ビス22の先端部を
挿入する。この結果、前側ベアリング20及び前側フラ
ンジ10を介して、感光体ドラム9がドラム駆動ギヤ4
側に押圧され、感光体ドラム9の後端側に固定された後
側フランジ11のテーパ部11aに、ドラム駆動ギヤ4
のテーパ部4aが嵌合される。
ドライバ等により時計回りに回転させて、スプリング押
え板24により、スプリング21を圧縮すると共に、ド
ラム軸1内のナット部23に、固定ビス22の先端部を
挿入する。この結果、前側ベアリング20及び前側フラ
ンジ10を介して、感光体ドラム9がドラム駆動ギヤ4
側に押圧され、感光体ドラム9の後端側に固定された後
側フランジ11のテーパ部11aに、ドラム駆動ギヤ4
のテーパ部4aが嵌合される。
【0029】また、このとき、前側フランジ10および
後側フランジ11は、前側ガイド16および後側ガイド
17から僅かに上方に持ち上げられる。したがって、前
側フランジ10および後側フランジ11に挾持された感
光体ドラム9は、前側ガイド16及び後側ガイド17に
よる支持状態から、ドラム軸1による支持状態に変化
し、感光体ドラム9の交換作業が完了する。
後側フランジ11は、前側ガイド16および後側ガイド
17から僅かに上方に持ち上げられる。したがって、前
側フランジ10および後側フランジ11に挾持された感
光体ドラム9は、前側ガイド16及び後側ガイド17に
よる支持状態から、ドラム軸1による支持状態に変化
し、感光体ドラム9の交換作業が完了する。
【0030】上記のような組付け状態において、複写時
には、複写機本体側に設けられた前記モータ6からの駆
動力が、モータギヤ7及びアイドルギヤ8を介してドラ
ム駆動ギヤ4に伝達され、この結果、前側フランジ10
及び後側フランジ11と共に感光体ドラム9が回転駆動
される。
には、複写機本体側に設けられた前記モータ6からの駆
動力が、モータギヤ7及びアイドルギヤ8を介してドラ
ム駆動ギヤ4に伝達され、この結果、前側フランジ10
及び後側フランジ11と共に感光体ドラム9が回転駆動
される。
【0031】以上のように、本実施例のドラム支持装置
においては、前側板14及び後側板15を有するラック
を複写機本体から引き出す際に、感光体ドラム9、前側
フランジ10、及び後側フランジ11のみが、前記固定
式ヒータ18の取付けられたドラム軸1およびドラム駆
動ギヤ4を離れてラックと共に引き出される。
においては、前側板14及び後側板15を有するラック
を複写機本体から引き出す際に、感光体ドラム9、前側
フランジ10、及び後側フランジ11のみが、前記固定
式ヒータ18の取付けられたドラム軸1およびドラム駆
動ギヤ4を離れてラックと共に引き出される。
【0032】したがって、感光体ドラム9を回転駆動す
るドラム駆動ギヤ列での咬合状態を保持した状態で、感
光体ドラム9の交換作業を行い得るようになっているの
で、適正な各ギヤの軸間距離を保持し、感光体ドラム9
の着脱に関係なく、バックラッシをより小さくした咬合
精度の高い駆動力伝達経路を構成することが可能であ
る。
るドラム駆動ギヤ列での咬合状態を保持した状態で、感
光体ドラム9の交換作業を行い得るようになっているの
で、適正な各ギヤの軸間距離を保持し、感光体ドラム9
の着脱に関係なく、バックラッシをより小さくした咬合
精度の高い駆動力伝達経路を構成することが可能であ
る。
【0033】また、感光体ドラム9の着脱の際に、駆動
ギヤ4が、本体内から取り出されることがないので、こ
のドラム駆動ギヤ4の損傷を防ぐことができる。この結
果、感光体ドラム9の回転ムラも少なく、感光体ドラム
9の回転位置精度を向上することができるので、特に、
高い精度を要求される例えば、カラー複写機、またはデ
ジタル複写機等において、コピー品位の劣下を抑制する
ことができる。
ギヤ4が、本体内から取り出されることがないので、こ
のドラム駆動ギヤ4の損傷を防ぐことができる。この結
果、感光体ドラム9の回転ムラも少なく、感光体ドラム
9の回転位置精度を向上することができるので、特に、
高い精度を要求される例えば、カラー複写機、またはデ
ジタル複写機等において、コピー品位の劣下を抑制する
ことができる。
【0034】さらに、感光体ドラム9の後端側に固定さ
れた後側フランジ11に、ドラム軸1に固定された前記
固定式ヒータ18よりも大きな径を有する軸芯穴を形成
することにより、ドラム軸1に固定式ヒータ18を固定
したままで、感光体ドラム9の着脱を行うことが可能で
ある。
れた後側フランジ11に、ドラム軸1に固定された前記
固定式ヒータ18よりも大きな径を有する軸芯穴を形成
することにより、ドラム軸1に固定式ヒータ18を固定
したままで、感光体ドラム9の着脱を行うことが可能で
ある。
【0035】また、本実施例においては、上述のよう
に、ドラム軸1の前端の位置決め及び固定を行う固定部
材13を用いて、感光体ドラム9の後端部に取付けられ
た後側フランジ11のテーパ部11aとドラム駆動ギヤ
4のテーパ部4aとの圧接を行っている。この固定部材
13の内部には、スプリング21、スプリング押え板2
4、および固定ビス22が設けられているため、前側ベ
アリング20及び前側フランジ10を介して、感光体ド
ラム9及び後側フランジ11は、所定の押圧力で、ドラ
ム駆動ギヤ4側に押圧されていることとなる。
に、ドラム軸1の前端の位置決め及び固定を行う固定部
材13を用いて、感光体ドラム9の後端部に取付けられ
た後側フランジ11のテーパ部11aとドラム駆動ギヤ
4のテーパ部4aとの圧接を行っている。この固定部材
13の内部には、スプリング21、スプリング押え板2
4、および固定ビス22が設けられているため、前側ベ
アリング20及び前側フランジ10を介して、感光体ド
ラム9及び後側フランジ11は、所定の押圧力で、ドラ
ム駆動ギヤ4側に押圧されていることとなる。
【0036】したがって、特殊な工具、測定器等を使用
することなく、感光体ドラム9に設けられた後側フラン
ジ11のテーパ部11aに、ドラム駆動ギヤのテーパ部
4aを常時一定の押圧力で圧接し、固定することができ
る。この結果、圧接不足によるスリップが減少し、感光
体ドラム9の回転位置精度が向上するため、例えば、カ
ラー複写機においては、色ズレがなく、高品位のコピー
を得ることができる。
することなく、感光体ドラム9に設けられた後側フラン
ジ11のテーパ部11aに、ドラム駆動ギヤのテーパ部
4aを常時一定の押圧力で圧接し、固定することができ
る。この結果、圧接不足によるスリップが減少し、感光
体ドラム9の回転位置精度が向上するため、例えば、カ
ラー複写機においては、色ズレがなく、高品位のコピー
を得ることができる。
【0037】また、固定ビス22の締めすぎを防ぐこと
ができるため、ドラム交換時間が短縮され、固定部材1
3が破損することもない。
ができるため、ドラム交換時間が短縮され、固定部材1
3が破損することもない。
【0038】尚、ドラム軸1の前端に固定される固定部
材13として、図2(a)に示すように、先端にスプリ
ングピン31を固定した固定ロッド30を固定部材13
の内部に設けたものを用いてもよい。この場合には、固
定部材13の他端に、スプリング押えを兼ねたハンドル
32が設けられており、固定部材13とハンドル32の
間に、スプリング21が縮装されている。
材13として、図2(a)に示すように、先端にスプリ
ングピン31を固定した固定ロッド30を固定部材13
の内部に設けたものを用いてもよい。この場合には、固
定部材13の他端に、スプリング押えを兼ねたハンドル
32が設けられており、固定部材13とハンドル32の
間に、スプリング21が縮装されている。
【0039】また、ドラム軸1の内部には、図2(b)
に示すように、上記固定ロッド30の先端が挿入される
ロック部33が設けられている。このロック部33に
は、固定ロッド30が挿入される角穴33が形成されて
いると共に、固定ロッド30の先端に固定されたスプリ
ングピン31が係合するストッパー34・34が、ロッ
ド部33の上下内壁に、対向して設けられている。
に示すように、上記固定ロッド30の先端が挿入される
ロック部33が設けられている。このロック部33に
は、固定ロッド30が挿入される角穴33が形成されて
いると共に、固定ロッド30の先端に固定されたスプリ
ングピン31が係合するストッパー34・34が、ロッ
ド部33の上下内壁に、対向して設けられている。
【0040】上記の構成において、ハンドル32を押し
ながら回転させ、固定ロッド30の先端部をドラム軸1
内のロック部33の角穴33aに挿入すると、スプリン
グピン31がストッパー34・34に係合して、固定ロ
ッド30がロックされる。
ながら回転させ、固定ロッド30の先端部をドラム軸1
内のロック部33の角穴33aに挿入すると、スプリン
グピン31がストッパー34・34に係合して、固定ロ
ッド30がロックされる。
【0041】この状態で、固定部材13内のスプリング
21は、図3に示すように、圧縮され、この押圧力によ
って、固定部材13の段差部13aが、前側ベアリング
20及び前側フランジ10を介して感光体ドラム9を後
方に押圧し、感光体ドラム9の後側フランジ11のテー
パ部11aにドラム駆動ギヤ4のテーパ部4aを嵌合さ
せる。
21は、図3に示すように、圧縮され、この押圧力によ
って、固定部材13の段差部13aが、前側ベアリング
20及び前側フランジ10を介して感光体ドラム9を後
方に押圧し、感光体ドラム9の後側フランジ11のテー
パ部11aにドラム駆動ギヤ4のテーパ部4aを嵌合さ
せる。
【0042】上記のような固定部材13を用いた場合に
は、ドライバ等を用いることなく、さらに簡単に感光体
ドラム9の交換作業を実施することが可能となる。
は、ドライバ等を用いることなく、さらに簡単に感光体
ドラム9の交換作業を実施することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明に係るドラム支持装置
は、以上のように、駆動伝達手段が本体に設けられてい
ると共に、この駆動伝達手段とドラムに設けられた上記
一方のフランジとの固定箇所に、それぞれテーパ部が形
成されている構成である。
は、以上のように、駆動伝達手段が本体に設けられてい
ると共に、この駆動伝達手段とドラムに設けられた上記
一方のフランジとの固定箇所に、それぞれテーパ部が形
成されている構成である。
【0044】それゆえ、本体側からの駆動力が伝達され
る駆動力伝達手段を本体側に取りつけたままで、ドラム
の交換作業を行い得るので、ドラム駆動ギヤの損傷を防
ぐと共に、例えば、駆動伝達経路として歯車列等が使用
された場合には、歯車列の咬合箇所において、バックラ
ッシをより小さくした高精度の駆動力伝達系路を構成す
ることができる。これにより、ドラムの回転位置精度を
より向上させることができるので、特に、ドラム回転速
度の変動に影響を受けやすい、例えは、カラー複写機、
及びデジタル複写機等において、コピー品位の低下を防
ぐことができるという効果を奏する。
る駆動力伝達手段を本体側に取りつけたままで、ドラム
の交換作業を行い得るので、ドラム駆動ギヤの損傷を防
ぐと共に、例えば、駆動伝達経路として歯車列等が使用
された場合には、歯車列の咬合箇所において、バックラ
ッシをより小さくした高精度の駆動力伝達系路を構成す
ることができる。これにより、ドラムの回転位置精度を
より向上させることができるので、特に、ドラム回転速
度の変動に影響を受けやすい、例えは、カラー複写機、
及びデジタル複写機等において、コピー品位の低下を防
ぐことができるという効果を奏する。
【0045】また、請求項2の発明に係るドラム支持装
置は、以上のように、ドラムを駆動力伝達手段側に所定
の押圧力で押圧する付勢手段が設けられている構成であ
る。
置は、以上のように、ドラムを駆動力伝達手段側に所定
の押圧力で押圧する付勢手段が設けられている構成であ
る。
【0046】それゆえ、所定の押圧力で、ドラムを駆動
力伝達手段側に押圧することにより、本体側に設けられ
た駆動力伝達手段のテーパ部と、ドラムの一端に設けら
れたフランジのテーパ部とを常に一定の押圧力で圧接さ
せ、駆動力伝達手段とフランジとを固定することができ
る。したがって、ドラムのスリップを生じさせることな
く、ドラムの回転位置精度をさらに向上させることがで
きる。この結果、コピー品位の低下を防ぐことができる
という効果を奏する。
力伝達手段側に押圧することにより、本体側に設けられ
た駆動力伝達手段のテーパ部と、ドラムの一端に設けら
れたフランジのテーパ部とを常に一定の押圧力で圧接さ
せ、駆動力伝達手段とフランジとを固定することができ
る。したがって、ドラムのスリップを生じさせることな
く、ドラムの回転位置精度をさらに向上させることがで
きる。この結果、コピー品位の低下を防ぐことができる
という効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例におけるドラム支持装置の断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の他の実施例における(a)は、感光体
ドラム及びドラム軸の前端に設けられた固定部材を締め
付ける前の状態を示す要部断面図、(b)は、ドラム軸
内のロック部と、固定部材に設けられた固定ロッドとを
示す斜視図である。
ドラム及びドラム軸の前端に設けられた固定部材を締め
付ける前の状態を示す要部断面図、(b)は、ドラム軸
内のロック部と、固定部材に設けられた固定ロッドとを
示す斜視図である。
【図3】上記固定部材を締め付けた状態を示す要部拡大
図である。
図である。
4 ドラム駆動ギヤ(駆動力伝達手段) 4a テーパ部 9 感光体ドラム(ドラム) 10 前側フランジ 11 後側フランジ 11a テーパ部 21 スプリング(付勢手段)
フロントページの続き (72)発明者 増田 佳昭 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】円筒状のドラムの両端部にフランジがそれ
ぞれ設けられ、一方のフランジに、本体からの回転駆動
力が伝達される駆動力伝達手段が固定されることによっ
て、上記ドラムが回転駆動され、ドラムの外周面に形成
された感光体に静電潜像を形成させるドラム支持装置に
おいて、 上記駆動伝達手段が本体に設けられていると共に、この
駆動伝達手段とドラムに設けられた上記一方のフランジ
との固定箇所に、それぞれテーパ部が形成されているこ
とを特徴とするドラム支持装置。 - 【請求項2】上記ドラムを駆動力伝達手段側に所定の押
圧力で押圧する付勢手段が設けられていることを特徴と
する請求項1記載のドラム支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23809391A JPH0572954A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | ドラム支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23809391A JPH0572954A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | ドラム支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572954A true JPH0572954A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=17025064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23809391A Pending JPH0572954A (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | ドラム支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0572954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9027347B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-05-12 | Sophia Antipolis Energie Developpement | Solar collector, and an electrical energy generation plant including such solar collectors |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP23809391A patent/JPH0572954A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9027347B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-05-12 | Sophia Antipolis Energie Developpement | Solar collector, and an electrical energy generation plant including such solar collectors |
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