JPH10207142A - 循環型原稿搬送装置 - Google Patents

循環型原稿搬送装置

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JPH10207142A
JPH10207142A JP9007066A JP706697A JPH10207142A JP H10207142 A JPH10207142 A JP H10207142A JP 9007066 A JP9007066 A JP 9007066A JP 706697 A JP706697 A JP 706697A JP H10207142 A JPH10207142 A JP H10207142A
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Application number
JP9007066A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kondo
一寿 近藤
Toru Nibu
亨 丹生
Hiroyuki Kobayashi
宏至 小林
Hiroyuki Harada
裕行 原田
Masahiro Sako
雅浩 迫
Jiyun Kusakabe
盾 日下部
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】排出カバー251は、一対のフレーム25
5に回動軸256を介して開閉自在に保持されている。
原稿を原稿載置板上に導くための排出経路32は、対向
する一対のガイド部材257,258によって形成され
ており、上ガイド部材258は、排出カバー251の内
面に取り付けられている。原稿の排出方向を切り換える
ための切換爪253は、排出カバー251を支持してい
る回動軸256に取り付けられている。 【効果】切換爪253が排出カバー251を支持してい
る回動軸256に取り付けられているので、切換爪25
3を支持するための軸を別途必要とせず、原稿排出部3
0の構成を簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば複写
機、ファクシミリ装置、画像読取装置などの画像処理装
置に装着されて、画像処理装置が読み取るべき原稿を、
原稿載置板上から送り出し、画像が読み取られた後の原
稿を原稿載置板上に戻すようにした循環型原稿搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば複写機に装着され
て、原稿載置板上にセットされた原稿を、複写機のコン
タクトガラス上に自動的に供給し、複写機によって原稿
画像が読み取られた後、原稿排出部に送り込み、排出経
路に沿って搬送して原稿載置板上に戻すようにした循環
型の原稿搬送装置が知られている。
【0003】このような循環型原稿搬送装置では、一度
搬送された原稿が不必要に再搬送されるのを防止するた
めに、原稿載置板上にセットされている原稿と原稿載置
板上に戻されてくる原稿とを仕切るための手段が備えら
れている。ところが、搬送済原稿を原稿載置板上に戻す
構成である以上、原稿載置板上に戻されてきた原稿が未
搬送原稿(セットされている原稿)の束に混入してしま
うおそれがある。
【0004】そこで、原稿排出部に送り込まれた原稿を
排出経路に進入させる循環位置および原稿排出部に送り
込まれた原稿を機外排出口から装置外に排出させる排紙
位置に変位可能な切換爪を原稿排出部に設け、この切換
爪を変位させることにより、再搬送する必要のない原稿
を装置外に排出するようにした装置が提案されている
(特開平1−187168号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の原稿
搬送装置の中には、原稿排出部内の排出経路において原
稿が搬送不良(たとえば原稿詰まり)を起こした場合
に、搬送不良を起こした原稿を排出経路から取り除くこ
とができるように、原稿排出部を覆う排出カバーが開閉
自在に設けられたものがある。
【0006】しかしながら、上記公開公報に開示されて
いる従来装置にように切換爪を設けた装置において、原
稿排出部を覆う排出カバーを開閉自在に設けると、原稿
排出部の構成が複雑になるうえ、原稿排出部が大きくな
るといった問題を生じてしまう。そこで、この発明の目
的は、上述の技術的課題を解決し、原稿の排出方向を切
り換えるための切換爪が設けられた構成において、搬送
不良を起こした原稿を容易に取り除くことができ、かつ
原稿排出部の構成ができるだけ簡素化された循環型原稿
搬送装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の循環型原稿搬送装置は、搬送すべき
原稿をセットするための原稿載置板と、原稿載置板上に
セットされた原稿を搬送経路に送り出し、搬送経路に沿
って搬送する搬送手段と、搬送経路に沿って搬送された
原稿を原稿載置板上に導くための排出経路、および搬送
経路に沿って搬送された原稿を装置外へ排出する機外排
出口を有する原稿排出部と、装置本体に回動軸を介して
回動可能に支持されており、原稿排出部を覆う排出カバ
ーと、原稿排出部に設けられており、原稿排出部に送り
込まれた原稿を排出経路に進入させる循環位置および原
稿排出部に送り込まれた原稿を機外排出口から装置外に
排出させる排紙位置に回動変位可能な切換爪と、を含
み、切換爪の回動軸は、排出カバーを支持する回動軸と
同軸上に設けられていることを特徴とするものである。
【0008】請求項1記載の構成によれば、原稿排出部
に送り込まれた原稿を排出経路に進入させる循環位置お
よび原稿排出部に送り込まれた原稿を機外排出口から装
置外に排出させる排紙位置に変位可能な切換爪が、原稿
排出部を覆う排出カバーを支持する回動軸と同軸上に設
けられた回動軸によって支持されている。したがって、
これらの回動軸を異なる軸線上に設ける場合と比較して
スペースを大幅に削減することができる。特に、両回動
軸を兼用する場合には、切換爪を支持するための軸を別
途設ける必要がなく、原稿排出部の構成を簡素化するこ
とができる。
【0009】また、排出経路内で原稿の搬送不良が生じ
た場合には、排出カバーを開成して、搬送不良を起こし
た原稿を排出経路から取り除くことができる。請求項2
記載の発明は、上記排出経路は、対向する一対のガイド
部材によって形成されており、一対のガイド部材の一方
は、上記排出カバーに取り付けられていることを特徴と
する請求項1記載の循環型原稿搬送装置である。
【0010】請求項2記載の構成によれば、排出経路を
形成する一対のガイド部材のうちの一方が、原稿排出部
を覆う排出カバーに取り付けられているので、排出経路
で用紙の搬送不良が生じても、排出カバーを開放するこ
とによって搬送経路が開放されるから、搬送不良を起こ
した原稿を容易に取り除くことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態と
して、複写機用の循環型自動原稿搬送装置を例にとって
詳しく説明する。しかし、この発明にかかる循環型原稿
搬送装置は、複写機用の循環型原稿搬送装置に限られる
ものではなく、ファクシミリ装置用の循環型原稿搬送装
置、コンピュータなどに接続される画像読取装置用の循
環型原稿搬送装置にも適用することができるものであ
る。
【0012】図1は、この発明の一実施形態にかかる循
環型原稿搬送装置の内部構成を簡略化して示す正面側か
ら見た断面図である。また、図2は、図1に示す循環型
原稿搬送装置を一部切り欠いて示す斜視図である。図1
を参照しつつ図2を適宜参照して、循環型原稿搬送装置
1は、複写機本体2の上面に装着されて、複写機本体2
の上面に配置されたコンタクトガラス3上に原稿を自動
的に供給するとともに、画像が読み取られた後の原稿を
元の位置に戻すことで、原稿をコンタクトガラス3上に
再供給できるものである。循環型原稿搬送装置1は、コ
ンタクトガラス3のカバーを兼ねており、原稿をコンタ
クトガラス3上に手動でも配置できるように、奥側を中
心に上方に開くようにされている。
【0013】複写機本体2の上面手前側には、図2に示
すように、プリントキー4およびテンキー5などの操作
キーや表示部6などが配置された操作パネル7が備えら
れている。複写機本体2および循環型原稿搬送装置1に
対する操作などは、この操作パネル7を介して行う。循
環型原稿搬送装置1の上面中央には、コンタクトガラス
3に供給する原稿を載置するための原稿載置板8が備え
られている。原稿載置板8上には、たとえばA5(日本
工業規格A列5番)〜A3(日本工業規格A列3番)サ
イズの原稿を載置することができる。また、原稿載置板
8上には、原稿載置板8上に載置された原稿を原稿搬送
方向に直交する方向(原稿幅方向)に関して位置決め
し、かつ原稿載置板8上に戻されてくる原稿をガイドす
るための一対の原稿幅規制ガイド9a,9bが備えられ
ている。原稿幅規制ガイド9a,9bは、レール10に
沿って互いに近接する方向または離反する方向へ連動し
て移動するようにされており、原稿載置板8上に載置さ
れる原稿幅に合わせるように手動で操作される。
【0014】原稿載置板8にはさらに、載置された原稿
を所定のセット位置に導くとともに、セット位置にセッ
トされた原稿の搬送を開始するための2本の給送ベルト
11,12が配設されている。具体的には、図2に示す
ように、2本の給送ベルト11,12は、原稿搬送方向
と直交する方向に並列に配置されている。給送ベルト1
1の手前側には、原稿載置板8上に原稿が載置されたこ
とを検知するためのプリセットスイッチ13が配置され
ている。使用者によって原稿が原稿載置板8上に載置さ
れると、プリセットスイッチ13がオンになり、給送ベ
ルト11,12の駆動が開始される。この給送ベルト1
1,12の駆動によって、原稿載置板8上に載置された
原稿は、矢印100方向(図1における左側)に移送さ
れる。
【0015】原稿搬送方向に関してプリセットスイッチ
13の下流側には、セットスイッチ14が配置されてい
る。給送ベルト11,12は、移送される原稿によって
セットスイッチ14がオンされてから、所定時間が経過
した後に停止されるようになっている。これにより、原
稿は所定のセット位置にセットされる。また、給送ベル
ト11,12の下流側には、セットされる原稿の前端を
規制するための前端規制部材15が備えられており、原
稿が上記セット位置よりも原稿搬送方向下流側に流れ込
むのが防止されている。また、前端規制部材15は、装
置の取扱いに不慣れな使用者によって、原稿が上記セッ
ト位置より原稿搬送方向下流側に差し込まれるのを防ぐ
役割も果たしている。
【0016】このようにして原稿のセットが完了した状
態で、複写機本体2に備えられているプリントキー4が
押されると、給送ベルト11,12の上方のホームポジ
ション(図1に実線で示す位置)に待機している仕切ユ
ニット17が、セットされた原稿のサイズに応じた距離
だけ原稿搬送方向と逆方向に移動される(図1に二点鎖
線で示す位置)。仕切ユニット17には、仕切ユニット
17内に退避した非作用状態と、原稿載置板8上に戻さ
れてくる原稿の前端を規制する作用状態とに変位可能な
仕切バー(仕切部材)18が備えられている。原稿搬送
時には、仕切バー18が作用状態に下ろされて、後述す
る原稿排出部30から原稿載置板8上へ戻されてくる原
稿の前端が揃えられるとともに、未搬送原稿と搬送済原
稿とが仕切られる。
【0017】また、原稿排出部30の内部のホームポジ
ション(図1に実線で示す位置)に待機している2枚の
作用板19,20が、セットされた原稿のサイズに応じ
た距離だけ原稿搬送方向に移動される(図1に二点鎖線
で示す位置)。作用板19,20は、原稿載置板8の下
方において連結板71によって連結されており、原稿載
置板8に原稿搬送方向と直交する方向に間隔をおいて形
成されたガイドレール72,73に沿って、一体に移動
されるようになっている。
【0018】また、作用板19,20は、その移動方向
と直交する方向から見たときの形状が、原稿搬送方向に
登り傾斜辺を有する略直角三角形状の板状体である。ゆ
えに、原稿載置板8上に最初に戻されてきた原稿は、こ
の作用板19,20の傾斜辺に案内されて、その先端が
セット位置にセットされている未搬送原稿の後端にぶつ
かったりせず、その上に戻される。なお、作用板19,
20は、最初の原稿が原稿載置板8上に戻されると、ホ
ームポジションに戻される。
【0019】一方、給送ベルト12の上方に設けられた
加圧部材16が、図1に実線で示す上昇位置から二点鎖
線で示す降下位置に変位されて、セット位置にセットさ
れている原稿の先端が給送ベルト12に押し付けられ
る。そして、前端規制部材15が下方に下げられて、給
送ベルト11,12の駆動が再開されると、原稿の搬送
が開始される。
【0020】原稿搬送方向に関して前端規制部材15の
下流側には、分離ローラ21が配置されており、この分
離ローラ21に対向して分離ベルト22が設けられてい
る。給送ベルト11,12によって送られてきた原稿
(原稿束)は、分離ローラ21および分離ベルト22に
よって分離されて、その最下方の原稿のみが原稿搬送路
23に送り出される。
【0021】原稿搬送路23に送り出された原稿が、原
稿搬送路23上に設けられたレジストスイッチ24に到
達し、レジストスイッチ24がオンされてから所定時間
が経過すると、給送ベルト11,12、分離ローラ21
および分離ベルト22の駆動が停止される。このとき、
原稿の先端部分はレジストローラ25とレジスト/反転
ローラ26とのニップ位置に充分に当接しており、原稿
先端部には所定量のたわみが作られている。これによ
り、原稿が原稿搬送路23に対して斜めになった状態で
送られる、いわゆる原稿の斜め送りが防止される。
【0022】その後、複写機本体2の動作とタイミング
が合わされて、レジストローラ25およびレジスト/反
転ローラ26が回転駆動開始されることにより、原稿の
搬送が再開される。レジストローラ25およびレジスト
/反転ローラ26によって送られた原稿は、搬送ベルト
27によって複写機本体2のコンタクトガラス3上の所
定位置に配置される。このとき、原稿の一方面に形成さ
れている画像のみを読み取る場合には、そのまま複写機
によって原稿画像が読み取られる。一方、配置された原
稿の両面に形成されている画像を読み取る場合には、画
像の読取動作が行われる前に、原稿が反転させられる。
【0023】具体的には、コンタクトガラス3上に配置
された原稿は、搬送ベルト27によって反転経路28に
引き戻される。引き戻された原稿は、搬送ベルト27、
レジスト/反転ローラ26および反転ローラ29、なら
びにレジストローラ25およびレジスト/反転ローラ2
6によって反転経路28に沿って搬送されて、搬送ベル
ト27によってコンタクトガラス3上に再び配置され
る。そして、複写機による画像読取動作が行われて、原
稿の裏面に形成された画像が読み取られる。その後、原
稿が再度反転させられて、原稿の表面に形成された画像
が読み取られる。
【0024】画像が読み取られた後の原稿は、搬送ベル
ト27によって原稿排出部30に送られる。原稿排出部
30は、装置本体に回動可能に支持された排出カバー2
51によって上面および図1における右側端面が覆われ
ており、その内部には、送り込まれた原稿を原稿載置板
上に導くための排出経路32が形成されている。また、
排出経路32の搬送方向上流側端部および下流側端部に
は、それぞれ排出ローラ対31および排出ローラ対33
が設けられている。排出カバー251の下方には、下カ
バー290が取り付けられており、排出カバー251が
閉成されたときに、排出カバー251と下カバー290
との間隙によって、原稿排出部30に送り込まれた原稿
を装置外に排出するための機外排出口252が形成され
る。
【0025】原稿排出部30にはまた、排出ローラ対3
1の下流側近傍に、原稿排出部30に送り込まれた原稿
の排出方向を切り換えるための切換爪253が設けられ
ている。切換爪253は、原稿排出部30に送り込まれ
た原稿を排出経路32に進入させる循環位置(図1に実
線で示す位置)と機外排出口252からから装置外に排
出させる排紙位置(図1に二点鎖線で示す位置)とに変
位可能に設けられている。
【0026】搬送ベルト27によって原稿排出部30に
送られた原稿は、切換爪253が循環位置にある場合、
排出ローラ対31によって排出経路32に沿って搬送さ
れて、排出ローラ対33によって原稿載置板8上に排出
される。一方、切換爪253が排紙位置にある場合、排
出ローラ対31によって送られる原稿は、機外排出口2
52に導かれて、機外排出口252に関連して取り付け
られた排紙トレイ254(図1参照)に排出される。
【0027】切換爪253の機能について、より具体的
に説明する。上述したように、仕切ユニット17および
作用板19,20は、原稿載置板8上にセットされた原
稿のサイズに応じた位置まで移動される。したがって、
図5(a)に示すように、小さいサイズの原稿DS の上
に、大きいサイズの原稿DLが載せられてセットされた
場合には、仕切ユニット17および作用板19,20は
大きいサイズの原稿DL に合わせて移動される。そし
て、原稿搬送動作が開始されると、原稿載置板8上に戻
されてくる小さいサイズの原稿DS は、作用板19,2
0に案内されて、セットされている原稿DL 上に戻され
る(図5(b)参照)。
【0028】ところが、原稿DS のサイズが小さいため
に、原稿DS は原稿DL に完全に載った状態となり、原
稿DL の後端上に覆い被さらない。したがって、作用板
19,20がホームポジションに戻されてしまうと、図
5(c)に示すように、次に戻されてくる原稿DL が未
搬送原稿DL の束のなかに混入してしまい、再搬送され
るおそれがある。
【0029】そこで、このような不具合を解消するため
に、この実施形態にかかる循環型原稿搬送装置1には、
原稿排出部30に送り込まれた原稿を排出経路32に進
入させる循環位置と機外排出口252からから装置外に
排出させる排紙位置とに変位可能な切換爪253が設け
られている。これにより、たとえば小さいサイズの原稿
S が搬送されたときに、切換爪253を図1に二点鎖
線で示す排紙位置に変位させて、小さいサイズの原稿D
S を排紙トレイ254に排出する。そして、次に、大き
いサイズの原稿DL が搬送されたときに、切換爪253
を図1に実線で示す循環位置に変位させて、大きいサイ
ズの原稿DL を原稿載置板8上に戻す。これにより、原
稿載置板8上には、大きいサイズの原稿DL のみが戻さ
れることになり、戻されてきた原稿が不必要に再搬送さ
れるおそれがない。
【0030】なお、切換爪253を排紙位置に変位させ
て、原稿を排紙トレイ254上に排出する際には、複写
機によって画像が読み取られた後、コンタクトガラス3
上から反転経路28に引き戻して反転させたうえで排出
する。これにより、排紙トレイ254上に排出される原
稿は、表面が上に向いた状態で排出される。また、搬送
される原稿のサイズは、たとえば、レジストローラ25
が回転開始されてから、レジストスイッチ24がオフに
なるまでの時間に基づいて検知することができる。
【0031】図3は、原稿排出部30の構成を示す部分
斜視図である。図3を参照して、排出カバー251は、
たとえば合成樹脂によって断面逆L字状に成形されてお
り、原稿搬送方向と直交する方向に対向して設けられた
一対のフレーム255(手前側のみ図示)に回動軸25
6を介して開閉自在に保持されている。具体的には、回
動軸256が一対のフレーム255によって回動自在に
保持されており、排出カバー251は回動軸256に回
動自在に取り付けられている。また、排出カバー251
には、排出カバー251が一定の角度範囲G内で開閉さ
れるように、排出カバー251の回動を途中で規制する
規制部材298が取り付けられている。
【0032】一方、原稿を原稿載置板上に導くための排
出経路32は、対向する一対のガイド部材257,25
8によって形成されている。下ガイド部材257は、一
対のフレーム255によって挟持されており、上ガイド
部材258は、排出カバー251の内面に取り付けられ
ている。また、排出ローラ対33の一方を構成する下排
出ローラ33aは、一対のフレーム255によって回動
自在に保持されており、他方の上排出ローラ33bは、
排出カバー251に回動自在に取り付けられている。
【0033】したがって、排出カバー251を開成する
と、上ガイド部材258および上排出ローラ33bが排
出カバー251とともに変位されて、下ガイド部材25
7が露出し、排出ローラ対33のニップ状態が解除され
る。ゆえに、排出経路32内で原稿が詰まった(原稿ジ
ャム)場合に、排出カバー251を開成するだけで、ジ
ャムを起こしている原稿を容易に取り除くことができ
る。
【0034】原稿の排出方向を切り換えるための切換爪
253は、排出カバー251を支持している回動軸25
6に取り付けられている。この実施形態の特徴の1つ
は、切換爪253が回動軸256に取り付けられている
ことである。この切換爪253の構成は、図4に示され
ている。図4を参照して、切換爪253は、合成樹脂成
形品で構成されており、その全幅は搬送されうる原稿の
幅とほぼ同じに形成されている。切換爪253は、断面
形状がくさび形状に形成されており、その基端部に回動
軸256が挿通されている。また、切換爪253には、
切換爪253が揺動されたときに、その先端が図1に示
す排出ローラ対31や下カバー290に設けられて原稿
搬送路を形成するリブ(図示せず)などに干渉しないよ
うに、複数の切欠297が形成されている。
【0035】切換爪253の一方側には、切換爪253
を実線で示す循環位置と二点鎖線で示す排紙位置とに変
位させるための爪駆動機構258が設けられている。爪
駆動機構258には、爪駆動ソレノイド259と、爪駆
動ソレノイド259によって上下に揺動される揺動部材
260と、回動軸256に取り付けられたレバー部材2
61とが含まれている。
【0036】揺動部材260は、板状体262と板状体
262の上面に立設された立設部263とを有してお
り、この立設部263の上端に爪駆動ソレノイド259
が接続されている。爪駆動ソレノイド259がオン/オ
フされると、揺動部材260は軸264を中心として上
下に揺動される。一方、レバー部材261は、回動軸2
56と直交する方向に長手のレバー本体265と、レバ
ー本体265の先端から外方に向けて延びたピン266
とを有している。
【0037】爪駆動ソレノイド259がオフのときに
は、切換爪253は、自重によって先端が下方に向いた
循環位置に変位されている。この状態から、爪駆動ソレ
ノイド259がオンされると、揺動部材260の立設部
263が矢印267方向に引き込まれ、揺動部材260
が軸262を中心として回動される。その結果、揺動部
材260の板状体262の先端が上方に変位し、レバー
部材261のピン266が持ち上げられる。これによ
り、回動軸256が、図4における反時計回りに回転さ
れて、切換爪253が二点鎖線で示す排紙位置に変位さ
れる。
【0038】上述のように、この実施形態では、切換爪
253が排出カバー251を支持している回動軸256
に取り付けられているので、切換爪253を支持するた
めの軸を別途必要とせず、原稿排出部30の構成を簡素
化することができる。そのうえ、排出カバー251の回
動軸と切換爪253の回動軸とを別個に構成し、両回動
軸を異なる軸線上に配置する場合と比較してスペースを
削減できる。
【0039】また、切換爪253が回動軸256に取り
付けられているので、排出カバー251を開閉したとき
に、排出カバー251と切換爪253とが干渉しない。
ゆえに、排出カバー251の回動角度範囲G(図3参
照)を大きくとることができる。切換爪253の近傍で
原稿ジャムが発生しても、排出カバー251を開成する
だけで、ジャムを起こしている原稿を容易に取り除くこ
とができ、大変便利である。
【0040】この発明の一実施形態の説明は以上の通り
であるが、この発明は上述の実施形態に限定されるもの
ではなく、たとえば、上述の実施形態では、排出カバー
の回動軸と切換爪の回動軸とを兼用したが、両回動軸を
同軸上に設けた別個の回動軸により構成することもでき
る。この場合においても、両回動軸を異なる軸線上に配
置する場合と比較して、大幅な省スペースを達成でき
る。
【0041】この他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更を施すことが可能である。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、排出カバーの回動軸
と切換爪の回動軸とが同軸上に設けられているので、両
回動軸を異なる軸線上に配置する場合と比較して、大幅
な省スペースを達成できる。特に、両回動軸を兼用する
場合には、切換爪を支持するための軸を別途設ける必要
がなく、原稿排出部の構成を簡素化することができる。
【0043】また、排出経路内で原稿の搬送不良が生じ
た場合には、排出カバーを開成して、搬送不良を起こし
た原稿を排出経路から取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる循環型原稿搬送
装置の内部構成を簡略化して示す正面側から見た断面図
である。
【図2】図1に示す循環型原稿搬送装置を一部切り欠い
て示す斜視図である。
【図3】原稿排出部の構成を示す部分斜視図である。
【図4】切換爪を変位させるための構成を示す斜視図で
ある。
【図5】切換爪の機能について説明するための図解図で
ある。
【符号の説明】
1 循環型原稿搬送装置 8 原稿載置板 27 搬送ベルト 30 原稿排出部 32 排出経路 251 排出カバー 252 機外排出口 253 切換爪 256 回動軸 257 下ガイド部材 258 上ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 裕行 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 迫 雅浩 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 日下部 盾 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送すべき原稿をセットするための原稿載
    置板と、 原稿載置板上にセットされた原稿を搬送経路に送り出
    し、搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、 搬送経路に沿って搬送された原稿を原稿載置板上に導く
    ための排出経路、および搬送経路に沿って搬送された原
    稿を装置外へ排出する機外排出口を有する原稿排出部
    と、 装置本体に回動軸を介して回動可能に支持されており、
    原稿排出部を覆う排出カバーと、 原稿排出部に設けられており、原稿排出部に送り込まれ
    た原稿を排出経路に進入させる循環位置および原稿排出
    部に送り込まれた原稿を機外排出口から装置外に排出さ
    せる排紙位置に回動変位可能な切換爪と、を含み、 切換爪の回動軸は、排出カバーを支持する回動軸と同軸
    上に設けられていることを特徴とする循環型原稿搬送装
    置。
  2. 【請求項2】上記排出経路は、対向する一対のガイド部
    材によって形成されており、 一対のガイド部材の一方は、上記排出カバーに取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の循環型原稿
    搬送装置。
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