JPH10206990A - カメラのee試験方法 - Google Patents

カメラのee試験方法

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JPH10206990A
JPH10206990A JP9008089A JP808997A JPH10206990A JP H10206990 A JPH10206990 A JP H10206990A JP 9008089 A JP9008089 A JP 9008089A JP 808997 A JP808997 A JP 808997A JP H10206990 A JPH10206990 A JP H10206990A
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camera
circuit board
film cartridge
case
photometric sensor
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JP9008089A
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English (en)
Inventor
Yasuo Asakura
康夫 朝倉
Shinya Takahashi
真也 高橋
Akira Watanabe
章 渡辺
Kiyoshi Doi
清 土井
Tadashi Ushiyama
正 牛山
Akira Inoue
晃 井上
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IX240フィルムカートリッジ等のドロッ
プイン装填方式のため裏蓋のないカメラに対してのEE
試験を可能とする。 【解決手段】 測光センサ34を実装したフレキシブル
配線基板33をケース31内に収容する。ケース31は
ドロップイン装填されるフィルムカートリッジと類似の
外形となっており、カメラのフィルムカートリッジ室内
に挿入することができる。カメラ内に挿入した状態で、
送り軸の操作部37を回転させることにより、測光セン
サ34をカメラ内のフィルムマスク部分に位置させ、こ
の状態で、測光センサが露出光量を測定して出力するた
め、裏蓋がなくてもEE試験を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、完成品の状態のカ
メラに対して、EE精度を測定するEE試験方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】EE試験は、完成品のカメラの絞り機構
やシャッタ機構が正常に動作するか否か、さらに詳しく
は、自動露出時に所定の被写体輝度に対して所定のEE
精度が得られるか否かをチェックするために行われる。
このチェックは135フォーマットをフィルムとして用
いるカメラの場合、カメラの組み立て完成後に、裏蓋を
開けて、フィルムマスクの前方から基準となる光を照射
し、カメラを作動させて適正露出からのズレ量を補正値
としてカメラに記憶させたり、又は、適正露出となるよ
うにカメラを調整することによってなされている。
【0003】図9は135フォーマットのフィルムに対
してEE試験を行うEE試験器1を示し、基台2上にE
E調整器3と、カメラ支持機4とが対向して配置されて
いる。EE調整器3はハウジング5を有し、このハウジ
ング5内にハロゲンランプ等の光源、光源からの光を反
射するリフレクタ、検出された露出光量をデータとして
記憶するデータ書き込み手段、さらには光源やその他の
部材を制御する制御機構(いずれも図示省略)が配置さ
れている。又、ハウジング5におけるカメラ支持機4側
には、リフレクタから反射された光を均一な面光線とす
るため、摺りガラス等からなる拡散板6が設けられてい
る。
【0004】カメラ支持機4は、EE調整器3の方向に
直線的に伸びる水平ガイド機構7と、このガイド機構7
に沿って水平移動するスライダ8と、スライダ8上に取
り付けられたセンサ取付台9と、センサ取付台9上に設
けられている上下調整機構10に支持されたカメラ載置
台11とを備えている。上下調整機構10は上下調整摘
み12と、上下調整摘み12の回転中心となっているピ
ニオンに噛合したラック13とを有し、このラック13
の上端にカメラ載置台11が支持され、カメラ載置台1
1にカメラ(図示省略)が載置される。
【0005】センサ取付台9には、測光センサ15を有
したセンサ支持板14が取り付けられている。測光セン
サ15は、その受光面がEE調整器3から出射される光
の光路に臨んでおり、カメラ載置台11上のカメラ(図
示省略)のシャッタを通過した光を受光してカメラの露
出光量を検出する。この測光センサ15には、コネクタ
16を先端に有したシールド電線17が接続されてお
り、コネクタ16がEE調整器3に接続されることによ
って、露出光量をEE調整器3に出力する。
【0006】以上のEE試験器1では、完成品の状態の
カメラをカメラ載置台11に載置してEE試験を行う。
カメラは裏蓋を開けた状態で、カメラ載置台11に載置
されており、スライダ8及び上下調整機構10を調整す
ることにより、測光センサ15をカメラのフィルムマス
ク面に合わせる。そして、カメラの撮影レンズ側から照
射された一定輝度の基準光に対して露出動作を行い、こ
の露出動作によって測光センサ15が受光した光量によ
りEE精度を測定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のカメ
ラとして、フィルムカートリッジの装填を簡単に行うた
め、ドロップイン装填方式を採用したカメラが市販され
ている。例えば、IX240フィルムカートリッジを使
用するカメラでは、フィルムカートリッジ室の蓋(下
蓋)を開けて、フィルムカートリッジを挿入し、その
後、蓋を閉じるだけでフィルムが自動的にフィルムカー
トリッジから送り出されて撮影可能となる構造となって
いる。
【0008】このようなドロップイン装填方式のカメラ
では、裏蓋が不要となっており、完成品としてのカメラ
は裏面が封鎖された状態となっている。従って、外部か
らフィルムマスク面を見ることができず、裏蓋が開放さ
れることを測定の条件とした上述のEE試験器1では、
EE調整ができない。このため、ドロップイン装填方式
のカメラのEE調整は、組み立てされた完成品の状態で
は行わず、完成前の組み立て工程におけるフィルムマス
ク面が露出している段階で行う必要がある。
【0009】しかしながら、組み立て途中でEE調整を
行った場合、その後の組み立て工程でEE調整値がずれ
ることがあり、このような場合はそのままで完成品とし
て出荷される。これにより完成品としてのEE露出が保
証がないままとなり、カメラとしての機能が良好に作動
しない危惧があって好ましくない。
【0010】又、完成品となった後にEE調整をし直す
場合には、フィルムマスク面が露出してEE調整が可能
な段階までカメラを分解しなければならないと共に、そ
の後に再組み立てしなければならず、多大の時間と労力
を費やす必要がある。このことは、カメラを修理する度
に発生する問題であり、修理に時間と労力が必要となる
原因となっている。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、完成品として裏蓋のない構造
のカメラに対しても、EE試験を行うことが可能なEE
試験方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、試験対象のカメラに一定輝度の
光を与えたときの露出光量を検出することによって、カ
メラの自動露出精度を試験するEE試験方法において、
前記露出光量を検出する測光センサを電気回路基板に
実装し、この電気回路基板をフィルムカートリッジ室か
らカメラ内に挿入して露出光量を検出することを特徴と
する。
【0013】この方法では、電気回路基板をカメラのフ
ィルムカートリッジ室からカメラ内に挿入することによ
り、電気回路基板に実装された測光センサによる露出光
量の検出が行われる。従って、電気回路基板をフィルム
カートリッジ室を経由して導入するだけで、カメラのE
E調整ができる。このため、裏蓋のないカメラに対して
のEE調整が可能となる。又、裏蓋のあるカメラに対し
ては、裏蓋を開放すると共に、電気回路基板を露光開口
位置に配置することにより、測光センサによる露出光量
の検出が可能となる。これにより、裏蓋の有無に関わら
ず、カメラのEE調整を行うことができる。
【0014】請求項2の発明は、試験対象のカメラに一
定輝度の光を与えたときの露出光量を検出することによ
って、カメラの自動露出精度を試験するEE試験方法に
おいて、前記露出光量を検出する測光センサを電気回路
基板に実装し、この電気回路基板を測光ユニットのケー
ス内に収容し、測光ユニットをフィルムカートリッジ室
に挿入した後、前記電気回路基板を前記ケースから突出
させて露出光量を検出することを特徴とする。
【0015】この方法では、測光ユニットをフィルムカ
ートリッジ室に挿入した後、電気回路基板をケースから
突出させることにより、測光センサによる露出光量の検
出が可能となる。従って、上述と同様に、裏蓋の有無に
関わらず、カメラのEE調整を行うことができる。
【0016】請求項3の発明は、試験対象のカメラに一
定輝度の光を与えたときの露出光量を検出することによ
って、カメラの自動露出精度を試験するEE試験方法に
おいて、前記露出光量を検出する測光センサを電気回路
基板に実装し、この電気回路基板を測光ユニットのケー
ス内に収容し、測光ユニットをフィルムカートリッジ室
に挿入した後、前記電気回路基板を前記ケースから突出
させ前記測光センサがフィルムマスク面内に位置した状
態で、露出光量を検出することを特徴とする。
【0017】この方法では、フィルムカートリッジ室に
挿入した測光ユニットから電気回路基板を突出させ、測
光センサがフィルムマスク面に位置した状態で露出光量
を検出するため、正確なEE調整を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、ドロップインによって装
填されるフィルムカートリッジを使用するカメラ20を
示す。撮影レンズ21が取り付けられた本体22の下面
22aに蓋23が開閉自在に取り付けられ、この蓋23
に対向した本体22の内部が、フィルムカートリッジ2
4が挿入されるフィルムカートリッジ室25となってい
る。このような装填を行うことから、このカメラ20に
おいては、裏蓋が本体の裏面に取り付けられることな
く、裏面側が閉鎖されている。なお、蓋23は本体22
の一側面22bに設けられた開閉釦26を操作すること
によって、開放される。
【0019】フィルムカートリッジ24は、ドロップイ
ンによってカメラ20に装填されるものであり、例え
ば、1996年3月発行の定期刊行物「写真工業」第2
7、28頁及び1996年12月発行の同刊行物の第9
6〜99頁に記載された形状及び内部構造のものが使用
することができる。
【0020】測光ユニット30は、カメラ20のフィル
ムカートリッジ室25に挿入されるケース31と、ケー
ス31内に配置された送り軸32(図3参照)と、この
送り軸32に巻き付けられたフレキシブル配線基板33
(図2及び図3参照)と、フレキシブル配線基板33の
片面に実装された測光センサ34(図2及び図3参照)
とを備えている。
【0021】この測光ユニット30はカメラ20のフィ
ルムカートリッジ室25に挿入されることにより、カメ
ラ20のEE調整を行うものである。この場合、ケース
31はフィルムカートリッジ24の外形と略同様な類似
した外形となっており、フィルムカートリッジ24と同
様にフィルムカートリッジ室25に挿入することができ
る。この挿入によって測光ユニット30がカメラ20内
にセットされ、このセット状態でEE試験に供すること
ができる。
【0022】図2及び図3は測光ユニット30の詳細を
示す。ケース31は、半割りされた2ツの分割体31
a、31bからなり、この分割体31a、31bを組み
合わせることによって形成される。このケースはその一
部に平面部35を有し、この平面部35の先端部分に引
き出し口36が形成されている。
【0023】送り軸32は半割りされたケース31の分
割体31a、31bの中央部分に回転可能に支持されて
いる。又、送り軸32の一端側の軸端はケース31の下
面から突出しており、この突出部分が送り軸32を回転
するための操作部37となっている。
【0024】フレキシブル配線基板33は、送り軸32
に基端部分が固着されることによって、送り軸32に巻
き付けられると共に、先端部分に測光センサ34が実装
されている。フレキシブル配線基板33の片面には、銅
箔からなる配線パターン38、39が略平行に形成され
ており、この配線パターン38、39と測光センサ34
とが電気的に接続される。なお、フレキシブル配線基板
33の横幅は、カメラ20内の所定の測定位置への送り
出しをスムーズに行わせるために写真フィルムと略同一
となっていることが好ましい。
【0025】測光センサ34は厚さ150μm程度のシ
リコンダイオードチップが使用されている。この測光セ
ンサ34はアノード端子及びカソード端子を有してお
り、これらの端子と配線パターン38、39とが金、ア
ルミニウム等からなるボンディングワイヤ40によって
ワイヤボンディングされている。
【0026】又、送り軸32側の配線パターン38、3
9の端部には、半田付けパターン38a、39aが形成
されている。半田付けパターン38a、39aは絶縁保
護のためにフレキシブル配線基板33に被覆されたカバ
ーレイ44(図5参照)から露出しており、この半田付
けパターン38a、39aにリード線41が半田付けに
よって接続されている。
【0027】それぞれのリード線41は送り軸32に開
口された窓部32aに引き込まれ、操作部37から送り
軸32に挿入されたシールド電線42内を挿通してい
る。そして、リード線41はシールド電線42の先端に
取り付けられたコネクタ43に接続される(図1参
照)。この場合、コネクタ43は、図9に示すコネクタ
16と同様に、EE調整器3に電気的に接続されるもの
である。
【0028】図4は、カバーレイ44を省いたフレキシ
ブル配線基板33を示す。この基板33には、配線パタ
ーン38、39を囲み、且つ測光センサ34の実装部位
を囲むシールドパターン45が形成されると共に、配線
パターン38、39の間にも、シールドパターン46が
形成されている。これらのシールドパターン45、46
は銅箔によって形成されるものであり、それぞれのシー
ルドパターン45、46の一部には、金等の導電性金属
がメッキされることによって形成されたグランド接続用
パターン47、48が設けられている。このグランド接
続用パターン47、48は、図6に示すようにカバーレ
イ44が被覆されておらず、このグランド接続用パター
ン47、48を介してシールドパターン45、46をグ
ランドに接続することができる。
【0029】測光センサ34として使用されるフォトダ
イオードの出力電流は、被写体の輝度が低い場合、数十
ピコアンペア(pA)程度であり、外部からのノイズの
影響を極力排除しなければ正確な測定ができなくなる。
これに対しフレキシブル配線基板33では、上述したよ
うに配線パターン38、39及び測光センサ34の周囲
にシールドパターン45、46を形成してあり、グラン
ド接続用パターン47、48を介してシールドパターン
45、46をグランドに接続することができる。このた
め、ノイズを確実に排除でき、正確な測定が可能となっ
ている。
【0030】なお、シールドパターン45,46につい
ては、グランドに接続することなく、グランド接続用パ
ターン47,48を介して測光センサ34の配線パター
ン38,39のいずれか一方に接続しても良く、これに
より2本のリード線による出力が可能となる。
【0031】フレキシブル配線基板33をケース31内
に収容するのに際し、同基板33先端側の測光センサ3
4を送り軸32に巻回することが難しい場合がある。測
光センサ34が送り軸32に巻回できるだけの可撓性を
有していないためである。このような場合は、測光セン
サ34の実装部位をケース31の平面部35に位置させ
ることにより、フレキシブル配線基板33の全体をケー
ス31内に収容することができる。これにより測光セン
サ34を曲げることなく収容できるため、測光センサ3
4が損傷することがないと共に、引き出し口36から容
易に引き出すことができる。
【0032】フレキシブル配線基板33は、厚さ25μ
m程度のポリイミドフィルム等がベース49として使用
される。このベース49に対し、図5に示すように、配
線パターン38(配線パターン39も同様)及びシール
ドパターン45(シールドパターン46も同様)は、1
8μm程度の銅箔及び銅箔に胴メッキされた10μm程
度のメッキ層によって形成されている。カバーレイ44
は、これらのパターン38、45上に塗布された35μ
m程度の接着剤層及び接着剤層に接着された25μm程
度のポリイミドフィルムによって構成されている。
【0033】図5は、フレキシブル配線基板33に対す
る測光センサ34の実装構造を示す。測光センサ34の
実装部分では、銅箔からなる実装用パターン50がベー
ス49上に形成され、この実装用パターン50上に測光
センサ34がダイボンディングされている。この測光セ
ンサ34の実装部分の周囲におけるカバーレイ44上に
は、ガラスエポキシ系樹脂からなる厚さ0.3mmの封
止枠51が接着されている。封止枠51は測光センサ3
4を囲むように配置されており、この封止枠51内に透
明なエポキシ系樹脂からなる封止樹脂52を充填し、硬
化することによって、測光センサ34、ボンディングワ
イヤ40及び配線パターン38(配線パターン39も同
様)の先端部が封止されている。
【0034】測光センサ34は、半導体ウェハに形成さ
れるが、半導体ウェハの裏面を研磨して150μm程度
に薄くした後、ダイシングされて分離される。このため
薄いため、割れやすい特性を有している。これに対し
て、上述したように、封止枠51で囲み、且つ封止樹脂
52で封止した場合には、強度が付与されるため、測光
センサ34が割れにくくなるメリットがある。なお、封
止枠5として、金属を使用しても良く、金属を使用する
ことによって封止枠5がノイズのシールドを兼ねるた
め、ノイズによる影響をさらに効果的に抑制することが
できる。
【0035】図7は以上の測光ユニット30を用いて、
カメラ20のEE調整を行うブロック図であり、図9と
同一の要素は同一の符号で対応させてある。調整対象と
なるカメラは完成品の状態であり、撮影レンズ21、絞
り55及びシャッター56が内部に配置されている。
【0036】測光ユニット30は、図1に示すように、
このカメラ20のフィルムカートリッジ室25に下方か
ら挿入される。この挿入の後、送り軸32の操作部37
を手動によって、或いはステッピングモータ等の駆動に
よって回転させて、測光センサ34がフィルムマスク
(露光開口部)に位置するまで、フレキシブル配線基板
33を送り出す。これと共にシールド電線42先端のコ
ネクタ43を、EE調整器3のプラグに嵌合させて接続
する。
【0037】EE調整器3は、EE調整を行う際の基準
となる光を発するハロゲンランプ等の光源57と、光源
57から出射した光をカメラ20の方向に反射するリフ
レクタ58と、リフレクタ58で反射された光を均一な
面光線とする拡散板59とを有している。又、測光ユニ
ット30の測光センサ34と接続され、同ユニット30
で得られた出力を増幅すると共に、アナログ信号からデ
ジタル信号に変換する測光センサIF(インターフェー
ス)回路60と、測光センサIF回路60からの信号を
目的に応じてBV(輝度)値、AV(絞り値)、TV
(シャッタースピード値)、EV(露出値)に算出して
変換する出力変換手段61と、光源57の輝度をEE調
整のための調整条件に応じて制御する光源制御手段63
と、測光センサIF回路60、出力変換手段61及び光
源制御手段63を制御する調整器制御手段64とを備え
ている。
【0038】カメラのEE調整を行う際に、カメラに調
整用のシーケンスを実行させたり、調整値をカメラに記
憶させたり、カメラ20に対してその他の作動を行わせ
るカメラ制御手段65と、カメラ制御手段65、調整器
制御手段64を制御することによりEE試験器全体の制
御を行うコントロール手段66とを有している。
【0039】なお、カメラ20は、水平ガイド機構7、
上下調整機構10に支持されたカメラ載置台11に載置
されてEE調整がなされるものであり、これらの構造は
図9と同様のものを使用することができる。
【0040】次に、図8のフローチャートを参照してE
E調整の手順を説明する。カメラ20の蓋23を開い
て、フィルムカートリッジ室25を開放状態とし(ステ
ップS1)、フィルムカートリッジ室25に測光ユニッ
ト30を挿入する(ステップS2)。そして、送り軸3
2を回転させて、フレキシブル配線基板33を送り出す
(ステップS3)。この送り出しは、測光センサ34が
フィルムマスク部分(露光開口部)に達するまで行い
(ステップS4)、測光センサ34がフィルムマスク部
分に達した時点で、送り軸32の回転を停止する(ステ
ップS5)。
【0041】次に、EE調整以外の巻き上げ、レンズ駆
動、AF等の調整などの所謂、前工程での調整やチェッ
クが正しくなされてきたか否かをチェックする(ステッ
プS6)。その後、光源57からの出射光を拡散板59
を介して測光センサ34に出力することにより、カメラ
内部の測光回路の調整を行い(ステップS7)、測光セ
ンサ34の出力に基づいて光源57の輝度を調整しなが
らシャッタ56の調整(ステップS8)、絞り55の調
整(ステップS9)を行う。そして、ステップS7〜S
9の調整内容を総合的にチェックするためにEEチェッ
クを行う(ステップS10)。このチェックが完了した
後、これまでの調整データをEEPROMなどのカメラ
20の記憶手段に書き込む(ステップS11)。
【0042】その後は、送り軸32を逆回転させてフレ
キシブル配線基板33を巻き戻し(ステップS12)、
フレキシブル配線基板33の巻き戻しが完了したか否か
を判断し(ステップS13)、巻き戻しが完了した時点
で送り軸32の回転を停止する(ステップS14)。そ
して、測光ユニット30をフィルムカートリッジ室25
から取り出し(ステップS15)、蓋23を閉じ(ステ
ップS16)、EE調整を終了する。
【0043】なお、以上の実施形態では、測光センサ3
4が実装される電気回路基板としてフレキシブル配線基
板33を使用したが、電気回路基板としては、リジッド
な配線基板を使用することができる。リジッドな配線基
板の場合、送り軸に巻き付けることなく、そのままでカ
メラのフィルムカートリッジ室に挿入することにより、
測光センサ34をフィルムマスク面に位置させてEE調
整を行うものである。又、裏蓋のないドロップイン装填
方式のカメラについてのEE試験を説明したが、裏蓋の
あるカメラに対しては、その裏蓋を開放状態とすると共
に、電気回路基板をフィルムカートリッジ室に挿入する
ことによってEE試験を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明では、電気
回路基板をフィルムカートリッジ室に導入するだけで、
カメラのEE調整を行うことができ、裏蓋の有無に関わ
らず、カメラのEE調整を行うことができる。
【0045】請求項2の発明では、測光ユニットをフィ
ルムカートリッジ室に挿入した後、電気回路基板をケー
スから突出させることにより、測光センサによる露出光
量の検出が可能となるため、裏蓋の有無に関わらず、カ
メラのEE調整を行うことができる。
【0046】請求項3の発明では、フィルムカートリッ
ジ室に挿入した測光ユニットから電気回路基板を突出さ
せ、測光センサがフィルムマスク面に位置した状態で露
出光量を検出するため、正確なEE調整を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する測光ユニットとカメラとの関
係を示す斜視図である。
【図2】測光ユニットの斜視図である。
【図3】測光ユニットの分解斜視図である。
【図4】カバーレイを除いたフレキシブル配線基板の平
面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】EE試験器の全体のブロック図である。
【図8】EE試験の手順を説明するフローチャートであ
る。
【図9】従来のEE試験器の斜視図である。
【符号の説明】
20 カメラ 25 フィルムカートリッジ室 30 測光ユニット 31 ケース 32 送り軸 33 フレキシブル配線基板 34 測光センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 清 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 牛山 正 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 井上 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験対象のカメラに一定輝度の光を与え
    たときの露出光量を検出することによって、カメラの自
    動露出精度を試験するEE試験方法において、 前記露
    出光量を検出する測光センサを電気回路基板に実装し、
    この電気回路基板をフィルムカートリッジ室からカメラ
    内に挿入して露出光量を検出することを特徴とするカメ
    ラのEE試験方法。
  2. 【請求項2】 試験対象のカメラに一定輝度の光を与え
    たときの露出光量を検出することによって、カメラの自
    動露出精度を試験するEE試験方法において、 前記露
    出光量を検出する測光センサを電気回路基板に実装し、
    この電気回路基板を測光ユニットのケース内に収容し、
    測光ユニットをフィルムカートリッジ室に挿入した後、
    前記電気回路基板を前記ケースから突出させて露出光量
    を検出することを特徴とするカメラのEE試験方法。
  3. 【請求項3】 試験対象のカメラに一定輝度の光を与え
    たときの露出光量を検出することによって、カメラの自
    動露出精度を試験するEE試験方法において、 前記露
    出光量を検出する測光センサを電気回路基板に実装し、
    この電気回路基板を測光ユニットのケース内に収容し、
    測光ユニットをフィルムカートリッジ室に挿入した後、
    前記電気回路基板を前記ケースから突出させ前記測光セ
    ンサがフィルムマスク面内に位置した状態で、露出光量
    を検出することを特徴とするカメラのEE試験方法。
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